何故か出会った瞬間から気になる。
何処かで会ったことがあるような……誰かに似ている気がする。
そんな既視感を抱きながら日々を過ごし、卒業パーティーに挑んだ今日――貧乏男爵令嬢アイナは、今目の当たりにした光景を見て前世の記憶が蘇った。
ここ
が、かつて自分がハマって読んでいたラノベの世界だということに。
この世界で出会うはずのない、記憶の片隅に残るあの人と何故か重なる王子の護衛騎士。
出会った瞬間から心が惹かれ、これ以上想いを寄せるのは、駄目だと気持ちに蓋をした。
「私と貴方は、身分が離れているから……」
「卒業後私は、顔も名前も知らない婚約者の元へ嫁ぐから……」
*旧題「最強クラスのツンが過ぎる公爵令嬢のヘタレ王太子殿下ストーカー仕立て〜屈強な護衛騎士を添えて〜貧乏男爵令嬢作」
*最終話、十一話にR18
*九話に残酷描写あり(人によっては)
*誤字報告等ありがとうございます。ただ、送り仮名や漢字が合っているのをご指摘頂いているものは、本文そのままにしております。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 20:00:00
80186文字
会話率:33%
「フェアリーキス様より、書籍として発売中です!」
コミカライズはシーモアにて先行配信中!
書籍化に伴い本編は削除済みです。外伝「王女、アマリリスの憂鬱」連載中。
「いっそ、醜いほどの俺の怒りを知っているといい。どうせ逃がしはしないのだから
」
貧乏男爵令嬢のアダリーズは他人の心の声が聞こえる。
そのせいで、次期公爵のディートリヒが自分に対して「裸にひんむいてやりてぇ」「泣かせてやりたい」等、性的な欲求を抱いていることを知っていて、苦手に思っていた。
ある日、アダリーズは自分に対して純粋な『好意』を抱いてくれている様子の紳士に出会い、文通を重ねる。
恋の予感に胸を震わせるアダリーズだったが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-29 23:09:42
10168文字
会話率:40%
それは、私を閉じ込める檻
そして、彼自身を閉じ込める檻
男爵令嬢のアナスタシアは元庶民で現在准爵のエドガーに、今後、アナスタシアが生活していく為にと、求婚される。
美形だが、何時も恐ろしい目でアナスタシアを見ているエドガーは、借金を遺し
て死んだ父親が昔、雇っていた男で、何時もアナスタシアから父親の愛情を奪っていた憎き男だった。
大金持ちになっているエドガーに求婚されたと言えど、もうどうにもならない嫉妬心から求婚を断ろうとするアナスタシアだったが…。
この小説は前に書いた短編を元にしています。
そのため、一話は重複しています。
ご容赦くださいませ。
また、一応完結ですが、ちょこちょこ小話は足していきたいと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-24 04:16:32
20106文字
会話率:21%
男爵令嬢のアナスタシアは元庶民で現在准爵のエドガーに、今後、アナスタシアが生活していく為にと、求婚される。
美形だが、何時も恐ろしい目でアナスタシアを見ているエドガーは、借金を遺して死んだ父親が昔、雇っていた男で、何時もアナスタシアから父親
の愛情を奪っていた憎き男だった。
大金持ちになっているエドガーに求婚されたと言えど、もうどうにもならない嫉妬心から求婚を断ろうとするアナスタシアだったが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-17 01:04:41
6151文字
会話率:25%
レオノーラ・サリヴェスタ公爵令嬢の婚約者であるリチャード王子が男爵令嬢と中庭で情事を楽しんでいる。
レオノーラは動揺しながらも帰宅したが、執事であるエミンガルドから未来の王妃として動揺を見せた事を咎められるのだった。
連載ではありますが、
一話ごとの話しは短いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 11:02:48
11845文字
会話率:26%
男爵令嬢として行儀見習いの一環で公爵家のメイドになったアリア。だが実は仕えていた男爵家の令嬢が駆け落ちしたので、身代わりに派遣されたただの平民のメイドだった。そんな秘密が恐ろしい公爵にバレないよう、ひっそりと仕事をこなしていた。
行儀見習い
も残り一ヶ月というところで、公爵家に伝わる魔法の指輪をどうしてもひと目見たくて公爵の部屋に忍び込む。ところがあっさりと恐れていた当の公爵に捕まってしまい、お咎めの代わりに公爵のレイノルドから「バカンスの間の一ヶ月、恋人になってほしい」と提案される。彼の真意もわからないまま、その提案に渋々頷くアリアだったが……。
気持ちをひた隠すメイドと、なんとか素直にさせたい公爵様との一ヶ月間の攻防の話。
話の半分くらいはえっちな話です。設定はゆるいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 15:11:52
67787文字
会話率:41%
王国一を誇る最も高貴な学園――グレイス国立学園。
お貴族様御用達のその学園に、転入生がやってきました。
その転入生は、珍しいピンクゴールドの髪と瞳を持つ男爵家の令嬢なのですが。
なんとそのご令嬢は、聖女の素質を持っている聖女候補の方なのだと
か?
