桐ノ江に、遊郭一美しい色子がいる。「烏」と呼ばれるその色子──絢緒は、秀でた美貌と芸事の才とは裏腹に、「筋金入りの無愛想」と称されるほど、めったに笑わない。
そんな絢緒には同じ見世で働く幼馴染──鴇路がいた。奉公人(妓夫)である鴇路は、ただ
一人、絢緒のことを実の名で呼び、世話を焼きたがるが……。
強がりで甘え下手な色子と不器用な奉公人の話。
「お前には分からないだろう。客に抱かれた翌朝に、俺がお前をどんな気で待っているのか」
*小さい頃から客をとる描写があります。
*江戸吉原を参考にして書いていますが、捏造もたくさんあります。髪型もいわゆる丁髷を想定していません、ご了承ください。
*遊郭という場所の残酷さを感じさせる表現あります。
前にチラッと三話くらい上げていたもののリメイクです。
少しでもお楽しみいただけたら幸いです。癖仲間に届け〜!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 19:17:12
88914文字
会話率:54%
今夜も美しい月の下で、よがり狂う男たちの秘密の宴が始まる。
東京某所にある男娼街『吉原』には、女子禁制の風俗店が建ち並んでいた。そこで働くのは、遊男(ゆうだん)と呼ばれる見目麗しい美男子たちであった。彼らは、美しい身体と女にも負けない巧
みな手練手管で客をもてなし、最高の性的サービスを提供していたのである。
そんな『吉原』で最も格式のある風俗店、『酔鏡の舞』で、見習い遊男として住み込みで働く十六歳の青年がいた。彼の源氏名は、月日(月み)。月美は遊男の最高位である王魁(おうらん)、薫の付き人として働いていたが、そんな彼の前に柄の悪い、見た目がヤクザな男が現れて……
金か、それとも愛か? 男が男をもてなす女子禁制の吉原で交わされる愛欲の日々
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 10:28:38
137513文字
会話率:59%
そこの旦那。浮かない顔をしているね。どうしたんだい? 何か嫌なことでもあったのかい? だったら、吉原に行きなさいよ。この辺じゃ、珍しい、女子禁制の男娼街さ。ほら、旦那。まずは、あの絢爛豪華な店に立ち寄ってごらん。遊男って呼ばれる、見目麗し
い青年たちが、あんたのご来店を待っているよ。
初めてだって? 大丈夫だよ。あの子たちは、客を楽しませる術を、体に叩き込まれているからね。一度、肌を重ね合わせれば、すぐに嫌なこともふっ飛ばしてくれるさ。嘘だと思うなら、まずは、試しに誰か一人、指名してごらんよ。絶対に後悔はさせねぇから。
おっと、旦那! 初めての客は、王魁は指名出来ないぜ。王魁は、この男娼街の頂点に君臨する、遊男。手練手管を極め、あらゆる男たちを虜にしてきた、吉原の花形さ。下っ端の遊男も、そう簡単に会えるもんじゃねぇ。況してや、初めての客なんて、顔を一目見ることだって、許されねぇ。王魁だけは、客を選ぶことが出来るんだ。
もし、王魁に相手をして欲しいなら、この吉原に通い詰めて、金をいっぱい落とすことだね。
女子禁制ノ吉原ノ世界デ繰リ広ゲラレル愛ノ駆ケ引キ
これは、男が男をもてなす禁断の世界に迷い込んだ青年たちの愛と嫉妬の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 13:31:21
92031文字
会話率:49%
援交中にドラッグで死んだ16歳の女子高生が目覚めたのは、天保七年(1836年)の吉原遊郭の外れ。彼女は夜鷹「小鳥」の体に転生し、神様から与えられたスキル――「病気免疫」と「精液転換」を手にしていた。病気は防げるし、客の精液が栄養になるから飢
えもしない。でも、そんなチート能力があっても、この世界は甘くない。
泥と血にまみれた夜鷹生活、官差に捕まり牢での地獄、そして遊郭に潜り込んだ先で待つ人さらいの魔の手。健康で目立つ彼女は、好奇の視線と悪意の標的にされていく。遊女の嫉妬、裏の思惑、危機が迫る中で、小鳥は叫ぶ。「私、絶対生き抜いてやる!」
現代の感覚と江戸の過酷さがぶつかり合う中、彼女は這い上がれるのか? 遊郭の闇に挑む少女の壮絶な物語が、今始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 08:00:00
5584文字
会話率:7%
人気声優が有名学園の生徒として編入してきた。
自分の声の良さに全く興味がない主人公は、に学園の人達(攻略対象者)に魅惑的な低音ドエロボイスを聞かせてしまい、攻め受け関係無く虜にしていく話。
