朱雪玲(しゅ・せつれい)は、十二歳で李家に嫁いだ――……皇族の血筋を、裕福な商家に金で買われたような結婚だった。
けれども、夫となるはずだった李奏皚(り・そうがい)は、雪玲が王家の庶子であることを理由に、婚儀の当日ににもかかわらず婚姻に難色
を示していた。
王府でも父の正妻である王妃にうとまれて居場所のなかった雪玲は、嫁ぎ先の李家においても自分は必要とされないのか、と、悲しみに暮れる。
そのとき、雪玲をさらうようにして妻にしたのは、商家の暮らしが肌に合わず家を出て武人として暮らしていた李家の爪弾き者・李皚之(り・がいし)だった。
皚之に引き取られ、彼との暮らしの中で、雪玲は明るく美しく生い立っていき――……。
真綿にくるむように、大切に、大切に、愛される夜までのものがたり。
※このおはなしはアルファポリスにも投稿しております。
※「*」のついた話は性描写を含みます。
※誤字報告ありがとうございますー(>人<)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-23 23:18:44
49037文字
会話率:38%
東西南北4つの公爵領と、
それらを統治する中央(セントラル)によって
成り立つ魔法先進国ルノア王国。
王家、公爵家のみしか発現しない魔力を
持って産まれた少女、ロアは
病弱ではあるものの、
平民でありながらその美しい歌声に
魔力が宿ってい
た。
ロアの母、ライラは娘に人前で歌う事を禁じ、
ロアもそれを守り、裕福とは言えないが
平和に暮らしていた。
そんなある日、まだ幼く
母の仕事が手伝えないロアは、
いつものように森へ
自生する山菜を採りに行く。
ふと、いつもと違う道を通りたくなり、
散策していると美しい湖畔に出た。
小鳥の声と木々が風に揺れる音。
湖の穏やかな波は陽の光を浴びて
キラキラと宝石のようだ。
人前で歌ってはいけないが、
ここなら良いのではないか?
幼いロアは周りを見渡し、
人影が無い事を確認すると、
持っていた籠を置き、
心地よい風を胸一杯に吸い込んだ。
歌声が疾走る。澄んだ歌声は木々を震わし、
花々は水を含んだように色を増す。
ロアの魔力は、歌声を聞いた万物の能力を
増幅させる《イングロース》。
ロアの楽しみは歌う事だった。
歌っている時だけは、自分が自然の
一部になれた気がしてどこへでも
羽ばたける気がしていた。
パキッと背後で小枝を踏み締めた音がして、
勢いよく振り返る。
そこには深い夜空を切り取ったような
髪色の少年が一人、
木陰からこちらを見ていた。
(聞かれた?!)
少年はうっとりとした
微笑みを浮かべて静かに
ロアとの距離を詰める。
「探したよ。僕の愛しの妹君…ーー。」
その時は知る由もなかった。
この出会いが開けてはいけない
パンドラの箱だと言う事に。
捻じ曲がってしまった愛は
執着、嫉妬、呪いへと形を変える。
それはほんの些細な
きっかけだったかも知れない。
金糸雀の願いはたった一つ。
ーーーーー自由になりたかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-21 23:47:49
732文字
会話率:20%
七歳の誕生日を目前に控えたある日、蕗は異世界へ迷い込んでしまった。十五まで生き延びたものの、育ててくれた貴族の家が襲撃され、一人息子である赤ん坊を抱えて逃げることに。なんとか子供を守りつつ王都で暮らしていた。が、守った主人、ローランは年を経
るごとに美しくなり、十六で成人を迎えるころには春の女神もかくやという美しさに育ってしまった。しかも、王家から「末姫さまの忘れ形見」と迎えまで来る。
美形王子ローラン×育て親異世界人蕗
アルファポリス様でも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-13 07:00:00
170640文字
会話率:44%
【本編完結しました!】
巫女に与えられた聖なる使命。それは魔物を倒すことと、魔物に犯されること。
女神ドロメイアに仕える戦巫女は、人々を守るため、欲望に駆られた魔物と戦う。
戦巫女たちは聖なる鉾で魔物と戦い、彼らを打ち倒す。しかし、もし彼
らを倒すことができなかった場合──彼女たちはその身を捧げ、魔物たちの欲望を受け止める。邪悪なものたちの欲望を鎮め、彼らの世界へと送り返すために。
ミッドランド王家が統べる中原諸国は、東西に接する異邦より侵入する魔物に脅かされていた。神殿に仕える戦巫女たちは、魔物たちの毒牙から人々を守るべく、辺境の地で日々戦う。魔物たちを倒せるのは彼女らの聖なる武器だけであり、また魔物たちの陵辱に耐えることができるのも、女神の加護を受けた彼女たちだけだからだ。
