文字の使用が禁じられた世界。地方都市ダームで、無口な下働きの娘ノズは、ひっそり生きていた。十八歳、故郷も親も、恋人もいない。彼女のささやかな夢は、マッサージ師として独立すること。
ある日、窮地を救ってくれたのは、無法者のゼファ。翡翠の瞳と
白銀の蛮刀を持つ美麗な男は、ノズに“声”を教えてくれる。けれど、彼は「俺の名を呼ばれると……体の芯が、ぞくっとする」と、執拗に迫り始め……。やがて、ノズはずっと隠してきた秘密を、ゼファに打ち明けてしまう。それは、ふたりの関係を大きく変えることに。
言葉を持たない少女と、口の悪い言語学者の恋は、この異常な世界の中で徐々に思わぬ方向へ。
ノズが話せない本当の理由、文字禁止世界の闇、ロス・バンディドスという黒学者集団の目的――が着地点。ふたりの恋を軸に、いろんな色の糸が絡み合うディストピア物語。
*言語学関係の用語、アカデミックなネタが多いです。
*設定は重め、世界観は暗め、お話ちょっと長めとなっております。
*倫理観は現代日本のものと違います(価値観ズレ・犯罪行為許容・性的な乱れ)*濃い目R18エピソードには☆付き(薄いやつは予告なし)*「残酷な描写」は、一応タグ付けた程度ですが、繊細な方は自衛なさってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 20:46:23
86378文字
会話率:35%
熊本から上京した、敬虔なクリスチャンでありながら、どこか淫靡な香りを纏う女子大生・崎宮紀子(さきみや のりこ)。
豚腹大学文学部に入学した彼女は、ジーンズの似合う美尻と、謎めいた微笑を武器に、都会での新たな“性愛”と“人間関係”を紡いでいく
。
最初の相手は、英会話倶楽部で出会った東北出身の奥手な同級生・山家しょう子(やまが しょうこ)。
ふたりの関係は友情から始まり、やがて甘く深いレズビアンの世界へ堕ちていく。
だが、しょう子との情事の余韻が冷めやらぬうちに、紀子の目の前に現れるのは、英会話倶楽部の顧問であり、父がアメリカ人のミステリアスな男──ハリー・S・中垣。
しょう子との秘密の逢瀬。
ハリーへの募る欲望。
部活の先輩や男子学生たちの視線、そして過去の淫らな記憶の断片……。
信仰と欲望のはざまで揺れ動く紀子の肉体は、誰にも止められない。
“処女喪失は不明”“経験人数も秘密”──そう語る彼女の「秘め事」とは、一体何なのか?
すべてが暴かれ、すべてを貪り、すべてが混ざり合うその先にあるのは、堕落か、それとも──至福か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 19:00:00
54941文字
会話率:26%
僕は中学時代に好きだった晴美先生のいる学校へ教員として採用されることになった。
ある日、その晴美先生と一緒に帰宅していたらゲリラ豪雨に遭ってしまい、家の近かった晴美先生の家に緊急避難することになった。
そして雨に濡れて冷えてしまった体
を温めるために晴美先生と一緒にお風呂に入り、成り行きでそのままセックスに至ってしまうのだった。
僕と晴美先生には共通の悩みがあった。それはパートナーとセックスレスということだった。
セックスレス解消のヒントを得るため、僕たちはSMバーに出かけるのだが、セックスレス解消の方法をお互いに実践してどんどんふたりの関係はエッチなものになってゆく。
とはいえ晴美先生は結婚していたのでこの関係は不倫だった。
不倫はよくないということで一度は涙を流しながらお別れセックスをするが、ついに晴美先生は離婚することになった。
そして僕たちは思い出の学校で子作りセックスをするのだった。
(※400字詰め原稿用紙換算・約350枚)
(※予定エピソード数22)
(※5月16日ごろ完結予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 09:23:07
107524文字
会話率:47%
17歳の夏、両親は事故で亡くなった。
突然の喪失に戸惑う神崎美優(かんざきみゆう)は、SNSで相談に乗ってくれていた「SETO」という人物に支えられていた。
ある日、SETOと会う約束をする。
待ち合わせ場所に現れたのは、昔馴染みの**鈴
志野壱弥(すずしのいちや)**だった。
再会をきっかけに、ふたりの関係は静かに動き出す。
穏やかで、優しくて、どこか懐かしい距離感。
けれど、壱弥の瞳の奥には、何かを押し殺したような光があった。
彼は美優を甘やかし、包み込む。
彼は美優を支え、導く。
そして、彼は……決して、彼女を手放そうとはしなかった。
