スカーレット・ダリアは貴族令嬢でありながらも剣を好み、騎士隊の隊長に抜擢されるほどの女性だった。その苛烈な性格で相手が貴族令息であろうと不貞を行えば容赦なく拳を振るった。が、ある夜会でメイドを襲おうとした者を叩きのめせば、彼自体はどうにかな
ったのだが、その夜会を主催した公爵が引き下がらなかった。今回のことを水に流すためにはとある男と婚姻を結べ、と。
何故か娘を可愛がっている両親が止めもせず、その公爵は公正な男としても知られていたのだが、……スカーレットはしぶしぶ紹介された男と婚姻を結ぶことにした。そこで彼が言ったことは、
「今後問題を起こさないように、私に調教されてくれませんか?」「ご安心ください、貴女が本当に拒否することは行いません」「おや、女騎士ともあろうものが怖いのですか?」
乗せられた彼女はそれを受け、――「貴女を決して離しません、貴女から私を求めるようにしてあげましょう」――
病み気質のヒーローと、蕩かされて好きにされてしまうヒロイン。結局のところはイチャラブ。調教とはいいつつも調教目当ての方には物足りないかも思う程度の成分です。お愉しみいただければ幸いです――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-13 10:37:24
18228文字
会話率:47%
近衛騎士コンラッドは、任務中に誤って天使像を破損してしまう。
謝罪のため、制作者である名匠ハリーの工房を訪ねるが、意外なことにハリーは十代の少年(?)だった。壊れた石像はもう修復できないため、お詫びとして新作のモデルになることを約束するコン
ラッド。
その日から非番の日にハリーの工房に通い、筋肉モデルになり、ひ弱なハリーのために筋トレ指導を行うように……。
男装の彫刻家と世話焼き騎士のほのぼの筋肉ラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-06 18:05:57
33740文字
会話率:35%
あるアラサー男が、彼女を裏切った一夜の物語。
しかし、その情事は露見してしまい……
寝取られ好きな貴女に贈る、禁断の扉
最終更新:2022-06-30 20:00:00
7659文字
会話率:39%
アンジェリカ・ウィスタリアはウィスタリア皇国の第六皇女であり、黒の騎士団長であるレイモンド・ベルンハルトと婚姻を結んだが、彼は死した女性騎士に操を立てているらしく「アンジェリカ様は、私のような卑しい身分の者が触れられるような御方ではありませ
ん。白い結婚を約束します」と言われる。
アンジェリカは夫に愛されない失意のまま生涯を終えてしまったはずが、目を覚ますと2年前の誕生日に戻っていた。
前世の夫であるレイモンドの初恋を叶えるため、アンジェリカは亡くなるはずの女性騎士に代わって死を選ぼうと決意するが——。
「貴女のいない世界など、俺には何の価値もない」
どうしてこうなった?
2021 eロマンスロイヤル大賞にて、大賞をいただきました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
2022.1.28上巻発売 2022.6.30下巻発売です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-28 22:59:27
344919文字
会話率:52%
獣人嫌いとして知られるフローレンス公爵家の令嬢であり、稀代の悪女と呼ばれるソフィアには秘密があった。それは、獣の類の生き物に触れてはならないという悍ましき呪いを体に宿していることだ。呪いを克服しようと試行錯誤を繰り返す日々の中、ソフィアは唯
一の友人を救うため、ついに獣に手で触れてしまう。彼女は呪いの発現に苦しみ死を覚悟するが——。
「貴女の身体はまた俺を求めるようになる。貴女はもう、人間のものでは満足できない身体に作り替えられた。この俺によって」
悪女ソフィアに手を差し伸べたのは、因縁の獣人である、獣軍司令官のルイス・ブラッドだった。冷たい言葉を吐きながらも彼の手つきはぎこちなく優しい。
「フィア。貴女の拒絶は戯れにしか見えない」
「——このまま俺と逃げるか?」
「もう二度と離さない」
呪われた悪女は獣の執愛に囚われる。本編完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-27 21:38:24
242100文字
会話率:41%
インフォルトニ王国第二王女のアナスタシアは、敗戦により嫁ぐことが義務づけられた。
相手は相手国の王族ではなく、この戦争で勝利を収めた立役者であるゼノン・ジーノウ将軍である。
生まれながらに『災厄の娘』と呼ばれ育てられたアナスタシアは、世間
知らずゆえに自分が虐げられて当然だと思っている。
父王から『せめて相手国の鬱憤晴らしとなって死に、役に立て』と言われやってきた婚姻の場で、彼は静かに彼女に問うた。
「貴女は、俺を愛してくれるのか?」
これは、愛を知らずに育った女が世界を知って、愛を求める男がそんな女を守っていくお話。
※アルファポリスにも同時掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-28 09:10:08
39352文字
会話率:37%
突如消える男 彼らが目を覚ますとそこは真っ暗な部屋 そこにいる女たちによって彼らの姿はこれまでにないほど美しくかわいく恥ずかしほどの女の子に姿を変えられてしまう スベスベの柔肌、女の美しいシルエット、かわいく整ったフェイス、きらびやかに輝く
ランジェリーそしてドレス 彼らは…いや、彼女らの結末は…
*この作品をお読みになるにあたって、貴女様の隠れた乙女心が目覚めるかもしれません その場合、こちらは一切責任をおいかねませんのでご注意ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-04 18:00:00
6943文字
会話率:0%
