王都の片隅、かつて「記録管理所」と呼ばれていた地下室で、ひとりの女が静かに暮らしている。
名前はアリエル。元記録官。
誰にも触れられず、誰にも必要とされず、ただ穏やかに朽ちていくだけの時間。
そんな彼女の“壊れた部屋”に、ある日突然、見知
らぬ少女が落ちてきた。
言葉を選びすぎる女と、沈黙に耐えすぎた少女。
ふたりの生活は、やがて呼吸のように重なっていく。
愛と呼ぶには未熟で、共依存と呼ぶにはあまりに静かな、
ひとつの“関係”の記録。
「優しさは、わたしにとって暴力だった」──
名前を呼び合うだけの関係が、世界のすべてになったとしても。
誰にも記録されず、誰にも理解されなくても。
わたしたちは、それでも同じ場所にいる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 10:53:49
13973文字
会話率:26%
【標本室に記録されたのは──少女たちの快楽だった】
セレフィア魔導院の禁足領域「標本室」。
そこに封じられていたのは、強すぎる魔力に感応し、理性を失うまで愛された少女たちの、“絶頂の記録”──そしてその“再演”。
新人観測士イレナは、自
身の記憶に空白を抱えていた。
標本装置に触れた彼女の身体に、“誰かに抱かれ、イかされた快楽”が再生される。
見えない相手、触れられていないのに濡れる身体。
それは他人の記録ではなく、自分自身が“標本にされた過去”だった。
魔力共鳴による追体験。羞恥と快楽、記憶と愛。
これは、「忘れられた絶頂」が、いま身体に刻み直される物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 16:41:28
25244文字
会話率:6%
わたしはずっと、彼女の手に触れるのが怖かった。
声にならない感情が、熱となって、
ふたりの距離を、すこしずつ、溶かしていく。
小さな部屋と、白い肌と、指先の沈黙。
それは愛か、赦しか、それとも、孤独の分け合いだったのか。
これは、名も
なき恋が音を持つまでの、透明な日々の記録。
百合/再生/情緒/官能
そっと触れて、ゆっくり読んでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 07:31:34
12873文字
会話率:18%
「俺が産みます」
ベータの発言に騎士団長室がしずまりかえった。無言のアルファの騎士団長に代わり、年かさの騎士が訊ねる。
「しかし、君はベータでは?」
「新薬が開発されてベータでもオメガに転換して妊娠可能になって数年なのはご存じでしょう?」
「し、しかし、君はベータではあるが優秀な魔法騎士で、三男とはいえ侯爵家の……」
「どうせ俺は“なりそこない”ですから問題ありませんよ」
ベータは騎士団長の優秀な片腕ではあるが、ベータであった。名門貴族の子弟は優秀なアルファか子孫を残し政略結婚の手駒としてのオメガがもとめられる。
いくら優秀であっても、平凡なベータは求められないのだ。ベータの“なりそこない”という言葉に貴族階級ばかりの騎士達は沈黙する。
そして騎士団長は平民出身でありながら優秀なアルファであり、その剣と魔法一つだけでここまで成り上がった。
その優秀な血を残せと国王に命じられるほどに、さらには相手がいないというならば、オメガである第三王女を娶れという雰囲気になっていた。オメガらしい美貌を誇る王女だが、その性格は大変悪いと評判の……。
「お前はそれでいいのか?」
沈黙していた騎士団長が聞く。
「はい。できれば妊娠中の産休期間も業務として有給を認めていただけるならば」
「もちろん“重要な任務”だ。許可しよう」
「ありがとうございます」
こうして、二人の契約結婚ならぬ、契約出産はなりたった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 21:20:00
24081文字
会話率:43%
蘇芳財閥、鷹宮財閥、有賀峰(ありがみね)財閥。かつての三大財閥で生き残っているのは鷹宮財閥のみ。宮田あいね(旧姓:鷹宮あいね)は、そんな現存する最後の財閥、鷹宮財閥の跡取り息子。しかし小学生だったある日、父親に愛人と隠し子がいたことが発覚し
