ペナー家の長女セイディの婚姻を打ち消してくれたのは、私兵団の副団長を務めるエルフであるエズヴァルト・ケアという男だった。
やせっぽちで、背は高くて。豊満である事が良しとされていたこの時代に彼女を快く迎えてくれる男はいなかったものの、いざ会っ
た事もない魔法使いに婚姻を申し込まれると彼女は混乱した。夜半に頭を冷やそうと家から抜け出したのが運の尽きか、幸運の始まりか。セイディはエズヴァルトに婚姻を打ち消しましょう、と純潔を奪われてしまう。とんとん拍子に挙式まで至ったが、彼女はどうして彼が自分を好きなのかわからないままだった。それでも心優しいエズヴァルトに彼女は心を許していった。好きにはなれないが幸福な日々を送っていたある日、実はエズヴァルトはエルフの王子でありながらも呪われていたのだ。そして、その呪いを解くのには純潔の花嫁の心臓が必要だったと知る。そんな理由で、とセイディは彼に激怒したが、次第に彼の呪いという無理矢理に背負わされた運命に負けずに前に進んでいく力に惹かれていく。またエズヴァルトも彼女を自分の運命に巻き込んでしまった事を悔いつつも彼女の為にも呪いを解こうと努力していく話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 13:57:36
69604文字
会話率:44%
大型連休前の金曜日、シャワーを浴びて部屋に戻ると、金髪ムキムキマッチョが拘束された状態で転がっている。
え?誰?「コレ」置いていったの?
一方、貴族は全て『運命の相手』以外との婚姻は認められない国オーレンシア。
『運命の相手』が見つから
ない者を『穴』と蔑み、家を継ぐ事はおろか貴族籍も剥奪されてしまう世界。
死を覚悟したその瞬間、望んだのはとっくに諦めていた『運命の相手』との邂逅であった。
そこから始まる運命と恋の物語。
お待ちくださっていた皆様!本当にありがとうございました!!完結しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-26 07:35:42
157454文字
会話率:35%
雪緒に両親の記憶はない。5歳までは祖父母の家で、それ以降は親戚の家で育てられた。
12歳になったある日、雪緒の婚約者だという親子がやってくる。そして彼女には血の繋がった家族がいると教えられた。
彼女は生まれた島の風習によって、生後すぐ
によそへ出されたのだと。
夏休みを使って生まれた島へ家族に会いに行った雪緒は、そこで両親と兄たちに会う。
父から家督を譲られて当主となった長男と会ったとき、彼女は理解した。
なぜ妹である自分が島を出されたのか。
きっと初めてではないのだ。自分以外にもいたのだ。実の兄への恋情に気も狂いそうになった女が。
夜の夢に、自分の淫らな思いを見て絶望する妹が。
それでも彼女は兄のためにこの島で生きることを決めた。
兄への想いを敬愛だとごまかし、婚約者とともに兄の力になろうと。
だが、式を挙げる前に婚約者が事故で行方不明になる。
数年後、ようやく帰ってきた婚約者には妻と子どもがいた……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-22 20:06:41
38482文字
会話率:31%
【攻】幼馴染み従者として受けのそばにいるケルベロス
【受】自信が持てないツンデレ令息(15歳)
⚫すれ違ったままの肉体関係。外堀埋めて一方的溺愛。
⚫あらすじ
エリート魔法師一家の三男に生まれた俺セシルハルトは、精霊や魔法生物にはなぜか
嫌われ、無詠唱魔法も使えない出来損ない。
王立学園の受験前、幼馴染で従者のアーサーに、「俺と契約すれば強力な魔法でも使えるようになる」と言われ、魔法契約をする。しかしそれは、アーサーとの番の契約だった。
「どうして人間のお前と契約して、魔法が使えるようになるんだ? おかしいだろ」
入学した王立学園ではトップの成績で入学し、第四王子の側近に選ばれる。気さくな殿下とアーサーのやり取りに嫉妬しつつ、アーサーが何でも俺を優先するのは心地よかった。
うまく魔法を使うためには、アーサーとキスしたりそれ以上の行為で絆を深める必要がある。長年の従者であるアーサーのことは嫌いじゃない。癖のある性格だけど一番信頼しているし、俺への執着心は心地良い。
長年傷ついた自尊心が満たされていく。半ば恋人同士のようになり、卒業後も一緒にいようと約束する。
しかし、長期休暇で実家に帰った折、父が母に俺のことを「アーサーの生け贄だ」と辛そうに話しているのを聞いてしまう。
実はアーサーのせいで魔法が使えないことを知ってしまう俺。
あれほど悩んでいたのに、あれほど愛していると言っでいたくせに、アーサーは俺の幸せよりも、自らの欲望を満たそうとしていた。そのことに絶望して…。
(ハピエンです!)
