舞台は西暦2800年代。
世界は政治、経済、そして文化のグローバル化並びにボーダーレス化が進み、従来の「国境「国家」という概念が意味をなさなくなっていた。
数百年間にわたる争いの結果、世界は従来の国家から民族中心の国家に再編された。
欧州大
陸では、旧ドイツ、旧オーストリアなどゲルマン系民族の貴族層・上流階級は、旧ロシア、かつてのユーゴなど牛耳るスラブ系民族の経済実力者と共同戦線を締結し「神聖プレアガーツ=ホッフンヌング連邦帝国」を建国し、旧イギリスが中心の「北海・バルト連合王国」、旧フランスと旧スペインが中心となって建国した「ラテン帝国」と、欧州内で覇権争いをしていた。
建国から400年近く経った「神聖プレアガーツ=ホッフンヌング連邦帝国」では、さまざまな制度矛盾が起きていたが、国内で起こる改革の動きは、そのつど利権を握る勢力によって潰されてきた。しかし改革を求める国民の声は次第に高まり、政府も貴族も、その動きをおさえられなくなってゆく。そんな中、貴族社会から「国民のための政府を作る」ことを企図する勢力が勃興し、徐々に力を持っていく。そしてその渦中にいたのは、とある姫君だった……
以前「小説になろう」本体に75回にわたっていて連載していましたが、諸々の事情で連載を中断していました。
再開にあたり、構成やキャラクター設定を大幅に見直し、掲載を「小説になろう」から「ミッドナイトノベルズ」に変更して、新たに連載いたします。
「ミッドナイトノベルズ」で連載を再開したのは、過激な性描写があるからです。
読者の皆さま、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 14:51:30
283430文字
会話率:35%
15才の少年、カイン・シモンは異世界に召喚され勇者(で賢者で錬金術師)として魔王を滅ぼし故郷のスペインに戻ってきた。しかし、150年の月日が流れていた。
世の中は様変わりしていて宇宙に工場衛星(プラント)が稼働し、核融合炉、反重力デバイスが
実用化されていた。
そしてお約束のプラント民と地球の人との対立で戦争へのカウントダウンが始まる。さすがに人型兵器は出てこないけど、戦闘機と戦車(対戦車ヘリ)が融合した兵器”戦機”が飛び交う戦場へカインは赴く。
物語前半は戦争要素ないです。宇宙へ出るのもかなり先です。サギと言わないでね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 00:00:00
2109026文字
会話率:32%
――世界を敵に回しても、ただ一人が欲しかった。
人体実験で生み出された生物兵器(吸血鬼)のアインスとツヴァイ。
想いの通った暁に、二人は全てを捨てて逃亡を図った。
いつ来るともしれない追っ手を警戒しながらも、二人だけの時間は穏やか
に流れていく。
しかし、ツヴァイの幼少期のトラウマにより、二人は未だに身体的な繋がりを得ることが出来ずにいた。
焦ることはない――そう言い聞かせるも、触れたくても触れられない葛藤に惑う夜が続く。
そんな折、二人の元に訪れたのは――!?
━━━━━━━━━━━━━━━
『君✕』特別番外編。
本編の続きの世界線となっております。これだけ読んでも楽しめますが、本編も併せてお読み頂けると、より感動が味わえます。
※=性描写有り。
・約4万字の中編。
・表紙は自作(アイビスペイント素材使用)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 23:10:00
40749文字
会話率:42%
死後、人間を嫌悪する青年は、神を名乗る声によって目覚める。
人間のいない世界に生まれ変わることを提案した彼は、なぜか奇妙な行動をとる他の神々と出会う。
しかし、期待通りにはいかず、あっという間にすべてが変わってしまう。
真実を知る後に彼は、
どうなってしまうのか?
