キルクルトーグ王国の唯一の王女は、第三王子の称号と男の名前を与えられた。
十六の誕生日を迎えた頃、首に浮き出てきた『精霊紋』のせいで前世の記憶を思い出す──生き延びるためには、元婚約者に会いに行かなくちゃ!
外見も中身も変わった元婚約者に、
あなたが気づく日は来るかしら?
ワケアリ王女と手負いの狼騎士が、なくした恋を取り戻すまで。
27話で完結。
※なんでも許せる方向け、残酷表現は保険です。
※R18は予告なしに入ります(2章〜)のでご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 18:00:00
123435文字
会話率:32%
ロマンスファンタジー小説の皮を被った戦争小説『黒の約束と白の誓い』のラスボスである教祖ドレイブンがどういうわけか現世に転移してきた!? いやいや帰ってください、どーぞ! と思うのに、彼は力技で問題を解決してきて……!?
※前作からつながっ
ていますが、本作だけで完結しています。
※前作 ラスボス教祖様に『教育』されてます
https://novel18.syosetu.com/n9519iz/
THANKS!
誤字脱字報告助かります!
2024/05/19 日間ランキング3位(短編2位)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 17:00:00
11674文字
会話率:55%
ロマンスファンタジー小説の皮を被った戦争小説『黒の約束と白の誓い』のモブ、ジェニーズに憑依してしまった主人公。原作知識から様々な国で戦争が起きることを知っていたため、ラスボス戦まで平和な『教団』でモブ信徒として生活しようと考えた。しかし、ど
ういうわけかラスボスであり、教団の教祖であるドレイブンに目を付けられ、『教育』を受ける羽目に……!?
自分よりはるかに頭がいい人に、認知を正されながら、大事にされる話です。
※おまけでヒーロー視点追加しました。
Thanks!
2024/05/13 日間ランキング4位(短編3位)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 13:59:29
17486文字
会話率:46%
百年前の王女 兼 大聖女のローザトニア。彼女は悲劇の末、『最底辺の聖女』ロアとして生まれ変わり、虐げられていた。
一人の男性に抱かれる夢を繰り返し見るけれど、自分の前世をまだ知らない。
百年前に彼女を愛した、敵国の皇太子リュシエは、いまは
第二皇子のリュシエに転生していた。
彼には前世の記憶があるし、自分のせいで愛する女性を失ったと後悔すらしている。
二人が再会して、だんだん幸せになればいいなという話。
殺人事件、墓荒らし、前世、記憶とか、そういう要素が絡んできます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 21:00:00
63866文字
会話率:30%
王都から離れ、辺境領の近くにルーツィアの父が治める領地がある。
ドルカーヴ家の方針では、領主の子供たちは男女区別なく領地経営に携わるため、
デビュタントを済ませたばかりのルーツィアも領地経営に熱心に関わり、過保護な父兄や護衛に囲まれてのびの
びと暮らしていた。
ある日、彼女が管轄している養護院で過ごしていると、突如、国境を越え侵入してきた隣国の兵士に襲われて、間一髪のところを王国騎士団中隊に助けられる。
中隊長であるミラーはつかみどころのない人柄で、時には貴族の子女として恭しく、時には子供のようにあしらわれるルーツィアは、ミラーがふいに見せる熱を帯びた瞳に翻弄され、戸惑う心を持て余してしまう。
すれ違い、互いの気持ちが確かめられないままに距離ができた二人。灯る気持ちを自覚しはじめた彼女を待っていたのは溺れるほどの溺愛で!?