これは、辺境の戦巫女、サルトゥリアのイオナの、戦いと汚辱、そして世界を変える宿命の物語である。
※原則として一話完結です。毎話後半に陵辱シーンがあります。
※残酷描写、妊娠・出産描写はありません。快楽堕ちもありません。
※腋責め・中出しが多めです。
※ガールズラブ設定ですがガールズラブ要素は微量です。
※海外ファンタジーのような世界観と文体の異種姦小説が読みたいと思ったので自分で書きました。完全に自分のために書いたものですが、せっかく書いたので公開してみます。もしお楽しみいただければ幸いです。すでに完結しておりますので、月・水・金曜に一話ずつ公開していきます。(全20話・1話につき7000~10000字程度)
※本編完結しました! 今後は不定期で番外編を投稿する予定です。
※エロシーンを増量したロングバージョンをpixivにも投稿中です。
https://www.pixiv.net/users/25587470
※pixivにてイメージイラストも投稿しています。
https://www.pixiv.net/artworks/88199594
https://www.pixiv.net/artworks/90669986
https://www.pixiv.net/artworks/101598147
https://www.pixiv.net/artworks/102253045折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-26 07:00:00
341825文字
会話率:20%
魔王アクメの復活阻止を果たした、女聖騎士団長のシルヴィア・グーデンベルク。剣を握れば戦場では負け知らず、“まさしく最強の女騎士”である彼女に、淫靡の災厄が降り注ぐ。それは「戦場に立ち剣を握れば、忽ちに発情し自慰行為に耽ってしまう」という恐
ろしい呪いであった。そして栄光ある騎士道精神を、恥辱と快感に塗り替えられ、騎士団長としての尊厳を失ってしまう。しかし、シルヴィアは諦めない……。たとえその身がどうなろうとも、愛すべき同志や民、そして……命の恩人である王家のために。愛液に塗れた身体で、恥辱と快楽の戦場で喘ぎまくる…………! 呪われた女騎士が、自慰行為によって世界を破滅へと導いてしまう、冒険絶頂物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-13 01:00:23
38679文字
会話率:50%
【レーヌ・ルーヴと密約の王冠】番外編。
オルフィニナの騎士クイン・アドラーの掌編です。
∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴
妹として共に育ったオルフィニナが国王の庶子として王家に迎えられた時、それまでの関係が変わってしまうこと
に戸惑うクイン。
オルフィニナが王族として披露される夜宴で、初めて自分の感情と向き合うことになったクインが導き出した答えとは。――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 15:28:32
7821文字
会話率:44%
古い慣習が残るヨーロッパの小国・セントナヴィア王国の第一王女、エリザベタは、国益のために海洋国セレキアの第三王子・エドアルドと婚約していた。しかしエリザベタは、護衛官のアルフレッドに恋心を抱いていたのだが、王女としての立場から、それを秘めて
いた。エドアルドとの結婚式が間近になった頃、エリザベタはセントナヴィア王家の風習によって生き別れた妹・マルガレーテと会うため、ニューヨークへ赴く。そこで暗殺されかけ、意識不明の重体となってしまう。エリザベタが入院中、妹のマルガレーテことアリシアが身代わりを務めてくれ、暗殺の首謀者を捕らえることができたのだが、王族に不敬を働いたとして、アルフレッドが護衛の任を外され、国外へ左遷されてしまう。エドアルドはマルガレーテと恋に落ち、婚約は解消されたが、アルフレッドを失ったエリザベタは、心労から身体を壊してしまった。エドアルドはアルフレッドのもとへ行き、説得を試みる。「このままでいいのか」と。そして、アルフレッドは決断したのだった。
『あわせ鏡のプリンセス』の主人公・アリシアの姉、エリザベタの物語です。これだけでも、読めます。
(エロはありません。R18は保険です)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-04 10:47:24
90243文字
会話率:43%
「またヤリ捨てられた…!」
都合の良い女に成り下がりつつも逞しく生きる貴族令嬢、マリア。彼女は隣国の第二王子、ユダと腐れ縁の幼馴染。しかしある夜をきっかけに2人の関係に変化が訪れる…!?
