バンスネット伯爵の娘、アイリーン・マキヌスの頭痛の種は、いつだって一人の幼馴染だった。伯爵の次男、エイデン・バレンジャー。跡継ぎでないゆえに相続財産を何も持たない、かわいそうな立場の幼馴染。
幼い頃は誰よりも大好きな人だった。なのに、今じ
ゃお腹を空かせた熊のように、むっつりしてカリカリして、おまけに野蛮で……アイリーンのことを『君は歩く災いだ』なんて罵ってくる。確かに、事故とはいえ、鼻を折ったことは悪いとは思っているけれど!
淡いブルーの瞳に睨まれ、厄介者のレッテルを張られることに、とうとう耐えられなくなったある日。アイリーンはエイデンへの思いを胡麻化すため、もう一人の幼馴染、アリンウィックに恋をすると決めた。ほかの誰かに目を向けろというのならそうするまでよ。エイデンは兄を崇拝しているから、認めざるを得ないはず、そう思っていたのに……。
「君は兄さんに痛い目を見せられる」――確かに、その通りになった。
「君の手綱を握るのはおれの義務だ」――〝義務″。エイデンにとって、自分はそれほどの価値しかないのね。
言葉でも行動でも厄介者扱いされて……それなのに!
『愛してるよ、アイリーン。ずっと昔から。兄さんには敵わないと思ってずっと口にはできなかったが、それでも心の中では君を思っていた』
――それって、いったいどういうこと?
一周回ってこじれたふたりが、どうにか思いを通わせあったのもつかの間。アイリーンが日記がわりに書いていた秘密の手紙によって、思わぬ事件に巻き込まれていく!?
◆R18シーンには*マークがついております。
◆2022.7.28 本編完結いたしました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-28 20:21:37
112180文字
会話率:37%
シンシアの婚約者、ロバートは別の女性――自分よりも綺麗で、要領がいい子を愛している。彼女とは正反対の自分と結婚しなければならない彼に申し訳なく思うシンシアは跡継ぎを産んで早く解放してあげたいと思っていたけれど……
※別名義で「アルファ
ポリス」様にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-15 18:50:38
149950文字
会話率:52%
――転生したら、マフィアの跡取り息子の専属護衛でした。
二十一歳の誕生日に交通事故に遭った朝霧 月(あさぎり つき)は次に目が覚めると、よく分からない場所にいた。自身の側にいるのは、月のことを心配そうに見つめる一人の美貌の青年。
青年は月
のことを「リシェル」と呼び、心配そうに声をかけてきた。
どうにも月は死んでしまい、異世界に転生してしまったらしい。
だが、リシェルとしての記憶がないため、どうすることもできない。そんなことを思っていれば、青年はリシェルが「刺されたショックで記憶がなくなってしまった」と判断したらしく、眠っていた原因を教えてくれる。
「リシェルは俺を庇って敵対するマフィアの構成員に刺されたんだ」
その言葉に驚く月。どうやらリシェルはこの青年――グレンの護衛らしい。
ついでにいえば、グレンはマフィアが管理するハリディ王国の三大マフィアの一つ、アークライトの跡継ぎらしくて……?
「き、危険すぎない……?」
こんな場所にはいたくない!
そう思うリシェルこと月だったが、グレンはリシェルのことが好きすぎるらしく、これっぽっちも逃がしてくれない。
「俺は、リシェルさえいればいいよ」
ヤンデレ気味のマフィアの跡取り息子に愛されて、逃げることが出来そうにないんですけれど!?
――
◆掲載先→アルファポリス、ムーンライトノベルズ、小説家になろう(全年齢版)
◆思い付きで始めたお話です。更新は気ままにマイペースに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-10 20:00:00
7159文字
会話率:41%
ある日の、黄昏時。
長期休暇で帰省していた聖良は、休み明けに待っているブラック企業の仕事から逃れるように、会った瞬間から懐かしさを感じていた天狗に攫われた。
連れて行かれた常世で待っていたのは、美形の天狗の若者の三人による人の娘の花嫁争
奪戦。参加者の一人、実家の後継のためにと参加していた那由多に、だんだんと惹かれていく聖良。
天狗族とは犬猿の仲の妖狐族との争いに巻き込まれたりしながらも、仲を深めていく二人。そして、聖良の前世の記憶が、あるきっかけで甦り?!