、両親が離婚。あいねは母親について鷹宮家を出ることで、跡取りの資格を失った、はずだった。が、諸事情により再び跡を継ぐことを望まれるも、あいねは態度を曖昧にしたまま、鷹宮家から遠く離れた田舎で、ごく普通の高校生として生活をしていた。そんなある日、鷹宮家時代に結ばれた婚約の相手、で、あいねにめちゃくちゃ執着している蘇芳海浬(30歳)が約4年の沈黙を破って突然あいねに会いに来る。そこから一気に膠着していた事態が動きはじめ――。婚約者同士が色々なことを乗り越え、順当に結ばれる話。◎元蘇芳財閥の跡取り息子。サングラスをかけたやさぐれ系強面美男で、14歳差を物ともせずあいねに執着している最強のアルファ×次期当主の座を失ったはずが、鷹宮家に帰還を望まれ続ける、ベータ並みにオメガ性の薄い、一筋縄じゃいかない顔はかわいい高校生オメガ*オメガバースです。独自設定・独自解釈含みます。*婚約破棄ものではありません。ざまぁ系でもありません。*R-18は最後の方。ぬるいです。*なんでも許せる方向け。たぶん、想像されているような話ではないです。色々大目に見て下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 18:01:58
176765文字
会話率:40%
彼は何も知らなかった。
快楽とは何か、彼の理解度は浅く。ただの言葉としてしか理解していなかった。
誰かに触れられるたび、まるで自分の体ではないかのように感じ、感覚が鈍くなっていく。
お金のために始めた身体を売るという行為に辿り着い
た19歳の学生。
その中で、彼の人生に現れた、絶頂させられたことがないという彼の体質を求める男。
男に買われるという非現実の中、彼は次第に、自分の知らなかった感覚に目覚めていく。
それは、今まで感じたことのない領域。
心の奥底に眠っていた快楽が、男の手によって徐々に引き出されていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 13:43:46
22656文字
会話率:5%
空と大地、そして深淵までもが裂け、破滅の只中で欲望と快楽がひしめき合う世界を描いた詩。激しい命令形のフレーズが呼びかけるたびに、三半規管を絡め取られた肉体と精神は深い官能へと堕ちてゆき、崩壊した都市には狂気と甘美が同居する。瓦礫の隙間には秘
密めいた香りが漂い、残響に滲む悲鳴や囁きは、新たな感覚の扉をこじ開ける合図だ。やがて沈黙が花開くとき、言葉と夢は既存の形を失いながらも繁茂し、終焉間近の世界に尚も疼く熱狂を孕み続ける。すべてが滅びへ向かう一瞬にあっても、荒廃の先に待つのはさらなる恍惚かもしれない折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 02:21:35
1166文字
会話率:0%
先見の聖女と呼ばれるユリアナのところに護衛騎士が来た。彼は喋ることができず、鈴の音で返事をする。目の見えないユリアナは次第に彼に心を開くようになり、二人は穏やかな日々を過ごす。
だが約束の十日間が迫った頃、ユリアナは彼の手に触れた瞬間に
先見をする。彼の正体はユリアナが目の光を失う代償を払って守った、かつて婚約する寸前であった第二王子、――レオナルドだった。
愛する人を救った代償に盲目となった令嬢と、彼女を犠牲にしたことを後悔しながらも一途に愛し続ける王子の純愛物語。
*短編「沈黙の護衛騎士と盲目の聖女」の連載版ですが、若干設定・内容を変更しています。
【第四回ジュリアンパブリッシング恋愛小説で大賞をいただきました! ありがとうございます】
*2024年12月27日、フェアリーキス・ピンク にて出版が決まりました!Web版に大幅に加筆し、挿絵もついています。書籍版もお楽しみいただけますように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 06:00:00
120566文字
会話率:45%