そして、彼女は何やら私の婚約者である第一王子様を狙っているようなのです。
でも、その第一王子様には秘密がありまして……。
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【ご注意】
こちらは、オネエ好きによるオネエ好きの為のオネエな作品でございます。
一般の王子のイメージを著しく損なう内容表現になっております。
当作品における誹謗中傷・苦情などは一切受け付けておりません!
広い心でご理解のある方、または覚悟のある方だけ、ご覧頂きますようお願い申し上げます。
R指定の話には※マークを付けます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 18:00:00
111145文字
会話率:32%
男爵令嬢のエリカは行儀見習いとして辺境伯邸で働いている。目当ては嫡男のアンドリュー様。鋭い目つきと逞しい身体が最高でエリカの最推しだ。毎日影からこっそり見て満足していたのだけれども…。
※ちょいちょい専門用語と申しますか、マニアックな言葉
が出て参ります。不明な単語がございましたら大変恐れ入りますがググってくださいまし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-04 12:00:00
171339文字
会話率:41%
オーディフェンス王国を救った英雄に見初められた男爵令嬢のミチルダ。
だがその英雄は無表情で無口。容姿は誰もが目が離せないくらいの美青年。物凄くモテる。言い寄る女性は後を立たず。来るもの拒まず去るもの追わずで所以に女性関係も派手。
ミチル
ダは容姿は普通。普通過ぎるくらい普通なのに何故か英雄に見初められた。
そんな自分を不器用に口説いてくる英雄。あの手この手を使って·····しまいには国王まで動かしてまで!
私のどこが良いのかしら?私は平凡に幸せに暮らしたいのです。
なのにいつの間にか女の戦いにまで参加させられている!?しかもそれに気づいていない男爵令嬢のミチルダ。
愛を知らない英雄の不器用な愛と、平凡に暮らしたいちょっと天然が入った男爵令嬢のお話。
不定期投稿。
誤字、脱字が多いと思います。ご指摘を宜しくお願い致します。
こちらの作品はアルファポリス様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-28 18:00:00
104922文字
会話率:34%
月の綺麗な夜だった…………頭上で揺れるブロンドは蜂蜜色に輝き、蕩ける艶を描き出している…………世界で一番美しい、弟………何よりも愛しい、弟…………その愛しい愛しい弟が、自分の身体の中で、少年から1人の男に変わった事を、たとえ月の光を遮ってい
たとしても、神様の目からは逃れられはしないだろう…………天国の門は閉ざされ、そこに続く光の道は断たれてしまったに違いなかった…………その代わり、足元にはぽっかりと大きな穴が開いた事だろう姉弟でありながら、愛し合わずにはいられなかった自分と弟を、地獄が口を開けて待っているのだ。「……っ、あぁ……ッ、ぁ、あ……っ」。「姉は弟の髪に指を絡めながら、不器用で力任せな抽挿を受け止める覚悟をした時に、地獄に落ちても構わないと思った…………そうなっても、繋がり合った身体を離したいとは思いもしない…………破瓜の痛みはまだ消えていないが、胸の痛みに比べれば取るに足らないものだった…………どうして神は、この不遇な弟に試練を与えるのか?