婚約者に裏切られ、貴族の身分も名誉もすべて失ったクラリーチェ。
残されたのは、占いの腕と、未来を視るための水晶玉だけ。
──涙なんて無意味。
わたくし、自分の手で幸せを掴んでみせますわ。
そう決めて占い師として生き直す彼女のもとに現れ
たのは、
皮肉にも、かつて彼女の“失脚”に一枚噛んでいた人物――
冷酷で有名な第二王子・ディラン。
「ねえ、俺の“未来”、君に視てほしいんだけど」
最初はただの興味本位。
けれど毎日のように訪れてくる彼の視線は、徐々に甘く、熱を帯びていき……
「クラリーチェ。水晶玉に映ってた顔、君だったよね。
あんなに乱れた顔、俺だけに見せて」
過去の屈辱と痛みを抱えながらも、
“もう二度と恋なんてしない”と誓った彼女の心が、
意地悪な王子にゆっくりほどかれていく――
これは、
かつて見下され、捨てられた少女が、
“運命すら占い直して”幸せをつかみ返す物語。
ざまぁと溺愛、そして蕩ける未来へ。
占い師クラリーチェの恋の行方は――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 21:43:23
48493文字
会話率:43%
最低最悪の婚約者に、家も名誉も未来も奪われそうになった伯爵令嬢――メアリ。
彼女が選んだのは、「爵位の返上」という、誇りを手放す選択だった。
頼れるのは、亡き父の旧友・ベルトレイ侯爵のみ。
そのつてで、王立魔術研究塔へと“雇用”という形で
匿われたメアリは、魔術研究塔の主任を務めるグレイのもとで助手として勤めることに。
優しさに戸惑いながらも、少しずつ研究塔での生活に馴染んでいったメアリは、次第にグレイに惹かれていく心に己の立場に重ねて思い悩む。
それに、初対面だと思っていたグレイはなぜだかメアリのことを”知っている"ようで――?
これは、記憶の片隅に置き去りにされた約束、失ったものを取り戻す物語。
・ストーリー重視寄り、R18は後半に入ります。一部未遂描写あり。
・描写は弱めですがヒーロー以外とヒーローが無理やりやらかす未遂描写があります。苦手な方はご注意ください。
・未遂は『*』、R18は『**』がタイトルにつきます。
※「残酷な描写あり」は保険です。
※このお話はフィクションです。実在している団体や人物、事件は一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 20:10:00
151132文字
会話率:40%
「婚約したんだ」ある日、ずっと好きだった幼馴染が幸せそうに言うのを聞いたアレックス。相手は、背が高くてきつい顔立ちのアレックスとは正反対の、小さくてお人形のようなご令嬢だった。失恋して落ち込む彼女に、実家へ帰省していた「恋多き悪女」として社
交界に名を馳せた叔母から、王都での社交に参加して新たな恋を探せばいいと提案される。「あなたが、男を唆す恋多き悪女か」なぜか叔母と間違われたアレックスは、偶然出会った大きな男に恋愛指南を乞われ、指導することに。「待って、私は恋愛初心者よ!?」恋を探しに来たはずなのに、なぜか年上の騎士団長へ恋愛指南をする羽目になった高身長のヒロイン、アレックスと、結婚をせかされつつも、女性とうまくいかないことを気にしている強面騎士団長、エイデンの、すれ違い恋愛物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 20:02:01
115462文字
会話率:50%
婚約者の浮気が発覚し、婚約を解消した騎士団の事務官エリカ。傷心旅行と称して一ヶ月の有給休暇を申請した帰り道、ふらりと立ち寄ったいつもの店で一人飲んでいると、派手な格好の男に声をかけられて。
タイトル通りの短編、隙間時間にどうぞ。
最終更新:2024-10-28 06:10:43
15089文字
会話率:49%
田舎の領地で暮らす子爵令嬢ユフィールには、十八歳の頃からアレクという歳下の婚約者がいた。七年前に一度顔を合わせたきりのアレクとは、手紙のやりとりしかしたことがない。そんな彼から、騎士学校を卒業し成人を祝う祝賀会が催されるから参加してほしいと
の招待を受け、王都へとやってきたユフィール。そしてふらりと立ち寄った本屋で偶然手にした恋愛小説を見て、溢れるように自分の前世を思い出した。