先見の聖女と呼ばれるユリアナのところに護衛騎士が来た。彼は喋ることができず、鈴の音で返事をする。目の見えないユリアナは彼に甘えるようになり、二人は穏やかな日々を過ごす。だが、ユリアナも彼も終わりの日を知っていた。
*連載版を投稿、完結し
ています。(短編の続きは第二章からです)
https://novel18.syosetu.com/n3692ic/
*長編が第四回ジュリアンパブリッシング恋愛小説の大賞を受賞することができました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 12:00:00
12449文字
会話率:36%
赤字続きのデッセルバ商会を営むゴーンが声を掛けたのは、訳ありの美しい女だった。
「この子を預かって貰えますか? お礼に、この子に紳士様の経営が上手くいくおまじないを掛けましょう」
その言葉通りグングンと経営が上手くいったが、ゴーンは女か
ら預かった、声の出せない器量の悪い娘――フレイシルを無視し、デッセルバ夫人や使用人達は彼女を苛め虐待した。
そんな中、息子のボラードだけはフレイシルに優しく、「好きだよ」の言葉に、彼女は彼に“特別な感情”を抱いていった。
しかし、彼が『聖女』と密会している場面を目撃し、彼の“本音”を聞いたフレイシルはショックを受け屋敷を飛び出す。
自立の為、仕事紹介所で紹介された仕事は、魔物を身体に宿した辺境伯がいる屋敷のメイドだった。
早速その屋敷へと向かったフレイシルを待っていたものは――
一方その頃、フレイシルがいなくなってデッセルバ商会の経営が一気に怪しくなり、ゴーン達は必死になって彼女を捜索するが――?
※アルファポリス様にも同時掲載していますが、こちらはR18シーンを追加して掲載します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 12:19:09
126834文字
会話率:44%
佐原皐月は偶然立ち寄った店で、そこの店主だという初老の女性からプレゼントだと言ってアロマキャンドルをもらった。
不思議に懐かしいと思うその香りのキャンドルを灯してから、彼女は嗅覚を失った。
その上毎夜、男性経験などないのに、男性に抱かれる夢
を見て寝不足だ
文句を言おうともう一度その店に向かうのだが、どういうわけかその店は見つからなかった。
そして、彼女はその店の店主に似た人物を見かけ、後を追った。
すると、突然不思議な空間に誘い込まれた。
そこで出会ったのは、あの初老の女性でなく、ずっと若い女性。しかし彼女は一瞬であの女性へと姿を変えた。
わけがわからず問い質す樹に、女性は告げる。
「佐原 皐月 いえ、ソニア。思い出すのですあなたの過去を」
思いだしたのは、彼女の過去。
そこで彼女は、生まれつき嗅覚を持たない貧しい農家の娘として、不遇の王子ラムセスに愛された過去を思い出す。
✢タイトルは変更するかも知れません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-24 06:00:00
59478文字
会話率:43%
朝子はパートに勤める主婦だった。朝子には絶対なる支配者が居た。夫・真一・・・。そして、朝子には新たな男が現れて・・・。
何も不足の無い平凡な主婦生活にありながら、どこか満たされない気持ちを抱える女と男たちが織りなす物語・・・。
この作品は
長編小説【連載】甘美なる支配 より、各話のエピソードを【短編】として1作ずつ投稿したものです。今作は、そのエピソードの2作目で、タイトルは、ep.2沈黙 です。これらの短編はXシリーズとしてシリーズ化しています。
今作のあらすじ:真一は朝子の真意を探るべく、朝子を試すようなことを執拗に繰り返す・・・。
●登場人物
・朝子 パート勤めの主婦 子供はまだ無い
・真一 朝子の夫 サラリーマン
・晴也 朝子の知り合い メッセージで繋がる男折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 16:04:32
7674文字
会話率:58%
勇者は魔王を倒しに向かった。
魔王に魔法攻撃を仕掛けたとき……
気付けば魔王は〇〇になっていた!?
