零した涙が宝石に変わるラハム一族。特殊な体質のせいで一族は化け物扱いで迫害されていた。
その族長の娘レイラは瞳の色が不吉だと長らく婚期を逃していたが、ようやく嫁ぐ相手が決まった。
そんな彼女は輿入れ前のある日、怪我を負った青年サイードを助け
る。
看病をする内、レイラは不器用ながらも誠実なサイードに心惹かれ、サイードもまた献身的なレイラへの好意を滲ませた。
――レイラにとっての初恋で、幸せな時間。しかしそれは、突然終わりを告げる。
とある事情でレイラの婚姻話がなくなり、それを聞いたサイードがレイラを連れて帰ろうとしたのだ。
しかし、一族を捨てられずにサイードを拒むレイラ。するとサイードは「化け物がどんな夢を見られると思う」とレイラに冷たく言い放ち……?
迫害された一族の最後の姫と、大国の猛将と謳われる青年の、衝突とすれ違いからはじまる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 21:38:15
197507文字
会話率:33%
狐の獣人・オルテシアは次期族長として育ってきた。しかし婚約破棄のうえ追放され、故郷のため女神に祈りを捧げる放浪の旅に出る。〝オルテシオ〟と男の名を名乗って旅をする途中、彼女は偶然に狼の少年を拾うこととなり、先生の真似事をしながら世話をするこ
とに。群れに捨てられた仔狼とともに、彼がどこか暮らす場所を見つけるまでの約束で旅を続けるオルテシアだったが、彼女にはその身に背負う罪があり……。
生意気少年→全力思慕系朴訥眼鏡ヒーロー×中性的で責任感強めな年上眼鏡ヒロインのハッピーエンドです
※9話完結
※8×16→18×26
※水の事故、水害への言及があります
※獣人要素はご都合設定、リアリティライン低下装置としての機能がメイン折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 23:25:56
55801文字
会話率:35%
草原の民であるラオカオ族のチェンリー姫の輿入れが決まった。皇帝にはすでに百二十九人もの妃がおり、まだ十四歳の姫は百三十人目の妃となる。それはラオカオ族との和平を保つための婚姻であった。姫の侍女として皇国に向かうことになったシュェだったが、旅
の途中チェンリー姫の愛馬が足を折って危篤になってしまう。愛馬の最期を見届けたいと涙する姫のために族長の弟であるボルと皇国の迎えに遅延を伝えに行ったシュェだが、肝心のボルが皇国の迎えが『漆黒の鷹』であることに恐れをなして逃げてしまった。シュェの手には皇帝からの書状だけ。到底信用してもらえるような状況ではなかった。しかし、姫が到着するまでなんとか迎えの部隊に待ってもらおうとシュェは……。
芸(?)は身を助けるという軽いお話です。
将軍/親父(37)×侍女(20)
※短編ですが、長くなったので上下に分けてます。よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 10:21:13
12790文字
会話率:41%
とある山奥に邪悪な魔物たちの凄む里があった。
その魔物の里に一人の少女が何でもするのでここに置いてくれと頼み込み、魔物達はお望み通り、少女を徹底的に陵辱、暴行していき、筆舌に尽くしがたい拷問の限りを行う。
少女の真意を計りかねていた魔物の族
長であったが、少女はただ魔物の奴隷となり陵辱の限りをされる事を望む、重度のマゾヒズムの淫乱少女であったのだ。
誰も来ることのない魔物の里で、少女の悲鳴と喘ぎ声がただ延々と響く地獄の、少女にとっては極楽の日々が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 06:26:43
47806文字
会話率:42%
小学生の時は『豚』と言われた。
中学生の時は『オーク』と呼ばれた。
高校生の時は『イジメ』ぬかれた。
両親が亡くなった事で俺を守る人がいなくなった。
俺は人生を転がり落ちた。
そして死んだ。
死んでからも堕ちた。
魔界に……
堕ちた魔界で堕
天使と『契約』をした。
淫魔族の族長とも契約をするらしい。
期限付きの契約だが『スキル』を使えるようだ。
期限内に功績が貯まれば俺は魔族になれるらしい。
