【番わないオメガバース】生まれてしまった2人の少年は、透明を望んだ――
「言いませんか。俺が……Ωだってことも」「言わんから。俺、楽しいことしかしたないねん」孤独な15歳の少年・朔に手を差し伸べたのは、ブロンドヘアに青い瞳を持つ、生徒会長
の夏生。太陽のように明るい彼にもまた、誰にも言えない秘密があるのだった――
※本作において、性描写シーンはありません。
※Ωの少年が、ヒートを抑え込もうとするシーンがあります。作中内の描写は、過度な食事制限や、誤った薬の服用を推奨するものではありません。
※本作品は、fujossy・アルファポリス・エブリスタにも掲載中です。
*profile*
◆境 夏生(さかい なつき)(α)
高校3年生。183cm65kg。
金髪で青い瞳を持つ、イケメン生徒会長。
気さくな三重弁と温厚な性格で、新入生の朔を何かと気にかける。
◆小野寺 朔(おのでら さく)(Ω)
高校1年生。168cm42kg。
痩せているが、大きな猫目の黒髪美少年。
Ωの自分を嫌い、クラスメイトには第二の性を隠している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-06 10:36:16
87877文字
会話率:49%
傷心の堅物リーマン×淫らな癒し系ウリ専。淫猥なようであたたかく切ない、救済系じれじれラブ。
<あらすじ>
サラリーマンの及川隆之は、長年付き合っていた彼女に別れを告げられ傷心していた。
その手にあったのは婚約指輪で、投げやりになって川に投
げ捨てるも、突如として現れた青年に拾われてしまう。
彼の優しげな言葉に乗せられ、飲みに行った先で身の上話をする隆之。しかしあろうことか眠り込んでしまい、再び意識が戻ったときに見たものは…、
「俺に全部任せてよ、気持ちよくしてあげるから」
なんと、自分の上で淫らに腰を振る青年の姿!? ウリ専・風俗店「Oasis」――ナツ。渡された名刺にはそう書いてあったのだった。
後日、立て替えてもらった料金を支払おうと店へ出向くことに。
「きっと寂しいんだよね。俺さ――ここにぽっかり穴が開いちゃった人、見過ごせないんだ」
そう口にするナツに身も心もほだされていきながら、次第に隆之は彼が抱える孤独に気づきはじめる。
ところが、あくまでも二人は客とボーイという金ありきの関係。一線を超えぬまま、互いに恋愛感情が膨らんでいき…?
【傷心の堅物リーマン×淫らな癒し系ウリ専(社会人/歳の差)】
※『★』マークがついている章は性的な描写が含まれています
※全10話+番外編1話。ほぼ毎日更新。
※イチャラブ多めですが、シリアス寄りの内容です
※作者X(Twitter)【https://twitter.com/tiyo_arimura_】
※マシュマロ【https://bit.ly/3QSv9o7】
※掲載箇所【エブリスタ/アルファポリス/ムーンライトノベルズ/BLove/fujossy/pixiv/pictBLand】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-04 07:30:39
77145文字
会話率:46%
アステール王国の王家の血を引くエリオットは、生まれ落ちて間もない頃、城に侵入した賊に顔を切り裂かれて醜い顔となる。醜いエリオットを王は遠ざけ、地下牢に幽閉してしまった。何年も地下牢で孤独に過ごしてきたエリオットだが、ある夜大魔法使いが地下牢
に投獄され、エリオットは大魔法使いによって美しい顔へと変えられる。美しくなったエリオットはその美しさに似合わぬ憎しみと恨みを胸に抱き、師となった大魔法使いの目論見により、王立の魔術学院へと編入することになった。そして魔術学院にはエリオットを幽閉した王の息子である第一王子と第二王子がいた。
師は囁いた。朔の日には私の魔力が乱れるから、醜い顔が戻ってくる。充分に注意を払うんだよーーーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 21:27:50
9992文字
会話率:51%