★印のついた話数には、キス以上の描写があります。背後にご注意ください。
一部、流血シーンがあります。その際は前書きに表記しています。
キャライメージは、Picrew の「人間(男)メーカー(仮)」様にて作成しました。Twitterにて公開➡
https://twitter.com/e1dra_on/status/1551701652381773824?t=NAEh1nVdZIW0jMg58xOoGg&s=19
pixiv様に一部改稿して掲載中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-20 20:28:26
326254文字
会話率:57%
実の父親に殺されて、気づいたら過去に戻っていた!?
涙がブラックダイヤになる不思議な能力を持つユリアナ。
貴重な能力がゆえに、父に監禁されていた。
日々虐待されブラックダイヤを生み出し続けられる。
父からの激しい虐待の末、とうとう
殺されてしまう。
来世では幸せになりたいと願いながら
生き絶えるが気付けば過去に戻っていた。
今度こそ殺されず、父親からの解放を望む。
どうやって脱出すればいい?
脱出した後はどうしたらいい?
脱出をした先で出会ったのは、帝国の筆頭公爵たち
公爵家で保護してもらううちに
どうやらユリアナは数100年に一度誕生する聖女だということがわかる。
しかも、聖女は複数の男性と婚姻を結ぶのが通例だと言われ一気に5人の夫が⁉︎
脱出した先で待っているのは希望?絶望?自由?
それとも……----
start 2023.05.19〜 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 09:15:05
15159文字
会話率:24%
パーション王国の王族は約千年前にかけられた呪いにより、子供ができにくい体質。
呪いをかけたのは淫魔の血を引く魔女。彼女は「呪いを解きたければ、王族の男と淫魔の血を引く娘を結婚させろ。年齢差は必ず七つでなければならない」と残して亡くなった。
しかし、淫魔の血を引く娘の数はかなり少なく、挙句七つの年齢差をクリアできない。
その結果、呪いをかけられて千年が経ってしまっていた。
そんな中、王国に現王太子セースよりも七つ年下の伯爵令嬢スヴェアが生まれた。
スヴェアは淫魔の血を引いていることもあり、王家はスヴェアが生まれてすぐに婚約を打診。スヴェアは生まれてすぐにセースの婚約者となった。
が、多情な淫魔の血を引く娘に王妃が務まるのか。さらには、スヴェアが気の弱い娘であったことから、周囲はスヴェアはセースに似合っていないと心無い言葉を投げかけてくる。
……スヴェアの本当の姿など、知りもせずに。
これはゆるふわ系の執着王太子×淫魔の血を引く伯爵令嬢の、呪いを解くために始まった婚約が、真実の愛へとつながるお話。
◇掲載先→アルファポリス、エブリスタ、ムーンライトノベルズ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 11:15:42
32600文字
会話率:35%
——何処まで愛せば、俺の気持ちが本気だって信じてくれますか?
吸血鬼と人間が共存すると言われているヴェサール王国。しかし、その実態は吸血鬼至上主義であり、人間たちは吸血鬼の顔色を窺いながら生きてきた。
そんな国に住まう平凡な花屋の看板娘テク
ラはひょんなことから吸血鬼で子爵位を持つバーンハルドに一目惚れされてしまう。
人間にとって一番裕福な暮らしは吸血鬼貴族の愛人。けれど、テクラは愛人などごめんだった。
だからこそ、毎日テクラを口説きに来るバーンハルドを適当にあしらっていたのだが、彼は全くあきらめずにテクラに迫ってくる。
そして、ある雨の日。吸血衝動を抑えられなくなってしまったバーンハルドを哀れに思ったテクラは、その身体を差し出し——あろうことか、身体の関係を持ってしまう。
そのままずるずると続く身体の関係に嫌気がさしたテクラは、バーンハルドに自分を捨ててほしいという。
そういったテクラに対し、バーンハルドは『番の契約』を申し出てくる。だけど……。
「私、バーンハルド様のこと、好きになってしまいました……」
「貴方の未来を、奪いたくはないのです」
『番の契約』には底知れぬ代償があって——……。
ずるずると続いてしまった吸血鬼と人間の報われない恋の行方は、いかに?