高校教師を夢見た自分、恋愛小説が心の拠り所だった日々。その中で出会った、あの背の高いいつも笑顔の彼……。それ以来、毎晩のように夢で見る彼の姿に次第に惹かれ始めるユフィール。前世の彼に会えるわけがないとわかっていても、その思いは強くなっていく。
こんな気持を抱えてアレクと婚約を続けてもいいのか悩むユフィール。それでなくとも、自分はアレクよりも七つも歳上なのだから。
そんなユフィールを、アレクは深い愛情で包み込む。
「なぜ僕があなたを逃さないのか、知りたくないですか?」
歳上の自分に引け目を感じ自信のないヒロインと、やっと手に入れたヒロインを絶対に逃さない歳下執着ヒーローの、転生やり直し恋愛物語。
途中シリアス展開ですが、もちろんハッピーエンドです。
※タイトル変更しました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 09:56:45
122541文字
会話率:46%
執着激しい王弟殿下×ひねくれ毒舌呪い師
国中の憧れの人・王弟殿下が恋に落ちたのは、嫌われ者の呪い師――しかも、それは呪いのせい!?
呪い師リアンの下に、王弟アイゼルが訪れる。
アイゼルは呪いをかけられ、聖女への恋心を無理やり植え付けられて
いた。その呪いを解いてほしいというのだ。
「解呪は可能だ。7日かかる」
すると、聖女は明日、彼との婚約を正式にするつもりだという。
急を要する中、リアンは応急処置として、呪いの内容を書き換えようとするが――ミスによって、その対象はリアンになってしまうのだった!
「前から君のことが好きだった」
「(呪いの効果すげぇ……記憶まで書き換わってるし)あっはっは、俺は大嫌いだぞ」
アイゼルに熱烈に口説かれ、リアンは困惑しつつも、得意の毒舌でかわそうとする。
一方、聖女は王弟をリアンに奪われたことで、怒り狂っていた。
7日で逃げたい呪い師 vs 逃がす気ゼロの王弟殿下――呪いから始まる、すれ違いと執着愛ファンタジー!
※ pixivにも掲載しています。
※ 本編:切なめシリアス。
番外編:トラブルメーカーなリアンがあれこれやらかすので、アイゼルからお叱りを受けるというコメディ路線(お仕置きプレイ&言葉責め)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 20:00:00
115424文字
会話率:36%
わたくしは人ではありません。わたくしは虫。ただの虫ですわ。
だから、繁殖をしなければなりません。どんな生き物も、そうでしょう?住むところを準備して、食事をとり、子孫をつなぐのです。
わたくしとわたくしのかわいい娘達と、かわいいオス達のお話し
ですわ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 17:00:00
41204文字
会話率:43%
執着攻め×ちょろい受け
先輩に会う度にマナーを厳しく指導されてしまう、庶民感覚な子爵令息カヴィラ。
彼には悩みがあった。顔も名前も知らない若き伯爵に求婚されてしまったのだ。うだうだ悩んでいたら、顔合わせの当日になってしまった。
婚約
するかも……なんて、クロル先輩には絶対バレないようにしないと───。
「なんだと!? それはどこのどいつだ? 知っている情報を全て吐け」
即バレてしまった!?しかもなぜだか怒っていらっしゃる……!? 顔合わせに行くなってどういうこと!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 21:36:33
14981文字
会話率:50%
宮廷に勤めるαの俺は、仕事の都合で人付き合いが多い。
だがそのせいで、“偉い人と一夜を共にした”という根も葉もない噂が立ってしまった。
当然、それを耳にした婚約者は静かに激怒。
呼び出された俺は、言い訳も許されず、“お仕置き”される羽目にな
る。
そんな執着年下α×やらかし年上α”のひととき。
※前作あり:https://novel18.syosetu.com/n1729kn/
※今作からでも読めます。
※性描写あり
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 14:34:01
7055文字
会話率:37%
