ある日突然、宇宙人がやってきた。圧倒的な力を持つ彼らの主張は荒唐無稽だった。
『百合カップルこそ至高。だから男は全員滅ぼします』
対応を迫られた政府はやむを得ずこんな法案を通すことになる。
『男女間恋愛性交禁止法』
それによって
治安が悪化した世界を生きる姉妹は、ある日男たちに囲まれてしまう。だが突然現れた女性に救われ、こんなことを告げられる。
『女の子同士でも赤ちゃんを作れる技術の研究がおこなわれているのだけど、それに協力してくれないかな』
※二人が恋人になるまではラブコメですが、それ以降は少し暗い展開が多くなるかもです。バトル要素がある予定です。なろうさんが照れ屋さん過ぎて一度削除されてしまいましたが、そんなにエッチではないと思います。
初めての長編です。プロットも書かずに書き始めてしまいましたが、おおよその展開は決まっています。よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-25 20:07:23
46857文字
会話率:41%
小桜りくは、女子力が高く優しすぎるせいで恋人と長続きしなかった。「料理も裁縫も性格も完璧すぎる」という理由でフラれるが、その日、八神宗一郎と出会う。八神も同じ日に「デリカシーが無い」とフラれて、風邪が悪化し、弱っているところを小桜に救われる
。優しく看病されて、八神は小桜のことを意識しはじめるが‥
恋の三拍子は人それぞれ?
純愛ストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-14 19:35:57
59366文字
会話率:42%
シュタインベルク王国の三大公爵家に数えられるコーブルク家の嫡男ルドルフが結婚直前に侍女と心中してしまった。後に残されたのは身重の婚約者ゾフィー。実は彼女は婚約破棄も考えられるほど婚約者と仲が悪化していたのに父親の圧力に負けて婚約者に媚薬を盛
って関係を持ったのだった。ゾフィーとルドルフの両親達は、悲しみにくれるゾフィーの意思はそっちのけで、彼女のお腹が大きくなる前に公爵家の新たな後継ぎと結婚させて子供の父親となってもらおうと奔走するが、その過程で様々な試練がゾフィーと新しい婚約者に降りかかる。
最初11話ぐらいまでは暗い展開ですが、途中から微甘な恋愛モードでハッピーエンドはお約束です。
架空の王国が舞台ですが、転生や魔法はありません。
R18シーンのある話のタイトルには*をつけていますが、最初と最後の方だけです。
作中の人名、地名等は実在のものと一致することがあっても無関係です。
処女作品ですので、色々不備な点があるかと思いますが、大きな目で見ていただけるとうれしいです。
他サイトにも投稿しています。
本作にはスピンオフがあります。
本作で心中してしまったルドルフとアンネの転生後の話『転生令嬢は前世の心中相手に囚われたくない!』(完結済)
https://ncode.syosetu.com/n4205hy/
本作ヒーロー・ラルフの兄の結婚話『幼馴染が元婚約者の出戻り修道女を迎えに来ました』(完結済)
https://ncode.syosetu.com/n8550ip/
本作で悪女としてチラッと登場するラムベルク男爵夫人テレザの話『年下執事が崇める女神~虐げられている男爵夫人を救いたい~』(完結済)
https://novel18.syosetu.com/n9269hx/
*こちらの作品は、ヒロインがドアマット展開を最後のほうまで引きずる展開ですが、ハッピーエンドではあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-30 01:45:13
69042文字
会話率:59%
高校に入学するも家庭環境の悪化から引きこもりになった円堂マヨイ。
ある日突然家に押し入ってきた男たちによって攫われてしまい、自分が両親の借金のカタにされてしまったことを知る。
売られてしまった彼女を買ったのは、お薬遊びで右目が逝っちゃったと
かいう明らかにヤバい自称物の怪退治のプロの男ハクメイ。
どうやら彼はマヨイが小さい頃から見える‘幽霊’に用事があるようで……。
生活を保証する代わりに仕事の相方となることを要求されたマヨイが自由になれる日はくるのだろうか。
※みせいねんとおじさんのインモラル
※過去メモ帳に書きなぐった草稿そのまま投稿。誤字脱字どんとこい。