王国騎士の中隊長さんとご令嬢の、恋のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 20:38:39
122833文字
会話率:51%
女性専用会員制クラブ『明晰夢』。
代表の夢見 心と申します。
『明晰夢』では、お客様の理想の男性をご紹介いたします。
いわゆる疑似恋愛ではありますが、
必ず満足していただけることをお約束いたします。
もちろん、プライバシーは固くお守りいた
します。
『明晰夢』は一時の憩いを提供するだけの時間制のクラブですので、必ず決まりをよく読んでご利用くださいね。
夢は夢だと自覚して見ているからこそ、幸せなのです。
もう一度、お願い申し上げます。
決まりは必ずお守りください。
これは、もはや警告です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 20:08:11
34038文字
会話率:42%
修道院の孤児院で暮らすアリーシャは、千年ぶりに再来した聖女の証である白銀の髪を隠してひっそりと暮らしていた。
しかし十八になった日、宮廷司書官に髪を見られ王太子に聖女の存在が知れることになる。
その結果、国の安泰を生涯女神像に祈るためドル
ーシュ家の館の主と婚姻することを余儀なくされた。
偽りの愛を誓う夫となる人は代々女神像を館に所有する宮廷司書官、アルラン・ドルーシュ。月に一度は顔を合わせ、ひっそりと憧れていた美しい人である。
しかし優しい彼はひとつ、アリーシャに約束させたのである。
返り血を浴びた自分とは顔を合わせるなと。
血を見ると気持ちが昂って理性の制御ができないと。
謎でしかなかった。
しかし司書なのになぜか頻繁に血を浴びて帰宅するアルランと顔を合わせない方が難しく、アリーシャは彼の本性を身体で知ることになるが…というお話。
アルファポリスにも折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 15:37:26
11427文字
会話率:44%
「私が来年昇進したら付き合う」。1年前に交わされた約束は、彼の「彼女が出来た」という報告により唐突に破られ、私の3年間の片思いに幕が下りた。
失恋の辛さを忘れるためには仕事に燃えるに限る。忙しさで気を紛らわせようとしたけれど……
好きになっ
た男と、好きになってくれた男の子。仲の良い同期を巻き込みながら、私の恋は一体どこへ向かうのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 20:00:00
62447文字
会話率:65%
時は現在。砂漠で遺跡の発掘をしていた調査隊が見つけた古い石板には、深くえぐられた傷が残されていた。
どうやら名前が削り取られた跡のようだ。
大抵の場合、名前が消し去られるのは、権力争いに敗れた人物や、後世を混乱に陥れた愚かな独裁者が多い。
では、この名を消された人物は何をしたのか。どのような人物だったのか……
その時代を生きた者しか知ることのない、1人の美しい王女の、辛く憎らしく、ほんのり切ない物語。
※残酷描写、差別表現、児童虐待シーンが過多あります。閲覧にはご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-07 10:00:00
153522文字
会話率:39%
「俺と子作りしようか……」
難読な彼の文字が読めることで、国内最高位の錬金術師ロイドの専属書記として採用された、雪国の湯治旅館で代筆業をしていた少女ミカエラ。
仕事はロイドの実験の記録を代筆することと、ロイドの身の回りの世話。
また、動物
にも抵抗感がないということで彼のペットであるヘビの世話も任され、口数は少ないが優しいロイドとの日々は、あっという間に過ぎていく。彼が倒れるまでは……。
ミカエラを取り巻く人々。狙われるロイドの研究。国を揺るがす実験。
【寡黙な錬金術師】✕【まじめヒロイン】!
ヘビは、怖がると丸まるボールパイソンという種類です。
⭐︎印R18です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 19:00:00
129798文字
会話率:43%
「Sっぽい」などと言う謂れのない言い掛かりをつけられる事がとにかく多い人生だった。
その実は、氷のように冷たい雰囲気の美人に罵倒され踏みつけにされたいだけの、しがない微M男でしかない。
そんなオレが腐ってもいないのに性癖のど真ん中なキャラに
釣られてBLゲームにハマった。
歩きスマホでプレイを開始しようとした所、無事死亡。
隠し攻略対象である「敬語攻めドS執事」に転生をしていた。
やったね!
シナリオ通りならば推しから日常的に踏まれたり罵られたりするポジションだ。
薔薇色の日々は約束されている?!
そんなよくある設定。
主人公はアホだけど、サイドキャラは多少シリアスな時もある。
まったり不定期更新。
誤字報告・評価・ブクマ・いいね・感想 諸々に感謝です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 22:45:41
216792文字
会話率:23%
双子の弟と中身が入れ替わってしまった。
弟が約束してる幼馴染の所に、弟として行くことになった。
幼馴染とオレは、中学から疎遠になってる。
すぐ帰るつもりだったのに、幼馴染はオレ(外見は弟)をベッドに押し倒した。
……は? 何で???