伯爵家に生まれたαの俺は、14の頃に見た“至宝”と呼ばれるΩの王子に初恋を拗らせたまま大人になった。 その王子は、政治の都合で獣人の国へと嫁ぐことになる。 初恋の人を失った俺の前に現れたのは、侯爵家の四男であり、優秀な補佐官でもあるαの男だ
。
突然求婚され流されるままに婚約を結んだ。
そんな年下執着α×年上拗らせαの一夜。
※性描写あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 23:35:23
6553文字
会話率:34%
【残酷、暴力表現あり】辛い環境に立たされ続けた伯爵夫人が、少しずつ困難を乗り越え、精神的に自立して幸せに生涯を終える話。
最終更新:2025-05-30 12:46:44
2909文字
会話率:35%
【残酷、暴力表現あり】
タイトルのとおりです。
頭がお花畑の公爵令嬢ビッチーナが、婚約者のヒイロウ王太子に婚約破棄をされそうになったのだが………全ては、もうとっくの昔に、手遅れだった、というだけのお話。
コメディと見せかけての、ダーク、シリ
アス。
暴力表現あり、閲覧注意。バッドエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-23 20:16:16
6578文字
会話率:11%
▶︎2025/5/29コミックス1巻発売
▶2025/2/1~講談社Palcyにてコミカライズ開始(漫画:大川なぎ先生)
▶︎2024/10/1 角川ビーンズ文庫様より②巻発売
▶︎2023/11/1 角川ビーンズ文庫様より書籍発売
※本
編完結済。二章完結済。たまに番外編追加。
【契約偽装結婚から3年後にようやく絡まり始める、ワーカーホリック二人の事情】
30年前の現国王の純愛?により始まった、この国の「恋愛至上主義」。
全ては「愛する人ができた」の一言で婚約破棄や離縁すら当たり前のように行われるこの風潮に嫌気がさした侯爵令嬢クリスティーヌは、女好きな婚約者や父親に一泡吹かせるために【偽装恋愛】の相手を探しに夜会へ。
ところが意気投合した相手から【偽装結婚】を持ちかけられ……。
結婚しても顔を合わせることなく、お互い仕事に精を出し(激務)早三年。
気付けば昇進を続け、長らく空席だった「宰相室専任補佐官」になってしまったのですが、その宰相……夫なんですけど!?
▶︎成長していく妻を遠くから?見守っていたが突然甘やかし始め逃げ場すら与えない悪巧み宰相(帰る暇なし夫)と、激務だけど仕事が楽しいのに気付けばデロデロに甘やかされて逃げ場もない変装地味文官(爆睡する妻)。
※仕事ばっかりしててラブが遅い。
◇2023.5月〜11月『年間ランキング1位』応援ありがとうございます!◇
◆書籍版はWEB版と大きく異なる部分があります。◆
◆カクヨムにも一章を掲載しています(改稿・加筆)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 20:18:19
255757文字
会話率:30%
王太子の一年限定の『婚約者選び』の最中。二か月が経った頃、集められた婚約者候補の末席で王太子に見向きもされない伯爵令嬢リーゼロッテは、隣国の姫君から「媚薬を作れ」と脅される。とりあえず作ったものの、出来上がったのは……絶倫鬼畜王子!?
最終更新:2025-01-19 11:26:04
12811文字
会話率:29%
▶︎2024/8/29小説(紙・電子)発売(講談社Kラノベブックスf)
▶︎2024/8/30コミックス3巻発売
▶︎2024/2/29コミックス2巻発売
▶︎2023/8/30コミックス1巻発売
▶︎2023/30〜コミカライズ講談社Pa
lcyにて連載中(漫画:桐島りら先生)
【番外編追加 全5話+番外編(たまに追加します)】
結婚して二年目の朝。
寡黙な夫が実は私が好きなわけじゃなかったと呆然としたその日、私は交通事故で命を失った……という前世(現代日本)の記憶を思い出した、アメリア・プロウライト伯爵令嬢(金髪美少女18歳)。
初めての夜会でいきなり銀髪の美形に腕を掴まれ……よく見れば、夫!?顔が違うのになぜか夫だと確信できる。いやいや、あなた、私のこと好きじゃなかったですよね?今世は関わらないでいきましょう!ね!