突如消える男 彼らが目を覚ますとそこは真っ暗な部屋 そこにいる女たちによって彼らの姿はこれまでにないほど美しくかわいく恥ずかしほどの女の子に姿を変えられてしまう スベスベの柔肌、女の美しいシルエット、かわいく整ったフェイス、きらびやかに輝く
ランジェリーそしてドレス 彼らは…いや、彼女らの結末は…
*この作品をお読みになるにあたって、貴女様の隠れた乙女心が目覚めるかもしれません その場合、こちらは一切責任をおいかねませんのでご注意ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-24 16:00:00
14728文字
会話率:0%
ルチアは体に跡が残る傷を負い、婚約者から婚約破棄を申し出られた。
その後、傷を負う原因となった事件での彼女の活躍を聞きつけた、ドゥーエ辺境伯から婚約の申し出があり…
「毎晩貴女を抱きます」
「は、…………い?」
アルファポ
リスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-27 21:39:23
15311文字
会話率:54%
「わたしが大きくなったらあなたとけっこんしてあげるわ!」
「おじょうさま、わたくしは……」
――「私」は「貴女」を、愛してしまった。
※この物語はフィクションであり、登場人物・団体名等は全て架空のものです。実在する人物・地名・団体とは一切
関係ありません。
※本作はアルファポリスにも重複投稿しております。
※本作はピクシブにも重複投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 15:10:33
3960文字
会話率:70%
貴方の隣の人、おかしいと思いませんか?
貴女の隣の席の人、人間だと思いますか?
あなたは本当に自分が誰だか解りますか?
※この物語はフィクションであり、登場人物・団体名等は全て架空のものです。実在する人物・地名・団体とは一切関係ありません
。
※本作はアルファポリスにも重複投稿しております。
※本作はピクシブにも重複投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 16:00:02
5850文字
会話率:64%
「わたしが大きくなったらあなたとけっこんしてあげるわ!」
「おじょうさま、わたくしは……」
――「私」は「貴女」を、愛してしまった。
※この物語はフィクションであり、登場人物・団体名等は全て架空のものです。実在する人物・地名・団体とは一切
関係ありません。
※本作はアルファポリスにも重複投稿しております。
※本作はピクシブにも重複投稿しております。
※本作のR15版をカクヨムに重複投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-03 01:00:00
3891文字
会話率:70%
名門貴族の令嬢、ノルン・フィーゼルは父の事業拡大の失敗により、奴隷オークションに商品として出品される。性奴隷となる絶望的な未来しか見えないなか、彼女を競り落としたのは、幼馴染の貴族令嬢、ニーナ・キャベンディッシュだった。
「どうして貴女が
ここに居るの!」
「ノルンちゃんを助けにきたんだよぅ」
久しぶりの再会を喜び、懐かしい思い出話に花を咲かせるノルンとニーナ。
だが、この時ノルンはまだ気づいていなかった。
ノルンを見つめるニーナの瞳が邪な感情に満ちていたことを……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-11 00:15:34
36457文字
会話率:31%
ここの小説をこっそり楽しんでいる貴女も、母親が知らぬ間にこんなに乱れているかもしれません。
四五十代の奥様達と遊んだ経験からの創作ですから、ひょっとして、作者は貴女のお母様かもしれませんよ。
昭和を舞台にしていますが、長寿になった現代は、
七十過ぎても遊びたがる奥様がいることも事実です。
想像しながらお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-23 08:00:00
4946文字
会話率:22%
アラサーOLの朝比奈里美。
彼氏がいない事以外は、何不自由なく生活していた。
仕事も軌道に乗り始めた矢先に、仕事でミスをしてしまう。落ち込む里美は、怪しいマッサージ店の無料体験をする事に···。
苦手な上司に似た施術師のテクニックに翻弄され
ると、だんだん上司を見る目が変わってきて···。
『貴女のためのマッサージ店~内なる欲望を叶えます~』
ピンク地に金色の文字で書かれた看板。
見るからに怪しそうなマッサージ店に、引き寄せられるように入店する女性たち。
彼女達の密かな欲望とは・・・。
前作『貴女のためのマッサージ店』
https://novel18.syosetu.com/n9281hl/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-09 00:09:48
60558文字
会話率:43%
『貴女のためのマッサージ店~内なる欲望を叶えます~』
ピンク地に金色の文字で書かれた看板は、深夜の街をひっそりと照らしていた。
見るからに怪しそうなマッサージ店に、引き寄せられるように入店する女性たち。
彼女達の密かな欲望とは・・・。
最終更新:2022-02-11 17:43:03
18114文字
会話率:41%
婚約寸前だった恋人に、いきなり別れを告げられたディアーヌ。
突然の失恋の衝撃に茫然自失になっていると、氷の騎士という二つ名を持つランスロットが「誰よりも、貴女のことを愛している」と告白してきた。
それを、素直に受け取ることは出来ない。
ランスロットは振られたばかりの元彼と、常に火花を散らしているというライバル同士。
「彼の思惑が、わからない」
元彼への嫌がらせ? それとも……。
真意がわからずに疑いの眼差しを向けるディアーヌに、異性に興味がないはずの氷の騎士ランスロットが息もつかせず迫って来て?!