俺はスキルを使い、女を従えて魔族になってやる。
そんな野望を待つ香澄武尊の物語が今始まる。
※この物語(作品)はフィクションです。
登場する人物・団体・事件・名称等は架空であり実在のものとは一切関係ありません。
ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 12:10:00
211838文字
会話率:55%
ちょっとHな20代の平凡な職人の俺は、好きな『中世ヨーロッパ風戦国ゲーム』内の8世紀ヴァイキング奴隷少年ベルに転生してしまう。そこは魔法もモンスターもない、武力と略奪が優遇される、リアル野蛮な中世ヨーロッパの世界だった。
だがベルには規
格外の武力を有しており、ヴァイキング戦士へと最短で昇格。更に《現代×ゲームのチート知識》で自村を発展させ、手付かずの財宝を得ることが出来るのだ。
だが現代人の俺は知らなかった。野蛮なヴァイキング族を率いるには、臣下の前で捉えた敵の女どもを犯し、自分のモノにしていかないといけないことに。
これは性欲が底なしの15歳の青年ベルが、チート知識と行動力で、大族長へと成り上がっていく物語。
あと、村の首領の娘、敵村の令嬢を強引に、敬虔な修道乙女を強引に、捕縛した村娘を強引に、王国の姫を強引に、蛮族王の女戦士を強引に、アラビア国の娘を強引に、そんな美女たちとエッチなことをしていく物語。
【ヴァイキングリアル生活×美少女とH×痛快成り上がり】
※強引Hヒロインは、のちのち和姦Hに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 17:10:00
162497文字
会話率:30%
国に危難が訪れた時、王は神に捧げられる生贄となる―
滅びゆく国と命運を共にする覚悟を決めた神王スレンに、滅亡の元凶である征服者ファルズィーンは民を人質に取り婚姻を迫る。スレンは神ではなく、敵の族長に身を捧げることを余儀なくされ…。
中央ア
ジア風歴史ファンタジーBL
征服者の遊牧民族長×敗戦国の神官王
⚠️殺人・暴力・自殺への言及、合意の曖昧な性行為などの表現が含まれます。登場する人種、思想、宗教、団体等は架空のものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 01:16:38
27145文字
会話率:33%
「嫌い。あなたなんて大嫌い。私から全てを奪っておいて、今更抱きしめたりしないで」
精霊に愛されたウトリド族の巫女姫ファテナは、野蛮だと蔑んでいたテミム族の若き族長、ザフィルに捕虜として囚われる。
だが、無理矢理ファテナの純潔を奪ったザフィル
から、これまでの人生を根底から揺るがすようなことを告げられ――。
純白の巫女姫と呼ばれた彼女が堕ちた先は、憎しみか愛か。
ヒーローへの好感度マイナスから始まる、不器用な二人が想いを通じ合わせるまで。
以前に投稿していた短編『純白の巫女姫は檻に囚われて全てを奪われる』を長編化したものです。(4〜6話のあたりが、短編の内容になります)
大人描写のある回には★をつけます。
アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-23 19:44:57
147695文字
会話率:44%
狄戎の族長の娘、驪は大国の震に捕虜になる。
震国皇帝の弟である、群山王が驪を皇帝に献上して彼女は奴婢として後宮におくられた。
しかし、驪は後宮を抜け出して性別を偽って兵士になる道を選ぶ。震国では能力次第で奴婢でも将軍になり、兵権も与えられる
からだ。
しかし、訓練で驪の本当の性別が露見してしまう。
軍を追い出された驪を甄という名乗る武官が助ける。甄は盛国の将軍で、女にも徴兵制を導入しようと考えている人物だった。
驪は甄と一緒に盛国に向かい、軍に入る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 23:26:44
533文字
会話率:6%
「虚空・・・」の改訂版。異世界オリエンタル・ヒロイニック・サーガ。基本は本宅ですが、こちらで最終稿(?)を。シリアス・ダーク系です。一部年齢制限対象の表現があるので、X指定としておりますが、内容は一般向け小説に近いかと。超長編です!兎も角、
