究極の一般人ベータである辻井那月は、美術品のような一流のアルファである栗栖東弥に夢中だった。
那月は遠くから彼を眺める毎日をそれなりに楽しく過ごしていた。ある日の飲み会に参加した那月はひょんなこと事から栗栖に家に来るように誘われ……。
オメ
ガ嫌いなアルファとそんなアルファに流されるちょっとおバカなベータのお話。
*オメガバースの設定をお借りしていますが、独自の設定も盛り込んでいます。
*予告なく性描写が入ります。
*バース変異あり。
*モブとの絡みあり。ぼんやりモブレ有。
*他サイトでも投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-21 19:00:00
90107文字
会話率:53%
それなりに大きい呉服屋だと、お正月の宴会も盛大で。
だからといって、同年代の女の子がいなかったらそれはもう苦痛……といったら怒られるかもしれないけど、でもやっぱり大変で。
だから、わたしはいつも従兄弟の部屋に逃げていた。
従兄弟
のなっちゃんは赤ん坊の時から知っていて、中性的な感じがする可愛い男の子。
でも、成長って早いんだなぁ。久しぶりに会ったなっちゃんは『男の子』になっていて……
だから、『そういうこと』に興味がでてきても――従姉妹のお姉ちゃんであるわたしを『そう』見ていてもおかしいことじゃなくて。
でも、やっぱりわたしにとってもなっちゃんは可愛い弟みたいなものだから。
――ね、知ってる。お正月にするエッチを『姫はじめ』っていうんだって。
二人で、はじめての姫はじめ、しちゃおうっか?
(※以前掲載していたものの再掲載になります。読んだことがある方はごめんなさい(汗))
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-07 02:36:24
15526文字
会話率:45%
地域の治安を守る北の私設軍・香坂。朝倉は、若くして香坂の特攻部隊に属している。大人びて冷静、無気力でやや厭世的。そんな彼は、最強と謳われる上司と衝突してばかりいた。面倒だけどそれなりに充実。そんな日常は、とある任務をきっかけに少しずつ狂って
いった。どうしても素直になれない朝倉。最強の男が最強たる所以。噛み合うような噛み合わないような複雑な関係。激情に掻き立てられた哀れな人間たちの末路。その何もかもが運命の奔流だったとしたら。
【個人サイト『クマと僕のよりどころ』にて第三章まで掲載中】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-03 15:52:20
8089文字
会話率:31%
地方領主の一人娘だったエリスは、三年前に両親を亡くしてから叔母夫婦の下で暮らしている。優しい養父母に報いるために、十八歳になったら三十歳以上年上の男を婿に取ることが決まっていた。それなのにあと幾月で結婚という時に、偶然出会った騎士を名乗る男
に結婚を迫られる。半ば攫うようにして強引にエリスを娶った男は、どうやらエリスを愛してはいないようで――。前半のシリアス感を中盤のコメディで吹っ飛ばしつつ後半もシリアスしながらハッピーエンドに向かいます。たぶん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-02 14:30:41
31430文字
会話率:58%
ざわつく入社式の会場で、青池桜は思い出した。大好きだった婚約者に「好みじゃないから」とあっさりフラれた前世の屈辱の記憶を。そしてその元婚約者の生まれ変わりが、今隣に立っている須藤蒼一であることを。前世の屈辱をどう晴らそうか画策していた桜は、
勢いに任せて蒼一と付き合うことに。前世とは逆に、とことん惚れさせた上でこっちからフッてやろうと思ったのだ。だからこの「愛してる」は嘘で、嘘のはずで、嘘だったはずで……いや無理この人のことめっちゃ好きだわ。
そんな感じの、付き合ってるのに両片想いしている二人――主にヒロインがじたばたするお話です。それなりにシリアス。たぶん。(→コメディの皮を被ったハイパーシリアスかもしれない)
※復縁企画参加作品です。期間内完結目指してがんばります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-27 18:43:16
32073文字
会話率:51%