…………これからの未来に弟が受けるであろう苦難を想うと、手と手を取り合って逃げだしたくなる…………一緒に居られるならば、場所など何処だっていいのだ…………天国であろうと、地獄であろうと「姉さん………ッ」切ない快楽に染まる愛しい弟の顔が、涙で滲んで見えなくなる……………」それでも姉は弟のうなじに手を回し、目尻を濡らしながらも微笑み掛けた…………運命に引き裂かれる前に、お互いの姿を記憶に留めなければならなかった…………自分を抱いて立派な男となった弟に、抱かれて女になった自分の、幸福に満ちた笑顔…………本当はそれぞれの胸に深い悲しみと不安があったけれど、今は、愛し合えた悦びを表情に浮かべて、互いの瞳に刻みつける「……忘れないで………愛しているわ」 ・「姉さん……必ず、迎えに行くから………僕を、忘れないで」・「………っ、あ……忘れ、ない………忘れるわけがないわ………っ」 姉は深まる弟を抱き寄せて、唇に触れた耳朶を食んだ…………離れ離れになるくらいなら、こうして繋がったまま溶けてしまいたい、同じ腹から生まれ落ちた弟と、胎内でどろどろに混ざり合う…………禁断の愛だと思っていたに、越えてはいけない一線を越えてしまったいまとなっては、これが罪だと思えなくなる程に、全てが自然に感じられた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-09 23:34:17
21150文字
会話率:26%
男爵令嬢ダルシーは幼い頃、許嫁アーサーに婚約破棄されひどく傷つく。彼を跪かせ、謝罪させてやる。復讐を誓った少女はみにくいアヒルの子からうつくしい白鳥へと生まれ変わった。
途中までは計画通りだったはずなのに、元婚約者と結婚することになり、
そうして明らかになった過去の婚約破棄の経緯はダルシーの思ってもみないものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-06 19:00:00
112177文字
会話率:39%
今日も庭園の東屋から楽しそうな笑い声が聞こえてくる。
恋人同士の距離で寄り添い合っているのは我が国の第一王子アークロイド・ローエンベルクとマリア・ララベルト男爵令嬢だ。
…そのどちらでもない私はイザベラ・シャインストン。シャインストン公爵
令家のひとり娘であり、アーク王子の正式な婚約者でもある。
婚約者は浮気しているようですが、誰よりも愛らしい親友が側にいてくれるから私は毎日とっても幸せです!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-02 20:10:57
12704文字
会話率:26%
婚約披露パーティーで突然始まった婚約破棄。
ドヤ顔で叫んでいるのは第一王子のゲイルとその隣には男爵令嬢のエリス。
婚約破棄を言い渡されているのは公爵令嬢でオレの姉のアリアである。
だが、ゲイル王子の婚約者は姉上ではない。それを気づかずこ
んな醜態をさらしているゲイルに姉上は今にもキレそうだった。
何を隠そうゲイル王子の婚約者はこのオレだったりするんだけど・・・どうしよう。この状況でそれを言ってもいいものなんだろうか?
**この作品はアルファポリスでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-28 17:32:40
32301文字
会話率:42%
私は男爵令嬢ヘディ・リールに転生したらしい。ヘディはどうやらゲームのヒロインらしい。そしてリッピンコット王立魔法学園の入学式から始まるゲームはいつもゲームオーバーで終わるのだ。最初は王子の断罪で始まったがゲームオーバーになった。やり直しでは
目立たないようにしてひっそりと卒業しようとしたが──。
このお話はなろう様、他サイト様にも投稿しておりますが、こちらは少し18禁描写が入っております。楽しんでいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-24 15:33:41
23258文字
会話率:36%
男爵令嬢のエルリーナです。ちょっと貧乏な田舎暮らしの普通の令嬢です。まあ前世をちょっぴり憶えていますが、前世の記憶が何かの役にたったことは一切ありませんので、ノーカウントです。この度、成人しましたのでデビュタントのために王宮の舞踏会へと参加
するために、王都へと向かっています。
舞踏会では、王様とダンスを一曲踊るだけの簡単なお仕事です。ダンス終了後に”成人の証”を貰えば、それで終了です。 それなのに、簡単なお仕事のはずだったのに、何でこうなった! 執着王子様に迫られていますが、頑張って逃げきってみせますとも!! ※ 遥か昔に書いたもののリメークです。ですが、180度変わってしまっていますので、別物としてお読みください。
