毒蛇の姫君である巳影は、その真白い容姿と、誰よりも強い毒を持つことから、神として一族から崇められている。だが、強すぎる毒をその身に持つが故、人に触れる事が出来ない巳影は、何不自由ない日々を送りながらも、どこか虚しさを感じていた。
そんなあ
る日、ほんの気まぐれから生贄として山に捨てられていた死にかけの忌み子の子供を助け、紅蓮と名を与える。
紅蓮と過ごす日々に今までにない喜びを得ていた巳影だったが、紅蓮の存在が蛇王の怒りに触れ、二人は生き別れとなった。
それから百年。
巳影の暮らす社が何者かに襲撃される。
「姫。迎えに来たよ」
紅蓮と同じ髪と目の色を持つ見覚えのない男が、巳影に手を差し伸べるのだが…
ツンデレな世間知らずの姫君と、歪んだ愛を姫に捧げる変態の物語。
※5話まで予約投稿済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 19:20:45
64681文字
会話率:32%
美しく中性的な見た目をしたウィステリアは後見人の男の兄によって体の成長を薬等で抑えられ、宛らラブドールのような扱いを受けていた。そしてウィステリアは魔法が扱えない最弱の種族ラグドールだった。そんなウィステリアが学園に入学し、仲間たちと共に成
長し、世の中の獣人に対する扱いを変えるために奮闘する話。
アルファポリスでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 07:28:25
20501文字
会話率:41%
「どうせ死ぬ身であるばらば、その胎を奪われようと文句はなかろう?」
人生に疲れ、死に場所を探していた青年が流れ着いたのは、魔物たちの隠れ里、アンソク。そこでは、人の手で狩り尽くされ、種の存続が危うい魔物たちが集まって静かに暮らしていた。
魔王が青年に施したのは「生命樹」の異能。
すなわち、人の体でありながら、あらゆる魔物の子を身篭り、滅びかけている魔物たちの次世代を育てていく禁忌の力である。
青年は傷ついた魔物たちと交流しながら、アンソクの住民たちの代理母として生きていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 18:00:00
33027文字
会話率:39%
かつて滅びた呪いの一族を象徴する色として黒色は忌み嫌われていた。
ルーカスは、もって生まれた黒い髪色のせいで生まれてすぐに両親から捨てられたが、運よくお人よしの院長が経営する孤児院に拾われた。
拾われた先の孤児院で髪の色を隠しながらほそぼそ
と生活していたところ、傷ついた黒猫と遭遇し、保護をしたことがきっかけで、己の生まれを知り運命に抗っていくことになる。
猫になる呪いを受けた王子×呪われた訳あり孤児折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 19:39:04
29160文字
会話率:34%
かつて滅びた呪いの一族を象徴する色として黒色は忌み嫌われていた。
ルーカスは、もって生まれた黒い髪色のせいで生まれてすぐに両親から捨てられたが、運よくお人よしの院長が経営する孤児院に拾われた。
拾われた先の孤児院で髪の色を隠しながらほそぼそ
と生活していたところ、傷ついた黒猫と遭遇し、保護したことがきっかけで、己の生まれを知り運命に抗っていくことになる。
猫になる呪いを受けた王子×亡国の王子折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 18:17:23
20704文字
会話率:31%
――そこは、砂漠という名の監獄であった。
かつて神影竜ナーダと真影竜ユーゲンが争い生まれたサルーク砂漠は、魔力と時の流れが狂った流刑地である。
蒼銀色の髪を持つ小柄な水魔法使いのサーシャは、ある容疑によって砂漠というまさに己の天敵とも言え
る土地に追放刑を受けていた。
刑により魔法も制限され、手持ちの荷物も許されない。
最早これまでかと諦めつつあった彼女の前に、異なる世界から見知らぬ格好をした暮井戸という少年が現れた。
彼が齎した未知の知識を元に、サーシャは返り咲きを決意する――――それが禁忌に至る術式とは考えず。
時を同じくして、悪しき竜が大地へ流した血を継いだ者たちが動き出す――――――。
それはそうと小柄ながらに女性的な肉体を持ち、慇懃無礼・お調子者・意地っ張り・毒舌・コミュ症のサーシャは勢いだけで無謀な賭けや契約をしてしまい、その流れで暮井戸と夫婦関係を結んでしまう。
性交から始まる交流。
打算と生存効率と事故と嫌がらせによって、身体の関係から夫婦として始まった二人の行き着く先は――?