そんな前世無表情で寡黙な夫が、今世はグイグイ来て、微笑み膝に乗せ愛をささやく。ちょっ、夫よ、どうした!?
あまりのキャラ変に、私対応できませんからっ!?
自分が天才じゃなかろうかと思っていたのに、実は前世の記憶の恩恵だったと気付いた自尊心粉々にされている伯爵令嬢(妻)と、無表情で寡黙なはずなのに、キャラ変・溺愛づくしの公爵子息(夫)のお話。
※同じタイトルのなろう版は本編大幅加筆。ストーリー・キャラが追加されてます(番外編更新はムーンのみ)
https://ncode.syosetu.com/n2981hw/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 17:39:30
74448文字
会話率:24%
非の打ち所がないほどの完璧な淑女である公爵令嬢のソフィア・ロベールは国民から多く支持される完璧な王太子であるアルベラール・ヴェルレントとこの度めでたく結婚を果たした。
国中では仲の良い、似合いの二人として知れ渡っているがそんな二人は幼
い時からお互いが政略結婚だと言うことを理解していたので、本心を見せることなく適切な距離で割り切った関係を築いてきた所為仮面夫婦と言うものであった。
結婚後も仮面夫婦のままだが、世継ぎのためにすることはするだろうと思っていた初夜、何故かとてつもなく甘い雰囲気で抱かれてしまい、戸惑うソフィアだったが王太子妃としての重大な役割をやり終えたと安堵していた。
しかし、目的を果たした筈なのに何故か次の日からも毎日寝屋へとやってくるアルベラール。
義務だけで抱かれるのだと思っていたのに、ものすごく求められても頭も身体もついていけませんっ!
『私に関心がないはずの婚約者が初夜からものすごく求めてくるんですが』の続編となっています。
よければ短編の方も読んでみてください。
※第二章より妊娠に関する話が出てきます。人によっては不快になるかもしれませんのでご注意下さい。
※誤字報告ありがとうございます!
気をつけているのですが至らなくてすみません!
いつも助かっています!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 17:00:00
106129文字
会話率:33%
公爵令嬢のソフィア・ロベールは領民からの人気も高く、非の打ち所がないほどの完璧な淑女であった。そして、彼女の婚約者であるアルベラール・ヴェルレントも同じように国民から多く支持される完璧な王太子であった。
そんな二人は幼い時から婚約が決
まっており、お互いが政略結婚だと言うことを理解していたので、本心を見せることなく適切な距離で割り切った関係を築いてきた。結婚後も仮面夫婦のままだが、世継ぎのためにすることはするだろうと思っていた初夜。
何だか思っていたのと違うんですが?!
義務だけで抱かれるのだと思っていたのに、ものすごく求められても頭も身体もついていけませんっ!
12/8日間総合短編2位
12/9日間総合短編2位、週間5位
12/10週間相互3位頂きました!
本当にありがとうございます!
