今宵は城で開かれる舞踏会の日。次期国王であるステファヌ王子の妃探しも兼ねていると囁かれ、貴族の娘たちは皆浮き足立っていた。
中流貴族の娘であるイリスもまた、家の繁栄のためになんとしてもステファヌを射止めなければと意気込む。ステファヌの弟・
アルベールの後押しもあってステファヌにアプローチを試みるが、あっさりと撃沈してしまった。さらにはステファヌが見慣れぬ娘と仲睦まじくしているのを目の当たりにしてショックを受けるイリス。そんなイリスを慰めるように踊りに誘うアルベール。そのおかげでイリスの気も少し紛れたが、急な踊りのせいなのか少しバテてしまう。
気分のすぐれないイリスを心配してか、アルベールは半ば無理やり来客用の部屋へと連れていく。イリスはステファヌたちに後ろ髪を引かれながら、アルベールに連れられるまま会場をあとにするが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 17:10:18
14437文字
会話率:65%
森島さつきは歌舞伎町で働く元ヤン風俗嬢。ある夜事故に巻き込まれ死んだと思った矢先、目覚めたら大正時代の貴族の令嬢に大転生。小平幸子という名で公家の淑女として第二の人生を送るが、時代錯誤と慣れない上流社会の中でトラブルの連続。しかし優しい両
親やばあやに囲まれ、荒んだ家庭で育った過去を忘れて温もりのある毎日を過ごす。女学校でのスクールカーストやスパルタ教師もぶっ飛ばす破天荒な幸子の噂は大名上がりの超高級貴族の間でも広がり、徳川家所縁のセレブ侯爵が主催する舞踏会に招待される。そこで出会った2つ年上のイケメン、松巌寺正臣との出会いがさつき改め幸子の運命を翻弄していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 17:41:03
31595文字
会話率:48%
あらすじ
先代王の庶子として産まれたクリスティーナは、王宮北の小塔に五年もの間幽閉されていた。
叔父である当代国王に、執拗に苛め抜かれる日々を耐えるクリスティーナ。
外へ出ることすら絶望していたある日――見知らぬ王子がクリスティーナ
を迎えに現れた。
それは、隣国の凛々しくもどこか荒々しい王子、レスター・キャリアスト・アーベルだった。
心には密かに淡い初恋を抱く人がいるのに、レスター王子と婚姻して子を生(な)せと命じられ……。
王子の激しい愛撫に肉体を奪われる日々が始まるのだった――。
---
展開はゆっくりめなのですが、大丈夫な方はぜひお付き合いください!
プロローグのところにキャラ紹介画像を添付してありますので、もしよろしければご覧ください。
キャライラストはココナラさんでAkira_あきら様にお願いいたしました!
本作は全編で12万字超の長編です。
R18該当シーンが入るところには★マークをつけております。
目次
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プロローグ
1.塔の上にしまい込まれた乙女
2.真夜中の訪い、初めての恍惚
3.胸に秘めた、甘い追憶
4.二度目の恋の始まりは、荒々しく
5.秘密の求婚
6.眩い舞踏会の夜に
7.悲しき愛の誤解
8.二人の真実
エピローグ
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本作は電子書籍版とPDF版をpixivのBOOTHにて出品しております。
表現の微修正等は行いましたが、ほぼ内容はこちらで公開しているものと同じですので、もしご興味を持ってくださる方がいらっしゃいまいたら、コンテンツ購入というよりかは、買い切り版のPixivのFANBOXのような感じで、書き手の活動を支援するというような気持ちで購入を検討していただけたら幸いです。
https://tamamizuhihina.booth.pm/items/5774514
6/22追記:あらすじの誤字修正をいたしました! 誤字を教えてくださった方、ありがとうございました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-26 23:28:18