好きだった故人に似た女だなと気が付き、跡継ぎに必要な自分の嫁にしたいと争奪戦に本気を出したら、転生した好きだった本人で間違ってないことを知り、好きが爆発しちゃう溺愛天狗がヒーローの話。
※R部分には★つけてます。
※他サイトにも掲載しています。
※不測の事態がない限り、完結まで毎日更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-07 23:00:00
98048文字
会話率:39%
不遇な死を遂げた琴崎天音は、聖女として異世界転移し、メイオール王国で王太子アルテア・メイオールの跡継ぎを作ることになった。
期限は三年、ミッション成功の報酬として、『来世での幸せな人生』を神様に確約してもらい、天音は、聖女として召喚される。
見目麗しい穏やか王太子殿下なのだが、その凶悪なアレが原因で過去に何度も婚約破棄をされていると噂があった。おそるおそる天音は婚約式に臨むが、その最後の儀式で見た巨根を前に息を飲んだ。
「簡単なお仕事なんて、都合の良い話はやっぱりなかったんだ……」
目が死んでいる不幸体質な天音と優しいS巨根王太子アルテアのラブ(エッチ)ストーリーです。
R回には*をつけました。
【本編完結済】本編に入れられなかった、前世の後日談とエレノアの話を6/29にアップ済です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 01:00:00
138687文字
会話率:42%
ライラ・ジャーヴィスの十年の結婚生活は、七歳年下の夫グレアムの浮気により、突如終わりを告げた。
ジャーヴィス家の跡継ぎが必要なライラは、美麗な顧問弁護士のオーレスト・レアードに「子作り契約」を結んでほしいと申し出る。
あれよあれと言う間に、
オーレストとの関係にはまり込むライラは、アラサーにして繋がる快感に目覚めてしまう。
契約から始まったこの関係、落としどころは一体何処なのかと恋愛下手のライラは、日々翻弄される。
しかし絶賛悩み中なのに元夫が迫ってきたり、従兄弟が何やらジャーヴィス家を乗っ取ろうと企んでいるらしい。
ただ離婚して、子作り契約を結んだだけなのに、どうしてこうなった!?
科学の代わりに魔術が発展した、現代西洋風のざっくり世界観、細かい事はすみません。
ベリーズカフェ様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 00:00:00
93889文字
会話率:41%
男が自分以外死んでしまった世界で、島国の王子が跡継ぎ問題解決のために未亡人となった女性に種付けしまくるお話。本編は息子を溺愛する母、なんでも優しく受け入れてくれる義姉、公爵家出身の家庭教師、世話役の公爵家長女、熟した体を持て余す女公爵、公爵
側室の元踊り子褐色美女、の6人を中心に若いのから熟れたのまで様々な未亡人と子作りします。後は番外編としてメインで省略されたりする他の女性との子作りを書いていきます。最初の人が死ぬ部分だけ重い雰囲気になるかもしれませんが、基本的には未亡人とのいちゃらぶえっちにするつもりです。
ここがよかった、こんな未亡人はどうか、こんなプレイが見たいといった感想お待ちしています。
不定期更新。
エロシーンには♡つけてます。
皆さまのおかげで30万PV達成しました。本当にありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-21 21:00:00
201639文字
会話率:63%
ラディアール国王女、エミーリア・ラディアールは国王である父親によって勝手に婚約者を決められてしまい、それをパーティーの席で発表される。
次女で跡継ぎになれないエミーリアはいずれ何処かに嫁がねばならぬ事を理解してはいるものの、どうしても納得
出来ずにいた。
それと言うのもエミーリアには密かに想いを寄せている人がいて、彼への想いが日に日に増していく。
想い人はエミーリアの専属執事、アーサー・ベルク。
十五も歳が離れているも、幼い頃から傍に居てくれるアーサーへの想いが強過ぎて他の男が目に入らない。
そんな彼女の気持ちに気付いてしまった国王はエミーリアからアーサーを引き離そうとするも、引き離されそうになればなる程、二人の仲は深まっていく――。
けれど、婚約者になっているレンブラントも黙ってはおらず、エミーリアの恋は障害だらけ。
果たして、エミーリアの恋の行方は――?