勇者のケツを狙う魔王と逃げる勇者と沈黙のヒツジ。
三者三様のドタバタ劇。
※ひたすらアホです。すみません。
※本番シーンは端折
っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-02 10:14:44
4805文字
会話率:54%
ー助けたのは、ただの気紛れだったー
蒲生蒼音は、家の前で腹から血を流しているスーツの男を家に入れて手当てをされた闇医者から男が関東最大の極道の若き会長だと知るー
最終更新:2023-10-18 16:30:18
609文字
会話率:80%
運命の番でも俺は、番いたくないから逃げた筈だったー
イギリスの大学生ーノア・ブラックストーンは、大学で会いたくもないパブリックスクール時代の後輩
ヒースコート・クレメントと再会してしまうー
最終更新:2023-05-06 17:47:58
616文字
会話率:50%
それは口に出してはいけない言葉だと知ったのは、彼と出会って暫く経った時だった
騎士団長×訳あり子持ち
最終更新:2021-12-02 15:42:36
1218文字
会話率:62%
「やり直せないかな……?私、こんなことしておいて虫の良い話だってわかってるけど……。でもやっぱり好きなの」
僕は何も言わなかった。いや、言えなかったのだ。
長い沈黙の後、僕は一言だけ言った。
「わかったよ」
彼女は泣きながら笑顔を作った。
それから僕らは再び付き合い始めた。
しかし、半年ほど経っても、僕はずっと忘れられないことがあった。
それは、彼女が他の男とホテルから出たところを目撃されたときのことだ。
あの時の衝撃て、未だに僕はEDになったままだ。
「ごめんね……私のせいで」
彼女は申し訳なさそうに言う。
彼女と他の男と体を重ね合わせている姿を想像すると泣きそうになってきた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-14 18:42:19
12117文字
会話率:54%
親が決めた婚約を無視して、他の男と駆け落ちしてしまった妹。
その身代わりとして、双子の姉である私は、妹の婚約者の元へ嫁ぐことになりました。
妹の名を名乗って嫁いだ先、夫となった男性は、私が学生時代から淡い想いを抱き続けてきた恩師その人でし
た。
*
2023.4.7/公開開始
2023.4.10/完結
(初出:2015.2)
※別所でも公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-10 21:00:00
23887文字
会話率:17%
最強の傭兵による、異世界征服譚!
傭兵ゼロは、アフガニスタン紛争において恐れられる最強と名高い傭兵。
数多の戦場を潜り抜けた彼は、出会ったら撤退しろという命令が下されていたほどだ。
しかして、そんな傭兵はある日を境に名前を沈黙させた。
――そう、西側諸国の作戦によって葬られたのである。
だがしかし、ゼロは死んではいなかった。
正確には、見ず知らずの土地において復活したのである。
「俺はどうやら、変な場所に迷い込んだらしい。俗に言う、異世界ってやつか? ジャパンのアニメ? で流行ってるとかなんとか聞いたことがあったが、まさか自分がその体験者になるとはな……」
異世界転生を為し、二度目の人生を手に入れた傭兵ゼロ。
彼は今度こそ平和に生きるのか?
