それは最初で最後の恋だった――不慮の事故でアルファの夫を亡くしたオメガの照井七星(てるいななせ)は、2年後、夫を看取った病院でアルファの三城伊吹(みしろいぶき)とすれちがう。ふたりは惹かれあったすえにおたがいを〈運命のつがい〉と自覚したが、
三城には名門の妻がいた。しかし七星と伊吹のあいだにかけられた運命の糸は切り離されることがなく、ふたりを結びつけていく。
オメガバース 妻に裏切られているアルファ×夫を亡くしたオメガ ハッピーエンド
*完結ずみ。小ネタの番外編はこのあとも投下します。
*基本的なオメガバース設定として使っているのは「この世界の人々には男女以外にアルファ、オメガ、ベータの性特徴がある」「オメガは性周期によって、男性でも妊娠出産できる機能を持つ。また性周期に合わせた発情期がある」「特定のアルファ-オメガ間にある唯一無二の絆を〈運命のつがい〉と表現する」程度です。細かいところは独自解釈のアレンジです。
*パラレル現代もの設定ですが、オメガバース世界なので若干SFでかつファンタジーでもあるとご了承ください。『まばゆいほどに深い闇』と同じ世界の話ですが、キャラはかぶりません。
*他サイトにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 22:46:24
218429文字
会話率:44%
グラフィックアーティストの佐枝零は長年オメガであることを隠し、ベータに偽装して生活している。学生時代に世間で作品が話題になったこともあるが、今はできるだけ表に出ず、単調な請負仕事をこなす毎日だ。そんな彼に新しい仕事の打診がやって来る。ふだん
はネットとエージェントを介してしかクライアントと接触しない佐枝だが、今回の相手は直接面会することを強く求めていた。しぶしぶ応じた佐枝は、十代のころに知り合った運命のアルファ、藤野谷天藍に再会するが…
オメガバース(独自設定あり)エリート実業家×アーティスト R18
本編のあとに主人公たちがイチャイチャしている番外編があります。
※パート3「ギャラリー・ルクス」後半の一部に若干暴力的な描写あり。
*基本的なオメガバース設定として使っているのは「この世界の人々には男女以外にアルファ、オメガ、ベータの性特徴がある」「オメガは性周期によって、男性でも妊娠出産できる機能を持つ。また性周期に合わせた発情期がある」「特定のアルファ-オメガ間にある唯一無二の絆を『運命のつがい』と表現する」程度です。細かいところは独自解釈のアレンジです。
*他投稿サイトにも掲載。アルファポリスには改稿・加筆のある別バージョンを掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 15:00:00
415372文字
会話率:50%
エンジニアの三波朋晴はモデルに間違われることもある美形のオメガだが、学生の頃から誰とも固定した関係を持つことができないでいる。しかしとあるきっかけで年上のベータ、佐枝峡と出会い、好意をもつが…
R18 オメガバース(独自設定あり)ベータ×
オメガ 年齢差カプ R18シーン多め(当社比)本編完結済。番外編は本編の後に続くエピソードです。
*『まばゆいほどに深い闇』の脇キャラによるスピンオフです。物語の時系列はまばゆい~の後半と並行しています。
*『まばゆい~』と同様に、基本的なオメガバース設定として使っているのは「この世界の人々には男女以外にアルファ、オメガ、ベータの性特徴がある」「オメガは性周期によって、男性でも妊娠出産できる機能を持つ。また性周期に合わせた発情期がある」「特定のアルファ-オメガ間にある唯一無二の絆を『運命のつがい』と表現する」程度です。細かいところは独自解釈のアレンジです。
*他投稿サイトにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 11:06:38
189169文字
会話率:50%
満月の夜。
マルティナは番の訪れを待っていた。番を嗅ぎ分けられるようになってから8ヶ月。
扉の向こうから愛おしくてたまらない番の声が聞こえると、たちまち先ほどまで平静を保っていたはずの思考はどこかへ消え失せ、身体中の血液がどくどくと騒ぎだし
た。
番であるリュディガーは竜人の血を強く引き継いで生まれた、この国希望の第一王子だ。
こうして満月の夜になると、彼は人知れずマルティナの元を訪れては、一晩中熱く肌を重ね合わせる。
マルティナは与えられるもの全て――快楽も眼差しも吐息すらも――その身体に刻みつける。辛いことがあったとき、この幸せな時間をいつでも思い出せるようにと。
なぜならリュディガーは明日になるとこの甘い逢瀬の記憶を全て忘れてしまうのだ。
◇ ◇ ◇
これは、番の本能に苦しむマルティナが、自分の意思で運命を切り開いていこうとするお話です。
!!ご注意!!
