異世界、というのは存在しないものだと思っていた。
そこにある現実は退屈で、退屈な人々がせめて面白おかしく暮らそうと幻想を作り、前提として異世界というのはそのまま現実以外の世界であると疑わなかった。
しかし、今、目の前にあるのは現実で、そ
れは確かに手に触れて触れるものだと実感する。
しっとりと濡れた岩場に、やけに響く水の音。暗いその空間は洞窟で、様々な、見たこともない生物が存在していた。
例えば膨れ上がった腹と粗末な斧や棍棒を持った豚。
どろどろとした体で、流動によって移動する粘液のようなもの。
人のような格好で、数が多く緑色の肌をした生物。
一匹で人を食い殺せてしまう、巨大な蜂。
どれもこれも日本では見たことがなかったし、図鑑にも載っていないであろう生物のオンパレード。他にも種類を上げるときりがない。
考えられなかった。こんな世界に来るなんて。僕は日本人だ。
でも、それらは触れるのだ。
そして何よりも、今僕は息をしていて、生きている。
ならば。つまり。
これは幻想ではなくて、現実だ。
僕は異世界に生まれ直したのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-28 22:08:30
10070文字
会話率:54%
オフィス街から繁華街へと抜ける境を、少し奥まった道へと入ったとこにあるそのバーではいつもたくさんの人々が束の間の憩いの時を楽しんでいた。
そこで働いていたヤナギ、カズの「保護者」などと言われながらも、男女にしては珍しく、とても信頼した「友人
関係」を築いていた…はずだった。
『俺と付き合ってください!』
突如現れた航太の存在によって二人の関係…周りの人々をも巻き込み、何もかもが崩れていく。愛、思慕、友情、尊敬、嫉妬、依存…
何もかもが歪だった彼らが、それでも送ってきていたはずの日常。
「不変なもの」などこの世には存在しない。
※ハッピーエンドな展開にはなりません。ご注意下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-05 21:14:08
17821文字
会話率:42%
クク族と呼ばれる、男しか存在しない亜人の一族。
村を守るため、その亜人の戦士二人に立ち向かうアマゾネスの村の戦士の末路とは……
※3P、異種姦、媚薬快楽堕ち有りの短編です※
最終更新:2016-08-20 12:11:33
4541文字
会話率:27%
世界を貫き支える世界樹のある森を守る、聖域の女神。彼女は今日も、人間観察に精を出す。人里離れた森の中は、禁忌も良識も存在しない、密やかな愛の宝庫だ。そんな場所で育ってしまった、ちょっと耳年増な女神が、初めて恋をするお話。
女神とその周りの
人々と、たまに森で愛を囁く恋人たちの恋模様を、ややオムニバス型式でお届けいたします。
※R18はほとんどありません。ほのぼのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-11 06:22:55
75692文字
会話率:48%
ふつうの会社員であった男、如月大地(24)は会社から疲れて帰ったアパートで気を失ってしまう。ふと目が覚めればそこは知らない場所、知らない世界、知らない国だった。
しかもそこは男がほとんど存在しない世界。
剣。鎧。魔法。魔物。それはまる
でどこかの投稿小説サイトで見た異世界転生の世界だった。
何の因果か突然国王になってしまった男が国のため、国民のため、女のため。戦ったり子づくりしながら生きていくお話。
※これは以前掲載していた同名小説の「再構成、再編集、加筆」版です。設定の追加等行っております。
※毎話エロシーンがあるわけではございません。
※登場する人物、団体等はすべて架空のものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-20 16:28:16
320972文字
会話率:53%
クロシェルド・ダードナンこと志藤浩太郎。ふと気づいた重複する記憶に戸惑いつつも、志藤の知識にあるゲームの世界が、現在自分が存在する世界だと認識する。しかもこのゲーム、成人指定のBLゲームな上にバッドエンドが山盛りあるのだ。自分の死亡と主人
公の陵辱エンドを回避すべく、元オタクの外面騎士がバッド回避に奔走する。
めっちゃ遅筆なので不定期更新になると思います。申し訳ありません。
忘れられた頃には帰ってきたい。
※ノンケ男性がBLゲームをディスっていたり、乙女ゲームをディスっていたり、エロゲーをディスっているような記述がありますが、特定のジャンル、タイトルを貶める意図はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-17 09:47:49
16859文字
会話率:16%
20歳の誕生日、尚美はこの異世界ルーキアに落ちてきた。
ルーキアは、人間は存在しない獣人の住む世界。獣人たちと比べて体力にも劣り、魔法も使えない尚美は足手まといにしかなれなかったけれど、自分のできることを見つけ、恋をして結婚し、この世界で生
きていく覚悟を決めた。
その矢先、「今まで楽しかったよ。来シーズン、もし会えたらまた番になろうか」
そう言って去っていった夫。なんと彼は1年ごとにパートナーを選び直す種族だったらしい。
その後、妊娠が発覚。既に夫だった男は旅立ち、1人立派に育て上げることを誓い生まれた最愛の息子。今までの常識が通じない世界で、周囲の助けを借りながら奔走する。
そして訪れた周囲の変化。
多様な種族が混血を繰り返した結果、獣人は強靭な特性や長い寿命を手に入れた反面、生殖能力が落ち滅多に子供が生まれないようになったらしい。そんな獣人にとって、子供を産む女性が最も魅力的に見えるとのこと。
子供を優先しアプローチをスルーする尚美に、虎視眈々と機会を狙う男と、母を渡すまじと阻止する息子。今日も水面下での攻防をよそに、尚美は異世界にて子育てに励む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-29 12:48:04
63179文字
会話率:27%
ラーメン大好き濃毛くん(17歳)が学校の帰り道で見るからに怪しいラーメン屋の屋台に入るとそこにいたのは自称ラーメン神を名乗る謎の老人本名「空 二郎」
濃毛くんの(17歳)夢は世界一のラーメンを食べると知ったラーメン神は濃毛くんをラーメンの存
在しない異世界へと飛ばした。
ラーメンの存在しない異世界に絶望する濃毛くん(17歳)。
自称ラーメン神は元の世界へと戻る為にはこの世界を救えと言った。
戻るために自称ラーメン神の言うことを聞く事にした濃毛くん(17歳)の異世界冒険ファンタジー?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-21 17:37:07
2343文字
会話率:11%
ウイルス感染により男性しか存在しない国、ゼルダのエリート官僚、キース。
ジャングルに不時着した彼は、その中で人間離れした美女に出逢う。彼女は女性しか生まれない一族出身だというが……?
