私は閨《ねや》では石のような女だと言われていた――。
月の神に守られ、広大な湖の恵みを受けた砂漠の王国オドナスは、若い国王の下で繁栄の道を歩み始めていた。その王妃タルーシアは、一度目の結婚で心身ともに傷を負い、新しい夫にも心を開けずにいた
。一方で、彼女は神殿の神官長の穏やかな優しさに癒されて、心を寄せるようになる。しかし封印したはずの過去は再びタルーシアの前に立ち塞がった。その時、彼女は初めて自分の本当の願いを知り、同時に自身の本質を知るのだった。
「小説家になろう」で完結済みの「名残の月へ綺想曲シリーズ」からのスピンオフ。前日譚ですが、この作品単体でもお楽しみ頂けます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-05 17:00:00
51951文字
会話率:30%
ある大国に美しい王と妃がおりました。
けれど――――子供がいなかったのです。
最終更新:2014-09-21 01:00:00
7565文字
会話率:17%
拝啓 皆様
この世界に迷いこんで早5年…
皆様お元気に過ごされておりますでしょうか?
最終更新:2014-09-16 19:13:20
6563文字
会話率:39%
pixivのコンペに落選した作品の再投稿です。
傭兵とイチゴの産出国として有名な中欧の小国・エルベトーレ王国。
その第一王女のリリアナ(通称リリ)は、生まれてから長らく王太子であったが、異母弟ヨーゼフが誕生したため、廃太子され、『普通の王
女』として生きることとなった。
どう生きればいいのかわからず、鬱々と過ごしていたが、傭兵騎士団の剣闘試合で腕試しに来た傭兵騎士・レフと出逢う。
異教徒に滅ぼされた公国の長だったレフの父と、リリの父王が懇意だったこともあり、レフは父王から気に入られ、リリの親衛隊長に任命される。
レフからは剣闘試合で手合わせした際に見透かされるようなことを言われ、またお調子者風な外見と態度にリリは反感を抱くが、父王主催の舞踏会にて、はとこのトーマから絡まれ、侮蔑された時にかばってくれ、手の甲に誓いのキスをしてくれてから、心が揺れ動き始める。
己が王族であることへのこだわりを捨てられず、帝国と異教徒の戦争へ志願するリリだったが、戦場で奇襲を受け、撤退を余儀なくされる。
追っ手を逃れるために逃げ込んだ無人の納屋で、ともに逃げてきたレフへ、「せめて女として死にたい」と誘惑を試みるが、レフは「一目見た時からあなたが好きだった」と言い、あくまでレフの意思でリリを抱く。
その後味方に助けられ、国へ戻ったリリは、明らかに心の荷が軽くなったことを感じる。
レフと合わせる顔がなく、彼を避けていたリリへ、次第に陰謀の魔の手が近づいてくる。
外国人の王妃・アナベルを快く思っていない一派が、リリを擁してクーデターを起こそうとしていた。
国の不和をよしとしないリリは、クーデター派を一網打尽とするため、敢えて誘いに乗ったふりをする。
クーデターの首魁はトーマだった。外国人の血を引くヨーゼフよりも、己とリリの子供の方が王位にふさわしいと妄想しての叛乱だった。
大衆を煽動する手段はよくない、自分はトーマと結婚する気はない、と説くリリだが、トーマは聞く耳を持たない。
あろうことか、「押し倒せば言うことを聞く」という思考のもと、リリを辱めようとする。リリははっきりと抵抗し、ブラウスを破かれたところで、レフが助けに来る。
形式にとらわれることの愚かしさを痛感し、リリは王族から離籍することを決意する。レフからは、情熱的な一夜の際に、将来結婚しようとプロポーズされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-07 03:55:33
22975文字
会話率:46%
とある国の王妃の話。
美しい王妃は誰にでも股を開く淫らな女だった。
だが、それには彼女なりに策略があった。
最終更新:2014-08-30 22:49:18
5923文字
会話率:29%
逃げたい。この場から!!
アメリカ留学をしていた私は、アルベリーア国の第三王子に付きまとわれて、色々あって妃になるはめになった
え、できちゃった結婚?いえ、違います!!填められ婚約会見後に出来ただけです!!ハメられた婚です
!!!