※同名の小説が数多く存在しますが作者は全部別なんだよね。すごくない?
※小説の発生経緯故に見た人はどこかで見たような名前が出てくるかもしれないね。リスペクトを持ちたいですね…ガチでね
※基本的に純愛抱き潰しわからせプレイ主体ですが、不同意もあるらしいよ。
☆……純愛
★……"強姦"ッ!
※魔法を使った身体改造や触手プレイ、調教などのプレイが含まれます。
※古式ムエタイが含まれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 18:29:41
52645文字
会話率:33%
ーー「忌み子ってなに?」
竜が神として崇められる王都ラタヴィア。そこで生まれ、洗礼を受ければ竜からの思し召しで誰でも魔力を得ることができる。
だが十歳のルイスはなぜか魔力を授かれなかった。それだけでなく周りから忌み子だと罵られ、
街の人から石を投げられた。実の両親からも軽蔑な目を向けられてしまい帰る場所がなくなってしまう。
だがそれでも見捨てないでくれた幼馴染で第二王子であるジンと一つの約束をする。
「魔法学園で会おう」
十六歳になると貴族や王族、平民関係なくみんな魔法学園に入学する決まりがあった。
魔力を持たないルイスは助けてくれた不思議な青年アドルフと共に魔法学園へと入学を決意する。
大好きなジンの言葉を支えにルイスは困難な道を選ぶーー
全47話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 07:00:00
81096文字
会話率:43%
世界最古の覇王として知られる初代神帝ディーン・ディアス。その彼の直系子孫に当たる現7代神帝リュシオン。
彼には魂で結ばれた絶対的な伴侶がいた。彼女と結ばれ、可愛い子供たちに恵まれたのも束の間。
彼女はリュシオンの前から姿を消した。
愛し合うことを否定する運命なら変えてしまえばいい。
そうして彼は覇王としては許されない行動に出る。彼女を奪う運命自体の変換を。
築いていく嘘の砦。
それでも彼が求めているのは絶対伴侶のみ。
残酷な運命に翻弄されながらも、彼は運命の恋人と幸せになれる未来を探す。
初代神帝ディーン・ディアスに関与されながら。
これは世界最古にして最大の覇王の物語。
運命の赤い糸の伝説はここから始まった。
この物語は現在自サイトにて連載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 23:57:55
633355文字
会話率:32%
◆牝畜養成所
無政府国家で行われる闇組織と支配者層達の蛮行の宴。
※猟奇有り注意
◆妖しの花々花
ヨシノという毒花を加えた『妖しの花々』の続編『妖しの花々花』。謎の結社「紅菊会」の入会ステージで華々しい相姦ショーを演じた志乃と浩子(浩明)
。後悔・懺悔・葛藤。嗜虐者達の手によって完全美少女化された浩子の帰宅が、志乃に奴隷ステージの再召喚を突き付ける。異常性欲の我が子を、志乃は歪んだ母性の徒手空拳で守り抜こうとするのだが・・・
◆妖しの花々
志乃は浩明の陰嚢を三百グラムの陰嚢リングにはさみ込んで二つのネジをドライバで締め上げた。「この子は変態なの…これぐらい懲らしめてあげないと病気は治らない…」性倒錯の愛息子を救うため美母は禁断の領域に踏みいる。究極の母性は淫獄の使者達の凌辱釜で焚かれはじめる。
◆地下サロンの特殊奴隷達
希望の光から隔絶された絶望の世界。地下奴隷施設『サロン』に収容された選りすぐりの美奴達は、特殊嗜好達らの嗜虐の罠へと堕ちていく。極限の生存本能で勝ち取った被虐の覚醒。美奴達はそこにあるはずのない希望の光を見つけていく。
◆詩織の章
大学受験を控えた詩織は、半年前に家を飛び出した母に呼び出されて石垣に囲まれた大邸宅を訪れた。初老の主と家政婦に特殊な生活を強いられた母の姿を目の当たりにしていくうちに、詩織は自らの尊厳までも静かに溶かしはじめていた。
◆仁美の章
「息子の秘密を知らない母」と「母の秘密を知らない息子」。美母は最愛の息子の秘密を守るため、自ら秘密クラブのステージショーに上る決心をする。
◆華織と華凜