これは、愛と束縛の境界線を揺れながら進む物語。
エブリスタ様 アルファポリス様 でも同名義で先行更新しております。
最終話まで書けているので完結保証です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 12:00:00
279212文字
会話率:56%
きみを好きになったのが、ぼくの運の尽きだよ。
万年彼女からふられているノンケ(アルファ)←片思い拗らせビッチバリネコ(ベータ)←どこかズレている強面で硬派なバリタチ(オメガ)
村山晃嗣は男漁りをしているベータだ。
タチの身体を食
べて一晩でヤリ捨てすることから「ヤリモクビッチ」「淫乱竿食い」と揶揄されている。
そんな晃嗣が片思いをしているのは同じ大学に通う八坂航大というアルファだ。
中学からの親友である航大に、晃嗣は思いを寄せていた。
航大はオメガの恋人・芝谷憂に振られてしまうが、憂のことをまだ愛していた。
しかし酒を飲んでいた晃嗣と航大は一夜を明かす。
何かしらふたりの関係が進展することを望んでいた晃嗣の期待を裏切り、晃嗣に謝った。
「親友でいてほしい」といわれ、以来晃嗣は、心の傷を埋めるように身体だけの関係を、不特定多数の男と持つようになった。
だが、ハッテン場である銭湯に無理矢理連れて行かれ、男たちの慰み者にされそうになる。
間一髪のところでやってきた警察のおかげで九死に一生を得るが、不仲な両親からあられ、罵られてしまう。
掲示板でも誹謗中傷され、笑い者にされると踏んだり蹴ったりだ。
ミックスバーのメンバーから新しい恋をするように勧められ、ゲイ専用のマッチングアプリ“ガニュメデス”を登録することに。
そして北野菫とマッチングした晃嗣は、菫と初回デートの約束をした。
デート当日、公園で待ち合わせをしているとスーツを着込み、薔薇の花束を手にした強面の男がいて……。
※注意※
機能不全家族による暴力的発言の描写、差別用語の使用、ネットいじめの描写があります。
物語の前半部分は、受けが攻め以外の同性と性行為に及ぶ・及ぼうとする、攻め以外のモブから行為を強要される過激な描写があります。
この物語はフィクションです。
実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
性描写:※
この作品はNolaノベル様から転載しています。
2024年11月現在、アルファポリス様の「第12回BL対象」に参加中です。
投票の形で応援していただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 09:32:56
99626文字
会話率:34%
魔道具師のエルリシアには、歳の離れた変わった友人がいる。
第二騎士団の若き団長ネイビットは、魔力をまったく持たないという稀な特性を持ちながらも、魔道具が大好きで、日がなエルリシアの工房に入り浸っていた。
ある日、エルリシアはとある魔道具の試
用実験をネイビットにお願いする。
──まさか『幸せな夢』を見せる魔道具が、ふたりの関係を淫靡に変えてしまうとは知らずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 22:00:00
74289文字
会話率:28%
さまざまな問題を乗り越え、ヴィンセントの許で穏やかな日常を送る莉音に、ある日、1通のハガキが届く。
それは、母の新盆に合わせて上京する旨を記した、父方の祖父母からの報せだった。
遠く離れた九州の地に住む祖父母の来訪を歓迎する莉音とヴィンセン
トだったが、ふたりの関係を祖父に知られてしまったことをきっかけに事態は急変する。
莉音と祖父、そして莉音とヴィンセントのあいだにも暗雲が立ちこめ――
『ひろいひろわれ こいこわれ』続編
※ アルファポリスにて先行連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 21:09:27
119369文字
会話率:54%
※10話は5/3 18時更新します。間が空いてしまってすみません。
架空の国の後宮物語。
若き皇帝と、彼に囚われた娘の話です。
有力政治家の娘・羽村 雪樹(はねむら せつじゅ)は「男子」だと性別を間違われたまま、自国の皇帝・蓮と固い絆で
結ばれていた。
しかしとうとう少女であることを気づかれてしまった雪樹は、蓮に乱暴された挙句、後宮に幽閉されてしまう。
幼なじみとして慕っていた青年からの裏切りに、雪樹は混乱し、蓮に憎しみを抱き、そして……?
