「美味しいカクテルをあなたへ」の続きのお話。
ノアール×ブロンシュ グリーズ×ブラン それぞれの恋の駆け引きをどうぞお楽しみ下さい。
最終更新:2023-06-19 00:00:00
3571文字
会話率:30%
都会では近代化が進みつつあるニッポンのとあるど田舎。身寄りがなくてもそれなりに暮らしていたのんきな女ヤヤコは流行り病に倒れてしまう。こんな田舎の村では身寄りのない女は村の共有物でしかなく、病を得ればただの穀潰しである。そんな彼女の最後の利用
法は人身御供だった。「酷くない?」と嘆いているのもつかの間、通り掛かった神様につまみ代わりに拾われてしまった。★大正〜昭和初期あたりの日本をベースにした異世界です。文化、技術、家電などの登場は史実にそっていません。神様の解釈もこの世界独自のものですので、本物の神様とは関係ありません。⚠病気を食べる神様が出ますので、病人も出てきます。病気、病人の出る話が辛い方はご注意下さい(病気によって酷く苦しむ表現はあまりないとは思いますが、症状の表現はあります)。★ヒロインは貞操観念薄め(育った環境由来)、ヒーローは目つき口性格悪し。というか性格いい人は出ないかも……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 00:54:05
104880文字
会話率:68%
どんなに酷い目にあってもエロハプニングならバッチ来いな女、梓。なかなかに運がない彼女は借金の形にバニーになったり、発情魔法にかかった騎士の治療に放り込まれたりと波乱万丈である。これはセクシーな男がいれば異世界でも楽しく生きられるど助平女のお
話です。※ヒロインが生まれつきの男好き(私の感覚的にビッチというよりど助平女という言葉が合います、ヒーロー以外との行為の描写はない予定ですが、してないとは言い切れない)※無 理やりっぽい表現があっても本人は喜んでいます。※全体的に下品なギャグ風味です。貞操観念皆無です。※ヒーローが嫌な奴です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-26 23:32:07
82582文字
会話率:59%
奏には不思議な幼馴染がいる。母方の田舎でいつも一緒に遊ぶ角のある着物を着た少年。仏頂面で意地悪で目つきが悪い。どうやら彼は人間ではないようだが、奏の成長に合わせて彼も育っているらしい。そんな二人が思春期を迎えたある時、幼馴染の視線が変わった
事に奏はすぐに気がついた。
※ヒロインは少しお馬鹿な流されやすい女の子で、ヒーローは掴みどころがない感じでややツンデレ?でしょうか。※幼馴染にいやらしい事をされる女の子の話が書きたかったのです。※日常的な雰囲気のお話です。妖怪は出ますがバトルとかホラーはありません。※十歳からスタートなので本番までだらだら長いです。幼児の性行為的な表現はありません。前戯が長いのが好きな方、田舎の雰囲気や幼馴染が好きな方にオススメかも知れません。※一応現代日本の田舎設定ですが、少し昔に感じるかも……。方言は雰囲気です。正しくない表現や分かりやすく変えている部分もあります。※感想欄は開けたり閉めたりするかも知れません。せわしなくてすみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 01:50:21
74957文字
会話率:50%
ある日突然眠りの呪いにかけられたターリア姫は半年の間目覚めぬ眠りについた。
彼女が目覚めると敵国の兵士や魔物たちが居城を我が物顔でうろつき、城内の全ての女性がメス奴隷として犯されていた。半年の間にひそかに陥落していた城は敵国によって調教施設
に作り替えられており、女たちは淫らにその身体を作り替えられて行く。
目覚めた姫は、メス奴隷として部下と共に変わり果てた城を見て回ることになるのだった…。
※pixivにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 00:00:28
25122文字
会話率:60%
ラシッドリア帝国の聖女エルマ・ルフェーブルは、生まれつき《色欲のギフト》を持っている。
本来なら神聖な存在であるはずのエルマは、ギフトの能力により、多くの異性からいやらしい目で見られてしまう。
さらに、心ない人々からは『あれは聖なる
チカラではなく《性なるチカラ》だ』と揶揄される始末。純情な彼女は、信者たちの熱視線に耐えかねて、神殿の地下に引きこもりがちな日々が続いていた。
そんなエルマの護衛騎士は、モテるのに女性に興味がないフレデリック・ランバートだ。彼は、エルマのギフトを無効にする方法を探しながら、スケベな不届者たちから彼女を護り抜く。
だが、ある日、エルマはひょんなことからフレデリックの心の声が聞こえるようになる。それは、必死に自分を抑え、葛藤しながらも、エルマに欲情する声で――!?