薔薇の花の咲き誇る孤島の庭園で「娘を売る母」と「夫を飼育する妻」の静かな対決がはじまる・・・
◆志乃の章 家畜奴隷達の性都 ~豚狼呪~
性交錯の愛息子を救うため、美母は禁忌な異世界の物語に迷い込んだ・・・
◆ヒバリの章
豚鼻に整形された牝豚奴隷、肛門に鶏卵を孕む産卵奴隷、肥大陰核に交錯する奴隷女王、嗜虐のカリスマ達に翻弄される特殊奴隷達の章。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 03:48:15
667509文字
会話率:49%
この三線には伝説がある。それはそれは美しい音色を奏で、男性を特に強く魅了し、激しい愛情、性欲、嫉妬など、恋愛に関する醜い感情を抑えられなくする呪いがあると。この三線が来たために、滅びた村がいくつもあると。
弾けば弾くほど、聞けば聞くほど寿命
が縮むと。
高校生のわかなはこの三線をおじーの13回忌におばーから渡され、この伝説を聞かされた。それと、この三線には「持ち主がいる」らしいということも。困惑したものの、その音色を聞いただけで、おばーの話が嘘ではないことを確信し、この三線を持ち主に返すため、友達である雪と桃花に事情を説明し、家に招いたのであった。
☆マークがあるところは性的描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 21:56:15
7562文字
会話率:25%
名門貴族の長男フォルカは元日本人の転生者だ。彼の生きる世界では、胸の小さな女性はそれだけで魅力ゼロと忌避される。
フォルカは小さな胸が好きだった。
前世では貧乳教徒だった。
あるとき、フォルカに王女との縁談が舞い込む。「側室、妾は何人作
っても構わないから、どうか貰ってくれないか」と。
王女は貧乳であった。
「スレンダー美少女と結婚すると王家に恩を売れる? 最高かよ!」
魔力、家柄、容姿と三拍子揃ったフォルカが領地を発展させたり、戦争したりしてたら、ちっぱいハーレムがてきるお話。
※カクヨムで非18禁版を先行で投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 09:44:05
152791文字
会話率:40%
千年前、王国の護りの要として、塔の頂に封じられた、無限魔力の持ち主・ハル。十年前、幼い冒険心のみを頼りに塔を登りきり、美しいハルを見つけた王国の第八王子・シュタル。以来ふたりは人知れず交友を重ねてきたが、毎年大晦日から新年7日にかけてだけは
会うことができない。ところが今年、1月1日の夜遅く、ハルの前にシュタルが現れる。貴方を解放するため国を倒した、的なことを告げられ、そんなこと、一度も望んだことがないハルは困惑するしかない。それにそもそも、この部屋を出るには『鍵』がいるのだ。同性との性交という、絶対の禁忌を侵すことでしか手に入れられない、呪いにも似た『鍵』が。
※噛み合わないふたりがすったもんだの末に『姫初め』にこぎつけるお話です。
※愛する人を救い出すため、革命に加わった王子様×人柱として塔に千年、とらわれ続けるお姫様(←BLです)
※今16歳(凛々しく育った)×千年前16歳(容姿変わらず)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 23:45:12
12909文字
会話率:34%
アダルトビデオ製作会社の社長が、異世界に転生します。
↓
近隣の国々を征服して巨大な国家になった帝国の第13皇子。
↓
悪魔に魂を売り、禁忌の邪教で寝取りまくり!!
↓
さあ社長は、後継者争いを勝ち残れるのでしょうか?
↓
初めて書く小説な
ので誤字、脱字や文書ばかりです。
↓
それでも良かったら、読んで頂けると嬉しいです。
↓
ゆっくりしていってね~
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 22:06:02
320944文字
会話率:28%
サブタイトルは「蛇憑きの姫」
Pixiv様にてランキング入りしました!ありがとうございます!