登場人物ほぼほぼ爛れてる!でもちょっと笑える!?差別
や偏見に塗れたクソみたいな現実の中、拗らせた女と捻くれた男は手を取り合えるのか…!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 19:05:02
6764文字
会話率:33%
●小説版1、2巻絶賛発売中
●わた・るぅー先生によるコミック版、4月26日発売のヤングドラゴンエイジ誌にてスタート!
帝国占領下の王都ヴェスタ。
そこで、幼女を救うために命を落とした元宮廷魔術師の浮浪者オズマは、三百年後の世界に転生した。
暗い森の中で目を覚ますオズマ。
彼を迎えに来たという女騎士とメイドに案内されて、オズマは訳の分からないまま女王に謁見する。そして女王は彼にこう告げた。
「大英雄オズマさま、この国は我が祖先がアナタの為にこしらえたもの。この国は土の一かけら、草木の一本に到るまで全てが、御身の為にのみ存在するのです。アナタとの子を宿すことこそ、王家の悲願! さあ、我が娘たちに子種をお与えください!」
どういうわけか、三百年後の世界では、オズマは伝説の大英雄として祭り上げられていたのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-14 16:12:35
294221文字
会話率:38%
見習い騎士のリュカは、女騎士団長のヴァレリィに説教される毎日を過ごしている。
ドジばかりの彼には裏の顔があった。
それは暗殺貴族。
彼は、王家に仇なす者を闇に葬る暗殺者一家、その長男である。
隣国との開戦間近のある日、彼は父親から強制的に婚
姻が成立したことを言い渡される。
顔合わせの席に現れたのは、なんと女騎士団長ヴァレリィ。
夫婦となった二人は、互いを拒絶しながらも、次第に惹かれていく。
だが、そんな彼らを待ち受けていたのは、王家の秘事を巡る大規模な陰謀だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-14 17:00:00
149527文字
会話率:35%
アンダリアズ王国へ人質としてやって来たタータイヤ王国のメイリヤ姫は、王族らしからぬ貧相な見た目と人形のように何事にも反応しない奇妙な姫だった。それでも左が紫色で右が淡い碧色という稀有な瞳をしていたため、アンダリアズ王国の末王子ミティアスに求
められて取り決めどおり伴侶になった。ただし、アンダリアズ王家を侮辱したとしてタータイヤ王国には罰が課せられ、メイリヤ姫は牢部屋での軟禁生活を余儀なくされる。※アルファポリス他に転載
[苦労知らずの末王子×隷属国の人質王子 / BL / R18]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-25 09:20:54
102344文字
会話率:40%
フィレイバス王国では古来より、王族、貴族間で暗黙の了解とする風習が続いている。
それが王命による婚姻だった。
普通、貴族の婚姻は家同士によって決まり、それを王家に報告する形で進んでいく。それが他国に嫁ぐ場合も例外ではなく、自国に対し多
大な不利益になる場合を除き、王家は極力関与しないことになっていた。
しかし王命による婚姻は前提が異なり、対象となる爵位家の意向は完全に無視して執り行われるのだ。
それはこの婚姻が、罰を与える行為の一環として行われるからである。
貴族社会で問題を起こした人間は、男であれば労働施設に、女であれば修道院に送られる事が多い。
しかしあまりに高位貴族が対象の場合は、受け入れ先の対応が難しく、逆に問題を起こされて王家に苦情が届く事も少なくないのだ。
そこで王家は、自国や周辺諸国と秘密裏に会談し、言うなれば面倒事の面倒を見てくれる受け入れ先を、複数用意しているのである。
シヴァンが統治するギスイリタル公国も、その候補地の一つである。
ギスイリタル太公シヴァン・サンダウェルは、フィレイバス王家の傍系にあたる。
とはいえ表舞台を取り仕切るのは、タウンハウスに常駐している弟夫妻であることが多く、シヴァン自身は本邸にこもって、悠々自適な生活を謳歌している道楽者であった。
そんな彼の元に、王命の婚姻と称しやってきた五人目の妻。メイベル。
フィレイバス王国の王太子妃であった彼女は、社交界では毒婦として有名で、常に数人の男を侍らせていたという。夜な夜な、王太子妃の住まう離れの城に男を連れ込み、貞操観念も何もあったものではなかったと、後ろ指を刺される人物であった。
通う男は年齢を問わず、かくいうシヴァンも32歳なので、彼女とは10歳ほど違うという有様である。
メイベルのふしだら生活に苦言を呈していた王太子は、ついに結婚を白紙にし、彼女はシヴァンの元に嫁いできたのだった。
だが実際のメイベルに、そんな毒婦らしき素振りはなく。
