2023年 エブリスタ
「執筆応援キャンペーン 大正浪漫」入賞作品
https://estar.jp/novels/25878804
大正時代、京都。 武家家族・辻本家の長女、辻本百合子(つじもとゆりこ)が結核によって亡くなった。
その通夜に参列していた庭師の蜂須吾涼(はちすごりょう)は、実は百合子に淡い片思いを抱いていた。 通夜の席を抜け出し、百合子の部屋へ一人向かった吾涼は、彼女が生前使っていた着物を抱きしめ、涙を流す。 その姿を見ていたのは、幼い頃から彼に想いを寄せていた女中の毒島薔子(ぶすじまそうこ)だったーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 00:00:00
53365文字
会話率:24%
「今夜ここに来た、あの男には決して心を許さないで。もし惹かれてしまったら、きっと二度ともう元には戻れなくなるから」
遊郭の遊女、雛菊が出会ったのは、先輩遊女たちがそう危惧する冷徹な眼差しをした術師、斎。
雛菊は言葉少なで不愛想な斎に最初は戸
惑うものの、時折垣間見せる強さと不器用な優しさに惹かれていく。
逢瀬を重ねるごとに、互いに心を通わせあい、切ない恋に落ちていくふたり。
しかし「また必ずここへ来る」そう言い残しながらも、斎の来訪は途絶え、その身を案じながら待ち続けた雛菊の前に再び現れた斎は、返り血を浴びた凄惨な姿で深淵の闇を映し出すようなうつろな眼差しをしていた。
己の全てを犠牲にして捨て身で化け物を狩り続ける過酷な宿命を負った術師である斎。
その苦しみの一端を知った雛菊は心を痛めながら斎を優しく包み込むように受け止める。
一方、 治らない病におかされた雛菊の身体には、刻一刻と迫る逃れられぬ死期が近づいていた。
自ら死を望みながらも生き続けることを課せられた術師と、生きて叶えたいささやかな願いを叶えた美しい少女の、四季折々に咲く百花繚乱の麗しい花々と共に綴る大正時代風ロマンティック純愛ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-08 19:37:21
62129文字
会話率:20%
唯一の取り得は顔だけという、性格に難ありで俺様な月城偕人と、清楚な女学生のあやめの不器用な純愛物語です。
なろう様で同作者名で掲載している「雪月花~穢れなき少女と末裔当主の大正浪漫譚~」の番外編です。
最終更新:2016-04-30 11:24:13
3631文字
会話率:48%
《あらすじ》
時は大正時代。満月が輝く夜のもと、鹿鳴館で華やかなパーティーが開かれる。そこには家族で招待された少女が憂鬱な気持ちでパーティーに参加していた。彼女は、フランスの血が半分入っている為に、浮世離れした容姿をしている。その為、皆に“
アンティークドール”と言われていた。容姿の事で悩む彼女には、血のつながりのある兄と弟がいる。
その日をきっかけに、兄妹/姉弟での関係が、まるで壊れた歯車のように、軋みながら変化していく。実の妹に歪んだ愛を持つ兄。実の姉に、一途な恋を抱いている弟。そして、その気持ちを知らぬ主人公の『梓』。彼女を取り囲む人間関係が、まるでキネマのように、華やかで薄暗くどんよりとした官能的なラブロマンスが始まろうとしていた。
※注意事項※
この物語は、兄妹/姉弟愛、近親愛、近親相姦が入るため、苦手な方はご遠慮下さい。
尚、論理観を問われる内容の為、この作品は《R17歳以上(一部R18表現有り)》の方を推奨しております。
こちらの小説は、《R17歳以上(一部R18表現有り)》の乙女ゲームをイメージして作っております。
この物語の攻略対象キャラは、兄の誠一郎、弟の櫂人、従姉妹の千代の三人になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-11 04:19:44
7512文字
会話率:50%
大正時代、京都。
辻本家の長女、百合子の通夜で明かされる真実と使用人同士の濁った戀のお話。
最終更新:2021-10-21 12:00:00
34243文字
会話率:24%
時は大正時代。目の見えない「私」が織りなす日常の物語。
幸せな生活が次第に不穏な空気に包まれてゆきます。
最終更新:2021-10-13 00:00:00
8942文字
会話率:35%
大正時代、名探偵明智小五郎と出会った私は数々の怪奇事件に巻き込まれていく。怪人たちは美女を凌辱し、命乞いをする彼女たちを殺そうとする。『私』は名探偵明智と共に怪人と戦うことになる。
最終更新:2021-05-19 07:00:00
5247文字
会話率:52%
大正時代。Ω性で生まれ出でたら最期、死しかないのか?
