零した涙が、瞳の色の輝石に変わるラハム一族。特殊な体質のせいで一族は化け物扱いで迫害されていた。
その族長の娘レイラは瞳の色が不吉だとされ長らく婚期を逃していたが、ようやく嫁ぐ相手が決まった。
まだ見ぬ相手を想い、幸せな未来を夢見るレ
イラ。そんな彼女は輿入れ前のある日、怪我を負った青年サイードと出会う。一族に隠れて彼の看病をする内、レイラは少しずつ彼に心惹かれ、彼もまたレイラへの好意を滲ませた。
穏やかで幸せだった時間はしかし、突然終わる。
とある事情でレイラの成婚話が中止となり、それを知ったサイードはレイラを連れて帰ろうとする。だがレイラは一族を捨てられずにサイードを拒み、二人の間の空気が凍る。サイードは「化け物がどんな夢を見られると思う?」と言い、レイラの夢を叩き壊した。
迫害された一族の最後の姫と、大国の猛将と謳われる青年の、衝突とすれ違いから始まる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 14:42:30
17690文字
会話率:37%
新年二日目の夜は姫初めである。
いつの頃からか、この国では国王と王妃の姫初めの結果が国の盛衰と深く結びついていると言われるようになった。
姫初めで国王と王妃が深く結びつき互いに歓びを感じれば、五穀豊穣が約束され国は繁栄する。逆に国王と王妃の
一方が不満を覚えれば、人々は飢え国は衰えると。
だが、今の王と妃の姫初めは結婚以来うまくいかず、凶作が続いていた。
不満を持った人々が城の前に押し掛ける事態となり、王は今度うまくいかねば妃に離縁すると言う。
そして迎えた姫初めの日、大事件が起きる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-12 17:17:48
18568文字
会話率:45%
スフィアが生まれたとき、氷の精カインは彼女にまじないをかけた。スフィアの命を救う代わりに、いつか自分と精霊界に帰ると。
乳母のように甲斐甲斐しく仕えるカインが、スフィアはずっと恐ろしかった。
滅びゆく種族の最後の姫として、スフィアが選んだ道
とは?
天使の末裔と彼女に仕える男精、二人を囲む幻想譚。
7/6、改稿完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-06 16:43:38
7462文字
会話率:3%
ロザリアは旧王家の最後の姫。旧王家は残虐な嗜好を持つ反面、性欲がほとんどなく、ロザリアもその特徴を受け継いでいた。
隣国の王アシュレイに無理やり妃にさせられ、氷のように心を閉ざしていたロザリア。
そこに生き別れた兄王子ジルが現れて……。
※
近親相姦回避のための努力を放棄しています。
※メリバ風味。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-01 13:41:03
18977文字
会話率:29%
この小説は、かわはらしん先生のピクシプ投稿絵[R-18]今年の終わりは・・・ | 兄猫(かわはら しん) #pixiv http://www.pixiv.net/member_illust.php?illust_id=32482112&a
mp;mode=medium
の絵にインスピレーションを受けた私がかわはらしん先生の許可をもらって小説化した二次創作
『便女○学生美雪の人生最後の姫始め』
https://novel18.syosetu.com/n7111ds/
の続編になります。
○学生を肉便器調教するというガチエロ話なので注意。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-02 00:38:19
9765文字
会話率:28%
この小説は、かわはらしん先生のピクシプ投稿絵[R-18]今年の終わりは・・・ | 兄猫(かわはら しん) #pixiv http://www.pixiv.net/member_illust.php?illust_id=32482112&a
mp;mode=medium
の絵にインスピレーションを受けた私がかわはらしん先生の許可をもらって小説化した二次創作です。
○学生を肉便器調教するというガチエロ話なので注意。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-05 22:00:00
9009文字
会話率:31%
――俺はお前を妻にするためにここに連れて来た。
これは、大陸最大の帝国を治める皇帝と国を亡くした最後の姫が優しさに辿り着くまでの話。
最終更新:2016-10-10 17:02:41
28353文字
会話率:40%