僻地の森でひっそり暮らしていた魔女イリヤは、その魔力の高さ故、若き国王の嫡子を産むために城に召し上げられることとなる。早く家に帰るためにもさっさと子作りに入りたいイリヤだったが、どういった訳かいつまで経っても国王が手を出してこない。不思議に
思ってこちらから手を出そうとしても、立たない……。それならばと媚薬を盛って思いっきり立たせてみたら、翌日から避けられる始末……。さっさと子作りしませんか? 早くお家に帰りたいんです。 子作りしたくない口の悪い若き国王(童貞)×空気の読めない盲目の魔女(処女)のなかなか子作りしない子作りコメディです。 ※ギャグですが、時折シリアスや残酷な描写が混ざりますのでご注意ください(→話が進むにつれてシリアスよりになってます!)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-19 18:00:00
55654文字
会話率:63%
前厄だった去年は散々だった。
だから、本厄になった今年は厄祓いに行った。
それなのに、突然現れた男に「あんたの厄は強すぎて、祓いきれない。落とすしかない」と言われ…。
神事のことはよくわからないまま、書きました。
そのあたりは流してもらえ
ると幸いです…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-01 22:00:00
7384文字
会話率:28%
もう一度ひろみに2階のバルコニーからおしっこしてほしいよな。
ともかちゃんはまあまあだが、それなりのセクシーさがあった。
尚子は泣いてエッチをねだるとこがいじらしい。
みんな本当に堪能した。
次はどんなことをしようか?
キーワード:
最終更新:2020-01-01 16:10:17
6128文字
会話率:65%
十数年前、わたしは亡命し、その名を捨てた。離れ離れになってしまった初恋の男の子・ヴァレリーとの約束も、故郷の凍える冬に置き去りにした。
――雪がふらない場所で、クリスマスを一緒に。
失った片翼のかわりに、新しい土地で得たものは、虚飾の
経歴、嘘の名前、偽りの姿。肌身離さず供にあるのは、自害用の毒入りペンダント。それから、大切な愛猫のルゥ。
何度目かのクリスマスの夜。雪の代わりにイルミネーションの光が降る街で、スミスと名乗った初恋の男の子と銃口を向け合う。
愛してる、と言って。
・ ❆ ・ ❅ ・ ❆ ・
逃げ出した人が悲しみを経て立ち向かうまでの話。
CP傾向は、ねちっこい妄執愛男×ツンデレ執着愛女
という、あれでそれなフワッとしたファンタジー的な話。
なお、特定の国ではありません。いつも心にファンタジーとフィクションを。
※推しは死ぬ。幼馴染みとの再会(銃口を向けられる)。クリスマスはしんみりしたい。叶わぬ恋が好き。という嗜好の人向けです。
バトル描写はそんなにないよ。
※閲覧は自己責任で
※誤字脱字は随時修正
本編20話は完結しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-24 22:26:11
72468文字
会話率:27%
結婚して5年目になる私は、6歳年上の夫とそれなりに幸せに暮らしていた。
忙しく仕事をしている夫だったが、いつも優しく京子を包み込んでいる。
しかし、そんな京子にも悩み事があった。
それは、仕事の都合で遅く帰ることの多い夫とは夜の営みがどうし
ても少なくなり、愛を確かめ合うことが少なくなっていることだった。
女ざかりの京子には欲求不満になることもあったが、それよりも2人の愛の結晶が欲しいと切に思うようになっていた。
そんな幸せな家庭とちょっとばかりの悩み事を抱えながら日々を送っている京子に、まさか人生を変えるような出来事が訪れることが起きるとは、思ってもいなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-13 21:27:17
2231文字
会話率:5%
やばい…鹿さんを撥ねてしまった─
枯れた1人の生活もそれなりに楽しいけれど、そろそろ結婚も考えるし恋もしたい。だけど付き合うとなるとどうしても踏み出せない事情もあって…
弱さを抱えた理子と、とにかく彼女が大好きな年下イケメン整備士のお話で
す。
想い合ってる二人なのになぜかすれ違う。周りに助けられたり邪魔されたり。
はぐ過多。