130090文字
会話率:30%
色欲の悪魔であるエルザと眷属のシドは伯爵夫妻のふりをして王国で暮らしていた。ある日、舞踏会に招待されたエルザとシドは、王に正体を見破られ、兵士に取り囲まれてしまう。悪魔の血肉を食べると不老不死になる。そんな噂を信じて疑わない王に、エルザとシ
ドは呆れながらも説得するのだった。エルザとシドの出会いも楽しんでいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 16:45:05
15673文字
会話率:50%
男好きで宮廷に広く知られる伯爵家次男のイヴが、ある日、遠縁の友人と舞踏会に参加すると、そこで大学の同輩である男爵家子息ユリスの姿を見付けた。
以前にユリスから冷たい言葉を投げかけられていたイヴは、意趣返しをしようとそこでユリスにもう一度声を
掛ける。
しかし、ユリスの反応は以前とまったく違い、イヴに対して好意的に見えた。
・男爵家長男ユリス×伯爵家次男イヴ
・受けが攻め以外と肉体関係を持っている表現があります(直接的な描写はありません)
・性描写を含むページにつきまして、各ページ先頭に※表記をしておりますので、適宜ブラウザバックをご使用下さい折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 00:00:00
101980文字
会話率:46%
十八禁乙女ゲーム『ティータイム・ロマンス』の悪役令嬢に転生し、生きること十八年。いろいろと足掻いてはみたものの、あっさりと舞踏会で婚約を破棄されて王太子に捨てられた。これからは粛々と平民として田舎で生きようと誓ったクロエの前に現れたのは、な
んと、国を脅かす魔王。
穏やかな生活を所望するクロエを連れ去った魔王ギデオンは、訳あって「人間の女から閨の教育を受けたい」と言い……
◇三ヶ月という約束で夜伽契約を結んだ二人の行く末
◇体格差、異種姦、段々壊れるモラルなど
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 07:40:29
107579文字
会話率:45%
王太子であるレオンハルトに仕えているオリヴァーは、その傍らでにっこりと笑みを浮かべている女性を見て、どうにも危機感を感じていた。彼女は、主様に婚約者がいると知っていてわざわざ恋仲になったような女性であり、たくらみがあることは明白だった。
しかし、そんなことにはまったく気がつかないレオンハルトはいつもの通りに美しい言葉で彼女を褒める。
レオンハルトには今日デビュタントを迎える立派な婚約者のエミーリアがいるというのに、それにはまったく無関心を決め込んでいた。
頑ななその姿勢が何故なのかは、オリヴァーもわからなかったけれども、転生者であるオリヴァーはどこかこんな状況に既視感があった。それはネットで流行っていた痛快な小説であり、婚約者を裏切るような王子は破滅の未知をたどることになる。
そういう王子は、何故か決まって舞踏会で婚約破棄を告げるのだが、まさかそんなことになるはずがないだろうと考えているうちに、レオンハルトの傍らにいる女性が彼を煽り始める。
それを皮切りに小説のような破滅の道をレオンハルトは進み始めるのだった。
七万文字ぐらいの小説です。主従ものです。もちろん主人公が受けです。若干SMっぽい雰囲気があります。エロ度高めです。
BL小説は長編も沢山書いてますので文章が肌に合ったらのぞいていってくださるとすごくうれしいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 20:09:48
68694文字
会話率:36%
クローン同士でより優れた子供を残すために乱交する話
2019-07-12pixivに投稿したもの。
最終更新:2024-01-28 21:13:57
1627文字
会話率:35%
※1/5より2部連載開始します。手元で完結済み。一日2話更新予定です。2部はハッピーでウキウキで浮かれポンチな新婚旅行のお話です。よろしく願いします!!
※1/17 第2部完結しました!