時代物のΩバース物語になります。
死など表現があるので苦手な方はご遠慮下さい。
異なるラストを考えています。
最終更新:2021-05-12 03:21:01
31173文字
会話率:12%
恋を知った時には既に失恋していた秀一は戦争に赴く。
大正時代、戦争、自害等苦手な方はご遠慮下さい。
最終更新:2021-05-10 06:01:13
10195文字
会話率:16%
大正時代、神戸の加納組は遊郭の改革案を組合長の本郷茂吉に提出した。
だが却下されて、その後の花会でも美人壺振り師の千代に恥を受け激怒する。
その恨みはやがて本郷組合長の暗殺計画に進む。
神戸の遊郭の掌握を狙う加納組。
加納の愛人正子は遊女を
教育する係だが、行き過ぎて折檻に成る事も屡々。
剃毛、剃髪、断髪、縄、蝋燭、浣腸、三角木馬等恐い正子の折檻!レトロSM要素満載の作品です!
登場人物が少なく、三人の女が女郎に落とされてゆく様を中心に描いています。
特に調教風景が中心の作品ですよ!
落華の宴の姉妹作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-20 12:00:00
115433文字
会話率:44%
時は大正時代
明治時代の文明開化から、はや50年ほど経った日本
一宮櫻子は運命に逆らえずにいた。
最終更新:2021-03-12 22:03:50
3307文字
会話率:25%
敵国との戦争の最中、齢十二のコウは国のために偵察の役割を担っていた。任務を終えて他の子供たちと一緒にその場を後にしようとした時、突然爆発が起こり気を失ってしまう。
目を覚ますと、部屋には敵国の軍人がいた。二十代後半とみられる軽薄な男は、
仲間を助ける代わりにコウの身体を要求してくる。男の取引に応じたコウだったが、それは少年の心に恐怖、そして未知の快楽を与えるものだった。
男の身体の下で、少年の赤髪が乱れる。ーー妖艶な輝きを放つ紅い月が今夜も昇る。
※軍人(成人男性)×ショタ
※前作「焦がれる空」の受けのショタが、今作でも受けのショタとして登場しています。(別の内容なので、前の作品を読まなくても大丈夫です)
※前作は友人との切ない系エンドでしたが、今作は別の男との無理やり系なのでご注意ください。
※時系列は前作のおよそ一年後で、日本の戦国・江戸・明治・大正時代が混ざったような世界観です。
※この作品はpixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-13 18:00:00
5346文字
会話率:38%
明治から大正時代ぐらいの頃。
無一文で田舎から上京してきた青年、兎野 紡は、最近人気の怪奇小説家、狼谷 能円先生の家に書生(という名のお手伝いさん)として一緒に暮らしている。
狼谷先生は変わった人で、小食で寡黙で変人だ。だけど、兎野青年は
そんな先生が大好きだった。
そんな大好きな先生のお役に立てるよう頑張る兎野青年だったが、狼谷先生はいつもどこかよそよそしい。
そんな日常を送っていたが、ある日、兎野青年は家の玄関先で狼と遭遇し、押し倒されてしまう。
混乱する青年をよそに狼は彼に発情しており、兎野青年はその狼が先生だと思うが――。
みたいな感じですけど、痛かったりホラーにはなりません。いつも通りのハッピーエンド至上主義
※小説家×書生、というのは完全にフレーバー。あと、明治大正時代も雰囲気
※予告無く獣姿で致している描写と、人の姿での描写が入ります。あんまりガッツリ書いてないつもりですが、気をつけて折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-24 18:44:52
28955文字
会話率:36%
大正時代・京都。
辻本家の華族の長女・百合子(ゆりこ)の通夜の席で、庭師の蜂須吾両(はちすごりょう)は一人席を外す。身分の差を超えて百合子に密かな片想いの感情を抱いていた彼は、百合子の部屋に足を運び、彼女が生前着ていた着物に顔を伏せて慟
哭(どうこく)する。その姿を目にした女中の毒島薔子(ぶすじまそうこ)は、吾両に後ろから抱き着き、自分を百合子の代わりだと思って抱けと言い……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-19 03:27:41
35410文字
会話率:28%
日本に似たどこか別の世界・葦原の中つ国。
代々、王家の料理番として仕えてきた御厨(みくりや)という家があった。そこに産まれためぐみは兄たちとともに食材の調達と調理の英才教育を受けてきたが、料理・調理スキルがないために料理が作れず、そのことを
苦に思い、家を飛び出して食材を確保する冒険者となる。
めぐみの幼なじみの水沢瑛士(みずさわ えいじ)は料理が作れないめぐみに変わって料理をするために料理人となった。
そんな二人のほのぼの?旅行記。
* 日本ではない別の世界ですが、文化水準はほぼ現代日本です。
* スキルが当たり前のようにある世界。
* 服装は大正時代くらいの和洋折衷な感じ。
* 狩りの様子があるので残酷な描写あり。
* R18を含む話にはタイトルに※がついています。
* 全25話。予約投稿済み(文字数は予約投稿分も含みます)。
* 12月22日まで1日2話、12月23日から12月31日まで1日1話更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 04:00:00
80173文字
会話率:63%
「脱いでください、すべて。私の前で」
大正時代。地方の名家の娘・美津瑠は十五で帝都の実業家に嫁いだが、いまや没落寸前。金策のために眉目秀麗な画家を訪れるよう、夫に命じられる。画家を名乗る男が出した資金援助の条件とは、美津瑠が肌を晒すこと
