「……どうせ人は、死ぬときはひとりだから」そう呟きながら、晃頼は鈴を待っていた。彼が助けた愛らしい狐を。都から北山に療養に訪れた公達と、彼に助けられた狐の悲恋。
「短編の後日談や関連作品(SS多め)」に来世(ハピエン)のお話有り。
最終更新:2022-04-19 01:21:02
4590文字
会話率:22%
今は昔、六条鴨川近くに、式部卿宮の姫おはしき。
父母すでに亡く、貧しき暮らしなれば、右大臣の息子藤原中将通ひて恋人の一人とする。
中将、姫をいと愛しく思ほしめして、御文、贈物などなどことごとに送りたるに――。
的なエセ平安時代風恋物語。恐ら
く病んでるヒーロー×絡めとられた(それでも幸せな)姫君のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-15 22:49:33
27641文字
会話率:21%
記憶を無くした青年が目覚めた世界は、妖、と呼ばれる異形の存在がいる和風の異世界だった
青年は目覚めた時、角を生やした浅黒い肌の端正な顔立ちの男性にイスミ アマネと呼びかけられたが、記憶が無く何も思い出せなかった……自分の名前すらも
男性は
慌てたようにすぐに飛び去ってしまい、青年は何も聞けずに困惑する
そんな戸惑っていた青年は役人に捕えられ、都に搬送される事になった。そこで人々を統べるおひい様と呼ばれる女性に会い、あなたはこの世界を救う為に御柱様が遣わされた方だ、と言われても青年は何も思い出せなかった。経緯も、動機も。
ただチート級の能力はちゃんと貰っていたので、青年は仕方なく状況に流されるまま旅立ったのだが、自分を受け入れてくれたのは同じ姿形をしている人ではなく、妖の方だった……。
この世界では不吉だと人に忌み嫌われる漆黒の髪、漆黒の瞳をもった、自己肯定感の低い(容姿は可愛い)主人公が、人や妖と出会い、やがてこの世界を自分を救うお話です。
※攻めとの絡みはだいぶ遅い
※アルファポリスさんにも掲載してますが、R18要素はこちらだけ
※完結しました。お読みいただきありがとうございました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-10 06:00:00
286354文字
会話率:33%
平安時代、女性が十二単を美しく着こなすために生まれた礼法、五条流。
そんな、礼法を受け継ぐ現代の筋肉娘・五条左と、その幼馴染みである主人公ののんびりとしたセックスライフ。
ま、設定は全部後付けで、単に糸目な筋肉娘とラブラブしたかっただ
けなのです。
※本作は、壊さない、見下さない、傷付けないをモットーにした筋肉娘とのイチャラブな内容となっております。
筋肉娘系の王道である破壊、女性上位、逆リョナを無くした内容となりますので、ご注意ください。
あと、関係ないですけど、千年も前に女性が二十キロもある服を着ていた日本は、由緒正しい筋肉娘設定が成り立つ国じゃないかと思ってます(笑)
8/20
Ad Meyer様のご厚意により、尊敬する筋初先生に描いていただいた左ちゃんのイラストのリンクです⇒https://www.pixiv.net/artworks/85837799
Ad Meyer様、筋初先生、大変ありがとうございました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-18 18:57:12
60189文字
会話率:42%
架空の平安時代風です。
モデルとなった人物を探すと年齢的に矛盾しますので、架空の物語と御承知置きください。
最終更新:2022-03-13 20:46:39
7880文字
会話率:34%
「くっここまでか、やはり覆せはしなかったか・・・」
時は平安、大同2年[807年]の新春[1月]の事である。
藤原千方≪ふじわらのちかた≫は
紀朝雄≪きのともお≫により討たれ、その生涯を終えた。
最終更新:2022-02-25 22:00:00
2538文字
会話率:10%
ある日突然、人生の何もかもをひっくり返され、苦難と苦痛の地獄のような日々を送った娘がいた。
地位も、名誉も、希望も、夢も、愛する人との幸せも、何もかもを奪われた娘が、ある村にたどり着き、心の平安を得るまでのお話。
R18指定ですが、話
