昔ながらの映画館の前で、偶然出くわした圭子(けいこ)さん。話しているうちに気が合い、意識しないうちに二人で映画を見に行く仲になっていた。
ある日彼女が一緒に見たいと提案してきたのは、濃厚な絡み合いが中心の官能映画。誘っているのかと疑心暗鬼に
なるが、ホテルに連れられ、そんなつもりはなかったと打ち明けられる。それでも、火照った身体が抑えられるはずはなく。三十路を迎えて童貞のぼくと処女の圭子さんは、本能のままに交わることを選ぶのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 22:25:03
8484文字
会話率:70%
xx年。世界は疑心暗鬼という化物が蔓延し、個人のプライバシーより犯罪防止が最優先される社会になっていた。逮捕者は見せしめのごとく個人情報や身体的な特徴(全裸写真)が公開され、市民も店内から更衣室に至るまで監視カメラだらけの中での生活を虐げら
れた。そんな時代に生きる女子高生の絵玲奈は、とある疑惑に巻き込まれて監視をされることになる。自宅でありながらも、隠しカメラが仕掛けられている可能性に怯える生活。そしてその着替えやトイレの様子をじっと監視する人々。全く立場が違う二人だったが逮捕だけは避けたい思いが同じであることをまだ知らない。
■この小説は自サイトでも公開しています。
■全9話+αの完結作品ですが、0723さんが二次小説を書いてくれましたので読み足りない方はそちらもお薦めです。
【監視社会を生きる人々~とある田舎町の場合~ 作者:0723】
https://novel18.syosetu.com/n0641gn/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 18:06:53
36018文字
会話率:21%
下薬研 (しもやげん) との地権争いで前田 (まえだ) の勲さんは加納莞爾さんに先立ち勝つための下地を作ってから勝負に挑みました。 それは現政権に加担することでした。
入谷村はこれまで何かにつけて下薬研 (しもやげん) の所属する地区
に負けていました。 資源的には互角以上のものを持ってはいるんですが団結力では圧倒的に不利だったんです。 例えば左官屋など、かつては入谷村が所属する農協支所にほど近いところに本家があり営農指導のお蔭で栄えていました。 ところが欲が出た村人は本家に対し跡取りに酒と女をあてがい動けなくしたところを本来仲間であるはずの近所に片っ端から喰われ (喰わせて) てしまったんです。 これが上手くいくと同じようなことが村中で行われ入谷村の所属する地区は隣人同士疑心暗鬼に陥り崩壊の危機に瀕したのです。
これを救ったのが上 (うえ) の実さん、紙屋 (かみや) の真一さん、前田 (まえだ) の勲さん等からなる村の青年団でした。
下薬研 (しもやげん) の所属する地区が選挙運動で意見がふたつに割れ争うのを見た村の青年団は村民を結束させ里に対抗し里の議員ではなく村の代表を村挙げて推し町長選に打って出たんです。
その時代ですので賄賂の花盛り、金権選挙ではありましたが結局議員すらやったことのない漢が選挙に勝ち町長として施政方針の大変換 (同等の権利を得るよう変えた) を敢行したんです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-01 06:00:00
3449文字
会話率:0%
ある日、目が覚めるとどこか知らない異世界。
目の前に広がるエルフの濃厚な性接待。
召喚したエルフの女王ティリアナが告げる。
「貴方には……エルフの村に降りかかる厄災全てを払い、皆を守って欲しいのです……」
毎日虚無に生きていた日々とはかけ離
れた都合の良い異世界ハーレム生活なんて、甘んじて受け入れる事も出来ず疑心暗鬼になる日々。
冒険なんてしない毎日のんびりと過ごし、エルフとラブラブエッチし続けるスローライフ物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-18 18:00:00
268214文字
会話率:46%
事故で母を失ったコタは、叔父の太一に引き取られた。
これまでとはまるで違う環境で暮らすうちに、コタは次第に太一に惹かれてゆく。