◇掲載先→アルファポリス、ムーンライトノベルズ、エブリスタ
◇『吸血鬼至上王国ヴェサール王国』シリーズの第1弾です。別名異類婚姻譚折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-26 16:51:05
2819文字
会話率:32%
18歳のアヴリルは多種多様な種族が住まうアティラン王国の騎士団で経理として働いているりすの獣人で子爵令嬢。
彼女はある日王家主催のパーティーに招待された。
というのも、現在この国には王位継承者が王子一人しかおらず、誰もが彼の番を必死に捜して
いるのだ。
どうせ自分には関係ない。そう思いながらも嫌々参加したアヴリルだったが、王子であるエリックと目が合った瞬間――彼に番だと認識されてしまった。
実のところアヴリルには人間の血が濃く入っており、それゆえに番の察知能力が低い。そのため、エリックを番だと認識できないアヴリル。
そんなアヴリルに嫌な顔一つせずに、重すぎる愛情を注ぐエリック。
「俺の番は可愛いこりすだ」
「可愛くてもこりすに王妃は無理ですー!」
愛情過多なわんこ王子(一歩間違えるとヤンデレ)×臆病なりすの獣人がすったもんだしながらも両想いになるラブえっちなお話
◆日刊ランキング10位ありがとうございます……!
――
◆掲載先→アルファポリス、ムーンライトノベルズ、エブリスタ
◆【アティラン王国】シリーズの第一弾です。8万文字程度のお話になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 20:32:56
17700文字
会話率:29%
湖上のほとりの和風邸宅に住む琴子は、幼くして両親を亡くし遺産で日々をおっとり過ごしていた。
彼女の従兄弟たちが毎年の夏、避暑に訪れるが琴子は彼らに胸をざわつかせる。
やがて彼らより気になる存在・一族の守り神である蛇神の化身が琴子に人の身とし
て執心する。
不可思議混じりの幻想小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-01 21:17:20
30870文字
会話率:48%
今日この日、私はこの国の王太子妃になった。他国から嫁いできた私は歓迎されず、けれどそんなものだと分かっていたから、特に何も期待せず粛々と公務を全うするだけだ、そう思っていたのに。
なぜか寛いだ姿で寝室にやって来た王太子に、なぜ来たのかと思わ
ず聞いてしまったのは許してほしい。だって、疲れているのだから。
王族同士の婚姻に条件をつける王太子妃と、そんな妃に歩み寄ろうと優しく接する王太子の、本心をそのまま言ったり言われたりする、二人が心を通わせるまでのお話。
やんわりした設定ですので、軽く読んでいただけると嬉しいです。☆12/19発売 くろふねピクシブ『異世界で溺愛王子ととろあま初夜♡ TLアンソロジー』にてコミカライズ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-26 18:14:57
25237文字
会話率:65%
【同一内容をPixivにも掲載しています】
幼い頃、故郷の浜辺で龍神と出会った三保桂祐は、平安の京の都で陰陽師として日夜仕事に励んでいる。ただの官僚として卜占や天文だけやっていたい桂祐だが、あやかしを見てしまう目を持っているせいで、しばし
ば面倒な仕事を持ち込まれてしまう。
新しく任された依頼は、内大臣に掛けられた呪詛を解くというものだった。桂祐は、見える目を持つだけで祓う力はない。代わって妖異を斬るのは式神「旭丸」だ。
旭丸と桂祐の間には、複雑に絡み合った事情があった。旭丸は、幼い日に桂祐が救った龍神の化身なのだ。桂祐は名を失って弱っていた龍に、亡くしたばかりの飼い犬の名をやり、それ以来、龍の化身は犬のように桂祐を慕うようになってしまった。
この世に人の姿で顕現する度、旭丸は桂祐の<精>を求める。次第に求められる行為が親密さを増し、桂祐は困惑する───