あまり暗くなり過ぎない後宮物語。
雪樹と蓮、ふたりの関係がどう変化していくのか見守っていただければ嬉しいです。
※2014年完結作品をタイトルを変更+全面改稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 18:00:00
121733文字
会話率:35%
新入社員の凛は、上司の佐伯に惹かれていく。
透き通るような茶色の瞳と優しい声。
孤独な心を埋めたくて、彼の腕に飛び込んだ。
「もうひとり、子どもがいてもいいかもな」
情事のさなか、そう囁いた彼の言葉に、凛は思わず涙ぐむ。
でも、それが一時の
熱だと気づいたときには、もう遅かった――
壊れたのは、ふたりの関係じゃない。彼女自身だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 18:24:29
1117文字
会話率:20%
勇者は人々を守る力を得るため、国の守り神である竜と婚姻を結んだ。
それから一年。人の姿となって嫁いだ竜は年下の夫が一度も手をだしてこないことに悶々としていた。竜は勇者を初めて見たときから十年間ずっと彼に恋をしていたのだ。
そして迎えた結婚
記念日。
ふたりの関係は進展せず、これは結婚という名の契約でしかなかったとあきらめた竜は勇者に「愛人を作ってほしい」と言う。
だが勇者はそれで決心したように竜を寝室に誘った。そこで竜が見たモノとは……。
生真面目勇者(受け大好きな26歳)×無表情クールな竜神(攻め大好きな421歳)の両片想いもの。中盤からただのイチャラブ(アホエロ?)になります
※ハート喘ぎあり
※他サイトにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 21:13:10
16969文字
会話率:50%
弱小探偵事務所のほのぼの日常と事件。
Dom/Subプレイとふたりの関係が変化していくお話です。ハピエン。
壮絶イケメンベビーフェイスの元警察官・津守は、元ヤクザの探偵・七趾に拾われる。
Domの七趾に出会ったことで、Switchの津守は
Subになった。
「Dom/Subのクレームを結んでもセックスはしない」
そういう取り決めのふたり。でも津守は――
津守は特殊性癖ですが、1話目以上の描写はありません。
Dom/Subの暴力度は低めです。
■津守(Switch 攻)
二十代前半。
長身、壮絶イケメンベビーフェイスの元警官。
ワケあって警官を辞めた。
■七趾(Dom 受)
アラサーから三十代中盤。
元ヤクザ。ヤクザを辞めた理由は、2エピソード目に。
圧巻のDomだがゲイ。
パラレルワールドで「僕と澁澤のこと」「大叔ノワール」「バニラ・サンダー」
(津守と七趾は不在です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-06 06:40:53
359130文字
会話率:16%
クロエの婚約者のトビアスには、幼いころに行方が分からなくなった妹のセレスティアがいる。孤児院の巡回でたまたま彼女を発見したクロエのおかげで、ふたりは再会を果たした。けれどクロエは、これまで精力的に行っていた社交活動の一切を中止してセレスティ
アへの時間を作るトビアスの様子を見て、自分の知っている彼とは全く違う態度をセレスティアに向けていることに、驚きと同時に嫉妬心を覚えた。これまでトビアスとの間には恋愛感情はないものの良い関係を築けていると思っていた彼女は、セレスティアが現れたことで彼への恋心を自覚したが、それは同時に失恋を意味していた。彼への想いを隠しながらトビアスのいない中ひとり社交活動に励むクロエだったが、セレスティアの社交界デビューとなる夜会で、ふたりの関係は動き出すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 20:00:00
27065文字
会話率:56%
辻柚珠花(つじゆずか)と笹倉更紗(ささくらさらさ)は暴力含みの険悪なライバル関係だったが、中学部活からの引退とともに火が消えたようになってしまう。
その後更紗と同じ高校に進学した柚珠花は思いがけず恋愛感情を告白され、熟考のすえ受け容れること
にした。ふたりの関係は順調に進み……
///
一万字そこそこでえっちする女の子たち、推敲が大変じゃなくてすばらしいです。女の子はみんな一万字そこそこでえっちするように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 17:00:00
12082文字
会話率:56%
玲は、亡き親友の残した少女、夕音と二人で暮らしてきた。
成長し、危うい色香をまとうようになった夕音に、玲は隠していた想いを見せてしまい……。
弱い大人とそんな彼が好きな少女、ふたりの関係。
最終更新:2024-05-19 22:07:47
2937文字
会話率:29%
推しと付き合うことになりました!? 会社の新年会ーー、策略的お持ち帰りが見事成功し、推し中の推し・三浦さんが晴れて私・槇(まき)の彼氏になりました。けれど三浦さんを狙う華やか女子や私につきまとうイケメンの登場、そして何より三浦さんの惜しみな
い溺愛によって私の日常は大混乱必至です!?
