貴族の令息だった少年は、一転──“男娼”として夜に堕ちた。
学園での初恋、王太子の執着、そして捏造された不敬罪。すべては、王国を蝕む陰謀の幕開けだった。
支配、服従、沈黙の暴力。
微笑みの奥で、少年はすべてを見抜き、笑いながら生きる。
「壊れない」と決めた彼は、愛され、売られ、憎まれながらも、自分を堕とした敵を、一人ずつ静かに潰していく。
たとえ快楽の檻に囚われても──
彼はまだ、世界のどこかに、小さな希望を信じている。
これは、夜を越え、未来へ向かう少年の、復讐と愛の物語。
初投稿作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 18:31:08
230020文字
会話率:25%
夫の転勤を機に、都会から広島の山奥――**空上町(からかみまち)**へと移り住んだ一家。
自然に囲まれた静かな暮らし、親切な住人たち。
“田舎ならではのあたたかさ”に安堵しながらも、妻・沙織と幼い息子・陽翔は、どこか拭えない違和感を抱えてい
た。
「山の上にある祠だけは、近づくな」
そう語る住人たちの言葉には、穏やかな表情の奥に恐れと沈黙が滲んでいた。
結ばれた縁は、やがて心を縛り、身体を絡め取り、甘く蠱惑的に心と身体を侵していく。
無垢な家族の幸せが、少しずつ、しかし確実に、“理想”という名の檻に変わっていく――
彼らはまだ気づいていない。
家族の絆すら、すでに糸の上の傀儡劇であることを。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 20:13:03
16915文字
会話率:22%
賞金稼ぎのルードは、ある姫を城からさらう依頼を受けた。
彼女の名はエレナシア――言葉を発することができない王女。
ただの仕事のはずだった。だが、旅を続けるうちに、彼は気づいてしまう。
彼女は、あまりにも無垢で。
あまりにも、壊れそうで―
―。
エレナシアの力は、制御不能。
それを抑える方法は、たったひとつ。
彼女と“契約”すること。
身も心も、一つになるという選択。
だが、それは本当に“彼女を救う手段”なのか?
選ばなければ、彼女は奪われる。
選べば、すべてが変わる。
これは、言葉を持たない姫と、不器用な青年が
「触れることさえ許されない想い」に手を伸ばす物語。
逃げるだけの旅では、もう終われない。
二人がたどり着くのは、依頼の果てか、それとも――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 21:12:03
68224文字
会話率:21%
銀の髪、白い肌、蒼い瞳――
月明かりに映える美しき神官・ラゼルは、
清廉なる信仰と誓いを胸に、神殿に身を捧げていた。
だが、その静謐な祈りの時間を破ったのは、
一国の王であり、獅子の如き威容を誇る男――
王は言葉少なく、ただその手と体温だ
けで、
神官の純潔と理性を、少しずつ崩していく。
触れられるたび、祈りは濁り、
褒められるたび、心は揺らぎ、
貪られるたび、身体は熱を帯びていく。
「神に仕える者として、こんなはずではなかった……」
そう嘆きながらも、
夜毎、昼間、儀式の最中さえも――
王の手は神官を逃がさない。
これは、沈黙の愛撫と信仰の崩壊の狭間で揺れる、
ひとりの美しき神官と、彼に執着する王の、
背徳と快楽の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 01:13:42
24565文字
会話率:21%
指揮官として名を馳せた彼は、戦場から身を引いた今も、
“濡れ場”において冷静で的確な指示を下す──
滑らかな指先で、沈黙の指揮棒を奏でる彼。
命令に従うか、抗うか。快楽は“規律”のもとで進軍していく。
濡れる音、堕ちる息。
“戦術的寸止
め”と“徹底管理された濡度”によって、
彼女の快感は理性を突き破る。
命じるは一言――
「まだイくな。指揮は、俺が執る。」
これは、濡れと命令の狭間で紡がれる、
“戦術的筆責”による快感支配官能短編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 14:11:48
237文字
会話率:30%