※ドキドキしそうなRシーンには★をつけています。
※カクヨム・エブリスタ・ベリーズカフェ・魔法のiらんどにも掲載しています。(全年齢版もあり)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-11 19:03:03
120039文字
会話率:37%
母の遺品のからくり箱を手に取ると、光に包まれ、たどり着いた場所は見たこともない異世界だった。
魔獣に襲われ助けてくれたのは、金髪碧眼の、見たこともない綺麗な男の人で――
「貴女が予言の書に名のあるサラディーヌ様、か?」
私は沙羅だけど
、そんな長い名前じゃない。
いくら説明しても人の話を聞こうとしない公爵は、その青い目を情欲で燃え上がらせ、私を部屋に閉じ込める。
「貴女を王家になど渡さない――私のものにして…蕩けてグズグズになるまで愛するよ」
――これは身体を繋げてから始まる、恋の物語――
登場人物の一部にとんでもない胸糞キャラがいます。奴等は地位もあるので厄介です。
ざまぁはかなり後半になります。
ヒーローも相当拗らせていて、最初は主人公にとって辛い行為をしてきます。
第一章では主人公は塔に軟禁されてしまって、能動的にはなれず受動的です。第二章から動き回ります。
ハッピーエンド保証付きです。
アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-10 21:25:55
83689文字
会話率:22%
その日私の人生は一変した。
「橘百合(タチバナユリ) 第一級規定違反により貴女を直ちに拘束します」 ある日の夜 下等教育過程卒業を間近に控え、結婚先も決まり、まだ私は幸せな人生を踏み出せる そう思っていた矢先 私の人生は終了した。
全て
の女は男性に対し敬い、如何なる理由があれど傷付ける事を許してはいけない折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-07 15:22:56
627文字
会話率:6%
伯爵家に生まれたシエナは、亡き母の紹介で知り合ったアランを専属護衛騎士として従えていた。
時折泣かされることはあったものの、どんな態度で接してもほとんど表情を変えないアランに、シエナは主従関係を利用して好き勝手に彼を扱っていた。
しかし、
その関係も長くは続かなかった。父の命令によってシエナは侯爵家の子息との結婚が決められ、アランは護衛騎士の座を降ろされてしまう。どうにか反対しようとしたシエナだったが、アランは「どうかお幸せに」と最後に一言だけ残して屋敷を去ってしまった。
その数年後、シエナの家は没落した。当初通う予定だった学園にすら入学できなくなり、地位と名誉はもちろん、家族を失い、婚約者にも見捨てられた彼女は夜逃げを図ろうとするも、数年振りに再会したあの男が行く手を阻む。
「貴女に逃げ場所はありませんよ。シエナ嬢」
箱入り娘だった泣き虫お嬢様が、無愛想の面を被った拗らせ(ムッツリ)騎士に捕まって主従逆転されてしまい、護衛という名の下僕として世話を焼いたり焼かれてしまったりするお話。
※性描写がある回に関しては(※)をつけます。
※アルファポリス様にて先行投稿中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-07 00:02:56
52276文字
会話率:45%
「レベッカ! 貴女の婚約者を私に譲ってちょうだい!」
舞踏会に招かれ、心優しき婚約者アレッサンドと共に城で幸せな一時を過ごしていたレベッカは、王女であるパトリツィアから衝撃的な一言を告げられた。
王族の権力を前にレベッカは為す術も無く
、あっという間に婚約解消することが決まってしまう。嘆き悲しむレベッカは、アレッサンドに「お前はそれでいいのか?」と尋ねられたものの、「そうするしかない」と答えてしまい──
※全6話+番外編1話で完結予定です。
※8/19 17:00 6話を加筆させて頂きました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-19 21:01:05
25485文字
会話率:48%
田舎の小さな村に住む15歳の青年アルトと、少女セリナは幼馴染。
端から見ても美男子のアルトと美少女のセリナは、お似合いの二人だった。ただの幼馴染から恋人へ、そして許嫁へとなった二人は、一生に一度の『成人の義』で、それぞれの称号を手にする
。
