「ようこそ黒吉原へ。今宵は存分に楽しんでいってくださいな」
すべての感情を仕舞い込み、俺は今日も身体を売る───。
◇ ◇ ◇
・のんびり更新ですのでご了承ください。
最終更新:2024-11-22 17:07:58
64119文字
会話率:23%
今夜も美しい月の下で、よがり狂う男たちの秘密の宴が始まる。
東京某所にある男娼街『吉原』には、女子禁制の風俗店が建ち並んでいた。そこで働くのは、遊男(ゆうだん)と呼ばれる見目麗しい美男子たちであった。彼らは、美しい身体と女にも負けない巧
みな手練手管で客をもてなし、最高の性的サービスを提供していたのである。
そんな『吉原』で最も格式のある風俗店、『酔鏡の舞』で、見習い遊男として住み込みで働く十六歳の青年がいた。彼の源氏名は、月日(月み)。月美は遊男の最高位である王魁(おうらん)、薫の付き人として働いていたが、そんな彼の前に柄の悪い、見た目がヤクザな男が現れて……
金か、それとも愛か? 男が男をもてなす女子禁制の吉原で交わされる愛欲の日々
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 10:41:27
81355文字
会話率:58%
そこの旦那。浮かない顔をしているね。どうしたんだい? 何か嫌なことでもあったのかい? だったら、吉原に行きなさいよ。この辺じゃ、珍しい、女子禁制の男娼街さ。ほら、旦那。まずは、あの絢爛豪華な店に立ち寄ってごらん。遊男って呼ばれる、見目麗し
い青年たちが、あんたのご来店を待っているよ。
初めてだって? 大丈夫だよ。あの子たちは、客を楽しませる術を、体に叩き込まれているからね。一度、肌を重ね合わせれば、すぐに嫌なこともふっ飛ばしてくれるさ。嘘だと思うなら、まずは、試しに誰か一人、指名してごらんよ。絶対に後悔はさせねぇから。
おっと、旦那! 初めての客は、王魁は指名出来ないぜ。王魁は、この男娼街の頂点に君臨する、遊男。手練手管を極め、あらゆる男たちを虜にしてきた、吉原の花形さ。下っ端の遊男も、そう簡単に会えるもんじゃねぇ。況してや、初めての客なんて、顔を一目見ることだって、許されねぇ。王魁だけは、客を選ぶことが出来るんだ。
もし、王魁に相手をして欲しいなら、この吉原に通い詰めて、金をいっぱい落とすことだね。
女子禁制ノ吉原ノ世界デ繰リ広ゲラレル愛ノ駆ケ引キ
これは、男が男をもてなす禁断の世界に迷い込んだ青年たちの愛と嫉妬の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 13:31:21
92031文字
会話率:49%
鶯楼には「烏」がいる。白い肌に濡羽色の長髪を持つ、遊郭一美しい男娼のことだ。滅多に笑うことのないその瞳は寒空の色のようで、一度見たら忘れられないと言う…。
遊郭で生まれ育った男娼夕霧と幼馴染の奉公人が織りなす不器用でやるせない恋のお話です。
(第一章)
第一章と第二章に分かれる予定です。
*江戸吉原や陰間茶屋を参考にして書きました。年齢が幼いうちからの売春や暴力表現があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-13 16:32:30
18857文字
会話率:63%
ここは第三吉原――旧東京府の日野市と多摩市の一部を大改造して造られた、ある種の歓楽街である。そこにある遊郭で働いている白雪は、ある日軍人のお客様の前で転んだ。※他サイトにも掲載
最終更新:2024-04-21 06:16:24
29942文字
会話率:57%
父の他界により《女性限定風俗レディファースト》をたった一人で受け継ぐことになった吉原ユウ。いろいろワケありなお客様に性のおもてなしをする。
最終更新:2024-03-27 17:00:00
8429文字
会話率:50%
フーゾクでの体験談です。
風俗に行ったことがない人は、「怖そう」といいますけど、そんなことないですよ。
ただ、ちょっと、受付のお兄さんがいかついだけですよ。
罰則行為をしたら、多額の罰金を請求されるだけですよ。
吉原とか行ってみたいなぁ。
県外に遠征して、好きなAV女優や裏垢女子が在籍するお店に行ってみたいなぁ。
貧乏って、いやね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 00:03:57
53577文字
会話率:37%
吉原亨はその向きのバーで夜の蝶と呼ばれる、バーの華だった。だった、という過去形で年齢が受けにしては高くなり、誘われることも少なくなっていた。
そんな時、ノンケの筈の相模武則がバーに現れた。
相模を酔い潰してラブホテルに連れ込み…
最終更新:2023-07-07 15:03:15
43318文字
会話率:41%
