公爵家長女のハンナの婚約者は第二王子のロビン。政略結婚の相手として恋仲ではないものの良好な関係を築いていたはずだった。
学院に途中入学してきた1人の女性に多くの男たちが夢中になり、男たちは元の婚約者との婚約破棄を目論むが、ハンナのもとに団結
した女たちにやり返される。その浮気者の中にはロビンも含まれていて…?
騒動の後、ロビンとハンナは卒業までの時間、同居して婚約を解消するのか関係をやり直すのかを決めることになったのだが…
素直になれないツン強めの公爵令嬢は幸せになれるのか。全17話+番外編の予定です。
本編完結済み。番外編追加しています。
*いわゆるざまぁはありません。
*R18回はタイトルに※がついています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 15:00:00
70238文字
会話率:41%
事故で両親を亡くした主人公は妹と二人で暮らしていた。
いつしか主人公にとって、年齢の離れている妹は親の代わりに守る存在に変化していた。
そんなある日、家の中にいると突然魔法陣が浮かび上がると辺りは光に包まれる。
目を開けると鎧
を着た、大柄の人達に妹が囲まれていた。
どうやら妹の夢は"聖女召喚"に呼ばれたらしい。
魔法陣の外に投げ出された主人公は妹と一緒に召喚されたが、一度に召喚されるのは聖女ただ一人だ。
その結果、主人公は聖女召喚に巻き込まれた汚れた人となってしまう。
そんな主人公は牢屋に閉じ込められてしまうが、どこか自分の体が普段と違うことを少しずつ気づく。
どうやらΩという聞いたこともない性別で定期的に発情期が起こる体になっていた。
解決方法はαと呼ばれる存在に首筋を噛まれることで番の契約をするか、発情期を抑える薬を服用するの二択だ。
ただ、そこにも問題があった。
主人公は魔力を持っていないため、発情期を抑える薬が服用出来なかった。
そんな中、発情期のフェロモンによってきた男が二人いた。
第二騎士団騎士団のクロウと第二王子ブランだった。
才能溢れるαの二人には運命の番であるΩの存在が匂いでわかるらしい。
一人では生きていけない体になった主人公は、二人の運命の番のどちらかを選択して、しあわせな生活を送れるのだろうか。
※オメガバース設定に一部独自の設定あり。
※R18には☆をつけています。
性描写を読まなくても話がわかるように作成してあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-24 20:12:01
57258文字
会話率:46%
男なのに女装をして女の子として扱われる令嬢の僕は、ある時、前世の記憶を思い出す。どうやら僕は、乙女ゲームの悪役令嬢、アリス・ブラッディローズに、前世と同じ容姿・性別で転生したらしい。なぜ男の娘バージョン……?という事はさておき、悪役令嬢の
結末、同じ学園に通う主人公をいじめた結果、婚約者の第二王子・エドワードに婚約破棄されて国外追放されるという結末を避けるため、ゲームのストーリー開始前に、僕は自分から婚約破棄を申し出て、学園にも行かずひきこもることにした。田舎の屋敷にひきこもり、あとはエンディングを乗り切るだけ!そう思っていたのに。
「アリスぅぅぅ♡みぃつけたぁ♡」
傲慢でプライドが高かったはずのエドワードが、ドロ甘変態王子になって迎えに来た。そして僕はキスされまくる悲劇の結末へ……誰か助けてー!!