2022/03/28[小説] R18女子に人気ランキング 60位
2022/03/28[小説] R-18デイリーランキング 68位
美涼視点→
冴視点です。
冴(さえ)……水を司る黒蛇の神。 白蛇族によって深い湖の底に封印されていた。 白蛇族とは天敵。 隠された己の半身である美涼をずっと探していた。 白蛇になぞくれてやるものか。
白石美涼(しらいしみすず)……突如として白蛇を祀る家に生まれた黒蛇の巫女。 人ならざるものを惹き寄せてしまうからと、生まれた時から屋敷の奥に隠されている。
ーー
*合言葉は溺愛、執着、寵愛、狂愛!
*♡喘ぎ
*人様の地雷に全く容赦がありません。
なんでもオッケー!な方はぜひお楽しみください!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 18:51:24
9633文字
会話率:39%
クリスマスが今年もやってくる。
悲しかった出来事を消し去るように、そして忌まわしい思い出の蓋を開くように。
これは、クリスマスに罪を犯した少年の回顧の話。
贖罪にならない贖罪に酔った、ひとりの男の物語。
最終更新:2024-12-24 23:58:50
6577文字
会話率:40%
暴君であった先王の息子と忌避されながら、18歳のアンリはベレット侯爵家で育てられた。
侯爵は先王を倒した英雄でありながら、王族の暗殺を目論んでいた。アンリはその手駒として、王立学校へ編入することになる。
暗殺対象は、16歳のレオナード王子。
だけどアンリは、彼を暗殺するつもりがない。
誰が僕の人生を奪った奴の言いなりになるか!僕は好きに生きる!
意気揚々と学校へと乗り込んだはいいものの、レオナードと予期せぬ遭遇をしてしまう。
それをきっかけに興味を持たれて、だけどなぜか拒めなくて……。
天然で強気で人見知りな暗殺者アンリと、ちょっと腹黒な年下王子レオナードが、秘密を抱えながら恋をするお話。
見どころはここ!⇒
・少年同士のボーイミーツボーイ
・健全な男子の執着攻め堕ち
・小型犬のように勇敢な受け
※R-18は最後の方にあります
※この小説はカクヨム様、アルファポリス様、エブリスタ様、pixiv様にも掲載されています(カクヨム版は全年齢)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 18:02:34
116086文字
会話率:43%
二十年間心を操る魔法をかけて恋人であるアデルに恋心を抱かせていたイティは裁判にかけられた。心を操る魔法は禁忌であり、二十年という長い間かけていたことが罪に問われる。結果イティは死刑を言い渡される。
一人称の独白で終わりです。死ネタ、バッ
ドエンドです。
魔法が使える世界観。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 06:00:00
1808文字
会話率:13%
俺には大好きな幼馴染と家族がいた、『いた』そう、過去形だ、今は思い出したくもない忌々しい存在に成り下がってしまった。
小さい頃に結婚の約束をした幼馴染の彼女
俺に良く懐いてた2つ下のかわいい妹
誰よりも優しく包容力のあった母
全てが忌々しい
過去だ。
中学の頃、俺は父を失った、誰にも自慢出来る誇らしい父を。
父は仕事先で事故にあって帰らぬ人となり3年程は家族で支えあって暮らしてきたが俺が高校2年になる頃に母は再婚した。
これが地獄の始まりとなった。
再婚した男には二人の連れ子がいた。
連れ子は二人共男で兄と弟となったのだがコイツ等は俺から幼馴染と妹そして母を奪った悪魔の様な奴等だ。
幼馴染と家族はコイツ等に変えられた。
コイツ等に染められた。
家の中からは毎日常に家族である母と妹とそして幼馴染の卑猥な喘ぎ声が聞こえて来るのだ。
布団を深く被っても耳を閉ざしても…聞こえる。
ここは地獄だ、俺はこの地獄から逃げ出す決意を固めた。
逃げ出した先に希望があると信じて。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-07 12:39:24
177173文字
会話率:34%
僕の国では黒髪黒目が不吉だと忌み嫌われていた。僕は両親にも愛されず暮らしていた。孤児になってから、戦争に兵士として参加していたが、上司である将校に裏切られて、捕虜となった。そこで出会った敵対する国の管理兵が僕を構ってくる。僕は嫌われている