クールな年下の護衛騎士が、聖女への想いに何度も葛藤し、耐え続けた結果、最後にはガマンできずに激しく抱いてしまうお話です。
マイペース更新、十話ほどで完結予定。R-18シーンは後半に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 21:00:00
3992文字
会話率:43%
世界一の腕を持つと言われている、少し変わり者の魔術師オストー。
彼は、近所から雑貨を届けてくれる美人な男性ゼーンにずっと長いこと片思いをしていた。
まさか自分が付き合えるわけがないと見ているだけの日々、そんなある日、なぜか二人は付き合
うことに……付き合いだしたら二度と離したくない、離れたくない、オストー。
禁忌にも近い魔術を思いつき、ゼーンに相談してみるが、果たして魔術は成功するのか……?
※ いつかの約束アンソロジーに寄稿していた話です。
※ ハピエンです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 08:15:57
25038文字
会話率:41%
この生活の何もかもが偽りなのだとわかっていた――
数いる男の恋人になるには、瀬那の情は強すぎた。だから、早々に見切りをつけた恋だった。
諦めることの方が簡単だったから――
終わったはずの恋だった。今の二人の関係はかつての上司と部下。
そう思
っていた。なのに、男が事故で記憶を失ってしまったことから、瀬那と男の関係は一変する。
彼の記憶が戻らなければ、このままずっと一緒にいられるのだろうか――
そんな儚い夢をみてしまう。
これは記憶を失った社長と、意地っ張りなかつての秘書の、束の間の夢の恋の話――
※アルファポリス様で完結したので、こちらにも転載します。1日3回 8時、14時、22時 公開。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-14 22:00:00
138566文字
会話率:33%
ねえ?どうしてあんたは私を甘やかすの?
そんな資格なんてとうの昔に失くしたはずなのに、間違って溺れてしまいたくなる。
その蜜よりも甘い腕の中に―――
冷たいレンズ越しに見える感情の意味を知りたくなる。
恋人じゃない。ただのセフレ。なのに誰よ
りも甘く嘘つきな男の腕の中で今日も私はぐずぐずに蕩かされる。
これは過去に傷を持つ女と彼女を甘やかしたい男のビターでどこまでも甘い恋物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-06 00:01:42
78155文字
会話率:29%
【完結】社畜主人公が、仕事帰りに男二人に拉致される話。車でヤられ、無人島へ軟禁されて、男二人の慰み者に!?と、思いきや意外と性生活を楽しんでしまう主人公と、高学歴・高収入・高圧的の3Kスパダリ?総攻め、世話焼き料理上手なリバマッチョの無人島
エンジョイ性活
出だしこそバイオレンスですが、わりとギャグで、ちゃんとハピエンです!