番に対して否定的なお話になりますので、苦手な方はお引き返しください。
(作者は番の物語は大好きです。決して否定派ではありません)
また主人公の意に沿わないRシーンもございます。
題名には注意喚起をつけますが、ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 22:20:00
112544文字
会話率:37%
薬師のクラウスは、弟子のテオドールとともに田舎でのんびり過ごしていた。 ある日、クラウスはテオドールに王立学院の入学を勧める。 混乱するテオドールに、クラウスは理由を語った。 ある出来事がきっかけで竜に呪われたテオドールは、番い(つがい)を
探さなければならない。 不特定多数の人間と交流するには学院が最適だと説得するクラウス。 すると、テオドールが衝撃的な言葉を口にする。 「なら俺、学院に行かなくても大丈夫です。俺の番いは師匠だから」 弟子の一言がきっかけとなり、師弟関係が変わっていく。 弟子×師匠、R18は弟子が十八歳になってから。 ※つけます。 師匠も弟子も感情重め。 アルファポリスさんでも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 15:00:00
149599文字
会話率:56%
辺境の片田舎にある育った村を離れ、王都へやって来たリトは、これまで知らなかった獣人という存在に魅せられる。
自分の住む国が獣人の国であることも知らなかったほど世情に疎いリト。
獣人には本能で惹き合う番(つがい)という伴侶がいると知る。
番
を深く愛する獣人は人族よりもずっと愛情深く優しい存在だ。
国王陛下の生誕祭か近づいた頃、リトは王族獣人は生まれながらにして番が決まっているのだと初めて知った。
しかし二十年前に当時、王太子であった陛下に番が存在する証し〝番紋(つがいもん)〟が現れたと国中にお触れが出されるものの、いまもまだ名乗り出る者がいない。
陛下の番は獣人否定派の血縁ではないかと想像する国民は多い。
そんな中、友好国の王女との婚姻話が持ち上がっており、獣人の番への愛情深さを知る民は誰しも心を曇らせている。
国や国王の存在を身近に感じ始めていたリトはある日、王宮の騎士に追われているとおぼしき人物と出会う。
黄金色の瞳が美しい青年で、ローブで身を隠し姿形ははっきりとわからないものの、優しい黄金色にすっかり魅了されてしまった。
またいつか会えたらと約束してからそわそわとするほどに。
二度の邂逅をしてリトはますます彼に心惹かれるが、自身が国王陛下の番である事実を知ってしまう。
青年への未練、まったく知らない場所に身を置く不安を抱え、リトは王宮を訊ねることとなった。
自分という存在、国が抱える負の部分、国王陛下の孤独を知り、リトは自分の未来を選び取っていく。
スパダリ獅子獣人×雑草根性な純真青年
僕はもう貴方を独りぼっちにはしない。貴方を世界で一番幸せな王様にしてみせる
本編全30話
番外編4話
個人サイトそのほかにも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 00:00:00
130359文字
会話率:41%
二年参りに来た親子とその幼馴染。
ここは縁結びと子孫繁栄にご利益のある神社。
神社の参拝前に父親に揶揄われ、二人は神社のお参りの際にすれ違いのお願いをしてしまいます。
しかし神様は、仲の良い三人連れのお願いを全部かなえてくれたのでした。
最終更新:2024-01-02 02:12:11
19902文字
会話率:25%
事故で番になった二人が両想い夫夫になるまでの紆余曲折オメガバースラブストーリー。
【あらすじ】
恋に恋する夢見がちなオメガのエルフィー。アカデミーで一番人気のアルファと番になりたいと、卒業パーティーの夜にヒートトラップを企てた。だがやって
来たのはアルファの幼馴染のクラウス。クラウスは堅物の唐変木でなぜかエルフィーを嫌っている上、双子の弟の想い人だ。
エルフィーは好きな人が来ないショックで発情誘発剤を誤作動させてしまう。そして目覚めると、明らかに事後であり、うなじには番成立の咬み痕が!