すごくびっくりしましたがこれも読んでくださる皆様のおかげです!本当にありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 00:18:25
9454文字
会話率:37%
気がつけばラシェル・フォン・セウグになっていた俺。
ある双子を庇って負傷した結果、記憶喪失になった呈でなんとか情報収集しつつ、せめてセウグ夫夫の自慢の息子を演じるよう決意を新たにしていると、何故か庇った双子が婚約者になっていた。なんとか穏便
に婚約破棄を目指そうとするのだが、双子は意外と手強く色々巻き込まれたりして……。
1話1笑いならぬ1くすりを自らに課した異色のコメディーBLです。
誤字報告ありがとうございます。いつも助かっております<(_ _)>
キャラの名前についてですが、◯◯・ここ・◯◯の
ここ部分ですが兄弟でも異なっているのは独自ルールによるものです。洗礼名みたいなもんだと思ってください。
執筆優先や多忙によりコメント返信が遅い場合が多々ありますが、ちゃんと全て目を通してます。
創作の糧兼癒しです。
※そして最後に皆様へのお願いです※
ちょっとした注意喚起です。
個別メッセージ等にてキャラへの誹謗中傷、皮肉や人に嫌な思いをさせかねない文言を書き連ねるような行為はどうか控えていただきますようお願い申し上げます。並びに携帯やパソコンを通した先には機械やサンドバッグではなく必ず人間がいる事をご理解くださいませ。
私個人は物語は作者が楽しく書き、読んでくださる方にも楽しんでいただけたらと考えております。が、全ての人に当てはまるものではないことも理解しております。もし合わないなと感じましたら、どうかバックして他の神作家様方の作品で癒されてください。
最後に、そういった方々が少しでも平穏なお心で過ごせますよう草葉の陰から祈っております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 17:00:00
504629文字
会話率:45%
【書籍化】
この度、新書館様から書籍化しました。
https://www.shinshokan.co.jp/book/b661718.html
現在発売中です。よろしくお願いします。
――――――――――――――――――――――――――――
――
子爵家の三男坊で、騎士団に勤めるシュルツアイン・オークランスは、幼馴染みでもありビジネスパートナーでもある伯爵家次男バルドエッド・バイハンとの婚約を王家に申請していた。
が、なぜか申請は受理されず、美貌の公爵家次男との縁組みを王家お膳立てで進められた。
因みに子爵家とは言え実家は裕福。両親は高位貴族の社交が好きではない為、再三の陞爵の打診も辞退しているほど。
加えて本人は王都の騎士団勤め。尚且つかなりの収益を上げる副業も経営している。
本人も家族である子爵家も、高位貴族との縁を取り立てて望んだこともなく。
そして、相手である美貌の公爵家子息には会ったこともない。
是非にと望まれて…という印象を感じさせる表現の打診だったし、相手の家格が高い上、王家お膳立てという事で拒絶しきれない立場。だから流されるまま結婚した。
が、婚約も結婚も書面上のみで、未だ一度も『旦那様』である侯爵令息とは面識もなく、手紙もなしのつぶて。
どう考えても令息にとっても気乗りのしない婚姻だったのだろうと思われる。
その上、公爵家の家族からも一切の接触もなく、完全無視。
令息を良く知る貴族からは理不尽な蔑みをぶつけられ…。
つまりは、誰からも祝福はされていない。
じゃあ、なぜ元々の幼馴染みとの婚約を諦めなければならなかったのか。
俺が望んだわけじゃねえよ、とやさぐれて…からの離縁してやるぜ!…という決意と、離縁までの道。
攻め目線(主人公は攻め)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 00:00:00
280480文字
会話率:18%
●高2の9月、笹塚 棗 (Ω)のクラスに編入生がやってきた。王子然とした彼の名は四乃森 要 (α)、4年前に棗の元を離れ海外留学した棗の内密にしていた婚約者である。
要は今だヒートを起こした事のない棗と番うために日本へ戻ってきたのだと言い、
Ωと公言していなかった棗をクラスメイトの前で婚約者であると宣言し翻弄する。棗の初めては自分のもので、要は小さな頃からずっと棗と番になる日を夢見てきた。この話は、そんな2人がヒートを経て番になり結ばれ家族になる物語です。甘やかし甘やかされ愛されるαとΩの話です。
