「息をすることも忘れ、魂を奪われ、生殺与奪すべてを握られた心地になる……そのような絵を描いて欲しいのです」
素人の絵師・六郎に絵を依頼したのは、誰もが知る豪商の老人・曽根元だった。
題材は高級男娼『白椿太夫』。
吉原遊郭随一の高値を誇り、白
椿太夫の年間300日以上を旦那である曽根元が買い占めていた。
曽根元の計らいで大見世の座敷に揚げられ太夫と寝食を共にすることとなった六郎は、白椿の内面を知る内に惹かれていき、白椿は常に傍にいてくれる六郎をこどものように可愛がり溺愛し依存していく。
素描を重ねるにつれ六郎は、曽根元の依頼がいかに難題だったか気付かされる。
※pixivにも掲載しています。
https://www.pixiv.net/novel/series/8594714折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-28 15:17:14
105595文字
会話率:42%
父親に「吉原に売る」と言われて育った美夜は、高等小学校の卒業式の日に、奉公先に連れていかれ、豪邸の主である、御前と呼ばれる老人に抱かれる。
「初物喰いは青い味がする」
良い声で鳴く熟れた女(鳴き女)になるよう「鳴き女修行」に出され、浜辺の
網元の家で、網元奥様(元は芸者で愛人)の性奴娘の育てから、色んな技術を学ぶ生活に入る。
育ての奥様が家を離れた日、美夜の美しさを妬むお付き女中のフキに刺されるところを助けた下男頭に身体を奪われる。
お付き女中のフキがいなくなり、孤独を持て余した美夜は、深夜の散歩で、網元の一人息子、真幸と出会う。真幸は、美夜に「自分と一緒に出てくれ」と山小屋に連れていき、美夜を抱く。
そこへ、二人を探しに来た、浜の若い衆の頭である剛志たちに助けられる美夜。真幸は縛って連れて行かれ、残された美夜は剛志を誘惑し抱かれる。
そして美夜は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 22:00:00
72626文字
会話率:39%
朝日楼と呼ばれる男郎屋。
親に売られた少年達に許された生活範囲は、二階建ての屋敷だけだった。
最終更新:2021-11-02 16:28:35
16488文字
会話率:45%
私はクロ。
生まれは知らないが、赤子のころに取っ手のついたカゴに入れられて泣いていたそうだ。
泣いてたのは落ちた柿が頭にごつんと当たったから。
母をたずねて三千里、俗物として浮世を渡り歩く白狐。
新宿の片隅、上野のパンダ、吉原の女郎
小屋、日本一の電波塔。
キツネとネコとオオカミとタヌキ親父
なんでもアリな魑魅魍魎どもの奇天烈で平凡で耽美な日々。
平成末期・混沌の大団円。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-27 18:26:56
131847文字
会話率:67%
「女が男に体をあけ渡したくらいで、愛されていると思ってはだめよ」
「あなたはお母さんが愛した人の子だって、そう言うことすら許されないのですか!」
「彼女を弱い女にしてしまったのは私だ。その責任は取らねばならない」
「わからないわ。すべてが滅
びるとわかっていても、その『愛』とやらを取り戻したいの?」
田舎村で助祭を務める青年ニルス。
その初恋の女性マーシャが三日後、結婚式を挙げる。
祝福すべき立場の彼だが、花婿の正体を知ってしまい……。
花嫁と共に「売られる」幼なじみメア。
農奴の身の上に諦観する侍女ドーラ、逃れようともがくルアンナ。
村に君臨する領主ラング。彼に認められたい一人息子エルマー。
彼らの思いが交錯するなか、静かに「それ」は村を侵食していた……。
ニルスが女たちと自らの過去を知ったとき、物語とともに彼の世界が終焉を迎えます。
ニルスの最後の決断を見届けてあげてください。
※各話タイトル末尾の記号は官能的な場面の多寡を表しています。
