【 美しく冷酷な王 ✖ 世間知らずで純粋な人狼 】
ある日、森の奥深くに住む人狼の一族【ヴォルフ】の元に、王国から使者から訪れ、
「新たに王位についたルキウス王の元へ、妃候補を一人差し出せ」と命じてくる。
男しか存在しないヴォルフから、妃
候補を王都へ送らなければならない。
苦難に満ちた道へ進むことを選んだのは、ヴォルフで最も有望な若者【マドク】だった。
王都に到着した晩、刺客に襲われていた王を助けたマドクは、美しく冷酷な王からある取引を持ちかけられる。
「お前が俺の正妃となり、次の王を産むんだ」
マドクは王との取引を呑み、妃候補たちの中から反逆者を探し出そうとする。
最初は寵愛を受けるフリをしているだけだったのに、次第に王との距離が縮まっていき――
※作中に戦闘/流血描写ありますので、苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 18:23:02
59698文字
会話率:48%
物心ついた時から前世の記憶のあるアシュフォード・ネルベルク。
彼はベルネ王国の公爵家当主でありながらBL小説の主人公を大金で買い、その癖「愛するつもりはない」などと言っちゃう、主人公と運命の恋人を引き合せる舞台装置な『悪役公爵』であった。
「断罪は嫌だ!穏便に退場したい!悪役向いてない!」内心泣き言を零しながら主人公との初夜を迎えた彼は……。
美形一族に平凡日本人顔で生まれてしまい、ついでに価値観も倫理観も前世に引っ張られ、割と地獄な生い立ちのアシュフォードは、自分の花嫁である主人公とその運命の恋人である甥を救うために奔走し、物語の強制力に斜め上の方向で翻弄されるのであった。
悪役公爵のキャラ設定もゆるゆるですが、ファンタジー貴族世界そのものがゆるゆるです!おおらかな気持ちでお楽しみください。
※主人公が過去虐待を受けている表現がうっすらとあるので苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 09:11:42
10911文字
会話率:11%
一族を異形の妖に滅ぼされた天才退魔の巫女、夕凪 こよみ。全ての妖への復讐のため、そしてどこかに浚われた一族の女達を救い出すために旅を続ける彼女は、『暁の妖』と呼ばれる異形の妖と対峙するのだが……
復讐を誓う巫女と快楽を使う異形の妖。孤独
な二人はやがて通じ合い、世界の壁を超えた戦いを繰り広げる。
誰も描いたことがないジャンルが混じり合う、異種純愛ファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 05:51:34
59996文字
会話率:49%
住んでいた村を追放された孤児の少女ユウラは、自らが「異種族の仔を孕む事の出来る古代人の一族の末裔である」と銀色のドラゴンに告げられる。ドラゴンに竜の一族の血を絶やさぬためにどうか仔を生んでくれないかと頼まれたユウラは、村を追放され自棄にな
っていたこともあって二つ返事でそれを引き受けるのであった…。
褐色銀髪の女の子が行く先々でモンスターと異種姦・異種出産し続ける羽目になるお話です。ふたなり女性やモンスター娘とえっちすることもあります。※第5幕・第6幕は男の子を主体としたHシーンが多くなります。
各話のプレイの内容・Hシーンに出てくるモンスターの名前はサブタイトルの後ろに()で表記しております。()のないサブタイトルは直接的なHシーンのない話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 23:00:00
375623文字
会話率:48%
スマホが日本デビューする直前の時代。インターネットは急速に成長していたが、未だスキャンダルの火元が週刊誌であった、ゼロ年代。
鹿児島からフェリーで9時間の北下里島では、戦前を思わせる躾が公然と行なわれていた。悪い心は「叩き」出し、悪い行
ないは「焼き」捨て、何物をも「包み隠さぬ」態度を教え込む。つまり――スパンキングとお灸と全裸晒し。
20歳未満の者は日常的に、両親、教師、巫女、ときとして『性意』に満ちた近隣のオトナたちから、そのように躾けられ折檻されていた。
島の実力者一族である月城家の莉瑠は、長子相続の仕来りによって、人一倍厳しく教育されていた。模範的な少女だったが、ある日、巫女見習の公開修行を見学して、悦虐に目覚める。
――この物語は、20歳の誕生日を目前に控えた大学生の瑠璃が、最後の折檻を受けるため年末に帰省するフェリーの中での回想として語られる。
※PIXIVのリクエストに基づいて書いた作品の初稿です。
例によって、推敲前誤字脱字御意見無用です。
連載完結後に副次的エピソードを補完して校訂したうえでPIXIVに納品。
2026年春にDLsite、FANZA、BookWalker、BOOTHで発売予定です。
ただ、まあ……現役JDの回想ですので「そのときのヒロインは18カロリー?」なんて突っ込まれると。DとFは矢場いかな。BWBは大丈V?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 00:00:00
106060文字
会話率:30%
※ロサージュノベルス様より、2025年6月25日に書籍刊行予定です。
零した涙が宝石に変わるラハム一族。特殊な体質のせいで一族は化け物扱いで迫害されていた。
その族長の娘レイラは瞳の色が不吉だと長らく婚期を逃していたが、ようやく嫁ぐ相手が
決まった。
そんな彼女は輿入れ前のある日、怪我を負った青年サイードを助ける。
看病をする内、レイラは不器用ながらも誠実なサイードに心惹かれ、サイードもまた献身的なレイラへの好意を滲ませた。
――レイラにとっての初恋で、幸せな時間。しかしそれは、突然終わりを告げる。
とある事情でレイラの婚姻話がなくなり、それを聞いたサイードがレイラを連れて帰ろうとしたのだ。
しかし、一族を捨てられずにサイードを拒むレイラ。するとサイードは「化け物がどんな夢を見られると思う」とレイラに冷たく言い放ち……?