実はスペイン語(僕)の小説ですが、アマゾンでは三部作が揃っています。予告編もあるが、自分のツイータ(@LekimY01)で「https://x.com/LekimY01/status/1742200050585837681?s=20」で見つけられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 06:41:42
44931文字
会話率:27%
梗概
「傘寿の回想」
昭和十九年戦火を逃れて大阪から高山線美濃大田に近い山村に疎開した雄平一家は翌年終戦を迎える。父は結核で雄平が中学一年の夏死去する。高校に進むが大学進学は経済的に不可能で、やむなく母の願いを入れてローカルの建設会社の技術
者として働き始める。
時は昭和三十五年、安保闘争の時代である。雄平も安保の影響を受け、日本に絶望感を感じ国外脱出を図るが海外への門戸はブラジルとアルゼンチンしか開かれていなかった。
ケネディ大統領が新設した平和部隊に肖り、建設省が公募した海外青年開発隊に雄平も応募し、翌年入隊する。
技術訓練を受け、若き獅子として成長してゆく。母の死を乗り越えてブラジルに移住する。パラナ州にある訓練所で暴発した不満分子の幹部襲撃に端を発した集団暴行事件、自治会の議長として不満分子の反省を求める雄平、反感を受けリンチを受け、一人聖市に旅立つ雄平。工場に就職して経済的安定を掴むが、過労と精神的トラウマのせいで精神に異常を来たす雄平。それを救う下宿の女主人文子、束の間の安定に救われる雄平だが、文子の娘である由美子の魅力に取り付かれ別離を迫られる雄平、自分の欲望のままに純真な由美子を不幸にすることは出来ないと決心し、隣国アルゼンチンに転進してゆく雄平、美しいブエノス・アイレス、港町ボッカの佇まい、そしてエルサとの運命的出会い、折角ビジネスは起こしたが軍政により挫折、叔母マリアの待つ米国に再度の転進を図る。
一九七二年、エルサは故国に残した子供のことが心配で雄平との間に生れた三つ子を連れてアルゼンチンに帰っていった。一人残された雄平は久美子という人妻と邂逅し、生涯の愛を誓い、雄平は仕事に没頭してゆく。一九八八年オハイオの自動車部品工場で起きた土壌汚染問題に纏わるY社押の見社長や売手の米国社との葛藤。人間不信に陥り、問題解決の後、雄平は米国を離れ、二十八年ぶりに故国日本に帰るが、日本は雄平が出発した昭和三六年度よりも更に荒廃しており、雄平は再び、言葉の解るスペインのマドリッドに逃げ出してゆく。
孤独な一人旅を続ける雄平の前に現れた日本人女性浩美、果たして浩美は雄平の最後の女として幸せな人生を齎してくれるか?そんな危惧を抱きながらポルトガルの国境に向かう二人だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-08 16:22:03
166384文字
会話率:27%
「蝉丸」を第一人称として、「蝉丸」の目線で小説を書きました。
「蝉丸」は、百人一首で、「これやこの 行くも帰るもわかれつつ 知るも知らぬも逢坂の関」と和歌を詠んだ人物で、光孝天皇の第三子として生まれ。天皇の地位の取り合いに巻き込まれないよう
に、近視なのを全盲として、京の東の山科に一人住まいをさせられる。しかし、陽成天皇の息子の源清蔭に命を狙われる。そこで、大津の宿の長男の「きち」(吉兵衛)と、ともに東海道を東へ旅をする。「蝉丸」の琵琶の演奏は、多くの宿場で、多くの人々を感動させる。また、宿場の女性との、肉体関係もある。そして、実際の平安時代の東海道を少しずつ東へと移動していく。そして、80人の追手を全滅させながらたどり着いた品川で、「蝉丸」は、穴に落ちる。
そして、時流の捻じれによって、令和のスパイ養成学校の生徒として復活する。卒業後は、日本一のスパイとして、力を発揮する。特に手裏剣、ドローン、ランチャーロケットのミサイルも使用して、C国のスパイのアジトも全滅する。英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語をマスターして、特にスペインのアンダルシアのマルベーリャと言う街のホテルで地中海が見えるプールに浮くことで、リフレッシュをする。