◆:多め、◇:少なめ、無印:ほぼなし折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-21 00:02:06
441430文字
会話率:34%
現代日本に健在する花街、吉原。
舞台は何から何まで規格外の大見世『万華郷』。
美人な鬼遣手×天然人誑し太夫を中心に展開する、超高級男娼たちの恋愛、友情、仕事模様。
濡場には※有。
リバ、恋人以外との肉体関係が苦手な方はご注意下さい。
アルフ
ァポリスに加筆修正版を掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 21:00:00
355110文字
会話率:53%
30代の社会科教師、吉原一は、女子校生と援助を伴う交際を行なっている場面を教え子の橋爪光鷹に目撃されてしまう。
その場面を口外しないことを条件に橋爪が出した提案は、『先生が俺のオモチャになる』ことだった。
※喘ぎ声に♡
※淫語多め
※攻め
が対女に対して淫行(いわゆるエンコー)
※攻めが喘ぎまくる
※攻めの尿道責め→そのまま受けに挿入
※攻めのアナル舐め
その他、特殊性癖描写が多々あります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-12 22:58:47
50381文字
会話率:64%
廓と呼ばれる花街があったのは過去の話。
命を具現化した花――《命花》を売ることを生業とした、花売りと呼ばれる女性たちが集う政府公認の花街の名は《囲い》。
今日も客と花売りが一夜を迎えようとしている街で、一人の花売りが客を取ることが出来ず泥に
まみれていた。
時期を迎えても花が咲かず、蕾状態の蓮の花の《命花》を持つ生娘・凛。
今夜客が取れなければ囲いを追い出され、生き地獄を生きることとなっていた彼女の未来を変える機転となったのは、偶然店先で出会った素性の分からぬ男性・辰臣。
彼は泥まみれの凛と蕾の《命花》を目にしながらも、彼女を買いたいと言い出し客となった。
出会いの一夜があって凛は《囲い》に留まることが出来たが、それ以降も辰臣と関わる中で彼の優しい態度や意味深な言葉の真意を知りたいと願いながら、惹かれていく自分の気持ちに気がついていく。
しかし、ここは掟に縛られ政府が管理する《囲い》。
絆を深めていく中で、《囲い》という存在は二人を追い込んでいくのだった……。
吉原を異世界和風ファンタジーにアレンジした、ハッピーエンド小説です。
※ある程度の性的描写の書かれた話には、タイトル横に*マークを付けてあります。
※更新は不定期。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-19 19:31:36
32829文字
会話率:36%
【登場人物】
レナ:本名 川原美奈子。
OLをしていたが、同居している母・恵子が突然認知症を発症。感情の起伏に波がある母をサポートする為、退職後吉原でソープ嬢として働く事になった。
ある日店の先輩から『女性用風俗』の存在を知り、興味を持つ。
母に対しては献身的で犠牲を惜しまない性格。
ツカサ:本名 田崎俊彦。
『女性用風俗店・Ciel(シエル)』に在籍する新人セラピスト。
昼間は会社員で、過去にはエリートとして出世街道を歩み、誰もが羨む結婚もしたが、閑職に回され、離婚を機に今まで打ち込んできた事への違和感と空虚感からセラピストを始めた。
【あらすじ】
吉原のソープ嬢として働くレナ(本名 川原美奈子)は認知症持ちの母親と2人暮らし。母のサポートをするために勤めていた会社を辞め、吉原のソープ嬢となった。
ある日、先輩から『女性用風俗』の話を聞き、興味を持ったレナは『Ciel(シエル)』所属のセラピスト・ツカサと出逢う。
昼間は会社員、夜はセラピストとして働くツカサに親近感を覚え、指名するようになるレナ。 忘れかけていた女性としての悦びを知りながら、自らの身の在り方、母との接し方を考えるようになる。