※モロ語あり
※pixivにも重複投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 19:08:18
28056文字
会話率:51%
ブランシュは十三歳の頃、マーナトン王国の第二王子である十も年上のラヴィルに嫁いだ。時を経て王弟となったラヴィルと、成人を迎えたブランシュであったが、二人は未だに白い結婚を貫いており!?「どうして!?何故、ラヴィ殿下はわたくしに手を出してくだ
さらないの!!??」「じゃあ、確かめちゃう?丁度試作の魔法薬があるんだーっ!」一時的に聞きたいと願った相手の心の声が聞こえる魔法薬を手に入れたブランシュが聞き出したラヴィルの本音は予想外で!?王弟殿下×幼な妻のラブコメディ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-25 17:32:49
6861文字
会話率:52%
レイ王国には『妖精姫』と呼ばれる美しい王女がいる。病弱なため表舞台には出てくることは無く、この世の者とは思えぬ美しさを持った王女の姿絵だけが出回っていた。「ああああ……っ!!!!最早これは姿絵詐欺よ!!!!何故見る度に私が豪華になっているの
!!!」実のところチェルシーは金色に見えなくも無い明るい茶色の髪に緋色の瞳の地味顔であり、地味顔を疎んだ側妃である母と国王に隔離されながら密かに生活していたのだ。そんなチェルシーも年頃となり……、ついにフォレスタ王国の第二王子であるユージアスとの婚約が決まってしまい、花嫁修業のためフォレスタ王国へと移り住む予定となるが、姿絵詐欺で国際問題になるのを恐れたレイ国側に道中暗殺されそうになり──!?地味顔王女が逃走したり、娼館で下働きしたり王子に捕まりそうになるお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-06 12:11:55
195744文字
会話率:50%
シンディ・ラウ公爵令嬢は『夢視の加護』があり、未来の出来事を夢を通して視ることが出来る。夢の中でシンディは、第二王子の婚約者に選ばれ、弄ばれた上に、男爵令嬢に王子妃の座を奪われ、冤罪を被せられ絞首刑になるという破滅する未来が見えた。細身で見
目の良い子女を好む第二王子に見初められない様にシンディはポッチャリを目指し、ついにマシュマロボディを手に入れるが!?「美しい…それになんて柔らかいんだっ!!」ポチャ専だった王太子に執着されるようになってしまって!?「待って!こんなの聞いてない!」破滅を回避したいポチャ公爵令嬢×ポチャ専王太子の恋物語※2023.2.12〜本編修正作業行っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-15 19:27:00
106537文字
会話率:42%
異世界に転生したガーネットは、前世で虐めの果てに殺されていた。ある日自分を殺した女が、聖女として召還されてきた。
聖女は神官である王子と結婚しなければならず、その王子は童貞でなくてはならない。
結果、ガーネットの婚約者である第二王子ベリルが
選ばれることになる。
自分を殺した聖女への憎しみが、同じく婚約破棄を伝えようとするベリルに向いてしまう。
ヒロインがヒーローを蹂躙しているだけのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-24 22:32:50
8859文字
会話率:55%
美しいウィルが中庭を歩いていると、この世界の攻略本を手に入れました。その本には俺が親友でもある第二王子に婚約破棄されたり、ヒロインを虐めたりする悪役なんだって!?どの道人質となる人生なのでそれに抗うために、ヒロインとめちゃくちゃ仲良くなった
り、第二王子とヒロインをくっつけたり、ドタイプな美形の騎士と恋をしたりするお話し。
脇役CPあり/基本的に固定CPです/王子と体の関係がある描写あり
不定期な連載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-22 18:00:00
21004文字
会話率:53%
公爵令嬢イリーナは、学園の入学式で前世の記憶を思い出した。
しかし、走馬灯のように流れてくる記憶は、前世で大好きだったTL小説の内容や際どい挿絵ばかりだった。
そして、壇上に上がる生徒会長を見て自分がTL小説の悪役令嬢に転生したと気付い
たイリーナは、悪役令嬢の末路を回避する為に、主人公のアナリアを観察する事にした。
悪役令嬢イリーナの生TL堪能ライフが今始まる。
・ 全編R18なTL異世界です。
・常時直接的な表現が入ります。
・ サブタイトル※ 印は特に背後注意。
・完結保証☆全42話☆の予定です。
・完結に向けて、少し乱暴な表現が出てきます。
誤字報告、ブックマーク、評価、いいね、ありがとうございます!日々感謝☆
・8月7日で本編は完結しました。
・9月7日完結1ヶ月記念に番外編を追加しました。
・9月17日番外編(2)追加しました。
・9月27日番外編(3)(4)追加しました。
・10月1日番外編(5)〜(29)
・11月19日番外編(30)【番外編完結】
【電子書籍化】フランス書院様『e-ノワール』にて電子書籍化して頂きました!!