最初はBLを毛嫌いしていた主人公が学園に編入し
、色んな生徒と触れ合うにつれてBL自体に染まっていく。
彼の声は「魅惑的で悪魔的」
彼の声に囚われてしまえば、もう逃げられない。
メスの様に彼を求め続ける身体。
彼の全てに攻めも受けも関係無く、囚われ続ける。
男性声優 魅弥(吉原 燈馬)×攻略対象者達。
王道系統多いです。よく中身を手直して変えたりします。
総攻め/後々R18/複数プレイ/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 00:00:00
24637文字
会話率:44%
沙月(さつき)は、DV彼氏の支配と暴力に苦しむ日々を送っていた。
心も体も傷つき、逃げ出す勇気すら失いかけていた彼女は、ある夜、限界を迎え、命からがら街へ飛び出す。
ふらつく足で逃げ込んだ先は、裏社会を仕切る「吉原組」の縄張りにあるバーだっ
た。
そこにいたのは、「修羅の蓮司(れんじ)」の異名を持つ若頭・蓮司。
冷徹で恐れられる存在でありながら、部下には絶対の信頼を寄せられるカリスマ的な男。
彼は、怯える沙月を咄嗟に裏口の階段へ隠し、追ってきたDV男を冷徹に追い返す。
顔が腫れ上がり、服は引き裂かれ、ヒールは片方脱げたまま。
それでも必死に逃げ延びようとした沙月の姿に、蓮司はかつて失った誰かの面影を重ね、放っておけない感情を抱く。
「ここはもう安全だ。安心しろ。」
その言葉に、沙月は初めて誰かに守られるという温かさを知る。
しかし、沙月を執拗に追うDV男は、裏で敵対する組織と繋がっていた。
蓮司の敵対者に利用され、沙月の存在は次第に組織間の抗争へと発展していく。
冷酷非情な修羅の顔と、傷ついた沙月にだけ見せる優しい顔。
二つの顔を持つ蓮司に、沙月は次第に心惹かれていくが、彼の抱える過去と、裏社会の非情な現実が二人の前に立ちはだかる。
「俺が守ってやる。だから、もう誰にも怯えなくていい。」
蓮司の言葉が、絶望の淵にいた沙月の心を救っていく。
絶望から始まった出会いが、やがて愛に変わる時——
二人は運命に抗い、修羅の道を共に歩む覚悟を決める。
果たして、修羅の蓮司は沙月を闇から救い出せるのか?
愛と復讐が交錯する、危険で切ないラブストーリーが今、幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 21:15:32
5271文字
会話率:26%
現代版・吉原で遊女を引退してから平凡な生活を送っていたつもりでいたけど、どうやら夫の記憶だけがなくなっているらしい。その夫と名乗る男がイケメン過ぎて、どう考えても政略結婚もしくは詐欺だと思うんだけど、そう言ったら笑顔を貼り付けて圧をかけてく
る。そんな夫に「寝室は別にしよう」って言ったらもっと不機嫌になって、じゃあ一晩を金で買うって言ってきて、無理矢理押し倒された。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-29 17:51:08
9576文字
会話率:49%
2018年12月末日、全国の爆乳デカ尻樽ボディ愛好家達の金玉に衝撃が走る。男どもの金玉をカラカラにしてきたあの爆乳淫乱女がついに吉原ティアラにて中出しソープ嬢としてデビューをしたのだ。出勤初日から青木りんを妊娠させようと群がる精子タンクども
。だがしかし、一向に孕む気配はない。着床率0.3%の壁を超える精子が現れないのだ。
そして2021年、素人ちんぽ御用達中出しおまんことしてデビューをして3年が経とうとしていた。金玉をグツグツ煮え滾らせて会員用のホームページを見てみると、今までプロフィール写真にいやらしく貼り付けられていた中出しマークが外されているではないか。僕達の精子はもう二度とドスケベ爆乳デカ尻樽ボディの子宮の中を泳ぐことはできないのか。
ドスケベ爆乳デカ尻樽ボディで数々のちんぽをイライラさせてきたのにも関わらず40歳を迎える歳になるまで妊娠経験がないなんて可哀想過ぎる。今、青木りんを救うべく僕達そして僕達の精子達の戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-07 10:37:33
388文字
会話率:0%
美しき舞姫の撫子は、腹違いの弟との許されぬ恋に破れて、継母に屋敷を追い出された。
その後彼女は遊女に身を落とし、様々な「ひどい目」に逢う―――
遊女として売られた「胡蝶屋」は、秘密裏に陰間(男娼)も置くとんでもない店だった!