旭丸の力を借りて見事に呪詛を解いた桂祐だったが、助けた内大臣からまたもや面倒を押しつけられる。次の依頼は、宮家の姫に懸想した人外の正体を暴くことだった。桂祐は旭丸と共に調査に乗り出し、そこで姫に恋する化け狐と出会った……
神獣と人が種族を越えて想いを結ぶハッピーストーリー
【キャラクター】
●三保桂祐(みほのよしすけ)
二十歳。ヒラの官人陰陽師。異界のものが見える目を持っているが、気弱で出世欲がない。幼い頃に龍の宝珠を手に入れ、龍神の化身を式神と偽って使役している。頼まれた仕事は真面目にこなすが、本当は平和に暮らしたい。
●旭丸(あさひまる)
赤い龍の化身。飼い犬の名前をつけられたせいで、桂祐の守り役になっている。自分の対になる存在を探している。本来なら姿を自在に変えられるが、事情があっていつもは宝珠の中に籠もっている。人に化けている時は、赤い髪、赤い目をした長身の美形。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 21:38:56
70904文字
会話率:43%
ほかの竜神たちから「はな垂れ小僧」と笑われている最年少の竜神は、二十年前に目を付けた女の子を嫁に迎えようと人の街に向かう。ところが女の子だと思っていたその子は竜神よりも逞しい体の男に成長していて……。嫁取りをしたい竜神様と、竜神様の嫁になり
たい青年の話。+千年生きている古株おじさん竜神と、生贄として捧げられ嫁になった青年との話。竜神と人のカップル2組の短編集です。※他サイトにも掲載(改題・改稿版含む)
[青年(人)×竜神(最年少)&竜神(おじさん)×人(元生贄)/ BL / R18]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-19 10:00:00
22735文字
会話率:55%
芸術国として名高いアールエッティ王国の第一王子は、ある日高熱を出してΩだということが判明する。二十四歳でΩになった自分を娶ってくれる王族αがいるだろうか――そんな心配をしながら各国に婚姻の打診をするも、よい返事がもらえない。そんななか、大金
持ちの大国ビジュオールから王太子妃候補にならないかという親書が届いた。国のため喜んで大国の後宮に向かう王子だが、妃になるには問題が山積みで……。※アルファポリス他に掲載
[αの王太子 × Ωの王子 / BL / R18]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-13 09:04:29
269850文字
会話率:46%
大国イシュクナーダの王は、多くの貴族を粛清した冷酷王と呼ばれる若く美しい王だった。そんな王の傍には、人形のように可憐な少年がいた。王に溺愛されるこの少年は、元は王の命を狙う暗殺者であった。美しき国王と、暗殺者として育てられた亡国王族の血を引
く少年、そんな彼らを取り巻く人たちの物語。
※性描写だけでなく残酷な表現を含みますので、苦手な方はご注意ください。
[美しき冷酷王 × 元暗殺者の亡国王子 / BL / R18]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-13 10:00:00
117973文字
会話率:46%
異世界を舞台としたとある王国の皇太子と、その護衛騎士という名目の仮初め相手である女性騎士の禁断と溺愛の愛欲絡む物語。
古から続く力の継承のための婚姻の掟を解放目論む皇太子。
異属性同士の騎士であった両親から生まれた異端の女騎士。
影を
潜めた力の発現を見せた彼女に、皇太子は『福音』と称す。
その言葉の意味は?
皇太子の思惑に漠然と感じつつも、自分と関係あるとは知らない女騎士。
希望が確信に近づき、急く気持ちを抑えつつ皇太子の想いは耽溺として彼女の心身に降り注ぐ。
果たして皇太子の願いは叶うのか?
皇太子に身も心も絆されながらも、募る想いを止められない女騎士。
二人の禁断の恋の行方は、どんな結果をもたらす?