「蝉丸」は、突然、自分が品川で消えた事で「きち」がどうしたかが気になっていた。そして、帝都大学の平安初期の時代を研究する川谷教授に、「きち」は、1カ月後に、品川を離れて、大津に戻り5人の子供を作った事を聞く。「蝉丸」は、非常に安心するが、川谷教授から、「蝉丸」が、戦国時代の石田三成になったと言う文献を見せられる。
その後も、スパイとして、善良な市民には、迷惑を掛けない事をポリシーとして、日本一のスパイと言われるまでになる。銃がある令和の時代で、手裏剣を多用して、敵国のスパイを殺していく。
最終的には、日本にスパイの組織を作り、「蝉丸」をリーダーとしてなら、多くのスパイが組織に入ると言う段階まで行った。
そして、リフレッシュ休暇に入った「蝉丸」は、飛行機に乗って、大きな揺れにあう。そして、気が付くと、織田信長から、「蝉丸」を「石田三成」と言う名前にされる。「蝉丸」は、戦国時代を歴史が変わっても、楽しく生きる決心をする。最初に徳川家康を殺す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-04 10:00:00
135039文字
会話率:2%
インドで奴隷以下として暮らしていたやせっぽちの汚い少女はひょんなことからスペイン王子の侍女となり王子に飼われる事になる。しかし王子には隣国の王女が嫁いできて。侍女になった少女はそこはかとなく苛立つ。王子は人を愛せないサイコパス。彼らの妙な三
角関係が始まった。
あなたが深い闇夜に生きているならずっと一緒に星を探し続けていたい。涙が出ないくらい苦しいのならずっと背中をなぜてあげる。あなたのいる牢獄島に花が咲く事を祈る。塗りつぶしてあげる。子ども時代なんて。あなたがおばあちゃんになって死ぬ時に走馬灯でみるのはそんなに悪くない人生よ。だから私ときて。一緒に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-25 09:36:43
9208文字
会話率:12%
遅咲きのゲイの僕は、25歳の時、初めてボーイを呼んだ。遊びのつもりだったが、そのボーイに惚れるというか感情移入してしまい、ボーイを水揚げし、大学に通わせる。その青年との交際は、4年近く続くが、別れの時がくる。その時、青年から真実の愛とはどう
いうものかということをおしえられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-12 16:30:37
4495文字
会話率:61%
歯科で働く典子は、とあるスタッフからスペイン旅行券を貰う。そこから、物語が始まるのであった
キーワード:
最終更新:2022-10-20 02:41:16
3358文字
会話率:12%
オリビア・スチュアートは26歳。ロスアンゼルス在住でアフダールコーポレーションで働いている。スペイン語のできる彼女は急きょ通訳に抜擢される。CEOはアフダール国のシークでもある アムル・アル・ラフィークだった。彼とは先日のパーティーで顔を合
わせて嫌な感じだったとさえ思ったが、反面彼のとてつもないオーラに心惹かれてもいた。だが、オリビアは極端なネガティブ思考の持ち主で最初から諦めてしまう。そんな彼と一緒にコロンビアに行くことになり躊躇するオリビアだった。アムルもオリビアを見るにつれ彼女に惹きつけられていく。だがオリビアが飼っている猫のアンソニーを人間の男性と思い込み、彼女を距離をおこうとする。オリビアは、コロンビアに行く途中、足首を痛めていたが、初めての通訳の仕事で失敗は出来ないとアムルに黙っていた。だが、帰るころには無理がたたり痛みはピークに達する。彼女を家に送っていくうちにアンソニーが猫とわかりアムルの想いは急激に募り始める。そしてオリビアの看病をするうちに今まで感じたこともない感情が芽生え始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-25 06:26:33
95565文字
会話率:26%
闘牛場で俺を見つけたのは、赤色の靴の男だった。言葉が上手く出てこない俺を、いつも見つめて待っていてくれる人。何も返せない自分が歯痒くて、たぶんこの男は俺と一緒にいない方が幸せなのだと思う。
穏やかな攻め×闘牛が好きな無自覚美人
スペインの
闘牛がテーマなので、多少の流血表現、死の描写があります。苦手な方はお控えください。
R18は3話ぐらいからの予定。
あまり長くないです。
自サイトに載せていたものを改変して載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-14 22:27:31