彼女に面
白半分に手を出してくる先輩陰間の梓、辛く当たってくる美少年の菊染、激しい行為で身体をもてあそぶ鬼畜な客・・・
自分の境遇に絶望していた彼女だが、懸命に働き、遊女として華を咲かせる。そのひたむきな姿に、梓も菊染も惹かれるようになっていく。
そんなある日、忘れられない初恋の人、弟が訪ねてくる。自分を買いに…。
※R18のシーンはもくじに表記します
※無理やりなシーンも多いですが、気持ち的には「逆ハーレム状態」です。ハッピーエンドです
※時代考証など勉強不足でおかしい部分もあるかと思います。間違いがありましたらお教え下されば幸いです
更新は土日と、不定期ですが平日もおこなっていきたいと思います折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 17:39:07
196460文字
会話率:50%
「ようこそ黒吉原へ。今宵は存分に楽しんでいってくださいな」
すべての感情を仕舞い込み、俺は今日も身体を売る───。
◇ ◇ ◇
・のんびり更新ですのでご了承ください。
最終更新:2024-11-22 17:07:58
64119文字
会話率:23%
鶯楼には「烏」がいる。白い肌に濡羽色の長髪を持つ、遊郭一美しい男娼のことだ。滅多に笑うことのないその瞳は寒空の色のようで、一度見たら忘れられないと言う…。
遊郭で生まれ育った男娼夕霧と幼馴染の奉公人が織りなす不器用でやるせない恋のお話です。
(第一章)
第一章と第二章に分かれる予定です。
*江戸吉原や陰間茶屋を参考にして書きました。年齢が幼いうちからの売春や暴力表現があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-13 16:32:30
18857文字
会話率:63%
ここは第三吉原――旧東京府の日野市と多摩市の一部を大改造して造られた、ある種の歓楽街である。そこにある遊郭で働いている白雪は、ある日軍人のお客様の前で転んだ。※他サイトにも掲載
最終更新:2024-04-21 06:16:24
29942文字
会話率:57%
父の他界により《女性限定風俗レディファースト》をたった一人で受け継ぐことになった吉原ユウ。いろいろワケありなお客様に性のおもてなしをする。
最終更新:2024-03-27 17:00:00
8429文字
会話率:50%
フーゾクでの体験談です。
風俗に行ったことがない人は、「怖そう」といいますけど、そんなことないですよ。
ただ、ちょっと、受付のお兄さんがいかついだけですよ。
罰則行為をしたら、多額の罰金を請求されるだけですよ。
吉原とか行ってみたいなぁ。
県外に遠征して、好きなAV女優や裏垢女子が在籍するお店に行ってみたいなぁ。
貧乏って、いやね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 00:03:57
53577文字
会話率:37%
吉原亨はその向きのバーで夜の蝶と呼ばれる、バーの華だった。だった、という過去形で年齢が受けにしては高くなり、誘われることも少なくなっていた。
そんな時、ノンケの筈の相模武則がバーに現れた。
相模を酔い潰してラブホテルに連れ込み…
最終更新:2023-07-07 15:03:15
43318文字
会話率:41%
時は大正、九條家の一人娘である九条綾子(くじょう あやこ)は父親の仏壇の前で手を合わせていた。
母は小さい頃に亡くなり、父の死により財閥は解体、
自分はこれからどうなるのだろうか……。
そんな不安にかられる彼女のもとに現れた一人の女衒。
その口から聞かされたのは信じられない一言だった。
「お前は借金の方に売られたんだよ」
吉原に売られた綾子は、そこで一人の花魁と出会った。
自分とは違い、吉原で強く活きるその姿に、綾子は次第に惹かれていくが……。
これは、吉原に売られた令嬢"九條綾子"と
