佐原皐月は偶然立ち寄った店で、そこの店主だという初老の女性からプレゼントだと言ってアロマキャンドルをもらった。
不思議に懐かしいと思うその香りのキャンドルを灯してから、彼女は嗅覚を失った。
その上毎夜、男性経験などないのに、男性に抱かれる夢
を見て寝不足だ
文句を言おうともう一度その店に向かうのだが、どういうわけかその店は見つからなかった。
そして、彼女はその店の店主に似た人物を見かけ、後を追った。
すると、突然不思議な空間に誘い込まれた。
そこで出会ったのは、あの初老の女性でなく、ずっと若い女性。しかし彼女は一瞬であの女性へと姿を変えた。
わけがわからず問い質す樹に、女性は告げる。
「佐原 皐月 いえ、ソニア。思い出すのですあなたの過去を」
思いだしたのは、彼女の過去。
そこで彼女は、生まれつき嗅覚を持たない貧しい農家の娘として、不遇の王子ラムセスに愛された過去を思い出す。
✢タイトルは変更するかも知れません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 06:00:00
41473文字
会話率:44%
勇者は魔王を倒しに向かった。
魔王に魔法攻撃を仕掛けたとき……
気付けば魔王は〇〇になっていた!?
勇者のケツを狙う魔王と逃げる勇者と沈黙のヒツジ。
三者三様のドタバタ劇。
※ひたすらアホです。すみません。
※本番シーンは端折
っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-02 10:14:44
4805文字
会話率:54%
ー助けたのは、ただの気紛れだったー
蒲生蒼音は、家の前で腹から血を流しているスーツの男を家に入れて手当てをされた闇医者から男が関東最大の極道の若き会長だと知るー
最終更新:2023-10-18 16:30:18
609文字
会話率:80%
運命の番でも俺は、番いたくないから逃げた筈だったー
イギリスの大学生ーノア・ブラックストーンは、大学で会いたくもないパブリックスクール時代の後輩
ヒースコート・クレメントと再会してしまうー
最終更新:2023-05-06 17:47:58
616文字
会話率:50%
それは口に出してはいけない言葉だと知ったのは、彼と出会って暫く経った時だった
騎士団長×訳あり子持ち
最終更新:2021-12-02 15:42:36
1218文字
会話率:62%
「やり直せないかな……?私、こんなことしておいて虫の良い話だってわかってるけど……。でもやっぱり好きなの」
僕は何も言わなかった。いや、言えなかったのだ。
長い沈黙の後、僕は一言だけ言った。
「わかったよ」
彼女は泣きながら笑顔を作った。
それから僕らは再び付き合い始めた。
しかし、半年ほど経っても、僕はずっと忘れられないことがあった。
それは、彼女が他の男とホテルから出たところを目撃されたときのことだ。
あの時の衝撃て、未だに僕はEDになったままだ。
「ごめんね……私のせいで」
彼女は申し訳なさそうに言う。
彼女と他の男と体を重ね合わせている姿を想像すると泣きそうになってきた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-14 18:42:19
12117文字
会話率:54%
親が決めた婚約を無視して、他の男と駆け落ちしてしまった妹。
その身代わりとして、双子の姉である私は、妹の婚約者の元へ嫁ぐことになりました。
妹の名を名乗って嫁いだ先、夫となった男性は、私が学生時代から淡い想いを抱き続けてきた恩師その人でし
た。
*
2023.4.7/公開開始
2023.4.10/完結
(初出:2015.2)
■別所でも公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-10 21:00:00
23887文字
会話率:17%
先見の聖女と呼ばれるユリアナのところに護衛騎士が来た。彼は喋ることができず、鈴の音で返事をする。目の見えないユリアナは次第に彼に心を開くようになり、二人は穏やかな日々を過ごす。
だが約束の十日間が迫った頃、ユリアナは彼の手に触れた瞬間に
先見をする。彼の正体はユリアナが目の光を失う代償を払って守った、かつて婚約する寸前であった第二王子、――レオナルドだった。
愛する人を救った代償に盲目となった令嬢と、彼女を犠牲にしたことを後悔しながらも一途に愛し続ける王子の純愛物語。
*短編「沈黙の護衛騎士と盲目の聖女」の連載版ですが、若干設定・内容を変更しています。続きは第二章からです。
*他Web小説サイトでも公開中です
【第四回ジュリアンパブリッシング恋愛小説で大賞をいただきました! ありがとうございます】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-29 19:04:22
116792文字
会話率:45%
先見の聖女と呼ばれるユリアナのところに護衛騎士が来た。彼は喋ることができず、鈴の音で返事をする。目の見えないユリアナは彼に甘えるようになり、二人は穏やかな日々を過ごす。だが、ユリアナも彼も終わりの日を知っていた。
*連載版を投稿、完結し
ています。(短編の続きは第二章からです)
https://novel18.syosetu.com/n3692ic/
*長編が第四回ジュリアンパブリッシング恋愛小説の大賞を受賞することができました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 12:00:00
12449文字
会話率:36%
孤児として育った俺は今日も今日とてアルバイトを終えた。
なんとか大学生としてやっていけてるけれど、金欠苦学生からは脱却できない……。
今日は流石に疲れたからお惣菜を買って帰ろう…。
んで、ここどこでしょうね?