護衛の女性騎士を愛して止まない皇太子
✕
力強く射抜く求愛に落ちた女騎士
開幕!!
https://novel18.syosetu.com/n4447ht/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 00:00:00
246949文字
会話率:27%
貴族らしくない見た目と魔族領に面した領地、そして主張のできない性格のせいで事実無根の悪い噂が絶えず、婚期を逃したアルフォンソ・サンソーレ・M・ヴィッドルド。未婚のまま1人寂しく老いていくのかと思いきや、そんな彼にもようやく遅い春がやってきた
。突如婚姻を申し込んできた相手はアルフォンソに負けず劣らず悪い噂の絶えないルカ・ナタナエレ・F・カノーラ。稀代の男好き?類を見ない尻軽野郎?性格が悪すぎて婚約破棄された?五月蝿ぇ!そんなの知るか!こんな俺と結婚してくれるだけで天使みたいな人だろうが!毎日崇め奉ったってまだ足りない!絶対に幸せにしてみせる!悪役令息と言われた青年と野獣侯爵と言われた男の、結婚から始まる恋物語。妊娠出産は匂わせ程度。元々が短編なのでそんなに長くありません。
元婚約者に嵌められた悪役令息(?)×筋肉ムキムキの非モテ辺境伯
注意
マッチョが受けです。
もう一度書きます。マッチョが受けです。
最後にもう一押し。マッチョが受けです。
注意書きとタグをよく読んで、地雷にご注意ください!
アルファポリス様にも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-10 20:00:00
186149文字
会話率:62%
古代日本、人に仇なす存在、妖魔を倒す為に現世に舞い降りた女神『アメノミツル』。なす術もなく妖魔に蹂躙されていた人類を救うべく一人奮闘するミツル。しかし、神の身でありながら現世で戦うには一つの条件があった。それは、自身と最も相性のいいとされる
人間の男との交わり、愛の力を補充すること。妖魔に襲われていた村で出会った、さえない青年『和哉』と契約したミツルは、数多の妖魔達を少数にまで追い詰める。しかし、追い詰められた妖魔達は、神から奪った神具『時の勾玉』を使い、時空の彼方へと逃げてしまう。ミツルは和也との別れを惜しむ間もなく、効力の失われた時の勾玉に、自身の神力を使って妖魔達を追って時空の彼方へと旅立っていく。
時空を越えて降り立ったミツルが目にしたのは、古代日本とは別世界の巨大な建物が並ぶ現代日本だった。神力の失われたミツルは、和也と瓜二つのさえない青年『天野和哉』と運命的に出逢い、再び契約(婚姻)を交わし、『天野美鶴』として現代で活動を始める。和哉と協力し、現代にタイムトラベルした妖魔達と戦う美鶴。戦いの中で二人は契約以上の想いで惹かれ合っていく。
しかし、美鶴は気付いていなかった、古代でも現代でも、自身に下卑た視線を向ける和哉の兄『達哉』の存在があることを……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-08 21:11:27
75374文字
会話率:49%
先日、王太子殿下が婚姻を結んだ。王都はお祝いムードで賑わっているが、夫妻の居である離宮はお通夜のような暗い雰囲気で……原因は性の不一致で王太子妃殿下が閨をボイコットしたのだ。その問題を解決する為に召喚された伯爵夫人である私。さて、営みが営め
る様になるであろうか?※エロしかありません※ヤマもオチもありません※3Pではありませんが、似たような表現があるので地雷な方はご注意ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-01 21:10:50
8283文字
会話率:31%
婚姻の儀を終えた夜、システィーナは一人寝室で夫となった聖王ミハエルを待っていた。
初夜とは言え、体の弱い彼に無理をさせられないと思っていたシスティーナ。
暫くしてミハエルが寝室へとやって来たが──美人でお淑やかで病弱、な筈の彼の様子が何
だか……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 13:08:07
17503文字
会話率:38%
貧乏な小国の末の王女であるユリアナは突然舞い込んできた縁談に愕然とした。
ユリアナの姉姫たちも国のためにどんな相手にも嫁いでいった。だから、結婚とは不幸への一歩だと覚悟はしていた。
だけど、流石にこれはないんじゃない?