花魁"お彼岸"がおりなす悲恋物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 17:05:29
5347文字
会話率:28%
この物語の主人公は、越後の百姓の倅である。
本当は跡を継いで百姓をするところ、父の後釜に邪険にされ家を出たのであった。
江戸に出て、深川で飛脚をして渡世を送っている。
歳は十九、取り柄はすけべ魂である。女体道から女観音道へ至る物語である。
慶応元年五月、あと何年かしたら明治という激動期である。
その頃は、奇妙な踊りが流行るは、辻斬りがあるはで庶民はてんやわんや。
これは、次に来る、新しい世を感じていたのではないのか。
日本の性文化が、最も乱れ咲きしていたと思われるころの話。
このてる吉は、飛脚であちこち街中をまわって、女を見ては喜んでいる。
生来の女好きではあるが、遊び狂っているうちに、ある思いに至ったのである。
女は観音様なのに、救われていない女衆が多すぎるのではないのか。
遊女たちの流した涙、流せなかった涙、声に出せない叫びを知った。
これは、なんとかならないものか。何か、出来ないかと。
……(オラが、遊女屋をやればええでねえか)
てる吉は、そう思ったのである。
生きるのに、本当に困窮しとる女から来てもらう。
歳、容姿、人となり、借金の過多、子連れなど、なんちゃない。
いつまでも、居てくれていい。みんなが付いているから。
女衆が、安寧に過ごせる場を作ろうと思った。
そこで置屋で知り合った土佐の女衒に弟子入りし、女体道のイロハを教わる。
あてがって来る闇の女らに、研がれまくられるという、ありがた修行を重ねる。
相模の国に女仕入れに行かされ、三人連れ帰り、褒美に小判を頂き元手を得る。
四ツ谷の岡場所の外れに、掘っ立て小屋みたいな置屋を作る。
なんとか四人集めて来て、さあ、これからだという時に……
てる吉は、闇に消えたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 12:40:35
143809文字
会話率:71%
私はクロ。 生まれは知らないが、赤子のころに取っ手のついたカゴに入れられて泣いていたそうだ。泣いてたのは落ちた柿が頭にごつんと当たったから。 母をたずねて三千里、俗物として浮世を渡り歩く白狐。 新宿の片隅、上野のパンダ、吉原の女郎小屋、
日本一の電波塔。 キツネとネコとオオカミとタヌキ親父 なんでもアリな魑魅魍魎どもの奇天烈で平凡で耽美な日々。 平成末期・混沌の大団円。
※自殺などのワードやそれに触れる過去話があるのでご注意折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-07 17:00:00
60301文字
会話率:67%
突然、勤めていた不動産会社をクビになり、「死」すら頭に過ぎる程絶望を陥る上野は街中で自身の目の前を通るサラリーマンの会話から、最期の思い出作りにと吉原の街へと足を運ぶ。
そこで出逢うソープ嬢シーナに一目惚れすればドンドンと沼に沈んでいき、と
ある決断をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-18 23:01:14
4655文字
会話率:45%
女性用風俗を初めて利用したトップアイドルの吉原紗希は、
Uによる「プロの施術」によって……
最終更新:2023-01-02 02:30:23
5978文字
会話率:0%
トップアイドルの吉原紗希は、◯社長の紹介で女性用風俗を利用する。
セラピストのUによる「プロの施術」によって、
「よっしー」は……
最終更新:2023-01-02 02:22:48
5986文字
会話率:0%
友利しんには,幼馴染みの吉原しずくがいた。大好きな彼女にいつか告白し,正式に付き合うことを当たり前の将来と思っていた。それが,どうしてこんなことに・・・・・・・。
最終更新:2022-12-27 08:01:34
12983文字
会話率:42%