アストレア王国の片田舎で生まれ、魔法学校を首席で卒業した電撃魔法使いのユイ。発電会社で幸せな結婚をし、三人の娘に恵まれるも、過去の性暴力のトラウマに苦しむ日々を送っていた。特定の音や状況でフラッシュバックに襲われ、誰にも打ち明けられない秘
密を抱えるユイ。二次被害への恐れから沈黙を守る彼女だったが、愛する家族の存在が、過去の傷と向き合い、乗り越えようとする力となる。トラウマを力に変える発明を通して才能を開花させるユイは、家族の温もりを支えに、過去の暗闇から再生していく。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 12:27:12
20156文字
会話率:17%
時を越えて燃える灯──
これは、語られなかった「火の継承譚」。
かつて火を神聖視したゾロアスターの聖地アゼルバイジャン。
現代の日本に生きる若者たちの胸にも、
形なき灯はひそやかに揺れていた。
**
古代と現代、男と男、心と身体。
制
度では測れない「交差」があった。
灯を交わしただけで、罪とされる時代があった。
けれど灯された火は、消されても、残った。
名を持たず、許されず、それでも受け継がれた。
**
これは、
“交わり”の奥に生まれた灯が、
「語られなかったまなざし」を通して、
幾世代の魂を渡っていく物語。
**
裁きに抗えなかった者たちの沈黙が、
いま静かに、言葉になる。
たしかにここに、「火があった」と伝えるために。
**
──それでも灯は、渡された。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 11:58:38
10205文字
会話率:13%
孤児院で育った俺は、今日も今日とてアルバイトを終えた。
なんとか大学生としてやっていけてるけれど、金欠からは脱却できない……
今日は流石に疲れたからお惣菜を買って帰ろう。
――んで、ここどこでしょうね?
とりあえず俺は下手なことを言わないよ
うにしよう。
バイト帰りの大学生、イオリは突如異世界に転移してしまう。
しかも喋れなくなってしまったせいで騎士団に居候することに。
そうして騎士団で過ごすうちに、驚くべき事実が分かって…!?
異世界転移した大学生があれよあれよという間に色んな人と出会い、撫でられ褒められ愛される逆ハーレムBL。
☆epタイトルが[]で囲まれている話数は別視点のお話、
※はR指定になります。
感想、評価、ブクマなどしていただけると、励みになります……!
―――――
2025.02.21 タイトルを以前のものに戻しました。(詳細は活動報告に掲載)
2025.02.09 各話、全体的な整理を行いました。
2024.10.06 タイトルとあらすじを一部変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 12:09:59
306313文字
会話率:48%
人の想いとは、ときに言葉よりも沈黙に、触れ合いよりもすれ違いに、より深く、艶を帯びて宿るものです。
この掌編は、あからさまな描写ではなく、ふとした仕草、夜の気配、心の揺らぎの中に宿る「情(なさけ)」を描いたものです。
艶やかでありなが
らも節度を忘れず、読者の想像力に委ねることで、心の奥底にそっと火を灯すような、そんな物語を目指しました。
どうか、月の光に包まれるような静けさの中で、ひとときの耽美をご堪能ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 20:22:21
29859文字
会話率:11%
降りしきる雨が窓を叩く、横浜のホテルの一室。以前の激しい出来事を経て、怜奈と海斗の間には、どこかぎこちなく、重い沈黙が流れていた。すぐそばにいるはずなのに、互いの心は厚い壁に隔てられているかのようだ。
怜奈が胸に秘める、言葉にならない問い
かけ。海斗が見せる、真意の読めない静かな表情。探り合うような視線が交錯する中、二人の身体は、まるでその距離を埋めようとするかのように、再び互いを求め始める。
しかし、触れ合う肌の熱さとは裏腹に、心の「すれ違い」は埋まるどころか、より深く、鮮明になっていく。身体は深く結合しているはずなのに、魂は決して交わらない。雨音だけが響く密室で、二人の切なく官能的な夜が、静かに更けていく…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 18:42:35
