魔術師であることを隠し騎士として働くルークは、王命の特別任務で滞在した屋敷の中で、自身と同じように顔半分が前髪で覆われた少女を見かけた。執事の慌て方で、彼女を外部の人間に晒したくなかったのは明らかで、この少女が特別任務に関わっていることも
察した。
直接姿を確認した彼女を探すために、ルークは自身に変身魔術を掛けた。子犬の姿になると、強烈な甘い匂いを感じ戸惑うが、むしろルークの好きな香りだった。
その少女についてルークが出した結論は、番だった。魔術師は番がいれば、魔力増強ができるようになる。魔術の元となる魔力が増え、より強力になれる。ルークの感覚と思考が正しければ、彼女も魔力を持つはずだ。それだけが隠されている理由とするなら、腑に落ちない。他に何か、人目に晒されると都合の悪いことがあるに違いない。
子犬姿のルークが彼女の膝の上で見たものは、前髪で隠された漆黒の片目と、顔の半分を覆う魔の紋章だった。彼女から魔力の気配は感じられず、伝説級の珍しさで、ルークは文献調査のために一度王都に戻ることを決める。魔術師の師匠ジョンから、次の特別任務が魔の紋章の解放になる予想や、性交渉をもって紋章を解放するという、今まで友人すらいなかったルークには最高難度とも言える特別任務を聞かされ…?
☆
騎士兼魔術師のルークと、ルークが任務で出会った魔の紋章を持つ少女のお話。
あらすじで触れているのは第二章の終わりまでです。その後の物語には無理矢理の性交渉などありますので、ご注意ください。
こちらは【改稿版】です。旧版『魔の紋章を持つ少女』は検索除外にしてあります。
アルファポリスにも同内容を掲載しています。
タグ一覧:シリアス 男主人公 魔術・魔力 童貞×処女 番・オッドアイ 複数・拘束・無理矢理 恋人以外とのRあり ダークファンタジー 西洋風異世界 未来予知 溺愛・執着 悩めるヒーロー 差別・虐げ 作者的ハッピーエンド 残酷な描写あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 18:00:00
288233文字
会話率:49%
ルーク・ウィンダム警備副隊長は、任務で滞在した屋敷の中で、顔を前髪で半分隠した女の子を見かけた。執事の慌て方を見るに、外部の人間に見られてはいけない子だったのは、すぐに分かった。
その子を見たのがルークだったことも、この屋敷に関わ
る者にとっては運が悪かった。ルークは、普通の騎士にはない能力を持っている。
自身の見た目を変化させる変身魔術を扱える魔術師は、この国にはルークだけだ。しかも、ルークが魔術を操れることを知るのは、師匠であるジョンと王家の一部のみ。そもそもルークは騎士学校を卒業しており、魔術学校にはほぼ通っていない。魔術を使えることをずっと周囲に隠して、騎士として任務に就いているのだ。
昼間に見かけた女の子を探すために子犬の姿になると、その少女から強烈な匂いがした。こんな匂い、感じたことがない、嫌じゃない、むしろ好きな匂い…
ルークは考える。
…思い当たる知識は、つがいだ。僕の番が、この子なのか。ということは、彼女も魔力を持つはず。魔術師の番に当たるなら、魔力は持っていて当然だ。昼間に隠されていたのは、それが原因なのか?
