月夜の晩に茶摘みをする少女と、異形の男。
白と黒、月の表と裏のような、二人の暮らしの一部を切り取りました。
(天嶺 優香様主催「風凪ぐ夜のしじま企画」参加作品)
最終更新:2017-07-08 06:00:00
2362文字
会話率:24%
ある時から、男は家と、樹木に守られた世界から出られなくなった。
忌まわしい過去の悪夢にうなされ、糞尿と吐瀉物にまみれてのたうち回っていた。たったひとり、世話を焼きに訪れる医者を除いて、会いにくる者もいなかった。
「なあ、先生。先生は何で
俺を見捨てねえんだ?」
「どうして、何で俺を楽にしてくれねえんだよ」
「死なせねえよう上手く出来てんのは外の世界だけでじゅうぶんだ。きったねえ姿晒して生きさせられるのはもう、うんざりなんだよ!」
目覚めるたびに、医者の胸で泣き叫んでいた男の元に。
美しい歌い手が雨上がりの虹を渡って会いにきたのは、ある黄昏時のことだった。
その歌い手は、目の前で焼き殺されたきょうだいによく似ていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-23 20:11:14
96076文字
会話率:32%
無数の可能性がある並行世界(パラレルワールド)が存在すると言われている白桜(はくおう)市。ここではある観察が行われていた。それはパラレルワールドごとでエッチをする相手は変わるのか否か。パラレルワールドとは、可能性の世界。その人が選択しなかっ
た選択を行った世界が存在するという事。であれば、エッチをする相手も選択によっては変わるのかもしれない。これはエッチに至る過程はすっ飛ばし、ただただエッチをする相手が変わるか否か、またはどんなエッチをしているのかに主眼を置いた観察記である。なお、対象は白桜市にある七つの高校に通う学生とする。
※この作品はエッチのみをする短編集です。ストーリーは全くないものと思ってください。
※また本番行為がない話もあります。
※不定期更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-27 23:47:59
1274文字
会話率:0%
サランドルの女王エルメリンダは白い髪と赤い目を持つ傭兵の噂を聞き会ってみたいと剣闘大会を開くことにした。傭兵ヘンリックはその剣闘大会に出る為にサランドルに入る。順調に予選を勝ち抜き王城に招待された。本選も順調に勝ち抜いたが、そのおかげでサラ
ンドルに逗留する事になってしまった。
※Rシーンには☆マークつけます。
※◇で視点が変わります。
※一話5000字前後です。
※虐待など示唆する文章はありますが、直接の表現はありません。
※至愛、切愛よりもあとの時代の話になります。単品でも一応大丈夫ですが、なるべく至愛切愛をお読みになってからこちらをお読みくださると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-07 06:00:00
141352文字
会話率:46%
ルミナス皇女でありながら離宮で隔離されて育ったアーリアはある日突然に大勢の人の前に出されられ、大国になっていたサランドルへ妃として渡された。わけもわからず、何も知らないアーリアだったが、優しい隻眼のサランドルの王に惹かれていく。
※ Rシ
ーンには☆マーク入れます。後ろの方にしかないですが…
※ ◇で視点が変わります。
全体的に一話5000字~8000字で、話の切れ具合で短かったり長かったりします。すみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-22 06:00:00
154403文字
会話率:46%
それは、遠く昔のとある国。
人と狼の争いが絶えぬ時代。
禁断の森に踏み込んだ貴族の娘、セレナは、狼の巣窟に迷いこむ。
そこで見たのは幻想的な月夜の世界に佇む
凍りつくような美貌の男──。
「 愛してやろうか。剣(ツルギ)のような…獣
の愛で 」
魔狼の男に捕らえられ、そして…彼女は魅入られた。
彼女を襲う激しく甘やかな、哀しい愛の結末は──?