出世できないことで有名な近衛騎士団・第五部隊の隊
長を務めるヴィル・ハーバーは、その熱すぎる性格から同僚に疎まれ、女性にもモテず、ちょっぴり寂しい独身ライフを送っていた。しかしある時、舞踏会で婚約破棄を宣言された伯爵令嬢フェリアを助けたことから全ては一変して――。
モテない熱血騎士の元に、美しすぎる“悪役令嬢”が嫁いできたことから始まる、ハッピーでウキウキで浮かれポンチな新婚生活のお話。
悪役令嬢と熱血騎士が夕日に向かって走る、王道の溺愛物語です。
※但し、熱血騎士の夜は……。
・乙女ゲームの世界ではありません。
・昭和のスポ根ノリの熱血です。
※6/30にフェアリーキス様より書籍化されました。応援いただきありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-17 17:44:03
243863文字
会話率:31%
【 本編完結済 】これは、政略の駒だった少女が、意地と誇りをかけて祖国を守り、初恋を叶える話。
ファンデール国王の妹・エレーヌは、恋を知らないまま結婚相手が決まった。相手のエルドラード国王とは親子ほど歳が離れている。
エルドラード国王を主賓
に招いた舞踏会で、エレーヌは異国の少年と出会う。ファンデール王妃の弟・マクシムである。エレーヌは十二歳、マクシムは十八歳であった。
歳月を重ねるうちに二人は惹かれ合うが、既にエレーヌは結婚が決まっており、マクシムもいずれ帝国に帰る身の上である。決して届かぬ想いと、二人は自身の感情を押し殺す。
エレーヌは嫁ぐ日まで故国のためにできることを一つずつやると決め、マクシムは荒れ果てた異国に実りを取り戻すべく奔走する。
やがて、革命の歯車が回り出し、二人は窮地に陥る。国難を乗り越えた先、二人の想いが運命に変わる。
ロミジュリ風味の純愛×ヒストリカルでハッピーエンドをお約束します。
★一部全年齢からR15表現に直しているところがあります。
★濡れ場やR18描写は、ヒロイン成長後になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 21:00:00
147174文字
会話率:47%
【 本編50話・毎日更新 】これは、政略の駒だった少女が、意地と誇りをかけて祖国を守り、初恋を叶える話。
ファンデール国王の妹・エレーヌは、恋を知らないまま結婚相手が決まった。相手のエルドラード国王とは親子ほど歳が離れている。
エルドラード
国王を主賓に招いた舞踏会で、エレーヌは異国の少年と出会う。ファンデール王妃の弟・マクシムである。エレーヌは十二歳、マクシムは十八歳であった。
歳月を重ねるうちに二人は惹かれ合うが、既にエレーヌは結婚が決まっており、マクシムもいずれ帝国に帰る身の上である。決して届かぬ想いと、二人は自身の感情を押し殺す。
エレーヌは嫁ぐ日まで故国のためにできることを一つずつやると決め、マクシムは荒れ果てた異国に実りを取り戻すべく奔走する。
やがて、革命の歯車が回り出し、二人は窮地に陥る。国難を乗り越えた先、二人の想いが運命に変わる。
ロミジュリ風味の純愛×ヒストリカルでハッピーエンドをお約束します。
★一部全年齢からR15表現に直しているところがあります。
★濡れ場やR18描写は、ヒロイン成長後になります。
★このお話はカクヨム、小説家になろうにものせています。
☆毎日三話(6時・12時・18時)更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 19:00:00
147198文字
会話率:47%
シュバルデーツ王国の侯爵令嬢のサブリナには魔法師のアイヴァルという婚約者がいる。
ある大舞踏会の夜サブリナが一人でいるとクロイという魔法使いに会う。彼はサブリナの前世でサブリナに拾われた猫だという。前世を覚えているサブリナは喜ぶが、そんな時
婚約者のアイヴァルは怪しい行動をとっていた。
クロイにはやらなければいけないことがある。それは未来でサブリナが処刑されるのを防ぐことだ。
未来ではクロイとアイヴァルが処刑されたサブリナを救うために時間を戻そうとした。しかしその魔法を失敗してしまい、クロイだけが4000年前に飛ばされてしまう。そこでサブリナの前世である里奈に猫の姿で拾われたのだ。