3227文字
会話率:24%
王都の片隅、かつて「記録管理所」と呼ばれていた地下室で、ひとりの女が静かに暮らしている。
名前はアリエル。元記録官。
誰にも触れられず、誰にも必要とされず、ただ穏やかに朽ちていくだけの時間。
そんな彼女の“壊れた部屋”に、ある日突然、見知
らぬ少女が落ちてきた。
言葉を選びすぎる女と、沈黙に耐えすぎた少女。
ふたりの生活は、やがて呼吸のように重なっていく。
愛と呼ぶには未熟で、共依存と呼ぶにはあまりに静かな、
ひとつの“関係”の記録。
「優しさは、わたしにとって暴力だった」──
名前を呼び合うだけの関係が、世界のすべてになったとしても。
誰にも記録されず、誰にも理解されなくても。
わたしたちは、それでも同じ場所にいる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 10:53:49
13973文字
会話率:26%
【標本室に記録されたのは──少女たちの快楽だった】
セレフィア魔導院の禁足領域「標本室」。
そこに封じられていたのは、強すぎる魔力に感応し、理性を失うまで愛された少女たちの、“絶頂の記録”──そしてその“再演”。
新人観測士イレナは、自
身の記憶に空白を抱えていた。
標本装置に触れた彼女の身体に、“誰かに抱かれ、イかされた快楽”が再生される。
見えない相手、触れられていないのに濡れる身体。
それは他人の記録ではなく、自分自身が“標本にされた過去”だった。
魔力共鳴による追体験。羞恥と快楽、記憶と愛。
これは、「忘れられた絶頂」が、いま身体に刻み直される物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 16:41:28
25244文字
会話率:6%
わたしはずっと、彼女の手に触れるのが怖かった。
声にならない感情が、熱となって、
ふたりの距離を、すこしずつ、溶かしていく。
小さな部屋と、白い肌と、指先の沈黙。
それは愛か、赦しか、それとも、孤独の分け合いだったのか。
これは、名も
なき恋が音を持つまでの、透明な日々の記録。
百合/再生/情緒/官能
そっと触れて、ゆっくり読んでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 07:31:34
12873文字
会話率:18%
「俺が産みます」
ベータの発言に騎士団長室がしずまりかえった。無言のアルファの騎士団長に代わり、年かさの騎士が訊ねる。
「しかし、君はベータでは?」
「新薬が開発されてベータでもオメガに転換して妊娠可能になって数年なのはご存じでしょう?」
「し、しかし、君はベータではあるが優秀な魔法騎士で、三男とはいえ侯爵家の……」
「どうせ俺は“なりそこない”ですから問題ありませんよ」
ベータは騎士団長の優秀な片腕ではあるが、ベータであった。名門貴族の子弟は優秀なアルファか子孫を残し政略結婚の手駒としてのオメガがもとめられる。
いくら優秀であっても、平凡なベータは求められないのだ。ベータの“なりそこない”という言葉に貴族階級ばかりの騎士達は沈黙する。
そして騎士団長は平民出身でありながら優秀なアルファであり、その剣と魔法一つだけでここまで成り上がった。
その優秀な血を残せと国王に命じられるほどに、さらには相手がいないというならば、オメガである第三王女を娶れという雰囲気になっていた。オメガらしい美貌を誇る王女だが、その性格は大変悪いと評判の……。
「お前はそれでいいのか?」
沈黙していた騎士団長が聞く。
「はい。できれば妊娠中の産休期間も業務として有給を認めていただけるならば」
「もちろん“重要な任務”だ。許可しよう」
「ありがとうございます」
こうして、二人の契約結婚ならぬ、契約出産はなりたった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 21:20:00
24081文字
会話率:43%
蘇芳財閥、鷹宮財閥、有賀峰(ありがみね)財閥。かつての三大財閥で生き残っているのは鷹宮財閥のみ。宮田あいね(旧姓:鷹宮あいね)は、そんな現存する最後の財閥、鷹宮財閥の跡取り息子。しかし小学生だったある日、父親に愛人と隠し子がいたことが発覚し