*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜
『叔父さんとのおまけ』以降のお話
連載終了後に、太一とコタの
一夜の物語を書き下ろしました。
想いが通じあって数日後の小噺です。
太一とコタが恋人になって数日、大きなベッドが届いた。
──一緒に寝ていて良いんだよね?──
コタは疑心暗鬼ながらも太一の部屋を訪れた。そして、めくるめく一夜が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 07:49:01
9905文字
会話率:50%
一か百かでしか想いを伝えられない、恋愛下手のワイザート。自分の愛し方に自信が持てず疑心暗鬼になっている中、同居人のアムンから重すぎる愛を押し付けられるが――。※無理矢理から始まります。
愛が重めの世話焼き軍人×恋愛下手研究者
★ガーベン
ド王国シリーズ二作目
※お手数ですがタグ&下記の説明をご確認の上お読み下さいませ。
・攻めの執着強めで噛み癖があります。
・性描写のある話はサブタイトル後ろに*がついています。
・同性愛がタブーではない世界です。
・女性と肉体関係のある描写があります。
・BLですが男女CPも多く、主要キャラに女性が出てきます。
・『幼馴染が主役の世界で』の脇CPのお話しですが、前作を読まなくても大丈夫です。
ブックマーク・評価・いいねありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 00:55:28
50810文字
会話率:39%
超能力を持っていて、顔には火傷の跡の持ち主。エリザベート・ラクシャ公爵夫人は厄介だ。
自信がないので、引きこもり。引きこもりだから、不安定。
だけども、夫とお付き合いしてから早いもので10年目。6歳の頃からのお付き合いをしているが、日々に
恋か疑心暗鬼中。
『日を負うごとに馬と鹿の脳内共演率が高い』と夫に思われているお嫁さんと、『変態ジュニア』な夫の話です。
異母姉さまがホラーな感じになるはず。
よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-15 11:23:38
18196文字
会話率:38%
●オルギスノベル様より書籍化されました!
【小心者なベテラン中年冒険者と性奴隷の狐耳少女1】は2020/09/25発売予定です!
●竹書房様よりコミカライズされました!
【小心者なベテラン中年冒険者と奴隷の狐耳少女】は2021/7/8発
売の月刊キスカ様より連載開始です! 2021/7/23からコミックガンマぷらす様でもWeb連載開始です!
小心者の冒険者であるジーノは、その慎重な性格から長く冒険者を続けることが出来ていた。
ベテランと言われる域に達してなお、得られた地位はようやく【中堅】どころのジーノは、自身の足りない容姿から結婚して家庭を築くという冒険者引退の機会を諦め、貯めた財産で【性奴隷】を購入して、自らを慰めつつ明日をも知れぬ冒険者稼業を続けることを選んだのだった。
・・・・・
冒険者としてはそれなりの実力と実績を持つ中年主人公が、娼館通いを続けるより経済的という理由で性奴隷を購入したけど、奴隷少女の懇切丁寧なお世話を受けるうちに「どうせ自分を憎んでいるんだろう」と疑心暗鬼になったり開き直ったりを繰り返すお話です。
残酷なことや特殊性癖チックなことは一切なく、恋愛経験ゼロの非モテ素人童貞のおっさんが、表面上はベテランの威厳を保ちつつ、内面では一人でうじうじと苦悩しています。
※第18話、第22話、第37話、第47話及び活動報告に頂き物の素敵なイラストがございますので、ぜひご覧ください。
※※※挿絵については、描いてくださった方の希望で2020.8.21をもって、活動報告のみでの掲載としましたので、ご了承ください。
たくさんの感想、評価、ブクマ本当にありがとうございます。
とても嬉しく感じており、やりがいの源となっております。
また、誤字報告をしてくださって誠にありがとうございます。
本当に助かっております。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
追記:エロシーンがある話については★マークがついておりますので、ご活用ください。
2020年2月8日に、メインストーリーは完結いたしました!
