村で一番大きな祭りである『夏祭り』の花である『サマークイーン』の第一候補だと言われていたエリセリアは、選ばれなかった。
祖母を亡くして1年。祭りに参加せず、一人で家に居たエリセリアの所に、サマークイーンに選ばれて忙しいはずの、村の長の娘
、ザネリアが、父親と下男たちを連れて現れた。
「本当は、選ばれたのは、あんたよ! だから、神の花嫁になるのよ!」
拉致されたエリセリアは、強い酒と薬を飲まされて、山の奥の湖に沈められた。
目を覚ましたエリセリアの前に、森番頭の息子、グスタフが現れた。
何度拒んでも、無理矢理に求愛してくるグスタフを、エリセリアは全身で拒む。
次に目を覚ました時、目の前には、領主様の次男であるガーヴァイトがいた。この男も、無理にエリセリアに関係を迫っていた男である。
拒むエリセリアに、グスタフだった男も、ガーヴァイトだった男も、
「おまえの憧れの相手ではないのか? 逃げるおまえに、無理にでも愛を遂げる。それがおまえの望みだったのではなかったのか?」
戸惑い、そう問う男は、落胆の中で謝罪し消えた。
目覚めたエリセリアは、不思議な丸い頭を持つ尼僧から、儀式を受ける。
順調に進んでいた儀式だったが、最後の瞬間に、エリセリアの爪の脇から黒い粘液が湧き出てくる。それを見た尼僧は、
「魔物に呪われている!」
と言う。
このままでは、魔物に食われてしまう。なので、清めの儀式が必要だと言われ、エリセリアは、毎日、不思議な薬を飲む。
「効果が出ています。次の試練は、私どもも、何が起こるのか知らされておりません」
「試練は、夢の中で行われます」
何が起こるのか、恐れるエリセリアは、夢の中で、美しい男性に出会う。
「俺を愛すると言ってくれ」
懇願する男性は、夜毎にエリセリアの身体を開いていく。
何度も愛を乞う男性に、エリセリアは拒否の言葉を告げる。けれど、口から出た言葉は、エリセリアの心とは反対だった。
エリセリアは、男性を愛し始めていた。けれど、夜毎に愛を深くしていく触れ合いの中で、彼はエリセリアに愛を乞うだけで、自分からは「愛している」とは、決して言わない。
彼を拒んだエリセリアは、夢の中で、傷だらけで血を流すドラゴンに出会うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-28 22:00:00
120580文字
会話率:28%
鬼の頭領が勝ち気で小さくてかわいい嫁御の下拵えが終わるのを待つ話。
食べたりとか本番はないさらっとした触手話で特に倫理観がふわふわしてますのでお気をつけください。
最終更新:2022-03-13 18:28:32
3358文字
会話率:16%
全てを投げ捨てて得た、二人だけの静かな生活。
冬の迫る山奥で、彼は私に愛を囁きながら、一番聞きたくなかった言葉を口にした。
※この作品は、「未題 - 或ル白狼天狗ノ手記ヨリ」(https://novel18.syosetu.com/n
ovelview/infotop/ncode/n2425fm/)の幕間です。未読の方は、そちらからお読みください。
※ハーメルン/pixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 01:00:03
3818文字
会話率:24%
「今夜ここに来た、あの男には決して心を許さないで。もし惹かれてしまったら、きっと二度ともう元には戻れなくなるから」
遊郭の遊女、雛菊が出会ったのは、先輩遊女たちがそう危惧する冷徹な眼差しをした術師、斎。
雛菊は言葉少なで不愛想な斎に最初は戸
惑うものの、時折垣間見せる強さと不器用な優しさに惹かれていく。
逢瀬を重ねるごとに、互いに心を通わせあい、切ない恋に落ちていくふたり。
しかし「また必ずここへ来る」そう言い残しながらも、斎の来訪は途絶え、その身を案じながら待ち続けた雛菊の前に再び現れた斎は、返り血を浴びた凄惨な姿で深淵の闇を映し出すようなうつろな眼差しをしていた。