いきなり部屋の中に現れる転移魔術を使うこともできたが、警戒されたくはない。夜を待って、廊下から扉を軽く引っ掻くと、まだ起きていた女の子が開けてくれた。
☆
騎士兼魔術師のルークと、ルークが任務で出会った女の子のお話。虐待や甘々(?)えっち、物語の後半には無理矢理の性交渉や拷問などの成人向けエピソード(※マーク)がありますのでご注意ください。
時代・爵位・仕事・番・魔術など、ご都合主義な緩い独自設定があります。
細かい誤字訂正など、ストーリーに影響しない改稿を行う予定です。
番外編の一部にBLを含みます。
アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 00:00:00
272224文字
会話率:52%
東の国から両親とともに西の土地に流れ着いたシュエシは、両親亡きあと土地の者たちに育てられていた。土地には昔から娘を領主の花嫁として差し出す習わしがあり、シュエシは娘の身代わりとして領主の屋敷へ向かうことになる。これまで差し出された花嫁は誰一
人として姿を見せないため、領主は娘を売り払っているのか、はたまた生贄にしている化け物ではないかという噂があるが――。※他サイトにも掲載 ※『化け物の花嫁』の改稿版です
[吸血鬼の領主 × 身代わりの異国人花嫁 / BL / R18]
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 22:00:00
110485文字
会話率:48%
人喰い鬼神様への生贄に選ばれた捨て子のトウキ。「鬼神様のご機嫌を損なわぬよう、誠心誠意お仕えするように」と言われたトウキは、生贄が何なのか知らないまま鬼神様の屋敷へと送り出される。そこで出会った鬼神様は、少し怖い口調ながらとてもきれいな神様
だった。トウキは生贄として誠心誠意お仕えするのだと決意するが、鬼神様に命じられたのは「飯を食え」という、何だか不思議な内容だった。※アルファポリス他に転載
[鬼神様 × 捨て子の生贄 / BL / R18]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-08 10:00:00
31450文字
会話率:59%
兎族の中でも珍しい“垂れ耳”として生まれたリトスは、弟が狼族の花嫁候補に選ばれたことで家を出ようと決意する。劣勢種の自分が近くにいては家族に迷惑をかけてしまいかねないからだ。そう思って新天地の酒場で働き始めたものの、そこでも垂れ耳だと知られ
ると兎族を庇護すべき狼族にまで下卑た悪戯をされてしまう。かつて兎族にされていた行為を思い出したリトスは、いっそのことと性を売る華街(かがい)に行くことを決意した。ところが華街へ行くために訪れた街で自分を助けてくれた狼族と再会する。さらにとある屋敷で働くことになったリトスは……。仲間から蔑まれて生きてきた兎族と、そんな彼に一目惚れした狼族との物語。※他サイトにも掲載
[狼族の名家子息×兎族ののけ者 / BL / R18]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-03 10:00:00
199189文字
会話率:47%
エルシリアはコルティス侯爵家の一人娘として、なに不自由なく暮らしていたのだが、ある日突然多額の借金により家が没落し、父が投獄されてしまった。
父はそのまま獄死し、借金返済のために家財もなにもかも売り払い、それでも残った借金を返すために娼館に
売られそうになっていたところを、見知らぬ紳士に助けられた。
「あなたには、これからセレスティナと名乗ってもらう」
「セレスティナ? それは、私の母の名ですが」
「そうだ。あなたは、母君によく似ている」
パブロという名の紳士に連れて行かれたのは、事故による怪我のために爵位を譲って隠居した前ガステルム伯爵、マヌエル・ガステルムが住む小さな屋敷だった。
エルシリアはセレスティナとして、穏やかに暮らすようになったのだが、マヌエルとの結婚を承諾したことにより、その生活は大きく変化することになった。
※なとみさん主催の「NTR企画2024夏」の参加作品です。
ある程度書き溜めてありますので、ストックがある限り毎日20時に更新します。
ストックが切れたら不定期更新になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 20:00:00
74203文字
会話率:22%
姉が結婚した。
旦那様は国一番のイケメンだった。
新居を建てる為、一時的に姉の実家‥つまりは私の住む屋敷での同居が始まった。
騎士団の詰め所が近いからとか、なんとか。
彼らの寝室から夜通し聞こえてくる嬌声。
心の中で想うだ
けで良かったはずなのに‥
大好きな人のおちん◯んに負けちゃった女の子の話。
不倫浮気に抵抗ない方、ご賞味ください。
続編、完結してます。※ハッピーエンド
そちらもよろしければどうぞ。
【騎士団長の憂鬱〜君は妻の妹〜】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 03:20:07