*アルファポリス、魔法のiらんど様でも掲載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 10:20:40
5079文字
会話率:61%
若くして騎士団長に上り詰めたシュバルツは『黒将軍』と呼ばれ、国内外から恐れられている。鋭い眼差しに精悍な顔立ち、屈強な肢体を誇っており、彼に憧れている女性は多い。
けれど、彼にはとある欠点があった。
『結婚はしても良い。だが、俺に愛
情を求めてくれるな――――』
いくら見た目や家柄が良くとも、はじめから愛のない結婚をしたがる女性はそう居ない。そんなわけで、彼の妻の座は、今日に至るまで空席だった。
『わたくしもシュバルツ様も、互いに愛情は求めない。世間体を守り、跡継ぎを得るための政略結婚だと割り切る――――例えば互いに愛人を作っても干渉はしない』
シュバルツの妻になったレナは、二人の結婚にそんな条件を設ける。
もう二度と恋をしたくないというレナ。彼女がそう思う理由とは――――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-03 22:24:30
9170文字
会話率:37%
***
この世界では、『精霊』によって領地・跡継ぎの正統性が決まる。
『精霊』の声を聞くことができる者を『精霊の聞き人』という。
***
シェプシェ国、別名『森の国』は代々この『精霊の聞き人』を輩出してきた国である。
平和な国だが、裏
を返せばそれしかない国。アリアはそんな国の王女である。
今代の『精霊の聞き人』に選ばれたアリアだったが、ある日、王家一家揃ってフリーデ帝国に捕らえられる。
幼い頃に出会った帝国の第四皇子、アスロに偏執的な独占欲が混じった愛情を向けられるアリアは、彼に『姫奴隷』として監禁されてしまう。
第四皇子という境遇ゆえに、周囲から軽んじられ歪んでしまったアスロは、『精霊の聞き人』であるアリアを、彼なりにフリーデ帝国の皇帝や他の皇子から守ろうとしているのだが……?
※☆マークの付いているエピソードは性描写が濃いです。
※この作品は、魔法のiらんどで『性描写をR15相当に変更』して連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-17 12:13:53
94751文字
会話率:49%
ウォルデン公爵家の跡継ぎである人狼のアルバートは悩んでいた。運命の伴侶たる番が見つからないのだ。跡取りが残せないと継承権を失ってしまうと焦るアルバートだが、住民から「森に痴女が出る」との投書を受け気晴らしも兼ねて森へ向かう。そこで出会ったの
は人狼の嫌いな匂いをまとった謎の女、ビアンカだった。
※番と淫紋を書きたかっただけでケモ要素はあまりないです。
※アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-11 20:05:29
10818文字
会話率:42%
16歳の召喚の儀で淫魔を召喚したことで婚約破棄を突き付けられたマーヴィー公爵令息のリュヤー。何だか淫魔のヴィダルが毎日主人のリュヤーで性欲を発散させているのだが。淫魔は色欲のプロフェッショナル。そして知らず知らずのうちに縁は結ばれていく。(
全6話予定)
※2部目からは常にイチャラブしております
※跡継ぎ問題などの大人の事情で男性妊娠可能な世界観ですが、本小説内での妊娠・出産シーンはありません
※攻:淫魔ヴィダル×受:公爵令息リュヤー
※参考:登場キャラの性癖等→淫魔(とにかくエロいことしか考えていない)、キングスライム(凌辱好き)
※誤字報告ありがとうございます(〃´∪`〃)ゞ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-05 12:00:00
10792文字
会話率:44%
フィンルリーナは田舎貧乏男爵令嬢。だけどお兄様が居るからのんびり領地で暮らす筈だった。ところがお兄様が格上の伯爵家に婿養子にいく事になり、男爵家を継ぐ羽目に…。なんとか存続させる為にまずは結婚!跡継ぎ!