2022/10/28コミックシーモア様より限定SS付きで先行配信!
11/11から各電子ストアでも配信しています!
電子書籍用に書き下ろした3万文字の番外編もひたすらR18です。
よろしくお願いします☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-19 00:00:00
115338文字
会話率:42%
レオルドは、幼い頃、国境境の街で、第三王女レティシアに拾われた。自分の命も心も救ってくれたレティシアを護るため、魔法と剣術を学ぶ。やがてレティシア専属護衛となったレオルドは、脅迫状を受けたレティシアの身代わりとして、ある公務へと向かう。魔法
でレティシアに変身して……。
公務終盤、足元にすり寄る仔犬に気をとられ、殺気に気付くのが遅れたレオルドは、抱き上げた仔犬を庇い、毒矢に倒れる。
意識を失ったレオルドは、夢の中で、悲し気な仔犬の鳴き声と、少年の慟哭を聞いた。「おいて逝かないで!俺の番!俺の命をあげるからーーーーー!!」
目覚めたレオルドの側には、レティシアと第二王子のギルバードが。
更に、レティシアに変身していたレオルドが「獣人国の王太子の番かもしれない。婚約者候補として、訪問を」と書簡が届いてーーー?
「本人だし、行きますよ。」と、にっこり笑うレオルドに、更に周囲は大混乱。ある日目覚めると、思い詰めた表情のレオルドがーー?それぞれの思いはどこに辿り着く?
「獣人国王太子の番」を巡る恋物語。前編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-14 21:09:32
14928文字
会話率:29%
【書籍化◆アンダルシュノベルズ様より11/14刊行予定】
注)出版社の規定により、11/13に削除いたします。
公爵令息エミール・ダイヤモンドは婚約相手の第二王子から婚約破棄を言い渡される。同時に学内で起きた一連の事件の責任を取らされ、牢獄
へと収容された。
一ヶ月も経たずに相手を挿げ替えて行われた第二王子の結婚式。他国からの参列者は首をかしげる。その中でも帝国の皇太子シグヴァルトはエミールの姿が見えないことに不信感を抱いた。そして皇太子は祝いの席でこう問うた。
「殿下の横においでになるのはどなたですか?」と。
帝国皇太子のシグヴァルトと、悪役令息に仕立て上げられたエミールのこれからについて。
【タンザナイト王国編】完結
【アレクサンドライト帝国編】完結
【精霊使い編】連載中
帝国編からはお話の雰囲気が変わります。
※冒頭に少し辛い場面ありますが、溺愛モノです。
※男性妊娠可能な世界です。男女差は胸や股についてるものが違うということだけです。
※アルファポリスに先行投稿しています。
※R18シーンは後半になってからです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-14 00:07:11
144320文字
会話率:55%
前世の記憶が目覚めたウェイドは、ここが小説の世界で自分は第一王子を庇い序盤で殉死するモブ騎士だと気づく。物語の主人公でもある勇者は、あっけなく死んでいた。
ラスボスは第二王子で、女王から生まれるも、夢魔である魔王が父親だった。幼少期は城内
の高い塔に幽閉されていた。
勇者不在の中、ウェイドは生き延びるため、幼いうちにラスボスと友達になろうと接触した。楽勝に思えたが、ラスボスのネラは夢魔の力があり、子供なのに性的要求が凄まじかった。
イチャイチャやってる話を中心にかいてます。
モブ騎士×ラスボス で話は進みますが、
○○×モブ騎士 に最後の方は変わります。
ーーーーー
初投稿です。
よろしくお願いします。
R18には✳︎✳︎、軽い描写には✳︎ をタイトルにつけました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-09 23:00:00