ただし、今後もオマケ的な後日談や別キャラ視点のサイドストーリーなどを書いていきますので、
どうか引き続きよろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-05 00:13:38
342482文字
会話率:12%
魔王アルフレドは幼い頃人間界で公爵令嬢リーエンに助けられた過去がある。10年後、人間界から魔界に花嫁を迎える「魔界召集」にリーエンが選ばれ、彼は彼女を魔王妃候補にする。初日にセックスをする慣例のため「優しく抱こう」と思っていたアルフレドだが
、隔世遺伝で強く出た淫魔の本能に翻弄され、俺様セックスをやらかしてしまう。
記憶を封じられているリーエンは、何故自分が魔王の妻に選ばれたのか疑心暗鬼。持ち前の明るさで魔族達ともうまくやっていくが、肝心のアルフレドとはすれ違いばかり。そんな折、魔王妃候補が行う巡礼で問題が発生して……リーエンの記憶はどうなるのか、アルフレドは優しいセックス()が出来るようになるのか。ハッピーエンドまでのすったもんだをお楽しみください。
※魔界強制セックスシリーズ13話。1話め「魔界に行ったご令嬢~3分でお見合い即マーキング?~」の続編風味ですがむしろこれが本編なので、単体でお楽しみいただけます。R18部分はタイトルに☆あり。
こちらはpixivにも同タイトルで掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 20:01:34
262701文字
会話率:54%
お忙しい方のための冒頭動画はこちら→
https://youtu.be/Kvxqco7GcPQ
〈あらすじ〉
目が覚めると、そこは精神病院の閉鎖病棟だった。
記憶を全て失っていた〝私〟はそこで
自分が長期の入院患者であること、
そして自
殺未遂を起こして昏睡状態だったことを知らされる。
困惑しながらも〝私〟は他の入院患者と知り合うにつれて、
過去の自分が感情のない〝人形〟であったことを聞かされる。
病院内の人々は奇妙な人たちばかりだった。
いつも曖昧なことしか言わない主治医〝先生〟。
まったく笑うことのない看護師〝笑い犬〟
でたらめなことばかり言う〝さかさま〟。
中でも一番気になったのが、隣の病棟の患者である〝王様〟。
「会いたかった」と慈しむように触れてくる彼に
”私”は心を揺さぶられるが、彼は閉鎖病棟の中で最も凶暴な狂人であった。
一体誰のことを信じていいのか。
自分は、なぜ自殺などしようとしたのか、
そして〝王様〟は自分にとってなんなのか。
奇妙な病棟で疑心暗鬼にとらわれながらも
〝私〟は過去の真相を知っていく。
閉鎖された病棟の中で真実を探す狂気BL。
また、「郁嵐(いくらん)」名義でブロマンス風のゆるい歴史ファンタジー小説も書いています。
気軽におこしくださいませ~
・エブリスタ様
https://estar.jp/users/1510003589
・アルファポリス様
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/732419783
・小説家になろう様
https://mypage.syosetu.com/2318984/
・カクヨム様
https://kakuyomu.jp/users/ikuran-ran 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-29 23:00:00
88717文字
会話率:41%
男は浮気をしていたが妻にはばれていない、だから自宅に愛人を呼びいれたのだ。
自分は上手くやっていると思っていた。
ところが、ホテルでの情事の後、いきなり、数人の男が入ってきた。
恥ずかしい写真を撮られて、脅迫かと思ったら音沙汰がナイ、とこ
ろが数日後。
悩んだ男は友人に助けを求めた。
すると、自分は売りに出されていた、情報提供者は誰なのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-26 19:16:01
4906文字
会話率:53%
妊娠したことを喜んだ妻、だが生まれてきた子供が障害があるという診断に夫である男は落胆した。
そこから少しずつ、子供と妻が重荷になっていく。
本当に自分の子供だろえか障害があるのは妻のせいではないか、もしかして浮気をしていたのでは。
プライド
が高い男はだんだんと疑心暗鬼になっていく。
夫婦は別れた、離婚の際、妻は養育費も何も受け取らなかった。
自分は解放されると思った男は数年後、再婚した。
そして街中で別れた妻と出会う画、彼女は自分とは正反対の生活を送っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-30 17:42:57