●本編は2人が番になるまでのお話で完結済み。
○過去編は要と棗の出会いから要が留学までのお話で完結済み。
●番外編は本編の直ぐ後から三年に上がるまでのお話で完結済み。
○二部『王子様は婚約者と家族になりたい』は、3年に進級してからのお話です。要に執着するΩが現れたりと事件も起こるのでラブラブのみで止めたい方は番外編まででストップして下さい。完結済み。
●小話の方で二部エピローグの少し前のお話を連載。その部分は完結済み。
○番外編入籍のその後は二部を補完するお話で完結済み。
●三部は妊娠から出産までの話で完結済み。
○四部は出産して四人家族になってからのお話になります。
◎男性の妊娠や出産、子育てに嫌悪のある方は二部まででストップするようお願いします。
●オメガバース設定に独自設定を加えて使用しています。
性行為の描写があれば★や☆をつけています。閲覧にはご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 23:59:40
1403493文字
会話率:45%
◆ 王子様は婚約者と番いたいの小話を集めたものです。
◆ X活動報告にアップした小話の幾つかを拾い上げ、気まぐれに加筆したものや、本編に乗せるには時系列的に微妙な小ネタをまとめています。小話なので、一本が千文字に満たないものもありますし、
本編にはちょっと…みたいな内容があるかもしれません。好きに書き散らかしている感が否めませんので、広い心を持って上記を御了承の上でお読み下さいませ。
◆ 作中に性行為の描写が含まれる場合は★又は☆が付きます。お気をつけてお読みくださいませ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-24 21:06:31
347984文字
会話率:48%
特異体質って、厄介だ。俺は大いにそれに苦しめられてきた。嗅覚過敏症。他人のフェロモンを強く感知してしまう俺の体質はαとして致命的だった。他人のフェロモンが臭すぎて耐えられない。
『俺は一生Ωとは恋に落ちれないかもしれない』そんな風に恋も番も
あきらめかけていた俺に転機が訪れる。そこに居たのだ。神様の悪戯みたいな存在が。
『運命だからと言ってドラマチックじゃないαとΩの話』の雅巳の弟のお話です。世界線は『王子様は婚約者と番たい』と同じになっています(そちらの2人は出てきません)。
○一部 本編になります。保視点。
●二部 24話【噛み跡】~25話【俺は一生Ωとは恋に落ちることはない】の間のお話になります。雅成の視点で話が進みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 23:00:00
95197文字
会話率:40%
涙が落ちる。
涙は彼に届くことはない。
彼を想うことは、これでやめよう。
何をどうしても、彼の気持ちは僕に向くことはない。
僕は、その場から音を立てずに立ち去った。
僕はアシェル=オルスト。
侯爵家の嫡男として生まれ、10歳の時にエドガ
ー=ハルミトンと婚約した。
彼には、他に愛する人がいた。
世界観は、男性しかいない世界です。男性妊娠ができる世界です。
他サイト様に約1年程前に投稿したものです。多少手直しをしてあります。
なろう様は初投稿になります。
誤字報告ありがとうございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 21:30:00
19601文字
会話率:37%
第三王女の侍女リィリーナの婚約者ファランドに愛する人が出来た。ファランドを愛するが故に別れを決意するリィリーナ。
シリアスちっくなのは最初だけです。
ありきたりな勘違いもの。
ハッピーエンドでしかありません。
最終更新:2012-03-28 18:22:03
16783文字
会話率:11%
シルフィ・リンディアは、王太子リュクシアス・イスタニアの生まれた時からの婚約者である。
リュクシアスは、表向きは品行方正で慈愛に満ちて優しく穏やかで品格のある完璧な王太子だと、評判だった。
けれど、シルフィだけは彼の本当の顔を知っている
。
なぜならシルフィは、リュクシアスに少しずつ、丁寧に、長い時間をかけて快楽を教えられてきたからだ。
学園で同じ時間を過ごすようになり、リュクシアスの嫉妬と執着はさらに苛烈さを増していき──。
ともかく溺愛調教えろが書きたい。そんな話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 17:29:41
