一四歳の時に両親を失ったメレディス・トスカは、父方の妹であるデボネ家の世話になる。けれどもメレディスが社交界デビューした直後、叔父が他界し、デボネ家は没落貴族と成り果てた。しかし、叔母はふたたび華々しい生活に返り咲くことを諦めていなかった
。愛娘二人のうち片方、あるいは両方に爵位を持った大富豪と結婚させようと画策する。そんなだから、よそ者のメレディスはいつだってのけ者扱い。
ある日のこと、叔母の元に一通の招待状が届いた。差出人はブラフマン伯爵家からのものだ。彼の末娘、キャロラインの社交界デビューを開くという。ブラフマン家は社交界で絶大な人気を誇っている貴族で、彼らが手がける事業はことごとく成功していた。そしてブラフマン家の息子二人はとてもハンサムだと貴族たちの中では専ら噂になっている。二人は結婚適齢期を迎え、淑女たちはみな、妻の座を狙っていた。そしてそれは叔母も同様だった。
ブラフマン家に招待された四人は早速会場へと赴く。そこでメレディスが出会ったのは、次男のラファエルだった。
豊かな金髪に緑の瞳、若さ故の引き締まった強靭な肉体と気品を兼ね備えた美しい男性。
――ああ、彼はなんてハンサムなの。
ハンサムなラファエルにひと目で恋に落ちたメレディス。やがてふたりは運命の糸に引き寄せられるかのように再会を繰り返す。けれど、メレディスは知っていた。彼が貴族とは名ばかりのメレディスに近づいた理由を――。なにせ彼は花嫁探しに乗り気ではないのだから。
ラファエルはきっと両親を失ったメレディスと社交界のスキャンダルになって、母親の花嫁探しを諦めてもらうための策略を考えついたに違いないのだ。
……そんなことは、もう知っているわ。
彼は自分を利用しているだけだ。そう言い聞かせるメレディス。けれども彼女の思いとは反対に強い力でラファエルに引き寄せられていく……。果たして彼らの運命は――。
シンデレラストーリーです。
※この作品は、R18指定の設定ではございますが、ストーリー重視ですので要素としてはやや薄いと感じる方がいらっしゃるかもしれません。
【Berry's cafe】【エブリスタ】さんでも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 18:03:47
195363文字
会話率:26%
――19世紀イギリスの、とある街で、何の前触れもなく突然失踪した淑女が数日も経たないうちに白骨化した死体で相次いで発見されるという、なんとも奇妙な事件が起こっていたのだ。
斯くして、探偵カルヴィン・ゲリーは白骨化した遺体と事件の謎を追う
べくして立ち上がった。
ある日の夜、カルヴィンは白骨化した遺体を発見した。現場に居合わせたのは、この世で最も残忍で冷酷な伯爵と知られる人物として有名な、クリフォード・ウォルターだった。彼こそが犯人だと疑うものの、決定的な証拠がない。証拠を見つけるために張り込みを開始する。
ああ、だけどどうして?
彼はなぜこんなに優しいの?
青い目は穏やかで、たくましい腕が優しく包み込む。
彼の完璧な容姿も、落ち着いた仕草も――どれもこれもがぼくを魅了する……。
カルヴィンは、ふとした瞬間にクリフォードが見せる優しさに惹かれていく――。
身分差ロマンスファンタジーです!