第一部「春眠の刻」の終りまで、何とか漕ぎ着けたい。{物語}リュウ族族長の一人子として生を受けた姫リュージュは、父を弑逆した義兄ガロウに拉致される。彼は幼い頃から長き年月を共に過ごし、許婚も同然と信じていた男。輪廻の中に定められた宿命は、互いに愛し合う二人を、仇敵として対峙させてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 17:53:59
129652文字
会話率:33%
12/20完結しました。セインは医学博士かつ聖職者だ。遠い大陸に派遣され風土病の撲滅のために働いている。言葉は不自由だけど、地元の人とも徐々に打ち解けてきた。そんなある日、セインが滞在する集落が襲撃された。連れて行かれそうになった族長の娘を
庇ったセインは……。シリアスっぽく始まりますがコントです。そんなに長くないです。セイン:27歳。黒髪黒目。グレイ:20歳。鉄色の髪にグレイの瞳。グレイ×セイン。むっつり×うっかり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 21:19:55
14826文字
会話率:17%
カロン王朝の終焉を後に末弟ヘリング王子は精霊の住むオルリアーナ島に導かれるように辿り着いた。オルリアーナ島には頭に角の生えた鬼神の化身と崇められている先住の民といわれる部族がいた。部族長に請われヘリングは王となるが三千年の呪いを背負った。来
年の建国祭が丁度三千年目、呪いは解かれるか。僕はシオン。そんな歴史のあるオルリアーナ島で宿と食堂「カシュカシュ」の店番をしている僕の店に先住の民ガルガさんが足繁く通ってくれる。店の常連さんも三人の父さん達もガルガさんが僕を嫁にすると思ってるようだけどそんなの身分が違いすぎる。無理に決まっている。僕にも忘れられない人がいる。
残虐な場面から入りますがご容赦を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 20:00:00
42551文字
会話率:16%
己の性欲の強さに悩むオナニー狂い神学生が謎の子宮生命体に寄生されちんぽを失ったあげくまんこ持ちとなってしまうお話です。子宮が人語を喋ります。めちゃくちゃ喋ります。
カントボーイ、♡喘ぎ、頭の悪いエロです。
第一話 自慰編
寄生シーン以外は
ほぼオナニーです。特に人間と性交はしていません。
第二話 凌辱編
ヤン(カントボーイ)は親友のロニー(ちんぽ有・まんこ無・男性)と一緒にめっちゃ犯されます。
第三話 修行編
ヤンは師匠のもとに弟子入りし、ひたすら膣を鍛える修行をします。
第四話 堕落編
ロニー回です。ヤンが修行に明け暮れている頃、ロニーは学園で校長と堕落の日々を送っていました。しかしロニーは友人ピエール等の助けを借り、校長の支配から脱します。悪事がバレた校長は……
第五章 愚者編
修行を終えたヤンは学園に戻る前にワルキア公国という国に立ち入りますが、そこでは恐るべき子宮狩りが横行していました。
第六章 番外編(族長日記)
本筋とは関係ないので、読み飛ばしても大丈夫です。ヤン達メインキャラは出てきません。悪い子宮生命体が悪い人間に出会い、意気投合し欲望のままにちんぽを食い殺していくピカレスクです。一応、愚者編の後の話です。
第七章 完結編
ついにヤンとロニーはエセックスと決着をつけるべく、性闘士競技会のバトルファックに参加します。
この作品はpixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 13:10:33
261232文字
会話率:55%
純愛・溺愛 ✕ 契約・恩義
穏やか年上 ✕ ヤンチャ健気 年下
猫人族のシュエは、たった一人の家族である妹ユゥと、親友で初恋の相手であるウェンの逢瀬を見てしまう。だがウェンは猫人族族長の跡取り息子。シュエとユゥは孤児で、村長宅の離れで世
話になっている身。
このままでは妹は、良くて失恋、最悪一生日陰者の愛人だ。
初恋の男と愛する妹が幸せになりますようにと、龍王の社(やしろ)で祈る。
(俺ができることなら何でもするから……っ!)