、両親が離婚。あいねは母親について鷹宮家を出ることで、跡取りの資格を失った、はずだった。が、諸事情により再び跡を継ぐことを望まれるも、あいねは態度を曖昧にしたまま、鷹宮家から遠く離れた田舎で、ごく普通の高校生として生活をしていた。そんなある日、鷹宮家時代に結ばれた婚約の相手、で、あいねにめちゃくちゃ執着している蘇芳海浬(30歳)が約4年の沈黙を破って突然あいねに会いに来る。そこから一気に膠着していた事態が動きはじめ――。婚約者同士が色々なことを乗り越え、順当に結ばれる話。◎元蘇芳財閥の跡取り息子。サングラスをかけたやさぐれ系強面美男で、14歳差を物ともせずあいねに執着している最強のアルファ×次期当主の座を失ったはずが、鷹宮家に帰還を望まれ続ける、ベータ並みにオメガ性の薄い、一筋縄じゃいかない顔はかわいい高校生オメガ*オメガバースです。独自設定・独自解釈含みます。*婚約破棄ものではありません。ざまぁ系でもありません。*R-18は最後の方。ぬるいです。*なんでも許せる方向け。たぶん、想像されているような話ではないです。色々大目に見て下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 18:01:58
176765文字
会話率:40%
彼は何も知らなかった。
快楽とは何か、彼の理解度は浅く。ただの言葉としてしか理解していなかった。
誰かに触れられるたび、まるで自分の体ではないかのように感じ、感覚が鈍くなっていく。
お金のために始めた身体を売るという行為に辿り着い
た19歳の学生。
その中で、彼の人生に現れた、絶頂させられたことがないという彼の体質を求める男。
男に買われるという非現実の中、彼は次第に、自分の知らなかった感覚に目覚めていく。
それは、今まで感じたことのない領域。
心の奥底に眠っていた快楽が、男の手によって徐々に引き出されていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 13:43:46
22656文字
会話率:5%
空と大地、そして深淵までもが裂け、破滅の只中で欲望と快楽がひしめき合う世界を描いた詩。激しい命令形のフレーズが呼びかけるたびに、三半規管を絡め取られた肉体と精神は深い官能へと堕ちてゆき、崩壊した都市には狂気と甘美が同居する。瓦礫の隙間には秘
密めいた香りが漂い、残響に滲む悲鳴や囁きは、新たな感覚の扉をこじ開ける合図だ。やがて沈黙が花開くとき、言葉と夢は既存の形を失いながらも繁茂し、終焉間近の世界に尚も疼く熱狂を孕み続ける。すべてが滅びへ向かう一瞬にあっても、荒廃の先に待つのはさらなる恍惚かもしれない折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 02:21:35
1166文字
会話率:0%
先見の聖女と呼ばれるユリアナのところに護衛騎士が来た。彼は喋ることができず、鈴の音で返事をする。目の見えないユリアナは次第に彼に心を開くようになり、二人は穏やかな日々を過ごす。
だが約束の十日間が迫った頃、ユリアナは彼の手に触れた瞬間に
先見をする。彼の正体はユリアナが目の光を失う代償を払って守った、かつて婚約する寸前であった第二王子、――レオナルドだった。
愛する人を救った代償に盲目となった令嬢と、彼女を犠牲にしたことを後悔しながらも一途に愛し続ける王子の純愛物語。
*短編「沈黙の護衛騎士と盲目の聖女」の連載版ですが、若干設定・内容を変更しています。
【第四回ジュリアンパブリッシング恋愛小説で大賞をいただきました! ありがとうございます】
*2024年12月27日、フェアリーキス・ピンク にて出版が決まりました!Web版に大幅に加筆し、挿絵もついています。書籍版もお楽しみいただけますように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 06:00:00
120566文字
会話率:45%
先見の聖女と呼ばれるユリアナのところに護衛騎士が来た。彼は喋ることができず、鈴の音で返事をする。目の見えないユリアナは彼に甘えるようになり、二人は穏やかな日々を過ごす。だが、ユリアナも彼も終わりの日を知っていた。
*連載版を投稿、完結し