。けれど彼は決して彼女に触れてこようとはしない。
画家の正体は実家の元奉公人ーー初恋の幼馴染による、美津瑠への復讐だった。
◆◆
元お嬢様×元下男からの主従逆転。
こじらせ男女のおあずけがテーマのお話。
※本編は本命以外とのRシーンが一部あります。番外編は当人同士のみ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-28 22:00:00
39965文字
会話率:43%
大正ごろの日本に似た和国の話。
能力者の痣から蜜を吸わないと生きていけない僕は、幼馴染から蜜をもらって生きている。
しかし、兄のように慕っている人が海外から帰ってきて…僕たちの関係は変わりはじめ……。
守られ系、病弱主人公。可愛いが正義
。
作品の都合上、主に喘いでるのは攻めです。絶頂してるのも攻めです。
無口で横暴だけど、誰よりも主人公に執着する能力者のヒーロー。
二人の兄のような存在で、主人公を愛するヤンデレ能力者。
駄目なおじさん能力者参戦しました。
かなり好き勝手書いているので、地雷が有る人には向かないです。
何でも許せる人向けです。
予告なしに性的表現が入ります。むしろ、ほぼ性的表現・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-25 16:41:51
88715文字
会話率:31%
大正時代。帝大に通う紫水晶と薔薇の兄弟は一軒家を借りて二人住まいをしていた。
最終更新:2020-10-02 09:02:02
20345文字
会話率:33%
大正時代の華族の話です。
幕末に敵同士だった大名家の嫡子に生まれた二人が家の敵として引き裂かれる運命を何とか回避しようと頑張って恋に落ちる話です。
最終更新:2020-09-28 09:01:02
55671文字
会話率:49%
あなたを見つけたのは私だった。
でも、あなたが好きになったのはお姉さまだった。
時は大正時代。
少女は、路地裏で一人の青年を拾った。
*「なろう」で連載していた小説のR18verになります。時代考証に関しては突っ込みどころ多数かと
思いますが、生温い目で眺めて頂けますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-23 19:19:36
150964文字
会話率:38%
恋人同士になるってどういうことだろう――。
私と彼との間には、まだまだ大きな差があった。
*なろうさんの方で連載している、『斑鳩家の姉妹』というお話の大人向け短編集になります。超絶不定期更新&前後の繋がりはほぼ無しです(基本的に完
結済み扱いにしておきますが、気付いたころに更新されているかも…)。
*大正時代が続いた日本で、伯爵令嬢の女の子が護衛役のお兄さんといちゃいちゃする、というお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-01 01:04:52
31606文字
会話率:47%
大正時代、京都。
庭師の蜂須吾両(はちすごりょう)は仕えている辻本家の長女・辻本百合子の通夜の席を一人外し、彼女の生前使用していた部屋へと向かう。そこで百合子のよく着ていた白い着物を箪笥の中から見つけ、抱きしめて泣く吾両。そんな吾両の姿を女
中・毒島薔子は見ていた。吾両に近付く薔子は「百合子さまの代わりにうちのこと抱いてくださいよ」と彼の耳元で囁き……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-21 23:02:48
34960文字
会話率:28%
大正時代、京都。
辻本(つじもと)家の長女・辻本百合子(ゆりこ)が喘息の悪化で亡くなったのはその年の十二月のことであった。
残された庭師の蜂須吾両(はちすごりょう)は、百合子への秘めた想いを胸に、通夜に参加していた。
誰もいなくなった百合子
の部屋に一人足を踏み入れた吾両は、百合子の洋服箪笥から、生前彼女が召していた着物を見つめ、涙を流しながら抱きしめる。
その様子を背後から見ていたのは女中の毒島薔子(ぶすじまそうこ)であった。
「うちのこと、百合子様やと思うて抱いてください」
吾両の背中を抱きしめ、薔子は彼の耳元で禁断の囁きをする――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-27 23:11:44
10113文字
会話率:34%
大正十三年、秋。
震災によって亡くなった双子の姉、綾音に代わって老舗茶商、五代目岩波有弦の花嫁に迎えられた音寧。姉の代わりでも求められることが嬉しかったけれど、その想いは初夜にあっさり裏切られてしまう。
おまけに早く後継ぎをもうけたいからと
邸に監禁同様の状況で毎晩のように身体を繋げあう日々。
彼が望むのは自分の身に流れる高貴な血だけど、彼女は双子の姉と異なりそこに付随する破魔のちからを持っていない。かつて「時を味方につける双子令嬢」と呼ばれたものの無能だった自分が、愛される資格なんかあるの……?
なのに、旦那様も身代わりだった!?
これは、激動の大正後期が舞台の、時を翔け抜ける令嬢の物語。
そして、大切にされて罪悪感に駆られるヒロインと、彼女を宝物のように大事にしたい旦那様の「身代わり同士」の新婚物語。
※みのたえ企画さま主催の「令嬢アンソロ」参加作品。企画開催期間中は第一部を連載しました。
第二部からはファンタジー要素マシマシで不定期連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-25 20:00:00
223776文字
会話率:51%