小さな村でひっそりと暮らしていたティナは、半月後に結婚を控えていた。婚約者となった男は、何のとりえもないティナを見初めて以来ずっと溺愛し、他の者など眼中にないほどだった。幸せの絶頂にあるはずのティナだったが、天涯孤独の身だという彼の言葉の端
々に違和感を覚えている。周囲はマリッジブルーだと言って取り合わなかったが、ティナは彼の正体と本性を知ることになった。
※アルファポリス様に同名タイトルでR15版があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 11:05:20
14813文字
会話率:26%
何もかもを奪ったんだから、どうかこのまま離さないで__
何でも屋『かがみ』の社長の息子・鏡日暮は、19歳の初冬に大企業である東堂グループの社長・東堂糸継のもとに派遣されることになった。
無遠慮に肌をなぞる指先、言い聞かせるように囁かれる甘
美な言葉に、止まっていた日暮の時は動き出す。
妖艶なドS社長×闇を抱える孤独な青年による溺愛系BL(の予定)
※暴力表現、人が死ぬ表現がございます。苦手な方はご注意ください。
※他サイト様でも同作品を連載中です。ご承知おき下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-27 03:02:28
32935文字
会話率:30%
ー優等生弟×ドン底クズ自覚兄の、年齢スパイラルBLー
ウリセンのボーイとして働く木原響《きはらひびき》のもとにある日、弁護士を名乗る男から一本の電話がかかってくる。
その電話が知らせるのは、顔すら知らない、資産家の父親の死。
そして、初め
て知る「弟」の存在だった。
天涯孤独で生きてきた響は、初めて「弟」と出会うが、まだ14歳ながらも兄の境遇を心配し、同居を申し出る弟に、強い反発を覚える。
腹いせに弟の住む屋敷から家宝、照魔鏡を盗み出し、カネに変えることを企むが、その鏡を偶然、一緒に覗き込んだ響と弟は、年齢が逆転してしまい……。
【エロシーン回に※入れてますが、※がないとこでも単語とかは容赦なくR18入ります。血の繋がりに関しては明言ないものの近親相姦的な描写あり、好きな方だけお楽しみください】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-21 16:33:10
111787文字
会話率:29%
リリはいらない姫だった。けれどあることで死にかけたリリの身体に一人の男の人格が入ってきた。
その日から二人の共同人生が始まる。
……ところからのどうにか元の身体に戻るためにドッタンバッタンすったもんだのすえに愛を知るお話。
最終更新:2023-10-19 08:20:32
6724文字
会話率:23%
かつての争いに焼き尽くされた世界でヴァルキンは拭い切れない孤独の中、ただ生き続けていた。
あるとき“斉天の塔”へと訪れたヴァルキンは謎の女性を発見する。瓦礫の中に埋もれていたその女性はヴァルキンが最愛とする女性と同じ顔をしていて、動揺するヴ
ァルキンを塔からの刺客、アンゲロスが襲う。
ヴァルキンが絶体絶命の危機に陥ったとき、目覚めた女性は輝く円環とともに、光の翼で飛翔する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-18 22:50:16
11191文字
会話率:21%
十歳の誕生日の日に森に捨てられたソルは、ある日、森の中で見つけた遺跡で言葉を話す剣を手に入れた。新しい友達ができたことを喜んでいると、突然、目の前に魔王が現れる。
魔王はソルを監視するため、自身に着いてくるように提案し、拒めば殺さなければな
らないと脅してくる。
ソルは自身が死んでしまえば、せっかくできた友達が一人ぼっちになってしまうと思い、魔王の提案を飲むことに決めた。
初めは戸惑っていたソルだったが、魔王や魔王城に暮らす人々の優しさに触れ、少しずつ心を開いていく。しかし、魔王城で暮らすようになって十年目のある日、自身が勇者であり、魔王の敵だと知ってしまい_____。
孤独だった勇者が魔王に育てられ、様々な苦難を乗り越えて成長し、愛を知る、溺愛成長物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-18 17:52:50