【22年10月下旬までBOOTHで販売していた作品の掲載です、販売時から一部改稿しております】
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特殊性癖作品なので、下記に地雷がある方は、閲覧をご遠慮ください。
犯罪行為・拉致・監禁・拘束・暴力・強姦・薬物投与・キメセク・濁音喘ぎ・♡喘ぎ・ストーカー・輪姦・3P・攻めフェラ・イマラチオ・ソフトSM・噛みつき・マッチョ受け・リバ・スパンキング・パイパン・青姦・年の差・ショタおに・溺愛・甘々セックス・中出し
※スケベシーンは激しめ&下品です、数珠繋ぎ・2本挿しあります
この作品はPixiv、アルファポリス、fujossy、BLoveにも掲載しております。
※1話目に表紙絵あり、イラスト苦手な方は画像OFFにてお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-14 06:00:00
108703文字
会話率:47%
とある田舎町。そこは別荘地が隣接していて観光シーズンには県外から大勢の人々がリゾートとして訪れていた――だが、景気が悪くなり別荘地も寂れていた。
そんな別荘のひとつに鍵のかけ忘れた扉を発見して、秘密基地にしている少年たちがいた。色んな事に
興味津々の彼らはもちろん異性への興味も――そんな秘密基地で繰り広げられる内緒の出来事。
・幼い性の目覚めとエスカレートがテーマです。
・現代日本を舞台としていますが、平成初期程度の時代(携帯電話ネット普及前)をイメージしている架空の物語です。
・登場人物の年齢は明記していません。抽象的には表現していますのでそれを基に想像してお読みください。
今後のモチベーションとなりますので、感想、★、いいね、等――もしよろしければお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-13 21:12:29
34313文字
会話率:51%
「あなた」は目覚めると、見知らぬ洋館にいた。鏡に映る容姿は、ちっぽけで頼りなく、されど可愛らしく麗しい少女になっている。唯一の手掛かりである手紙には、こんな事実が書いてある。『永劫の館にようこそ!「あなた」は、70億の人類から無作為抽出で幸
運にも選択された、記念すべき3万7564人目のお客様です。うっとおしい社会・俗世間から切り離され、永久に続く生き地獄を存分に堪能下さいませ!つきましては、舘で生活するにあたって敷かれた法をご説明します。法とは、すなわち弱肉強食の法です。舘には、「あなた」ごとき、か弱い雌には、とうてい打ち倒すことが出来ない優秀な雄が徘徊しています。子宮と卵巣ぶっ壊されたくなかったら、人間風情のちっさい脳みそ働かせて、無い頭を絞り倒して、頑張って逃げ回りましょう!あ、ところで死んで逃げられると思うなよメスガキ。すでに「あなた」は死ねない身体。老いることも出来ない。異形怪物お嫁さん苗床永久就職したくなかったら、せいぜい無様にのたうち回れ!』。尊厳を侮辱する言葉に憤る「あなた」。果たして、獣欲と狂気の館から、「あなた」は脱出できるのか──。(無理です☆)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-13 17:00:00
8596文字
会話率:1%
AI生成イラストがメインのショートショートです。
「制服JKコンテストの優勝者はとんでもない変態だった!」
……思いつきで書いたごくごく短いものなので、楽にお読みいただければ幸いです。
最終更新:2023-06-13 11:09:48
1361文字
会話率:12%
【婚約を破棄されたはずなのに、元婚約者の態度がおかしいのはなぜですか?】
伯爵令嬢リーシアは、幼なじみの婚約者から突然婚約破棄を突きつけられる。
ひどく傷つき、悲しみながらも、懸命に前を向こうとするリーシア。
やがて新たな結婚相手を見つけ
ようと社交に勤しむようになるが、元婚約者のアベルが不可解な行動を取るようになり……⁉︎
竜や魔術が登場するファンタジー。
R-18指定作品になります。
軽めの官能描写には⭐︎マーク、しっかりと書き込んでいる箇所には★マークをつけます。
★マークのつくようなR-18表現は、作品の後半になります。