41204文字
会話率:35%
魔法や精霊、魔物などがいる世界で、侯爵家の末子としてリュカは生まれた。
魔力を持たずとも精霊と言葉を交わし愛されるリュカは、幼少期に国の第二王子レイオールと出逢い婚約を交わす。
それから10年。ふたりは王立学園に通う学生となっていた。
リュカがレイオールに溺愛される日々を過ごす中で、ある時市中にて聖なる力を持つという聖女が現れた。間もなくふたりの通う学園へ転校生としてやってくると、その日を境に学園内の空気が乱れ始めるのだった。
※主人公のみ男性妊娠可能な世界観です。
※R-18表現には☆がついておりますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 18:00:00
69029文字
会話率:42%
「私の運命は、ユゼフィーナではないのです」
ユゼフィーナ・サンクトリウス公爵令嬢はエズオスパルド王国第一王子ディアドレとの婚約をあっけなく解消されてしまった。彼の次のパートナーとなるのは一年前にあらわれたこの国唯一の聖女ミリアだ。
ユゼフ
ィーナはこのことを振り返り「もっと自由に生きてみればよかった。来世では他人を振り回してでも自由に生きる」と誓うが、その来世は彼女が思うよりもずっと早くに訪れた。
――お前とフェルナンド第二王子殿下の婚姻が決まった。
「あなたが望まない限り、私はあなたに触れようとしません。今ここで誓います」
場当たり的にユゼフィーナとの結婚を決められた第二王子フェルナンドは品行方正な人物であると聞き知っていたが、その心優しさは、聖女ミリアに『当て馬』と呼ばれてしまうほどのもので――?
「ぜひ、わたくしに触れていただきたいのです」
「ユゼフィーナ嬢、……誘惑しないでください」
これは転生された側の脇役が場当たり的結婚の末に行きつく運命のはじまりについての物語。
「ユゼフィーナ、僕はあなたが好きだ。あなたが側にいるなら、この世の全てを捧げてもいい。あなたを愛している。今後誰があなたの運命を名乗ろうが、僕には関係ない。残念ながら僕はもう手に入れたものを手放す気がないし、あなた以外にはまったく興味がないんだ」
※品行方正な王子が情緒を狂わされて自分の欲望に忠実になっていくまでのお話です。他サイトでも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 19:00:00
153834文字
会話率:48%
宮殿の敷地内にある倉庫。
そこは有名な逢い引きスポットで、王宮に勤めるメイドと騎士がこっそり会っては性欲を発散させる場となっている。
今日もメイドが騎士二人と身体を弄りあっているのを、私は窓の隙間から見ていた。
私、マグダレナは
お世話になっているメイドのエリーゼに頼まれて、使用中に邪魔が入らぬように見張るという雑用をしている。そのついでに彼らがまぐわう様子を見ながら私も昂った身体を慰める日々。
ところがそこにバルドゥイン王子がやってきてしまい――
訳アリ潜入調査中のメイドと野望に満ちた元婚約者の第二王子のラブロマンス。
※毎日完結まで更新。2万文字に満たない中編です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-28 22:00:00
14986文字
会話率:45%
自分より強い男の求婚しか認めないと豪語している宮廷魔導師のレオポルディーネは、結婚の申し込みをしようと企む青年たちを鍛錬の場で蹴散らす日々を送っている。
彼女よりも強い魔導師は第二王子のコンラート殿下か親衛隊隊長のエデュアルトの二人だけ。
求婚する気のないものたちからは二人のどちらかがレオポルディーネの本命で、どちらかと結婚するのだろうと噂されていた。