2371文字
会話率:44%
「ねぇママ…本当にここに住むの…?」
物々しい雰囲気を纏った大きなお屋敷の前に佇む親娘おやこ。
外壁には蔦が絡み、庭の草木は伸びきっている。
裕福な商家に生まれたおかげで平民といえども何一つ不自由などしたことがなかったが、従業員
の横領が発覚し、みるみるうちに廃業寸前へと追い込まれた。
一等地にあった屋敷は手放すことになり、目の前にあるこの屋敷が新居だ。
姿の見えない幽霊に、毎晩毎晩…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-05 02:03:56
5647文字
会話率:35%
【オーク混血イケメン絶倫ダークエルフ×高潔美人淫乱ドスケベハイエルフ】
高潔で美しいエルフの青年《ヴェルーリア》は、ある日うっかり奴隷商人に捕まり、数ヶ月にも及ぶ教育的輪姦によってドスケベド淫乱メスエルフにされてしまう。
性奴隷エルフとして
悪徳貴族に売り飛ばされてしまったヴェルーリアだが、その高潔さゆえ貴族主人が品位もテクもない粗チン駄主人なことが許せず「貴様、奴隷主人としての誇りはないのか!」と激怒して屋敷を燃やして他国へ逃亡。
心機一転好みの生真面目系絶倫ダークエルフ彼氏《ザハル》をナンパしてゲットしてハメまくる明るい日常ラブエロBLです。
一話のみメス堕ち系モブ輪姦を含みますが(受が全然気にしていないため)悲愴感は無いです。
■本編12話完結済。不定期で後日談を更新中。
■露骨な性描写、下品な淫語、直接的な性器発言、♡喘ぎ、んほぉ喘ぎ、濁点喘ぎ、攻め喘ぎ等含みます。
■男に対して孕めや女性器扱い等の発言が連発しますが全員その場のノリで言っているだけなので孕まないです。
■ページ下部にキャラデザ絵へのリンクがあります。他サイトに改稿前を掲載中。
■BOOTHにて書き下ろし番外編の同人誌配信中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 23:02:03
319198文字
会話率:41%
「うるさい黙れ単細胞。お前はこれから私が言った事に頷いて実行するだけの生き物になればいいんだ。分かったらさっさと出てけこの薄鈍が」
城の雑用係であるライはある日人間嫌いであることで知られる天才レオン・ヴァリアの世話をすることを命じられる。渋
々屋敷に伺ったライを当然の如くレオンは酷く罵ってきた。しかし、そんなことよりも問題がある。
この天才、今にも死にそうな不健康な見た目をしている。こんな人間放って置ける訳がない。世話を焼きまくって健康にしなくては!
※世話焼き頑固攻め×お口の悪い受け。※主人公攻め作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 17:12:41
168025文字
会話率:53%
人に化けた虎(受け)が屋敷に忍び込んで眠る美人を襲う話。何でも有りの方のみ閲覧下さい。
最終更新:2024-09-15 14:56:57
6676文字
会話率:34%
エブリスタとアルファポリスに同じ作品を掲載しています。
過去にBLoveのコンテスト用に執筆したものです。
※要・R15G耐性※
人狼の深雪は、兄弟同然に育った大切な存在である千影が監禁されていた屋敷へ乗り込んで助け出す。同じく千影の身を案
じて駆け付けた千影の恋人の綜真、友人の柊弥と共に追手から逃れる為に逃走を図る。
千影と綜真のふたりを無事に逃がす為にひとり残った柊弥を助けに向かった深雪の前に、千影を監禁していた張本人である十六夜が現れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 13:00:00
13904文字
会話率:39%
あるきっかけで出会った二人は意気投合し、付き合い始めて数か月。
五味さんの家に遊びに行きたいと言った高橋さん。
五味さんにはとんでもない秘密を抱えていた。
誰一人もバレてはいけない。
「僕の家はゴミ屋敷なんだ」
対策万全にとある清掃業者
に依頼するが…。
職業不明(モデル?)×ゴミ屋敷の商社マン折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 23:34:48
1017文字
会話率:28%
メイドたちと主人の折なすエッチな物語
主人公は若くして社長の地位を継いだ経営者であり資産家
その主人の屋敷には、若くて魅力的なメイドが何人も暮らしている。
若い男女が同衾して何もないわけがなく、いやむしろその割に何もなかったのだが、そ
の微妙な均衡が崩れはじめた物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 07:12:38
7245文字
会話率:46%
まるで海が空から降ってきたみたいだわ。――
休暇の間に屋敷を売られてしまった大学教授のイオネ。
更なる不幸は、買い手が大学で出逢った傲岸不遜な男――ルドヴァン公爵アルヴィーゼ・コルネールだったことだ。