本編完結。
閲覧、お気に入り登録ありがとうございます!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-27 00:28:29
23930文字
会話率:31%
今代の王の妃は、異界から現れた乙女でなければならない。そんな国へと、うっかり召喚されてしまった私に、目の前の男が言った。「正妃となる乙女の導き手になって下さいませんか」と。
最終更新:2014-08-09 19:00:00
12008文字
会話率:46%
最後の身内を亡くしたばかりの果林がその悲しみに浸っていると風が吹き、気付けば見知らぬ森で騎士一行と対面。そこで出会った王に連れられ城へ――――。果林を正妃にしたい王と現状維持を望む果林。王道異世界ラブストーリーを目指します!
最終更新:2014-07-31 08:16:15
34245文字
会話率:27%
一回死んで、まさか生まれ変わって帰ってくるとは思わなかった。
しかも、生まれ変わる前と同じ人と結婚することになるなんて。
最終更新:2014-07-08 18:45:09
597文字
会話率:57%
両性具有物です※苦手な人は逃げてください
王からの密命を受けた密偵は両性を偽り従女長として姫の輿入れに従う。
然し、浴場で自身の体の秘密を敵国の王知られてしまう。
そこで敵国の王が出した約束が姫を正妃にする代わりに敵国の王のものとなる事だっ
た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-26 11:02:59
34086文字
会話率:27%
天地を揺るがす大戦『聖戦』から20年後。アルビオンは平和そのものだった。その平和をもたらした英雄たる王太子は、数年前に長く交際していた女性と結婚し、今では愛妻家。その王太子妃がフィギュアスケート好きということから、フィギュアスケートブーム到
来。しかしフィギュアスケーターのレイフの大ファンであるOLのリーフェは事情からその波に乗れずにいた。がーーあることが切欠で彼女は、そのレイフと知り合うことになる。
過去の痛手からもう恋はしないと決めていたリーフェだったが、距離をとろうとすれば彼が近づいてくる。
控え目OLとフィギュアスケーターの恋物語、ここに開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-22 09:44:18
50034文字
会話率:56%
『王太子妃殿下の逃亡』の、WEB拍手にて公開していた小説や短編小説を集めました。本編がR18作品のため、こちらもR18にしております。
最終更新:2014-05-27 00:00:00
88738文字
会話率:37%
王太子アランの求愛に、一度は逃げ出した小説家マリーベル。しかし彼女はその愛に応え、王太子妃となる覚悟を決めた。そして二人で帰った王宮で、マリーベルの新しい生活が始まる。王太子妃に相応しくあるための、教育。新しい出会い。マリーベルを受け入れる
も者、拒絶する者。王宮に渦巻く、とある陰謀。様々な思惑が絡み合う中で、マリーベルは彼女らしく在ろうとする。自分が選び、望んだ。愛しい男の傍らに、在るために。…前作『王太子妃殿下の逃亡』の続編です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-30 19:00:00
172441文字
会話率:32%
一年前の雪の中、私は一人の男を拾った。やがて男は私の家に居座るようになり、そして私達は一線を越える仲になった。それでも私達は恋人ではない。ただの、同居人。のはずだった。男が、とんでもないことを言い出すまでは。「マリーベル、私の妻になって欲し
い。私の、妃に」男はなんとこの国の王子、それも、王太子だった。まさか、そんな。自分が妃になんてなれるわけないだろ馬鹿野郎!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-23 20:54:12
75510文字
会話率:28%
チャットサイトで知り合ったΦ(ファイ)と春妃(はるひ)。
同い年29才で同じ女同士、簡単には会えない距離の二人。
つながりはチャットでの会話とメールアドレスだけ。
春妃はいつしかファイともっと繋がりたいと願うようになる。
文字の会話でしか繋
がっていなかった2人が出会う時・・・。
人と人が出会うことで起こる化学反応と、
ネット上とリアルでの関係性のギャップを表現してみたくて書きました。
小説投稿サイト「novelist.jp」との重複投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-08 10:47:45
27055文字
会話率:8%
ごく普通のOL壱月理子25歳。結婚願望あり彼氏なし。
そんな平々凡々な彼女が突然異世界に召喚された!?
召喚主である美少年・ルゼに興味を持たれ、行動を共にすることに。可愛い顔をしているからとナメてかかったのが運の尽き、彼の色気とテクニックに
呆気なく陥落させられてしまう。しかもこの少年、実は魔界の第五王子だった。
魔界、天界、人間界と三つに区分けされたこの世界で、理子は伝説の歌姫セイレーンとして不思議な力を手に入れ、三界から求められる特別な存在となってしまう。
しかも次期魔王の妃になれと脅されてしまい―――。
果たして理子の運命は・・・?