3791文字
会話率:24%
魔女裁判が激しさを増した時代、人々は疑心暗鬼になり恐怖に狩られて魔女を告発し私刑を与えていた。両親を失い兄弟と慎ましく生きていたエマにも、その魔の手が忍び寄っていた。村人達から逃れるように、村を去るエマだったが不慮の事故から見知らぬ世界へと
招かれてしまう。隻眼の美しき戦神ヴィズル。そして彼に使える双子の執事。知識と魔力に長けるが、傲慢で女好きのヴィズルに反発しながらも歌姫として溺愛される。
双子の執事の淫らな奉仕と、戦神に愛される事になるのだが……。
※陵辱表現も有りますのでご注意ください。
※複数人も有ります。
※シーンにより流血表現、残酷な表現がある場合があります(性描写ではありません
※性描写は濃い目です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-15 10:35:48
135469文字
会話率:41%
これはアメリカの出来事かもしれない。作者は
飽きぽくっ集中力が持続しないのはたいした
問題ではない。
これは『タッカーとデイル』から着想を得た
疑心暗鬼と狂気の物語、である気がする。
未完になったら申し訳ない。
最終更新:2021-01-03 11:50:30
1163文字
会話率:13%
202x年。世界は平穏とは程遠い疑心暗鬼という化物が蔓延していた。
犯罪防止の名の元に罪は厳格化され、町中から更衣室に至るまで監視カメラだらけになっていた。
それはあまりに息苦しく、監視社会以外何物でもなかったが、それでも国民の反発は少
なかった。
安全と治安のための多少の犠牲を厭わない。そんな風潮があまりに強すぎた。
もちろん、いくら国民が黙認しても副作用は多く発生した。
この高度な監視システムは昔なら見つからないような些細な罪も問答無能で暴いてしまうからだ。
その結果、愛する夫や妻が突然逮捕される悲劇が少なからず発生した。
国が国民を監視し、国民が逮捕された人物を監視する。
これはそんな狂った監視社会で起きたほんの小さな些細な事件のお話。
※こちらの作品は、『羞恥の空』様の作品『監視社会で生きる人々』の二次創作となっています。
二次創作の制作を快く承諾していただいた『羞恥の空』管理人のFOR様に感謝いたします。
この小説を読む前に原作の『監視社会で生きる人々』を読むことをお勧めします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-28 17:00:00
11675文字
会話率:24%
人族の栄えるウルナ大陸の隅、神聖な結界に守られた人の入れぬ領域に、エルフの末裔が暮らす小さな村があった。
村の住民は、十人の姉妹だけ。
十姉妹は和気あいあいと仲良く暮らしていたが……その六女であるロクノはある朝、結界が赤く染まっているのに気
づく。
これは……天敵である人族が結界内に侵入したというサインだ。
すぐさま姉妹たちの家を訪ね、その安否を確認するロクノ。
……しかしその結果分かったのは、衝撃的な事実だった。
【自分たちの中に、人族を手引きした裏切り者がいる】
【そしてその人族は魔法を使って、自分たち十姉妹の中に紛れ込んでいる】
異常な状況に、お互いを信じられず疑心暗鬼になる十姉妹。
しかしそんな中で、ロクノはなんとか自分たちの中にいる『人族陣営』を排除するべく、行動を開始するのだった。
人族に襲撃され”淫紋”を刻まれてしまえば、性奴隷に。
仲間の信頼を得られず『懲罰室』に入れられてしまえば、仮死状態に。
そして姉妹たちに与えられた武器は、エルダート神による”占い師”、”霊能者”、”狩人”の三種の加護。
……己の貞操と村の存亡を賭け、ロクノと姉妹、そして淫紋術士たちの頭脳戦が、今、始まる。
※※※ この小説にはアンケートフォームが設置されており、その投票結果によって展開が変わります。あなたの考察と投票で、村をハッピーエンドまで導いてください! ※※※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-08 21:00:00
112375文字
会話率:19%
初恋の相手と親友の浮気を期に心が変わってしまった主人公「橘 結羽」。
愛に疑心暗鬼となり相手を信じられなくなった
彼女は本当の愛を求めて禁じられた方法で永遠の愛を探してゆく。
「これなら終わらないね」
そう言って笑う彼女の目には、
もはや愛した人の姿は写ってなかったのである。
それは時として男性だったり女性だったり……
多くの犠牲を出した彼女がたどり着く結末は、
果たして幸せな終わり方なのだろうか。
エピソード事に変わる愛の形と、