愛する仕事のため、やむなく公爵
邸に身を寄せることにしたイオネだったが、彼女を待っていたのは傍若無人なアルヴィーゼの荒海のような愛執に翻弄される日々だった。
強引に身体を開かれ、快楽と理性の間で懊悩するイオネ。
イオネのすべてを手に入れるために手段を選ばないアルヴィーゼ。
すれ違い、求め合い、次第にほどけ合っていくふたりの、愛の攻防。
∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴
【作者註】
※性行為に於いてやや無理矢理な表現があります。
※〖エブリスタ〗〖アルファポリス〗にて同一作品掲載中。内容に相違はありません。
【連作紹介】
*番外編を集めた短篇集を『[小話集]高嶺のスミレはオケアノスのたなごころ』として掲載中です。
*本作の五年前が舞台の『王城のマリナイア』、八年後が舞台の『レーヌ・ルーヴと密約の王冠』にもイオネとアルヴィーゼが登場します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 09:00:00
364583文字
会話率:40%
航海士のアルテミシアは、港で出会った風変わりな女王に剣の腕と語学力を見込まれ、通詞として雇われる。船を下りた彼女の下宿先として選ばれたのは、精悍な海神を思わせるサゲン・バルカ将軍の屋敷だった。
自由気儘な新参通詞のアルテミシアと、堅物の
海軍司令官サゲン。正反対の二人は互いに反発し合い、信頼関係もままならない。
ある日、そんな二人に海賊討伐の任務が課せられる。
言葉の通じぬ海賊との交渉役と司令官として合同作戦に出た二人は、危うい緊張感と戸惑いの中で次第に惹かれ合っていく。
そんな折、ある海賊を捕らえたことで思いもよらぬ事実が発覚し、周辺の国々をも巻き込む大事件に発展する。
そしてそれは、アルテミシアの過去に起きた悲劇と深く関わっていた。
気儘な航海士と堅物将軍。波乱に満ちたふたりの航海の行き着く先は。――
ヒストリカルロマンス・マルス大陸物語〈アルテミシアとサゲン篇〉
∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴
【作者註】
※一部戦闘場面に於いて暴力、出血などの痛々しい表現があります。
※性暴力に関する描写があります。
※猟奇犯罪に関する描写があります。
※〖エブリスタ〗〖アルファポリス〗にて同一作品掲載中。内容に相違はありません。
【連作紹介】
作中に登場するルドヴァン公爵コルネール夫妻の物語『高嶺のスミレはオケアノスのたなごころ』掲載中。本作の五年前が舞台です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-30 09:00:00
762559文字
会話率:47%
〘お知らせ〙
◆本作の再編集、加筆・修正を行ったリブート版を【高嶺のスミレはオケアノスのたなごころ】として掲載中。
◆番外編を【[小話集]高嶺のスミレはオケアノスのたなごころ】として24/9/1よりリリース開始。
∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴
名門大学で教師を務める若き才媛イオネ。
休暇中に家を売られてしまった彼女は、買収者である隣国の領主の元へ交渉に赴いた。ところが――
「二度会わせる顔は無いんじゃなかったか」
恐ろしく端麗な顔で人を食ったように笑う領主アルヴィーゼ・コルネール公爵は、つい数時間前に最悪な巡り合わせで出会った傲岸不遜な男だった。
意地でも頭を下げたくないイオネは文句をつけて無理な要求をするが、アルヴィーゼは事も無げに受け入れ、更には暫く自分の屋敷で暮らすよう提案する。
仕事のため提案に乗ったイオネは、まだ知らない。強引で傍若無人なアルヴィーゼに振り回される日々が始まろうとは――。
架空の中世西洋世界を舞台に繰り広げられるヒストリカルロマンス。
マルス大陸物語〈イオネとアルヴィーゼ篇〉。
∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴
【作者註】
※性行為に於いてやや無理矢理な表現があります。
※〖エブリスタ〗にて同一作品掲載中。内容に相違はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-12 08:09:39
290009文字
会話率:36%
フローレン子爵家の養子になったはいいものの、正式な男児が生まれたことにより義両親から愛されずに育ったフォステディシア。ある日孤児を拾い、クロムと名をつけともに離れの屋敷で主人と従者として育つ。家族に愛されずに育ったフォステディシアはクロムを
実の兄弟のように可愛がるが、成長した数年後フォステディシアがΩであることが発覚してしまう。それを知ったクロムは…。元従者で一途な攻めα×寂しくも強かに生きる受けΩ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 20:00:00
