貧国の第三王子のオメガの僕は、お金の為に金持ちのアルファに嫁がされるところだった。ところが、その披露目の場の晩餐会に大国の若王が突然訪れ、僕のことを「運命の番」だと言った。周りに促されるまま結婚することになったけれど、そもそも結婚したくなか
った僕は王様に素直に接することが出来ない。けれど無礼な僕を、王様は溺愛してきて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-18 10:06:47
48979文字
会話率:52%
レティシア・マークスは、『妖精姫』と呼ばれる社交界随一の美少女だが、実際は亡くなった前妻の子として家族からは虐げられていて、過去に起きたある出来事により男嫌いになってしまっていた。
社交界デビューしたレティシアは、家族から逃げるために条件
にあう男を必死で探していた。
そんな時に目についたのが、女嫌いで有名な『氷血公爵』ことテオドール・エデルマン公爵だった。
レティシアは、自分自身と生まれた時から一緒にいるメイドと護衛を救うため、テオドールに決死の覚悟で取引をもちかける。
R18シーンがある場合、サブタイトルに※がつけてあります。
シェリーLoveノベルズ恋愛小説大賞 一次選考通過しました!
アルファポリスでも公開を始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 20:00:00
154799文字
会話率:29%
黎(れい)は同い年の幼馴染の和真(かずま)に告白するも振られてしまい、そのことを10年も引きずっていた。
久しぶりに年末年始を実家で過ごすことにした黎は、10年ぶりに和真の6歳下の弟の蒼真(そうま)と再会する。幼かった蒼真は背も高くかっこよ
く成長していて…。
失恋を手放し、策士な腹黒年下幼馴染から外堀を埋められドロドロに溺愛される物語。
※◆◆◆以下からR18場面です。
姫初め企画に間に合わなかった話です…が楽しんでもらえると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 10:00:00
22092文字
会話率:29%
英雄と呼ばれるアイザック辺境伯に叙勲式の報酬としてプロポーズされるジェシカ。
優しい彼に溺愛されるジェシカだが、時折見せるアイザックの舐めるような表情に戦慄するのであった。
この結婚は上手くいくのか!?
最終更新:2024-02-12 11:28:21
11430文字
会話率:33%
音楽一家に育ち、自身もヴァイオリンとピアノのレッスンを受けている梛央は高一の学園祭でメイドのコスプレでダンスを披露した。
それがSNSに投稿され、何百年に一度の美少女としてバズっているが、本人はそれを知らない。
ピアノをやめたことがバレて父
に叩かれた梛央は家を飛び出し、そこで梛央を探していた男に車に連れ込まれて・・・。
目が覚めたら精霊の愛し子様?
天然愛されキャラの梛央に周囲はメロメロです♪
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
異世界もの、愛し子ものです。
モブレ未遂あり要注意。
序章から1章の6話あたりまでは暗めなお話。そこを乗り切れば7話から一転して明るい総愛されなお話になります。
最後はハッピーエンドになるのは確定ですが、R18になるのは後半予定。男性妊娠あるといいなぁ、くらいの感じです。
総愛されの固定CPです。
第一章の終了とともに更新をストップしています。
今後の更新の予定はありませんが、アルファポリスさんでは更新をしています。
誤字脱字報告ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 18:52:20
296141文字
会話率:47%
魔王は倒され世界は平和になった。けれどその代償は聖女の死。
勇者として戦った王子は悲しみを乗り越え王位につこうとするが、即位式に現れたのは亡き聖女シレイネだった。
混乱の中、シレイネの口から語られる真実「殺したはずの人間が現れて驚いたのでし
ょうか?」
そんな彼女の傍にはともに旅をした魔術師カインの姿があった。
