【あらすじ】
この世界とは少し違う歴史を辿った東京、現代。
その郊外の山奥に造られたカジノ街・玉東(ぎょくとう)は、和風の楼閣が立ち並び、きらびやかな色打ち掛けの傾城達が闊歩する不夜城である。
そこでその名を轟かせる男太夫、菊野(天野信)は
、女子禁制のハイクラブ・白銀楼(はくぎんろう) に在籍する絶世の美男子。一度はまったら抜けられなくなるという「底なし沼」の異名を取り、どんな男も虜にする名太夫だった。
そんな菊野のもとに、ある日明るく快活な少年、アンダーソン秋二がやってくる。自分の意見を言うことを恐れぬそのオリーブ色の目の少年は、やがて菊野を虜にしてゆく。
それは、恋売ることを生業としてきた菊野の、本当の恋の始まりだった。
(初稿2017.9 章数変更2019.8 大幅改稿2020.10 1部の全体改稿2022.1 脱稿2023.5 本編完結済。現在改稿作業中)
【CP】
サディストのヤクザ(客)→美形売れっ子(傾城) ✖︎ クォーターの年下ワンコ(傾城)【リバ】
寡黙男前(傾城) ✖︎ 小動物系御曹司(客)
など。
※天野信を主人公とする白銀楼シリーズで、アンダーソン秋二と結ばれる世界線のお話です。単体で読めます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 15:44:50
238927文字
会話率:35%
ある日信は章介と共揚げ(ともあげ)されることになる。細心の注意を払ってこなしたものの、危惧した通り章介の機嫌を損ねてしまう。
さらに廓の問題児、鷹谷(たかや)は相変わらずちょっかいをかけてきて信を困らせていた。ある日ついに一線を超えられ、
耐えかねた信は遣り手に直訴するがそれが最悪の結果を招くこととなる。
また、敦也も敦也で悩みを抱えていた。そして悩んだ末に作戦を思いつき、それを実行に移すが・・・。
※各章独立のオムニバス形式。
※『あなたの物語』にも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-28 23:49:12
139009文字
会話率:57%
現代に蘇った吉原、東京玉東(ぎょくとう)に、普通の高校生であったはずの鶴見章介はある日突然投げ込まれる。彼が売られた先は男を専門に扱う大見世、白銀楼(はくぎんろう)だった。そこは煌びやかで華やかな夢の空間であったが、同時にまた闇も深いこと
を彼は間もなく知ることになる。そこは、人間の人格が否定され、道具として扱われる場所だった。
絶望していた章介はしかしそこで、かけがえのない出会いをする。同じように廓に落とされた青年ふたり――天野信と湯田一樹――だった。
物静かで目立たない信と、対照的に活発で社交的な一樹は章介の良き友となり、辛い日々を共に乗り越えてゆくことを誓い合うのだが、一樹が体調を崩したことにより運命の歯車が狂い始め……。
注)恋愛要素ほぼなし。厚い友情の話です。BLというよりブロマンスに近い感じ。
『白銀楼物語シリーズ』の第2部です。(第1部の前日譚)
第1部→https://novel18.syosetu.com/n1734ey/
自サイト「あなたの物語」にも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-21 15:48:28
52191文字
会話率:59%
朝日楼と呼ばれる男郎屋。
親に売られた少年達に許された生活範囲は、二階建ての屋敷だけだった。
最終更新:2021-11-02 16:28:35
16488文字
会話率:45%
幕末、兄弟を守る為に自らを花町に売った宗一郎は決して床を共にしない唯一男花魁と生きていたが...
遊郭、男花魁の物語になります。
死や病等の表現が含まれますので苦手な方はご遠慮下さい。
最終更新:2021-05-12 02:58:36
21141文字
会話率:34%
人知れず浮かぶ「夢島」という地がある。
そこには無数の遊郭が存在し、訪れる女達に惜しげもなく愛を売る男花魁たちがいる。
夢島・北街の4大妓楼と名高い遊郭「華霞」。そこへ、一人の少女が訪れる。客としてではなく、使用人として。
華霞の楼
主の姪に当たる彼女の名は、「ホタル」。家族を亡くし、身寄りをなくし、現れた彼女の顔には、感情が消えていたーー。
様々な闇を抱える男花魁たちと、彼らに溺愛される孤独な少女の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-04 02:52:04
31116文字
会話率:47%
一族から見放され一人死を迎えた少女は、「愛されたい」と願い 異世界に生まれ変わる。
美しい母に愛され束の間の幸せを味わうが、“薔薇の刻印”を巡って出生の秘密が明らかとなっていき…。
ーーそして満月の夜、少女は運命と出逢う。
★不定期連載
、R-18要素はエグめ?
エロは後半になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-16 21:03:46
3729文字
会話率:14%
明治中期、裏吉原と呼ばれた花街に揚羽太夫と云う男花魁がいた。過去の記憶がなく、右肩に揚羽蝶の刻印をもつ彼は、未だに客に最後まで許さない。
侯爵家嫡男・和泉斗真に愛されるも受け入れられない揚羽。
過去、何者かに犯されかけ、揚羽蝶の刻印を
刻まれたその恐怖からであった。時折蘇る記憶の中の男に怯える揚羽だが、見えぬ相手の存在を感じるようになる。
そしてついに斗真に、強引に貞操を奪われた揚羽は、帝大生・葛城東吾の告白を受ける。
「斗真か、自分か。どちらを愛しているのか、決めて欲しい」
愛される悦びを知った揚羽は、東吾との情事に溺れて行くが…。
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★【檻の中の揚羽蝶】の設定変更バージョンです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-08 17:19:31
19250文字
会話率:59%