しかしツカサは、私生活で順風満帆とは言えない過去を抱えていた。
秘かな世界で出逢い、思いが駆け巡り、やがてそれぞれの選択を迫られる。 静かに走る夜汽車のような2人の思いは何処へ向かうのか。
※この作品は『エブリスタ』にも掲載していますが、所々変更が含まれています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-15 16:04:12
8963文字
会話率:30%
吉原のソープ嬢・レナ(本名 川原美奈子)は、同居する母親・恵子がうつ病を発症してからというもの、母親に寄り添うために、OLを辞めソープ嬢となった。
ある時先輩から『女性用風俗』(女風)についての話を聞き興味を持つ。
Twitterで繋がっ
た女性用風俗店『シエル』所属セラピスト・ツカサ。
大人な雰囲気で落ち着いた物言いの反面、どこかミステリアスなツカサと出逢い、忘れていた女性としての悦びを知っていくが、ツカサ自身セラピストになる前は辛い経験をしていた。
秘め事に満ちた世界で出逢った二つの心は何処へ辿り着くのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-14 23:56:02
2676文字
会話率:20%
現代に蘇った吉原、東京玉東(ぎょくとう)に、普通の高校生であったはずの鶴見章介はある日突然投げ込まれる。彼が売られた先は男を専門に扱う大見世、白銀楼(はくぎんろう)だった。そこは煌びやかで華やかな夢の空間であったが、同時にまた闇も深いこと
を彼は間もなく知ることになる。そこは、人間の人格が否定され、道具として扱われる場所だった。
絶望していた章介はしかしそこで、かけがえのない出会いをする。同じように廓に落とされた青年ふたり――天野信と湯田一樹――だった。
物静かで目立たない信と、対照的に活発で社交的な一樹は章介の良き友となり、辛い日々を共に乗り越えてゆくことを誓い合うのだが、一樹が体調を崩したことにより運命の歯車が狂い始め……。
注)恋愛要素ほぼなし。厚い友情の話です。BLというよりブロマンスに近い感じ。
『白銀楼物語シリーズ』の第2部です。(第1部の前日譚)
第1部→https://novel18.syosetu.com/n1734ey/
自サイト「あなたの物語」にも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-21 15:48:28
52191文字
会話率:59%
俺はソープ大好きな男。
女をとっかえひっかえやっている。
いつも行く店は東京にある泡末と言う店だ。
店員の態度も良いし、気に行ってる店だ。
たまに吉原や堀ノ内に行く事もある。
夢は二輪車。
一度はやってみたいと思っている。
最終更新:2020-03-11 21:30:16
708文字
会話率:0%
それまでIT業界で仕事一筋に人生を送ってきた石川が、業界再編の波の中で、ふっと立ち止まった吉原のソープランド「ブルーローズ」で出会った”まりあ”と過ごした日々。まりあは、裕福な家庭に育ち、自分の夢のままに生きてきたが、ある時、父親の事業の失
敗から風俗に足を踏み入れる。
業界の中では、その容姿から抜群の人気をとり、金には困らない生活を送るが、それとは裏腹に、夢に満たされない日々に悩まされていた。石川と出会ったまりあは、世界中を飛び回る姿に魅かれ行き、石川は、そんな、まりあに魅かれていった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-10 14:35:56
82499文字
会話率:44%
江戸時代、吉原で働く遊女の鈴蘭。
彼女の過去は実は壮絶な人生だった。本当はお話が好きで、愛に溢れたとても明るい女の子だったが、廓の中にいる彼女にはそのかけらは微塵もない。
憂えのある瞳、どこが悲しげな、、そしていつも下がっている眉はとても男
性の心をくすぐった。
遊女の恋について書こうと思っております!