邪魔だからと消された聖女が断罪に戻り、復讐共犯者の最強魔術師に溺愛される話(ほんのりざまぁ要素もあり)アルファポリスさんにも投稿中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 11:09:33
31194文字
会話率:40%
『私。いつか貴方を元旦那様から買い上げますわ』
妖精族のリアはなぜか竜人族の国の海辺で記憶を失い倒れていた。
その海辺の領地の領主エ―デル公爵に保護されたのだ。
リアは見目麗しく保護されてすぐに公爵に求婚されるくらいであった。
し
かしそれをむげにし続ける毎日に辟易としていた。
リアは殿方に煩わせない『自由』と『自立』を欲していたのだ。
リアは記憶を失う前相当抑圧された日々を送っていたのだろうか。
記憶もなく異国の地である竜人国でのリアの身内捜索は難航していた。
ある日エ―デル公爵の旧友であり、『夫』を名乗るルドルフが現れる。
彼は死んだと思っていた大人しく従順で一途だった妻『フローリア』がリアだという。
リアはドラキュ―ル伯爵夫人だという。
皇太子をも虜にした魔性の女だと。
リアは拒否した。
記憶も愛着もないのに貴族の妻である『籠の鳥』に戻るのを拒否したのだ。
『わたくしじゃじゃ馬なんです。
自由のために離縁してください』
「そんな『じゃじゃ馬』な君を愛したんだ。
今までは尽くさせてしまった。
離縁はしよう。
政略結婚など不本意だった。
これからは尽くさせてくれ。
記憶がなくとも。今度は君に惚れてもらえるようにしたい。
俺は君の下僕だ。」
『竜人族はドMですのッ…………?』
ある事情で『自立』出来ないリアはルドルフが雇った用心棒と同居することに。
「お前の過分な自己犠牲で救った命が。
お前亡き後どう悲しむか考えたのか」
一人は財力と包容力で。
一人は側にいて厳しくも叱咤激励する。
自立して旅をしたいリアが元夫ルドルフとルドルフに雇われた用心棒ルードリヒ二人に溺愛される日常に翻弄されていく。
タイプの違う
二人の男に悩まされながら世界の『歪み』に巻き込まれる。
ドラキュール伯爵夫人時代のフローリアは『稀代の毒花』『傾国の姫』と呼ばれ数々の男を虜にした。
フローリアの信奉者は変わらず記憶喪失のリアを愛でている。
そのうち『神』まで籠絡していたことを知る。
『フローリア破天荒過ぎやしませんこと?』
目立たず平穏に暮らしたいリア。
身に覚えがないことで溺愛される日々に辟易するリアは『自由』を手に入れられるのか。
記憶もないのにバツイチの女の子が愛で世界を救う話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-09 17:11:00
139587文字
会話率:19%
妖精国の王女が押しかけ女房?奥手堅物竜人オジサン伯爵の溺愛が止まらない
妖精の国と竜人の国は昔仲違いをしていた。
魔術に長けた妖精。
野蛮な戦闘民族の竜人。
この世界に突如蔓延りだした『魔獣』を狩るため、永年の確執は和平条約が束の間
の平和をもたらしたのだ。
妖精の国の王女フローリアは、城内で助けられた竜人の国のおじさま伯爵『冷血の竜』と異名を持つルドルフ伯爵に恋をした。
国王に『政略結婚』を直談判するが。
彼が提示した条件は「高貴すぎない図太さと強さを併せ持った女傑」
これは「か弱いお姫様」避けの半分建前であったのだが。
フローリア王女は王家始まって以来のじゃじゃ馬筋肉女であった。
「障害は『高貴』なだけね?
ならわたくしッ…………王女やめますわッ…………」
画して。
王女の身分を隠して男爵の令嬢として輿入れすることになった。
しかし、戦地に行ったきりの旦那様は婚礼もせずに城を留守にしていた。
夫婦の連絡手段は手紙のみ。
旦那さまのいない中、廃れつつあった城と領地の建て直し『女帝』生活が始まった。
帰国した冷血おじさま伯爵に溺愛されるまで後五年。
五年後帰国した伯爵ルドルフは、戦地の噂とは違う奥手で堅物なだけの紳士だった。
王女を隠した肉食乙女と何故自分がここまで惚れ込まれているかイマイチわからない鈍感オジサマが少しずつ仲を深めていく話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-23 21:26:05
9816文字
会話率:14%
仕事に疲れたアラサー女子ですが、気付いたら超絶美少女であるアナスタシアのからだの中に!