とりあえず俺は下手なことを
言わないようにしよう。
大抵のことはそつなくこなせるアルバイターは突如異世界にリスポーンしてしまう。
喋れないハンデを背負いながらも色んな人に愛されてとりあえず頑張る。
しかし実はとんでもない事が判明して……!?
異世界転移した大学生(苦労人)があれよあれよという間に色んな人に撫でられ褒められ愛されていく逆ハーレムBL。
※タイトルが[]で囲まれている話数は別視点のお話になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 07:00:00
239823文字
会話率:50%
最強の傭兵による、異世界征服譚!
傭兵ゼロは、アフガニスタン紛争において恐れられる最強と名高い傭兵。
数多の戦場を潜り抜けた彼は、出会ったら撤退しろという命令が下されていたほどだ。
しかして、そんな傭兵はある日を境に名前を沈黙させた。
――そう、西側諸国の作戦によって葬られたのである。
だがしかし、ゼロは死んではいなかった。
正確には、見ず知らずの土地において復活したのである。
「俺はどうやら、変な場所に迷い込んだらしい。俗に言う、異世界ってやつか? ジャパンのアニメ? で流行ってるとかなんとか聞いたことがあったが、まさか自分がその体験者になるとはな……」
異世界転生を為し、二度目の人生を手に入れた傭兵ゼロ。
彼は今度こそ平和に生きるのか?
否、彼の本性は獣である。
今ここに、傭兵ゼロの征服譚が幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 18:50:14
1646文字
会話率:18%
アーリウムの大賢者シリーズ 閑話集
「見習い騎士と大賢者はダンジョンで運命と出会う」「沈黙の騎士」を読んでからのほうが楽しめます。ネタバレあり。一部同人誌版からもあり。 アルファポリス様、fujossy様にも掲載。
最終更新:2022-10-04 23:00:00
27744文字
会話率:33%
「見習い騎士と大賢者はダンジョンで運命と出会う」「沈黙の騎士」の番外編。姫はじめということで、最初からR18 シーンがあります。ちょっぴり切ない感じになっております。そちらを読んでからお読みください。アルファポリス様でも掲載。
最終更新:2020-01-01 21:00:00
2784文字
会話率:39%
「見習い騎士と大賢者はダンジョンで運命と出会う」の続編。主にラーン王国の、メルトを取り巻く人間模様。メルトが17~29歳までのお話の予定です。無理やりや、別カップルの話、本命以外との絡みがあります。なるべくR18の話には※をつけますが突然出
てくる場合もあります。女性のいない世界です。卵で生まれる世界です。メルト以外のお話もあります。※アルファポリス・Fujossy様では「見習い騎士と大賢者はダンジョンで運命と出会う」にそのまま掲載。「アーリウムの大賢者/旧見習い騎士と大賢者はダンジョンで運命に出会う」に統合のため移植中です。こちらはそのまま残しておきます。(2021.10.10)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-26 22:00:00
101309文字
会話率:28%
無力で、何も言えなくて、それを受け入れてしまう。
※この小説には、暴力的描写が含まれています。
最終更新:2022-04-06 23:30:52
1804文字
会話率:3%
20XX年、地球は異星人からの侵略を受けていた。
彼らの名はメタパーブ帝国。
突如飛来した未確認飛行物体に人類は恐怖したが、何もする気配が無いと分かると人々は日常を取り戻していった。
しかし、メタパーブ帝国は秘密裏に強烈な欲望を持った地球
人を見つけ、改造して強大な力を持つ「怪人」と呼ばれる存在を生み出していた。
飛来してからの沈黙は、その時間を稼ぐためだったのだ。
「怪人」たちは人類を、その欲望に起因した能力によって支配、洗脳、改造し、徐々にその手を広げていく。
圧倒的な生化学力を持ったメタパーブ帝国に、地球人たちは成す術もなく征服されるかに見えた。