3447文字
会話率:31%
エリーズは世界的権力を持つフランスの資産家唯一の娘。彼女には4歳年上の恋人でフィアンセのレイナルドがいる。彼もまた、スペインの大商家の嫡男だった。美しく目を引く容貌の二人は幼い頃から苛まれてきた孤独と恐怖に寄り添い愛し合いながら乗り越えてき
たが、エリーズが17歳の誕生日目前にしてレイナルドが失踪してしまう。あれほど深い愛で守り囲ってくれてきたレイナルドとは思えない行動にエリーズは大きく困惑する。彼がどうして何も言わずに消えてしまったのか、そこには目を背けることのできない過去かが隠れていた・・・。
現代の上流階級に生まれた二人の歪な運命を紡いだ物語。
甘くしたいのですが、ハードロマンになりそうです・・・。舞台はヨーロッパが主です。エリーズとレイナルドの会話は基本英語ですが、場合によっては様々な言語を使い分けます。サブタイトルの末尾に△がつくものはR18、▲がつくものは暴力的な残酷描写を含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-09 01:44:35
3332文字
会話率:46%
スペイン人作家が若い時に過ごした日本での出来事を思い出から現実にする。恋に落ちた日本人女性との再会を果たすために日本に再び行くことになる。しかし思い出は現実とは全く違っていた。
最終更新:2020-12-19 23:06:55
40515文字
会話率:63%
アーニャ・フィッツジェラルドはアイルランドの資産家令嬢だ。その血筋はアイルランド貴族の筆頭、リンスター公爵に連なる。
そんな彼女は大切なものを失くした過去があった。その原因となった祖父を監視する役目を担いながらも、友人のために奔走する日々。
友人の一人、ローレン・モンゴメリーのためにスペイン・ビルバオを訪れるのだった。そこで運命の出会いが待っているとは知らずに……
砂月美乃さま&清白妙さま主催『令嬢アンソロ』参加作品
【基本設定】ヒロインが令嬢の話
【必須シーン】①一つ言うことを聞く
②手を繋ぐ
【必須セリフ】『優しくしないで』または『優しくするなよ』
心に傷を抱えながらも誇り高くあろうとする令嬢と傲慢だけど情熱的なアンダルシアの富豪の恋物語
*このお話はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-27 20:00:00
38316文字
会話率:63%
サーカス団長の娘である主人公、アカネはいたって平凡な少女であると自負していた。
黒い髪に赤い瞳、不気味なほど青白い肌にいつも身にまとう黒いドレス。
陽の光に弱い彼女はいつもパラソルをさしている。
父はアカネを溺愛し、個性豊かなサーカス団員
たちも彼女を可愛がった。
春の国、夏の国、秋の国、冬の国と年に四回異国を訪れるサーカス団は、あの日春の国にいた。
そこで出会った少年、ヴァンはアカネの姿を見るなり平凡でないと口にするが…
異性愛、同性愛、異形愛、なんでもアリなサーカス団とあくまでも平凡であろうとする少女アカネの乙女ゲームちっくなお話。
人物紹介
アカネ:サーカス団長の娘。太陽の光が苦手で、いつもパラソルや目を覆うグラスが欠かせない少女。
リー:サーカス団の団長でありアカネの父。娘を溺愛するあまり、絶えず髭を剃り髪を染める若作りが欠かせない男。
ヴァン:春の国で出会った不思議な少年。茶色の髪に丸いグラスをかけており、その手にはいつも本がある。
団員
レンフィールド:猛獣使い。幼少の頃よりアカネの遊び相手でもあった青年。口数は少ないが、いざという時に頼りになる男。
マリー:空中ブランコ乗り。自身に満ち溢れその美貌で看板娘にまで登りつめた野心家な女。老け専でありリーの娘であるアカネが気にくわない。
ルーシー:占い師の少女。不思議な力で未来をみることができる。舞台に出ない時は常に力を留めるため寝ていることが多い。
ジャック:道化師。舞台では口を開くことはないが裏ではお喋りが止まらないお節介な男。常にフェイスペイントを施しており、その素顔を見たものは誰もいない。
アーサー:軟体の美青年。自分のことが大好きなナルシスト。常にしなやかなポーズを研究しては皆に気持ち悪がられている。
