エレオノールは困惑する。
政敵の跡継ぎ同士なのに、なぜいま自分はこの男に組み伏せられているのかと。
1話は真夏の蜜夜企画参加作品です。文字数(空白・改行含まない):10000字
*****
エレオノールは反芻する。
あの夜のことを。彼の真意
はどこにあるのか?
政敵でもある男があの夏の嵐の夜をどういう風に使うのか?
最も効果的な使いどころはどこなのか? ――と。
なのに思い出すのはあの夜のギョームの吐息、視線、耳に囁かれる少しかすれた蠱惑的な声……であった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-14 01:00:00
27793文字
会話率:37%