※気が向いたら再開折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-28 06:28:44
53614文字
会話率:40%
潤が弁当屋有田で働き始めて四年が経つ。
四年前までの経緯は悲惨だった。身寄りのない潤と共に暮らしていた優しい恋人が事故死を遂げ、恋人の母からその罪の責任を問われ慰謝料として全財産を渡し、知らない町で暮らし始めてからは記憶さえ無くした。恋人も
故郷も記憶も金も無くした潤ではあるが、有田で働き始めてからは町の人々から施しを受けて、慎ましく人生を再生していた。
そんな潤の元に二年前から謎の男——西島が通い始める。
見るからに金持ちな男だが、感じるのは凄まじい極道オーラ。信じられないほどのハンサムな高身長で、関わったらやばい人ではあるのは間違いないが、知らぬが仏ということで内情は聞かずにいる。
口の悪い店長や、全てが適当なイケメン男2、キャバ嬢に入れ込むおじさん、事故物件を提供する優しい大家、複数のキャバ嬢たちと交流しながら静かな町で楽しく暮らしている潤。
しかしこの生活も終わりだ。
潤は謂れのない窃盗罪を押し付けられてしまった。日に日に悪化していく嫌がらせ。早速諦めて町を出ようとする潤だが、西島や住民たちは——……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 00:19:42
105130文字
会話率:46%
サリーナは侯爵令嬢で、第一王子アルフレッドの婚約者だ。2歳年下の妾腹の義妹、キャロリーヌが学院に入学してきてから、アルフレッドはキャロリーヌに夢中になり、サリーナとの関係も破綻寸前。アルフレッドの側近のダンテやカルロもキャロリーヌに夢中にな
り、サリーナを公然と罵る様な事も度々だ。
学院内でも、健気な義妹を虐げる悪役令嬢の姉と噂されるようになり、サリーナは孤立していた。
そんな時、サリーナを庇って助けてくれる歴史学の教師ステフ。パッとしない容姿のステフだが、傷ついたサリーナを包むように癒してくれる心優しい人柄に、サリーナは徐々に惹かれていく。しかし、サリーナとステフは生徒と教師。それに、サリーナには婚約者のアルフレッドがおり、教師のステフとは許されない禁断の関係だ。
キャロリーヌやアルフレッドとの関係が悪化していくのに反比例して、ステフへの想いを募らせていくサリーナ。
学院生活最後の卒業パーティーで、アルフレッドが衆人の前でサリーナに婚約破棄を突き付ける計画を立てている事を耳にしたサリーナは、侯爵家から追放される前にと、胸に秘めていたステフへの想いを告げようとする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-05 00:11:47
29520文字
会話率:43%
「俺と結婚してくれたら、衣食住完全補償。なんだったら、キミの実家に支援させてもらうよ」
「え、じゃあ結婚します!」
メラーズ王国に住まう子爵令嬢マーガレットは悩んでいた。
というのも、元々借金まみれだった家の財政状況がさらに悪化し、ついに
は没落か夜逃げかという二択を迫られていたのだ。
そんな中、父に「頼むからいい男を捕まえてこい!」と送り出された舞踏会にて、マーガレットは王国の二大公爵家の一つオルブルヒ家の当主クローヴィスと出逢う。
彼はマーガレットの話を聞くと、何を思ったのか「俺と契約結婚しない?」と言ってくる。
しかし、マーガレットはためらう。何故ならば……彼には男色家だといううわさがあったのだ。つまり、形だけの結婚になるのは目に見えている。
そう思ったものの、彼が提示してきた条件にマーガレットは飛びついた。
そして、マーガレットはクローヴィスの(契約)妻となった。
男色家疑惑のある自由気ままな公爵様×貧乏性で現金な子爵令嬢。
二人がなんやかんやありながらも両想いになる勘違い話。
――
◆掲載先→アルファポリス、ムーンライトノベルズ、エブリスタ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-04 22:00:00
101716文字
会話率:36%
前回書いた『努力家〜』さんです。やっぱり書き直しました。
ややこしいのはナシです。
ラクシャ公爵(男)目線で基本いきます。
公爵は武官でもあり、文官でもあります。
ラクシャ公爵はお嫁さんが8歳の時に結婚してもらったと本人が思っていま