ジョナサン:リーの助手を務める青年。サーカスの経営や宣伝に力を入れている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-21 21:48:00
4366文字
会話率:48%
僕は、某旅行会社のせいで、最低な男である拳次に最愛の妻を奪われた。いや、妻だけではない。人生までをも奪われたのだ。これは最愛で最高の妻を、僕がもっとも嫌いな最低男である拳次に完全に奪われる顛末をつづったノンフィクション小説である。
最終更新:2018-12-25 04:41:41
11540文字
会話率:19%
第二次世界大戦(1939-1962)の結果、枢軸国側が勝利し、世界がファシズムの闇に包まれてから40~50年後の世界が主な舞台です。登場国家としては、大日本帝国、ロシア第二帝国、大満洲帝国(清第二帝国)、インド帝国、ベトナム帝国、イラン帝国
、イラク王国、オスマン第二帝国、大ゲルマン帝国、大イタリア帝国、フランス国家社会主義共和国(南フランス)、スペイン=ポルトガル帝国、アメリカ合衆国、アメリカ連合国あたりを予定しています。初心者であるので、構成は繋がりのある軽い短編集を集めた感じにしようと思っています。作者には特定の政治思想や理不尽な差別主義への傾倒はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-29 00:49:20
3609文字
会話率:12%
ルネサンス期に生きた天才の波乱万丈の物語。特定の個人ではなく何人かの人物を混ぜ作者の創作が加わっています。作者の趣味で少し女性向でもあります。
最終更新:2018-10-02 08:59:04
9613文字
会話率:48%
舞台は西暦2800年代。
世界は政治、経済、そして文化のグローバル化並びにボーダーレス化が進み、従来の「国境「国家」という概念が意味をなさなくなっていた。
数百年間にわたる争いの結果、世界は従来の国家から民族中心の国家に再編された。
欧州大
陸では、旧ドイツ、旧オーストリアなどゲルマン系民族の貴族層・上流階級は、旧ロシア、かつてのユーゴなど牛耳るスラブ系民族の経済実力者と共同戦線を締結し「神聖ユーベル=プレアガーツ連邦帝国」を建国し、旧イギリスが中心の「北海・バルト連合王国」、旧フランスと旧スペインが中心となって建国した「ラテン帝国」と、欧州内で覇権争いをしていた。
建国から400年近く経った「神聖ユーベル=プレアガーツ連邦帝国」では、さまざまな制度矛盾が起きていたが、国内で起こる改革の動きは、そのつど利権を握る勢力によって潰されてきた。しかし改革を求める国民の声は次第に高まり、政府も貴族も、その動きをおさえられなくなってゆく。そんな中、貴族社会から「国民のための政府を作る」ことを企図する勢力が勃興し、徐々に力を持っていく。そしてその渦中にいたのは、とある姫君だった・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-23 20:03:03
9771文字
会話率:21%
スペイン・カタルーニャ州バルセロナにいる妹からの突然の連絡。
「もうすぐ子どもが産まれます! すごく楽しみ(ハート) 」という短いメールを受け取り、姉である貴和はすぐに機上の人になっていた。
幼いころから好き勝手ばかりやっているあんたのおか
げで、私は散々抑圧されてきたのだぞ…。
妹に甘い両親は、今回のことも「仕方がない」と黙認するように見えるなか、怒りをもってバルセロナ空港に到着した貴和であったが、着いて早々にひったくりの被害にあいそうになる。
そこで貴和のことを助けてくれたのは、黒目黒髪の美青年ハビエル・バンデラス。
家族であるからこその、悩み。夢を追いかけることへの不安。そして、気になる美しい男。30歳間近にして、ようやく前に踏み出す勇気を出した貴和の明日はどっちだ!?
完結後も沢山の方に読んでいただいているようで、本当にうれしく思っています。
来年(2018年)は、長編を書きたいな~と考えておりボチボチと書き始めています。色々と資料を見たり、横道に逸れて関係のない本を読んでみたり…していますが、ブックマークやメッセージくださる方の言葉を励みに2017年は今までにないくらい沢山のお話を書くことができました。ありがとうございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-09 00:00:00
47044文字
会話率:36%