「じゃあ、僕のお嫁さんになるといいよ」
現れたのは枝角を頭に生やした二十代後半の美丈夫。おっとりした表情だが鍛えられた体と背の高さ。そして清涼な霊力。
驚くシュエに、龍人の若様リィヤンは「僕と伴侶になれば、妹の立場が良くなるだろう? そしたら、誰とでも結婚できると思わないかい?」
シュエはその話に乗り、リィヤンと結婚して、龍人族の屋敷で暮らすことになる。
契約結婚だと言うのに、リィヤンはいつも優しい。
初夜ですらシュエの意向を大事にするが、シュエはそんなにか弱くない。
「オラ! 男の俺相手に気を遣ってどうする!? ズブッと挿れろや!」自分の尻を叩いて背中越しに挑発する。
「えー、僕はトロ顔のシュエを見たいんだけどなぁ」
「ト、トロ顔!? 旦那様のちんぽで、そうさせてくれや」
「ッ!」
リィヤンにもらった鏡を通して、妹達の結婚を見届け、ますます伴侶としての役目を果たそうと頑張る。
(妹の幸せは、全部リィヤンが叶えてくれた。この恩に少しでも報いねぇと!)
兄弟の中で最初に子どもが生まれた者が、次の南海龍王になれると知り、なんとか子どもを作ろうと躍起になる。
リィヤンは喜んで抱いてくれるが、子どもは一向にできない。これでは恩に報いることができないと、焦ったシュエは……。
龍人の子作りの条件を知らないまま奮闘するシュエ。
言っても意味がないことだと知っている理性的なリィヤン。
噛み合っているようで噛み合っていない、二人の結婚生活の行方は……?
2023年10月11日
日間(総合)19位、日間(完結済)9位、ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 22:23:13
44504文字
会話率:55%
ここはヨツンヘイム。族長に爵位が与えられ、魔王が治める魔族の国。強い次代の長を産みたいが、産めるのはサキュバスの長の俺だけ?俺男だけど?サキュバスの雄ってインキュバスじゃないの?え?種族が違う?待ってその下着がサキュバスの正装?無理無理無理
無理!!
ゆっくり更新。テスト投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 23:57:06
4180文字
会話率:59%
「貴様を愛することはない!」と政略結婚相手に宣言しちゃった夢見がち童貞ノンケくんが、新妻♂のドスケベオラネコガチムチ部族おっさんに襲われて、童貞喰われた挙げ句にメロメロになっちゃう話。
全4話、毎日0時投稿予定。完結まで執筆済。
攻め…
コーマ・マンチーキ(19)
貴族の嫡男。プライドは高いが、ロマンス小説をこよなく愛して恋愛結婚に夢を見ていた童貞ノンケ。どえらい美青年。オナニー経験すら浅いピュアボーイ。恋愛脳なのでめちゃめちゃチョロい。
受け…ネオ・ラ・コヴィッチ(45)
男しかいない部族の族長。豪快で男気溢れるガチムチオヤジ。部族のしきたりによりケツもチンポも使い込みまくっているドスケベオラネコおっさん。爽やかで快活でドスケベ。
「君を愛することはない」テンプレのパロディAV小説書きたいなと思ったら、いつものように童貞を虜にするドスケベオラネコおっさんの話になってました。
ありとあらゆるなろう系テンプレをスケベパロディしていきたい所存です。
この小説はpixiv、アルファポリス、作者個人サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-13 00:00:00
13885文字
会話率:45%
男しか産まれないとある一族。そんな一族には百年に一度だけ娘が生まれる。シェラはその娘だった。
娘は“巫女”として族長の家で育ち、初潮を迎えると一族の男の欲望を一身に受け止めることになる。シェラも例外ではなく、義兄と慕っていたダルフに処女を奪
われた。
だが、シェラには密かに想い合うフィースがいた。集落の外から拾われてきた彼は“余所者”としてシェラに触れることを許されなかったが、二人は人目を避けて通じ合う――