【電子書籍化】フランス書院 eノワール創刊 イラスト 安芸緒様 です。
シーモア様が9月16日、アマゾン様が9月30日の配信です。
皆様から ”気になる” と言っていただいた、ダンスの順番待ちの公爵令嬢ちゃんやエルリーナのお米さま騒動など、てんこ盛りの番外編を書きました。
シーモア様の方には、もう1話、番外編が付いておりますので、お得です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 19:36:10
36653文字
会話率:21%
美貌の侯爵フェリックス・フォンテーヌは、国王補佐官を務める国王の幼馴染。妻の座を狙う女性たちから常に熱い視線を浴びているせいで、軽い女性不信。特定の恋人も婚約者もいたことはない。
そんなある日、フェリックスは初対面の女性ミシェル・ハイツ男爵
令嬢に「この最低男!」と罵られ殴られ、一目惚れをしてしまう。
美しく賢く、毅然としたミシェル。だが夜になると、薄物を着てフェリックスの寝室に忍んで来る。娼婦のように誘惑してくるミシェルを嫌悪するが、朝になると愛しい淑女に戻っている。
どちらが本当のミシェルなのか。騙されているだけなのか。苦悩するフェリックスは、娼婦なミシェルにベッドへ押し倒されてしまう。
※無理矢理な乱暴の描写があります(女→男)。苦手な方はご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 19:00:00
175300文字
会話率:36%
精通を迎え、父より『女を知れ』と申しつけられた侯爵家の御嫡男。
そんな彼が自身の筆下ろしの相手として選んだのは、清楚な貴族令嬢でも妖艶な最高級娼婦でも、お気に入りのメイドでもなく……特に凄惨な扱いを受けているという三人の性奴隷たちだった
。
家を取り潰されて親の仇の所有物となり、幼少から慰み者にされてきた元男爵令嬢。
夫の博打のせいで売り飛ばされ、長きに渡って転売を繰り返されてきた元宿屋女将。
強盗の罪により送られた先の鉱山で、奴隷と看守全員の相手をしていた元冒険者。
彼には『かわいそうなのは抜けない』というポリシーがあるにもかかわらず、わざわざそんな性奴隷たちを選んだ理由とは……
◇
※章単位で不定期更新の予定です
※基本的にオール和姦で、痛い汚い等の『かわいそうな展開』はありません
※ただし、会話の中では過去の『かわいそうエピソード』が少しだけ登場します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-25 00:05:50
46934文字
会話率:36%
前半は、他人から認識されなくなるスキルを使った、王太子の想い人、実は性格クズの男爵令嬢に対する存在無視托卵孕ませプレイ。後半は当て馬にされた悪役令嬢ポジの公爵令嬢を持ち帰っての、監禁奴隷化尊厳無視の無様エロ、調教済みの高級人型オナホ化した彼
女とのイチャラブ孕ませセックスです。
軽度の臭い描写、軽度のスカ要素があります。ご注意ください。
主人公の『僕』はナチュラルボーンクズです。
不快にさせたら申し訳ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-07 21:16:37
11960文字
会話率:23%
男爵令嬢リゼットは、幼い頃からの婚約者セルジュと結婚し、結ばれた。めくるめくような夜の生活を想像していたけれど、なかなかそんなふうにはいかず。でも温かく幸せな新婚生活を送っていた。
ところがある日、突然三十歳以上老けた姿に変えられてしまう。
こんな私ではセルジュの側にいられない……!
思い悩むリゼット。
そして、セルジュに横恋慕する伯爵令嬢ドロテに老けた姿を笑われ、離縁を迫られる。
いったいなぜこんなことに。
リゼットの身体は元に戻るのだろうか。
そして二人の愛はどうなってしまうのか……?
