御年二十歳の若き領主である高階透哉(たかしなとうや)は、五年前に拉致され残酷な方法で殺害された双子の姉である高階蝶姫(たかしなちょうき)の仇を討つため、隣領の領主であり仇敵でもある鳳弾正(おおとりだんじょう)の居城が年越しの宴(うたげ)で
盛り上がっている隙を突いて急襲し、鳳一族を根切りする事に成功した。
今や鳳一族で生き残っているのは、美姫として名高い鳳恋歌(おおとりれんか)ただ一人。奇(く)しくも恋歌の年齢は、蝶姫が殺害された享年であるところの十五歳。この世界では十六歳で男子は元服、女子は|裳着《もぎ》を迎えて成年と見做される。
弱冠十五歳の恋歌は、二次性徴途上の蒼い肉体を持つ美処女である。
透哉は非業の最期を遂げた蝶姫の仇を討つため、恋歌を【凌遅刑】により公開処刑に処そうと企むものの、最後の願いを聞き届けて『初夜の儀』の作法に則(のっと)って破瓜(はか)させたのだが、この上もなく具合が良く、同時に抱いた時の得(え)も言われぬ一体感から恋歌は運命の番(つがい)である事を悟ったのであった。
そして本日は元旦であった事から【姫始め】であり、恋歌が|未通女《おぼこ》であった事から【姫初め】であった事に苦笑した次第だ。
その後も紆余曲折はあったものの、恋歌は正室として俺の隣にいる事に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-27 00:00:00
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人口減に悩む日乃本政府は、人口増対策の切り札として『愛奴琉(アイドル)』という特殊な身分を定めた。美少女揃いの彼女たちは、十五歳の成人を迎えた日に処女喪失シーンを撮影されて『愛奴琉』活動を開始する。彼女たちは、日々濡れて国民の性欲を掻き立
てるための偶像(アイドル)となるのだ。AV女優として二次性徴途上の蒼く未成熟な裸体を晒し、高級娼婦として性指導に従事する。彼女たちの活動に触発されて、数多の野郎どもが男根を奮い立たせた結果、多くの乙女が身籠っている。ただ、『愛奴琉』活動は過酷で、二十歳を超えて生きる者は稀であった。
十四歳で『愛奴琉候補生』に認定された天城操(あまぎみさお)を、救済条項として規定された『身請け細則』(独占契約のこと)に則り、衝動買いした俺こと結城一誠(ゆうきいっせい)は、操(みさお)を義妹に設定して二人っきりの新性活を始めた。
一度認定された『愛奴琉候補生』から足抜けできない操は、キスやペッティングは法的に許されていたが、成人となる十五歳までは、処女膜を維持することが求められていた。
ソフトえっちには△、本番を伴う場合には〇印をサブタイトルの後ろに付けておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-13 00:00:00
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