時は大正、九條家の一人娘である九条綾子(くじょう あやこ)は父親の仏壇の前で手を合わせていた。
母は小さい頃に亡くなり、父の死により財閥は解体、
自分はこれからどうなるのだろうか……。
そんな不安にかられる彼女のもとに現れた一人の女衒。
その口から聞かされたのは信じられない一言だった。
「お前は借金の方に売られたんだよ」
吉原に売られた綾子は、そこで一人の花魁と出会った。
自分とは違い、吉原で強く活きるその姿に、綾子は次第に惹かれていくが……。
これは、吉原に売られた令嬢"九條綾子"と
花魁"お彼岸"がおりなす悲恋物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 17:05:29
5347文字
会話率:28%
この物語の主人公は、越後の百姓の倅である。
本当は跡を継いで百姓をするところ、父の後釜に邪険にされ家を出たのであった。
江戸に出て、深川で飛脚をして渡世を送っている。
歳は十九、取り柄はすけべ魂である。女体道から女観音道へ至る物語である。
慶応元年五月、あと何年かしたら明治という激動期である。
その頃は、奇妙な踊りが流行るは、辻斬りがあるはで庶民はてんやわんや。
これは、次に来る、新しい世を感じていたのではないのか。
日本の性文化が、最も乱れ咲きしていたと思われるころの話。
このてる吉は、飛脚であちこち街中をまわって、女を見ては喜んでいる。
生来の女好きではあるが、遊び狂っているうちに、ある思いに至ったのである。
女は観音様なのに、救われていない女衆が多すぎるのではないのか。
遊女たちの流した涙、流せなかった涙、声に出せない叫びを知った。
これは、なんとかならないものか。何か、出来ないかと。
……(オラが、遊女屋をやればええでねえか)
てる吉は、そう思ったのである。
生きるのに、本当に困窮しとる女から来てもらう。
歳、容姿、人となり、借金の過多、子連れなど、なんちゃない。
いつまでも、居てくれていい。みんなが付いているから。
女衆が、安寧に過ごせる場を作ろうと思った。
そこで置屋で知り合った土佐の女衒に弟子入りし、女体道のイロハを教わる。
あてがって来る闇の女らに、研がれまくられるという、ありがた修行を重ねる。
相模の国に女仕入れに行かされ、三人連れ帰り、褒美に小判を頂き元手を得る。
四ツ谷の岡場所の外れに、掘っ立て小屋みたいな置屋を作る。
なんとか四人集めて来て、さあ、これからだという時に……
てる吉は、闇に消えたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 12:40:35
143809文字
会話率:71%
私はクロ。 生まれは知らないが、赤子のころに取っ手のついたカゴに入れられて泣いていたそうだ。泣いてたのは落ちた柿が頭にごつんと当たったから。 母をたずねて三千里、俗物として浮世を渡り歩く白狐。 新宿の片隅、上野のパンダ、吉原の女郎小屋、
日本一の電波塔。 キツネとネコとオオカミとタヌキ親父 なんでもアリな魑魅魍魎どもの奇天烈で平凡で耽美な日々。 平成末期・混沌の大団円。
※自殺などのワードやそれに触れる過去話があるのでご注意折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-07 17:00:00
60301文字
会話率:67%
突然、勤めていた不動産会社をクビになり、「死」すら頭に過ぎる程絶望を陥る上野は街中で自身の目の前を通るサラリーマンの会話から、最期の思い出作りにと吉原の街へと足を運ぶ。
そこで出逢うソープ嬢シーナに一目惚れすればドンドンと沼に沈んでいき、と
ある決断をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-18 23:01:14
4655文字
会話率:45%
女性用風俗を初めて利用したトップアイドルの吉原紗希は、
Uによる「プロの施術」によって……
最終更新:2023-01-02 02:30:23
5978文字
会話率:0%
トップアイドルの吉原紗希は、◯社長の紹介で女性用風俗を利用する。
セラピストのUによる「プロの施術」によって、
「よっしー」は……
最終更新:2023-01-02 02:22:48
5986文字
会話率:0%
友利しんには,幼馴染みの吉原しずくがいた。大好きな彼女にいつか告白し,正式に付き合うことを当たり前の将来と思っていた。それが,どうしてこんなことに・・・・・・・。
最終更新:2022-12-27 08:01:34
12983文字
会話率:42%
いつもと変わらない日常に飽き飽きしていた俺、早乙女颯。
幼馴染の橘雪斗と登校中に交通事故に巻き込まれる。
目を覚ますとそこは知らない世界、花の街「吉原」だった。
身体は女でもおじさんに抱かれるなんてのは絶対無理!