74038文字
会話率:57%
『わき目も振らず駆けてきた34歳ヴァージンのボク…最後の恋が始まる…の?』
獅子川美音 34歳、元アイドル
現在はアイドル事務所社長・動画配信サイト役員
世界の女性経営者100に選ばれたデキる女である。
彼女の初恋は中学生
だった…
しかし、初恋の彼には相思相愛の幼馴染がいた。
運命を感じ運命を信じ子供の時から本の世界に引きこもっていた彼女は…
彼と同じ高校に入り、自身の容姿や魅力を上げるためにアイドルになり、高校生にしてIT企業を立ち上げた。
それもこれも、全ては初恋の彼の為、彼女は恋の為に全てをかけて幼馴染の女の子と闘った。
だが、時として運命とは残酷で…愛の女神は彼女に微笑みを向けなかった。
運命を感じ、運命を信じ、そして幼馴染という運命に敗北した彼女は…それでも自分の信じる運を信じて…彼を愛した記憶だけを信じて…青春時代から34歳まで駆け抜けた…
そんな孤独な彼女の…最後の禁断の恋が動き出した…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-17 01:43:10
17525文字
会話率:35%
罪人と呼ばれる者は、魔力を保持する器官に生まれつき疾患がある。レトはいずれ体内の魔力が枯渇して体が硬質化し、蛹(さなぎ)のような見た目に変わる定めにあった。硬質化を遅らせるため洞窟内で孤独に暮らしていたレトの元に、ある日ルシードと名乗る少年
が現れる。ルシードは洞窟を経由して隣国ロジャへ行きたいと言うが、レトとは反対に「体内に魔力を保持しすぎてしまう」体質の持ち主だった。ロジャでは、疾患持ちも普通の生活を送れるとルシードは言うが、洞窟の環境に適応できない彼はすぐに倒れてしまう。ルシードをなんとか地上に帰そうとするうちに、二人は体を交えると互いの体調がよくなることに気が付く。
魔力供給セックスの相性が最高な二人が洞窟を出るまでと、出た後の話。
ルシード(魔力が多すぎる人間)×レト(魔力が少なすぎる人間)。
※攻めは自分本位のクズです。
※架空の病気によって見た目が変わる・差別的扱いを受ける描写があります。
※詳細な描写はありませんが、受けの見た目が変化した状態でのR18展開があります。
※攻めが性的に無知な受けを半ば無理矢理襲って関係を持ち続ける展開があります。受けは何をされているのかわかっていないため悲壮感はないですが、見ていて胸糞悪いと思います。
※あまりすっきりしない終わりだと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-16 21:27:33
87574文字
会話率:24%
8歳の箱澄(はこずみ)はシングルマザーの家庭に育ち、夜を一人で過ごしていた。孤独に耐えられず、荒れた部屋で朝を迎える日々。そんなある日、隣の家の芹沢家のお兄ちゃんが夜を一緒に過ごしてくれるようになる。お兄ちゃんの迎(むかい)が隣で寝てくれ
るようになり、その大きな背中と温度に安心感を覚えるようになる。
しかし、それが悲劇の始まりだった。
迎の存在が箱澄の中で安心を育んだことで、大きな背中が隣にないと安心して眠ることが出来ない体質になってしまっていた。常に隣には男性の背中がなければ眠れない箱澄は、大きな背中を求めて軽率な人間となっていく。
大人になっても条件付けされてしまった安心感を求め続ける日々。学生以来、迎とは疎遠になっていた。
そんな中離れてしまっていたお兄ちゃんの迎と再会する。
箱澄の中で迎の存在は大きすぎて、彼は次第にその執着に飲まれていく。迎の生活を荒らしているのを理解しながらも、条件付けされた安心感を求めずにいられなくなっていく。
-------------------------
・長編作品。
・非常に丁寧な作風の為、読み辛い可能性があります。
・ストーリー重視で、BLシーンまで焦らされるのが好きな方にもオススメです。
・連載しながらの執筆なので、ハッピーエンドかバッドエンドかわかりません。作者自身楽しみにしています。