の構成上、多少の卑猥な表現が出て来ますが、エッチ要素はあまり多くありません。
アルファポリスさんでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-16 18:24:52
300892文字
会話率:29%
・和風平安ファンタジーBL小説
注・男が妊娠できる世界観&NTR(寝取り要素
自サイトで連載したものを加筆修正しました。
【かなしみのお話5題】
『唯一のつながりが消える話』
『もう直らない壊れものの話』
『リセット出来たらと願う話
』
『残酷すぎる事実に気付く話』
『閑話』
『その時が訪れるのを待つ話』
『あとがき』
(THANKS 確かに恋だった)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-04 00:00:00
13324文字
会話率:27%
人生で一度きりの、はじめてのプロポーズを酔っ払ってしてしまう冬野環(通称おタマ)と、それに振り回されるクール一択な野分彰人の、突然に降って湧いた同居生活のお話。
❀前作『追い求めるのは数字か恋か』に出てくる登場人物が再度登場します(時系列
はその時より3年ほど前に遡ります)
→前作とは話は繋がっていません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-22 22:59:43
97853文字
会話率:74%
人生ずっとついていなかった、筒井和正は、高校のころ彼女が行方不明となる。
小中高大学のときも、怪我続きであったが、成績は程々によく、就職した自衛隊でもなんとかやって、精鋭 第一空挺団へと配属される。
その初めての大演習で、降下したとき、
落下傘をカジる動物がいた。
予備傘を開くもまたその動物にカジられ、あえなく落下する。
そして、死亡が確実になったとき、和正を光が包み込み、神界へと連れて行かれる。
神界で現れた女神に、和正はこの世の仕組みである、六道 (天道、人道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)と、さらに他の世界との勝ち残り戦があること。その勝ち残り戦には、その世界での信仰数、質、期間が重要なこと、良質な魂は分割して、六道のどれかの世界で同時に人生を送ることなどを聞く。
そして、それら同時生活者には様々な特典スキルが与えられ、さらに魂本体には、他世界管理用スキルと他世界から上がってくるスキルと経験が与えられるそうだ。
ただし、和正の現時点の身体は死亡一歩前の状態なので、他世界の管理は現代ではできず、平安時代中期くらいですることになる。
そして、和正はなんやかんや言ってる間に平安中期へと送られ、一歩一歩生活を向上させつつ、他世界の管理をすることになった。
行方不明であった彼女のアキ子とともに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-13 20:32:15
216952文字
会話率:26%
古典王朝BL。器はでかいがどこかぎこちない正直者、源博雅の運命の恋の話。
歴史上の人物を主人公としています。
史実ではありません。全くのフィクションです。
「長秋神社ーご由来と顛末」のご由来にあたりますが、この部分だけで独立しています。
リバありです。リバになる状況、心理を書いてみたつもりですが、苦手な方はご注意ください。
長らく懸案だった改稿が一通り済みました。少しは読みやすくなっていればいいのですが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-25 09:42:26
73413文字
会話率:46%
両想いだとわかっても、身分や職業、立場の違いから思うままには逢えないふたり。
歴史上の人物を主人公とした二次創作です。
史実ではありません。
最終更新:2018-01-15 04:30:44
7801文字
会話率:67%
すれ違ったと思った心は求めあい、両想いへ。
歴史上の人物を主人公とした二次創作です。
史実ではありません。
最終更新:2018-01-15 04:02:54
4865文字
会話率:60%