ある日、レオポルディーネは二人から求婚される夢を見る。
予知夢ではないかと不謹慎ながら心配しているとコンラートから呼び出しを受け、エデュアルトとともに訪ねることに。
そこでエデュアルトとレオポルディーネに命じられたのは「この【台本】を参考に、二人で新婚旅行の下見をしてきて」という想定外の任務だった。
事情があってお互いに想いを伝えられない二人の擬似ハネムーンが、思いもよらぬ事態を招くラブファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-26 20:00:00
3735文字
会話率:35%
第二王子のヨハネスと婚約が決まったとき、私はこの世界が前世で愛読していた物語の世界であることに気づく。
そして、この婚約がのちに解消されることも思い出していた。
ヨハネスは優しくていい人であるが、私にはもったいない人物。
慕ってはいても恋
には至らなかった。
やがて、婚約破棄のシーンが訪れる。
私はヨハネスと別れを告げて、新たな人生を歩みだす
――はずだったのに、ちょっと待って、ここはどこですかっ⁉︎
しかも、ベッドに鎖で繋がれているんですけどっ⁉︎
困惑する私の前に現れたのは、意外な人物で……
えっと、あなたは助けにきたわけじゃなくて、犯人ってことですよね?
ハル様主催『真夏の蜜夜2018』参加作品。
※pixiv、アルファポリス(加筆修正版)でも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-25 21:09:20
10000文字
会話率:47%
氷の聖女と呼ばれるルルの婚約者だった第二王子は、ルルに一方的に婚約破棄を言い渡す。この婚約がルルをこの国に繋ぎ止めておく為に、国王がルルに頼み込んだものであったにもかかわらず、だ。大勢の貴族が集まる舞踏会。しかも、今日はルル達聖女の功績を讃
える舞踏会だ。その場で第二王子は、婚約破棄を宣言した。ルルにとってはありがたいことこの上ないが、国王が知ったら怒り狂いそうだ……とそこへ、国王陛下が現れ案の定、顔を真っ赤にしてプルプルと震えている。人は起こりすぎると震え始めるものらしい。
これだけの人の中で、声高らかにルルとの婚約破棄を宣言したのだ。今更、あれは無かった事に……とはならないだろう。第二王子と言えどれっきとした王族。コロコロと口にした言葉を二転三転とさせる訳にはいかないのだ。だからこそ行動にも発言にも、慎重にそして熟考してから口にするべきなのだ。
なのに、だ。もう、婚約破棄を宣言してしまった。それも、2度も言った。取り消すのはまず、無理だろう。
本人は何も分かってはいないだろうけど。
「陛下、発言を許可していただけますか?」
そう言ったのは、若き公爵閣下。
「許す」
陛下の言葉に頭を下げて、第二王子に向き直った公爵はその、通る声で静かに問うた。
「婚約破棄をなさるのですね?」
その質問に、第二王子は得意気に顎を逸らして
「ああ。こんな化け物じみた女との婚約は破棄する!」
と3度目の婚約破棄宣言をした。
「ならば陛下」
クルリと第二王子に背を向けて、公爵閣下は再び陛下に頭を下げる。
「私がルル嬢に結婚の申込みをしても、よろしいですよね?」
……………は?
「そなたが?」
「ええ。私がです」
何を言い始めたの……この人?
陛下も周りの人達も、みんな困惑している。
それはそうだ。中でもルルが1番困惑しているだろう。
「第二王子の婚約者だからと諦めておりましたが、婚約破棄されたのであるなら、私が求婚しても問題はありませんでしょうから」
サラリとそう言って、ルルの方へと視線を寄越す。
……………無理、むり、ムリ!
「……そう……だな」
え?陛下?今、まさかですけど、許可しました……?
またもや、私の意見はスルーなんですか?