すが、そこから、10年、ガッチリお嫁さんは学校の寮に通っています。手を出したら負けだという公爵のプライドからです。
その代わり、ガチのストーキングをしたりと、色々問題男子です。
しかしながら、お嫁さんと恋人にまずはなりたいなから始まることを前提に動く話です。
またラクシャ公爵は、虐待のトラウマから食べ物がないと不安になったりとする脅迫概念がある精神疾患男子でもあります。魔法は、ちとありです。
また、医学的お薬を飲むシーンはあると思います。そして、医学的な虐待症状はあり、説明ははいります。
奥さまの助けがいるヒト系です。
そして、他人に嫌われる系男子でもあるかもしれません。
欠陥しかないラクシャ公爵が、奥さまに愛されたいお話です。
敵はお母さんです。それは変わりませんが、ぎゃふんをする予定です。
焼き回しもあります。
公爵の性癖は悪化しているかもしれません。性癖については説明させます。
あと、セバスチャンの解説とリアさん(奥さま)も時々あります。※で誰視点か書きます。
あと、仕事シーンも入れたいです。
彼は『正しく』間違える男子です。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-16 12:51:14
4194文字
会話率:26%
のどかな風景以外になにもない小さな村に住む羊飼いのレイスは、いつも昼食に手作りのサンドイッチを届けてくれる幼馴染のリナに想いを寄せていた。
かといって小心者のレイスがその想いを言葉にすることはなく、ただ平穏な日々を過ごしていた。
ある日、少
し前から体調を崩していたリナの父親の容態が悪化した。
危険な状態にある父親を心配したリナは、一人でダンジョンに薬草を取りに行ってしまう。凶暴なモンスターが生息するダンジョンに少女一人で立ち入るなど自殺行為以外のなにものでもない。
しかし、ひと月ほど前に村へ引っ越してきた元冒険者の男――ヴェルムの助けによって、なんとか無事に薬草を入手することができた。そのおかげで父親の体調は回復した。
それだけならなにも問題はなかったのだが、そこからヴェルムに対するリナの様子がどことなく変わってきたようにレイスは感じて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 00:06:30
17296文字
会話率:33%
冒険者ギルドの依頼をこなす最中、俺の奴隷である獣人の少女エレアが討伐対象の「紫スライム」の体液を誤って飲み込んでしまった。間も無くエレアは高熱にうなされ、容態が悪化してしまう。そんなエレアを急ぎ医者に見せたところ、思わぬ診断結果を告げられ─
─?
そうして予想もしていなかった状況に翻弄される俺。やはりエレアの性欲が強すぎて困っている。
■ストーリーに直接的な繋がりはありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-21 00:24:36
17050文字
会話率:40%
宝石のように美しい兄弟魔術師である、ジスとチャロ。
二人が住む屋敷には、隠されるように一人の女が住んでいる。
ある日、兄であるジスは、彼女の容体が悪化したという報せを受けて、魔力を安定させるために帰路を急ぐが…… *兄弟の魔術師(竜人)とそ
の番である女が魔力供給する話。(身体的には人外要素0です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-18 22:57:55
6833文字
会話率:27%
ナディラはとある美少年の顔を見た瞬間に前世の記憶を思いだし、ここがR18乙女ゲームの世界と理解する。
その美少年の名前はローランド。後にゲームの中で、冷酷辺境伯とあだ名されることになる人だった。
父の投獄をきっかけにダーガン家に引き取られ
、ローランドの話し相手として彼とともに成長する。しかし、このゲームのヒーローたちはみなヒロインである聖女の純潔を得なくてはとけない呪いをかけられていて、ローランドも例外ではない。彼の成長とともに悪化していく呪いを見るしかできないモブ令嬢に過ぎないナディラは決意する。
「ローランド殿下の呪いを解く聖女を見つけて参ります」
「……なんだって?」
乙女ゲームのヒロインを見つけるべく旅に出ようとするナディラだったが、……と言う勘違いすれ違い異世界ラブコメ。
エッチは大人になってからになる予定なので冒頭で少ししておきました(?)