※この作品は、【エブリスタ】さん、【fujossy】さんでも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-19 13:06:25
163095文字
会話率:15%
「俺は、おまえ以外の女も抱くから」
初夜のあと、アンニーナは夫であるラウリからそう告げられた。二年後、ラウリの浮気癖は直らず、アンニーナは夫の愛人に蔑まれ憂欝な日々を送っていた。そんななか、ラウリが若きクルマラ伯爵エサイアスに新たに仕えるこ
ととなり。
寝取り好き男が、逆に妻を寝取られてしまう話。
アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 22:00:00
140916文字
会話率:48%
故国から遠く離れた土地で鉱山夫として働くファルク。妻のイルマは、忙しいながら満たされた日々を送っていた。――ただ一つ、二人の間に子供がいないことを除いては。そんなある日、イルマは鉱山のオーナーである伯爵の姪・コルデーリアからキスされる夫の姿
を目撃してしまう。その上、夫が自分と離縁し、彼女と再婚する噂まで耳にしてしまい……。『Fool’s Gold‐アルケミストの恋‐』の侯爵と洗濯女の三年後。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-19 06:00:00
82946文字
会話率:50%
子爵家の三男坊で、騎士団に勤めるシュルツアイン・オークランスは、幼馴染みでもありビジネスパートナーでもある伯爵家次男バルドエッド・バイハンとの婚約を王家に申請していた。
が、なぜか申請は受理されず、美貌の公爵家次男との縁組みを王家お膳立てで
進められた。
因みに子爵家とは言え実家は裕福。両親は高位貴族の社交が好きではない為、再三の陞爵の打診も辞退しているほど。
加えて本人は王都の騎士団勤め。尚且つかなりの収益を上げる副業も経営している。
本人も家族である子爵家も、高位貴族との縁を取り立てて望んだこともなく。
そして、相手である美貌の公爵家子息には会ったこともない。
是非にと望まれて…という印象を感じさせる表現の打診だったし、相手の家格が高い上、王家お膳立てという事で拒絶しきれない立場。だから流されるまま結婚した。
が、婚約も結婚も書面上のみで、未だ一度も『旦那様』である侯爵令息とは面識もなく、手紙もなしのつぶて。
どう考えても令息にとっても気乗りのしない婚姻だったのだろうと思われる。
その上、公爵家の家族からも一切の接触もなく、完全無視。
令息を良く知る貴族からは理不尽な蔑みをぶつけられ…。
つまりは、誰からも祝福はされていない。
じゃあ、なぜ元々の幼馴染みとの婚約を諦めなければならなかったのか。
俺が望んだわけじゃねえよ、とやさぐれて…からの離縁してやるぜ!…という決意と、離縁までの道。
攻め目線(主人公は攻め)
このお話はアルファポリスでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 00:00:00
234051文字
会話率:18%
BLゲーム内での異世界ファンタジー的な世界観ふんわり設定です。20歳小さな薬屋を営んでいたライムには人には言えない秘密があった。転生者である事もそうだが、種族や生まれが普通とは違い、まだ理由も分からないが夜10時から朝4時まで肉体が変化する
。普段は華奢な童顔、未成年の様な見た目だが、変化した身体はガチムチな美形、能力も向上し、周り全てを支配してしまいそうな程のチート的能力を手にし圧倒的なオーラがあった。そして肉体を変化させている間の夜間だけ、セフレ関係のような相手が一人だけいた。
ある日平民だったライムはアボット公爵様からある依頼をされる。公爵様のご子息の様子がおかしくある男爵令息に夢中になっているとの事、その令息は良くない噂が流れていて、学院に入学し調査してきて欲しいとの依頼だった。
アボット公爵様は育ての親であるトーマスが仕えているダグラス伯爵家のご当主様の親友らしく、依頼を断る事も難しい。
丁度セフレ関係だったガロン(A級冒険者で元騎士団長)の事を本気になってしまっているのに、自分の秘密も言えず他にも相手が居そうなガロンと離れた方が良いと判断し依頼を受け学院へ入学した。
しかしそこは前世のBLゲームが舞台だったらしく、幼い頃、遊び相手をしていたダグラス家のご子息も通っているらしい、しかも難易度の高い攻略者である騎士科の教師(ガレシア・アシュレイ)は二年間セフレ関係にあったガロン(偽名)だった。
俺はまあ名前も登場しないモブみたいだけど......。
A級冒険者であり元騎士団長ガチムチ美形✖️チート能力者持ち圧倒的オーラを放つガチムチ美形(昼間は華奢の童顔でE級冒険者でもある薬屋)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 18:00:00
52984文字
会話率:11%
伯爵令嬢のマリエンヌは、幼馴染で婚約者でもある大好きなレイドに避けられていた。
王宮騎士団で働き出してから避けられ出した事もあり、レイドには好きな人が出来て自分との婚約が嫌になったと思ったマリエンヌ。
自分みたいな魅力のない女が婚約者だった
ら、愛するレイドは幸せになれない。
そう考えたマリエンヌは、最後に思い出をもらって自らは修道院に入ろうと計画するのだが…。
ご都合主義のゆるゆる設定で進行します。
実際の事柄と著しく違う場合もございます。
女性が無理やり襲う表現がでてきますので、お気をつけ下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 18:58:10
10340文字
会話率:64%
2024年3月28日本編完結済。
2024年4月29日番外編投稿。
鈴木 凜は事故にあい、目が覚めるとリーン・スヴァローグ伯爵令嬢十歳になっていた。
リーンとしての記憶も残っているし、鈴木 凜としての記憶も全て残っていた。
プレイ
したことのあるゲームの世界だと気づいたが、リーン・スヴァローグという登場人物名は記憶になかったので自分はモブだと認識して、自由きままにこの世界を堪能していた。
ゲーム内でのクライマックス、婚約破棄の場面ものほほんと見ていたが、何故か巻き込まれてしまう。
モブのはずなのに?!