会話文は方言。広島弁が濃かったり薄かったり。
トラウマ、性犯罪について描写があります。不快に思われる方ご注意下さい。
感情って簡単じゃなくて、複雑でごちゃごちゃしてて。自分を変えたくても難しくて行ったり戻ったり。
というものが書きたかったのですが、かなり読みづらい文で見苦しい点も多くあると思います。
そんな中でも読んで下さる方に感謝しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-10 20:25:20
549130文字
会話率:49%
1999年の夏、世の中がノストラダムスの大予言と2000年問題に湧いていた時代。
金持ちの家に育った八ッ場練太郎その当時としては不自然な名前とハーフだと言う理由でいじめられ空手を習い始めそれなりの実力の付いた頃にゲームセンターでカツアゲをし
ていた不良と喧嘩し空手とは無縁の日々を送っていた。
そんなある日、学校帰りの駅の高架下を通ると、そこは科学が発展しホバーの様に浮く車が走る異世界だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-04 23:00:00
13944文字
会話率:56%
あぁ、もう二度と、恋愛だとか結婚だとかはしないから。婚約者に浮気されて、結婚寸前で婚約破棄されたお陰で、誰も信じられない。
さらに、所属している騎士団の事務係でも、不機嫌な上司と話を聞かない上司の板挟み。
挙げ句の果てに、深酒して一夜の過ち
。からの処女喪失。
それなのに、その相手が公爵閣下って何なの?
しかも何故か、恋人のフリまでしなくちゃならないし。
※書き直す可能性があります。話が変わらない程度の改稿は注意書きをしません。
※R18シーンの注意はありません。
※長編になる予定です。また、やや複雑な話が出てくると思うので苦手な方はご遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-04 18:11:55
16847文字
会話率:31%
私、天ヶ瀬美凪が迷い込んだのは獣人たちの世界。
女児出生率が極端に低く、男児は多生児で生まれてくるらしい。
結婚は多生児全員とするのがデフォ。重婚が常識で絶賛奨励とか!
さらには人間のフェロモンは獣人には効きすぎだから、襲っても罪は情状酌量
されるらしい!?
そんな世界絶っ対イヤ!元の世界に帰るんだから!
えっ!?ちょっ、反則!もふもふは卑怯だってばー!
それならいっそ、ずっともふもふ形態でいてくれないかな?
動物好きの美凪ちゃんが、自業自得で獣人たちに取っ捕まるお話。
いつの間にやら世界を救っちゃったりするかもしれない。
☆R18の あるサブタイトルに*を付けます。
☆本編は完結しています。
普段は完結表示ですが、まれに連載中になり、番外編をアップしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-16 00:00:00
598172文字
会話率:33%
公爵令嬢イヴリールは押しも押されぬ社交界の女王様。時に優雅に、時に苛烈に、社交界に咲き誇る大輪の花。
そんな彼女の目下の標的は可憐な男爵令嬢だ。
王太子、公爵継嗣、騎士団長子息、魔術師団長子息、見目麗しく将来の有望株たちでハーレムを築い
た噂の彼女を、イヴリールは虐めたくてたまらない。
それなのに、自分の立場が邪魔をする。
少々拗らせた性癖をもつ令嬢が、欲求不満をつのらせた挙げ句にとった行動で、一人の男が運命を狂わせられる。
謎のエロテクをもつ処女が、大人の男を籠絡するお話。
*ちょっと過激なSM表現
*ほのかに漂う百合の香り
*亀更新
上記が苦手な方はご遠慮下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-12 03:48:56
1374文字
会話率:22%
気弱で大人しいショタが、異世界で綺麗で強くて優しいお姉さんと幸せに暮らします。
一度デレ状態に入ったらゲロ甘優しすぎ絶対守ってくれるお姉さんです。
趣味全開の妄想源泉かけ流し。よろしくお願いします。
おねショタ超甘口いちゃラブ。(合意の上で
優しくハードなプレイはあり)私と同じ業を背負った方には満足して頂けるかもしれません。
おねショタは好きじゃない? このお話を読んだら好きになるよ。