魅了の魔力を持つせいか、わがまま勝手な天才魔術師や犬属性の宰相子息、Sっ気が強い王様に気に入られ愛される毎日。
幸せだけど、いつか醒めるかもしれない夢に
どっぷり浸ることは難しい。幸せになりたいけれど何が幸せなのかわからなくなってしまった主人公が、人から愛され大切にされることを身をもって知るお話。
※主人公以外の視点が多いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-06 06:00:00
275429文字
会話率:29%
生まれつき身体が弱く二十歳までは生きられないと宣告されていたヒューイ。そんなヒューイを村人たちは邪魔者とみなして、森に棲まう獰猛な狼の生贄「赤ずきん」として送り込むことにした。
しかし、暗い森の中で道に迷ったヒューイを助けた狼は端正な見た
目をした男で、なぜかヒューイに「ここで一緒に生活してほしい」と言ってきて……
◆溺愛獣人攻め×メソメソ貧弱受け
◆R18は※
◆地雷要素:受けの女装/陵辱あり(少し)
◇アルファポリス、エブリスタにも投稿中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 19:00:00
75048文字
会話率:46%
カプレット家の末娘シーアは静かに涙を流していた。彼女が18歳になる日の夜に執り行われる予定だった「初夜の儀」に婚約者のロカルド・ミュンヘンが現れなかったからだ。
前兆はあった。ロカルドは友人である令嬢と最近何度も植物園で落ち合っていたらし
い。花を愛でるためと聞かされていたけれど、本当は彼は何を愛でていたのだろう?
「ロカルド様、お慕いしていました…今日までは」
大人しく地味な令嬢と蔑まれたシーアは復讐を決意する。
◆相変わらずのご都合主義設定
◆クズな婚約者に別れを告げたらその友人に溺愛される話
◆R15とR18は▼
◇アルファポリスでも公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-15 21:00:00
117006文字
会話率:55%
短編形式。性格と育ちに難ありなかわいそヤンキーが刑事と幼馴染にヤンデレ執着溺愛される話。全体的に暗いです。
最終更新:2024-01-28 23:28:31
8421文字
会話率:38%
騎士×騎士。英雄となった友人の腹黒騎士に執着溺愛される流されチョロイン騎士。
エロ重視で内容薄め。
※男性妊娠表記あり、男前受け
最終更新:2022-09-09 12:00:00
7693文字
会話率:29%
眠りモブ ~姫なら王子が起こすけど、モブの場合はどうなんの?~ の寝室のアレコレに焦点をあてた番外編です。本編から読むことをおすすめします。今後、気まぐれに短編をあげるかもです
■あらすじ■
魔女の呪いで3年ほど眠っていたモブな俺。
呪い
を解いたのは、見目麗しい王子様!
いまでは王子の伴侶として幸せに暮らしてるっす。
この国では、男同士の結婚はよくあることなんだって。
他の王子様と結婚した伴侶仲間から、溺愛されるコツを聞かれたけど、そんなん俺、知らないよ!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 21:07:26
33883文字
会話率:40%
限界社畜の伊掬(いつか)は、残業帰りに地球が滅んだことを知る。
転生先に乙女ゲームの世界を希望したけれど満員で、泣く泣く飛ばされた先は、自称天才錬金術師のロキが錬成したホムンクルスのフラスコだった。
発明品のひとつ、モノとして溺愛される伊掬
だったが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-23 19:14:17
4130文字
会話率:28%
本好きで優等生なヴィオラ・クラインは卒業パーティーの会場を抜け出し、安息の地である図書室に来ていた。そこに学園の女子生徒の憧れの存在、アルフレッド・ハウザーが現れる。実は密かに交流のあったアルフレッドにずっと片思いしていたヴィオラ。今日で卒
業してしまうからと初恋に終止符を打つつもりだったのに、優しく接するアルフレッドへの想いを断ち切れない。
耐えられなくなったヴィオラは勢いに任せて告白、2年間の恋が砕け散ったと立ち去ろうとするけれど…
初恋を諦められない人見知りの女の子と、彼女のことが好きすぎて色々我慢出来なくなった先輩がひたすらイチャイチャしてるだけの話
短い話で完結まで書き終わったので毎日投稿します
アルファポリスでも掲載してます
1/21 後日談追加しました
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 21:04:00
35945文字
会話率:54%
「黒狼は今日も愛でられたい」のヤンデレ伯爵視点。イチャつきまくってるのに何故か病んでます。獣体×伯爵有り〼。男性妊娠有り〼。ふんわり世界観。その辺り苦手な方はご注意を。残酷タグは保険。
最終更新:2024-01-21 20:00:00
20038文字
会話率:23%
⭐️エクレア文庫様より電子書籍配信中です⭐️
https://mugenup-pub.jp/book/b10044860.html
「……教えてほしいもんだ。どうしてお前から『俺の物の証』である甘い香りがするのか」
国を術力で護る縛
魔師の香彩は、自分の養育者であり、国に守護の『力』を齎す蒼竜、竜紅人のことを密かに想っていた。
だが想いは十八の歳になって霧散する。
竜紅人には既に想い人がいたのだ。
ある夜、香彩は一夜の思い出を求めて、竜紅人に眠り薬を飲ませて身体を繋ぐ。
それで全て終わらせて、思い出にするはずだった。
だが香彩から蒼竜のものになったという証でもある『御手付き』の甘い香りが漂い始めて……。
竜×人のじれったい和風系異世界ファンタジー。
※両片想いの、かなりこじれたすれ違いもので、少年へのこじらせた想いを持つ竜×素直になれない少年の物語です。
※『★』印のついている回はR-18シーンがありますので、ご注意下さい。
※こちらの作品が『第二回fujossy小説大賞・春』にて大賞を受賞致しました。電子書籍化に伴い、前半数話を残して削除させて頂きました。
※続編にあたるお話を新たに書いております。
『蒼竜は泡沫夢幻の縛魔師を寵愛する』
https://novel18.syosetu.com/n9261hh/
こちらの方もどうぞよろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-19 18:00:13
19448文字
会話率:13%
竜×人の姫はじめ。
新年を祝う国事のあと、酒宴に参加していた竜紅人は、目の前で繰り広げられる光景に、内心苛立っていた。
料理を取り分けて、取皿はふたりでひとつ!
