「全部、俺に任せておけばいい。ここで一緒にいよう」――翼沙(22)は出会ったばかりのラテン男にロックオンされ、強引な溺愛の日々に巻き込まれる。
人生から逃げるために旅に出たのは、中米の小国コンセラド。再会した憧れの従兄・優樹の横にいたのは
、同僚のヴィクター・モラレス。ボディガードかと思いきや、ちょっと感じの悪いその人は考古学者。発掘現場でのヴィクターは冷静で無骨、振る舞いはまるで戦場の指揮官――なのに、翼沙のこととなると執着心ダダ漏れ。甘くて濃くて重い恋を囁くヴィクターに、じわじわと距離を縮められていく翼沙の一ヶ月の旅のお話。
*舞台はモデルがありますが架空のお話です。*じれじれ展開で、濃いめR(☆付き)が出てくるまで紆余曲折あります。薄めのやつは予告なく。*長話になるので、気長にお付き合いくださると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 07:24:17
53021文字
会話率:48%
湖初(こは)の短い人生はハードモード。大学生活は一年目でつまづき、自己肯定感は低め、加えて「怒鳴り声恐怖症」。それでもやっぱり素敵な恋愛がしたい。心折れずにバイトに精を出していたら、出会った「ヘッドフォンの王子様」ーー 樹(いつき)は、心理
学博士でメタル好きのラテン男。意味不明で意地悪な王子様だけど、どうしても落としたい。
自分の抱える悲しみを誤魔化しながら生きてきた二人が、お互いに惹かれ合い、少しずつ変わっていく、ちょっと奇妙な恋のお話。二人の心理の交錯と、複雑に絡み合う感情の物語。少女漫画のノリで、たまにRな展開(☆マーク)。
☆直接的で残酷な表現は一切ありませんが、物語の中で事件が起こるので、繊細な方はご注意下さい。☆過去作「影と光の庭で」のキャラクターが登場しますが、独立した別の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 00:09:16
107989文字
会話率:47%