そして4000年後、クロイはサブリナの処刑の原因となったエルシュタイン国の王太子アルブレヒトに会い、その行動をとらないように言う。
一方、シュバルデーツ王国には魔法石という電気を発する石がある。これは2000年前の文明の遺跡だ。この魔法石の副産物として暗黒の魔石という石があり、この石を利用してこの世を滅ぼそうとする人物がいた。
実はこの人物がサブリナ、アイヴァル、アルブレヒトの運命を狂わせた張本人だったのだ。
※完全フィクションです
※日本という国名が出てきますが実在の日本ではなくフィクション上の星の日本です
※舞台は全て同じ星でおこる生まれ変わりの話です
※初めての投稿です。どうかおてやわらかにお願いします
※誤字報告ありがとうございます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 06:00:00
136719文字
会話率:42%
王侯貴族による議会が権力を持つ国、メルステラ。体面を重んじる貴族たちの折衝は裏で行われ、その糸口となる舞踏会に卓越した技量の者を送り込む「代理姫(シャドレ)」制度が花開いていた。
代理姫として成り上がることを夢見て王都へとやってきたユー
キは、新興貴族のニコラと出会い、彼に協力することに。
それから彼女は名門貴族であるアルフォンスに接触するため、より大きな舞踏会に参加するが、エレオノールというライバルの存在に、力不足を痛感させられる。
しかし、それでもあきらめないユーキのことを、アルフォンスが妙に気にかけてきて……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 22:02:27
94691文字
会話率:41%
世の中、溺愛が流行っている。ダフネは無表情な婚約者に不満はないが、周囲のような愛を囁き合う恋人たちにほんの少し憧れる貴族令嬢。そんなある日、婚約者のルーカスが見たことのない優しい表情でご令嬢と話しているのを見かけ、自分は二人の邪魔者になって
いるのではないかと、婚約解消を考えるようになる。そんな中、舞踏会で出会った訳アリの侯爵子息と友人になったダフネは、ままならない恋に悩む友人のために当て馬として頑張ろうと決意するが……。
お互いが相手を想うあまり少しずつすれ違っていた二人の、ハッピーエンドの物語。
ゆるふわで可愛いお話を目指したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-16 12:00:00
52068文字
会話率:51%
王位を継がなければならなくなった皇家の王子、フレッド・アルスター。
彼は、舞踏会の夜に運命的な出会いをした【ガラスの靴を履いていた淑女】を探すべく、
唯一の手がかりであるガラスの靴を持って旅に出ていた。
ふらりと偶然寄った辺境村
の娘【ミンクス】と出会う。ガラスの靴を履くことはできなかったが、
ミンクスはまったく諦めてくれず、しつこく追いかけてくる。
「――私を王子の花嫁にしてください!」
村を出ても、延々、ミンクスはしつこく追いかけてきた。
(王子と村娘ミンクスの織りなすファンタジー世界のエッチ小説です☆)
登場人物)
フレッド・アルスター:アルスター家の次男だったが、急遽、王位継承をすることになった。26歳の真面目なひと。
ミンクス・ルミナス :辺境村の極貧娘。22歳。ガラスの靴を履ける女性を探すフレッドと出会い、靴は履けなかったが、しつこく彼を追いかけてくる。(子供の頃のニックネームは『泥棒猫ちゃん』)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-04 13:25:00
16860文字
会話率:50%
――どこかで聞いたような物語。
急遽、王位を継がなければならなくなった皇家の王子、フレッド・アルスター。
彼は、舞踏会の夜に運命的な出会いをした【ガラスの靴を履いていた淑女】を探すべく、
唯一の手がかりであるガラスの靴を持って旅
に出ていた。
ふらりと偶然寄った辺境村の娘【ミンクス】と出会う。ガラスの靴を履くことはできなかったが、
ミンクスはまったく諦めてくれず、しつこく追いかけてくる。
「――私を王子の花嫁にしてください!」