家の為に頑張る令嬢が起こすドタバタ劇
。
ファンタジー設定のゆるゆる貴族社会のふわっとした世界観です。
誤字報告ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-05 00:54:05
93793文字
会話率:54%
エレオノールは困惑する。
政敵の跡継ぎ同士なのに、なぜいま自分はこの男に組み伏せられているのかと。
1話は真夏の蜜夜企画参加作品です。文字数(空白・改行含まない):10000字
*****
エレオノールは反芻する。
あの夜のことを。彼の真意
はどこにあるのか?
政敵でもある男があの夏の嵐の夜をどういう風に使うのか?
最も効果的な使いどころはどこなのか? ――と。
なのに思い出すのはあの夜のギョームの吐息、視線、耳に囁かれる少しかすれた蠱惑的な声……であった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-14 01:00:00
27793文字
会話率:37%
ツンデレな男の娘・縁(えにし)を、恋人の苑(その)が色々といたずらする話。
この話は「なろう」で連載中の
「魂恋 ~たまこい。男娼として育てられたツンデレな男の娘と「生き神」として敬われている内気な女の子が、想いが成就するトゥルーエンド
を目指す話~」
https://ncode.syosetu.com/n5938hm/
のアナザールートです。(本編未読でも問題なく読めます。)
★あらすじ★
高校の寮に入っている苑の下には、恋人となった縁が幼い生霊の姿になって毎日のようにやってくる。
普段は夜になったら帰る縁だが、ある晩お泊りすることになる。
★登場人物★
・九伊苑(ここのい・その)
主人公1。
地方を支配する九伊一族の跡継ぎ娘である「生き神さま」。
十六歳の高校生。
九伊一族が運営する全寮制の寮に入っている。
大人しく控え目な性格だが、芯は強い。
・寡室縁(かむろ・えにし)
主人公2。苑の恋人。
九伊一族の中で、穢れを引き受ける「禍室(かむろ)」と呼ばれる娼妓として育てられた少年。
生まれたときから閉じ込められているが、苑と紅葉にだけ見える生霊となって苑の側にやって来ることが出来る。
普段はツンデレだが、今は十三歳くらいの幼い姿になったため苑にまとわりついている。
・三峰紅葉(みつみね・もみじ)
苑の側付きとして九伊一族に雇われている少女。
主従という関係を超えた苑の友人で、寮でも同室。
年に似合わぬしっかり者で、縁とは喧嘩友達。
・六星里海(むつせい・さとみ)
苑の婚約者。
縁の馴染みの「客」で、出会った時から縁に恋をしている。
苑とは反りが合わない。
★設定★
・九伊家
元々は、その地方の神事を主った家柄。
有力者に対して託宣なども行っていた関係で、政財界とのつながりが深く地方を実質的に支配している。
本家は一族の中で神事を預かり、引きこもって簡素な暮らしをしている。
・寡室家
穢れを引き受ける九伊の分家で、本家預かりとなっている。
「寡室」は隠し名であり、「神室」→「禍室」が本来の字。
神女であり娼妓という両面を持つ家系で、性交によって九伊の穢れを浄化する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-01 22:00:00
7091文字
会話率:43%
特異体質を持つエミリオ・スーヴェリアは、クライド・レッセン伯爵と結婚して三年経ったある日、エミリアという子爵令嬢と逢瀬をしている場面を見てしまう。しかも彼女のお腹には夫の子供を宿しているという。
一度も自分に触れなかった夫の不貞を目撃したエ
ミリオは、夫の両親からも跡継ぎを産めない役立たずのレッテルを貼られ、実の両親からも特異体質のせいで見放され、傷心のまま祖父母のいる領地へと向かう。
一年後、次第に心を癒していくエミリオの元に、国の第二王子であるフレデリクが訪れて突然求婚される。
戸惑いながらもフレデリクの愛を受け入れるエミリオは、ある日、元夫だったクライドからフレデリクがエミリオを手に入れるために画策しているのを聞かされ――
その頃、王都では猟奇的な薬が蔓延しだし、フレデリクはエミリオの実家であるスーヴェリア侯爵家が事件の渦中にあると知り動き出すが、事実を知ったエミリオはフレデリクとすれ違うように。
そしてふたりの亀裂を狙ったかのように、とある人物の魔の手がエミリオに迫り出す。
執着腹黒王子×特異体質の不憫令息(バツイチ)
アルファポリス先行作品です(一部完結済)
一部残酷なシーンがございます。
最終話まで予約済。毎日20時更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-24 20:00:00
98869文字
会話率:40%
【pixivより転載】
新作「狗卒塔婆村奇譚」の連載を始めたばかりですが、こちらはその合間に気分転換のつもりで気軽に書いていた短編です。
4万3千字のそこそこ短編、既に最後まで書き終えていますので、堂々の【完結保証】です!(おお~っ
!)
