※「☆」マークがついてる話数がエッチシーンのある話数です。
<あらすじ>
このほど入籍したばかりの新婚夫婦、宮前冬真と宮前いちかは、ちょっと変わったカップルである。
腐れ縁が高じてそのまま夫婦になってしまった二人は、まだまだ友達感覚が抜
けていないのもあって、これまでエッチなことをまったくやってこなかったのだ。
とはいえ、結婚に踏み切るくらい仲がいい二人だし、性欲だってもちろんある。
なので「せっかく夫婦になったんだし、なんかもったいない気がするし、物は試しでやってみようよ」とそんなノリで、婚姻届けを提出したその晩、初夜を迎えることになったわけだが……しかしなんとなく緊張しつつキスをしたそのタイミングで、本当に唐突に、いちかの身体に異変が発生した。
いちかが、サキュバスになってしまったのである。
その異変自体は、20年前に地球が異世界と通じて以来、たまに見られる現象だ。
なのでいまさら、特に慌てるようなものでもないのだが……ともあれ冬真といちかの夫婦生活は、この件によって、ひとつ大きな問題を抱えることになってしまった。
なにせ、サキュバスである。
男とセックスして、精気を吸い上げ取り殺してしまう悪魔である。
普通にセックスしようとすると、下手をすればそれだけで冬真の命を奪ってしまうような身体に、いちかは変わってしまったというわけだ。
サキュバスになったお嫁さんと濃厚な新婚夫婦生活?
馬鹿を言っちゃいけない。そんなことをしたら死んでしまう。
むしろ逆だ。
冬真といちかは、簡単にはセックスできなくなってしまったのだ。
とはいえ、やっぱりイチャイチャしたいしエッチもしたい。
なによりサキュバス化したいちかは、どうにかして精気を摂取しないと、そっちはそっちで飢え死にする可能性がある。
これは、新婚早々、突如として降りかかってきたそんな困難に、仲良し新婚夫婦が立ち向かう、ほのぼのえっちラブストーリーである。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 23:24:40
118360文字
会話率:26%
《竜》の一族の族長に嫁いだアーリャは初夜も無事に済ませ、楽しい新婚生活を送っていた。夫である青年は、容姿端麗・頭脳明晰であり、妻であるアーリャを溺愛していつも優しい。まだ二十代半ばの若さもあって口調こそ時々雑だが、族長という高位の立場にある
男であるにも関わらず、気取らなくて親しみやすいと言われ、一族では絶大な支持を受けている。特に若い女性達など、彼が既婚者となっても秋波を送る程だ。そんなアーリャの夫の口癖は、『バレなきゃいいんだよ』だった。その意味を深く考えてこなかったアーリャは、獣人一族の中でも最も苛烈で好戦的な種と言われる《竜》の一族を率いる夫の本性を知ることになる。
生真面目新妻×ドSな族長の、新婚夫婦の一幕。
※十二支【竜】をモチーフにしております。
※感想の返信内容にはネタバレを含んでいます。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-28 12:46:49
45718文字
会話率:39%