燃えるような愛で無くとも、二人は穏やかに惹かれ合っていく。
妻という生き物に疲れ、偏屈な見方で考えるようになってしまった太公が、妻となる女が生涯抱える、たった一つの敬愛を知る物語。
※ヒロインがヒーロー以外に抱かれる、陵辱される、そういった表現が前提にあります。
全体的にゆるふわ設定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-25 07:44:49
19915文字
会話率:32%
バンクール商会長ジャクセンの一人息子ユーリスは、幼い頃から父親に厳しく育てられてきた。
王都の学園ではトップクラスの成績を維持しており、父親譲りの美貌もあって、ユーリスは学園では目立つ存在であった。
父ジャクセンは、王家の者達とは“つ
かず離れずのほどよい距離”を保つようユーリスに教えていたのだが、学園へ入学して以来、ユーリスは、王国の五番目の王子シルヴェスターと親しくなっていた。
※本小説は『転生したら竜でした~』の外伝にあたる物語です。2022年11月20日に本編(第六章)は完結しました。第七章以降は外伝になり、2023年7月25日に外伝も完結しました。
※誤字脱字報告ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-25 00:00:00
655377文字
会話率:26%
その身に膨大な魔力を持ち、接触によって他人にそれを譲り渡すことのできるスシャール家の“天人”
彼らは生まれると同時に、配偶者が定められた。
長男は神殿に、次男は王家に、三男は五家へと嫁ぐこととされていた。
次男は婚約者の王子を嫌い、三男
は婚約を嫌がり出奔した。
そんな三兄弟の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-30 07:00:02
32586文字
会話率:29%
死する時に、その心の臓が宝石に変わると言われているイシュタル王家の一族。
奴隷としてギデオン王子に買い求められたディーンは、銀の髪に青い瞳の美しい少年であった。
日々命を兄王子達から狙われていたギデオン王子は、彼を“盾”にするために買い求め
たのだった。
奴隷少年×王子
童話的な悲恋の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-07 23:56:30
3647文字
会話率:6%
前王家の生き残り王女(わけあり)が、憂国の貴公子に愛されるお話です。
魔王討伐に成功した勇者ジルベルトは、敬愛する聖女ルクレツィア姫とついに婚約することに。有頂天のジルベルトだったが、翌朝目覚めると囚われの姫君セレスティーヌになっていた。
とはいえこれは毎度のことだ。ジルベルトは勇者と元王女、二つの人生を交互に送る宿命があるのだから。ルクレツィアを恋しがりつつ幽閉生活を送るセレスティーヌの元へ、ある日刺客と超絶美形貴公子が同時にやってきた。
全7話。5、6、7話にRシーン入ります。
初公開時から少々改稿しています。
全年齢版タイトル→『囚われ姫の二世界生活 今度は姫のターンです! ~氷雪の騎士と政略結婚~』小説家になろう(全年齢)とカクヨムに掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-14 19:00:00
31856文字
会話率:48%
兄である王太子に毒を盛ろうとした弟王子は、なぜそのようなことをしたのか。何も語らない弟王子に強制的に語らせるため送り込まれたのは、特殊な行為で自白をさせる王家の影だった。
キーワード:
最終更新:2023-06-16 14:54:38
4148文字
会話率:22%
王家熱を発症した者が女王になれる国の王女サンドラは、よりにもよって堅物騎士のジュールの前で発症してしまう。
王家熱を発症すると発情し、より多くの子孫を残そうとする。サンドラは抗えない衝動にジュールを襲ってしまいそうになるが、ジュールの理
性により事なきを得る。しかし発情の感覚は次第に短くなっていく。サンドラの為に、発散には付き合うが決して一線を越えないジュール。しかし体内に子種を与えられない限りサンドラの疼きが治まる事はなく、悶々とした日々が募っていく。
女王は、ジュールの代わりに他国の王子にサンドラの相手を頼むが……。
発情王女と堅物騎士の悶々ラブストーリー(あて馬王子います)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 12:22:19
41239文字
会話率:62%
発情王女と堅ぶつ騎士の悶々ラブストーリー(あて馬王子います)
王家熱を発症した者が女王になれる国の王女サンドラは、よりにもよって堅ぶつ騎士団長のジュールの前で発症してしまう。