49421文字
会話率:41%
悪役令息ジルは学園の卒業パーティーにて、婚約者だった王太子殿下に婚約破棄を宣言されてしまう。その半年後、とある騎士ジャックの屋敷に囲われていたジル。王太子がジルの元を訪れてこの半年で何があったのかを問えば、すっかり性格の変わったジルの口から
は信じられない話が伝えられるのだった。
訳アリ騎士ジャック×元悪役令息ジル
※体罰表現あり、ちょっと残酷な表現もありかも ※作者的にはハッピーエンドです R展開はないです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-15 20:00:00
22156文字
会話率:46%
赤字続きのデッセルバ商会を営むゴーンが声を掛けたのは、訳ありの美しい女だった。
「この子を預かって貰えますか? お礼に、この子に紳士様の経営が上手くいくおまじないを掛けましょう」
その言葉通りグングンと経営が上手くいったが、ゴーンは女か
ら預かった、声の出せない器量の悪い娘――フレイシルを無視し、デッセルバ夫人や使用人達は彼女を苛め虐待した。
そんな中、息子のボラードだけはフレイシルに優しく、「好きだよ」の言葉に、彼女は彼に“特別な感情”を抱いていった。
しかし、彼が『聖女』と密会している場面を目撃し、彼の“本音”を聞いたフレイシルはショックを受け屋敷を飛び出す。
自立の為、仕事紹介所で紹介された仕事は、魔物を身体に宿した辺境伯がいる屋敷のメイドだった。
早速その屋敷へと向かったフレイシルを待っていたものは――
一方その頃、フレイシルがいなくなってデッセルバ商会の経営が一気に怪しくなり、ゴーン達は必死になって彼女を捜索するが――?
※アルファポリス様にも同時掲載していますが、こちらはR18シーンを追加して掲載します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 12:19:09
126834文字
会話率:44%
貴族の家に生まれながらも私生児なことから周りから軽んじられ、屋敷で孤独な日々を過ごす十五歳のアントニオ。
そんな彼は年頃になってから性欲を持て余すようになり、毎朝、自室に掃除に来る小柄で大人しいメイド少女に目を付けた。
※主人公は屋敷の若
いメイドを弄んだり、牢に入れられて女囚と関係を持ったり、時には乱交なんかもしながらも、やがて来る戦乱と謀略の時代を生き抜き、戦場で将として活躍することで栄達して行きます。
なお主人公は母親からの遺伝で、ダメージ耐性が超強化されるユニークスキルを持っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 00:53:48
117193文字
会話率:38%
異世界に召喚され、とある理由で皇帝にされてしまった俺、速水健太、28歳、無職。
皇帝としての即席教育の後、帝都の後宮の中にあるという皇帝の屋敷へと馬車で向かった。
帝都の最奥にある広大な森を馬車で抜けると、突如そこに現れたのは美女しかいない
町。
「この町こそが帝国の後宮。ここに暮らす女性は小間使いから上流貴族の女性にいたるまで、一人の例外もなく陛下のものにございますわ」
これは案内してくれた超絶美女、侍従長メーティスの言葉だ。
俺と後宮の目がくらむような美女たちとのセックス三昧の日々が今はじまる。
★ 挿入シーンあり
☆ 挿入以外のエッチシーンあり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-25 20:23:59
103282文字
会話率:54%
とある東アジアの闇オークションで出会った2人の物語です。
影の世界から光の世界へ。
遥は出張中に接待の一環として連れて行かれた闇オークション会場で、出品されていた1人の青年に心惹かれて高値で落札する。名前すら持たない彼に亜貴という特別な
名前を与え、自分の弟として屋敷に連れ帰ることを決めた。
このお話は基本的に①亜貴サイド②遥サイドで切り替え・一人称視点で進めます。
この物語は私の個人ブログで掲載したものに加筆・修正を加えたものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-21 17:11:38
53258文字
会話率:26%
【2021eロマンスロイヤル大賞コミック原作賞受賞】
アストルタ王国で、アンジェリカという名の一人の男爵令嬢によって王侯貴族の令息たちが次々に籠絡されるという事案が発生する。彼女は実は隣国のスパイで、骨抜きになった令息たちが国の機密情報を
漏洩してしまったというから、さあ大変。王家はこの醜聞を公にはしないことにしたが、王太子は廃嫡して遠国に婿入りさせ、他の令息たちも彼に随行させることで事実上の国外追放処分としたのだった。
……いや、待って。この世界は乙女ゲームで、アンジェリカはヒロインで、王太子と令息たちは攻略対象だったはずなんだけど? きらっきらの恋物語が、なんでこんな恐ろしい話になっているの?