なんちゃって日本の、なんちゃって後宮ものです。帝と呼ばれる君主の治める国で、平安みたいな鎌倉みたいなゴッチャゴチャの和風な世界が舞台です。ツッコミ所アリの、許せる方はどうぞ。
一話完結型の連作です。本当は短編シリーズだと思いますが、とっ散ら
かってるので連載にしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-04 16:53:15
9351文字
会話率:9%
好きな人が、都で過ごす最後の夜に会いに来てくれた。
・左遷されて都落ちする年下貴族×プライド高めな才色兼備の没落貴族。男前攻×美人受(ただし平安時代仕様)
※(8/13)誤字報告有難うございます。(11/7)月の名称について誤用の指摘を頂き
ました。弓張月=上弦の月です。お読みくださった方すみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-11 19:00:00
9908文字
会話率:45%
【一章 鬼に繞乱(じょうらん)されしは】
帝の勅命で鬼退治に向かったカラギは、そこで美しい鬼・金花に遭遇する。退魔の太刀を振るうことすらできず死を覚悟するカラギに対し、金花は淫らな要求を突きつけた。戸惑いながらも抗うことができないカラギは、
求められるまま体を交えてしまう。
相手が鬼とはいえ責任を感じた真面目なカラギは、金花を都に連れて帰ることにした。からかうように「かわいい方」と言って誘ってくる金花にはじめは憤慨するカラギだが、次第に惹かれていく自分を感じ始める。そんなある日、都に力ある鬼が現れた。
「あぁ、そうか、あれの相手をするくらいだ、ただの人ではないということか」
この鬼は金花のことを知っている。嫌な予感がしながらも立ち向かうカラギだが、歴然とした力の差に退魔の太刀を交えることすらできない。それどころか陰陽寮の大技でさえも鬼に傷一つつけることができなかった。さらにカラギを守ろうとした金花が大怪我を負ってしまう。もう駄目だと諦めかけたとき、カラギたちの目の前に鬼の王が現れる。
【二章】
鬼になる決意をしたカラギは、そうとは告げずに金花を伴って東国へと旅に出た。東国を出ても都には帰らずさらに西へと向かう。
「好いた相手を残してしまうのも、残されてしまうのも、つらいな」
心から愛する金花は鬼だ。人とは生きる長さが違う。それでも一緒にいたい。そう願うカラギは、鬼の王に会って自分を鬼にしてもらおうと考えていた。そう決意し再会した鬼の王のもとには、攫われ食われたとばかり思っていた親王がいた。その姿に鬼になるための一縷の望みを見るカラギだが……。※他サイトにも掲載
[武士(もののふ)のような貴族 × 美しい鬼 / BL / R18]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-13 10:00:00
196426文字
会話率:53%
政変により父を失った珠子に、新しい父ができた。
母の再婚相手である養父の中納言は、「今業平」と称された美しい男だったが、叔母は彼を「女のことを道具だとしか思わない男」だという。
やがて十六になった珠子は、養父によって帝の寵を得るための「御仕
度」をされることになった。その淫らさに怯えた珠子は、逃げ出そうとするが……
長い長い初恋の物語です。後半、たくさん人が死にます。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-25 22:11:20
102502文字
会話率:22%
あやかしが跳梁跋扈する、ニホンノクニのお話。イタズラ好きな狐のあやかしである主人公(わたくしです!)はイタズラを見破られて大ピンチ! なんとか逃げ出そうとしますが、怠け者の不良陰陽師、アキヨシに捕まってしまいます。
「綺麗な狐だ。なぁ、俺
に抱かれないか?」
冗談じゃありません。あやかしは霊力のある人間に抱かれると隷属の契約を交わすことになってしまいます。こんな得体の知れない人間はまっぴらです。だって私はいずれ空狐にも天狐にもなる高貴な狐なのだから!
「調伏されたいのか?」
ぎく! 調伏はだめです! だって、跡形もなく消されてしまう!
「いい子にしていれば優しくしてやるぞ?」
優しくする気があるなら逃してください! ああん、いやぁ!
