*完結しています。
文庫本一冊くらいの長さです。
4月26日(金)、夜9時20分から、毎晩、1話ずつ公開します。
十六歳を目前にしたある日、サフィラは、父であるバイゼラード公国の公主に呼ばれる。
「おまえの輿入れが決まった」
しかし、その相手が、誰もが憧れる大国、ハランディニアの王である、ユジェイディーンだと知らされると、玉座の間に同席していた、父の寵妃たちと、その娘である、腹違いの姫たちが、
「選ばれたのが、なぜ、私ではないのですか?」
と騒ぎ出す。
戦上手の王は「美しい獅子王」との名の高い美丈夫であった。
セフィラの亡き母は、
『王家の血筋を引いているなら、男ならアルファが、女ならオメガが生まれる』
と言い伝えられている、今は亡きユイセラン聖国の、唯一嫁いでいなかった末の姫であった。
「花嫁としての輿入れは、公国の姫としての名誉のためだ。本当は人質として赴くのだ」
生みの母を失った後、オメガとして、蔑まれて生きてきたセフィラは、誰もが望む、美しきアルファ王の元へと身を移す。
ハランディニア国からの迎えの一行は、心優しく仕えてくれた。
しかし、国入りした直後、その一行から引き離されたセフィラは、無理矢理に風呂に入れられ、髪もまとめることなく、頭に袋をかぶせられて、玉座の間に連れていかれる。
大勢の人の気配の有る広間で、頭の袋を取り払われる。
我が身を見たセフィラは、驚いて悲鳴を上げ、両手で胸元を隠してうずくまる。
セフィラは、夜伽奴隷の装束を着せられていたのだった。
最低限しか身体を隠してくれない衣装。その布地も透けて肌が見えているではないか!
うずくまったセフィラを、無理に立たせようと、肩に手を掛ける者がいる。
次の瞬間、その手の気配が消えた。
「私の花嫁に、誰の許可を得て、手を掛けているのだ?」
セフィラの頭の真上で、声が聞こえた。
「王の花嫁に、夜伽奴隷と等しい扱いをしろと、誰が命じたのだ?」
声の主は、ハランディニアの国王、ユジェイディーンだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 21:20:00
26512文字
会話率:28%
村で一番大きな祭りである『夏祭り』の花である『サマークイーン』の第一候補だと言われていたエリセリアは、選ばれなかった。
祖母を亡くして1年。祭りに参加せず、一人で家に居たエリセリアの所に、サマークイーンに選ばれて忙しいはずの、村の長の娘
、ザネリアが、父親と下男たちを連れて現れた。
「本当は、選ばれたのは、あんたよ! だから、神の花嫁になるのよ!」
拉致されたエリセリアは、強い酒と薬を飲まされて、山の奥の湖に沈められた。
目を覚ましたエリセリアの前に、森番頭の息子、グスタフが現れた。
何度拒んでも、無理矢理に求愛してくるグスタフを、エリセリアは全身で拒む。
次に目を覚ました時、目の前には、領主様の次男であるガーヴァイトがいた。この男も、無理にエリセリアに関係を迫っていた男である。
拒むエリセリアに、グスタフだった男も、ガーヴァイトだった男も、
「おまえの憧れの相手ではないのか? 逃げるおまえに、無理にでも愛を遂げる。それがおまえの望みだったのではなかったのか?」
戸惑い、そう問う男は、落胆の中で謝罪し消えた。
目覚めたエリセリアは、不思議な丸い頭を持つ尼僧から、儀式を受ける。
順調に進んでいた儀式だったが、最後の瞬間に、エリセリアの爪の脇から黒い粘液が湧き出てくる。それを見た尼僧は、
「魔物に呪われている!」
と言う。
このままでは、魔物に食われてしまう。なので、清めの儀式が必要だと言われ、エリセリアは、毎日、不思議な薬を飲む。
「効果が出ています。次の試練は、私どもも、何が起こるのか知らされておりません」
「試練は、夢の中で行われます」
何が起こるのか、恐れるエリセリアは、夢の中で、美しい男性に出会う。
「俺を愛すると言ってくれ」
懇願する男性は、夜毎にエリセリアの身体を開いていく。
何度も愛を乞う男性に、エリセリアは拒否の言葉を告げる。けれど、口から出た言葉は、エリセリアの心とは反対だった。
エリセリアは、男性を愛し始めていた。けれど、夜毎に愛を深くしていく触れ合いの中で、彼はエリセリアに愛を乞うだけで、自分からは「愛している」とは、決して言わない。
彼を拒んだエリセリアは、夢の中で、傷だらけで血を流すドラゴンに出会うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-28 22:00:00