《二十八歳地味モブ喪女が年下甘え上手の彼氏に翻弄されながら謎に愛されまくる話》
*タイトル変更しました(旧タイトル『推しが彼氏になったなら、酸いも甘いも噛み分けて、からの蜜の味とは何とやら。』)。
*同シリーズの投稿を併せてご覧いただければ幸いです。
*『モブが主役になったなら。』(旧タイトル『モブが主役になったなら、ポテトにトマトケチャップはいらない。』)[ムーンライトノベルズ/完結]公式企画〈姫初め2024〉に投稿= は、三浦さん目線のプロローグにあたります。『推しが〜』の第一話を補完します。
*『モブは主役になったなら、ガラスの靴を無事に履くことが出来るのか?』[ムーンライトノベルズ]=公式企画〈春の短編祭2024〉〈ふたりの関係〉に投稿= は、第四話の続き(=エロ描写)です。
*『モテ期到来の不器用な三十路マーメイドが王子様に手を取られるまでの一部始終。(旧タイトル『不器用なマーメイド』[全年齢対象サイト及びムーンライトノベルズ/完結]=2024年11月14日削除。再編成して再投稿する予定です。
*『モブが主役になったなら、オムライスにトマトケチャップで文字を書くか。』[ムーンライトノベルズ/完結]=第十四話以降に出てくる南さんと槇さんの過去の物語です。こちら本編の種明かし的要素がありますのでご注意下さい。
*現在、槇さんの親友? 佐藤さんを主人公にした『複雑系ゆるふわ女子は生真面目クマさんに囚われて愛を知る。なお、クマさんの愛は重たい。』を連載中です。公式企画に合わせて書いた、三浦さんの先輩・高橋さんを主人公にした『「トリック・オア・トリート」罪深い小悪魔の槍は生真面目クマさんの心臓にプスっと突き刺さる。』とともに、佐藤さんと高橋さんの焦ったい恋模様を描きます。遷移していただけましたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 06:00:00
129099文字
会話率:46%
恋に恋して三十半ば。諦めモードでいたところ、いつの間にやらラブロマンスのレーンに乗っていた!? 奇跡の逆転劇の始まりです!? と煽りつつの六千字弱の読切短編です。サクッとお読みいただけます。
*完結済の『推しが彼氏になったなら。』より主人公
のライバル「田中さん」目線のサイドストーリーです。現在連載中の同名タイトルのこちらは短編仕様になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 00:00:00
5745文字
会話率:33%
二人にとって初めてのバレンタインデーは甘々にそして少しだけほろ苦く…。愛される事に自信のない彼女とそんな主人公にひたすら愛を注ぎ続ける彼氏の話です。
*同シリーズ『推しが彼氏になったなら。』(旧タイトル「推しが彼氏になったなら、酸いも甘い
も噛み分けて、からの蜜の味とは何とやら。』第四話の続きとしても、また本編と若干趣を異にしておりますので単話としてもお読みいただけます。本編は明るいラブコメを目指しています。*公式企画〈春の短編祭2024〉に参加しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 00:00:00
3461文字
会話率:43%
冒険者のクロナは、目覚めるとなんと女になっていた……。
どうやら幼馴染のハギルスが魔法をかけたらしい。
「俺の体をもとに戻せ」と迫っているうちに押し倒されてしまう……という、実は昔からクロナのことが好きだったハギルスにいいように頂かれてしま
う話。
★前半は女体化のラブコメですが、途中からBL(強姦/レイプ)に代わります。描写はキツいほうかも。ご注意ください。
★作品登録を BL→女性向けに変更しました(が、どっちだろうとまだ迷っています)。