しかし、一つの光明が差す。
突如、自らを「ノーマリス人」と名乗る異星人が現れ、その強力なナノマシン技術を提供してきたのである。
彼らは、既にメタパーブ帝国に滅ぼされた、遠い銀河にあるノーマリス国の生き残りなのだという。
地球人たちは彼らの技術に適合した強化戦士『ノーマライザー』を作り出し、一転攻勢を開始したのだ。
特殊な能力を持った「怪人」による責めをオムニバス形式で書くシリーズです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-03 15:33:47
20734文字
会話率:16%
コロナ渦で仕事を失い、非正規で働く事になった35歳の男「たけお」
彼はその日暮らしの生活をなんとか生きていていたが、貯金も底をつき自殺を決意する。
自分の働くビルの屋上で自殺を試みるが、元来の臆病な性格故に自殺を踏み込めない。
せめてで
も世界に一矢報いてやろうと空にむかって精子を放出し、ビルから飛び降りた。
落ちゆく中で走馬灯を垣間見る「たけお」だがなぜか、世界は歪められ時は止まり空間は沈黙を得る。
そんな中、突如目の前に現れたボブカットの女が「たけお」に現れてこう告げる。
「デッド or アライブ」
彼女曰くたけおの放った精子は空中で飛散し、皮肉にも彼女の膣へと入り妊娠させてしまった様である。
彼女は魔王の娘。
ひょんなことから魔王の血筋を孕ませてしまったたけおは、彼女の世界のにおける理により魔王の家系へ参入することになる。
ただし貧弱な人間では、魔王の一族を勤める事ができないために彼はある能力を授かるのだった。
・コイントス
*半分の確率で、自分の願いをかなえる事ができるコイントス
この力を使いまずは地球を征服してみろと言われたたけおは、世界を征服し真の安定を目指すことを決意。
今ここに彼の人生ギャンブルが始まるのであった
※現在更新停止中:一身上の都合により現在更新を停止しています。誠に申し訳ございません。
※年内に活動再開予定
※時折文章の正誤性を整えるために加筆を行う可能性があります。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-14 21:00:00
50112文字
会話率:34%
クリスマスイヴ。
それは誰にとっても奇跡の日。
特別な時間を過ごす相手を見つけられなかった人にとっても、奇跡の日。
いったいどのような奇跡が起こるのか……
最終更新:2021-12-27 07:44:25
6950文字
会話率:32%
長編|クール年上×健気・溺愛年下×健気|三角関係|
北国の血を引く銀髪の騎士と砂漠の王国で籠の鳥として暮らす寵童――雨の戦場が二人の運命を大きく変えてしまった。武官として地位を与えられた寵童は王家に愛されながらも、遠い騎士の面影を忘れられず
に暮らす。
※角川ルビー文庫様より書籍化
※ムーンライトノベルズとエブリスタに同内容を投稿しています。
▼アンブローズ大陸史(全三作)
vol.01「鉛の太陽錫の沈黙」完結済
https://novel18.syosetu.com/n2089hj/
vol.02「国境を遠く離れて」完結済
https://novel18.syosetu.com/n2095hj/
vol.03「凍てつく繭の罪咎」準備中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 00:00:00
183876文字
会話率:52%
長編|シリーズ一作目|クール年上×健気・溺愛年下×健気|三角関係
北国の血を引く銀髪の騎士と砂漠の王国で籠の鳥として暮らす寵童――雨の戦場が二人の運命を大きく変えてしまった。武官として地位を与えられた寵童は王家に愛されながらも、遠い騎士の面
影を忘れられずに暮らす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-30 00:00:00
183876文字
会話率:52%
それは10年前。