私を使って楽をしようとする不良陰陽師と、捕まってしまった哀れな狐の私とのなんちゃって和風ファンタジーです。
※登場する「鬼」「あやかし」「陰陽師」その他は作者の都合の良いように脚色された実際のものとは異なるものです※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-23 21:40:17
110176文字
会話率:36%
時は平安、いつの帝の御代かは定かではございませぬが、右大臣家にそれはそれはお美しい三兄弟がございました。
そんなやんごとなき三兄弟の恋の物語でございます。
○長兄忠臣様の物語
身分、財力、美貌、政治的スペックは極めて優秀、しかし恋愛偏差
値は異様に低い残念な公達、藤原忠臣は、幼い頃から一途に想い続けてきた乳兄弟の光也を実の妹に寝取られ、失恋してしまう。
その腹いせに呼び寄せた光也の弟の泉に次の恋の予感を感じるが、プライドが邪魔して、告白できない。
苦肉の策で、泉に恋人契約を結ばせるが?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-07 18:04:58
25290文字
会話率:24%
時の帝と閻魔の娘との間に生まれた貴仁は、今は三条院と呼ばれる上皇の身。退屈な余生を紛らわせるために、今宵も都に巣くう魑魅魍魎(ちみもうりょう)を狩る。
そんな夜に出会ったのは、星屑を散らしたような黒髪、袿に長袴姿の美しい……ただし、その
頭には尖った大神(おおかみ)の耳を持つ、姫君(男)だった。
半分鬼神の血を引く退屈上皇様と大神の先祖返りの姫(男)のW異類婚姻譚!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-04 12:55:51
112342文字
会話率:36%
時の帝と閻魔の娘との間に生まれた貴仁は、今は三条院と呼ばれる上皇の身。退屈な余生を紛らわせるために、今宵も都に巣くう魑魅魍魎(ちみもうりょう)を狩る。
そんな夜に出会ったのは、星屑を散らしたような黒髪、袿に長袴姿の美しい……ただし、その
頭には尖った大神(おおかみ)の耳を持つ、姫君(男)だった。
半分鬼神の血を引く退屈上皇様と大神の先祖返りの姫(男)のW異類婚姻譚!?
ストック分がつきるまで、毎日0時にUp予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-27 22:31:17
65435文字
会話率:34%
朧月夜の夜、右大臣邸の夜桜に魅入られた青藍の宮は、桜をたどってついつい敷地の奥へ奥へと足を踏み入れた。そこで見たものは。
平安貴族風、月と桜にちなんだおとぎ話。
最終更新:2021-04-09 23:00:00
9105文字
会話率:32%
腕に呪いを抱える異端の女魔術師(男装の麗人)ヨナが、とある村で転生者のチョウの身柄をもらいうけ、従者とする。ヨナが実は女性だと知り、ヨナを慕うチョウ。しかし、ヨナは、船で出会ったクナ・カマケンとなんだか良い感じの仲でもあり…。実はヨナには、
ほかに婚約者がいる。
【R18記事には※をつけます。】クナに犯され続けたヨナであったが、チョウとともにまた旅に出て、ささやかながら世界の魔術を解き明かしていこうとする。クナの子を出産後、子育てのため隠遁生活をしながら、呪いの克服に成功する。
人としての器量も磨き上げて成長をしていく姿に民衆が期待を寄せ、有名になっていく。世の平安のために身を捧げ、生き延びたことで、手強い権力者にも認められ、最後には魔術師たちの指導者にまで出世をする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-05 18:06:56
292492文字
会話率:50%
薄墨の君……
そう言うあだ名で呼ばれているのは、幼馴染・成瀬。
幼い時から病弱で、不治の病に侵されている為、殆ど外へ出たことのない幼馴染を気にかける俺・清隆。
日々、成瀬の顔を見に行く中で。
「お前は何故、
私の元へ通ってくるのだ?」
「Σなっ何故って!!!…お前が、現世から消え……」
不意にされた軽い質問に戸惑う清隆に
成瀬は口付け……
清隆を犯す。
「成瀬…何故…こんな……」
「…お前も、だ。…何故黙って抱かれた?」
成瀬の意図の解らぬ行動に戸惑い憤る清隆……
二人の幼馴染の、和風ボーイズラブ前後編で完結です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-31 14:38:05
10748文字
会話率:44%