魔獣が跋扈する弱肉強食の世界で、平等と安寧を信条とする巫女の一族と魔獣をも支配し本能のままに生きようとする魔女の一族が長年争っていた。巫女の一族が築いた王国の魔法学園に所属する最高位の巫女は一人の青年に恋心を抱いていた。片想いだ。巫女の信条
は、平等。誰かを特別に想う気持ちは平等とはほど遠いことを自覚しながらも密かに抱くだけならと思い、皆には最高位の巫女であることを隠して学園生活を送っていた。しかし、ある晩、魔女が巫女の住まう教会に奇襲をかけ、巫女の最高位である娘に呪いをかける。かけられた呪いは、平等を犯せば死に至る呪い。つまり片想いは許されず、想えば想うほど報われないほどに命を削る。しかし、周囲も巫女も最初はそれに気づかず、巫女は次第に青年への恋心を強めていった。一方で青年は自分より強い娘をライバル視していて、娘を冷たくあしらうことが多かった。けれど時折見せる優しさに惹かれる娘。次第に青年も気づかぬうちに娘に恋をする。巫女が命が削られていくのを知ったときにはもうその恋は後戻りできないところまできていて・・。のちに青年は娘が巫女であることを知り、娘は学園から姿を消した。命を削りながらそれでも恋をする巫女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-21 06:50:30
9657文字
会話率:21%
伯爵令嬢のリリーナは、王太子アルベルトに夜伽を命ぜられる。品行方正で知られ婚約者もいる王子の、突然の行動に驚きながらも、敬愛するアルベルトにリリーナは抗えずーー身体は淫らに開かれ心は軋んで悲鳴を上げたーー
■タグがネタバレ
■【本編完結済】
【番外編/アルベルト編終了】
■拙作『呪いの塔』のスピンオフ作品ですが、これ単体で読めるようになっています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-20 05:17:48
36626文字
会話率:17%
侯爵令嬢アンジェリーナは、逃げていた。サーク王太子から全力で――。
舞踏会で見染められたアンジェリーナだったが、王太子妃になるつもりはない。なぜなら、彼女は仕事と海をこよなく愛する規格外令嬢だったから。
☆『軍服と蜜惑のドレス』のその後、ア
ンジェリーナ編。前作を読んでいなくても楽しめますが、読んでいるとプロローグから「……え?」と驚く事ができます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-15 19:00:00
76028文字
会話率:39%
忘れたい、無くしたいと、願うばかりの恋だった---初恋と、二度目の恋。
そのどちらも、僕は同じ男に抱いた。
成就することのない思いを抱きながら、日々願うのはこの恋が終わる時だ。
9年間の恋を終わらせようと決めた、たった1日の物語。
高校生×高校生のじれじれ恋模様
シリアス多め。
※※※別所に掲載中作品の修正改稿版になります。別所掲載とストーリー&設定の変更あり※※※
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-02 02:31:02
25813文字
会話率:19%
前向きで馬鹿な騎士さんがクールでエロい魔女さん(ほんとはでれでれ)に性的な意味で迫る話。エロラブコメです。シリアス、すれ違い要素がほんの少し。
最終更新:2016-07-16 08:00:00
13064文字
会話率:45%
キリスト教禁制下の江戸時代、まりの夫はキリスト教を信仰していた罪により処刑された。
その後、生きる屍のような生活を送っていたまりは日本へ潜入し捕えられた
キリスト教司祭の妻になるように奉行から命じられる。
そのキリスト教司祭は、信仰を捨てた
後、死んだ夫の名を与えられ
日本人として、日本のために働かされていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-13 16:47:21
87632文字
会話率:15%
派遣社員の稲本愛乃はアナウンサーの梶井直久の小学校の同級生で今はセフレだった。梶井が結婚する事を知った愛乃は梶井に別れを告げ、思いを断ち切ろうと昔習っていた書道を再開する。そこで書道教室の先生、秋山基樹と出逢うが。
番外編も含め完
結しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-07 20:02:01
171727文字
会話率:36%
【本編完結済み・番外編不定期更新中】
第三王族直属騎士団 通称 第三 所属 ライラ=アルバルト
彼女には誰にも言えない秘密があった。
それは自国の王太子ウジール殿下に恋をしている事。
それをひょんなことから直属の上司であるクラウスに知られ
てしまい……
「俺が殿下の事を忘れさせてやると言っただろう?」
堅物上司だと思い込んでいた男に襲われ、ライラは翻弄されていく
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-05 11:54:47
92189文字
会話率:58%
とある地方で起こった震災。それは弟の結婚式の日だった。五感のうち聴覚だけが残された兄のお話。
最終更新:2016-07-04 08:56:04