Hシーンをマイルドにした全年齢版をなろうの方へ同時投稿しています↓
https://ncode.syosetu.com/n9305fm/
20話くらいまでHシーンありません。ですが書きたいプレイはそれなりにあります。
タイトルに付いているマークの意味
※――残酷な描写、暗い展開あり。「7-A」と「7-Y」のみです。
☆――Hシーンです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-10 00:18:17
62569文字
会話率:51%
興味本位から鍛錬を始めた主人公(男)が、未来の出来事を予見できるようなパワーを身につけてしまう。純粋な行動に尽力すればそれなりに名誉も受け取れたものだったがそこはそれ、若いから(笑)
その力を使いながら次々と女子を思うように動かしていく様を
描いたR18禁の官能小説。
まあ久しぶりに文章を垂れ流してますが、まとまりありませんね。
目的は「絶対に映像化できない小説」を目指してます。中学高校が舞台ならばそれこそ原作を加工しないと絶対に「まともには」映像化できないので、あえてそのシチュを選んでいる確信犯でもありますが。
長いけれど楽しんでいただければ幸甚です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-02 00:30:20
177632文字
会話率:52%
42歳。精神科のスーパー救急でも症状の重い人が入る隔離室。2ヶ月前までは、複雑な関係だけど、愛して止まない男性と、可愛い子供達3人と暮らしてた。仕事も程々にキャリアもあって、それなりに楽しくしてた。今は、全て失って私は一人ぼっち。
昔から、
男性には依存的で自分に自信がなかった。傍からみれば、そこそこの美人で頭が良くて明るい性格で、、でも本当の私は、全然ダメなやつ。全部失って、死にたくても、隔離室じゃ死ねないの。何も持ち込めないから。なんでこんな風になったんだろう。昔の私を思い返していけば、答えが出るのかな。問題が分かれば、救われるのかな。時間だけはあるから、ゆっくり、ゆっくり振り返ってみようと思うんだ。
心が持たなくなったら、毎日毎日、死ぬことだけ考えよう。ごめんね、3人の子供達、お母さん。そして、もうこの世にいない、愛しい人。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-01 19:53:54
1558文字
会話率:0%
高校三年の春を迎えた男子校生の光は、
突然、大学教授の父から再婚したことを告げられる。
お相手は父の後輩の美人大学講師。そしてその義母、沙夜が光の元へやってきた。
父は海外に長期出張に出て三週間は戻らない。
新しい母と一つ屋根の下、ふたりき
りの生活が始まる……。
義母とその教え子、主人公の同級生の美少年を交えた夢のような日々。
それから七年の歳月を経て新たに出会う義母の友人たちとの禁断の関係を綴ります。
……今時の連ドラみたいなライト文芸テイスト。男子一人称語りの長編官能小説です。
大きなテーマとして、性賛歌、それから多幸感、なんてのはありますが
着衣、痴女、NTR風、オナサポ、男の娘などなど、エッチシーンが満載の娯楽作です。
正統派の、相棒もいいんだけれど、たまには、義母と娘の~だとか、凪の~、だとか、モトカレなんちゃら、みたいな軽くて笑えるドラマみたいな官能小説を読んでみたいな、と、ふつふつと思い立ち、書いてみました。
性別関係なく、エッチなひと全般に楽しんでもらえるようつとめました。なので登場する行為はそれなりにハードでマニアック。
どうせ笑いのオブラートに包むのだから、中身は苦くてもかまわないかな、って発想です。
巷の官能小説には少ないオーラル系描写もふんだんなので、官能小説ファンの方々にも、案外新鮮に楽しんでもらえるのでは、と思っています。
とある官能小説大賞の二次選考を通過した作品です。
原稿用紙換算五百枚超の長尺ですが、改行も多く、文学的表現も控えめなので、サクサクと読んでいただけるかと思います。
好奇心旺盛な官能小説初心者の方々にも楽しんでいただける内容だと思っています。ただしエロ描写が頻出いたしますので、気分が悪くなり次第、読むことをお控えくださいませ。
途中の大胆な時間経過が、大河ドラマ萌え、の方々には悦んでいただけるかと(私がそうなので)。
