東方、蓬莱国(ほうらいこく)を治める青帝(せいてい)は人ならざるもの、人の形をした神獣――青龍である。青龍の番(つがい)であるという理由から、妻にされ、后となった珊瑚(さんご)。夫に愛されていないと感じた珊瑚は、民の反乱に乗して後宮から逃げ
出そうとしたものの、夫に捕まり、殺されてしまう。と思ったら時が遡り、夫に出会う前の、四年前の自分に戻っていた。今度は間違えない、と決意した矢先、再び番として宮城に連れ戻されてしまう。けれど状況は以前と変わっていて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 08:44:37
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会話率:47%