自分の知らないストーリーが進み始める―――。
*マーク R18表現があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 18:34:50
186649文字
会話率:52%
本編完結済。記録的な猛暑が続く中サラリーマンの芦谷蓮斗(27)は一週間続いた残業を終え自宅に帰る。締切の自宅は外よりも暑く目眩がする程だったが仕事で疲れた芦谷はクーラーをつけずに眠ってしまう…。真っ暗な暗闇の中出逢ったのは泣きじゃくるハニエ
ル(7)。理由の分からぬ内にハニエルと魂が融合してしまい魔法のある異世界へ。ところがハニエルは父親から虐待を受けていた。初っ端から瀕死の重症で始まるハードモード!?。……あれ?もしかしてイージーモード?ゲームか物語か…色んな話がごちゃまぜの世界。降りかかる不幸を切り抜ける為冒険者になる。主人公と伯爵家の皆が(陰が薄い)チート集団となって頑張る話。ダンジョン内のことはサラッと。学園内もサラッと。主人公は攻めです(7~17歳迄成長します)。受けが登場する迄かなり長いです(30話)。受けと出会う前に諸事情により12、13歳(見た目青年)で複数といたします(男女)。女性との性描写は詳しく書きません。同時に複数人と付き合ったり浮気はしません。にいさまやハニエルと性的な意味で絡む事はありません。ショタではありません。が、幼少期受けが胸を吸われる話が1話あります。シリアスだったりギャグぽくなったりします。人が沢山亡くなる話があります。自殺未遂描写あります。流血描写あります。何でも来い!の方向けです。僅かでも読んで下さる方がいらっしゃれば幸いです。アルファポリスさんにも投稿しています。内容は同じです。一言でも感想頂ければ嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 18:00:00
446608文字
会話率:33%
冷酷で残酷な家門と恐れられる、ゾネントス公爵家の公女ロゼリア。
初恋の相手である王太子の妃候補となるも、王太子が選んだのは、ライバルの伯爵令嬢だった。
けれども、諦めきれないロゼリアの父親は、ライバルの令嬢に媚薬を盛ることをロゼリアに命令す
る。
悩むロゼリア。最終的に、良心の呵責に耐えきれず途中で断念するも、しかし、手違いで媚薬を自分が飲んでしまうことに。
部屋にはロゼリアを嫌っている、敵対する家門の騎士ロルフ卿がいて――
嘘と媚薬から始まる、勘違いとすれ違いの執着溺愛ラブストーリー。
※不定期投稿です
※アルファポリス様でも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 20:42:50
82571文字
会話率:24%
伯爵令嬢のクロエには親が決めた婚約者がいる。
政略的な婚約とはいえ子供の頃から恋い慕ってきた相手であるが、彼は最終的に、クロエではなく妹のエミリィを選ぶ。
やはり自分が選ばれることはないのだと打ちひしがれるクロエ。
そんな彼女の前にある日、
思わぬ人物が現れて――。
愛のない契約結婚のはずが、徐々に互いに惹かれ合い、これまで不遇な思いをしてきたヒロインが、擦れ違いの末に執着・溺愛されて、本当の夫婦となるまでの話。
※一迅社メリッサ様より書籍化、2021年12月1日に発売予定です。
※併せてコミカライズ企画進行中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-21 12:36:01
121502文字
会話率:26%
【書籍化】フェアリーキスピンク様にて発売中です。
容姿と家柄がすこぶるよく、英雄としても名高い騎士団長ジェラルドは、傲慢な男としても有名だった。
そんなジェラルドの秘書官となった男爵令嬢のソフィア。
ソフィアはジェラルドの傲慢さに呆れながら
も、仕事だと割り切り愛想よく接する。
その態度に、ジェラルドはソフィアから好意を抱かれていると勘違いしてしまったようで……。
「君とは結婚できない」と言われましても、そもそもあなたのこと好きじゃないんですけど――から始まる傲慢ノンデリヒーロー×不遇流され系貧乏ヒロインのすれ違いラブコメディ。
※かっこいいヒーロはいません。健気なヒロインもいません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 21:44:49
141467文字
会話率:33%
【書籍化】フェアリーキスピンク様にて2022/09/28に発売されました!
