オフィス街から繁華街へと抜ける境を、少し奥まった道へと入ったとこにあるそのバーではいつもたくさんの人々が束の間の憩いの時を楽しんでいた。
そこで働いていたヤナギ、カズの「保護者」などと言われながらも、男女にしては珍しく、とても信頼した「友人
関係」を築いていた…はずだった。
『俺と付き合ってください!』
突如現れた航太の存在によって二人の関係…周りの人々をも巻き込み、何もかもが崩れていく。愛、思慕、友情、尊敬、嫉妬、依存…
何もかもが歪だった彼らが、それでも送ってきていたはずの日常。
「不変なもの」などこの世には存在しない。
※ハッピーエンドな展開にはなりません。ご注意下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-05 21:14:08
17821文字
会話率:42%