*「大人のケータイ官能小説サイト」でも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-06 21:00:00
76220文字
会話率:34%
ブログに載せていたものを、こちらに移動させました。一度投稿したのですが、書き直した部分や、連載状態の変更で、再度投稿しました。
あらすじ
主人公が月夜に拾った生き物との交流から生まれる感情と、かかわる人たちとの日常。
最終更新:2017-05-05 09:03:33
66686文字
会話率:55%
七井美祢子(なないみねこ)はある月夜の晩に神社の境内に住み着いている家族同然の猫達が騒いでいる声で目を覚まし、どうしたのか見に行く。そこにはぐったりと横たわっている小さな黒猫が…。その身体に触れた瞬間に何かが起きた――。
小さな黒猫になっ
てしまった美祢子に父(だと思っていた人)は衝撃の事実を教えてくれた。美祢子は異界から流刑されてきた異界人だと言うのだ。そして生きる為には元の世界に還らないとならないらしい。
大雑把でいい加減な父に碌な説明も貰えず送られてしまう異界。
そこで美祢子を助けたのは真っ白でルビー色の瞳をした美しい男だったが――。
エロリ変態ドSで性格が最低な命の恩人にペット(性的な意味で)にされた挙句になんだか絆されちゃった美祢子が、エロく溺愛されたりするお話です。無理矢理やお口や手で奉仕等の性的表現があります。
多分、あまり事件は起きません。ある意味いちゃいちゃしてるだけだったりします。Rシーンは予告なく入ります。
人外と、又は人外姿でのRシーン等もありますので苦手な方はご注意下さい。ちなみにヒロインがつるぺったんなロリ体型ですが年齢的には18歳以上です。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-04 15:01:01
187660文字
会話率:46%
あるきれいな月夜、私と彼は出会った。
スナイパーだと名乗るそいつの相棒に抜擢され、仕方なしについていったらさっそく相棒の仕事を任され…ちょっとまって、私処女なんですが。
(ころころ視点が変わります)
本編完結しました。
現在小話連載中です。
※残酷な描写ありになってますが、現在のところ予定は未定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-08 16:26:08
141329文字
会話率:28%
倭陵暦498年、星見が告げた凶々しい予言通り、赤き月夜に突如現れた金銀に輝く"魔に穢れし光輝く者"により、黒陵国は滅びた。
玄武の武神将夫妻と街の民によって、なんとか出航できた黒陵国の姫と姫の元護衛サク=シェンウは、サク
の父親である玄武の武神将ハンの助力を求める書状を、海の国蒼陵で、ハンが信頼し情が厚いという青龍の武神将ジウ=チンロンに渡して、ひとまずの保護を求めようとしていた。
※前作品「玄武の章」からご覧下さると、より話がわかりやすいと思います。
※他サイトの転載です。
2016.04.30 start
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-24 18:28:44
326664文字
会話率:42%
目付の城戸佐渡守の娘郁(いく)は出門淡路守幸信(さきのぶ)こと佐太之助と昨年の秋に祝言を挙げ、今宵は初めての姫初め。
だが、閨には佐太之助だけでなく舅もいた。
「前 淡路守の妻」は童貞夫×妻。「後 出門家の嫁」は夫×妻×舅の3P。
「戦国奇
譚‐魔女は月夜に飛ぶ‐」より数代後の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-12 04:00:00
19510文字
会話率:42%
時は16世紀の末、4月30日の夜、魔女たちが集まるヴァルプルギスの宴の最中、魔女狩りを察知したバフォメットは交合中のグレーテを魔女狩りのない場所に魔法で逃がした。
確かにそこに魔女狩りはなかった。
そこにいたのは、戦いで負けた者の首を切断し
、武器を略奪する男達と、持って来られた首を洗って化粧する女達。
御館様と呼ばれる領主も跡継ぎもグレーテの身体を弄ぶ。
毎日がまるでサバト。ここは悪魔の国なのか?
果たしてグレーテの運命は?
歴史上の地名や人物を想起させる固有名詞が出てきますが、悪魔でも、いえあくまでも、このお話は虚構の世界のものです。
キーワード以外の注意項目は各話の前書きに記載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-01 22:00:00
70147文字
会話率:36%
思い出すのは永遠の別れ…
あなたの羽の様な純白の雪に包まれた世界
けれど私のせいで赤く染まっていた…
********************
前世の記憶を持つ少年が主人公が過去に囚われている大切な人救うお話です。
拙い文章&更新遅し、さ
らには意味不明な事を書いてしまうかも知れません(汗)
それでも宜しければ…読んで頂けると嬉しいです(///ω///)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-03 18:00:00
27818文字
会話率:41%
囚われた狐の神様と、彼女に恋をした弱き少年の伝奇。
――狐の神様の祈りによって村は救われた。
しかし、再び訪れたはずの彼女の平穏な時間は、恩を忘れた村人達によって終わりを迎えてしまう。
罪を被せられた彼女に与えられたのは、神社の蔵に閉じ込
められ、無理やり犯されるだけの日々だった……。