己の全てを犠牲にして捨て身で化け物を狩り続ける過酷な宿命を負った術師である斎。
その苦しみの一端を知った雛菊は心を痛めながら斎を優しく包み込むように受け止める。
一方、 治らない病におかされた雛菊の身体には、刻一刻と迫る逃れられぬ死期が近づいていた。
自ら死を望みながらも生き続けることを課せられた術師と、生きて叶えたいささやかな願いを叶えた美しい少女の、四季折々に咲く百花繚乱の麗しい花々と共に綴る大正時代風ロマンティック純愛ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-08 19:37:21
62129文字
会話率:20%
山神である真白の大蛇と、山神に娶られた村娘との、ちょっとだけ濃いめな閨事情。
穏やかな相思相愛、ほのぼの異類婚姻譚。
なんちゃって和風の舞台設定、昔話風で古語が入り混じる文体です。
山神夫妻が、ただひたすらいちゃいちゃしているだけのR18
作品です。
山神様は、本体が大蛇、容姿は人型も半人半蛇も自由自在という設定になります。にょろにょろとする感じの生き物を苦手とされる方は、たぶんブラウザバック推奨です。既存掲載分は、アレも人外仕様ですので、ご注意ください。
※本作品は、ノクターンノベルズに投稿した既存作品シリーズを、そっくりそのままムーンライトのほうに移動させたものになります。今後、仮に新規にエピソードを書くことがあれば、こちらに章立てて追加する形で投稿するつもりでおります。何卒よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-22 17:00:00
21352文字
会話率:35%
「じゅうぶんにほぐれてございます……注いでくださいませ……っ」
山神である白い大蛇と、神妻となった娘との、姫初め。
シリーズ作品ですが、単品で読めます。
再びの姫初めネタ、今回は、大蛇と人の姿での交わり。事後の場面だけ、人の姿に化けます。
説話的な、イケメン神格(蛇型/人型)と元村娘の美少女との、ヘミペニス甘々イチャイチャとろとろ和姦。
対面座位と後背位の合わせ技のような体位で、イチャイチャ孕ませ交尾をするだけの短編です。
文体は少々の文語調や古語混じり、作風は軽めです。
【シリーズ共通あらすじ】
シリーズ《山神奇談》は、なんちゃって和風世界観の中で展開される、蛇の神と人、その末裔による、異類婚姻譚オムニバス作品です。
(山神である大蛇は、喋ったり人の姿に化けたりします)
イチャラブ異種和姦。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-19 05:00:00
4662文字
会話率:39%
「あらぬことでも思い出したか」
山神である白い大蛇と、神妻となった娘との、秘め事を語らう或る好日。
《山神奇談》シリーズの山神夫妻が、いちゃいちゃ会話をする短編です。
回想に、エロの描写を含みます。ねっとり焦らしプレイです。
文体は少々の
時代劇用語あり、作風は軽めです。
あとがきが最も性癖爆発してしまったため、エロテキストをお求めの方は、あとがきを先にお読みください。
【シリーズ共通あらすじ】
シリーズ《山神奇談》は、なんちゃって和風世界観の中で展開される、蛇の神と人、その末裔による、異種婚姻譚オムニバス作品です。
イチャラブ異種和姦。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-30 23:55:15
1594文字
会話率:27%
「時間が戻れば、無かったことになる。念じてみるといい。このままここですべてくれるなら、それでもいいが」
転生して時間を戻す力が発現!?
でもその力は公になれば自分の身が危うくなるものだった……。
大事になる前に、この力が露呈する前の過去に
遡ればいいって……そんなことまでする必要ありますかっ?
引っ込み思案の敬語女子を溺愛する年上クールな最強騎士の正体とは?