のろのろ更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-24 21:00:00
9524文字
会話率:50%
【あらすじ】
大学生の玲は幼馴染の菜々緒と共に異世界に来てしまう。
幼馴染は聖女として崇められ、玲は長身・見た目も影響してか、男と思われたまま王宮に迎え入れられる。
来て早々、君たちには『聖の癒やし』をする責務があると言われるが、その内容
とは、要するに『魔力溜まり』という奇病が悪化した男性貴族とセックスをするというとんでもないものだった。
性欲全開・変態気味な玲は無事に日本へ帰るため、そして幼馴染の純血を守るべく立ち上がる。
そんな彼女に翻弄される美青年たち。彼女が引き起こす騒動はやがて……。
そんな感じのストーリー展開ゆっくりな長編小説。
[お知らせ]
読みに来てくださっている皆様、本当にありがとうございます。四章で完結ですので、あと少しお付き合い下さい(不定期更新中)
※R回もBL回もいきなり入ります。嗜好と合うかは各自タグでご判断下さい。
※愛情型女性優位の自給自足です。一人でも刺さる方がいれば嬉しいな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-28 08:00:00
224625文字
会話率:39%
騎士団団長を兄にもつ、リーディア=フォード公爵令嬢は、兄のライバルで犬猿の仲の魔導師団団長に想いを寄せる。
魔導師団団長の妹、レティシア=ウィンザー公爵令嬢とは学園に通いだしてからの親友である。
そんな親友のシアが、いつの間にか、自分
の兄と恋仲になっており、驚きはしたが祝福した。
しかし、シアの兄である魔導師団団長のシリウス=ウィンザー公爵令息は激怒し、騎士団団長のジルベルト=フォード公爵令息との仲はさらに悪化した。顔を合わせれば、シリウスからは嫌味と、妹とは関わるなという言葉を浴びせられている。
そんな火の粉が、ジルベルトの妹であるディアにも降りかかり、ディアの恋は前途多難。リーディアの初恋が実るまでの物語。
*初作品のため誤字脱字、設定などの不可解な点はご容赦ください。
だだの自己満作品です。
R18の場合*をつけます!後半にでてくる予定です
この作品はアルファポリスにも掲載しています。完結済です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 10:54:41
147243文字
会話率:38%
ローンでマイホームを買ったばかりの同じ会社で働く共働き両親、だが父親が病に倒れた事で家庭の金銭的状況が悪化した事により母親は望まぬ決断をする事になった。
ある日の深夜…夫婦の子供は見てしまった、帰宅した大好きな母親が上司に抱かれてる現場を
最終更新:2022-03-04 23:29:13
11891文字
会話率:26%
21世紀、空想が現実となった並行世界の地球。
軍用兵器にも対抗可能な異能力者が出現し、それらに伴う混乱の影響で先進国さえ治安の悪化した世界。
悪化する治安に対抗するために異能力者を育成し、治安維持に特化した民間の役職につけるようになった
世界。
そのなかで名門フロイトライン学園は、精鋭の異能力者を発揮する名門であったが、その実態は善良である学園長の強固な教育方針により極端な競争主義という誤りが横行していた。
その誤りのツケを金髪美人な学園長は、マジカルチンポで支払う羽目になってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-24 22:25:08
4103文字
会話率:35%
【完結】生まれ持った髪や瞳の色で、魔法の属性や魔力の量が決まってしまう世界。前世にやっていたゲームにそっくりな世界に転生してしまうと言うこれまたよくあるパターンで、悪役令息に転生した俺・ユオ。そんな俺が、攻略対象で対立する関係にあるはずの異