――次第に激しさを増していく交尾に、彼女の心が壊れてしまいそうになった頃。
疎外された少年が蔵の密会に初めて呼ばれ、彼女に初めての恋心を抱く。
月夜に二人は「約束」を交わし、少年の孤独な闘いが始まる。
※ハーメルン、pixivにも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-03 23:09:59
71490文字
会話率:25%
ブライダル・シンドロームシリーズ
季節もののSSとしてHPにあげていたお話です
最終更新:2016-09-25 13:58:35
2108文字
会話率:47%
10年前、人質として捕らえられていた主人公の王女。その時に、身分を隠して傭兵として過ごしていたもう一人の主人公の王子。
10年後に再会。王子はすぐに気づくが、王女は子供だったため、記憶が曖昧で、中々気づかない。
王子の猛烈アピールでめでたく
結婚に至る二人の甘々生活など。
ストレートにハッピーエンドな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-19 14:30:49
3664文字
会話率:11%
怒涛の下剋上!女王様シリーズ第四弾。地方のゼネコンA建設・建築営業部に勤務する杉尾玖音は、後輩であり相棒である華城騎士とイチャラブ上昇中!普段は寡黙で真面目、年上、イケメンな商社上がりの男だが、夜は凶暴な狼に豹変する彼に完全に骨抜き状態だ
。営業部の若手社員をメインとしたセミナーが開催されることとなり、その準備でここのところ忙しそうな華城。いつもなら玖音の顔を見ただけで、大きな尻尾をブンブンッと振りながら悪戯を仕掛けてくる彼がまったくと言っていいほど相手にしてくれない。仕事だから…と自分に言い聞かせるが、寂しさを感じずにいられない玖音。彼との会話もままならないまま、別荘地があることで有名な高原にある保養施設での三泊四日のセミナーに突入してしまった。これも仕事の一環だと腹を括り、同時に公私混同も甚だしい、最近の華城との関係を見つめ直すために、そして自身の“これから”を考えるために玖音はセミナー期間中の恋人関係を解除する。そんな玖音を心配しつつも欲情を押さえきれない華城は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-10 21:00:00
70053文字
会話率:37%
魔術の失敗によって獣になった少年と、その少年の面倒を見る魔道学院の女講師のSS。
オネショタ、獣×お姉さん。
最終更新:2016-09-08 18:15:15
5863文字
会話率:48%
リアルに近い世界を舞台にしたVRゲームで遊ぶ女子高生のお話。
最終更新:2016-09-06 18:22:11
5623文字
会話率:29%
何年もの間吉原で働いてきた八雲花魁は、忘れられない男がいた。
どんなに客に抱かれようと純粋なその想いを八雲は大切にしてきた。
純粋な花魁の想いの行方を綴る物語。
最終更新:2016-08-29 23:44:09
9095文字
会話率:13%
魔法はあるが一般的では無い、時代背景は中世。ルスメルと呼ばれる真の満月夜、飽和した月の魔力が地上に降り注ぎ誕生した大魔法使いリズは既に人の理を外れて久しい。そしてその大き過ぎる力ゆえ俗世を嫌い、人目を忍び森に厳重な結界を張って暮らしていたが
、ある日その結界を平然と越えた者がいる。
長身美麗でクールな最強魔法使い(攻)と平凡で素朴でお人好し、取り留めて何の特徴も無い領主三男坊(受け)が彼の出兵などを経てどうにかなっていく話。まあまあ壮大な話(?)に、なる…予定、です(*作者評)
※アルファポリス様にて同時、公開中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-14 13:49:38
385144文字
会話率:24%
かつて帝都最大の名門-月夜見家はある虐殺で、一族男女年齢問わず、全て殺された。災難から生き残った人は、一族の双子栞と梓だけ。彼らは事件の後、叔父の居候になり、再び財産を管理する時を待つ。しかし叔父は双子を傍に縛られるため、食事に毒を盛る。あ
る日の夜、栞は最後の贈り物として、梓に昔の思いをさせた。その翌日、栞が解毒剤を盗んだことが、叔父に知られた。怒りで叔父は栞を完膚なきまで虐待し、彼女は重傷で亡くなった。
絶望に落ちた梓は、彼女が事前に箏箱に隠していた手紙を見つけ、家業を復興するという希望を持って、魔窟から逃げ出した。朝な夕な思い慕う家に戻り、しかし目に入ったものは焼き払った後の焦土だった。かつて赫々たる月夜見家、今はただの廃墟に過ぎない。家が失い、家族が失い、生きる自信が失った梓はこの思い出が溢れる場所に自刎した。幸い、神凪屋に芸者を務めている椿に発見し、命を保つことができた。
神凪屋に運命の人-宇治原薫と出会い、しかし彼はそのとき、眼前の人が意中だということ、まだ気付いてなかった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-10 22:30:48
5101文字
会話率:48%
三年ぶりに再会した美希と上坂。想いを確かめ合う、満月の夜。
『あの月が丸くなるまで』の最後の一章です。『あの月』未読の方には「?」な内容だと思いますので、読まずに通り過ぎてください。もしくは、なろうで完結しました『あの月』を読んでから、
こちらもぜひ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-19 00:00:00
9183文字
会話率:61%