今回は私の大好きな江戸時代が舞台です。
式亭三馬の戯作「浮世床」でも有名な「髪結い床」・・・つまり今で言う「床屋さん」が舞台の歴史エロ小説です。
髪結いには店舗を構える「内床」「出床」、得意先を回る出張理髪サービスの「廻り髪結い」の二種類がありましたが、店舗は町内に一、ニ件とその数も制限されていたので、髪結いは意外と儲かる職業だったようです。
江戸時代の男性の標準的な髪型は、いわゆる「チョンマゲ」だったので、庶民にとっても床屋さんは無くてはならない商売だったのです。
そのため、これも必需施設の湯屋(銭湯)とともに、庶民の社交場、娯楽施設のような側面もありました。
どういう理由かは判りませんが、髪結いの人達には火事の時、お上からのお触れ等を掲示する「高札」(こうさつ)を守る任務があったというのも面白いです。
例によってエロが書きたいだけの「なんちゃって歴史小説」なので、細かい部分の誤りは「いいんだよ、細けぇことは!」の松田さん精神でお願いいたします。
なお、髪結いの弟子の少年達が、まずは焙烙(素焼きの鍋)の裏で、少し上達すると自分の脛で「剃り」の練習をしたというのは本当です、そこから先は大嘘です(笑)
今回のテーマは例によって「少年と熟女」「公認NTR」「剃毛」です!(また激しくニッチなものを・・・)
【登場人物】
●清六(34歳)
江戸は目貫町一丁目、髪結い床「床六」の主人。
真面目で明るい性格の愛妻家だがちょっと変わった趣味がある。
●お元(30歳)
清六の妻、やや遅い結婚だったため、まだ子供に恵まれていない。
色白丸顔のぽっちゃり美人で、とても大年増には見えないと近所でも評判。
●政吉(◯◯歳)
貧しい彫金師の五男に生まれ、十歳の時に「床六」に弟子として入門した。
生来手先が器用な性分で、親方が驚くほど髪結いの技術の上達が早く、清六夫婦はもし自分達に子供が出来なければ、彼を店の跡継ぎにしようと考えている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-09 20:25:18
50454文字
会話率:38%
表向き辺境の村に左遷された神父は、実は自ら望んで赴任していた。
担当となる村は小さすぎて、近くの村々も含めた領域の布教。頭の固い優等生は面倒くさがり、融通の利かない真面目君も匙を投げる。ちょっと小さな問題を起こしてそれとなく話題を誘導
し、中央から転勤が決まったら後はひたすら行動するだけ。
辺境で重要なのは、日々の生活と人不足。
旅人に身体を売って子供を作る女性までおり、村長達を説得して問題解決の助力を担う。精通初潮を迎えた子供達に性教育し、跡継ぎの確保と真面目に働く理由を作る。一年目二年目三年目四年目、年々続けて出た効果は神父への信頼を強固にしていた。
ただ、綺麗事ばかりで済むわけはない。
例えばレズ。例えば無性愛。異性に興味を持たない女性がいた場合、彼女達は自らシスターを志望して教会で働く。それ自体は悪い事では決してないが、皆シスターとなる前に一人二人の子を産んでいた。
一体誰の子を?