ダブルショックのエルフィーと怒り心頭の弟。エルフィーは治癒魔法で番解消薬を作ると誓うが、すぐにクラウスがやってきて求婚され、半ば強制的に婚約生活が始まって────
【登場人物】
受け:エルフィー・セルドラン(20)幼馴染のアルファと事故つがいになってしまった治癒魔力持ちのオメガ。王立アカデミーを卒業したばかりで、家業の医薬品ラボで仕事をしている
攻め:クラウス・モンテカルスト(20)エルフィーと事故つがいになったアルファ。公爵家の跡継ぎで王都騎士団の精鋭騎士。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 15:00:00
170906文字
会話率:44%
御年二十歳の若き領主である高階透哉(たかしなとうや)は、五年前に拉致され残酷な方法で殺害された双子の姉である高階蝶姫(たかしなちょうき)の仇を討つため、隣領の領主であり仇敵でもある鳳弾正(おおとりだんじょう)の居城が年越しの宴(うたげ)で
盛り上がっている隙を突いて急襲し、鳳一族を根切りする事に成功した。
今や鳳一族で生き残っているのは、美姫として名高い鳳恋歌(おおとりれんか)ただ一人。奇(く)しくも恋歌の年齢は、蝶姫が殺害された享年であるところの十五歳。この世界では十六歳で男子は元服、女子は|裳着《もぎ》を迎えて成年と見做される。
弱冠十五歳の恋歌は、二次性徴途上の蒼い肉体を持つ美処女である。
透哉は非業の最期を遂げた蝶姫の仇を討つため、恋歌を【凌遅刑】により公開処刑に処そうと企むものの、最後の願いを聞き届けて『初夜の儀』の作法に則(のっと)って破瓜(はか)させたのだが、この上もなく具合が良く、同時に抱いた時の得(え)も言われぬ一体感から恋歌は運命の番(つがい)である事を悟ったのであった。
そして本日は元旦であった事から【姫始め】であり、恋歌が|未通女《おぼこ》であった事から【姫初め】であった事に苦笑した次第だ。
その後も紆余曲折はあったものの、恋歌は正室として俺の隣にいる事に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-27 00:00:00
25698文字
会話率:33%
東方、蓬莱国(ほうらいこく)を治める青帝(せいてい)は人ならざるもの、人の形をした神獣――青龍である。青龍の番(つがい)であるという理由から、妻にされ、后となった珊瑚(さんご)。夫に愛されていないと感じた珊瑚は、民の反乱に乗して後宮から逃げ
出そうとしたものの、夫に捕まり、殺されてしまう。と思ったら時が遡り、夫に出会う前の、四年前の自分に戻っていた。今度は間違えない、と決意した矢先、再び番として宮城に連れ戻されてしまう。けれど状況は以前と変わっていて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 08:44:37
93322文字
会話率:47%
三度の飯より絵が好きな女流画家がパトロン兼ラブラブセフレの獣人公爵様に「もう番(つがい)を探すの諦めるから、跡継ぎ産んでくれないかな?」と持ちかけられて「私でよければ喜んで!」と快諾する話。
キーワードに苦手なものがある方はご注意くだ
さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-23 21:41:31
14217文字
会話率:22%
未成熟な番への強姦が違法になった代わりに求愛給餌が広まった国で、竜人系王子の花嫁になった少女が「君が育つまで待つよ」と五年かけて横に育てられた結果、ドレスの脇がパツーン!といったので「もう、食べられません!」と迫って美味しくいただかれる話
。
拙作「つがいごろし」「つがいぐるい」と同じ世界ですが、こちらは、わりと平和です。前二作は、わりと地獄です。
本編完結済み。
キーワードに苦手なものがある方は、ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-28 22:36:24
44593文字
会話率:34%
異世界に召喚されて白竜の化身と慕われる王子様の番(つがい)にされた少女の怒りと絶望と虚脱と、やがての赦しと初恋の話。
本編完結済み。後日談投稿あり。