異世界越えて捕まえて。ちょっぴりシリアスなラブストーリー。
/R回には※をつけておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-17 17:58:59
15888文字
会話率:30%
孤独なOLが幼馴染の双子(実はチート人外)と再会
三人で夫婦になったはいいがそれぞれの思惑で暗躍する
異能力者たちの世界へと踏み込んでいく
正義のヒーロー・聖女ヒロインなんて居ない
悪役蹂躙する側のダークなコメディ時々シリアス
※三人で
の性行為有り。人外、血、微ホラー要素あり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-15 22:00:00
404130文字
会話率:52%
白銀の鱗と頭部の赫い瞳。その他に六対、細長い胴に並ぶ、色の違う宝石のような瞳を持った龍がいた。
莫大な力を持つ龍は、されどただただ長いだけの生に飽いて、ある日、己に課していた「生き物の営みに干渉しない」という契りを捨てた。
そうして龍
は、夜な夜な無作為に人間や魔物を己の領域に喚び招いては、素質のあるもの以外を鏖殺し、いずれ育てば団結して己を殺しうるかもしれない若い芽に、己が力を与えることを繰り返していた。
いつしかそれが龍の開く死の宴として認知され、龍宴と呼ばれるようになった頃、真白の龍はある人間と出会う。
ーーーーーーーーー♦︎
創作中の物語の前日譚にあたる話です。
まだ設定が完成しきってないので後で編集し直すかも……。
えっちはあんまりしてないですね、はい。
なんでも許せる方のみどうぞ。
なお配役は
ヒロイン:龍
ヒーロー:人間
となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-23 21:00:00
11018文字
会話率:22%
あるルポライターが聞き書きした「事故物件」にまつわる怪談。この話を取材した後、語り手である女性の行方が分からなくなり、現在に至るまで不明のままである。法外に安い家賃と引き換えにいわゆる「事故物件」に住んでいた彼女が夜ごと見ていた夢は、独り暮
らしのはずの家の中に知らない誰かがいる、というものだった。
淡々とした雰囲気になってしまいましたが、土地に住んでいた古い何かに見初められて抱かれて連れ去られる話です。異類婚姻譚が書きたかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-01 11:28:03
8515文字
会話率:8%
虎に男たちがさらわれ、行方不明に。
討伐隊が組織されるが……
最終更新:2021-10-30 11:34:14
7156文字
会話率:33%
エミリアは教会で聖女だと鑑定された。
誰も見てないのをいいことに”治癒師”と書き換え家に帰り母にも治癒師だと伝える。
それから数か月後エミリアの親友のリリーが勇者の魔物討伐に参加することになるのがなんだかんだ色々あってエミリアも連れていか
れることになった。魔物討伐、野宿・・・全部嫌で避けるために嘘の記述をしたのに全部ダメになったエミリアはこれからどうするのか悩み中。
念のためにムーンライトノベルズ、R15ですけど多分そんなに出番ないかもしれないです。
コメント・評価・レビュー貰えると嬉しいです。
よろしくお願いします。
気が向いたときに更新する感じなので多分相当ゆっくりめです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-17 20:04:58
8652文字
会話率:39%
信仰が失われつつある現代日本。
霊能者として目覚めた限界OL・若岸由莉は、赤い毛並みを持つ6本脚の神馬・ゴーシェに導かれ、神々の無茶ぶりに翻弄されながら日々奔走する。
強く美しく、そしてあまりにも人間臭い一癖も二癖もある神々と出会い、泣き
、笑い、時に喧嘩をしながらも心を通わせていく。
神と本気で愛し合った人間の、実話を元にした軌跡の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-05 10:00:00
4279文字
会話率:8%
就活に悩む女子大生の花染つむぎ。
ある日、駅の階段から足を滑らせ、目が覚めるとそこは異世界だった。
様々な種族が共存する世界で、つむぎは「魔王」と呼ばれるイヌ科の魔物と出会う。
今は悪の心を捨て平穏に国を治めているという彼から、熱烈なアプロ
ーチを受けるつむぎ。
その愛情深さに惹かれ、彼の妻、そして王妃となったつむぎだったが、
「魔王」の愛は変態的な兆候を見せ始め……。
圧倒的年の差&体格差の異種族カップルと
その周辺の愉快(でスケベな)キャラクターたちが織り成す
ヘンタイイチャラブコメディー!
〈メインキャラクター〉
【ダグネール】
通称ダグネ。
2mのゴリラみたいな体に、シーサーっぽい顔が乗っかっている巨体の魔物。イヌ科獣人。
大昔に悪さしまくっていたころの名残で魔王と呼ばれているが、現在はかなり丸くなり真面目に一国の王を務めている。世界を統べている系魔王ではない。
最近異世界から来たどタイプの若い女の子と結婚できて毎日ハッピー。
出会いたてのころは冷静に振る舞うよう努めていたが、徐々に変態的な本性を表し始める。
実年齢は現在約560歳。精神年齢はそこそこのおっさん。
【花染(はなぞめ) つむぎ】
就活に悩んでいたらいつのまにか異世界で魔王に永久就職していた女子大生。
昔、実家で犬を飼っていた。ファンタジーが好き。
これまで彼氏がいなかったのに突然超積極的な男と結婚することになり、恋愛ってこういうものなのかなと全てを健気に受け止めている。
のん気というか鈍いというか、穏やかな性格をしている。
でも芯は強い。押しには弱い。
現在21歳。
★趣味全開です。下ネタも結構酷いです。
★具体的なエロシーンがあるエピソードはサブタイトルに表記があります。♡と濁点喘ぎの使い手です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-02 16:21:49
105529文字
会話率:37%
忌避される職業、召喚士。貴族の血筋ながらその適正のために出奔し、実家から追われる身になった女はどうにかパトロンを見つけて暮らしていたが、ある日召喚したフェンリルに命を救われる。その対価として提案された内容は、彼の末の息子を『男』にすることだ
った。
※短編『処女だけど従魔の童貞を貰うことになった』としてなろうにあげていましたが、続きをぼちぼち書いていくのでこちらへ移動します。獣姦になるかは未定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-14 22:18:46
9700文字
会話率:48%
神宮院で清らかに暮らしていた商家の娘フィズに舞い込んだ突然の玉の輿
知らないヒトに嫁ぐの?