120580文字
会話率:28%
フリードリアはある日、双子の姉・フランジーナがフリードリアの婚約者であるジーンの子を妊娠した聞かされる。ジーンから婚約破棄を伝えられてショックを受けるフリードリアだが更にフランジーナと両親から女嫌いで名高い若き公爵・マジェスティンの元へと嫁
ぐようにと命令される。覚悟を決めたフリードリアはマジェスティンの元に嫁ぐと、彼は噂とは真反対の優しさをフリードリアに見せ、更に初夜からフリードリアの身体を熱く求めてくる。
フリードリアとマジェスティンは仲睦まじい日々を送っていたが、それを快く思わないフランジーナはじめ様々な妨害が待ち受けていた。
※印の話にはR18シーンが入ります
※書きながら投稿しているので更新速度はゆったりめになります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 20:29:52
9977文字
会話率:49%
「明明は俺好みなんです」
命の恩人で、仙人の颯懍(ソンリェン)に弟子入りした明明(メイメイ)。
師匠の突然の「嫁候補」宣言に困惑しつつ、その訳と秘密を知った明明は……
仙人だって恋をする!?
ちょっぴりヘタレなエリート仙人× 正
義感の強い弟子のヒロイン
後宮ものでは無い中華風ラブファンタジー。じわじわ変わる二人の関係をお楽しみ下さい( ´›ω‹`)♡
※予め言っておきます!修業じゃなくて、わざと修行にしています(b・ω・)b
※エブリスタにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 18:23:18
42893文字
会話率:46%
家庭教師になるつもりで渡航したミリー。
しかし、いざ、たどり着いてみると、花嫁を募集していたと言われて戸惑ってしまう。
レイモンドという行政官と孤児のミリー。
最初、ミリーは警戒心を抱いていたが、少しずつ、二人は惹かれあう。
・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 12:20:00
103344文字
会話率:48%
媚びちゃ駄目なんですか?
下手にでちゃいけませんか?
おもしれぇってなんですか?
こっちだって一生懸命なんです!
これはアルファに見初められずに花嫁(婿)学校を卒業した三人の友情努力愛の婚活物語である。
事件→起きません。
当て馬→出て
きません。
三人のオメガが三人のアルファに出会って恋するただの日常のお話です。
※別サイトにも掲載しています。ムーンでは加筆修正しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 18:00:00
173056文字
会話率:46%
ここセレナディア王国は国王も女王もいない国。数百年前から変わらず一人の王女、セリアス姫の統治下にありました。
高貴で清楚。圧倒的な美しさと気品は世界最高と讃えられるほどのお姫様は、実は無限の劣情を秘め、エッチな魔法で淫らな快楽を刻み込み、愛
の籠った淫らな儀式を女の子に施す、同性しか愛せない淫刻の姫君でした。
そんなお姫様のいる世界に突如転生してしまった一人の少女、元コスプレイヤーのクラリアは転生して得た能力と容姿を見染められ、淫刻の姫君に愛されて百合の花嫁となってしまいます。
無限の劣情を持つ姫君に愛されながら、多くの少女たちとも愛を育むその最中、謎の襲撃者により国を護る少女騎士達が狙われて、国交のある隣国も狙われて。
いつしかクラリアは姫と共に少女たちを護り、国を護り、なぜかコスプレ文化もリアルとして広めて、時に戦ったりしながらも、姫と共に濃厚な愛の国を築く。
これはそんな、淫刻の姫君とその伴侶、百合の花嫁が愛し合う、エッチな百合の物語です。
簡単なバトルとかもありますが、最終的にはラブラブなハッピーエンドの予定です。
・本作は百合中心ですが、百合以外のエッチも稀に出てきます。
・ふたなり成分がありますが、魔法で疑似的に創り出すものなので実際のふたなりは出てきません。
・愛あるエッチも愛がないエッチもありますが、魔法のエッチはかなり非現実的です。
「一の騎士ティリス」を主人公とした「蒼の勇者の物語」も並行連載中です。ルミリエル編のおおもととなる過去のお話ですので、よろしければご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 00:57:26