王家熱を発症すると発情し、より多くの子孫を残そうとする。サ
ンドラは抗えない衝動にジュールを襲ってしまいそうになるが、ジュールの理性により事なきを得る。しかし発情の感覚は次第に短くなっていく。サンドラの為に、発散には付き合うが決して一線を越えないジュール。しかし体内に子種を与えられない限り、サンドラの疼きが治まる事はなく、悶々とした日々が募っていく。
女王は、ジュールの代わりに他国の王子にサンドラの相手を頼むが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-17 02:07:41
41342文字
会話率:62%
パーション王国の王族は約千年前にかけられた呪いにより、子供ができにくい体質。
呪いをかけたのは淫魔の血を引く魔女。彼女は「呪いを解きたければ、王族の男と淫魔の血を引く娘を結婚させろ。年齢差は必ず七つでなければならない」と残して亡くなった。
しかし、淫魔の血を引く娘の数はかなり少なく、挙句七つの年齢差をクリアできない。
その結果、呪いをかけられて千年が経ってしまっていた。
そんな中、王国に現王太子セースよりも七つ年下の伯爵令嬢スヴェアが生まれた。
スヴェアは淫魔の血を引いていることもあり、王家はスヴェアが生まれてすぐに婚約を打診。スヴェアは生まれてすぐにセースの婚約者となった。
が、多情な淫魔の血を引く娘に王妃が務まるのか。さらには、スヴェアが気の弱い娘であったことから、周囲はスヴェアはセースに似合っていないと心無い言葉を投げかけてくる。
……スヴェアの本当の姿など、知りもせずに。
これはゆるふわ系の執着王太子×淫魔の血を引く伯爵令嬢の、呪いを解くために始まった婚約が、真実の愛へとつながるお話。
◇掲載先→アルファポリス、エブリスタ、ムーンライトノベルズ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 11:15:42
32600文字
会話率:35%
「俺がお前を立派な女王にしてやるよ」なんて……上から目線もいいところですっ!
ティタ王国の第二王女であるセッティミアには王位継承権がある。しかし、その順位は一桁代後半であり、回ってくることはないと考えていた。
さらには五つ年上の姉が自国の
有力貴族に降嫁したこともあり、セッティミアもいずれはそうなる運命だと思っていた。
だが、第三王子である兄が起こした反乱により、王家は崩壊。両親、そして第一王子と第二王子は殺され、犯人である第三王子は逃亡。国は混乱の渦中に放り込まれることに。
このままではこの国が崩壊する――。
その危機感を抱いた大臣たちは、残った王位継承者であるセッティミアに女王になってほしいと打診してくる。
けれど、今まで女王になるための教育など受けてこなかったセッティミアにとって、それは無茶ぶりもいいところで……。
でも、この国がこのまま崩壊していくのは見ていられない。
そう思ったセッティミアは、有能な補佐をつけてもらうことを条件に承諾。
そしてやってきたのは――補佐兼教育係となる男グイドだった。
「こんなことも出来ないのか? 王女殿下?」
「本当にあなたって気に食わないわ!」
気がついたら喧嘩ばかりの毎日。なのに、なんだか気がついたら……彼のことが気になって仕方がない。
しかも、ひょんなことからセッティミアはグイドと身体の関係を持ってしまって――……!?
傲慢な教育係(元有能な冷酷公爵)×いきなり女王になってしまった第二王女殿下。
二人の×××でほんのりと甘い逃げられない恋のお話。
――
◇掲載先→アルファポリス、ムーンライトノベルズ、エブリスタ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-29 18:28:12
1474文字
会話率:29%
18歳のアヴリルは多種多様な種族が住まうアティラン王国の騎士団で経理として働いているりすの獣人で子爵令嬢。
彼女はある日王家主催のパーティーに招待された。
というのも、現在この国には王位継承者が王子一人しかおらず、誰もが彼の番を必死に捜して
いるのだ。
どうせ自分には関係ない。そう思いながらも嫌々参加したアヴリルだったが、王子であるエリックと目が合った瞬間――彼に番だと認識されてしまった。
実のところアヴリルには人間の血が濃く入っており、それゆえに番の察知能力が低い。そのため、エリックを番だと認識できないアヴリル。
そんなアヴリルに嫌な顔一つせずに、重すぎる愛情を注ぐエリック。
「俺の番は可愛いこりすだ」
「可愛くてもこりすに王妃は無理ですー!」
愛情過多なわんこ王子(一歩間違えるとヤンデレ)×臆病なりすの獣人がすったもんだしながらも両想いになるラブえっちなお話
◆日刊ランキング10位ありがとうございます……!