肩を抱かれて、侍るように酌をして!
つーか、俺はっ!?
つーか、
何でそこで視線を逸らす!?
攻め視点の、焦れ焦れ物語。
※2022年1月より受け視点の連載を開始しました。どうぞよろしくお願い致します。
※こちらは『心なんていらない~縛魔師の少年が蒼竜に溺愛されるまでのお話~』の番外編、いわゆる姫はじめのお話です。
※『心なんていらない~縛魔師の少年が蒼竜に溺愛されるまでのお話~』はこちら。
https://novel18.syosetu.com/n2056fd/
※主な人物紹介はこちら
https://novel18.syosetu.com/n2056fd/1/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-11 10:27:01
17898文字
会話率:24%
クリスティーナは大国ロマノワの若き王ダーヴィットと結婚したものの、氷像のように無口な彼との夫婦関係は冷えきったものとなっていた。
そんな折、収穫祭の式典でダーヴィットは何者かに命を狙われる。彼を庇ったことによりクリスティーナは凶弾に倒れ、命
を落としてしまう。だが彼女が目を覚ますと、ダーヴィットと婚約する前の時間に巻き戻っていた。
クリスティーナは王宮で開かれた夜会で彼に再会するものの、ダーヴィットのぶっきらぼうな態度は相変わらずであった。しかしクリスティーナが彼と結婚しない道を進み始めた矢先、ダーヴィットは彼女を王妃候補に選び、猛烈にアプローチしてきて……?
+誤字脱字報告ありがとうございます。
+R18シーンにはサブタイトルに♡が付きます。
+8/27日間連載中ランキング1位。
+8/29日間総合ランキング9位。
+8/31週間連載中ランキング1位。
+9/4月間連載中ランキング3位。
+9/20四半期連載中ランキング6位。
+1/8年間連載中ランキング20位。
+1/16日間完結済ランキング6位ありがとうございます。
+2024/1/14本編完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 23:11:08
216398文字
会話率:46%
侯爵令息ライリー・ハイゼルは、ひょんなことから前世の記憶を取り戻す。同時に気付いた。この世界は、前世で読んでいたBL小説の過去世界だと。
このままでは五年後、『氷狼王』セオの側婿となっているはずの可愛い弟が、その子供ともども暗殺されてし
まう。
弟の暗殺ルートを潰すべく、ライリーは自らが変異オメガとなって先に後宮入りする。そして始まった冷遇王婿ライフ……のはずが、なぜか溺愛ルートに入ってしまいました?
※★は性描写ありです。
※自作品『冷遇婿ライフ〜』と設定かぶりしていますが、違う物語です。
※『アルファポリス』『Fujossy』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 06:33:57
122277文字
会話率:37%
リンフォルディア国王ヴィンセントの側妃として後宮入りし、子を授かるも、正妃にも男児が生まれたために存在が邪魔になって暗殺されたリディア。しかし次に目を覚ましたら、なんと後宮入りする前に時間が巻き戻っていた!
よし、今度は暗殺ルートを回避
して、愛息子と幸せな未来を掴み取ります!
……あれ? 謙虚に振る舞うようになったら、溺愛され始めました!?