キーワードの内容に苦手な物がある方は、ご注意ください。
最終更新:2021-02-08 22:45:57
159349文字
会話率:32%
【完結済。時々ssを投稿中】
なろうで連載しました『チャリで来た!』(フリマアプリで服買ったら運命のつがいのΩの匂いが付いていてテンション上がったαが大阪から東京まで押しかけるBL)のその後の話。
本編は3万字なのでサクッと読めます。
本作は本編ありきで進めていきますので、単体だと分からないと思います。深いことは考えずに読んでいただけると助かります。
同い年の大学生。社会人編へ続きます。エロまでが遠い予定です。
攻め〜狩野田宰(かのだつかさ)、つっくん、スーパーα
受け〜葉竹航太(はたけこうた)、航ちゃん、Ω
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-12 22:53:52
224695文字
会話率:34%
ひねくれ美形攻め×身体の大きな意地っ張り平凡受け。幼いころに迷子になり、以降「翠緑の森」で保護され育ったクマノミ族の千寿は、同じくクマノミ族の玉伊に「ちび」とからかわれてばかり。玉伊を見返してやろうと食に励み、いつしか森で一番身体が大きくな
った千寿だが、クマノミ族には「森で一番身体が大きい者が『花嫁殿』となり、婿である男と交わり子を成す」というしきたりがあって……。ケンカばかりの幼馴染がすったもんだしてつがいになる話。受けの方が大きいです。短めのお話。ハッピーエンド。
「クマノミは群れの中で一番身体が大きな者がメスになる」という生態をもとにしていますが、本作で女体化はありません。男性妊娠はあります。
攻め〜玉伊
受け〜千寿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-26 19:02:55
27086文字
会話率:54%
それは、つがいを知らない二人の物語。
アルファしか存在しない世界に住む虎の獣人オズは、ある日虎の姿で森を散策していた際に、一人の男が倒れているのを見つける。弱って目を覚まさない男を助けるため、オズは男のうなじを咥えて自分の家まで連れて行く。
その男が、オメガしか存在しない世界から飛ばされてきたニンゲンという生き物だとは知らずに。
ヘタレ虎獣人アルファ×お人好しの人間オメガ。
※番の存在が忘れ去られた世界で、うっかり番になってしまった二人のお話。オメガバース設定をお借りしてますが、独自に改変しています。
※1話ごとに攻め受け視点が入れ替わります。
※fujossyさんにも転載しています。
【2022年2月3日、加筆版に差し替えました】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-17 20:47:02
72463文字
会話率:43%
隠れるように小さな薬屋を営んでいた主人公のマルス。ある日、山で拾ったモノで生活が変わり始めて……?
《リメイク品です》
リメイク前と展開が若干異なります。
※設定ふんわりです
※主人公は化け物と呼ばれてます
※固定カプです
※R展開は
予告なしです
※つがい設定は入れていません
※Rシーンは人型・半獣のどちらかです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 22:03:27
31255文字
会話率:59%
「君は、俺の番、なのか?」
獣人侯爵さまの(たぶん)番の私は結婚の承諾を得るために侯爵さまと一緒に実家に帰ることになった。義理の妹に跡継ぎの座と婚約者を奪われて以来、帰っていなかった実家に。
※ヒロインの相手は獣人ではありません。
※※女
性向けランキング日間・週間1位、ありがとうございました!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-06 03:22:14
7257文字
会話率:33%
貧乏貴族でオメガのジューノは、高位貴族への婿入りが決まって喜んでいた。それなのに、直前に現れたアルファによって同意もなく番(つがい)にされてしまう。
ジューノは憎き番に向かって叫ぶしかない。
「ふざけんなぁぁぁ!」
安定した生活を手に入れた
かっただけの婿入りは、いったいどうなる!?