迫害された一族の最後の姫と、大国の猛将と謳われる青年の、衝突とすれ違いからはじまる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 21:38:15
197603文字
会話率:33%
毒蛇の姫君である巳影は、その真白い容姿と、誰よりも強い毒を持つことから、神として一族から崇められている。だが、強すぎる毒をその身に持つが故、人に触れる事が出来ない巳影は、何不自由ない日々を送りながらも、どこか虚しさを感じていた。
そんなあ
る日、ほんの気まぐれから生贄として山に捨てられていた死にかけの忌み子の子供を助け、紅蓮と名を与える。
紅蓮と過ごす日々に今までにない喜びを得ていた巳影だったが、紅蓮の存在が蛇王の怒りに触れ、二人は生き別れとなった。
それから百年。
巳影の暮らす社が何者かに襲撃される。
「姫。迎えに来たよ」
紅蓮と同じ髪と目の色を持つ見覚えのない男が、巳影に手を差し伸べるのだが…
ツンデレな世間知らずの姫君と、歪んだ愛を姫に捧げる変態の物語。
※5話まで予約投稿済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 19:20:45
64681文字
会話率:32%
【フランス書院eノワール様より電子書籍化いたしました。】
ーー旦那様は、今日も嫌々私を抱く。ーー
ハークランド伯爵家の厄介者・リコリスは政略結婚で嫁いだ従姉妹のミリアリアが不妊の為、一族の長の命令により側室としてミリアリアの夫、ドレッ
センド公爵・サルバドールに嫁ぐ。
妻を深く愛するサルバドールは、押しつけられた側室のリコリスを疎んじており、リコリスとは月に数度、閨で顔を合わせるだけの冷たい関係だった。
リコリスはただ、子供を産むことだけを望まれ、愛されることもなく、孤独な日々を過ごしていた。
だが、まさかの事態が起こり、リコリスの人生は大きく変化することになる。
※不妊の女性に対する差別的な表現があります。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-19 20:00:00
133286文字
会話率:23%
ごく普通の少女、青桜一羽は16歳の誕生日に母から自分が、人知れず邪悪な妖魔達と戦い世の秩序を守ってきた青桜一族の末裔である事を知らされる。
先祖代々、善なる龍族を統率する善女龍王の加護を受けてきた青桜一族の者はみな不思議な力を持っていた。
そして代々、青桜家の女性は16歳を迎えるとくノ一となるための試練を受けることを義務付けられていた。
一羽も例外なく立派なくノ一となるための試練に挑むこととなった。
その頃、封印されたはずの第六天魔王・魔羅(マーラ)が長い封印の眠りから目覚め人間界の支配を企んでいた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 05:27:16
16495文字
会話率:39%
淫鬼、それは淫らな欲望に飢えた鬼の一族である。
淫鬼の姫、蜜羅の城で今宵も血と淫欲の宴が始まる。
※スプラッタ・残酷描写あります
最終更新:2024-12-29 06:07:38
49593文字
会話率:28%
ポイントで人間の価値を数値化する社会――その頂点に君臨するのは、絶対的な権力を握るエドガワ一族。彼らが築き上げた監視社会では、すべての行動が評価され、少しの不正や反抗すら見逃されない。この村も例外ではない。若き治安維持隊長、カミシキ・フナヨ
シは、自らの野心と忠誠心を胸に、畜農地域の監視を務める。しかし、エドガワ一族の血を一滴受け継ぐ彼でさえ、村の真実には触れることを許されない。保母として“子どもたちの天使”と呼ばれるカサイ、そして通報で炙り出される村人たちの嫉妬と裏切り。その陰で静かに膨らむ反逆の火種――。希望を求めるか、それとも支配の秩序に従うか。隠された思惑が交錯するディストピアで、彼らの選択が社会の運命を揺るがしていく。ようこそ、「ディストピアへ」。監視の目は、常にあなたを見つめている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 02:40:19
1674文字
会話率:28%
かつて滅びた呪いの一族を象徴する色として黒色は忌み嫌われていた。
ルーカスは、もって生まれた黒い髪色のせいで生まれてすぐに両親から捨てられたが、運よくお人よしの院長が経営する孤児院に拾われた。
拾われた先の孤児院で髪の色を隠しながらほそぼそ
と生活していたところ、傷ついた黒猫と遭遇し、保護をしたことがきっかけで、己の生まれを知り運命に抗っていくことになる。