エブリスタ・フジョ・アルファポリスでも掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 06:10:00
10956文字
会話率:37%
※完結お約束します※
(他サイトで完結済み・色々文章を見直した形で、転載します)
男とラブホに入るところを、ゼミの後輩の四ノ宮に見られた。
オレ、隠れゲイなのに――。
初恋や色々にトラウマのある大学生同士。
後輩攻め。
イケメン王子・
外面良し・四ノ宮 大翔(しのみやひろと)
×
隠れゲイ・アイドル系・雪谷 奏斗(ゆきたにかなと)
たくさん話して考えて、少しずつ近づいていく二人が、ハッピーエンドを迎えるお話です。
◇この作品は、フジョッシー、エブリスタ・アルファポリスにのせていて、そちらで完結しています。
◇Xでアンケート「ムーンさんで適当と思う文字数は?」を取りましたら、1000文字前後はごくわずかで、2000~3000前後と5000~1万文字でもいいという回答で約80%以上をしめましたので、1ページの文字数を増やして、キリの良いところで分けて投稿していきます。
よろしくお願いいたします。
【去年お読みいただいていた読者様へ】
去年の9月にムーンさんにも30話ほどのせたのですが、完結後色々文章を大分見直したのと、文字数も増やすことに決めまして、今回もう一度一話から上げ直させて頂きました。前回の投稿時にブクマ・評価・いいねをくださった方、ほんとうに申し訳ありません。こちらでもう一度お読みいただけたらありがたいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-20 15:00:00
10519文字
会話率:27%
もう一度彼に会いたい――
幼いころに出会い、番になる約束をした運命の彼。ある日、そんな彼と離れ離れになってしまったオメガの香月は、彼ともう一度会うことを心の支えに、辛く苦しいことに必死で耐え続けていた。しかし、ある日彼とは会えないと思ってし
まう出来事があり……
溺愛アルファ × 不憫オメガ です。
※性的虐待に関する描写があります
※他サイトにも掲載しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 18:00:00
28180文字
会話率:38%
大手IT企業でシステムエンジニアとして働く榊(さかき)は、一時的に都内本社から埼玉県にある支社のプロジェクトへの応援増員として参加することになった。その最初の通勤の電車の中で、つり革につかまって半分眠った状態のままの男子高校生が倒れ込んでく
るのを何とか支え抱きとめる。
よく見ると高校生は自分の出身高校の後輩であることがわかり、また翌日の同時刻にもたまたま同じ電車で遭遇したことから、日々の通勤通学をともにすることになる。
世間話をともにするくらいの仲ではあったが、徐々に互いの距離は縮まっていき、週末には映画を観に行く約束をする。が……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 18:02:43
26601文字
会話率:50%
旧題「面食い女子大生と平凡な幽霊」
一二三文庫さまより書籍化しました。(全年齢バージョンです)
「姉ちゃん……俺が見えとんの?」
生まれつき幽霊が見える体質の日花(にちか)は、記憶喪失で迷子になっていた幽霊の男にそう話しかけられた。
いつもとは様子の違う幽霊に戸惑いながらも成仏を手伝うと約束してしまった日花は、家に転がり込んできた幽霊の男とその記憶を取り戻すため奮闘する。
小説家になろうに投稿しているものにR18を追加したものです。追加したものは※をつけています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 01:50:47
170114文字
会話率:48%
恋愛よりも仕事を愛する永田結生は三十四歳。四年前に恋人と別れた後は、もう恋愛は卒業とばかりに独りの暮らしを楽しんでいる。そんな結生に、チャラくて甘えん坊の年下の攻め・榊が妙に懐き始める。興味の対象外な存在で最初は相手にしなかった結生だが、榊
の二十九歳の誕生日に、彼が子どもの時から抱え続ける不安を打ち明けられる。—— 一年限定の約束で付き合い始める大人二人のラブストーリーです。
自サイトの夜ばら文庫にも掲載しています。
https://yobarabunko.com/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 15:00:00
63381文字
会話率:55%
出会い系サイトで約束した女性との初めてのデート
最終更新:2024-05-01 05:14:00
4679文字
会話率:45%
昔、結婚の約束をした女の子がいた。ふたり。
それは子供同士の他愛もない約束で。
いつかは自然と風化するようなもののはずだった。
実際にどこにでもいる平凡な大学生である俺――藤井耀は約束をすっかり忘れていたのだが、それぞれの事情で離れ
離れになっていた女の子たちは忘れてはいなかった。
ひょんなことから再会した時――
「ねぇ、あたしたちの誰かを彼女にしてみない?」
あの頃にはいなかった彼女の一言をきっかけにして。
「なんならまずは身体の相性を確かめてからでもいいからさ♪」
止まっていた時計の針が動き出す。
魅力的に成長した彼女たちを前に、俺は頭を抱える。
――――俺が選ばなくちゃいけないのかっ!?
