「全部、俺に任せておけばいい。ここで一緒にいよう」「え、無理です」――翼沙(22)は出会ったばかりのラテン男にロックオンされ、強引溺愛の日々に巻き込まれる。
人生に疲れて飛んできたのは、中米の小国コンセラド。再会した憧れの従兄・優樹の横に
立つ鋭い目つきの男、ヴィクター・モラレスはボディガードかと思いきや考古学者だった。発掘現場でのヴィクターは冷静で無骨、振る舞いはまるで戦場の指揮官そのもの――なのに、翼沙がスイッチを入れてしまうと理性の壊れた肉食獣に。一緒に暮らす中で続く、手懐けるか喰われるかの攻防戦。
甘くて濃くて重い恋を囁く「ヴィク」と過ごす、極めて奥手な女の子の一ヶ月の旅のお話。
*舞台はモデルがありますが架空の国で、登場人物や出来事など全て創作です。*じれじれ少女漫画的な展開で、濃いめR(☆付き)が出てくるまで紆余曲折あります。薄めのやつは予告なく。*長話になるので、気長にお付き合いくださると嬉しいです。*過激暴力シーンは無いですが、事件は起きます。繊細な方は是非自衛なさってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 22:10:26
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会話率:51%