猫になる呪いを受けた王子×呪われた訳あり孤児折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 19:39:04
29160文字
会話率:34%
かつて滅びた呪いの一族を象徴する色として黒色は忌み嫌われていた。
ルーカスは、もって生まれた黒い髪色のせいで生まれてすぐに両親から捨てられたが、運よくお人よしの院長が経営する孤児院に拾われた。
拾われた先の孤児院で髪の色を隠しながらほそぼそ
と生活していたところ、傷ついた黒猫と遭遇し、保護したことがきっかけで、己の生まれを知り運命に抗っていくことになる。
猫になる呪いを受けた王子×亡国の王子折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 18:17:23
20704文字
会話率:31%
橙花(とうか) 17歳 142cm 41kg Aカップ
小さな見た目に違わず非常に身軽で忍としての腕前は一流。
主である猛の側にいる為に同じ高校に通う。
彼氏持ち。
だが、実際は主の事が大好き。
主 (猛)17歳 180cm 72kg
現代まで続く忍一族の頭領...の孫。
だが本人に忍としての才能は1ミリも無い。
親譲りのゴツい体型に反して優しく、橙花や他の忍からも慕われている。
普通にイケメン。
めちゃくちゃチンポがデカく、忍の才能の代わりにセックスの才能だけ受け継いでる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 20:00:00
11871文字
会話率:37%
カルラ 150cm Bカップ
いつもジルの白いシャツのみ着ている。
ブカブカでしっかり隠れる安心設計。
腰まである赤く燃える様な髪をしている。
顔半分が赤黒い竜の鱗に覆われており、右腕や左脚などに竜の特徴が残るなど、不完全な変体をしてし
まった女の子
本来であれば、人と変わらない姿になる筈が半端に変体している上に尻尾は身体に対して不釣り合いな程長大で角も片方しか生えていない。
それが理由か、竜の一族に捨てられてしまった様で彷徨っていた所をジルに助けられた。
当然言葉など喋れなかったが、ジルに教わって覚えた。
ジルが大好き。
ジル 38歳 182cm 98kg
カルラを拾ったおじさん。
元冒険者志望
残念ながら、冒険者にはなれなかったが
身体は今でも鍛えている。
狩りで森に入った所、カルラを見つけ保護。
以来彼女を育てている。
カルラという名前は彼女の赤黒い鱗から名付けた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 20:00:00
8775文字
会話率:37%
ある秋の日、何でも屋の滋ヶ崎康弘の庭に落ちてきたのは、やたらと態度のでかい神官だった。
お人好しの半ニートと、ツンデレポンコツ神官(Ω)の日常。
不定期で更新していきます。
滋ヶ崎康弘:お人好しだが頭と口が悪いので概ね行動がモラハラ。人
権と倫理という言葉をご存知ない。デリカシーは前世に置いてきた。
マルコシウス:情緒不安定ツンデレΩ。異世界から来た。何かとイキってきて他人を見下しがちだが打たれ弱い。
雨宮祝:竜神を祀る一族。博愛主義。たのしいこと、きもちいいこと、きれいなものが好き。ろうどうは嫌い。
※カクヨム・アルファポリス・エブリスタにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 00:10:16
90431文字
会話率:55%
家族間での性行為は当然だと常識改変された一族の淫らな日常。
最終更新:2025-01-17 01:39:57
27370文字
会話率:53%
王命で猿神退治に出た20代後半の屈強な将軍が猿神に見初められ、妖術で無理やり手篭めにされ妊娠出産嫁入りを強要されて…みたいな伝奇エロ小説です。
一族繁栄を企む猿神×正義感の強い愛妻家の若き将軍の古き善きコテコテな感じの異種姦夫婦BLで、受け
と攻めが殺し合うけど最終的には結構ラブラブめです。
pixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 20:00:00
56932文字
会話率:35%
名門一族の家に生まれた主人公の少年だが、ある日を堺にその人生は一変してしまう。
約束された輝かしい未来は潰え、少年は社会の闇に呑み込まれて地獄の日々が始めるのだが、何もかもに諦めがついた頃、少年はある男と出会い……