3517文字
会話率:16%
ドラマの主人公みたいな男の子に恋をした。
そして、たくさん泣いた。たくさん傷ついた。でも、その分最後には笑顔になれた。
まだまだ不器用で頼りない高校生の二人が、共に歩んでいく未来までのお話。
*『幸奈は別れることにした』というお話の続編
になります。よろしければそちらを一緒にお読みください。◇は女の子視点、◆は男の子視点のお話です。
*6月26日、完結いたしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-26 23:12:03
247638文字
会話率:45%
将来を嘱望されていた舞台役者、瀧島亮は実家が抱えた負債の形として、大財閥の令嬢である櫻子の『愛玩人形』となる。傲慢で冷酷な櫻子から手酷い仕打ちを受ける亮であったが、その孤独に触れるうち、彼女のことを真摯に愛するようになっていく。しかし、亮か
ら想いを告げられた櫻子は己の罪深さを思い知り、亮を手放すことを決意する。それは亮にとって裏切りでしかなくて――
*全体的にテンションが低めの、シリアス傾向の強いお話になります。
*ただ今改稿中のため、一旦完結済み扱いとさせていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-03 01:52:00
99287文字
会話率:41%
仮面舞踏会の夜、思い人である宗佑と婚約者に勘違いされて夜を過ごしてしまった椿。彼女はとある宴席で彼と婚約者の破局をきいてしまう。そのすれ違いの原因が自分であることに気づいた椿は、彼に謝罪を伝えようとしたのだが思いはすれ違ってしまい…
とい
うよくある勘違いもののふりをした、稀代のヤンデレによる執念の嫁とり劇です。
タイトル通り相当前に書いた短編の続きなので、そちらを既読でない方には不親切な内容になっておりますのであしからず。
さらに姉妹(兄弟?)作「不忍池で、君と始める恋」ともリンクありです。
こちらもよろしければ覗いていただければ幸いです。
ながくても全3部くらいに落ち着…かなかったです、ごめんなさい。
全五部で完結になりました!
不定期連載にめげずに通っていただけた方、本当にありがとうございました!!
おまけのお話を更新いたしました!
この後はサブキャラたちの恋愛をこちらにて順次書き足していく予定ですが再び完結にしておきます。
なぜならいつになるかさっぱり読めないから…汗折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-16 17:35:20
38612文字
会話率:26%
妖狐の娘は人間の男に恋をした。母に命じられ送り出されたその先で。してはいけない恋だったと諭され別れろと命じられたときにはすでに後戻りできないほどに好きになってしまっていた。これは正体を隠し人間の王国で魔導士として働く妖狐の娘と、仕える働き先
の祓魔師兼王弟の子息の恋物語。晴れて両想いになるが「別れたくない・・誰にも取られたくない・・!」妖狐の娘は狂おしいほどに募る独占欲と葛藤し「俺を信じろよ。お前は俺に何を隠している・・?」祓魔師は娘を好いているが故に娘の正体を探るも知らぬ間に娘を苦しめてしまい・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-21 03:43:54
2500文字
会話率:3%
戦神と恐れられている、若き将軍セイドゥーク。彼は戦いで興奮すると射精してしまうというとんでもない体質の持ち主である。出征のたびに前を濡らして帰ってくるセイドゥークを心配する余り執事は結婚を急かすが本人はどこ吹く風。そんな折、彼は街道で勇まし
い女剣士と行きあう。だが、その女にも何やら秘密がありそうで……? 心に深い傷を負った女とすべてを手に入れた脳筋男との酷いすれ違いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-20 22:50:58
47407文字
会話率:43%
主人公の魔獣クーと公爵家の次期当主の青年アルフェルド・アルバラックの成長物語になっております。6歳のアルフェルドが森で拾ってきた赤ちゃんは魔獣でした。家に持ち帰り家族に反対されるも一緒に暮らすことを許されたクーは皆に支えられアルフェルドと共
に成長していきます。幾多の困難に立ち向かい、時には攫われたり取り返したり三角関係?になったりすれ違いがあったりのハラハラドキドキものを書いていく予定です。ほのぼのあまあまのR18あり!魔法が飛び交ったり戦ったりのエセファンタジーで誤字脱字あると思います作者の超ご都合主義物語になっております。文才が壊滅的で読みにくいかと思います。ご指摘くださったら幸いです。それでも許せる方のみどうぞ!!(追記)リアルの都合上亀更新です。よろしくお願いします!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-12 03:17:39
8820文字
会話率:63%
互いが切望しながらもすれ違う二人。
そんな彼らの前に「ヨリを戻したい」と現れる元カレや「一緒に外国へ来てほしい」と告白する友人が。
二人の間にはさらなる溝が出来上がってしまい!?