かつて世界をひっくり返した大怪盗が次に現れたのは平和な国、トーラシアルス国という自然溢れる緑豊かな島だった。
しかしそこにはその豊かさとは逆に、闇・が蠢いていた。
果たして政宗はアルガノルドの時のように華麗に欺き、救う
ことはできるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-11 12:48:45
19924文字
会話率:40%
ゴブリンスレイヤーみたいな感じで迂闊にサキュバスの巣に乗り込んでいった新米冒険者パーティが返り討ちにあって逆レイプで精液を吸い尽くされたり尻尾かふたなりに犯されたり媚毒を打ち込まれて悶えたり組み伏せられて愛撫されながら魔力流し込まれて同族化
するみたいなものをお願いします
上記のお題箱リクエストを受けて書きました、新人冒険者たちが容赦なくサキュバスにねじ伏せられて快楽に蹂躙されるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 22:00:00
42174文字
会話率:44%
女錬金術師、ミリアム・オブシディアン……数多くの女たちを攫い、苗床にし、錬金術の実験にした、人ならざる存在……
これはそんな彼女の、黒曜石(オブシディアン)の名にふさわしい黒く暗い物語……
※この作品はpixivに投稿している作品とほ
ぼ同等です。(ブラッシュアップしているかもしれません)
※連載形式となっておりますが各話同士に繋がりがあったりなかったりする、オムニバス形式となっております。
※まだ該当していないキーワードがあったりしますが、いずれ掲載していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-05 00:33:12
27034文字
会話率:42%
ルーフェレン王国の若き王国騎士、レーナ・クレスターニ……ある時、彼女は山賊に襲われていた旅のシスターを助けるが、なんと彼女は現国王クランツ・ルーフェレン七世の庶子、第八王女のカルミア・フェロ・ルーフェレンだった。
姫として各地の表敬訪問
、シスターとして聖地巡礼をすることになるカルミア……一介の王国騎士であったレーナは突然、カルミアの専属の護衛騎士となり旅に同伴することになる。
これはその旅の先で迎えたかもしれない、彼女たちの旅の終わりのお話……
※この作品はpixivに投稿している作品とほぼ同等です。(ブラッシュアップしているかもしれません)
※連載形式となっておりますが各話同士に繋がりはなく、オムニバス形式となっております。
※まだ該当していないキーワードがあったりしますが、いずれ掲載していきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-03 20:00:00
42409文字
会話率:44%
連絡手段を断たれ、閉じ込められたペンションでの一夜。
最終更新:2021-08-28 03:00:00
10000文字
会話率:25%
<夏のリゾート地で三人の男性が三人の女性をナンパしたことをきっかけに始まる恋愛もので五篇から成ります。「pixiv」にも同じPNで載せています。https://www.pixiv.net/novel/series/1110910>
①ワンナ
イトラブを目論んでいた三人の男性が海辺で、同様に三人で来ていた女性達に声をかける。皆でディナーに行くところまでは成功するが結局女性達には逃げられ、それっきりだと思っていたが、その内の一組、ジルベールとソフィはビジネスの場で再会。その後も趣味の場で二度出会い、ソフィがランチに誘ったことをきっかけにベッドを共にし交際が始まる。互いに相手が自分をどの程度真面目に考えているか手探りしながらも、楽しく二人の時間を過ごしていたが、ソフィからしたら最初は軽い嫉妬心から、ジルベールからしたら訳のわからないまま二人の間がギクシャクし始める。普通ならそこで喧嘩になるなり沈黙するのみになるのだろうが、うっかり致命的なミスが起きる――