※誤字脱字等の細かい修正の為、改稿することがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-13 14:40:33
121578文字
会話率:45%
山吹(α)至上主義の戦国時代。山吹の世継ぎしか望まぬ大名家・伊吹の家に、イロナシ(β)として生まれてしまったため、誰にも必要とされず孤独に生きてきた高雅は、六つ下の弟「月丸」を産まれたその日から溺愛し、大事にしてきた。しかし十二歳の時、幼い
弟を置いて出兵することに。十年後、高雅は妻子を連れて凱旋するが、可愛かった弟は敵意に満ちた目を向けてきて……。
早く駆けつけてやりたい。どんなところでも構わない。
なにせ、俺は……かれこれ二十年近く、「月」を探し続けている。
男前溺愛兄β×腹黒拗らせ弟(β→α)のガチ兄弟もの。
和風オメガバースで、α=山吹、β=イロナシ、Ω=白銀設定です。
2022年7月19日幻冬舎ルチル文庫様より書籍発売された「都落ちオメガの戦国愛され婚絵巻 」の主人公攻の父親の話(前日譚)となりますが、書籍未読でも問題なくお楽しみいただけます。
基本主役兄弟はほのぼの仲がいいですが、αからの迫害あり。謀略あり。ガチ兄弟もの。攻は妻帯者。受は攻以外との性描写あり等、なかなかハードな内容となっておりますので、何でもばっちこい! なご奇特な方のみお付き合いいただけますと幸いです。
ちなみに、完璧ハッピーエンドではありませんが、バッドエンドでもありません。
* 番外編後日談の予定あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-02 06:00:00
238185文字
会話率:27%
山吹(α)至上主義の戦国時代。山吹の世継ぎしか望まぬ大名家・伊吹の家に、イロナシ(β)として生まれてしまったため、誰にも必要とされず孤独に生きてきた高雅は、六つ下の弟「月丸」を産まれたその日から溺愛し、大事にしてきた。しかし十二歳の時、幼い
弟を置いて出兵することに。十年後、高雅は妻子を連れて凱旋するが、可愛かった弟は敵意に満ちた目を向けてきて……。
早く駆けつけてやりたい。どんなところでも構わない。
なにせ、俺は……かれこれ二十年近く、「月」を探し続けている。
男前溺愛兄β×腹黒拗らせ弟βのガチ兄弟もの。
2022年7月19日幻冬舎ルチル文庫様より書籍発売された「都落ちオメガの戦国愛され婚絵巻 」の主人公攻の父親の話(前日譚)となりますが、書籍未読でも問題なくお楽しみいただけます。
基本主役兄弟はほのぼの仲がいいですが、αからの迫害あり。謀略あり。ガチ兄弟もの。兄は妻帯者。相手以外との性描写あり(*女性相手はありません)等、かなりハードな内容となっておりますので、何でもばっちこい! なご奇特な方のみお付き合いいただけますと幸いです。
ちなみに、完璧ハッピーエンドではありませんが、バッドエンドでもありません。
*本作はすでに書き上げております。適宜改稿しつつ、更新していく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 09:28:24
4073文字
会話率:27%
オルランディア王国の片隅にある、メルカトという田舎町の、町はずれの森の中にある一軒家。
刺繍専門のお針子ナディアは、そこで一人で暮らしていた。
娼婦の娘と蔑まれているナディアは、七年前に育ての親のおばあちゃんが亡くなり、そのすぐ後に婚約者の
サミーが徴兵されてしまってから、仕事以外で会話をする人もいない。
必ず帰ってくると固い約束を交わしたサミーは、魔物討伐で活躍したことで平民ながらも英雄将軍と呼ばれるようになっていた。
そんなある日、サミーが結婚するという記事が大きく新聞に掲載され、ナディアの心は砕けてしまった。
傷心のナディアが家に帰ると、庭先に黒い大きななにかが落ちていた。
熊でも魔物でもないそれには、若い男性の顔がついていた。
それぞれ別の意味で捨てられた男女が惹かれあっていくお話です。
最後はハッピーエンドになります。
R18シーンは予告なくはいります。
朝8時と夜8時に更新します。
アルファポリスさんでも公開を始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 20:00:00