それは、四つの国が絡み合う、新たな時代の幕開けだった――
※ 某ライトノベルの同名の作品名ですが一切、関係ありません。
※ 18禁要素の表現は軽めです。
群像劇でいろいろな国の人物がいきなり登場したりしますが、最後には全部つながる仕上がりです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-15 21:28:05
543139文字
会話率:33%
密林に住む未開の少数民族、ニャム族。
女性だけしか存在しないニャム族には子作りのため外部から男を連れてくる文化があった。
子供を産む役目を担う若き女王リラは、最初の相手だった男に酷く傷つけられ、行為に恐怖を抱いていた。
そんな彼女の相手とし
て二番目の男が連れられてくる。
しかし、その男は頑なに交渉を拒み――
「SKY WORLD」 に出てきたジャックとリラの馴れ初めの話です。
※ ※印の話には性描写有です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-31 07:07:36
34704文字
会話率:24%
遥か遥か
遠い昔
閉ざされた世界があった
その世界には誰も知らぬ魔物が住んでいた
神様はその魔物と世界を誰も立ち入らぬように
鎖で世界ごと閉ざした
しかし、サタンの影響もあってか
今ここに
再び魔物が復活しはじめている
閉ざした
神は既に存在しない
封印する手立てはあるのだろうか
その先に待っているもの……とは
一体なんであろうか
※キャラ数回転生している設定でございます
名前は、一策目と同じ名前でやらせていただきます。更新は早かったり遅かったり!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-17 14:14:27
2363文字
会話率:88%
moedra wiki掲載作品の重複投稿です。
医師としての見識を広める為に、より医療の発達している町を目指して船旅に出ていた開業医、クローナ。
しかし旅の途中で乗っていた船が激しい嵐に遭って転覆し、同乗していた大勢の船乗り達の中で唯一彼女
だけが近海に浮かんでいた謎の島、タオリバー島へと流れ着いていた。
そこで手当てを受けたクローナは、周囲を取り巻く特殊な気候や海流のせいで船が近付けずその場所を記した地図も海図もほとんど存在しないというタオリバー島が、文明から途絶されているにもかかわらず不自然な程に高い医療水準を誇っていることに医師として大きな興味と疑問を抱く。
そしてその理由を知ると同時に、彼女はこの奇妙な島が抱えている大きな闇の側面を垣間見ることになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-28 03:25:01
39147文字
会話率:33%
【不定期更新】
おとぎ話でしか存在しない筈の座敷わらし。家に在っては繁栄を促し、家から去れば没落を招く吉兆の証。
高階幸(さち)はその日、天涯孤独となった。使用人として父と共に勤めていた家を追われ、一人公園で塞ぎこむ。身一つで放り出された幸
は、公園で出会った身なりの良い男に拾われ、新しい生活が始まった。
※微ファンタジー。性描写は後半のみとなります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-05 08:38:32
14923文字
会話率:35%
いじめられっ子だった「僕」は、サキュバスとのセックスによって催眠術の能力を手に入れる。「僕」の目的は、催眠術で世界を救うこと。そのために「僕」は催眠術で女の子を意のままにして、性奴隷を増やさなければならない……。
女の子たちが人権や尊厳を
破壊されて、性奴隷へと堕ちていくのを楽しむ小説。純愛要素は存在しないので、ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-08 18:40:52
10585文字
会話率:39%
気が付くと、男は見知らぬ場所に倒れていた。遺跡のようなそこを出ると、見渡す限りの森が広がっていた。その森をさまよい、男は人に出会う。
頭にケモ耳を生やした美少女しか存在しない世界。男はその世界でたった一人の男だった。そこから始まるハーレム生
活。現代でモテなかった三十路のおっさんが、ケモ耳美少女に囲まれたハーレム性活を送る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-04 17:18:06
425175文字
会話率:29%
異常な女を愛する騎士がいた。愛するというよりも、コレクションである。異常な女もそのありようは様々。だから男は複数の女と付き合っている。
1人はこの国の女王陛下。猜疑心が異常なほど強く、人を疑いはじめたら死んでもその疑いは晴れることはな
い。