アルトは”剣士”の称号を、そしてセリナはーーーーー
望まぬ称号を授かり、勇者一行に加入する事になった美少女セリナ。そんな勇者はセリナを一目見て気に入り、身体の契りを結ぼうとするが、セリナには想い人であるアルトの存在が…………。
※いわゆるNTRです。そしてR18ですので、18歳未満の方はご遠慮下さいませ。
タイトルにある寝取られは36話からです。でも出来れば最初から読んで主人公とヒロインにある程度感情移入して貰った方が、より作品を楽しめるのではないかと思います。
レズ要素は賢者の章の”湯浴み”からです。『聖女の章』の”甘美な時を貴女と”ではより濃厚なレズシーンがあります。
では、時には興奮、時には悲しみと怒りが込み上げて来る若い男女の寝取られ話をご覧下さいませ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-02 20:00:00
670763文字
会話率:44%
イザベラ・ハシュバルトは卒業パーティーで身に覚えのない罪で断罪されていた。「あ、あの…本当に何も覚えていないのですが…、そういうことなのですわね?」何故か罪を全て納得し、断罪をすんなり受け入れるイザベラに手を差し伸べたのは神殿の神官であるフ
ィーズ・バウロで!?「貴女はここで生涯祈りを捧げてください……イザベラ」悪役令嬢×神官の恋物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 17:02:45
4348文字
会話率:47%
昔やったRPGでゲーム中最強の剣を取り逃した経験のある社会人女が、転移先の異世界で大事なアイテムを捨てられなくなるお話。
──「死ぬかもしれないと覚悟をしたとき、俺は本気で、死ぬ前に貴女を抱きたいと思ったのに」(9話より)
ちなみに童貞
(ゆうしゃ)は、なかなか童貞を捨てられない。
※三話が地雷な人が多いっぽいので、ご注意くださいませ!
※感想でご指摘いただいたので、めちゃくちゃ考えた結果、今更ながら題名ちょこっと変更してみました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-08 21:14:34
30496文字
会話率:30%
魔法使いや獣人が住むベルンダリオン王国。
ここを治めるのは偉大な魔女マチルダだった。
巨大な魔力で国を治めるマチルダ。
マチルダは人には言えない手段でこの国を護っていた。
傍らにいつもいるルイという男。
この男とともにマチルダは国
を護るために自分の身を熱くした。
※PIXIVでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 03:37:09
30107文字
会話率:27%
若き海運王と呼ばれる鳥海海運の御曹司、叶途(カナト)は、十五年前の夏にシンガポールで出逢い結婚の約束をした少女のことをいまも求めている。
だが、運命のイタズラか彼女は実父の死後、母の再婚でライバル企業の社長令嬢になっていた。
そんな若き海
運王の初恋の相手であることをすっかり忘れている彼女、祭花(マツリカ)は、航海士だった父の死の真相を知るべくアメリカの鳥海海運の孫会社に就職していた。
入社半年、海上コンシェルジュとしてマルチリンガルな特技を生かして活躍したことで豪華客船ハゴロモの添乗員に抜擢されるマツリカ。
ハゴロモのオーナーとして視察にお忍びで若き海運王が来ているという情報を耳にし、彼と接近できないかと考えていたが、逆に彼に名指しで呼び出されてしまい?
「貴女は俺専属のコンシェルジュになるんだ」
「身体による接待は対象外です!」
あろうことかスパイ容疑までかけられ、否定する彼女に彼は提案する。
「貴女がスパイだと疑っている人間は俺の側近のなかにもいる。彼らを納得させるためにも――……俺の、恋人になれ」
マツリカは彼とともに父親の死の真相を探る代わりに、豪華客船ハゴロモの南太平洋クルーズの期間限定の恋人になることに。
だけどカナトはほんとうの恋人のようにマツリカを扱うから、ウブな彼女は翻弄されっぱなし。
最後まではしないと言いながら、カナトはマツリカに甘く切なく迫っていく。
さてはて、若き海運王はこのクルーズが終わるまでに初恋の彼女にすべてを思い出させて花嫁に迎えることができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-02 20:00:00
120640文字
会話率:53%