不器用騎士アルファ(28)×貧乏オメガ(16)
投稿初心者でまだまだ慣れないため、拙い文章をお許しください。
ゆるっとファンタジーでオメガバースも独自の解釈を含みます。深く考えずに楽しんでいただけると幸いです。
〇感謝御礼〇
思わぬ反響に涙が出るほど嬉しかったです。ありがとうの気持ちを込めて、続編を公開しました!そちらも短編ですので、楽しんでいただけると嬉しいです。
本作はアルファポリスにも転載しております。内容に変更はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 18:00:00
16948文字
会話率:32%
竜人に殺された前世を思い出した主人公が、復讐の機会を虎視眈々と狙う……という話。
ハピエンには程遠く、救いも希望もありません。
気分を害しそうでしたらUターンを。
執着された挙句に人生を滅茶苦茶にされる話がお好きな方はぜひご一読ください。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-22 12:35:09
6474文字
会話率:20%
竜の血を引いた皇太子が番と出会えず絶望していたら、啓示が降りて魂の伴侶を見つける、という話。
お時間のある時にでもお楽しみ頂ければ幸いです(^^)
最終更新:2023-04-19 12:50:26
4522文字
会話率:21%
Twitterにて、らむにゃむ様が呟いた思いを元ネタに作品にしました。
893なアルファ✖️施設育ちのオメガ
固定カプです。
コーヒーショップでバイトをしているオメガの和美のもとに、雨の降るある日アルファが現れた。
運命と番いたいアルフ
ァと番いたくないオメガの話です。
2022年エブリスタ新作セレクションに掲載されました。ありがとうございます。
誤字報告お待ちしております。
独自設定についての質問は受け付けておりません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 04:52:17
88283文字
会話率:45%
ルーク・ウィンダム警備副隊長は、任務で滞在した屋敷の中で、顔を前髪で半分隠した女の子を見かけた。執事の慌て方を見るに、外部の人間に見られてはいけない子だったのは、すぐに分かった。
その子を見たのがルークだったことも、この屋敷に関わ
る者にとっては運が悪かった。ルークは、普通の騎士にはない能力を持っている。
自身の見た目を変化させる変身魔術を扱える魔術師は、この国にはルークだけだ。しかも、ルークが魔術を操れることを知るのは、師匠であるジョンと王家の一部のみ。そもそもルークは騎士学校を卒業しており、魔術学校にはほぼ通っていない。魔術を使えることをずっと周囲に隠して、騎士として任務に就いているのだ。
昼間に見かけた女の子を探すために子犬の姿になると、その少女から強烈な匂いがした。こんな匂い、感じたことがない、嫌じゃない、むしろ好きな匂い…
ルークは考える。
…思い当たる知識は、つがいだ。僕の番が、この子なのか。ということは、彼女も魔力を持つはず。魔術師の番に当たるなら、魔力は持っていて当然だ。昼間に隠されていたのは、それが原因なのか?
いきなり部屋の中に現れる転移魔術を使うこともできたが、警戒されたくはない。夜を待って、廊下から扉を軽く引っ掻くと、まだ起きていた女の子が開けてくれた。
☆
騎士兼魔術師のルークと、ルークが任務で出会った女の子のお話。虐待や甘々(?)えっち、物語の後半には無理矢理の性交渉や拷問などの成人向けエピソード(※マーク)がありますのでご注意ください。
時代・爵位・仕事・番・魔術など、ご都合主義な緩い独自設定があります。
細かい誤字訂正など、ストーリーに影響しない改稿を行う予定です。
番外編の一部にBLを含みます。
アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 00:00:00
272224文字
会話率:52%
『たとえ発情に苦しみ喘ぐ竜を哀れに思い手をさしのべたとしても、発情期の黒竜とつがったら最後、何があろうとその元を去ってはいけない。彼は唯一のつがいへの執着を、どうしても止めることができないから』
遥か東方の國にて。四つ翅商会ではたらく花緒は
、上司のつきそいで高貴なる竜族の祝言に招かれた。このたびの婿は、竜郷を統べる『竜宮殿』。彼は幼い頃から許嫁である人間の娘を一途に愛し、発情期を迎えた頃にようやく心を添わせてくれた彼女とつがい結ばれたにも関わらず、婚姻直前に逃げられたのだという。竜は激情の種族。裏切られた悲しみ、怒りは深くも、未だに唯一のつがいである彼女を諦められずにいた。竜郷をあげての祝言の祭りの見物中、花緒が目にしたのは、望まぬ婚姻を遂げさせるべく屈強な身体を縛り上げられ、屈辱と怒りに震える漆黒の竜宮殿、その名は黒曜。花緒はたしかに人間である。だが長い年月、見目が変わらず、そして過去の記憶がなかった。