否、彼の本性は獣である。
今ここに、傭兵ゼロの征服譚が幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 18:50:14
1646文字
会話率:18%
アーリウムの大賢者シリーズ 閑話集
「見習い騎士と大賢者はダンジョンで運命と出会う」「沈黙の騎士」を読んでからのほうが楽しめます。ネタバレあり。一部同人誌版からもあり。 アルファポリス様、fujossy様にも掲載。
最終更新:2022-10-04 23:00:00
27744文字
会話率:33%
「見習い騎士と大賢者はダンジョンで運命と出会う」「沈黙の騎士」の番外編。姫はじめということで、最初からR18 シーンがあります。ちょっぴり切ない感じになっております。そちらを読んでからお読みください。アルファポリス様でも掲載。
最終更新:2020-01-01 21:00:00
2784文字
会話率:39%
「見習い騎士と大賢者はダンジョンで運命と出会う」の続編。主にラーン王国の、メルトを取り巻く人間模様。メルトが17~29歳までのお話の予定です。無理やりや、別カップルの話、本命以外との絡みがあります。なるべくR18の話には※をつけますが突然出
てくる場合もあります。女性のいない世界です。卵で生まれる世界です。メルト以外のお話もあります。※アルファポリス・Fujossy様では「見習い騎士と大賢者はダンジョンで運命と出会う」にそのまま掲載。「アーリウムの大賢者/旧見習い騎士と大賢者はダンジョンで運命に出会う」に統合のため移植中です。こちらはそのまま残しておきます。(2021.10.10)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-26 22:00:00
101309文字
会話率:28%
無力で、何も言えなくて、それを受け入れてしまう。
※この小説には、暴力的描写が含まれています。
最終更新:2022-04-06 23:30:52
1804文字
会話率:3%
20XX年、地球は異星人からの侵略を受けていた。
彼らの名はメタパーブ帝国。
突如飛来した未確認飛行物体に人類は恐怖したが、何もする気配が無いと分かると人々は日常を取り戻していった。
しかし、メタパーブ帝国は秘密裏に強烈な欲望を持った地球
人を見つけ、改造して強大な力を持つ「怪人」と呼ばれる存在を生み出していた。
飛来してからの沈黙は、その時間を稼ぐためだったのだ。
「怪人」たちは人類を、その欲望に起因した能力によって支配、洗脳、改造し、徐々にその手を広げていく。
圧倒的な生化学力を持ったメタパーブ帝国に、地球人たちは成す術もなく征服されるかに見えた。
しかし、一つの光明が差す。
突如、自らを「ノーマリス人」と名乗る異星人が現れ、その強力なナノマシン技術を提供してきたのである。
彼らは、既にメタパーブ帝国に滅ぼされた、遠い銀河にあるノーマリス国の生き残りなのだという。
地球人たちは彼らの技術に適合した強化戦士『ノーマライザー』を作り出し、一転攻勢を開始したのだ。
特殊な能力を持った「怪人」による責めをオムニバス形式で書くシリーズです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-03 15:33:47
20734文字
会話率:16%
クリスマスイヴ。
それは誰にとっても奇跡の日。
特別な時間を過ごす相手を見つけられなかった人にとっても、奇跡の日。
いったいどのような奇跡が起こるのか……
最終更新:2021-12-27 07:44:25
6950文字
会話率:32%
長編|クール年上×健気・溺愛年下×健気|三角関係|
北国の血を引く銀髪の騎士と砂漠の王国で籠の鳥として暮らす寵童――雨の戦場が二人の運命を大きく変えてしまった。武官として地位を与えられた寵童は王家に愛されながらも、遠い騎士の面影を忘れられず
に暮らす。
※角川ルビー文庫様より書籍化
※ムーンライトノベルズとエブリスタに同内容を投稿しています。
▼アンブローズ大陸史(全三作)
vol.01「鉛の太陽錫の沈黙」完結済
https://novel18.syosetu.com/n2089hj/
vol.02「国境を遠く離れて」完結済
https://novel18.syosetu.com/n2095hj/
vol.03「凍てつく繭の罪咎」準備中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 00:00:00
183876文字
会話率:52%
それは10年前。
かつて世界をひっくり返した大怪盗が次に現れたのは平和な国、トーラシアルス国という自然溢れる緑豊かな島だった。
しかしそこにはその豊かさとは逆に、闇・が蠢いていた。
果たして政宗はアルガノルドの時のように華麗に欺き、救う
ことはできるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-11 12:48:45
19924文字
会話率:40%