任務中、同僚の魔術師スヴェンをかばい、魔力を失ったモニカ。
魔力のない者は用済みと、婚約者からは婚約破棄され、親からも勘当される。
家と仕事を失ったモニカは魔術道具
店で働き始めるのだが、魔力を失ったきっかけのスヴェンがほぼ毎日、店に現れるようになる。
どうやら彼はモニカの落ちぶれた姿を見て、愉悦しているらしい。
不器用で一途なストーカーエリート魔術師と、鈍感系元優等生魔術師令嬢のラブコメ。
※かっこいいヒーローも健気なヒロインもいません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-28 00:00:00
107594文字
会話率:30%
第二王子と婚約していた伯爵令嬢のグレースは、24才で婚約解消となった。そんなグレースに求婚してきたのは、昔なじみの年下のトッドだった。エリートの王宮魔術師ではあるが、内気で挙動不審なトッドに、婚約は決めたもののグレースは弟にしか思えない――
。
コメディです。ヒーローはピュアなストーカーですが、寛大な心で読んでいただければ幸いです。コメディです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 17:00:00
38152文字
会話率:20%
周囲に清楚で大人しいと思われているセイラは、頭の中は不埒な妄想でいっぱいだった。早くたくましい男性と初夜を迎えたいセイラに、ついに父親が結婚の話を持ち出した!
優しくて誠実な騎士と妄想令嬢の、ほのぼのコメディ。完結済。
◆電子書籍化進行中で
す。詳しく決まれば活動報告に書きます。
評価して下さった方々、ありがとうございました!
※レビュー&誤字脱字報告もありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 12:00:00
97515文字
会話率:30%
怪物伯爵と噂のある男に引き取られた少女の話し。最初は少女を食べる気満々ですが徐々に少女を受け入れて慈しんでくれる予定です。美しい青年と言うよりはちょっとおっかない人外旦那さんと耐性つくまで苦労しつつも最後は幸せになれる少女です。
最終更新:2024-04-25 23:56:00
10837文字
会話率:26%
第一王子ルシャードの三人目の花嫁となったエルナには、欲しいものがあった。
一人目と二人目の妻を失い、悲しみを背負う美貌の王子と言われているルシャードに嫁いだのもそのためだ。
表向きは悲運の王子とされているルシャードだが、彼を知る周囲の人間か
らは、二人の妃の命を奪ったのではないかという噂が囁かれている。
そんな危険な男に次なる妃として選ばれた伯爵家の令嬢エルナは、大きな秘密と目的を抱えて、ルシャードと初夜を共にする。
何者をも拒絶する冷たい瞳の持ち主からは、愛などという不確かなものは望めないだろう。
エルナの望みは、愛よりずっと確かなもの。
「取引をしないか。私なら、お前の望んでいるものを与えてやれる」
ルシャードに持ち掛けられた思いもよらない取引は、断ることのできない、とても対等とはいえないものだった。
互いの目的のため掴んだルシャードの手を離すとき、エルナの望みは叶うのか──。
※この作品には一部流血描写、無理矢理な性行為のシーンが含まれます。苦手な方はご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 19:18:23
43771文字
会話率:39%
獣人が蔑まれる国で、生き別れた家族を探すため貴族屋敷に侵入した猫獣人のエルバート。だが作戦は失敗してしまい、伯爵と対峙することに。
伯爵家当主のディオンは鼻につくようなキザな野郎だったが、エルバートを見逃す代わりに「私の命を守ってほしい」と
取引を持ち掛けてきた。
さらに契約が終わった暁には望む宝を贈与すると言いだし、あまりにも都合のいい条件に疑いを抱きながらも一年間限定の従者契約を結ぶのだが……。
天邪鬼な金髪伯爵家当主×口が悪くて人間嫌いな黒猫獣人
注意点
・受けが初恋の男性に好意を寄せている描写がありますが、カップリングや絡みはありません。攻受は固定です。