829840文字
会話率:27%
結婚式が終わるとすぐに、夫となった人は仕事の為城へと戻った。
一人残された花嫁に、両家の両親は申し訳ないと頭を下げる。
この結婚は王命だった。
彼は仕方なく私と結婚したに過ぎない。
何故なら、彼には好きな人がいるのだから……
王女様
付きの容姿端麗な近衛騎士と自分に自信がない女の子が、結婚後拗らせながら夫婦となるお話です。
【電子書籍】
フランス書院 e-ノワール
イラスト 蘭蒼史先生
【コミカライズ】
秋水社 素敵なロマンス
漫画家 冬野由乃先生
* 人は魔法を使える世界です。使える魔法は人それぞれ。
* 設定はゆるいです。
* Rシーンは予告なく入ります。
* 誤字脱字報告、ブックマーク、いいね、評価して頂きありがとうございます。
本編は完結しました。番外編を掲載しています。
*ネタバレですが『娼館の英雄』のお話は悲恋となります。苦手な方はご注意下さい。他はハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 21:30:00
203906文字
会話率:33%
一四歳の時に両親を失ったメレディス・トスカは、父方の妹であるデボネ家の世話になる。けれどもメレディスが社交界デビューした直後、叔父が他界し、デボネ家は没落貴族と成り果てた。しかし、叔母はふたたび華々しい生活に返り咲くことを諦めていなかった
。愛娘二人のうち片方、あるいは両方に爵位を持った大富豪と結婚させようと画策する。そんなだから、よそ者のメレディスはいつだってのけ者扱い。
ある日のこと、叔母の元に一通の招待状が届いた。差出人はブラフマン伯爵家からのものだ。彼の末娘、キャロラインの社交界デビューを開くという。ブラフマン家は社交界で絶大な人気を誇っている貴族で、彼らが手がける事業はことごとく成功していた。そしてブラフマン家の息子二人はとてもハンサムだと貴族たちの中では専ら噂になっている。二人は結婚適齢期を迎え、淑女たちはみな、妻の座を狙っていた。そしてそれは叔母も同様だった。
ブラフマン家に招待された四人は早速会場へと赴く。そこでメレディスが出会ったのは、次男のラファエルだった。
豊かな金髪に緑の瞳、若さ故の引き締まった強靭な肉体と気品を兼ね備えた美しい男性。
――ああ、彼はなんてハンサムなの。
ハンサムなラファエルにひと目で恋に落ちたメレディス。やがてふたりは運命の糸に引き寄せられるかのように再会を繰り返す。けれど、メレディスは知っていた。彼が貴族とは名ばかりのメレディスに近づいた理由を――。なにせ彼は花嫁探しに乗り気ではないのだから。
ラファエルはきっと両親を失ったメレディスと社交界のスキャンダルになって、母親の花嫁探しを諦めてもらうための策略を考えついたに違いないのだ。
……そんなことは、もう知っているわ。
彼は自分を利用しているだけだ。そう言い聞かせるメレディス。けれども彼女の思いとは反対に強い力でラファエルに引き寄せられていく……。果たして彼らの運命は――。
シンデレラストーリーです。
※この作品は、R18指定の設定ではございますが、ストーリー重視ですので要素としてはやや薄いと感じる方がいらっしゃるかもしれません。
【Berry's cafe】【エブリスタ】さんでも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 18:03:47
195363文字
会話率:26%
妖狐族のおちこぼれ、真尋(まひろ)は、変化の術もろくにできない、どうしようもない妖しだった。
おかげで同族達からつまはじきにされ、いつもひとりぼっち。
花嫁を探すため、人間界にやって来たものの、人間に化けることもできず、ある日、
とうとう腹を空かし、途方に暮れていた。
そんな中、何やら伽羅のような、甘い匂いが漂ってきた。
香りを辿った先は、大きな屋敷。
そこに住んでいたのは、年は二十七歳頃。切れ長の目をした、すらりとした綺麗な青年だった。
妖狐シリーズ第六弾。
今度は、第四弾に登場した、彼の恋物語。
ここに始まります。
※この作品は、自サイト、【lotus bloom】と、【エブリスタ】さん【fujyossy】さんで公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-12 17:05:04
13582文字
会話率:15%
ライオネル・フォンテーンは人間の活力を吸うヴィガーヴァンパイアだ。