②ギクシャクした二人の仲について、話し合えば解決できると考えたジルベールと、自分の彼への気持ちに疑いを持ち始めたソフィでは、気持ちのすれ違いが解消できるはずもなかった。ソフィは友人のアナベラに事の顛末を話す。その時に、アナベラも自分達同様、海辺で声をかけてきたサイモンと再会しており交際をスタートさせていることを知る。アナベラは「自分はサイモンとの関係を続けるために努力する」と言い、二人のことを心配して「相手の気持ちも考えてせめて連絡だけは取るべきだ」と話すが、気持ちが混乱したソフィは自然消滅させた方がいいのではないかと思い始める。一方ジルベールは、取り付く島もないソフィとの関係に段々自信を失い、関係を続けるにせよ解消するにせよ、とにかく一度どこかで会えないものかと逡巡する――
③復縁話
④エステを経営するアナベラは、新事業を展開するにあたり元銀行マンのコンサルタントを紹介されるが、その人は最近交際を始めたサイモンだった。一方、休学中のジュリアは学費を稼ぐためにスポーツクラブで働き始め、そこに入会してきたガスパールと再会する――
⑤最終章~故郷に戻るガスパールの送別会をサイモンの家で行う。いつの間にか自然と男同士・女同士で話が弾み、各々が自分の心情を吐露していた――Happy End――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 17:00:00
141685文字
会話率:51%
ープロローグー
ー戦争は、たった1人の快盗おとこに奪ぬすまれた。ー
そこは、戦争で勝つことこそが平和だと謳われていた世界。
故に、敗戦した国に笑顔さちはない。
勝利国は敗戦国から全てを問答無用で奪える権利があるからだ。勝てば得るも
のはとても大きい、が、負けときのリスクは大きすぎるものだった。
土地や金品はもちろんの事、国民はおろか、国そのものがなくなる時でさえあるのだ。今まで掲げていた国旗が炎に包まれる姿をみて誰もが涙した悲劇があったとさえ報告されている。
「負けた国には、夢も希望も、未来さえなくなるなんて、いつからこんな世界になったのかしらね」
真っ白い部屋の中。過去の事例の記載された書類に目を通しながらソフィアが呟く。その緩くふわっと柔らかい青がかった藤色の髪を風に泳がせながら窓の外から、吸い込まれそうな快晴の空をどこか切なそうに眺めていた。
「そんなの、世界あの、アルガンドラとかいうとんでもない力が見つかった時からに決まってるじゃない。人は、国はどういうわけか力を求める生き物よ。あんなものがなければこんな世界にはなってなかったと思うわ。」と言いながら車のキーのようなものをソフィアに投げた。
真っ白く何も特別物は何もない部屋。出かけるのか、ノエルが入り口の扉を開くと、柔らかな花の香りが鼻腔をくすぐった。シンプルで余計なものはなく、テーブルも時計もソファーさえも真っ白なその部屋からは、どことなく上品で、女性二人しかいないせいか、華やかすら感じられる。
「あたしはあんまり戦争経験ないからわからないけど、でも今回の事件、もしかすると、もしかするかもよ?」
長くしなやかな青銀の髪をサーッとはらうとノエルがそんな意味深めいたことを言った。
「だと、…いいんだけど」
ソフィアは浮かない顔であった。ノエルが何を言おうとしたのかわかったようで、小さく頷く。ノエルは勢いよくソフィアの背中を思いっきり叩いて励ますとニッコリとハニカンだ。そして2人は、
「さぁ!、あたし達はあたし達の正義を貫きましょう!やれることは全部やって、後悔しないように、ね!」
ノエルが言うと、ソフィアもやっと笑顔になった。そして2人は正義の為、今日も行くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-18 10:20:40
59541文字
会話率:43%
おもしろいよーーーー
最終更新:2021-07-28 23:09:33
3933文字
会話率:16%
なんねんまえからって
最終更新:2018-02-13 05:34:06
3286文字
会話率:3%
むちなのでしくよろ!
最終更新:2018-01-28 04:28:02
3272文字
会話率:35%