母弟・アルジェことアルジェントに何故か今日も今日とて溺愛されている。
※イチャラブ悪化は第2章からの予定です
※第2章からは常にイチャラブしております
※弟(アルジェ)攻×兄(ユオ)受
※☆=改稿ついでにノリで下書きにネタを加筆した話。内容は変わりませんがのんびり改稿中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 20:10:28
874000文字
会話率:53%
貧乏な幸生と金持ちの正は幼児時代からの幼馴染。
しかし幸生にとって兄弟のような存在だった正は、ある時期から暴君になり始める。
また昔のように仲良くなりたいと思いつつ、こじれた関係はもう修復不可能なのかと悩む幸生に、
仲良しの女子の同級生が出
来てから更に関係は悪化。
事態は最悪の方向に―…?
高校生たちの青春劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-14 23:12:23
56588文字
会話率:32%
西暦2050年代、世界的に公害が増加拡大し環境破壊が限界に達した、石油、石炭、石化ガスの採掘が完全に禁止されすべての動力は自然エネルギーに頼らざるを得なくなった。
しかし既にオゾン層の破壊が進み環境の悪化はその自然エネルギーにも限界をもたら
した。
結果、人類は時代を逆行し殆どの動力エネルギーを牛馬に頼らざるを得なくなった。
しかし家畜の増産や改良の為に無暗に人工交配を進めた結果、頼らざるを得ない家畜に未知のウィルスが襲い掛かった、パンデミックである。忽ち世界中に伝染し家畜という家畜は全滅してしまった。
既に捨ててしまった石化エネルギーは設備不足と技術不足で再稼働は不可能となっていた。
世界の首脳が協議を重ねた結果、悪魔の手法を思いついた、2050年世界の人口は90億に達し食料危機が深刻になっていた、増加しすぎた人口の数パーセントを家畜として使役できればエネルギー不足も食料不足も解決すると選別した人間の家畜化を警察権力を使って強引に推し進めた。
我が国も欧米には数年遅れたが農水省に人畜局を新設し家畜に認定した人間を人畜として各地の牧場に収容し家畜化調教を実施した。
飼育していた総ての家畜をパンデミックで失った綾瀬牧場も人畜を飼育するパンデモニウム人畜牧場と名前を変え再出発した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-25 16:15:15
101117文字
会話率:74%
キャッチ・コピーは『R指定』
脇矢一郎は「ワキ」の通称を持つDJである。彼は日本の閉塞感を嫌って「パスポート無しで行ける外国」をコンセプトに、六本木で「バビロン」という外人バーを経営している。その店は人気店で、外国からの有名人たちが多
数来店し、ワキのDJのプレイと経営の手腕は、海外にまで知れ渡っていた。
ワキには年上の彼女がいながらも、悠然と人々を煽動するカリスマを武器にして、日本人も外国人も構わずに、次から次へと美女たちを口説いては、ストレス解消のために、唯一、セックスの対象として来た。
それでもワキは疲れていて、最近、時おり、ブロンドの白人女の幻影を薄闇に垣間見ていた。
ワキは昨年の夏に、ベルリンの人気クラブである「カバレット」で行われる、クラブ・イベントにゲストDJの1人として招待されていた。その地でワキは、エルケと名乗る黒髪の美女と出会う。すぐさま、ナディアというブロンドの美貌が、唐突に現れる。彼女との出会いは、まるでエルケから彼を遠ざけるかのようだった。