44712文字
会話率:31%
ジルコニア・ミーガンは王太子クリスの婚約者である。
ジルコニアの両親の仲は冷めきっており、父は愛人を家に連れ込み、亡くなった母もまた浮気をしていた。
幸せな家庭に憧れていたジルコニアだが、浮気をしていた母の噂やジルコニアの華やかな見た目も
相まって、男好きという根の葉もない噂が流れていた。
王太子クリスはそれを信じた。
その上ジルコニアの友人であるリーリアに心変わりをした。
ジルコニアはクリスに真実の愛を見つけたと言われて婚約破棄されてしまう。
失意の中、ジルコニアに結婚の申し込みが届く。
竜殺しと恐れられている、シグルディス・ファスタール辺境伯からである。
ジルコニアは救いの手を差し伸べてくれたシグルディスに想いをよせる。
だが初夜の日、シグルディスはジルコニアに「夫婦になる必要はない」と告げる。
生涯夫は一人がいい、これが最後のチャンスだと決意をしたジルコニアは
噂通りの『魅惑の毒婦』を演じることにするが──。
強面の英雄29歳純情童貞と、麗しの生真面目公爵令嬢19歳があれやそれやを経ていちゃらぶ夫婦になる話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 20:25:07
51861文字
会話率:32%
公爵令嬢リュミエルは王太子ワイアットの婚約者だった。
けれど、隣国から留学してきた姫、アイリーンとワイアットは恋仲になり、リュミエルは婚約の白紙を言い渡される。
両親からも見限られたリュミエルは、公爵家からも、公爵令嬢という立場からも逃げる
ことにした。
以前から目をつけていた王国の外れにある古びた屋敷に住むことにする。
婚約破棄された後の二年間で、リュミエルは金を貯めて屋敷を買い取り出奔の準備をしていたのだ。
何もかもから解放されたリュミエルが、古めかしい屋敷で暮らしはじめると、ある異変に気づく。
夜になると、どうにも──はしたない夢を見るのである。
幽霊とのあれそれを、幽霊姦って言うのだと最近知りまして、どうしても書きたくなりました。
公爵令嬢と、訳あり幽霊の話です。
他サイト様でも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 08:17:02
113656文字
会話率:35%
バラに囲まれたお城の庭園。
緊張で恥じらいながら殿下を待つのは婚約者の美少女……ではなく、女装した兄のエルフェンリ―トだった!?
どうしてこうなった!!
コスプレ好きの男子が乙女ゲーの世界に異世界転生。
妹が断罪されないように奮闘する日々
をお届けします。
残酷な表現・R18は保険で付けただけでどちらも出てこない、ほのぼのテイストの予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 05:00:00
68125文字
会話率:32%
国一番の魔術の使い手である父についで、国に仕える魔術部隊員の私、レイナ・レオナール。外向きには完璧すぎて、感情を表さない二人の王子に外堀を埋められ、二人の婚約者になっていることを知らず、正式に婚約。
それからはあっという間に心身とも溺愛(他
人からすれば、そうらしい)されて日々過ごしています。
そんな私の日常の記録です。
5月28日に更新しました。
いったんしばらくお休みです。
『選ばなくていいの?〜二人に弄ばれる(もてあそばれる)私』
https://novel18.syosetu.com/n9215gx/
こちらの続きです。
読んでおくとよりお楽しみいただけるかも?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 00:00:00
699367文字
会話率:28%
「宗くん、また大きくなった?」場所は夜の六本木、とあるクラブ内にて――にこっと男に笑い掛けるのは龍堂撫子(34)。そして彼女の瞳を真っ直ぐに見つめてご機嫌になっているのは熊井宗一郎(30)だった。体も愛情も大きな宗一郎は大好きな撫子と許婚の
関係にあったのだが……。
――これは暴対法が意味を為さなくなった世の中の話。
バブル経済期を過ぎ、強化された筈の暴対法がこんなにも早く崩れるとは誰も思ってもみなかった。反面、秩序の消えた繁華街には不法滞在の外国人が溢れかえり、それは地方都市にまで及んでいた。容赦のない暴力、略奪、そのカネは一体どこに流れているのか。息を潜めながらも社会の裏側に未だ存在していた日本の暴力団組織は業を煮やし、一つの大きな連合を立て……。