ハッピーエンドです(^ν^)
『よかったらご覧になってくんなまし?』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-13 01:23:44
6260文字
会話率:46%
身近な人間の不倫模様を傍観していた女の話。
*薗田麻帆……語り部。フリーライター。
*西山香津……観察対象者。楽器店勤務。
*岡部ミカ……麻帆の友人。小学校教諭。
*吉原由梨……香津の友人。医療事務。
*檜山貴之……出版社勤務。麻
帆の良き相談相手。
*北条伊織……一般職OL。檜山の恋人。
*仰木大和……檜山の同僚。香津の不倫相手。
【2017/11/30 完結致しました。】
他サイトでは改稿済のものを掲載しています。
(アルファポリスからの転載、こちらがオリジナル版です)
Copyright(C)2019-谷内朋
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-14 23:00:00
60307文字
会話率:59%
かつては人気嬢だったが、そろそろ風俗嬢としての限界を感じ始めている三十八歳のソープ嬢・瑠奈(るな)。常連客として瑠奈のことを十五年間も想い続けている平凡なサラリーマン・室井強志(むろいつよし)。そんな二人の前に突如あらわれた総務省のエリー
ト官僚・安倍広志(あべひろし)。
そんな三人を巡る三角関係の末、果たして瑠奈は幸せになれるのか。
吉原のソープランドを舞台に繰り広げられる愛と性のヒューマンドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-12 23:00:00
83196文字
会話率:43%
二十数年前、私は吉原のソープランドで、一人の美しいソープ嬢と出逢いました。その明るく前向きな性格に惹かれた私は、彼女の虜となってしまい、毎週のように通う仲となりました。やがて、二人の間には、客とソープ嬢の関係を超えた淡い感情が芽生え始めてい
ました、しかし、そんな、ある日のこと……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-01-02 00:09:18
18014文字
会話率:27%
青年(吉原浩太)は知らず知らずの内に博打の世界に引き寄せられ、麻雀にどっぷりと嵌っていく。だがそんな世界の住人となった吉原は、その世界に自らが切り拓いて道を作った証として、触れあう人の心に、新鮮で強烈なインパクトを残していきたいと思い始める
。それは以前からの住人達からすればおもしろくない出来事であった。金、女、権力、そう言ったものがその世界では蠢いている。それらを奪い合うために、その世界の男たちは命を賭けていく。そのような世界で吉原はどこまで上に登っていくことができるのだろうか。最後の最後に吉原がつかみ取ったものはなんだったのだろうか。そんな世界、修羅の門の奥にある、修羅の牌がそれを教える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-01 07:00:00
3182文字
会話率:14%
吉原随一と謳われた花月楼の花魁《しょうひ》が、袖にした客から逆怨みされて斬られて仕舞う。
目が覚めた時に寝ていた場所は、花月楼の自室ではなく、見覚えの無い寝床だった。
戦闘あり、性描写ありの大人の異世界転移ストーリー
最終更新:2018-09-24 03:17:01
1723文字
会話率:19%
姿を変え名前を変えて、長らく江戸吉原遊郭で暮らす淫鬼(サキュバス)の牡丹の視点で描かれるオムニバス短編小説。
ある時は自分を売った女衒に初めての恋をした。ある時は若い侍に惚れこまれ。またある時は髪結とひっそり体を重ねた。姉と慕う女郎の
自殺を見届けたこともあれば、妹の足抜けを見送ったこともある。
そうやって男と女の愛憎交えた土地で1人永く生きてきた牡丹の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-30 16:04:07
639文字
会話率:0%
『稀人』『神子』『黒の呪い子』『黒の忌子』。
彼らはさまざまな名で呼ばれた。
彼らは存在しないはずの黒を持っていた。
それゆえに彼らは過酷な運命を背負っていた。
これはそんな彼らのおとぎ話。
第1部 『ラプンツェル』モチーフ
花魁【受
】×兵士【攻】
第2部 『シンデレラ』モチーフ
冷遇伯爵令息【受】×王子【攻】
第3部 『眠り姫』モチーフ
元騎士の性奴隷【受】×?【攻】
※受け攻め表記が通常と逆でしたので追記いたしました。
2017.12.3 11:29追記
※凌辱・強姦・ピアッシング・快楽拷問などハードな描写があり、
主人公がひたすら可哀想な目に遭います。
最後にはきっと救いがある、はず、です。
ご了承の上、お読みください。
鬼畜・過激な描写、違法行為の描写、多いですが、
勿論これらの行為を肯定・推奨などするものではございません。
※吉原のような表現・用語(第一部)
西洋やアラビア文化・風習のような表現・用語(第二部・第三部)
がありますが、
必ずしも事実には基づいておりません。
大半が作者独自のものですので、ご了承ください。
※他作品とほんの少しリンクがありますが、
読まなくても楽しめます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-24 22:00:00
213342文字
会話率:15%
吉原で童貞を捨て素人の道を歩み始めた男は新天地名古屋へと向かう。
最終更新:2018-03-04 17:03:31
1890文字
会話率:5%