※2023年6月13日 完結いたしました! ありがとうございます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-13 07:00:00
188366文字
会話率:24%
剣道に打ち込む女子高生、雑司ヶ谷紅葉は学園の人気者。美人で体つきも良いため、学校中の男子生徒からあこがれの目で見られていた。しかし、そんな紅葉に魔の手が迫る。好色な剣道部のOB牛山は紅葉の美しい肢体と容姿に劣情を抱き、自分のものにしたいと狙
っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-12 19:12:13
4406文字
会話率:36%
無表情不憫主人公が、異世界で美丈夫軍人に甘やかされるお話。
幼い頃にネグレクトを受けて育った新聞記者の諏訪秋雄(24)は、未だに生きる気力が持てずにいた。
ある時、5年前に起きた残忍な連続殺人事件の犯人が逮捕され、秋雄は上司の指示により、
犯人の周辺人物や被害者遺族など罪のない人たちをかぎまわっては罵声や暴言を浴びる生活を強いられることに。満身創痍で眠りにつき、目を覚ますと、異世界の人攫いに拉致監禁されていた。
その世界では異世界から生物を呼び寄せる召喚術はすでに禁忌とされており・・・。
※実際の史跡や事件名が出てきますが、事実とは一切関係ありません。
※一部残酷な表現があります。
※アルファポリス様にも転載を始めました。
異世界トリップ/軍人/無自覚/体格差/不憫受け/甘々/精霊/ハッピーエンド折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 21:32:23
405380文字
会話率:37%
【天然で鬼強い少女と二枚目で腹黒い男の溺愛物語】
ーーーーその街道には"鬼"が出る。
後継ぎ騒動の渦中、そんな噂を耳にした三笠の国の当主次男・生方胤親は、その"鬼"と呼ばれる存在に恋焦がれてい
た。何度もその街道へ足を運ぶ中、ついに一人の少女と出会う。直感でその子が"鬼"と呼ばれる存在だと気づき、同時に自分の運命の相手だと気づいた胤親は少女に手を伸ばす。
手に入れたいと強く願い、彼女を口説き落とそうとする胤親。しかし固く拒み続ける少女には、誰にも話せない秘密がありーーー。
触れた瞬間から溺愛が始まる、じれじれもどかしい和風ファンタジー!
※★印はR-18につき背後注意です。一人の時にお読みください。
※Twitterでも(自分が)盛り上がっている回は投稿完了配信をおこなっております。@piko0404
※【番外編】『奔放子猫と黒主人』も併せてお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 20:00:00
442775文字
会話率:49%
青年ユオは、幼い頃にラドゥーダ国の中心部に位置するナンダンで、高潔種により起こされた反乱に巻き込まれ両親を失い傷を負った。
追い出されるように、逃げるように小さな町レレシで暮らしていたユオは、当時その場に居たレジールと再会をする。
ユ
オは二人の間に交わされていた血の誓い――血盟を知り、戸惑いながらもレジールの役に立とうと奮闘をする。
後の方にサブキャラとの行為あり。
スマホ投稿になります。誤字脱字すみません。
低更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 21:32:12
45584文字
会話率:49%
【元軍人・勇者の末裔 × 500年ぶりにシャバに出た敗北魔王】
勇者に敗れ、500年の石化刑を経てシャバに帰ってきた魔王。カムバックしたはいいものの、現代社会はとんでもなく『進歩』していた。
さらに、右も左もわからない魔王の世話役に就任した
オズウェルは、こともあろうに勇者の末裔で──!?
密かに再起を誓う魔王だったが、オズウェルもまた魔族と人間の紛争を終わらせるため、政府からの密命を受けていた。
勇者一族の『出来損ない』であるオズウェルと、反発し合いながらもリハビリに励む魔王。
絶対に相容れないはずのふたりの距離は、次第に縮まってゆき……。
『めでたし、めでたし』のその後を描く、ファンタジック・社会復帰・アクションBL!