彼は30歳のある日、父親にヴァンパイアに変えられてしまった。そこで彼の妹はライオネルを人間に戻す方法を探すべく、文献を探しに家を出るが、突如として消息が途絶えてしまう
。
ライオネルは妹を捜すため、あらゆる情報網をもつといわれている神と契約を交わし、人間に仇なす悪魔を狩るヴァンパイアハンターとなる。
日々戦いに身を投じるライオネルだがある満月の夜、美しい青年の悪魔と出会う。
どうやらこの悪魔、自分の命を狙っているらしい。
幾度となく激しい攻防が繰り広げられる。
だが何故だろう、この悪魔を憎めない。それどころか、保護したくなるほどの欲求に駆られてしまう。
誰にも頼れず、孤独を愛した1匹狼のライオネル。果たして闇に打ち勝ち、無事、妹を捜し出すことができるのか。
※この作品は【fujossy】さんの「第一回 fujossy小説大賞・秋」のイベント参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-16 09:47:57
113547文字
会話率:19%
「お帰り、理人。——私の美しい花嫁」
男は蕩けそうなほど甘く微笑むと、俺にそう告げた。
幼い頃、神隠しにあったらしい。
幼かった俺はもちろん何も覚えていない。
物心がついた頃にはすでになぜか祖母に嫌われていた。
そんな祖母が死
に、数年ぶりに父の実家——祖父母の家に葬式の為に訪れた俺は、好奇心から曰く付きの——神隠しにあったらしい——蔵を覗きに行ったはずが——。
気がつくとやたらと男前野郎にキスをされていて——。
和風異世界ファンタジーへようこそ。
前作「暗雲晴れて甘い空」に少しだけ登場した桜井理人が主人公。
※前作を読んでなくても、まったく問題なく読めます※
BL R18 異世界転移 ファンタジー 神隠し タチ×タチ 年上攻 年下受
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 01:36:30
213328文字
会話率:23%
成績面で可もなく不可もなく、テキトーな学校生活を送っていたはずの男子高校生が、いきなり名家の花嫁に。
最終更新:2024-05-04 00:46:38
172895文字
会話率:61%
十六歳しか違わない母親と継父と暮らす乙丸いちごは、父親を探して異国の地までやってきていた。父親は遠い海の綺麗な場所にいる。一年かけて探せば出会える、と信じていた彼女が出会ったのは醜い人魚のジャスパーだった。
しかもずっと、勤め先のカフェにや
ってくる客で、同性だと信じていたジャスパーは男だったのだ。人魚の性を保つには人間と交わる必要があるらしく、彼は既に心を捧げた人間の娘を探しているという。互いに人探しをしているという共通点と年の近さから二人は仲を深めていった。
けれども、引っ込み思案で大人しい彼とは正反対の太陽の様なマーチアスが現れてから事態は急変する。彼は自分も人魚だと言い、更にはいちごが持っていた真珠の指輪の贈り主だと言うのだ。そして、その指輪は人魚と番になる事を同意した証明でもあると。しかし今度はジャスパーがこの指輪の贈り主は自分だと言い、いちごは二匹の人魚の間で揺れ動くことに。
性描写がある場合は※をつけます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 21:50:18
7308文字
会話率:41%
テルクスタの王女レイチェルは、第二王妃の子であるがゆえに宮殿の離宮で慎ましく暮らしていた。とはいえ、優しい兄や姉に囲まれた暮らしは平穏そのものである。
そんなある日、隣国リュドミラからテルクスタ国王宛に一通の手紙が届く。リュドミラの王妃選び
のため行われた‘‘番(つがい)占い’’の結果、若き国王ヴィルヘルムはテルクスタ王室の者との結婚を望んでいるというのだ。
しかし、リュドミラとテルクスタは長年敵対している国同士。そしてヴィルヘルムは、強大な魔力を持つため黒狼と恐れられている男であった。
姉を助けたいと考えたレイチェルは、身代わりとしてヴィルヘルムの元へ嫁ぐことを決意する。しかし彼女は、とある秘密を抱えていた。
レイチェルは無事にヴィルヘルムの妻となったものの、夫婦として迎えた初夜に、彼がレイチェルを抱くことはなかった。
そんなヴィルヘルムの態度にレイチェルは困惑するものの、彼の行動の裏に隠された優しさに触れて、二人の距離は次第に縮まっていき……?