※ご都合主義で突っ込みどころがあるお話かもしれませんが、生温かく見守っていただけたら幸いです。
※★は性描写ありです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-23 16:36:01
51914文字
会話率:43%
「蛇様は数えきれないほどお嫁さんを貰ったけど、皆食べてしまったんだよ」
和風・異種族婚姻譚。大正時代の日ノ本に少し似た世界の、因習のある閉鎖的で陰鬱な村に住む、無口で強くてまっすぐな娘・吉越祈(よしこし いのり)が、「祟り神の蛇さま」とい
う存在と結婚することが決まった。蛇さまと婚姻した者は食い殺されるとの噂が村にはあったが祈は絶望の気持ちよりも、この金ピカの小判で妹や弟たちに美味しいものを食べさせてあげられるとか、妹や弟たちを学校に行かせてあげられるとか、村の中で避けられていた父さんと母さんが村人達に感謝され受け入れられるという喜びで一杯だった。
しかし、次第に、自分が神様の婚約者に――つまり生贄にされるという事実や、蛇の化け物と初夜を迎えるという事実を恐ろしく思い始め……婚姻の儀の途中で逃亡をはかる……。
しかし、神域の森から降りてきた”蛇さま”とイノリは婚姻の儀のために会うことになる。蛇さまは白い髪と、桃色の目をした、とても美しい同世代の青年だった。
「わぁ、とっても可愛いお嫁さんだね。まるでボロ雑巾みたいで、弱った死にかけのドブで溺れる鼠か、親に借金のカタで売られた遊郭の人気のない娼婦みたい。肉も不味そうだね。でも……。いいよ、君を百二十五人目のお嫁さんにする」
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※この作品は異世界を舞台にしたフィクション作品です。現実での合意なき性交渉は犯罪にあたります。現実の性行為は両者の合意のもとに、避妊や安全などを考え慎重に行って下さい。
※飢兵村は架空の村です。
※作中には現代では耳慣れない言葉が少し出てきますが、これらの表現は、大正風の和風世界という世界観のリアリティをある程度守るために使用しております。差別・侮蔑を助長する意図は一切ございません。
※作中での危険な行為などを現実世界で真似しないで下さい。
※第一部分にポエムが書かれてます。苦手な方は読み飛ばしてください。村の空気はホラー色が強いですが、最終的には恋愛小説です。かなり大幅に加筆修正していますが、2023年8月後半に雪餅雀が蔦野四葉名義で投稿していた過去作「アガパンサスの咲く所【SS・短篇集】」の第一話「【ほの暗い】化け蛇様と生贄」のリライトです。
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「きみは僕のお嫁さんだよね」
「……ばけものめ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 04:30:45
6568文字
会話率:41%
歳の離れたいい声の男に溺愛される恋愛初心者の女の子
将来はきっといい女になってるはず!?
最終更新:2024-01-07 23:46:32
9471文字
会話率:90%
辰年なので、龍×人BL書きました。
龍と生贄の奴隷青年が爆速でくっついて蜜月を過ごしたり、すれ違った後で甘々エッチする異類婚姻譚です。他サイトにも掲載済みです。
龍は人化しないタイプのお話です。お楽しみください!
以下最後までネタバレあらす
じ
祠に住む【青龍】は、求めてもいない生贄を捧げられて激怒した。
しかし生贄にされた奴隷の青年【ガランサス】は、青龍に食べられる事を望んだ。
それはガランサスの家族を救い、故郷に帰すためだった。
青龍はガランサスの魂の美しさに惹かれ、ガランサスとその家族を彼らの故郷まで連れて行く。
青龍に感謝するガランサスは、恩返しを申し出た。青龍はガランサスに求婚した。
ガランサスは驚きつつも、青龍に惹かれていたため喜んだ。しかし奴隷時代に陵辱されていた事を思い出してしまう。
穢れた自分は青龍に相応しくないと思い身を引こうとするが、青龍はガランサスの身の上を知った上で愛を告げ、二人は結ばれる。
蜜月を過ごし、優しく甘い青龍の愛撫に蕩けるガランサス。
身体が変化していき、次第に閨以外でも淫らな気分になることが増えた。
特に、青龍の鱗に触れると駄目だった。すぐ発情してしまう。
ガランサスは自己嫌悪におちいり、青龍と距離を置く。
青龍は距離を置かれたことに気づき、ガランサスに嫌われたと勘違いする。
すれ違う二人だったが、最後は誤解が解けて子供が出来るまで愛し合うのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-04 20:00:00
8917文字
会話率:22%