184876文字
会話率:32%
異母兄弟三人✕妾の子
時代設定は昭和三十年代。立花雪人はたった一人の肉親である母を亡くし、生きるために料亭で働いていた。母親譲りの美しい顔は彼に苦労は与えても他に何ももたらさない。孤独に耐え懸命に働く毎日だったが、ある晩雪人を迎えに来たと
いう青年が現れた。
実は雪人はとある富豪の隠し子で、三人の異母兄弟がいたのだ。性格も見た目も全く違う三人に振り回される雪人。「罪を償え」と言われ、彼が選んだ道は……。
三兄弟からそれぞれの愛と憎しみをぶつけられる不憫な美少年が主人公です。無理矢理、強引、時々甘々なお話。
長男・春彦:冷たい、無理矢理、執着
次男・夏也:紳士、優しい、裏でドS
三男・秋俊:短気、ツンデレ、大型わんこ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 23:10:13
53774文字
会話率:70%
マイは孤独だった。王子さまともてはやされ、あるいは陰口をたたかれるなか、仲のよかったともだちはみんな疎遠になってしまった。
やけになったマイはナンパ待ちがつどうと評判の場所に身をさらしてしまう。声をかけてきたのは自分以上に王子さまらしい女で
……
///
王子さまと王子さまの組みあわせが好きだしそこにフェムタチを投入してめちゃめちゃにするのも好きなんですよね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-09 18:00:00
23808文字
会話率:52%
梗概
「傘寿の回想」
昭和十九年戦火を逃れて大阪から高山線美濃大田に近い山村に疎開した雄平一家は翌年終戦を迎える。父は結核で雄平が中学一年の夏死去する。高校に進むが大学進学は経済的に不可能で、やむなく母の願いを入れてローカルの建設会社の技術
者として働き始める。
時は昭和三十五年、安保闘争の時代である。雄平も安保の影響を受け、日本に絶望感を感じ国外脱出を図るが海外への門戸はブラジルとアルゼンチンしか開かれていなかった。
ケネディ大統領が新設した平和部隊に肖り、建設省が公募した海外青年開発隊に雄平も応募し、翌年入隊する。
技術訓練を受け、若き獅子として成長してゆく。母の死を乗り越えてブラジルに移住する。パラナ州にある訓練所で暴発した不満分子の幹部襲撃に端を発した集団暴行事件、自治会の議長として不満分子の反省を求める雄平、反感を受けリンチを受け、一人聖市に旅立つ雄平。工場に就職して経済的安定を掴むが、過労と精神的トラウマのせいで精神に異常を来たす雄平。それを救う下宿の女主人文子、束の間の安定に救われる雄平だが、文子の娘である由美子の魅力に取り付かれ別離を迫られる雄平、自分の欲望のままに純真な由美子を不幸にすることは出来ないと決心し、隣国アルゼンチンに転進してゆく雄平、美しいブエノス・アイレス、港町ボッカの佇まい、そしてエルサとの運命的出会い、折角ビジネスは起こしたが軍政により挫折、叔母マリアの待つ米国に再度の転進を図る。
一九七二年、エルサは故国に残した子供のことが心配で雄平との間に生れた三つ子を連れてアルゼンチンに帰っていった。一人残された雄平は久美子という人妻と邂逅し、生涯の愛を誓い、雄平は仕事に没頭してゆく。一九八八年オハイオの自動車部品工場で起きた土壌汚染問題に纏わるY社押の見社長や売手の米国社との葛藤。人間不信に陥り、問題解決の後、雄平は米国を離れ、二十八年ぶりに故国日本に帰るが、日本は雄平が出発した昭和三六年度よりも更に荒廃しており、雄平は再び、言葉の解るスペインのマドリッドに逃げ出してゆく。
孤独な一人旅を続ける雄平の前に現れた日本人女性浩美、果たして浩美は雄平の最後の女として幸せな人生を齎してくれるか?そんな危惧を抱きながらポルトガルの国境に向かう二人だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-08 16:22:03
166384文字
会話率:27%
ある夜を境に世界は一変した。
街は瓦礫と死体に溢れ、生存者は奴等の目を搔い潜り息を潜めて隠れるのみ。
助けが待つのは橋の向こう。