伝説の花魁になるために
奮闘していく!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 22:53:17
3770文字
会話率:37%
父親が再婚して周防春妃に義弟ができたが、義弟の吉原夏樹は春妃に素っ気ない態度を取っていた。しかし、ある事がきっかけで二人は打ち解ける。それから春妃と夏樹は仲の良い義姉弟として過ごしていた。だがある時、春妃の心を大きく揺さぶる出来事が起きる。
それから夏樹とは疎遠になるが、八年後の雨の日――春妃は夏樹と再会して……。
※この小説はアルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-21 14:00:00
66628文字
会話率:47%
「息をすることも忘れ、魂を奪われ、生殺与奪すべてを握られた心地になる……そのような絵を描いて欲しいのです」
素人の絵師・六郎に絵を依頼したのは、誰もが知る豪商の老人・曽根元だった。
題材は高級男娼『白椿太夫』。
吉原遊郭随一の高値を誇り、白
椿太夫の年間300日以上を旦那である曽根元が買い占めていた。
曽根元の計らいで大見世の座敷に揚げられ太夫と寝食を共にすることとなった六郎は、白椿の内面を知る内に惹かれていき、白椿は常に傍にいてくれる六郎をこどものように可愛がり溺愛し依存していく。
素描を重ねるにつれ六郎は、曽根元の依頼がいかに難題だったか気付かされる。
※pixivにも掲載しています。
https://www.pixiv.net/novel/series/8594714折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-28 15:17:14
105595文字
会話率:42%
父親に「吉原に売る」と言われて育った美夜は、高等小学校の卒業式の日に、奉公先に連れていかれ、豪邸の主である、御前と呼ばれる老人に抱かれる。
「初物喰いは青い味がする」
良い声で鳴く熟れた女(鳴き女)になるよう「鳴き女修行」に出され、浜辺の
網元の家で、網元奥様(元は芸者で愛人)の性奴娘の育てから、色んな技術を学ぶ生活に入る。
育ての奥様が家を離れた日、美夜の美しさを妬むお付き女中のフキに刺されるところを助けた下男頭に身体を奪われる。
お付き女中のフキがいなくなり、孤独を持て余した美夜は、深夜の散歩で、網元の一人息子、真幸と出会う。真幸は、美夜に「自分と一緒に出てくれ」と山小屋に連れていき、美夜を抱く。
そこへ、二人を探しに来た、浜の若い衆の頭である剛志たちに助けられる美夜。真幸は縛って連れて行かれ、残された美夜は剛志を誘惑し抱かれる。
そして美夜は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 22:00:00
72626文字
会話率:39%
朝日楼と呼ばれる男郎屋。
親に売られた少年達に許された生活範囲は、二階建ての屋敷だけだった。
最終更新:2021-11-02 16:28:35
16488文字
会話率:45%
私はクロ。
生まれは知らないが、赤子のころに取っ手のついたカゴに入れられて泣いていたそうだ。
泣いてたのは落ちた柿が頭にごつんと当たったから。
母をたずねて三千里、俗物として浮世を渡り歩く白狐。
新宿の片隅、上野のパンダ、吉原の女郎
小屋、日本一の電波塔。
キツネとネコとオオカミとタヌキ親父
なんでもアリな魑魅魍魎どもの奇天烈で平凡で耽美な日々。
平成末期・混沌の大団円。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-27 18:26:56
131847文字
会話率:67%
「女が男に体をあけ渡したくらいで、愛されていると思ってはだめよ」
「あなたはお母さんが愛した人の子だって、そう言うことすら許されないのですか!」
「彼女を弱い女にしてしまったのは私だ。その責任は取らねばならない」
「わからないわ。すべてが滅
びるとわかっていても、その『愛』とやらを取り戻したいの?」
田舎村で助祭を務める青年ニルス。
その初恋の女性マーシャが三日後、結婚式を挙げる。
祝福すべき立場の彼だが、花婿の正体を知ってしまい……。
花嫁と共に「売られる」幼なじみメア。
農奴の身の上に諦観する侍女ドーラ、逃れようともがくルアンナ。
村に君臨する領主ラング。彼に認められたい一人息子エルマー。
彼らの思いが交錯するなか、静かに「それ」は村を侵食していた……。
ニルスが女たちと自らの過去を知ったとき、物語とともに彼の世界が終焉を迎えます。
ニルスの最後の決断を見届けてあげてください。
※各話タイトル末尾の記号は官能的な場面の多寡を表しています。
◆:多め、◇:少なめ、無印:ほぼなし折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-21 00:02:06
441430文字
会話率:34%