――
◆掲載先→アルファポリス、ムーンライトノベルズ、エブリスタ
◆【アティラン王国】シリーズの第一弾です。8万文字程度のお話になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 20:32:56
17700文字
会話率:29%
【コミカライズ進行中】皆様の応援のお陰でコミカライズが決定しました。ありがとうございます!
――婚約者の愛はとてつもなく軽かった。
アマリア王国の王女メイシャルは婚約者である隣国の王太子ギルベルトと同じ学園へ入学することになり、入学式の
後、早速挨拶をしようとギルベルトがいると教えてもらった部屋に向かったが、そこでメイシャルが見たのは他の女子生徒を抱くギルベルトだった。
ギルベルトの婚約者というだけで学園では執拗な嫌がらせを受け、国へ帰るように言われるが、三年間嫌がらせをされ続けキレたメイシャルは……
──そして、その後のギルベルトの様子がどうもおかしい。
はあ?
今さら好きと言われても……
誰がお前なんか好きになるか!
王族のみ『王家の力』といわれる異能の使えるご都合主義のゆるふわ設定です。
Rシーンはサブタイトルに☆を付けますが、始めに不快な描写とあとは後半予定です。
突然の残酷描写があります。苦手な方はご注意ください。
(なろう版あり、若干設定が違います)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 20:04:14
134931文字
会話率:48%
子爵家の養女・セシリアは王家に忠誠を誓う間者。表の世界では〝笑わない侍女〟として王宮勤めをしている。
ある日、若き宰相ライナスに怪我を負わせてしまったセシリア。完治するまでしばらくのあいだ、宰相付きの侍女として彼の手助けをすることに。
ライ
ナスは言動が軽薄で、時々人をからかい、感情を引き出そうとしてくる厄介な人物だ。
それでも幼い頃の思い出から、セシリアは彼を秘かに想っていたのだが……。
彼の近くにいられる穏やかな生活は長くは続かない。
間者としての新しい任務が、謀反の疑いがある男を誘惑し、探りを入れることに決まってしまう。
最後の思い出にするため、セシリアはライナスに男性を虜にする方法を教えてほしいと願うのだった。
※こちらは2019年2月~電子書籍として配信していた作品で、廃刊に伴いWEB掲載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 18:47:52
96842文字
会話率:36%
【書籍化】
2022年3月17日ティアラ文庫様より発売予定です。(書籍化に伴い、タイトルの「お手柔らか」が「お手やわらか」に変わりました)
【あらすじ】
国王(異母兄)に疎まれて島流しとなったリーゼロッテ。「薄幸姫」と呼ばれる儚い印象の見
た目に反してしたたかな性格の彼女は、貧しい島の生活改善に勤しみ、たくましく生きてきた。
ある日、悪政を敷いていた国王が失脚するというクーデターが発生。それを主導したのはリーゼロッテの初恋相手であり、かつての専属騎士オスカーだった。
そのオスカーが突然リーゼロッテのもとへやってきた。旧王家の生き残りは処刑? ――そんな予想をした彼女は「無害な薄幸姫と貧しい島民」を演じ、同情を買う作戦を実行する。
けれどオスカーは求婚に来たようで……。
素直になれない薄幸の姫と同じくらい屈折した新国王の新婚物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-16 08:53:32
128338文字
会話率:31%
貴族である母が平民と駆け落ちし生まれたルテニター。王都から遠く離れた辺境の村で暮らしていたが、両親が共に亡くなったことで伯爵である伯父に引き取られることになった。
『傾国の』と言われるほどの美貌を持つルテニターだったが、人には言えない秘密を
抱えていた。
王家主催のパーティーへ足を運べば誰もかれもがルテニターと踊りたいと群がってくるが、誰にも言えない秘密を抱えたルテニターはただ困ったように微笑むだけ。王太子からもダンスに誘われるも断ることに。
後日婚約者が既にいる王太子から婚約の打診が送られてきてしまい――。
えちえちシーンはほとんどありません。
こてこて方言です。
設定はふんわりです。勢いで書いて勢いで投稿しました。
深く考えずにお読みください…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-01 20:03:01
11668文字
会話率:41%
悪魔の刻印シリーズ
刻まれた淫紋により身体中の魔力が子宮に集中することにより、結果的に魔力欠乏症になって性欲が爆発。
性交による魔力補給を望むようになるというご都合主義シリーズです。
最終更新:2023-05-31 08:20:40
6427文字
会話率:43%