R描写のある話には※をつけます
アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-04 17:08:28
30939文字
会話率:54%
仮想世界に精神転移→男子なのに何故か男爵令嬢→体は女性中身は僕→ヤンデレ皇太子にハメられる
そういうお話です。苦手な方はご注意下さい。
TSになるのか僕っ娘なのかそのあたり深く考えずに、最後だけ現実に戻り男性同士の性描写が入りますのでBL
。
不定期更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-29 15:26:16
7929文字
会話率:35%
『ステルス令嬢の恋愛事情 ご主人様の秘密を知ってしまったら溺愛されまして!?』と改題し、全年齢向けに改稿し来栖もよもよ名義で2023/03/02にKADOKAWAから発売されます。
6万以上の加筆をしております。どぞよろしくお願いしますすす
ー。
子供の時から「目立たない」「印象が薄い」「存在感がない」と言われることが多く、自他ともに認める地味な男爵令嬢、パトリシア・ケイロン(十八歳)。
元から派手なことは嫌いで、読書と掃除と料理が大好きで運動は苦手という超インドア派の彼女は、幼馴染みでありほんのり思いを寄せていた伯爵家の三男、ギルモア・コルトピー(二十)が自分の話をしているのを聞いてしまった。
「……パティーはほら、顔立ちは悪くないけど、影が薄いというか存在感がないというか、とにかく地味で大人しいだろう? もちろん悪い子じゃないんだけど、恋愛とか結婚みたいなことになると、ちょっとね」
仲間同士でクスクスと笑いながら言うギルモアの様子に傷つくが、可能性がないならないで諦めもつく。ならば貧乏な男爵家、仕事に生きる女になれば良い、とその足で斡旋所に向かい、メイドの仕事をゲットする。
お勤めをする職場は少し田舎だが、広大な領地を管理する富裕なロンダルド伯爵家。領主であるレオン(二十六)は、博識だが無口で気難しくとっつきにくいという評判だが、マイナス部分を補って余りある美貌の持ち主で、周辺の令嬢からの縁談がひっきりなしに届く。パーティーでは女性が群がるので男性陣からは敵視されることもあるようだ。
綺麗な人は綺麗な人なりに大変なのねえ、と思いつつ、黙々と働くパトリシアだったが、メイド長から働きを認められてお茶出しを任せられることになるのだが……。
影の薄いステルス令嬢と、気難しい美麗の伯爵とのじりじり進むゆるやかな恋愛物語。(Rシーンはいつも通り後半かと思います)
20220524 日間・月間ランキング1位、週間2位、四半期5位になりました~。皆さま応援下さり本当にありがとうございますすすー\(^o^)/
★2022/09/27 年間ランキング1位になりました! 応援本当にありがとうございます!(/_;)
ひゃっほーい。
★2022年eロマンスロイヤル大賞「ピーチ賞」を受賞致しました(*´ω`)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-23 00:22:04
100969文字
会話率:49%
「幼い頃から大抵のものは貰えたし、持っていました、あの人の心以外は──」
淡々と己の初恋を語ったのはランドール王国の『慈悲も容赦も無い無敵のヴィンセント ブランデンブルグ宰相』。容姿端麗、頭脳明晰、国王が最も信頼を寄せると言われるその人は、
片田舎の男爵令嬢のシェリルにどうこう出来る相手じゃない。そろそろ本気で結婚相手を見つけなきゃ、と内心勢い勇んで行った城での舞踏会なのに、宰相様に助けられてサファイアのチョーカーまで借りてしまい、しっかり恋に落ちてしまいました。そしてこの無謀な恋を応援してくれたのはまさかの国王陛下でした。(「美しくも絶倫な王様は砂漠の舞姫を一夜目から籠絡して溺愛しました」に出てきた宰相ヴィンセントのお話です。どちらも独立した物としてお読み頂けます。)
(アルファポリスにも掲載しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-22 21:19:01
42103文字
会話率:49%
「シスター、私はその麗しいご婦人を想って自分を何度も慰めてしまいました。こんな私は赦(ゆる)されますか?」
ある日教会に現れたイケメン悪魔の告解に、俗世を捨てたはずのニーナの心は激しく揺さぶられる。
貴族女性達の輪から弾き出され、家族からも
見放された元公爵令嬢のニーナは、修道院で静かな毎日を送っていたはずだったのに、悪魔の純粋な情欲と執拗な恋心に身も心も絡め取られていく。
誤字脱字報告ありがとうございます!(「弱気な男爵令嬢は麗しの宰相様の凍った心を溶かしたい」に出てくる社交界を追放されてしまった"絶世の美女"のお話です。)
(アルファポリスにも掲載しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 22:28:02
8207文字
会話率:38%