幸せな結婚生活って、どんなもの?
え?
隣の国の大公の王子様?
え?
皇帝陛下?
え?
宰相閣下?
……マジですか?
二転三転する幸せな結婚生活
への道のり
はたして、フィズは本当に幸せになれるのでしょうか
2021.2.10
なろうにて運営さんからR18を指摘されましたので、ムーンライトへ移行して参りました。
よろしくお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 01:00:00
146095文字
会話率:28%
狐嫁と結婚したけれど、なかなか新婚初夜を迎えられない夫が初体験に至るまでの異類婚姻譚です。
最終更新:2021-05-31 21:09:00
10301文字
会話率:46%
激しい通り雨に降りこめられて道に迷った若者は、見知らぬ美しい青年に呼びとめられ、家に招き入れられるが……。
◆雨中の迷い人×雨宿り先の青年
最終更新:2021-05-24 19:02:42
3222文字
会話率:37%
王宮を追われ、辺境の流刑地に幽閉された年若い王子は、夜ごとリュートを奏で、心を慰めていた。すると、楽の音に惹かれた妖魔が森から訪れるようになり……。
◆妖魔×王子
最終更新:2021-05-08 11:36:34
6711文字
会話率:43%
瑞扇《ずいせん》は誠徳高き鳥の王である。人里の禁足地で散策中に怪我をした彼は、罠から救ってくれた一弥《いちや》という痩せぎすの男に返礼すべく、女の姿をとった。しかし恩返しは一向に成らず、雪山で静かに日々が過ぎるのみ。そうした最中にやって来た
顔役の存在が、一弥の過去と瑞扇の恩返しに一石を投じる。――鶴の恩返し異聞。(※性交描写なし)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-16 15:50:41
14143文字
会話率:47%
時の帝と閻魔の娘との間に生まれた貴仁は、今は三条院と呼ばれる上皇の身。退屈な余生を紛らわせるために、今宵も都に巣くう魑魅魍魎(ちみもうりょう)を狩る。
そんな夜に出会ったのは、星屑を散らしたような黒髪、袿に長袴姿の美しい……ただし、その
頭には尖った大神(おおかみ)の耳を持つ、姫君(男)だった。
半分鬼神の血を引く退屈上皇様と大神の先祖返りの姫(男)のW異類婚姻譚!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-04 12:55:51
112342文字
会話率:36%
時の帝と閻魔の娘との間に生まれた貴仁は、今は三条院と呼ばれる上皇の身。退屈な余生を紛らわせるために、今宵も都に巣くう魑魅魍魎(ちみもうりょう)を狩る。
そんな夜に出会ったのは、星屑を散らしたような黒髪、袿に長袴姿の美しい……ただし、その
頭には尖った大神(おおかみ)の耳を持つ、姫君(男)だった。
半分鬼神の血を引く退屈上皇様と大神の先祖返りの姫(男)のW異類婚姻譚!?
ストック分がつきるまで、毎日0時にUp予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-27 22:31:17
65435文字
会話率:34%
獣と人が混ざり合った世界で、私は一人、目を覚ました。心は女のまま、身体は鱗人間(雄)へと変わり、戸惑う暇もないままに騒動に巻き込まれることになり。
…目まぐるしく変わりゆく世界の中で、私は「雄」として「彼」へ恋をした。
注:2018/4
/10
元々小説家になろうで連載していましたが、運営から連絡を頂き、内容がR18相当であるとのことでしたので移動しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-18 02:49:31
60680文字
会話率:47%