村を出ても、延々、ミンクスはしつこくしつこく追いかけてきた。
王子と村娘ミンクスの織りなすファンタジー世界のエッチ小説です☆
(登場人物・紹介)
【フレッド・アルスター】:アルスター家の次男だったが、急遽、王位継承をすることになった。26歳。
【ミンクス・ルミナス】 :辺境村の赤貧娘。22歳。ガラスの靴を履ける女性を探すフレッドと出会い、靴は履けなかったが、彼の後ろをついてくる。
※)前半ストーリーパート、後半エッチパートの構成となっております☆
どうぞ、よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 21:05:57
16860文字
会話率:50%
1月31日よりめちゃコミック様よりコミカライズスタートします。
あらすじ
華族令嬢の九条凛子は、
わけあって、世間の目から隠れるように暮らしていた。
そんな折、父に連れていかれた舞踏会で
実業家で成金の相楽と出会う。
緩やかに家が没落して
いく中、
相楽は凛子に囁く。
「自分のものになりさえすれば、家を助ける」と。
相楽の傲慢な言動に戸惑いつつ
凛子は家のために求婚を受け入れる。
過去の事件から誰にも心を開けない凛子だったが
夜毎愛を囁かれ、体を重ねるうちに気持ちが揺らいでいく。
一方の相楽にもなにやら秘密があるようで──。
愛のない政略結婚と思いつつ、
凛子は夫への恋心が抑えられなくなっていく。
登場人物
九条凛子(くじょうりんこ)
18歳。
華族令嬢。
過去に巻き込まれた事件から
心を閉ざして、自分の殻にこもっている。
相楽遼介(さがらりょうすけ)
30歳。
労働者上がりの平民だが、
第一次世界大戦による軍需景気によって
成り上がった野心家。
不遜な言動で凛子を困惑させる。
悪人は出てきますが、わかりやすいざまぁはありません。
シリアスで谷の部分も多いですが、
最後まで読んでシリアス特有のカタルシスを味わって頂ければ幸いです。
他サイトにも載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-02 21:28:30
104879文字
会話率:38%
──体は許しても心だけは許さないそう決めていたのに。いつしか身も心も囚われていた。
華族令嬢の九条凛子は、
わけあって、世間の目から隠れるように暮らしていた。
そんな折、父に連れていかれた舞踏会で
実業家で成金の相楽(さがら)と出会う。
緩やかに家が没落していく中、
相楽は凛子に囁く。
「自分のものになりさえすれば、家を助ける」と。
相楽の傲慢な言動に戸惑いつつ
凛子は家のために求婚を受け入れる。
過去の事件から誰にも心を開けない凛子だったが
夜毎愛を囁かれ、体を重ねるうちに気持ちが揺らいでいく。
一方の相楽にもなにやら秘密があるようで──。
愛のない政略結婚と思いつつ、
凛子は夫への恋心が抑えられなくなっていく。
登場人物
九条凛子(くじょうりんこ)
18歳。
華族令嬢。
過去に巻き込まれた事件から
心を閉ざして、自分の殻にこもっている。
相楽遼介(さがらりょうすけ)
30歳。
労働者上がりの平民だが、
第一次世界大戦による軍需景気によって
成り上がった野心家。
不遜な言動で凛子を困惑させる。
完成済なのでさくさく更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 21:03:25
2778文字
会話率:11%
万聖節前夜祭〈ハロウィン〉が近付くと、王都では夜な夜な仮面舞踏会が催される。
貴族たちの夜会に華やぎを添えるために呼ばれる、仮面をつけて着飾った高級娼館の男娼たち。その一人である『孔雀』は、ある夜、広間の向こうから自分を見つめる謎めいた青年
に気付き……。
◆青年紳士×男娼折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 21:03:27
8287文字
会話率:45%
没落貴族の令嬢マデリーヌは親の決めた顔も知らない婚約者と結婚させられようとしていた。
そんなある日、舞踏会の夜出会った仮面の男とひとときの逢瀬を経てマデリーヌは男への想いを募らせていく。しかし婚約者の正体がノスフェラトゥと恐れられる怪人伯爵
だと知ってしまい――!?
アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 00:00:00
71304文字
会話率:32%
ある理由から家族と離れ、田舎での暮らしを続けてきたキーウォン家のお嬢様、ロア。
彼女は学校で開催される舞踏会に出席すべく、冴えない田舎男の従者、イズを舞踏会のパートナーにすることに決めた。
他に若い男がいないから、という理由だけで選んだ従者
をどうにかして結婚を控えた恋人に仕立て上げようと頑張るロアと、渋々付き合うイズ。
ただそれだけの間柄だったはずが、徐々に二人の関係は形を変えていき、そのうえイズにはただの従者らしからぬ一面があるようで…
世間知らずのやや強引めのお嬢様と、それに振り回される従者の話です。
序盤のみエセ田舎言葉がでてきますので苦手な方はご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-06 20:00:00
40723文字
会話率:35%
○完結しています。文庫1冊くらいの長さ(123,875文字)8/27から毎日21時更新。
10/5で、完結しました。
村で唯一の宿屋食堂『青鹿亭』で働くレオ(12歳)は、オーナーの娘デイジーに乞われ、村で開かれる『アフタヌーン・ダンス
パーティ』に参加することになった。
春秋と、年に二回開かれるこのダンスパーティは、18歳未満の未成年は、男女逆転の仮装をして参加することで、参加費が無料になる。
同居する祖母(本当は、亡き母の乳母)に許しを得て参加したレオ(本当は、子爵令嬢であった、14歳のエレオノーラ)は、このダンスパーティに参加したことで、運命が動き出すことを知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-05 21:00:00
123919文字
会話率:38%
ロザリーは、16歳という「社交界にデビューする年齢」なのに、同い年の従姉妹であるイヴのシャペロン(レディの付き人)として、舞踏会に同行しては、貴婦人に付き添う侍女などと一緒に召使い役をやらされていた。
ロザリーは、従姉妹イヴリーンの母
親であるデリア夫人の妹の娘だったが、早くに両親を亡くしたため、伯母の嫁いだバルタフェット子爵家に引き取られていたのだ。
ある日、イヴに、
「今晩の仮面舞踏会に、急に欠席することになったから、その届けを出してきて」
そう命令され、宛名の相手に直々に届けるように言われて赴く。
令嬢の控え室に案内されたロザリーは、
「イヴの身代わりは、このシャペロンだそうよ!」
突然に丸裸にされ、ベリーダンサーの衣装に着替えさせられて、一人きりで、仮面舞踏会の場に放り出される。
露出の多い仮装のせいで、娼婦と思い込まれてロザリーは、男性たちに追いかけられる。
逃げるロザリーは、人にぶつかってしまう。
その背の高い男性に「助けて」というロザリーに、彼は突然キスをする。
そして、迫りくる男性たちに「私が呼んだ相手だ」と言い、追い払ってくれた。
同行人の婦人(母方の叔母)を呼んで、ロザリーを託した。その男性は、社交界のシーズンが始まってすぐの頃に見た、若い女性の憧れの「素敵なマックス」と、陰で呼ばれている男性であり、ロザリーが秘かに憧れている人だった。
彼の事が忘れられないロザリーに「縁談が有るから、社交界に出す」デリア伯母が突然に言い出す。
自分のシャペロンが、社交界デビューという、同じ立場になるのが許せないイヴは、ロザリーの舞踏会用のドレスづくりに難癖を付ける。
翌日、ドレスメーカーに赴いたロザリーは、仮面舞踏会で助けてくれた、マックスの叔母、アグネスと再会する。
ロザリーの母は、アグネスの学生時代の大親友だったことが分かる。
そして『美貌のシャペロン』と陰で男性に呼ばれているロザリーを、作家であるアグネスは、小説のネタに出来ないかと取材していたのであった。
ロザリーに来た縁談は、ロザリーの母が断った、因縁の相手、その本人だった。
亡き親友の忘れ形見を幸せにしなくては!
アグネスが、ロザリーに選んだ相手は、信頼する甥のマックスだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-28 22:00:00
135542文字
会話率:39%