★春短編2024「ふたりの関係性」にギリギリで滑り込んだので、エロだけ楽しんでください(細かいことはスルーで……)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 23:46:47
13494文字
会話率:41%
健気で可愛い庶民美少女"に見える"シェリルは王立学園の男子生徒の人気者だった。卒業式典でも王太子からのプレゼントを身につけて現れて皆の憎悪の的になるはずだったのに、会場に現れた見知らぬ公爵令息は声高らかに王太子と公爵令嬢
の婚約破棄を宣言した。
「公爵令嬢(妹)の婚約を破棄する!……そして王太子を誑かして断罪されて行き場を無くした性悪美少女は俺(公爵令嬢の兄)が貰う!」
「え? 図書室の陰気メガネって公爵令息だったんですか!?」という話です。
※悪役令嬢の兄×腹黒ヒロインちゃん
※春短編2024『ふたりの関係性』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 22:00:00
11319文字
会話率:55%
「なっちゃんも飲む?」
それが彼からのお誘いの合図だった。
私、蒼井夏生はとある夏の日、お隣さんである北見冬夜の家にお邪魔することになった。一緒にごはんを食べて、お酒を飲んで、なぜかそのまま夜を共にして――。
ふたりの関係は一晩限りのはずが
、夏生の料理を気に入った彼に頼まれてごはんを作りにお隣へ通うことに。お酒を飲むたびにただ身体を重ね続けるふたり。
秋が過ぎ、冬が過ぎ、もうすぐ春が来て新しい生活がやってくる。私はこんな身体だけの不毛な関係に終わりを告げようと決意する。
※「春の短編祭2024」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 19:48:35
19964文字
会話率:42%
長年世話をしてくれた家政婦のオバサンが倒れた。急遽、代わりの家政婦が派遣されることになり、てっきり同年代のオバサンが来ると思っていたのだが……やってきたのは、20代の若い小娘だった。
料理も下手だし、掃除も拙い。頼りない家政婦に苛立ちを募ら
せるが、一緒に暮らすうちにだんだんと彼女の『いい部分』に気付いていく。
すると今度は彼女のことが可愛くみえてきて・・・。
前作「わたしの『優しい』旦那さま」(n6958iu)の旦那さま視点です。
**
公式企画「春の短編祭2024」(テーマ:ふたりの関係性)参加作品。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 18:18:17
9041文字
会話率:34%
家政婦のわたしは、かつて一緒に仕事していた縁で、老齢の家政婦から彼女の後任【住み込み家政婦】として選ばれる。
だが、新しい雇用主は、素晴らしい見た目のわりに、冷淡で愛情のかけらもない男だった。
**
公式企画「春の短編祭2024」(テーマ
:ふたりの関係性)参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 22:02:45
6131文字
会話率:32%
結婚に失敗し、新たなパートナーを求める唐木《からき》由那《ゆな》がコンサルティングサービスでマッチングした男性、高沖《たかおき》太飛《たいひ》。
ふたりはトライアルのためのデートに進むことになる。
決められた回数は三回。その間に互いに&qu
ot;継続"を選ばなければ、ふたりの関係は消滅する。
しだいに高沖に惹かれていく由那。
その前に立ちはだかる、過去の破局の傷跡。
"継続"と"終了"の狭間で迷い悩む彼女に、彼が告げた言葉、そして、その先に待つ決断は。
2としていますが、前作「セフレ」との関係はありません。
エブリスタ様との平行掲載となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 12:00:00
22715文字
会話率:29%