戸惑う私ことフローラ・フェデル伯爵令嬢は転生者であり、攻略対象の一人であるハワードの双子の妹でもある。攻略対象の血縁者とはいえ、ストーリーに一切登場しないモブだ。断罪回避などの必要はないため、兄の恋路を陰ながら応援しつつ自由な異世界ライフを楽しむつもりだった。だが、アンジェリカの一件が人生計画に暗雲をもたらす。
そう、兄もやらかした令息の一人なので、国外追放になってしまったのだ。そして悪いことは続くものであるらしく、突然借金取りがやって来る。どうやら兄は情報漏洩のみならずアンジェリカに高価な品を貢いでいたようで、そのせいで負った莫大な借金が伯爵家に残されていることが発覚する。
提示された途方も無い額に、これは爵位や領地を売り払わなくては生きていけないのではないかと絶望していたその時、一人の美丈夫が目の前に現れる。彼の名はノア・アストルタ。王子という地位にありながら黒い噂が絶えず、「不良王子」の異名を取る人物だ。あと、非常に顔が良い。どうしてそんな人がここにいるのだろうと驚く私に、ノア殿下はこともなげに告げた。
「俺が借金を肩代わりしてやっても良いぞ」
「え?」
「その代わり、俺の屋敷に来い。俺に奉仕することで返済するんだ」
その提案を受け入れた私は、彼の屋敷に赴いて返済方法の詳しい説明を受ける。
ふむふむ、彼に触れれば一万ゴールド、口付けすれば十万ゴールド、体を重ねれば百万ゴールド……というか利率がトイチって闇金だわ……でも同居の継続で利息がチャラになるのね……よし、やってやろうじゃあないの!
こうして、借金令嬢と闇金王子は借金返済ライフを始めたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 22:40:46
179094文字
会話率:35%
身寄りのない七桜(ななお)に与えられた御役目。それは月のない夜に御屋敷の離れにある御社で一晩過ごすこと。神様を迎えるための一夜詣は、七桜にとってひとりで過ごせる安寧な時間でしかなかった。美しい鬼神が迷い込んでくるまでは――。血を啜る鬼と、去
勢された半妖の子が出会う時、異界の扉は開かれる。
初出/欠損アンソロジー/2022.11折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 06:30:00
24881文字
会話率:28%
5年前に母様を亡くし、そして半年前に父様を亡くし、
屋敷に住み込みで働いていた執事の人たちが去り、
天涯孤独の身となった僕【龍ヶ崎康哉】。
そんな僕の傍にただ一人お金を払うことも出来ないと
いうのにこの屋敷に残り父様が生きていた頃と
変わら
ず、僕の世話をしてくれ女性が居た。
その女性の名は涼宮麗香。
僕はそんな彼女にどうしてこの屋敷に
今も残ってくれるのかと問うと、
彼女は優しい笑みを浮かべ、僕にこう言った。
【あの日、ずっとお傍に居ますとそう約束しましたから】
とそんな彼女と僕の交わした約束。
そんな僕と彼女の約束は一人の男の悪意によって
花びらの様に散っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-13 06:00:00
74919文字
会話率:28%
孤児院を出た女の子がお屋敷にやってきました。
女の子はお姉さんの手助けによって少しずつ性を開放していきます。
ハードな調教を受けますが、女の子は徐々にお姉さんと信頼関係で結ばれて行きます。
最終更新:2024-08-11 07:00:00
10721文字
会話率:33%
事業に失敗し、愛人宅に逃げた父親。
享楽的な生活しかしらない母親。
屋敷の中から金目のものも徐々になくなり、母親の実家も最近では出し渋っているらしい。
新しいドレスを作るのに余念がない母親が私に目を付けるのも時間の問題だろう。
お金と引
き換えに碌でもない男と結婚させられるに決まってる。
そう思った私は、成人とされる16歳になったらさっさとこの家から逃げることにした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 06:34:35
42545文字
会話率:21%