いつもの可哀想な美少女です。全三話予定。短めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 21:00:00
13436文字
会話率:46%
【面倒ごとを押し付けられがちな淫魔の族長】×【謎めいた冷淡呪符師】
魔境と人間の国の境目にある街・サバラ。仲間たちに泣きつかれた淫魔の族長は、食事を妨害する『貞操魔法』を開発した呪符師からその突破方法を聞き出すため、呪符師の身体の開発にいそ
しむこととなる。合意無しの睡眠姦要素、男性妊娠要素があります。
この小説は、ハート喘ぎ、汚喘ぎ、淫語、モロ語、攻めのハート使用など、濃い目のエロを好む工場で製造されています。同好の士にお楽しみいただければ幸いです。
(時々改稿しているのは誤字脱字やニュアンスの修正です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 00:00:00
66514文字
会話率:39%
結婚式を無事に終えたアーリャは、《竜》の族長シェヴァルの妻となれた事を心から喜び、夫に抱き締められるだけで満足し、そのまま熟睡する日々を送っていた。恋仲である頃はキスをするだけに留め、アーリャの心が育つのをずっと我慢していた彼が、この事態を
看過するはずもない。初夜は本来、一晩の出来事であるにも関わらず、アーリャは夫に『全く終わらせて貰えない夜』にされる事となった。
※十二支【竜】をモチーフにしております。
※時系列的には『竜の長は、新妻が好き過ぎる』の前で、結婚当初のお話になりますが、これのみで読めます。
タイトル通り、甘ったるい『だけ』と言っても過言ではない、新婚夫婦の平和なお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-24 00:00:00
41377文字
会話率:40%
《竜》の一族の族長に嫁いだアーリャは初夜も無事に済ませ、楽しい新婚生活を送っていた。夫である青年は、容姿端麗・頭脳明晰であり、妻であるアーリャを溺愛していつも優しい。まだ二十代半ばの若さもあって口調こそ時々雑だが、族長という高位の立場にある
男であるにも関わらず、気取らなくて親しみやすいと言われ、一族では絶大な支持を受けている。特に若い女性達など、彼が既婚者となっても秋波を送る程だ。そんなアーリャの夫の口癖は、『バレなきゃいいんだよ』だった。その意味を深く考えてこなかったアーリャは、獣人一族の中でも最も苛烈で好戦的な種と言われる《竜》の一族を率いる夫の本性を知ることになる。
生真面目新妻×ドSな族長の、新婚夫婦の一幕。
※十二支【竜】をモチーフにしております。
※感想の返信内容にはネタバレを含んでいます。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-28 12:46:49
45718文字
会話率:39%
昔々あるところに、人間という愚かな種族がおりました。
彼らはこの世界で好き放題すると、一面を砂の大地に変え勝手に滅びていきました。
そんな世界で生き残ったのは、闇に潜んで生きてきた、2つの種族。
1つは【ヴァンプ】。吸血鬼でございま
す。彼らは人間という食料を失い、同族での吸血・繁殖を繰り返すうちに、日光だけでなく月光にまで焼けるようになってしまい、地下に潜って暮らしておりました。
そしてもう1つは【ライカン】。狼男でございます。彼らはその名の通り、男だけの種族ゆえ、人間の女と繁殖しておりました。が、人間が滅びてからは10年に1人生まれる、子を宿せるライカン『ルポ』とその族長が繁殖し、絶滅を免れていたのです。
さて、そんなヴァンプの青年(モフモフ好き)と、族長との初夜を控えるライカン(耳と尻尾がとってもモフモフ)が、とある満月の夜に出会ってしまい、物語はドタバタと動き始めていくのです──。
◇ R18回には*がつきます。
◇ 全16話+番外編1話
*タイトルを変更しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-04 01:34:11
49008文字
会話率:55%