ています。(短編の続きは第二章からです)
https://novel18.syosetu.com/n3692ic/
*長編が第四回ジュリアンパブリッシング恋愛小説の大賞を受賞することができました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 12:00:00
12449文字
会話率:36%
赤字続きのデッセルバ商会を営むゴーンが声を掛けたのは、訳ありの美しい女だった。
「この子を預かって貰えますか? お礼に、この子に紳士様の経営が上手くいくおまじないを掛けましょう」
その言葉通りグングンと経営が上手くいったが、ゴーンは女か
ら預かった、声の出せない器量の悪い娘――フレイシルを無視し、デッセルバ夫人や使用人達は彼女を苛め虐待した。
そんな中、息子のボラードだけはフレイシルに優しく、「好きだよ」の言葉に、彼女は彼に“特別な感情”を抱いていった。
しかし、彼が『聖女』と密会している場面を目撃し、彼の“本音”を聞いたフレイシルはショックを受け屋敷を飛び出す。
自立の為、仕事紹介所で紹介された仕事は、魔物を身体に宿した辺境伯がいる屋敷のメイドだった。
早速その屋敷へと向かったフレイシルを待っていたものは――
一方その頃、フレイシルがいなくなってデッセルバ商会の経営が一気に怪しくなり、ゴーン達は必死になって彼女を捜索するが――?
※アルファポリス様にも同時掲載していますが、こちらはR18シーンを追加して掲載します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 12:19:09
126834文字
会話率:44%
佐原皐月は偶然立ち寄った店で、そこの店主だという初老の女性からプレゼントだと言ってアロマキャンドルをもらった。
不思議に懐かしいと思うその香りのキャンドルを灯してから、彼女は嗅覚を失った。
その上毎夜、男性経験などないのに、男性に抱かれる夢
を見て寝不足だ
文句を言おうともう一度その店に向かうのだが、どういうわけかその店は見つからなかった。
そして、彼女はその店の店主に似た人物を見かけ、後を追った。
すると、突然不思議な空間に誘い込まれた。
そこで出会ったのは、あの初老の女性でなく、ずっと若い女性。しかし彼女は一瞬であの女性へと姿を変えた。
わけがわからず問い質す樹に、女性は告げる。
「佐原 皐月 いえ、ソニア。思い出すのですあなたの過去を」
思いだしたのは、彼女の過去。
そこで彼女は、生まれつき嗅覚を持たない貧しい農家の娘として、不遇の王子ラムセスに愛された過去を思い出す。
✢タイトルは変更するかも知れません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-24 06:00:00
59478文字
会話率:43%
朝子はパートに勤める主婦だった。朝子には絶対なる支配者が居た。夫・真一・・・。そして、朝子には新たな男が現れて・・・。
何も不足の無い平凡な主婦生活にありながら、どこか満たされない気持ちを抱える女と男たちが織りなす物語・・・。
この作品は
長編小説【連載】甘美なる支配 より、各話のエピソードを【短編】として1作ずつ投稿したものです。今作は、そのエピソードの2作目で、タイトルは、ep.2沈黙 です。これらの短編はXシリーズとしてシリーズ化しています。
今作のあらすじ:真一は朝子の真意を探るべく、朝子を試すようなことを執拗に繰り返す・・・。
●登場人物
・朝子 パート勤めの主婦 子供はまだ無い
・真一 朝子の夫 サラリーマン
・晴也 朝子の知り合い メッセージで繋がる男折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 16:04:32
7674文字
会話率:58%
勇者は魔王を倒しに向かった。
魔王に魔法攻撃を仕掛けたとき……
気付けば魔王は〇〇になっていた!?
勇者のケツを狙う魔王と逃げる勇者と沈黙のヒツジ。
三者三様のドタバタ劇。
※ひたすらアホです。すみません。
※本番シーンは端折
っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-02 10:14:44
4805文字
会話率:54%