天涯孤独となった少女は自身の生存を賭け、住み慣れた我が家を捨てて生きる為にひた走る。
しかしその他大勢の一人で
しかない彼女に、助かる機会など訪れなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-04 06:00:00
8982文字
会話率:14%
何かに導かれる様に湖の辺りで出会った二人。
自分の性質を理解して見つける事を拒んでいた獣人と天涯孤独で愛に飢えていた人間の女性のなんの変哲もない物語。
最終更新:2023-09-03 13:34:53
6861文字
会話率:48%
キアラはダルシェ伯爵の私生児。
帝都の片隅で母と子の二人暮らし、平民として慎ましく生きてきたが、母の死をきっかけに伯爵家に引き取られる。
しがない町娘から華やかな貴族令嬢への転身だ。
ある日の舞踏会で、皇室直轄領の親衛隊エンベルト・
フォルツァと出会ってからは、結婚してほしいと熱心なアプローチまで受けるように。
突然見知らぬ世界に放り込まれ、孤独や苦悩を滲ませるキアラに、彼は親身に寄り添ってくれる。
いつしか恋心を自覚し、求婚を承諾するキアラだったが、結婚して早々にも暗雲が漂いはじめる。
優しく愛を囁く夫がときおり見せる、どこかよそよそしい態度に疑念を持ったからだ。
そして戦争、暴動、粛清といった混迷を極める情勢下、彼がとある目的からキアラに近づいたことを知ってしまう。
夫の裏切りに、キアラはそれでも好きという自分の気持ちに正直であろうとして――?
彼もまた、後悔に苛まれながらも妻を愛することが止められず――?
互いに愛してはいけない人を愛してしまった、そんな二人に待ち受けるものとは――?
好きを諦めない、向こうみずだけど明るく素直な妻 × 冷酷に徹しきれない、優しいけど不器用で面倒くさすぎる夫
────────────────────
【注意事項】
◯魔法要素がないだけで、いつもの異世界のお話
設定がファンタジーです
(作者の『好き』を寄せ集めています)
◯R18シーンはあっさり目です
(サブタイトル横に※マーク)
◯ヒロイン、ヒーローともに癖のある性格です
(スパハニやスパダリには期待しないようお願いします)
★追記★
以前短編として投稿しましたが、1ページが長くなってしまったので、分割投稿することにしました
加筆修正もしたので、3万字と少し長めになりました
あらすじも修正しています
(全15話の短編/完結まで毎日複数話投稿)
────────────────────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 18:00:00
33584文字
会話率:21%
キアラはダルシェ伯爵の私生児。
帝都の片隅で母と子の二人暮らし、平民として慎ましく生きてきたが、母の死をきっかけに伯爵家に引き取られる。
しがない町娘から華やかな貴族令嬢への転身だ。
ある日の舞踏会で、皇室直轄領の親衛隊エンベルト・
フォルツァと出会ってからは、結婚してほしいと熱心なアプローチまで受けるように。
突然見知らぬ世界に放り込まれ、孤独や苦悩を滲ませるキアラに、彼は親身に寄り添ってくれる。
いつしか恋心を自覚し、求婚を承諾するキアラだったが、幸せな結婚生活は長く続かない。
優しく愛を囁く夫がときおり見せる、どこかよそよそしい態度に疑念を持ったからだ。
そして戦争、暴動、粛清といった混迷を極める情勢下、彼がある思惑をもってキアラに近づいたことを知ってしまう。
愛してはいけない人を愛してしまったのだ。
彼の裏切りを知ったとき、キアラが選んだ道とは――?
────────────────────
注意事項
◯架空の世界のお話になります
◯R18シーンはあっさり目です
◯視点切り替えがあります(目印に◆マーク)
◯精神疾患に関する描写がありますが、貶める意図はありません
◯復讐ものです。スパダリヒーローには期待しないようお願いします
────────────────────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-09 12:00:00
29771文字
会話率:21%