・R-18部分は後半の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 07:00:00
40606文字
会話率:50%
とある事情から、近衛騎士団々長レイナート・ワーリン伯爵の後妻となったエルシャ。
十六歳年上の彼とは形だけの夫婦のはずだった。それでも『家族』として大切にしてもらい、伯爵家の女主人として役目を果たしていた彼女。
だが結婚三年目。ワーリン
伯爵家を揺るがす事件が起こる。そして……。
白い結婚をしたはずのエルシャは、伯爵夫人として一番大事な役目を果たさなければならなくなったのだ。
「エルシャ、いいかい?」
「はい、レイ様……」
それは堪らなく、甘い夜──。
* この作品はアルファポリス様でも掲載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 22:24:49
24533文字
会話率:38%
【2023 eロマンスロイヤル大賞『コミック原作賞』を受賞しました!】
コーリング伯爵家の長女ジュリアは、十八歳のある日突然、前世でトラウマとなった言葉を思い出し、それが原因で結婚を目前に控えた婚約者ヴィクターを怒らせ婚約破棄されてしま
う。
そのトラウマのせいで、今世でも一人にならなければ眠れなくなってしまったジュリア。
こんな状態では結婚なんて無理だと、独身のまま領地のために尽くしていこうと決意した矢先、思わぬ相手から結婚を申し込まれる。
それは王弟でもある、ウィリアム・オルコット公爵からの申し出だった。
「公爵夫人として最低限のことをしてくれればいい。あとは自由にしてもらって構わない。」
彼のその言葉に、自分はお飾りの妻として必要とされているのだと納得出来たジュリア。
『寝室は別々にして欲しい』という願いも聞き入れてもらい、彼女はお飾りの妻の役割を果たすつもりで結婚したのだが……。
「あ、あの!寝室は、別々のはずですよね!?」
ジュリアの新婚生活は、想像とは全く違っていて……!?
* この作品は『アルファポリス』様でもR15版を掲載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-02 00:50:52
75965文字
会話率:49%
クラリス・シャリエ伯爵令嬢。
彼女には生まれた時から決められた婚約者がいた。
眉目秀麗、文武両道。エリートなアンリ・サン=トゥール侯爵令息だ。
彼との婚約はお互いの祖父が魔法誓約書によって定めたもので、簡単には破棄できない。
ク
ラリスは容姿も魔法の才も平凡以下な自分では優秀なアンリに相応しくないと、彼に婚約破棄してもらうためある薬を飲むのだが……。
彼女の計画はあっという間にアンリに見抜かれ、彼の屋敷に連れ帰られてベッドでのお仕置きが始まってしまって……。
* この作品は『アルファポリス』様でも掲載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-25 00:32:17
42739文字
会話率:52%
ファウスト国では、神託により幼い頃から運命の相手が決まっている。エリックが仕えている王太子殿下のミハエル様は、神託により運命に翻弄されてしまって?!
※この作品は、「アルファポリス」にも掲載しております。
最終更新:2024-04-20 23:03:35
3935文字
会話率:59%
狩りに出かけて、小屋で休んでいるところを熊に襲われてしまったリューン。幼なじみのファビエルくんが助けに来てくれるが、魔族領でケガの手当を受けた後に帰れなくなってしまって?!
※には、R-18の内容が含まれております。
※この作品は、「アル
ファポリス」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 00:14:20
7066文字
会話率:63%
「お前は誰だ?」・・・突然、姿を消した第3王子のハリス殿下に顔が似ているというだけで、身代わり役を頼まれた雑貨屋店主のエドワード。けれど、何故か辺境伯爵令息には既に偽物だということがバレていて・・・?!