最終更新:2025-01-04 16:49:57
29959文字
会話率:30%
ほのぼの系です。
大きいお姉さまが多いです。
とある街、かつて戦役と疫病により、男が途絶えそうになった。
その地を統べる女天狗は、代々精強な男児を輩出する「膳立家」に「一族が果てんとする時、この地の女は貴様らを求める」と呪いをかけた。
時は流れて現代、天涯孤独の高校生「膳立 千」は、家の掃除で呪いの封印を解いてしまい……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 21:11:10
90347文字
会話率:19%
ただ一人と望む后は、自らの手で狩る──。
皇帝の策に嵌り、後宮に入れられた元侍従の運命は……。
母の故国での留学を半ばで切り上げ、シェルは帝都の大公邸に戻っていた。
若き皇帝エーヴェルトが、数代ぶりに皇后を自らの手で得る『后狩り』を行うと
宣言し、その標的となる娘の家――大公家の門に目印の白羽の矢を立てたからだ。
古の掠奪婚に起源を持つ『后狩り』は、建前上、娘を奪われる家では不名誉なこととされるため、一族の若者が形式的に娘を護衛し、一応は抵抗する慣わしとなっている。
一族の面子を保つために、シェルは妹クリスティーナの護衛として父に呼び戻されたのだ。
嵐の夜、雷光を背に単身大公邸を襲い、クリスティーナの居室の扉を易々と破ったエーヴェルトは、皇后に望む者を悠々と連れ去った。
恐ろしさに震えるクリスティーナには目もくれず、当身を食らい呆気なく意識を失ったシェルを──。
◇◇◇
■他サイトで先行掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 00:00:00
63436文字
会話率:27%
<お知らせ>
電子書籍化(本編:約2万字分を加筆修正、後日談:約2万字を書き下ろし)の規約に従い、2023年11月20日に本編を削除しました。
以降は、電子書籍に含まれない短編のみが閲覧可能となります。
悪しからずご了承ください。
電子書
籍は、Amazonで公開しています。
Kindle Unlimitedの対象ですので、よろしければご覧ください。
<a href="https://twitter.com/OtowaNatsumi/status/1743211081542357445">恋する変温動物</a>
◇◇◇
外温性を持つ人類──つまり変温動物のヒトである御堂類は、試練の日を迎えていた。
特殊な生態を持つ希少種として、一族に手厚く庇護されて生きてきた類は、二十歳の誕生日に家を出て自立したいと、一族の当主である祖母に願い出ていたのだ。
頭ごなしに反対されることを覚悟していた類だったが、ある条件と引き換えに、家を出ることを許される。
条件──指定の場所で一カ月間ある人物と過ごし、自立して生きていくのに十分な能力があると証明し、認めさせること。
それをクリアできれば類は自由を手に入れ、失敗すれば家に連れ戻されるのだ。
二十歳になったその日、緊張と期待に胸を膨らませる類の前に現れたのは、高梨治也。
冷血動物のように冷たい目をした、しかし熱い肌を持つ運命の男だった――。
クールな冷血動物と健気な変温動物の、温度差溺愛コメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 19:07:47
5748文字
会話率:32%
――最高の布を織るためには、機織り女は、男を知ってはならない。
師匠でもある亡き祖母から、強く言われて育った里珠。
その言葉通り、十八になるまで、男も知らず、ただひたすらに機織りに熱中していたのだけど。
ある日、里珠の家の庭に落ちてきた男
。如飛。
刑吏に追われていた彼に口づけられ、激しいめまいのような、嵐のような情動に襲われる。
けれど、それは一瞬のことで。もう永遠に彼には会わないと思ってたのに。
――面を上げよ。
いきなり連れてこられた皇宮で。里珠を待っていたのは、如飛。
彼は、この国の新しい皇帝で。自分を支えてくれる〝陰陽の乙女〟を捜していた。
代々皇帝の一族は、庶民にはない魔力を持って国を治めていて。その膨大な魔力を維持するためには、身の内にある陰陽を整えなくてはいけなくて。乙女は、皇族と交わることで、陰陽の均衡を保つ存在。
ゆえに、乙女なしに、皇帝には即位できず、如飛は、自らの乙女を必要としていた。
「別に、お前をどうこうしようとは思っていない。ただこの後宮で暮らしてくれればよい」
そう、如飛は言ってくれて、里珠のために、新しい機と糸を用意してくれるけど。
(本当に、それだけでいいの?)