あたりめーだろ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 06:00:00
397464文字
会話率:40%
主人公・田中静輝は、子供の頃に二人の幼なじみと『僕たちは、ずっと『三人』いっしょだよ』と無邪気な約束を交わした。
そして、現在――その幼なじみである白崎光理と高遠奈々世とは恋人関係を結んでいる。つまりは二股だが、双方からは了承済み。
そんな彼らの日常とか、そんな風になるまでとか、その後の爛れた日々を書いていくお話です。
ちなみに修羅場とかそういう類の鬱展開とかは微塵も考えていません。ライトなお話です。………多分。
※ もう一つの連載と世界観が共通してるので、たまに知った名前が出てきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 13:00:00
149632文字
会話率:40%
かつて魔神を斃した女勇者がいた。
しかし、女勇者を新たなる脅威と畏れる王の命令によって、女勇者は討たれた――
――筈だった。
しかし、女勇者を慕うものたちの尽力によって難を逃れる事が出来た。
女勇者は旅立った。
己を知らぬまだ見ぬ土地へ
と。
安住の地を見付けた女勇者のもとに、彼女を慕うものは集った。
彼らは女勇者が国を興し、主になることを望んだ。
アルジェント皇国を興し女皇帝となった元女勇者は三人の娘を授かった。
長女ユーフェリア。次女エクレール。三女シルヴィア。
其々、柱名に植物の名を授けた。それは真名と呼ばれ、知る者、呼べる者は限られている。
アルジェント皇国は隣国と戦争をしていたら、侵略される前に侵略してしまえ!! それが父である皇配から皇女エクレールに下った命令だった。
皇女エクレールには白銀の鴉の聖霊と契約していた。
戦場の導き手。勝利の導き手。その導きに従えば必勝を約束されると云われる聖霊の盟約の戦乙女。
それが皇女エクレールだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 13:52:05
37945文字
会話率:23%
大国グランジュから弱小国であるリヒテンベルンへと婚姻の申し入れがあったが、それは明らかに我が国への警告を意味したもの。
嫁いだ後の待遇は妻ではなく『人質』だと誰もが理解している中、その『人質妻』になったセヴィーナだったが……?
「貴方を指
名します、私と恋をしてください!」
「はぁ?」
案外気遣いは出来る敵国王太子(夫)×人質として嫁いだ脳筋ゴリラ姫(妻)の喧嘩っぷるラブコメです。
序盤はヒロインが不遇でシリアスな雰囲気です、ご注意ください。
※誤字報告ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 19:30:00
143704文字
会話率:44%
王家の影を担うダフネ伯爵家の長女として生まれた私ことクリスティナ・ダフネは、無事はじめての任務であるディーデリック・ローランド侯爵令息の夜の素行調査を完遂したばかり。
そしてそのまま彼の妻になると約束した⋯までは良かったのだが。
「ど、
どうして私がクビですのぉ~!?」
いきなりお役御免を言い渡されて驚愕するものの、それは父からの『これからは夫の為に尽くすように』という指示だと気付きー⋯
“なるほど!だったら彼の側にいなくては!”
と向かった婚約者の家で、新たに与えられた私への任務は、ズバリ『快感に耐えること』だった!?
彼によって挿れられた玩具の快感に堪える私への試練は、ディーデリックの執務中だけでは終わらなくてー⋯?
前作『王家の影はポンコツ令嬢!はじめての任務で×××』の続編にあたります。
ちょっぴりポンコツなお嬢様が雑な言いくるめに納得して玩具でアレコレされた後、くらいの認識で読めなくもありませんが前作もお読みいただければよりわかりやすいかと思います。
※こちらは天木あんこ様とのあみだくじ企画にて執筆した短編の続編になります。
※アルファポリス様、エブリスタ様、ベリーズカフェ様にも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-22 20:33:26
15887文字
会話率:52%
将来を約束したお人から婚約破棄された常盤環は偶然目にした深森羽鳥に恋をした。その日からずっと、環(Ω)は羽鳥(Ω)が大好き。毎日可愛可愛い、そばにいられるだけで幸せ。
羽鳥の従兄弟の藍君(α)に羽鳥の番の先輩(α)、環の仲良し変人にぃに
に優しい海先輩。
この恋は永遠に片思い。でも毎日幸せ。
短編「一周回って永遠片思い」の連載版です。
短編の設定を使っていますが、後日談的な連載版ではなく、短編の内容を膨らませたような連載版のため、短編を未読でも大丈夫かと思います(すぐに短編に追いつきます。)
他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 10:01:25
2085文字
会話率:25%
ロンドンに住むファティマは看護師で、大富豪の老人が療養のためにイギリスに滞在している間、その付き添い看護をしている。見舞いに来る孫のタリク、甥のラシードという青年たちと出会い、タリクには親愛を、ラシードには反発を覚える。そのうちに、たった一
人の身内である母がガンで亡くなり、葬儀の後、ファティマはタリクから「我が家、ムアディ家の花嫁になってくれないか」と言われ、恋したと思ったファティマは承諾し、彼の叔父の養女となって、その故国カルデア王国へ赴く。そこで親族を紹介され、タリクの妹のイファットと仲良くなった。しかし二人だけになったとき、イファットは驚くべきことを告げる。「あなたは、だまされて売られていくのよ」と。イファットは結婚式のあとに逃がしてくれると約束してくれた。そして「贖いの花嫁」として結婚した相手はなんと、ロンドンで出会ったラシード。彼も知らなかったようで、白い結婚を申し出てくれるが、事情を知らない義母がファティマに敵意を向け、前妻の存在を語る。そのときファティマは、ラシードに対する自分の気持ちに戸惑うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 20:00:00
126065文字
会話率:44%