〈登場人物〉
【攻】オズウェル・レイニア……英雄ブランウェルの血を引くレイニア家の末裔。元軍人。
【受】魔王(アドル)……勇者に敗れ、500年の石化刑に処された魔族。
※こちらのお話はPixivにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 17:11:07
112677文字
会話率:36%
◆◇カタブツ異端審問官×一途な砂漠の魔女(♂)◇◆
《あらすじ》
束の間の自由を手に入れるため、故郷アシュモールを逃れてダイラに密航した魔女マタルと、審問官ホラス。ある事件の最中に二人は出会い、手を組んだ。ホラスの幼馴染み・マギーを奪っ
た20年前の魔女狩り──その実行犯を狩るために。
7年の歳月を共に過ごし、身体だけの関係を続けながら、狂おしいまでの思慕を募らせてゆくマタルと、気付かぬふりをするホラス。
「お前が羨ましいよ、マタル」小さくため息をつく。「お前と同じくらい、俺も……自分のことを信じられたらいいんだが」
すると、マタルはそっと微笑んだ。
「あなたはそのままでいい」彼は言った。「あなたの分まで、俺があなたを信じるから」
いまようやく黒幕の正体に迫ろうとする彼らの前に、王都で発生した失踪事件が立ちはだかる。行方不明となった貴族の娘──彼女は魔女に変異していた。少女は自ら姿を消したのか? 彼女を狙う者の正体は?
謎を追うほどに、深まってゆく過去との共通点と陰謀の影──そして、無視できないほどに燃え上がる思い。
そんななか、新生エイルにはマタルの命を狙う刺客が現われ、ヴェルギルに助けを請う。
「〈呪い〉が生まれようとしているのです」
次第に浮き彫りになってゆく現実に打ちのめされながらも、真実を追い求めるマタルとホラスに、忍び寄る〈呪い〉の宿命。命を懸けて運命に抗うふたりがたどり着く先とは──!?
『腥血と遠吠え』に続く、ダークファンタジーBL《日月の歌語り》シリーズ第2巻。
一作目はこちら→https://novel18.syosetu.com/n8732hw/
※『腥血と遠吠え』のクヴァルドとヴェルギルのリバがあります。お楽しみください。
※この作品はアルファポリスでも掲載しています→https://www.alphapolis.co.jp/novel/319250361/254684440
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-29 19:05:01
218298文字
会話率:43%
◆◇謎に包まれた吸血鬼×生真面目な人狼◇◆
【日月の歌語りⅠ】腥血(せいけつ)と遠吠え
《あらすじ》ある人狼に追われる年経た吸血鬼ヴェルギル。退廃的な生活を送ってはいたけれど、人外の〈協定〉の守護者である、人狼達の〈クラン〉に追われる
ほどの罪は犯していないはずだった。
ついに追い詰められたヴェルギルは、自分を殺そうとする人狼クヴァルドの美しさに思わず見とれてしまう。鋭い爪が首に食い込むのを感じながら、ヴェルギルは襲撃者が呟くのを聞いた。
「やっと……やっと追い詰めた」
その声に祈りを連想したのは、頭をひどく打ったからだろうか──。
だが、彼の望みは想い人の復讐だった。
「人違いだ」と説明するも耳を貸さないクヴァルドに捉えられ、人狼の本拠地へと連行されるヴェルギル。そして天敵同士である人狼と吸血鬼は、手を組んで同じ敵を追うことになるが──。
「吸血鬼」小さな声で、クヴァルドが言った。「なんで、俺を?」
同じことを、ヴェルギルもまた自問していた。
何故、この男なのだ?
イムラヴの血を引く人狼は珍しい。だが、それだけが理由ではない。見事な毛皮に惹かれたからか? あるいは、哀れを催すほど真面目で高潔だから? 故郷の歌を見事に歌い上げたあの声のせいか? それとも、満たされない憧憬を抱えた彼に同情した?
わからない。これほど不確かなことがこの世に存在することを、いま初めて知った。
ヴェルギルは口の中で、〈嘘の守護者〉リコヴへの祈りを口にした。それから肩をすくめて、こともなげに言った。
「わたしは悪食でね」
それぞれの思惑を抱えつつ、激しく惹かれてゆくふたり。だが、ヴェルギルにはどうしてもクヴァルドを裏切らねばならない理由があった。
やがてふたりの道行きに、国中を戦禍に巻き込みかねない陰謀の暗雲が立ちこめ──!?