ナディアにはレズビアンの関係にあると噂されている、褐色の肌を持つトルコ人とのハーフのアマンダという女友達がいる。ナディアとアマンダはどちらも地元の男たちには難攻不落で有名だ。また、エルケには、シュテファンという曰くありげなボーイフレンドがいて、彼女には「神隠し」という奇妙なあだ名があった。
その夜、ナディアはホテルの彼の部屋に泊まることになった。ナディアはキスまでは積極的だった。しかし、なぜか体を開くことを許さなかった。それでもワキは、早朝になって、彼女が眠ってしまっている隙をみて、彼女の体を強引に奪う。その時、ナディアは一瞬だけ深い悲しみに包まれたが、それでもそれを諦めて、突然、開き直って、情熱的に愛欲を求めるようになった。
それからのナディアは、ワキがベルリンに滞在している2週間の間、アマンダと2人して彼の肉体を分け合って、限りある快楽をその体に刻み込むかのように3人でのセックスを楽しんだ。
おおよそ1年が経った夏、ワキは時おり、ナディアの幻影を見ていた。それでもワキは、夜な夜な知り合った女たちとの愛欲を楽しんでいる。そんなある日、ワキが昨年の秋頃に一夜限りのセックスを楽しんだカナダ人とのハーフの女が、持病であった血液系の免疫不全を悪化させて、この世を去ってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-06 07:00:00
231923文字
会話率:35%
2024年、東京。人々は心をすり減らしながら、心に出来た空洞をなんとか埋めようとしている。そんな理由からか、今ではほとんどの日本人が、眠っても夢を見なくなった。それでもTKOは、ナギサという馴染みの女とベッドを共にした夜に、なぜかその部屋
に、13体の乳児の遺体が遺棄されている奇怪な夢を見る。TKOはそれを何かの暗示とも捉えている。
少子化が解消されず、移民の流入を余儀なくされた都市の犯罪は、凶悪化して、複雑化する一方である。そんな中、フランスの外人部隊と傭兵で、実戦のキャリアを積んで来たTKOは、ロサンゼルス市警察のSWAT隊員であった中国系アメリカ人のリアナ・ショウと、コンピュータ・オペレーターである在日中国人3世の孫大誠をチームメイトに、[賞金稼ぎ]の俗称で呼ばれる私立探偵を生業に、外国人犯罪や、難解な事件の解決にあたっている。
スマホとコンピュータの発達によって、人々の生活は格段に便利になった。ところがそれに伴って、個人の秘密の領域が拡大し、人間関係は奇妙に軽薄で歪になった。社会は空虚で、ひどく窮屈だ。人々は日常のストレスから、妄想や仮想現実に逃避して、東京の街には規制のない、マンガやアニメ、ゲームや、AVなどの[ブロークン・カルチャー]が溢れている。そんな東京の街は、侮蔑と愛着を込めて、人々から[シティ]と呼ばれている。
そんなある日、NSA(アメリカ国家安全保障局)のスチュアート・エジソンが、TKOのオフィスを訪れて、日本人が夢を見なくなった現象を[病症]と言って、原因を突き止めて欲しいとの仕事を依頼する。
エジソンが言うには、それはもう日本だけの問題で無く、彼らの調査では、東京を発祥に、同じ症状が中国の北京や上海に広がって、韓国のソウルでも蔓延しているとの話だ。そして、ロシアのモスクワでも報告が上がり、アメリカでもそんな症状を抱えた人々が現れ始めている。現在は、ウォール街の証券ブローカーに限られているが、原因はまったく突き止められていない。
夢は創造力の源泉であり、アメリカからアメリカン・ドリームが失われるようなことになれば、世界の優秀な人材がアメリカを目指して集まって来る慣わしが無くなって、それは国家の将来の大きな損失となる。そこでアメリカ政府は、国家の安全のために、そんな症状の感染を水際で防がなければならないと考えたのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-23 09:34:33
255784文字
会話率:35%