[!注意!] 予告なく性描写がでてきます。苦手な方、まだ早
いと思われる方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-31 10:00:00
85456文字
会話率:39%
子育てを一段落ついたアラフィフ世代の夫婦におとずれる危機と幾つもの試練に立ち止まりお互いの気持ちを見つめなおし人生をリセットしていく物語。
主人公詩織を取り巻く人間関係におけるそれぞれの切な過ぎる想いを柱に描いた涙無くしては読めないシリアス
タッチの小説。
1ヶ所のみの性的描写はあくまで本筋の枝葉部分で、お互いの心のすれ違いや複数の人間関係に起こるトラブルと主人公の切ない想いの心の変化が主体となる物語。
密な関係だったはずの詩織と圭の間に知らないうちに出来てきた愛に対する認識のずれとそこから生じた圭の浮気や過去の詩織の恋人との再会と周りを巻き込んで変わっていく展開。
夫婦、親子、親友、昔の恋人、上司と部下のそれぞれの関係を踏み込んだ人間性の本質をリアルに近い形で描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-26 13:22:48
46696文字
会話率:37%
好きな人がいる。ただの片想いならば単純な話だけど、どうしてこうもこんがらがってしまったのか、面倒くさくて、いっそどこかに逃げてしまいたいけれど、それもかなわない。ああ――神様は残酷だ。……とここまでシリアス、後コメディ。勘違いの末にお互いが
お互いを騙し合い、まんまと踊り狂わされた結局はただのはた迷惑なカップルじゃねえか! なお話。けっこう下品な会話の応酬が後半ございます。※なろうサイトに同作品を掲載してますが、ちょっと消化不良な気がしたので少し改稿してムーン版として改めて載せております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-08 00:09:26
63922文字
会話率:62%
数百年に一度、里を神に守護してもらう代償に年頃の娘(処女のみ)を花嫁として差し出すしきたりがあった。その花嫁に指名された娘レフィアは、男を誘う甘美な蜜の香りを漂わせる天使の性質をもってしまったがために、処女を奪われる寸前まで男達に襲われ快楽
に落とされる。抵抗したらその三倍は痛めつけられ、レフィアの身体は癒えない傷跡だらけだった。天使の血を継ぐがゆえに蔑まれ続け死を願いながらも神に嫁げば幸せになれると希望を持って、男に弄ばれた身体で神の花嫁として送り出される。送られた先で、嫁ぐ神ルシオスと顔を合わせて、一目で惚れそうになったその瞬間、「こいつ、男の匂いがする。汚らわしい。こいつはすでに穢れた娘だ!俺は認めない!」と不機嫌に睨み付けられた。それ以降、幾度も拒絶の態度で辛く当たられ、それでも必死に彼女は認められようと頑張る。しかし穢れたの一言はいつまでもレフィアを蝕んでいてーー・・。
神ルシオスにすらも蔑まれ死においやられるレフィアと、すでにレフィアが男を知りその男に嫉妬していたことにレフィアが死にかけるまで気づかないルシオスとの恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-04 00:00:00
111727文字
会話率:22%
天の御使いである天使ユフィシエは、仲間と共に任務より人間界に向かう途中で魔族に襲われ、仲間の命と引き換えに魔界に拉致られた。自殺すらかなわず魔界で生きることを強要され年頃の魔族たちの通う学園に入れさせられた。魔族としての能力を無理やり抱かれ
て植えつけられてーー。しかしそれでもユフィシエの身体は魔族達のもつ魔の力に蝕まれて日々苦しみ、倒れることも多々ある。しかも学園で倒れる一番の元凶である青年ルーキスと婚約を命じられてしまう。彼の魔の力を体に注がれるたびに、苦痛を伴って魔族に変じることを強制され、彼女は苦しみながら徐々に死の淵に追い詰められていく。婚約者である彼に心を許さず、逃げて避けようとする彼女に対し、ルーキスはなぜか苛立ち、婚約を理由に無理やり彼女を犯し始める。ルーキスに見向きもしない彼女に恋をしたと気づいたルーキスは素直になれず・・彼の不器用な恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-19 23:20:54
46407文字
会話率:21%
男は自分の養子を求めていた。しかし養子は男を拒み、離れて行った。養子に拒絶されたことで絶望した男を救ったのは、養子と変わらぬ年の少年だった。少年は言う、「オレを身代わりに抱いてよ」と。【注意】男性同士の性描写が含まれておりますので、閲覧の際
はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-25 21:38:38
3363文字
会話率:32%
魔法庁総務部開発課所属の下級官吏、シスト・ディ・キャヴァッサは悩んでいた。新妻に夜の生活を拒まれ続けて、早ひと月になる。そろそろ限界を感じる男と頑なに口を閉ざす妻の、まったくシリアスではない話。コンフェットゥーラとは、果物などを砂糖で煮詰め
たものの事です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-12 19:00:00
36648文字
会話率:46%