なんと婚姻を申
し込んできたのは、冷酷王と言われるこの大陸の覇者。気に入らない人間は容赦なく切り捨てるらしい。父である国王はまさかの保身で娘を差し出す始末。
嫁ぎたくないと駄々をこねるも、国のために死ね、と笑顔で兄の王太子に送り出された。
死にたくない一心で、とにかく気に障らないように頑張ってみることに。引っかかるところがあるものの、それほど怖い人でもないのかもしれない、そんな風にユリアナが思い始めた矢先。
冷酷王の秘密を知ってしまった――。
◆R18対応版
◆一日三回更新。全28話。4/29完結予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 10:00:00
91655文字
会話率:54%
アルテリア・ローズベルト10歳。
7歳の時に前世を夢で見て思い出す。
前世では城戸優里25歳。日本という国で生まれ育ったが転生してた。
10歳の誕生日に魔力属性をし、チートスキル持ちと判明。
その後王家主催のお茶会に参加すると双子王子が近い
!
趣味に夢中なので、ご遠慮お願い致します。
※処女作です。
心臓は蚤の様に小さく豆腐の精神を持っています。
皆様心優しく見守って下さい。宜しくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-28 21:38:23
3592文字
会話率:3%
竜騎士見習いの中で、誰よりも龍と心通わせ、まるで手足の様に乗りこなす事が出来るロアン。
その腕前は、歴戦の竜騎士さえも『竜の愛し子』と言わしめる程だった。
しかし竜の里での『娶り』の儀では、どの竜もロアンを選ぶ事は無かった。
竜騎士の
道が潰えたロアンの耳に、微かな歌声が届く。
その声に誘われ進んだその先には・・。
小柄で童顔な子犬系騎士☓大柄肉食系美人
アルファポリスでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-22 08:10:37
5106文字
会話率:26%
聖女というだけで日々身の危険(命&貞操)を感じながら過ごすリュシア。
「聖女、辞めよう」
そう思った彼女は、聖女の力を消すために密かに恋をしていた人の元へ行き、処女を散らす決意を固める。
一夜限りの関係だと思っていたのに、待っていた
のは彼からの溺愛で?
「リュシアが真実、わたしの妻になった今、これからはわたしが貴女を守ります。今世でもよろしくお願いしますね?」
そんな感じで、大神官様を襲ったら、予想だにしない結果を招いてしまった不憫な聖女のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 20:02:20
8484文字
会話率:34%
フェリスタは、人間と精霊のハーフ。
ハーフの娘は、二十歳になるまでに男と性交をしなくては大気と同化し、消える運命にあった。
しかし奥手で前世の記憶が邪魔をしているフェリスタは、彼氏もできない。
だからフェリスタは、二十歳になるその日に消える
はずだった。
彼に会うまでは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-22 19:00:00
8107文字
会話率:26%
ミヤコは、お狐様の九十九番目の生贄だ。
されど赤子の頃に贄にされた彼女はお狐様に大切に大切に育てられ、お狐様好みのおなごになったのだ。
そんなミヤコも年頃になり、お狐様と楽しく結婚生活を送っていたのだが。二人の愛の巣を壊しに、人間がやってく
るのだという。
「案ずるでない。すべての火の粉はわしが払おう。ミヤコはただ、わしの側におれば良い」
旦那様が大好きすぎる妻と、そんな妻にデレデレ甘々なお狐様が、ただひたすらにイチャコラするだけの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-19 19:00:00
11262文字
会話率:28%
世界最強と名高い騎馬民族ヒュンナグの一人であるカルムに助けられたことのある西の国出身のヴィオレッタは、ずっと彼にお礼をしたいと考えていた。使節団の一員として再会を果たしたヴィオレッタは、ある晩、湖の側でカルムに短剣を贈ることにした。お礼のつ
もりで贈ったのだが、ヒュンナグの中では短剣を贈るのは婚姻を申し出る時の風習のようで……。勘違いしてしまい態度を激変させるカルムと、風習を知らないヴィオレッタの溺愛ラブコメディ。【コミカライズ&書籍化】皆様の応援のお力により、この度、eロマンスロイヤル様からコミカライズ&紙・電子書籍が発売されます。タイトルは『以前助けてくれた騎馬民族の青年に風習を知らず間違えて求婚してしまったら、急に溺愛されました!』と変更になりました!ブックマークや評価、レビュー、感想など、連載時から応援してくださった皆様、誠にありありがとうございます!書籍版は世界観をたっぷり楽しめるようストーリーを重視した(約21万字ほどの)大長編となります!【2025年5月末】発売です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 01:01:20
56254文字
会話率:27%