私、出来れば結婚しないって選択肢が欲しかったんですけど〜!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-27 23:26:34
5799文字
会話率:4%
最強の守護聖女と呼ばれるシェリル・ブライアント。いつも目深にローブのフードを被っている彼女のもう一つの呼び名は氷の聖女。公の場でもいつも俯き顔を隠している彼女の笑い声を聞いた者はいない。笑わない聖女はいつしか氷の聖女と呼ばれるのはようになっ
ていた。力の強さ故に、死と隣り合わせのような環境に身を置く彼女は、常に気を張っていたのだ。騎士たちを家族の元へ無事に返す、と。それが自分の最大の役目だと。スクローティア王国は彼女を他国に奪われる事を恐れて、第二王子と婚約を結ばせる。その力を自国に縛り付ける枷だ。しかし、よりにもよって、第二王子がシェリルに、化け物のような魔力持ちとの結婚など絶対にしない、と公の前で宣言したのだ。自分には守りたいか弱い彼女がいると。内心、第二王子と結婚したくなかったシェリルにとっては、両手を上げて喜びたい。お礼も言いたいくらいだ。しかし、そんなことはIミリも顔に出さずに、無表情を貫く。そんなシェリルをさすが氷の聖女は顔色も変えない、などと言われるが悲しくもないので悲しい顔なんてできない。かと言って、ニコニコするわけにもいかないから無表情なだけだ。この国には、聖女として力のある者には結婚が義務付けられる。相手も魔力持ちが良いとされているが、必ずではない。魔力持ち同士の方が魔力持ちの子供が出来やすいからと言う理由だ。聖女は3人以上産むことまで決まっている。病気や特別な理由でもない限りは、3人以上産むように、という決まりがあるのだ。年々、聖女の力を持った子供は減って来ていると言われているから、国としても必死なのだろ。28歳までに結婚しなかった場合は、国により相手が決められるらしいが、それは何だか嫌だなと思いながら、事の行先を見ていると、「ちょっといいですか。」と長身の軍服の男性が第二王子に話しかけた。それは、魔獣対策騎士団総長であるカイン・ハーヴィットだった。次期公爵である彼は、第二王子に「聖女シェリル嬢との婚約は破棄なさる、という事ですね。」と念を押す様に問う。「ああ、絶対に結婚しない!」と力強く言い切った第二王子の言葉を聞いて、満面の笑みを浮かべると複雑な顔の国王陛下に跪き「恐れながら陛下」と頭を垂れる。「申せ」と返事した国王に彼は力強く言った。「私が聖女シェリル嬢を妻にと願い出てもよろしいでしょうか?」と。
は!?え!?何を言い出すの!?この人は!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-26 00:14:29
2474文字
会話率:17%
この国の王族は側室を作らない。
それはとある加護に理由がある。
第二王子のテオドールと側仕えのハビエルの話。
最終更新:2022-10-25 22:52:17
1505文字
会話率:49%
異世界で野犬に転生した主人公がイケメンに飼われて結婚するお話です。▶︎イケメン第二王子×ポンコツ犬獣人(主人公)▶︎獣人は人間にケモ耳と尻尾が生えた見た目です。▶︎エロ描写は殆どありません。▶︎活動報告にイラスト載せています。▶︎双葉社マー
ジナルコミックス様の『異世界で愛されすぎて困ってます!異世界BLアンソロジー』でコミカライズ化します!(発売日2024/3/8)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 18:57:41
11572文字
会話率:22%
クライスター王国の聖女「ディナステス」、彼女は「彼」だった。
彼は昨今の女子不足により、男でありながら聖女に祀り上げられてしまった。
彼はクライスター王国の建国80周年のパーティ会場で、王国第二王子である「スタッグ・クライスター」に薬を盛り
込まれ、襲われてしまう。
そして、男であることがバレてしまい……。
※BL初心者、尚且つR18作品初投稿です、暖かい目で見ていただけると幸いです。
※聖女様はどちらかというとバイセクシャル、王子様はノンケです。