から、僕に構うと彼にまで迷惑がかかると思って、避けていた。だけど終戦後、彼の国についてこないかと求婚された。そんなに愛おしいなんて目で見ないでください。僕はそんな愛される人間じゃないのだから。
可愛そうな男の子が、大切にしてくれる人に出会って幸せになる話です。でも幸せになるまで紆余曲折あります。
主人公が暴力を振るわれたり、ねずみが死ぬ描写がありますでの、苦手な方は読まないよう気をつけてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 20:00:00
29233文字
会話率:20%
大貴族の長子カダイン→半身が斑(まだら)模様で生を受け、呪われし忌み子として幼き頃に捨てられた。以来森の奥深くで独りで暮らしてきた。
傭兵団の娼婦を母に持つゲツメ→内戦の終結と共に傭兵団を解体する際、口減らしのため奴隷商人へと引き渡しさ
れた。非人間的な扱いを受ける毎日だった。
カダインが薬草を売るため街に出たとき、奴隷売買所の裏手でゲツメを知る。ひと晩考え、翌日に手持ちの商品を全て現金に替え、彼を見た売買所に向かう……。
互いに愛を知らない独りと独りが、自然のなかで暮らしながら、やがて心を寄せ合うようになっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 02:04:27
31430文字
会話率:23%
「あんなブス、好みじゃねえよ」ーーーそのひと言が、私の人生を狂わせた。
魔法医のクローディアは、身勝手極まりない理由で王弟アルベルトから婚約破棄されてしまう。そして彼女は、とある禁忌を犯したことにより実家を出て生活していた。
その後クローデ
ィアは、戦地で助けた王立陸軍大尉のラズヴァンに求婚され、結婚することとなる。それは言わば政略結婚であったものの、二人は‘‘双方の努力’’により仲睦まじく暮らしていた。
そんな折、クローディアは馬車の転倒事故でメイドを庇ったことにより、顔に大怪我を負ってしまう。
彼女は離縁を覚悟したものの、ラズヴァンは結婚生活の継続を申し出る。しかし、過去のトラウマから夫の言葉を信じきれないクローディアは、ラズヴァンに対してあるとんでもない要求をしたのだが……?
+「お前を愛することはない(意訳)」と言われて婚約破棄されたヒロインが、紆余曲折あって幸せになる話です。
+R18シーンにはサブタイトルに♡が付きます。
+2024/11/03本編完結。
+2024/11/09おまけの小話更新中。
→2024/11/23完結。
+2024/12/04割り込みでエピソード19を追加しました。
+2024/12/05割り込みでエピソード23を追加しました。
+2024/12/07割り込みでエピソード32を追加しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 02:08:59
111059文字
会話率:47%
令嬢リゼットは代々魔術医の家系に生まれたものの、魔力を殆ど持っていなかったが為に忌み子とされ、家族から冷遇されていた。修道院送りになる話も持ち上がったが、体裁を気にした彼女の両親はそれを許さなかった。
そんな折、王立陸軍参謀部に所属する若き
参謀ルーデルが結婚相手を探しているという噂が流れてくる。強面かつ喜怒哀楽の薄い彼は女性に怖がられるが故、なかなか結婚相手が見つからないのだという。
ルーデルは「無口で口が堅い女であること」のみを結婚相手の条件としており、リゼットは半ば家から追い出される形で彼に嫁ぐこととなる。そして彼と交流を重ねたことにより、リゼットは彼への思いを募らせていった。
結婚後数ヶ月経ったある日、ルーデルはリゼットに大事な話があるから部屋で待っているようにと命じる。彼女はまだ妊娠の兆候が見られないため離婚話をされると身構えるが、彼が持ってきたのは離婚届ではなく大きな薔薇の花束であった。
リゼットが彼を深く愛しているように、彼もまたリゼットを深く愛していたのである。
+3/25後書きにて小話追加(約840字)
+他サイト掲載有り折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-22 22:51:26
10515文字
会話率:40%