+4/6日間連載中ランキング10位ありがとうございます。
+本日5/1、23:30~明け方頃に更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 02:49:10
36487文字
会話率:46%
令嬢エレナはグアダルーデの王太子妃となることを夢見ていた。しかし王族としての美の基準を満たせなかったことを理由に、王太子の花嫁選びで令嬢アンネリーゼに敗北してしまう。その後彼女は、祖国から遠く離れた国ヴェルイダの‘‘熊’’こと王立陸軍大佐ド
ゴールの元へと嫁ぐこととなる。
結婚後は夫婦で仲睦まじく過ごしていたものの、自身を可愛いと言うばかりで美しいとは言わない夫に対して、エレナは満たされない気持ちを密かに抱えていた。
そんな折。ある夜会で、偶然にもエレナはアンネリーゼと再会してしまう。そしてアンネリーゼに容姿を貶されたことにより、彼女は結婚の際ドゴールと交わした約束を破る決意をしたのだが……?
+12/29後書きにて、かなり長めの小話を公開しました(約5000字)。
+アルファポリスにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-27 23:21:20
17851文字
会話率:39%
令嬢エミリアは、王太子の花嫁選び━━通称聖女選びに敗れた後、家族の勧めにより王立騎士団長ヴァルタと結婚することとなる。しかし、エミリアは無愛想でどこか冷たい彼のことが苦手であった。結婚後の初夜も呆気なく終わってしまう。
ヴァルタは仕事面では
優秀であるものの、縁談を断り続けていたが故、陰で''鉄壁''と呼ばれ女嫌いとすら噂されていた。
しかし彼は、戦争の最中エミリアに助けられており、再会すべく彼女を探していた不器用なただの追っかけだったのだ。内心気にかけていた存在である''彼''がヴァルタだと知り、エミリアは彼との再会を喜ぶ。
そして互いに想いが通じ合った二人は、''三度目''の夜を共にするのだった……。
+3/4後書きにてかなり長めの小話(約5800字)を追加しました。
+別サイト掲載有り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-02 22:44:17
15185文字
会話率:50%
大いなる意志の元に、異なる世界へと輪廻転生を果たした存在は、はるか山奥の前人未到の地にて生まれ落ちる。
その少女は幼くして、まるで天使の如き美貌を誇っていた。
しかし、それに反して歪な心を持ち合わせていた。
そんな鬼人族の村
へと生を受けた彼女は、自らの浅ましい本性を突き付けられることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 00:43:00
936665文字
会話率:24%
鈴は身無し子だ。家は貧しく今よりずっと幼いころ山野に捨てられた。姉弟もいたが今はどうなっているのか分からない。鈴は他の姉弟より病気がちだったから一番最初に捨てられたのかもしれない。
そのまま野垂れ死になるかと思ったが、幸か不幸か人売りに拾わ
れた。けれど鈴は病弱で痩せ細っていたから、なかなか買い手がつかなかった。それでも買われた先で鈴は奉公に励んだが、すぐ力尽きるので早々に人売りのもとに戻された。人売りのもとに戻ると折檻されるので、鈴は買われるたびに役に立とうと励むのだが、うまくいくことは無く、買われては戻され買われては戻されるを繰り返してきた。
けれど鈴がもうすぐ十四の歳になるころ、それは来た。がさつ者の神と人間の娘の愛の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 07:00:00
12612文字
会話率:44%
過去の離婚で男性にトラウマ気味の生真面目貴婦人と、彼女に一途な腹黒魔術師の婚姻譚。
ニギリム王国は異世界に侵攻するも、たった1人の魔法使いに返り討ちにされる。
挙句、敗戦の賠償金の減額のために、異世界の魔法使いの男達とニギリム王国の貴族令
嬢との政略結婚を約束させられてしまう。
こうして『魔法使いの花嫁』に選ばれたのは、離婚したばかりの女辺境伯・ラヴィ(29歳)。
相手は年下の美貌の魔術師・フェリクス(25歳)。
離婚するつもり満々の妻と、懐柔する腹黒夫がゆっくりのんびり夫婦になる物語を予定してます。
初投稿です。
のんびり気ままに更新。
ゆるゆるのゆるっと設定で、お話はゆっくり進みます。
✴︎は指定あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 05:00:00
594668文字
会話率:19%