それもいつ宿したのだ?
※アルファポリスでR-18登録・投稿していましたが、R-18規約抵触BANとなった作品となります。
※『背徳混沌世界 淫堕落短編集』にて登録しておりますが、検索等で収録作品がヒットしないため、万が一の為に短編として投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-04 17:38:43
8649文字
会話率:53%
長年片思いをしていた男の嫁になったおりんは、喜ぶどころか落ち込んでいた。美人でもなく、何も取り柄のない自分が、凛々しく眉目秀麗な、才能あふれる剣術道場の跡継ぎの嫁などと、恥ずかしくて、お天道様に顔向けができない…!そんな旦那様大好きなおりん
と、無表情無口男の、夫婦(めおと)になって初めての姫はじめのお話です。なんちゃって江戸時代なので、軽くお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 14:32:05
12334文字
会話率:45%
αしか入学を許可されないその学園の中では常に弱肉強食マウントの取り合いだった。
優れたαの中にあって、より強く優れた
者が優位に立つのは当然の事。
優位に立った者は自分で自分の立場すら選択できる。
その特殊な学園という世界の中で、自らお
姫様扱いされる事を選び、それに慣れ切ってしまっていた弓月 斗和(ゆづき とわ、α)は、本人の希望通り 周囲のα達に可愛がられすぎてΩに反応できない体になってしまっていた。
それに気づいたのは卒業後、大学へ進学してから。
焦る弓月。このままでは跡継ぎが作れない!
そこへ現れた寡黙なイケメンΩ、笠井に心ときめいて、コイツしかいないと運命を感じたのに、笠井には守ってやりたい歳下の幼馴染みの女の子Ωがいると知る。
縁が無かったのか、と 弓月は笠井にハマる前に諦めて距離を取ろうとするが…。
…みたいな、αでありながら可愛がるより可愛がられたい美人と、Ωにも関わらず守られるより守りたいイケメンの恋バナです。
笠井 忠相 (かさい ただすけ) 25 Ω
×
弓月 斗和 (ゆづき とわ) 20 α
その他数人弓月の元同級生が出てくる予定。
広い心で受け止めてくれる読者様向け…。
※アルファポリス様でも先行掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-28 10:00:00
3622文字
会話率:5%
名家の一人娘、望月加奈。ある日彼女は父に呼ばれ告げられる。
「そろそろ跡継ぎを残しなさい」
そう言って見せられたのは山のような釣り書。家になど縛られたくない。そう思う彼女は一人の男を選ぶ。それは文字通り種馬として。子供さえ生まれれば満足だと
いう親にならば、それで自由を買おうとする女。しかし後腐れのないようにと選んだ男は、一筋縄ではいかない男だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-17 19:54:28
64088文字
会話率:48%
※ 性描写を撤去して『アルファポリス』にも掲載してます。
【概要】
頭髪から皮膚まで白い少年、天月秋(あまつきしゅう)。大企業の社長の息子である黒澤陸斗(くろさわりくと)。
幼い頃に出会った二人は十三年の時を経て、寅(とら)と呼ばれる不良
が仕切る高校時代に再会するが、互いに覚えていない。
生い立ちや境遇が対照的でありながら、どこか懐かしい感覚に互いを意識するようになる。思春期という時期が相まって恋と錯覚してしまい、相思相愛となる。
だが陸斗は会社の跡継ぎという立場から周囲の目が厳しく、一方で子孫を残せない事や生い立ちにも引け目を感じる秋。次第に陸斗から距離を置こうとするようになる。
死ぬ事、生きる事、失う事、愛す事。
依存するか自立するか、執着するか手放すか。
依存と執着の関係にある二人がそれぞれの立場から課題を乗り越えて学ぶことで、人魚の風の祝福を受ける。
【補足】
● 意味不明の言語はデンマーク語です。
● 実在した人物、既存の作品を引用したフィクションです。
● 一部に宗教的な表現がありますが宗教とは直接関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-20 10:23:56
599739文字
会話率:41%