異世界の島国・ダイラを舞台にした、ハイファンタジーBL《日月の歌語り》シリーズ1作目。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 20:32:54
206846文字
会話率:45%
連日の残業を終え、へろへろの体をどうにか動かし、帰宅の道を辿る夕莉。とある段差にけつまずいて転び、顔を上げたら、目の前の光景は様変わりしていた。
火事真っ最中の誰かの家に唐突に異世界転移してしまった夕莉は、突然の状況に慌てながら、部屋の中に
佇んでいた男性、テオを助けて外に出る。火事が鎮火した頃、異世界に転移してしまったことに気付いた夕莉は、テオに対して「助けたから助けて欲しい」と、僅かな期間だけでも、家に泊まらせてもらい、異世界のことについて教えてもらうようになるが――。
異世界転移してしまって、元の世界に戻るための情報収集を兼ねてとりあえず生活の基盤を手に入れようとする夕莉と、ひとりぼっちになってしまったテオが、日常を通して少しずつ仲良くなっていくお話です。
Rシーンは多分後ろの方。テオは獣耳と尻尾つき猫系獣人です。
*ヒーローが最初のあたりは希死念慮凄いです。
*最終的にヒーローはヤンデレになります。
*Rシーンには題名の後に※をつけています。
*3/30 日間総合3位、4位、5位に各日入っていたようで、本当にとっても嬉しいです。皆様のおかげです。ありがとうございました。番外編についてもまた更新出来たらなと思います。重ね重ねとなりますが、お付き合い頂き誠にありがとうございました。
*4/12 本編は完結しましたが、番外編更新のため、連載中に戻しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-25 22:14:44
180829文字
会話率:49%
実家から出て、一人暮らしを始めた渡辺深冬(わたなべみふゆ)。駅から徒歩十分、1K、しかも角部屋。最高の部屋で最高の暮らしを始めようと意気込んだのも早々に、深冬の部屋に唐突に男性の幽霊が現れるように。
「す、すみません……。どうしてか幽霊なの
に体のサイズは変えられないみたいで……。物はすり抜けるんで、あれだったら壁とかの中に埋まっていましょうか……」
幽霊と二人暮らしをすることになってしまった、社会人の女性のお話です。
♡喘ぎ、幽霊がほとんどストーカーみたいかつ、変態みたいで、ヤンデレで、童貞です。
金縛りで体が動かない状態での愛撫行為などの要素が含まれます。
エロシーンは大体九千文字くらいから始まります。
楽しんで頂けたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-23 23:09:47
17234文字
会話率:53%
「きみの棺になりたかった−死ねない己と死を拒む獣−」
よりレギオンと形代の王の話。
なお、シリーズがR18につき本作にそういった表現は有りませんがR18で統一しております。
最終更新:2023-05-24 20:17:18
2812文字
会話率:40%
大学一年の舞菜は、デートをドタキャンする恋人と別れることにした。そして、恋人に立候補してきた二年目先輩の柊平とつきあうことにした。
柊平にとって舞菜はずっと好きな人。出会いはほんの少しの特殊だったから、余計に忘れられなかった。
ご都合
主義です。
架空の設定なので、実在する地名、人物名とは関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-23 17:00:00
54473文字
会話率:34%
センチュリアという広大な大陸において、三つの帝国が力と影響力の柱としてそびえ立っています。しかし、巨大な帝国とグレーゾーンの彼方には、監視者と闇の存在が潜み、平和な同盟を脅かす邪悪な存在の氷山の一角にすぎません。同盟の脆弱な結びつきは、大戦
争の渦中で崩れ去ろうとしており、僕らのヒーローたちは、陰謀と衝突の壮大な旅の中で、ヒーローとしての道を続けるか、アンチヒーローとなるかという決断に直面しなければなりません。
秘密は蓮の花に宿っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-23 15:55:02
2677文字
会話率:24%