※本作品は、女装、リバ展開、女性との行為シーンなどの要素がございます、苦手な方はご注意ください
※他投稿サイトでも更新中
◇→Hシーン、〇→リバ展開、☆→女性との行為シーン。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-14 20:01:09
63790文字
会話率:46%
侯爵家の三男で第一騎士団に所属しているシルヴェスターは幼い頃から可愛いものや恋愛小説が大好きで、白馬に乗った王子様を夢見る青年だった。しかし、誰からも理解されず、むしろ気持ち悪がられたりバカにされたりしてずっと辛い思いをしてきた。両親も二人
の兄もシルヴェスターに望むのは立派な騎士になる事のみで、彼の好きなものを全て否定した。シルヴェスターは体格にも剣術の才にも恵まれ、実力もあったので騎士として認められたが、騎士団にも居場所は無かった。学生の頃、密かに恋心を抱いていた第二王子に気持ちを伝えたら「気持ち悪い」と罵られ、周囲からいじめられるようになり、それは第一騎士団に入団しても変わらなかった。地獄のような日々がずっと続くと思っていたシルヴェスターだが、彼の前に本物の王子様が現れて……
見た目は屈強なガチムチ、心は純情乙女な騎士が本物の王子様と出会って恋して溺愛されるお話です。見た目だけ王子様×乙女思考なガチムチ。いじめの描写があるので念の為「残酷な描写あり」にしています。手芸やドレスに関してはふわっと設定。少しだけざまぁ展開あり。
この作品は(http://m-pe.tv/u/?shiki31)にも掲載している小説です。
2022年10月7日、完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-07 22:00:00
158594文字
会話率:72%
■シェリーLoveノベルズさまより電子書籍発売中。
(配信サイトさまはこのページ下部から直接リンクしています)
「俺に、この獣人と交われというのか! こんな獣くさい女と!」
スティニア王国王太子による、夜伽聖女召喚の儀。
娼館で初めての
お客を取るところだったラティファは、偶然、彼に喚ばれてしまったたれ耳うさぎの獣人だった。この世界では獣人は数百年前に滅んだ種族であり、王太子はラティファの自慢の耳をつかんで怒鳴っている。怖くて悲しくて泣いていると、助けてくれたのはやさしげな第二王子。
「その獣人、僕にくださいませんか?」
一見穏やかなハル王子にたっぷりと可愛がられて幸せになる、うさぎ獣人の女の子の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-01 17:58:20
90852文字
会話率:27%
妖精のように可憐で真面目なシャルタン公爵令嬢アンヌは、婚約者である第二王子の誕生日の舞踏会で、王子の恋人マイエ伯爵令嬢ユリアとその取り巻きたちが見つめる中、王子の口から屈辱的な婚約破棄を告げられる。悪役令嬢として身に覚えのない罪により断罪さ
れたアンヌは、恐ろしくて立ち向かうこともできずはらはらと涙を零すが、そんな彼女を救う声が響いた。脇役キャラである第一王子フェリオスに溺愛されるアンヌの運命と、とんでもなく狂った運営が作成した乙女ゲームの世界観を描く、悪役令嬢物語。■テンプレ悪役令嬢物ですが、悪役令嬢は転生はしておりません。(ゲームのヒロインのみ転生)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-05 23:13:49
45836文字
会話率:33%
ハラバリア王国の侯爵、オーガスタ家、三男に生まれたリアン・オーガスタ。侯爵家の生まれということで、将来は国のため家のため立派(笑)な人間になるために、様々な英才教育を受けさせられてきたわけだが、俺は至って平々凡々なスキルしか身につかなかっ
た…ように見せるのが得意な器用貧乏だった。
そんな彼に父親が命じた試練は『反抗期真っ只中の第二王子を学年主席で卒業させること』。
年下不器用美形×年上器用貧乏平凡折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-28 23:26:54
15596文字
会話率:50%