◇ ◆ ◇
奥手な撫子とBIG LOVE宗一郎のお試し同棲生活から始まる王道婚約騒動ストーリーです。
(R18シーンには※)
(アルファポリスにも掲載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 21:00:00
135757文字
会話率:43%
『本編完結済み、2024/06/06 番外編完結』
人の子である犬飼すず子(30)と神に仕える猫の神使の頂点である“猫王”三条国芳。それぞれに持つ匂いは惹かれあい、そして重なり、優しくとろけるように混ざり合う。
――猫を吸うはずの人間が逆
に猫に吸われ、さらには番になって欲しいと頼まれてしまう“逆、猫吸い”譚な異世界転移和風ファンタジー小説。
ざまぁも無いし悪役令嬢も婚約破棄をしてくる酷い男もいない、ただひたすらに互いを思いやる、そんな一途でやさしくてちょっぴり艶のあるお話です。
(R-18シーンタイトルには※マーク)
(アルファポリス、pixivにも掲載)
(魔法のiらんどには全年齢版を本編のみ掲載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-06 12:00:00
162143文字
会話率:34%
婚約破棄された伯爵令嬢・レイナは、王子とその「自称ヒロイン」の公開断罪を、冷静に受け入れた――いや、むしろ内心大喜びだった。
自由を手に入れたレイナが次に出会ったのは、変人と名高い天才侯爵様。なぜか彼から猛烈な溺愛求婚が始まって……!?
「君がいい。契約結婚でも構わないから、今すぐ結婚してくれ」
「……私、今しがた婚約破棄されたばかりなのですが」
婚約破棄から始まる、予測不能な溺愛ラブコメディ。
策士な令嬢と、ちょっとズレた変人侯爵様の恋の行方は――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 22:00:00
11053文字
会話率:42%
ニナの父が連れてきたのは恐怖を支配する継母とその娘イリナ。
幼いイリナは婚約者の心がわりを恐れて義姉を妬み、嘘を吹き込んで継母を激怒させた。その日からニナは使用人へと落とされ、激しい折檻を受ける。
暴力と精神的な虐めは日々粘着度を増し、長い
年月をかけてニナは感情と言葉、色を失っていく。そうして最後の日、ニナは不運にもイリナの連れ込んだ男を死なせてしまう。死を予感したニナはとうとう屋敷を逃げ出した。
一方、共に暮らすことのなかったイリナの兄エドヴァルドは主人の命令で嫁取りをすることに。誰しも敬遠する容姿のエドを怖がらなかった義妹と話した一夜が忘れられず、ダメ元でふらりと会いに来る。
死を目前にした人形のニナと義兄との再会は、大きな渦を巻き始める。
※しんどい人向けではありません。前半は折檻シーンが多々入りますのでご注意下さい。
※全19話+R18番外編です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 15:23:50
103428文字
会話率:45%
6歳年下のツガイがいることはわかっている男爵令嬢サエ。出会えるのかもわからないツガイの誕生から邂逅を待ち望んだ18年後、いき遅れた彼女を平民貴族のマイロが婚約者にする。結婚を目前に控え、マイロと身体を重ねた直後、ツガイの男が現れる。
最終更新:2024-04-23 21:05:21
17603文字
会話率:50%
絶対に側妃になりたくない高学歴モテない侯爵令嬢アンジェリカと、彼女を絶対に側妃にしたい隣国第四王女を婚約者に持つ王太子ロイ。ふたりは幼馴染。幼少期にロイがプロポーズをするも、アンジェリカが泣いて逃げ出した過去がある。互いにトラウマになった出
来事だけど、成人後いよいよ王女の登場を期に再び関係が動き出す。
大学を卒業したアンジェリカが国の事業に携わる事になると、公爵様から言い寄られたり、城にお泊りすることになったり、酔っぱらったり…ロイがあの手この手で側妃を拒むアンジェリカの心を手に入れようと足掻くけれど、面倒臭がりの恋愛処女はなかなか王太子にはなびかない。
だけど、アンジェリカも王女の出現で心が揺れ動いていく。
側妃にはなりたくないけど…
拗らせ執着王太子と勉強オタク令嬢が素直になるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-13 10:00:00
120634文字
会話率:53%