変化していく結羽の精神を描いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-16 04:04:07
423文字
会話率:5%
前世を思い出した黒瀬舞は、
自分が「さよなら理想郷 おはよう地獄」という、
夏休み最後の一日、クラスメイトを校舎に閉じ込め疑心暗鬼の殺し合いを引き起こす黒幕、
黒瀬誠(くろせまこと)の義妹、黒瀬舞(くろせまい)として生まれたことを知る。
品
行方正、文武両道の完璧で人気者な兄が大量殺人鬼にならないよう、
黒幕だった兄が抱えていた「全て自分の思い通りになるからつまらない」という考えを壊すべく奔走するが……
※小スカ・おもらし・拘束具・鏡描写あり(順不同)
※なろうで掲載していた、
「デスゲーム漫画のクラスメイト全員を死に導く黒幕殺人鬼の妹に転生して失敗した」
の続編であり番外編です。
※性描写は第二部の繰り返される惨劇の一夜の二話からです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-26 13:57:07
94139文字
会話率:23%
[記憶のかけら]そのあとのお話。
戦国時代に
車ごとタイムスリップした上杉真由美49歳
独身生活をエンジョイしてた過去に、
報われなかった今までの生活に、
おさらばです。
久しぶりの恋にときめきながら、
知恵と度胸で日常を切り開いていく
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-27 10:00:00
52807文字
会話率:7%
SSSランク冒険者であり剣の達人でもあったエスラは、魔王討伐のための勇者パーティに入っていた。だが、勇者が手柄を横取りされるのではと疑心暗鬼になり、強力な魔物の前に置き去りにされてしまう。こんなものに負けないとどうにか一人で倒そうとした彼の
前に現れたのは、敵であった魔王ハロルだった。そしてエスラはとある理湯により魔王に気に入られてしまう。そしてその後知ることとなる魔王側と勇者側の事情とは? 最後はハッピーエンドです。
世界は「パーティを五回も追い出されたSSS冒険者の僕が、幼馴染(公爵令息)にベッドに引きずり込まれるまでの出来事」とつながっていますが、単体でも楽しめます。
短編予定だったのですが、長編形式に変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-17 21:00:00
29763文字
会話率:38%
かつて大陸を支配した王も、元を正せば大陸南部を拠点とした小国の君主であった。
軍馬に跨り、戦場を駆ける君主に常に付き従う者が二人いた。
一人は後に君主の妻となる女剣士。
もう一人は軍師として仕える青年。
幼い頃より共に笑い
、泣き、苦楽を共に過ごした親友達であった。
やがて君主は大陸を平定し、強大な帝国を築く。
女剣士を正妻として迎え、軍師として仕えた青年も妻を迎えた。
帝国は益々栄えるはずだった。
しかし、君主は全ての頂点に立つ者として
『大陸に平穏を保たねばならない、再び戦乱の世に戻してはならない』
という思いがあった。
いつの頃からか、君主は人の心を疑うようになった。
今、この座を奪われては、再び大陸は戦乱の世に戻ってしまう、と人の心を疑う思いが日に日に強くなっていった。
そして王の心が闇に閉ざされるきっかけを作ったのは皮肉にも、王の世継ぎが誕生した日だった。
側室を持たなかった王には待望の世継ぎであったが、生まれたのは元気な女の子であった。
さらに王妃の産後の容態が悪く、そのまま帰らぬ人となってしまった。
赤ん坊を前に王は、一つの結論に辿り着く。
――――疑わしき者は全て消さなければならない――――
そしてその日を境に謀反を疑われた者は全て処刑された。
その中には無実の罪を問われた者の少なくはなかった。
あまりに度が過ぎた粛清に対して、かつて軍師は君主に諫言した。
しかし、もはや疑心暗鬼の塊と化していた君主はその軍師を筆頭にその一族郎党を全て処刑してしまった。
王は自ら親友を処刑した事で自責の念に駆られたのか、ようやく冷静さを取り戻したが既に時は遅く
王は臣下、万民から『魔王』と呼ばれ、恐怖の対象となると共に多くの怨恨を背負った。
時は流れ、剣と魔法がやや翳りを見せ始め、新たに鉄・火薬・蒸気が新しい文明を築き始めた時代
長年にわたる帝国の圧政と強引な併合政策に耐えかねた辺境の諸国や少数民族が各地で反発、そして帝国内部にも王に反する者達がいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-08 17:20:57
17717文字
会話率:48%