※にはR18の内容が含まれます。
この作品は「アルファポリス」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-06 23:16:49
13327文字
会話率:65%
コリーヌは閨の教師として、モローニ伯爵家に赴いていた。
応接間に通され、そこには生徒(チャールズ14才)の隣に、何故か彼の父のハーバート・モローニ伯爵(34才)も一緒に座っていたのだった…
舞台は近世ヨーロッパ風ナーロッパ(異世界)だと
思って下さいな。
※大人のラブコメを目指しています(一応)
※R18本番は最後の方かと思いますが、閨教育(性教育)を題材にしているので、たまにR15?かもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 21:43:00
51980文字
会話率:25%
死んだはずの若頭が目を覚ますと伯爵家長男、オメガで王太子殿下の婚約者候補の1人ユアンになっていた。男に媚びる?股を開く?ありえねえ。発情期は一生こないしタバコが吸いたいし苦いコーヒーが飲みたい。俺が俺であるために生きる男の話。
最終更新:2024-04-20 21:23:59
39698文字
会話率:49%
——殿下の溺愛が、わたくしを狂わせていく。
【年の差】×【溺愛】×【真面目王子と貞淑貴婦人】×【閨指導】、しっとりめの禁断の恋のお話。
レーヴェンタール伯爵夫人アガーテ。
ある一点を除けば穏やかな日々を送っていた彼女は、王妃に呼ばれた。
王国第二王子のゴットフリート(十六歳)が、アガーテを見初めたというのだ。
「王子の話し相手になってほしい」、と王妃に命じられる。
「王子は女を知らぬゆえ、男女のことを導いてやってほしい」、とも。
つまり、話し相手が単なる「話し相手」ではないことは明白。
断れば夫の未来はないといわれたアガーテは、王子の側に参じることに……。
王子の狂おしいまでの溺愛が、貞淑な貴婦人だったはずのアガーテの魔性を引き出していく。
※5/29は第2章途中まで一挙公開します。それ以降は不定期更新です。
***
アガーテ→レーヴェンタール伯爵夫人。非常に貞淑で今の現状に満足しているが、えっ、というタイミングで理性が飛ぶ。悪い女とは彼女のこと。
ゴットフリート→第二王子。表の顔は控えめで真面目、裏の顔は執着心が尋常ではないヤンデレ。童貞喪失するのはアガーテ相手じゃないと嫌だとごねている。アガーテより十二歳年下の夏生まれ。変な夫婦に捕まって弄ばれてる可哀想な純真な子。
エリアス→レーヴェンタール伯爵。外交官として仕事をしており、家を不在にしがち。陽気で華やかな性格。妻を気遣う良き夫だが、若く真面目なゴットフリートは嫉妬も相まって彼を「ひどい」と捉えてしまう。非常に罪深い男。
王妃→一応常識人ぽい。だが、他のきょうだいに比べて「良い子」だった幼いゴットフリートを放置しすぎていたという自責の念から、彼に甘くなってしまう。
国王→ゴットフリートの父。物静かで知的な性格。王妃との関係は表向きは良好で、子供達を溺愛する。だが、あることが原因で、王妃により子供達から遠ざけられている。そのことがゴットフリートを含めた子供達の精神を追い詰めている。
*「カクヨム」様のほうで、殿下の溺愛がマイルドなバーション(R15版)を公開しています。→https://kakuyomu.jp/works/16817330657522696225折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 21:07:18
101818文字
会話率:39%
【秋水社素敵なロマンス様よりコミカライズ連載開始】
【フランス書院e-ノワール様より電子書籍化(ローレス視点書き下ろし付)】
伯爵令嬢のリュゼット・マダルは、人気の若き公爵ローレス・ヴィザントからの求婚に頭を悩ませていた。
今まで六人の男
性達から受けた求婚が、全て人違いで破談してきていたためだ。
リュゼットは、人気の伯爵令嬢ルゼット・ダタルと名前も髪色も似ているために間違えられて、毎度求婚されていたに過ぎなかったのだ。
そして、ローレスからの手紙にはすでにそのルゼットの愛称と思われる『ルゼ』という呼び名が書かれていて……⁉︎
六回も『人気のルゼット…じゃない方の伯爵令嬢』として破談を完遂してきたリュゼットが、ローレスに向けて『人違いですよ気づいて作戦』を行う事になるのだが……?