◆性描写がある回には※がついています。
◆評価や感想を頂けるととても励みになります。匿名ご希望の方はマシュマロへ。(返信はツイにて)
マシュマロ
【https://marshmallow-qa.com/kitamayuri】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-04 22:14:41
115295文字
会話率:28%
オメガ・兎獣人イザベラが住むハーブ園に、アルファ・狼獣人のハドリーが訪ねてきた。頼まれ案内しているうちに、イザベラは発情の発作を起こす。しかし、ハドリーは彼女の存在から発せられる香りに影響されないようで......。そんな二人のお話です。
※アルファオメガの世界観を使わせてもらっています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-22 21:21:56
81222文字
会話率:31%
書籍化のため引き下げた『九番姫は獣人王の最愛となる(旧題)九番姫は獣人国で恋をする』の番外編となります。
単独でも楽しんでいただけると判断して残しました。
獣人国側近フォルクスが番(つがい)である妻サリエと出会うまでのお話です。
最終更新:2023-04-12 00:02:25
21230文字
会話率:39%
【本編・番外編完結】十年前、雪の日に捨てられた。そして、神様の使いのような美しい少年に拾われた。黒髪黒目の少年は、その金髪青目の少年に『珠雪』という名前を与えられ、一生を彼に捧げることを誓った。しかしその主君華龍月は、龍のつがいとして嫁ぐこ
とが決まっていた皇子だった。龍に嫁ぐのは本来女人であり、龍月は男に奉仕することを学ばねばならず、その相手に彼は珠雪を指名する。交合紛いの『練習』を毎夜行ってきた二人だったが、ついに龍月が龍に嫁ぐ日がやってきた。龍月は、龍との交わりを行う社の番を珠雪に頼む。珠雪が社の番をしていると、社の中から怒号が聞こえてきた。
「ふざけるな!!! お前のような偽物をよこすとは何事だ!!!! 我のつがいはどこにいる!?」
龍のつがいが龍月ではない? 珠雪は、激昂した龍の爪から龍月を庇い傷を追う。珠雪は、自分は死んだのだと思った。不必要な自分が、やっと死ねたのだと思ったーー……。【これは、捨てられて虐げられて育った少年と、つがいしか愛せない美しく不器用な龍の話。】
番外編の投稿を開始しました。番外編NL含む。(本編BLCPは変動なし)
アルファポリスにも掲載中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-16 18:52:19
210262文字
会話率:41%
【6/3番外編1夫婦喧嘩編完結】
※この話の本編は完結済みです。こちらは番外編ですが、作中に本編結末までのネタバレがあるためご注意ください。話の都合上一部NLが含まれますが、本編で両思いの登場人物の関係性は番外編なので変わることなくそのまま
です。
以下本編のあらすじ。気になっていただけたら、番外編の前に、本編を読んでいただけると助かります。
【十年前、雪の日に捨てられた。そして、神様の使いのような美しい少年に拾われた。黒髪黒目の少年は、その金髪青目の少年に『珠雪』という名前を与えられ、一生を彼に捧げることを誓った。しかしその主君華龍月は、龍のつがいとして嫁ぐことが決まっていた王子だった。龍に嫁ぐのは本来女人であり、龍月は男に奉仕することを学ばねばならず、その相手に彼は珠雪を指名する。交合紛いの『練習』を毎夜行ってきた二人だったが、ついに龍月が龍に嫁ぐ日がやってきた。龍月は、龍との交わりを行う社の番を珠雪に頼む。珠雪が社の番をしていると、社の中から怒号が聞こえてきた。
「ふざけるな!!! お前のような偽物をよこすとは何事だ!!!! 我のつがいはどこにいる!?」
龍のつがいが龍月ではない? 珠雪は、激昂した龍の爪から龍月を庇い傷を追う。珠雪は、自分は死んだのだと思った。不必要な自分が、やっと死ねたのだと思ったーー……。これは、捨てられて虐げられて育った少年と、つがいしか愛せない美しく不器用な龍の話。】
※親世代編はNL予定で地味に執筆中なのですが、もしなろうに投稿した際はこちらのアカウントはお口(・×・)でお願いいたします(年齢制限等もありアカウントを分けているので)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-03 23:06:34
37394文字
会話率:42%