魔界の覇者となり、理子の夫となる男がとうとう決められる。魔王選定編、始まりました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-29 14:46:01
165171文字
会話率:49%
小賢しく、野心たっぷりな王女クラリッサは大国の正妃の座を射止めた。王宮内の権力闘争でも何でも来い、女の幸せなんて二の次だと意気込んで乗りこむが、王に予想外な事を告げられる。
「昼でも夜でも、この王宮の中でも外でも、俺がヤりたい時にその身体を
好きに使う」
さらに、王弟殿下二人も同時に夫となると宣言され、三人の男の共有物とされてしまう。この男達がまだ良い人なら良かったが、あいにく王と王弟は傲慢、下品、陰湿と難物ばかりで……
知恵と口車で何とかしようとする女の子が、身体を好きにされてピーピー言わされるお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-26 06:00:00
86802文字
会話率:52%
王太子セドリックは繊細で人嫌い、気難しいところがある少年だった。そんな彼のお妃に、意地が悪く根性が曲がっている令嬢ベルティユが決定してしまう。初めて会ってみて、ベルティユの噂にたがわぬ悪辣ぶりにセドリックは思う。(この女を思うさま泣かせ、い
たぶってみたい)と。
意地悪な女の子がねちねち王子に執拗に虐められ、泣かされ啼かされるお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-19 20:00:00
65487文字
会話率:55%
アルダッド王国のジルベルト王と異国から嫁いできたイヴォン妃のお話。悲恋、シリアス。
最終更新:2014-02-25 18:54:11
10098文字
会話率:21%
リル(リルファリカ)はレッサリアの王太子の8人のお妃候補のうちの1人。美に至上の価値を置く芸術家気質、と言えば聞こえはいいが変人ぞろいで有名なちょっとあれな侯爵一族の令嬢である。
リルの恋がどこに向かうのか向かわないのか・・・・これは彼女の
恋と成長の物語である・・・・たぶん。
※R-18は保険です。2013/9/11本編完結。以降はのんびり番外編をあげていきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-22 00:56:34
207545文字
会話率:43%
前作「敵の敵は味方???」&“彼”視点の番外編集です。前2作お読みいただいてからの方が良いかと思います。
リクエストいただいたお話やその他の登場人物視点のお話となります。
なお、複数のお話となるため、念のためのR=18指定となります。
最終更新:2013-11-29 12:00:00
77732文字
会話率:28%
あの日、私は決意した。文公の娘にして王太子妃の妹たる私の敵、それは・・・・。そいつは“彼”にとっても敵だった。だから私と彼は手を組むことにした。だって敵の敵は味方っていうものね。
最終更新:2013-09-14 10:12:01
11211文字
会話率:39%
亡き寵妃の忘れ形見であるために正室に疎まれている王女タナシア。そんな彼女を守る護衛の変態なハインツ。彼は呪術で痛みを引き受けて彼女を守る。【変態注意。途中まで無理やり要素有り】
自サイトにも投稿しています。
最終更新:2014-02-03 18:54:48
4646文字
会話率:62%
「いや、いやよっっ私にはやることが!まだ死ぬわけにはいかないの!!」
人間界一、光の強い巫女の力を絶やすわけにはいかない。重い責任を負った後継者探しの旅をしていた巫女リュミエールはとある王国で魔界に拉致された。そんな場合じゃないのに・・っっ
!巫女を捕らえたのは・・
「なら俺の妃になれ。俺はお前を気に入った、お前だけだ」
魔王の血を受け継ぐ王子スィエル。ーー魔王の王位継承者だった。
巫女の使命感に焦る巫女を追いかけ捕まえ口説く・・
巫女に惚れた魔王(になる予定)なる方の恋愛物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-30 00:12:34
25386文字
会話率:21%
ある日、急降下魚雷投下訓練をしようと空母から発艦した攻撃隊の隊長・神前春は突然睡魔に襲われて列から離脱してしまう。目が覚めるとそこは小国・スヴィア国王妃の庭だった・・・・・。
最終更新:2014-01-16 21:14:26
4830文字
会話率:45%