※前編、中編、後編の三話構成です。
※エロシーンは後編のみです。★つけます。
※オリジナル設定もあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 23:04:11
61276文字
会話率:45%
平凡な日本人主婦だった前世の記憶を持つエリーシャは、転生後の世界で伯爵令嬢となり、婚約者と共に夜会に参加していた。
そこでエリーシャは、婚約者から侯爵家子息のアルヴァンを友人だと紹介される。なんとアルヴァンは、エリーシャと同じように前世の記
憶を持つ、彼女の夫の生まれ変わりだったのだ。
前世で日本人夫婦として長年連れ添った二人は、初対面にもかかわらず、ひと目見てすぐにお互いが誰なのか気づいてしまう。
エリーシャに婚約者がいるように、アルヴァンにもまた、婚約者候補がいた。
エリーシャは複雑な想いを抱えながらも、アルヴァンの新たな人生を見守ろうとするが……?
※本番エロシーンには★がつきます。
(ただし、エロシーンは最後の方です)
※時間は未定ですが、今のところは毎日更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-01 22:17:00
60049文字
会話率:47%
『人畜無害なはずの第二王子は、高飛車令嬢には獰猛なオオカミでした』(N0912GI)のスピンオフ作品です。
元軍国主義ダムライト国の伯爵令嬢ルシアンが主人公。
自らの恋愛は脇に置き、周りの恋愛話に耳を傾けるのが目下の楽しみ。
そんなルシア
ンでも、唯一心動かされる人物がいた。
王太子付きの王室騎士ゼオルグだ。
ただし、その気持ちに名前はつけないまま。
接点だけが強く残されていた。
ある日双方の父達により強引に婚約が決められる。
どこか浮かれるルシアンだが、なんとゼオルグからは保留を言い渡されてしまった。
その理由は、ゼオルグに少年兵の想い人がいるためだと。
痛む心は瞬時に閉じて、その恋を応援するという事で婚約者を受ける事に。
婚約者となった途端に王太子夫妻のルカジオルとリリシアの新婚旅行に2人とも随行することとなり…
4人の珍道中な新婚旅行と、
ルシアンカップルの愛が深まる旅です。
エロシーン掲載時には★マークでお知らせします。
★→キスシーンなど(今回キスのみの回はなし予定)
★★★→本番に近い
★★★★→濃厚な交わり
溺愛ラブラブ愛されストーリーです。
※現状は感想欄を閉じています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-18 22:26:14
117498文字
会話率:38%
ラックイーン男爵家は当主夫妻が事故で亡くなり、一人娘のアンナが当主代行として何とか切り盛りしていたが、度重なる自然災害や日照りでの作物の不作などが続き、領地ごと隣の領であるワイハン伯爵家へ統合され、男爵家は取り潰されることになる。アンナ自身
も60歳を超えるワイハン伯爵の後妻にと求められる。未来に何の希望も持てないアンナの前に、いきなりラックイーン男爵家の家神だと名乗るヴォルグという青年が現れ!?ラックイーン男爵家が無くなれば消滅してしまう家神ヴォルグと、ラックイーン男爵家を護りたいアンナの利害が合致し、二人は契約結婚することになり……。「私に手は出さないって約束しませんでしたっけ……?」「お前から力を得ないと、神力は使えぬぞ。早く脱げ、小娘!」神力を得るための捕食行為といって身体を差し出すことに!?二人の攻防が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 12:50:13
35784文字
会話率:42%
借金まみれの伯爵家の令嬢アルセアは、娼館に売られる直前に、全身金ぴかの如何にも成金といった怪しい風貌のチャラチャラした男に「君、すっごい好みなんだけど! ねえねえ、今売られたところ? じゃあ、その倍のお金出すから、僕の所へおいでよ!」と言わ
れお買い上げされ、永久就職と言う名の婚姻届けにサインをしてしまい!?口べた令嬢×陽気な成金の恋の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 18:53:06
4753文字
会話率:50%
「主よ、どうかあの男が地獄に堕ちますように──」アリア・ノートン元伯爵令嬢は、修道女見習いとして毎日どす黒いオーラを身に纏い神に祈りを捧げていた。何故なら、婚約目前までいった恋人であるオルトス・ルティヴァン公爵に「他に愛する人が出来てしまっ
たんだ。ごめんね、アリア。僕のことは忘れて欲しい。僕たち、別れよう──」と言われ振られてしまったのだ。一年間、憎しみと恨みを抱えながら修道院で過ごしたアリアの前に、ある日突然オルトスが現れて──!?元カレ公爵×修道女見習いの恋物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-14 12:37:31
7474文字
会話率:52%