ロンドンに住むファティマは看護師で、大富豪の老人が療養のためにイギリスに滞在している間、その付き添い看護をしている。見舞いに来る孫のタリク、甥のラシードという青年たちと出会い、タリクには親愛を、ラシードには反発を覚える。そのうちに、たった一
人の身内である母がガンで亡くなり、葬儀の後、ファティマはタリクから「我が家、ムアディ家の花嫁になってくれないか」と言われ、恋したと思ったファティマは承諾し、彼の叔父の養女となって、その故国カルデア王国へ赴く。そこで親族を紹介され、タリクの妹のイファットと仲良くなった。しかし二人だけになったとき、イファットは驚くべきことを告げる。「あなたは、だまされて売られていくのよ」と。イファットは結婚式のあとに逃がしてくれると約束してくれた。そして「贖いの花嫁」として結婚した相手はなんと、ロンドンで出会ったラシード。彼も知らなかったようで、白い結婚を申し出てくれるが、事情を知らない義母がファティマに敵意を向け、前妻の存在を語る。そのときファティマは、ラシードに対する自分の気持ちに戸惑うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 20:00:00
126065文字
会話率:44%
第一王子ルシャードの三人目の花嫁となったエルナには、欲しいものがあった。
一人目と二人目の妻を失い、悲しみを背負う美貌の王子と言われているルシャードに嫁いだのもそのためだ。
表向きは悲運の王子とされているルシャードだが、彼を知る周囲の人間か
らは、二人の妃の命を奪ったのではないかという噂が囁かれている。
そんな危険な男に次なる妃として選ばれた伯爵家の令嬢エルナは、大きな秘密と目的を抱えて、ルシャードと初夜を共にする。
何者をも拒絶する冷たい瞳の持ち主からは、愛などという不確かなものは望めないだろう。
エルナの望みは、愛よりずっと確かなもの。
「取引をしないか。私なら、お前の望んでいるものを与えてやれる」
ルシャードに持ち掛けられた思いもよらない取引は、断ることのできない、とても対等とはいえないものだった。
互いの目的のため掴んだルシャードの手を離すとき、エルナの望みは叶うのか──。
※この作品には一部流血描写、無理矢理な性行為のシーンが含まれます。苦手な方はご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 19:18:23
43782文字
会話率:39%
「どんな声を出してもいい。もっと感じていい。お前は──自由にしていい」
身代わり花嫁と魔物のR18ダークファンタジー。「退魔師」を請け負う貴族・エルベ家に生まれた双子の姉リュヌ。彼女が生まれる前、魔物討伐に失敗した父は「黒髪で生まれてくる女
児」を捧げる契約をして生き延びる。17歳になったリュヌは、「魔物」との契約を果たすため、正体もわからない男の元へ嫁いでいく。
秘密を抱え嫁いだ相手は、破格の美貌を持つルーカス・スリジエ侯爵だった。自らを「〝ヴァンパイア〟とも違う」と語る侯爵にも出生の秘密があるらしい。ふたりは身体を重ねるうちに互いの孤独に気づく。
枯れない桜と赤い薔薇に囲まれた邸宅で、ふたりの心と体は繋がったり離れたり。
ダークな世界観ですが幕引きは幸せに。
流血表現あり。虫や蝙蝠も出てきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 22:15:47
79701文字
会話率:46%
「やっと……やっと我が寝室に迎えることができた……。待っていた……待っていたぞ、モネ。私の花嫁……」
大月モネは教育実習生。実習のために訪れた母校には他の学校にはない怪談がある。「踊り場のセバスチャン」というその怪談は、夜の学校で肖像画に
描かれた男性、セバスチャンに出会って何か言われたら「はい」か「イエス」と答えないと引きずり込まれて殺されてしまうというもの。かつてこの学校に通っていたモネはセバスチャンと出会い、「妻になれ」という言葉をかけられて命惜しさに「はい」と答えてしまう。その後特に何もなく卒業したので夢だと思っていたし、この学校に実習に来ても大丈夫だと思っていた。親切にしてくれる指導の先生と飲みに誘ってくれるかつての同級生が頭から血を流して踊り場で発見されるまでは。そしてモネは再びセバスチャンと出会う。
圧倒的な怪異になすすべなく快楽堕ちさせられる、ホラー風味のヤンデレ怪異官能小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 17:00:00
12850文字
会話率:65%
異なる世界からこられた花嫁様には異なる国の美しい4人の番がいて
それはもう眩いばかりの溺愛ぶりである。
なのにいつも不機嫌で不満気なご様子はどうしてだろうか?
最終更新:2024-04-09 21:32:29
58783文字
会話率:24%