ひとり夜長に、出張のおともに、ニヤニヤしながら、キャラの立った愛すべき登場人物たちを、見守っていただければ幸いです。
※プレイはおおむねファンタジーです。けっして真似しないでください。
この作品はアルファポリス、セルバンテスでもご覧いただけます。
それでは、よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-31 17:12:17
172017文字
会話率:44%
高校一年の夏休み。
学校の授業についていけてないと不安になった私のために、お母さんが家庭教師をつけてくれた。
家庭教師をしてくれるのは、子供の頃遊んでくれたイケメンの優しい従兄。
それなのに、家庭教師初日に犯され、動画を撮られて脅され、そ
の後も言いなりに。
エッチは気持ち良い。
でも、従兄の肉棒は巨大サイズで、これまで半分しか入ってなかったなんて知らなかった。
今から全部挿れてやると宣言された。どうなっちゃうの?私。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-28 03:07:08
6543文字
会話率:65%
新卒で入社したIT企業は典型的なブラック企業だった。
脱出をもくろみ藁にもすがる気持ちで面接を受けた会社は、実は悪の組織のダミー会社だった。
入社後に明かされた真実を、わりとすんなり受け入れたわたし。
それは毎月それなりの給料と福利厚生を確
実に提供されるという先輩戦闘員の言葉が真実だったから。
そうして戦闘員としての生活を始めて三年目のことである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-16 08:00:00
3980文字
会話率:30%
転職した先の会社は中小企業とはいえ、ベンチャーらしいなかなかの活気のある会社。
メンバーはみんなヤル気もあってそれなりに優秀。
そんな会社にひとり、とても気になる部長がいるのです。
最終更新:2019-08-10 08:00:00
1831文字
会話率:54%
──ねぇ、美咲ちゃん。ゲームをしようか?
少し高めの思い出の中の男の子が小さな私に提案してきた。
“あの時”の私は…安易に答えていた──“うん、いいよー”と。
それがそもそもの間違いないなのか、そう思う事こそが間違っているのか…あ・の
・頃・の私には分からなかった。
──そっか、ありがとう。
でもね──今じゃないよ、10年後の話さ。
“…じゅうねんご?それ、私…おぼえてるかなぁ…?”
──大丈夫。僕(・)が迎えに行くから…美咲ちゃんとゲームをする為に、ね?
“そっか、ならいいや…うん、まってるね…えっと・・・”
──ああ、僕の事は“神様”とでも呼んでくれ…いつか再会した時に僕の名前を教えてあげるから。
“か、み…さ…ま…?”
──うん。10年後を楽しみにしていて…僕の美咲ちゃん(フィアンセ)…
“フィアンセ…って、なに?”
──フィアンセは婚約者、つまり将来僕と美咲ちゃんが夫婦となる約束をした人の事を指す言葉だよ。
“…いや!かみさまは…かみさまなんでしょう?わたしはにん、げん…だから…けっこんできないよ。それに…こっちの友達と一生あえなくなりそうだもの。…私は神様とはけっこんしません!”
──ふふ…意外と鋭いねぇ、美咲ちゃん?
そうだよ。僕は“神様”…美咲ちゃんを娶ったその瞬間、美咲ちゃんは現世の何もかもを手放して僕の隣へと来る事になるね。
そっか、いや、か…。
それも“ゲーム”の勝敗にしようか。
10年後、“とあるゲーム”を美咲ちゃんはする。
そして…美咲ちゃんがゲームで死ぬと僕の勝ちだ。
そのまま美咲ちゃんは僕のお嫁さんになって貰う──反対に美咲ちゃんが死なないで最後まで勝ち続けたら──僕は美咲ちゃんが生・き・て・い・る・間は妻にする事は諦めるよ──どうかな?
“それなら、いいよ!わたしかみさまとゲームする!!”
──******〇〇〇××××*※※※※※※※※※※
***※※※※※※※
…その後、私はなんて答えたっけ?
“彼”は何を話していたのだろう──?
とても重要な…そう、とても私にとって重要な話をしていたような──ゲーム?”折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-15 01:00:00
46740文字
会話率:38%