1人はこの国の姫君。首切り王女と呼ばれるその姫は、陰惨に惨たらしく国民を処刑することが大好き。ギロチンの刃が落ちる瞬間を、血しぶきの舞う最前列で見ることが何よりも大好きである。
1人は守銭奴。金が全てのその女は、全てのことを金でしか計れない。自分でさえも金に換算することが出来る。十分な対価さえ払われれば、女は喜んでその身を差し出す。身体全てで金貨千枚。心を含めれば金貨万枚。守銭奴の女にとっては当たり前のことである。
1人は狂信者。悪魔を信奉するその女は、夜な夜な殺害した遺体を悪魔へと捧げる。捧げる供物は大切なものであればある程よい。
1人はマッドサイエンティスト。事故の研究のみに凝り固まるその女は、自分の研究以上に大切なモノなど存在しない。人の命も、自分の命も、この世でさえも、研究の前で塵芥に等しい。
そんな異常極まる女たちと同時に付き合う騎士、名前をアレスという。
アレスは異常なる女達を愛し、女達もまたそんな性格だから誰からも見向きもされず、性格以外は最高なその美しい肉体を男に預けていた。
注意 2話目までしかない。ボツネタです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-26 21:33:21
18500文字
会話率:48%
超能力なんていうものは、漫画や物語の中にしか存在しないものだと思っていた。
だけど、事故を切っ掛けにして、わたしは超能力に目覚めてしまう。
ドリームリンカーとなんとなく名付けた、他に類を見ないこの能力は、わたしを苦しめる。
※第二章
苦戦につき、少し考え直したいと思います。
※第二章の続きを書くのではなく、第一章の修正、並びに文章、エロシチュの増量を検討中です。
※現行の続きを楽しみにしてくださった方はすみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-08 12:45:57
96379文字
会話率:18%
―異次元に多数存在する世界は、次元の歪みにより繋がり、路ができる。
その路を通って異世界から来た人を渡り人と言う―
異世界との干渉がなくなった世界に育った青年、ヒカリ。
しかし、ヒカリはこの世界には存在しないはずの不思議な力を宿し
ていた。その力をひた隠しにして暮らす事に疲れかけていた頃、偶然、家に創られてしまった路を通り、異世界へと渡ってしまう。
渡り人となったヒカリは、異世界で戸惑い、悩みながら自分の運命を知り、愛を知る。
※異世界ファンタジーです。
予告なく性描写が入ります。
苦手な方は読まれませんようお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-05 00:00:00
943文字
会話率:35%
とある異世界の辺境にある小さな村。
世界でも数えるほどしか存在しない、名のある精霊に守られた村へ襲う滅びの日、同日起こった更なる最悪の選択を、生き残った少年が犯した悲しい禁忌を、人間以外の全ての命あるモノが見ていた。
そう。彼が私によって
、精霊が人の血によって、穢れを受けた瞬間……私は人知れず咎人となった。
人は知らず、けれど皆が知っている。
草や木が、風が、土が、鳥が、そして……精霊が、
僕ら人間に、牙を剥いた瞬間だった。
『元日本人の古代精霊様×愛され肥満少年』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-06 22:04:53
14960文字
会話率:40%
この世には女しか存在しない。
男という概念はこの世界には存在しない。
なら、どうして繁栄できるのかという疑問が残る。
それは女の中には数十人に一人の割合で男のソレを持つ者がいる。
この世は女で溢れている。故に雌祭り、開幕。
最終更新:2014-11-12 19:03:41
30661文字
会話率:45%
この世には男しか存在しない。
女という概念はこの世界には存在しない。
なら、どうして繁栄できるのかという疑問が残る。
それは男の中には数十人に一人の割合で女のソレを持つ者がいる。
この世は男で溢れている。故に雄祭り、開幕。
最終更新:2014-11-12 19:00:00
30564文字
会話率:45%
女戦士のエキドナは、オーガ討伐に派遣される。
歴戦の手練れた戦士たちとともにオーガと戦うのだが――、
若く健康な女戦士が、モンスターに敗北した末路とは苛酷な種付けの日々とお腹を繁殖に使われるのが定説であり負けるわけにいかないのだが――!?
オーガ
山に暮らし、ときに人里を襲っては村娘を連れ去り、男を食らう巨漢の鬼族。
オーガには雌が存在しないため、若い人間の女と交尾する必要がある。子宮内に大量の濃度の高い子種を放出するため、激しい男根の打ち込みに耐えられそうな肉づきと体格の良い娘を好む。
強靭な肉体を誇るが、知能は高くない。身長 2m強。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-04 14:41:32
7309文字
会話率:29%