戸惑う里珠に、重ねて如飛が言う。
「愛してもないのに交わるのは、互いに不幸になるだけだ。俺は、国のためだけに誰かを不幸にしたくない」
里珠を想うからこそ出た言葉。過去にいた、悲しい乙女を知っているからこそ、如飛は里珠を不幸にしたくなかった。
それらすべてを知った里珠は、如飛の危機に駆けつけて――?
街の機織り女と力を操る皇帝の、真っ直ぐ一途な恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 17:00:00
89369文字
会話率:29%
――別れてくれ。
結婚式まであと一ヶ月足らず。
突然呼び出してきた婚約者、紀藤の傍らには、なぜか泣き続ける妹、紅愛。
――こめんなさい。お姉ちゃん。紅愛、紀藤さんのことが好きになってしまったの。
紅愛のお腹には赤ちゃんがいて。
ようするに、
私、但馬祥子は、妹に寝取られ、婚約破棄の末に棄てられた。
(こうなったら、ヤケよ、ヤケ!)
あいつのためにと作ってた仕事の資料とかなんとか、全部デリートしてやる! 私がいなくなって、せいぜい困ればいいんだわ!
まるで不幸の雪だるま。ヤケを起こしてた私に、「大丈夫ですか」と声をかけてくれた人、新崎穂積くん。
庶務課の新米、後輩の彼とはそれほど接点はなかったんだけど。
――祥子さん、よければ僕の婚約者兼秘書となってくれませんか?
聞けば、新崎くんは創業者一族で、現社長の弟。副社長に就任する自分を秘書としてサポート、そして仕事に集中するため、見合い避けの見せかけ婚約者になって欲しい――んだとか。
――契約期間中の住居はご用意いたします。男女のそういうこともいたしません。
結婚がご破算になって、住むところもなくなって。
「わかりました。契約、引き受けましょう」
ってことで、始まった契約偽装婚約、同居生活。
一生懸命、秘書として、ニセ婚約者として彼に尽くすのだけど。
――好きです、祥子さん。
いつの間にか、新崎くんとの関係が、甘いものへと変化していき?
不幸の雪だるまに訪れた、甘く幸せな初冬の恋の物語。
※ この作品は、PIXIVさまと、アルファポリスさまにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-02 18:00:00
91426文字
会話率:39%
サブタイトルは「愛はどんな魔法よりも恐ろしい」。
Pixiv様にてランキング入りしました!ありがとうございます!
2022/02/22[小説] R18女子に人気ランキング 24位
2022/02/22[小説] R-18デイリーランキング
59位
2022/02/23[小説] R18女子に人気ランキング 65位
2022/02/23[小説] R-18デイリーランキング 36位
ノア・スペンサー……魔法保安局長官。 純血(ステラ)。 超エリート一族、スペンサー家の現当主。 溺愛しているソフィアが急に姿を消したことにより、彼の愛は急激に狂っていった。 彼の相棒である使い魔の鷹が常に彼女を監視している。
ソフィア・ベネット……両親とも一般人(ノルマル)という生まれながら、第三級魔法執行官まで登り詰めた努力家。 愛の重たい元カレから逃げ出したが、いつかは捕まるのだろうと内心どこか諦めている。
ーー
*合言葉は溺愛、執着、寵愛、狂愛!
*♡喘ぎ
*人様の地雷に全く容赦がありません。
なんでもオッケー!な方はぜひお楽しみください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 03:17:06
13556文字
会話率:44%
黒魔術の使い手による黒い爪、魔術発動時の赤い目。華々しいオモテ社会とは別の顔を持ち、闇を統一する役割を担うスオウ一族は悪魔の一族と呼ばれている。
病弱で表舞台に現れない長男ルカ。次男エイトが次期当主と世間では噂され、スオウの従者家系で
天才黒魔術の使い手ジンはエイトの下につくと考えられていたが...。
※独自設定、世界観でお届けしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 20:33:24
63612文字
会話率:43%
氷属性を操るフロスト一族唯一の生き残りラン。雷と風を操るデュアル属性の天才公爵アレンに引き取られ7年経つ。成人を迎える事を機にアレンの幸せを願って離れようとするが...。
設定にふわついたところがありますので、どうかふわっと読んでくだ
さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-02 16:22:00
17875文字
会話率:34%