青年華族・穂村烈生と書生・神之屋月衛の禁断の恋と怪奇ミステリー。富士ヶ峰高等学校高等科でミステリー研究会を結成する2人の元に、髪が伸びる奇怪な日本人形が持ち込まれる。相談者の村田は生き別れの妹の形見として大事にしていたという。翌日、山奥
の秘村に引き取られた村田の妹から、助けを求める電報が来て…!?
*この作品は「pixiv」にも「翠玉」名で掲載しています。
*この作品は「カクヨム」では修正(H抜き)版を掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-13 02:05:49
13436文字
会話率:45%
時は大正浪続く華やかな昭和初期。
恐慌で没落した貴族の和泉は、家柄を買われるように結婚をしたが、年上の義弟・英嗣に惹かれていく。
夫は新婚早々から冷たく向き合おうとせず、大姑のきつい言動で苛まされる日々。英嗣の笑顔と優しさだけが、暗く塞い
でいる孤独な和泉の心を救ってくれていた。
英嗣さんは義理の弟――和泉は気持ちに蓋をした。
ある夏の酷く暑かった日の夜、あまりにもつらい出来事に和泉はとうとう泣いてしまう。そして英嗣が囁いた。
「しがらみなど関係なく、和泉さんを必要としてはいけませんか?」
必要とされた嬉しさと、癒えない寂しさ、押し殺していた恋慕……。和泉は英嗣に堕ちてしまう。
瀟洒な洋館の邸宅で、華やかな帝都で続ける不埒な愛人関係。
偽りの幸福の中、関係は突然終焉を迎える。
夫との結婚も、英嗣との日々もすべて偽りだったのだ――。
※昭和初期(戦前)
アルファポリスからの転載です。加筆修正が多いですが、話の筋はそのままです
https://www.alphapolis.co.jp/novel/428150131/161178685折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-07 22:18:33
113948文字
会話率:43%
華族の跡取りだった菊之丞は、借金の肩に一年、武家に嫁ぐ事に‥しかも、姫としての条件付き。男と知られれば命が危うい、嫌々で嫁いだ先に待ち受けていたのは
最終更新:2022-09-11 21:07:45
471文字
会話率:57%
大正五年、醜聞まみれの某男爵が人々の失笑を買った夏、明良は婚約者に会いに高原の静養所を訪れた。彼女の復讐を成し遂げたことを伝えるために。
※公式企画「Summer Night time2022」参加作品。
※ざまぁモノ
※主人公たちはハッピ
ーエンド
※微ホラー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-16 20:00:00
12998文字
会話率:49%
性差検査でΩだと判明し、婿を取るはずだった名家の一人息子の僕は――ある日、父の仕事の関係でやってきた同じ歳のαと出会う。数年後、紆余曲折を経て、全寮制の学園へ。その時僕は、腐男子となっていた。※オメガバース(独自要素有り)、王道学園非王道
です。性描写予告無しです。サイトにも掲載
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-16 22:00:00
64105文字
会話率:51%
華族には発情期がある世界。主人公の華族の青年は、経営する会社を乗っ取り兄を死に追い込んだ相手を憎んでいる。ただし、発情期が来た体は、抗えない――という、俺様鬼畜攻め×強気(?)のお話です。※fujossy様にも掲載しています。
最終更新:2017-05-09 03:29:07
26219文字
会話率:59%
愛など知らないままで良かったー
旧華族の血を引く世界的有名な財閥古條財閥の一人息子古條螢(こじょうほたる)オメガは親の愛など知らずに育った為人を好きになると言うのを分からずに同じ学校に通う幼馴染と過ごしていたがー
最終更新:2022-06-07 17:49:54
1317文字
会話率:57%
愛など知らないままの方が良いと思っていたー
旧華族の血を引き世界的に有名な財閥古條財閥の一人息子古條螢(オメガ)は、親の愛など知らずに育た。同じ学校に通う幼馴染と変わらない日々を過ごしていたが・・・
最終更新:2022-06-07 16:52:35
766文字
会話率:34%
愛など知らないままでよかったー
旧華族の血を引き世界的有名な財閥古條財閥の一人息子古條螢(オメガ)は、親の愛を知らずに育ち愛など知らないでいいと思いながらも幼馴染と同じ学校に通い日々を過ごしていたが幼馴染を待っていると幼馴染との関係をよく思
ってない生徒から無理矢理犯されそうになったと時一人の男子生徒に助けれてー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-07 15:24:27
766文字
会話率:34%
この街にはいつも煤が覆いかぶさっている。
あぁ、つまらねぇ。心のよりどころは阿片だけ。
なのに、捕まっちまった。これが俺の年貢の納め時なのだろう。
元妻子持ちの病んでる華族の男×異国の血が混じった阿片売りの男
※薬物売買・使用の描写が若
干あります。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-30 22:15:50
11379文字
会話率:59%
仕えるべき主人を亡くした使用人と、亡き主人の妹のお話。
明治時代、元は小大名、現在は華族のお屋敷に産まれ当主の嫡孫の付き人になった横井啓道の少年時代、主人とともに育ち、そして主人を失った彼の心はどうなるのか?
そして慕っていた兄を失った
少女。このふたりのお話です。
各話がとても短いですが、そういう作品だと思ってください。
不定期連載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-27 06:05:41
19161文字
会話率:43%
双葉女権帝国学園は戦前に華族出身者の女子育成機関として設立された。
戦後は数ある名門女学校がこぞって男女共学に鞍替えするのを尻目に表向きは女子単独校を貫き抜き通してきた。が、実体は縁故入学に限り男子の入学を認めてきた。
双葉女権帝国学園の設
立は遠く鎌倉時代に遡る。鎌倉武士の台頭に伴い、大量の公家子女が京から拉致され上級武士への貢物にされた。鎌倉武士の多くは農民上がりのガサツ者。公家上がりの子女を持て余す事態に。京での生活に馴染んでいる子女たちは鎌倉武士の館に入るのではなく広大な敷地の子女屋敷を構えて鎌倉武士の夜這いを受け入れる仕組みとした。
男児が生まれたらその武士の後継として武士の館に住まわせ女児が生まれたら子女屋敷とは別の共有の女児育成施設を設けた。ここでは女児が乳飲み児から成人女子になるまで担当し、成人女子になったら生まれの子女屋敷に戻る仕組みであった。
京都公家で築いた女権制度がこの鎌倉の女児育成施設を通して鎌倉江戸時代に引き継がれた。いうまでもなく、この女児育成施設で女王様を育成し、夜這い武士をM男子に落とし鎌倉上級武士の館に帰す仕組みだ。
この女児育成施設は社会的には隠れた存在で歴史にも登場しないが、実態は女児を女王様に育てるとともに、公家の後継たる公家男児をマゾ男に育て上げる公然秘密の施設であった。京都で生まれ鎌倉にもできたこの女児育成施設は、江戸時代になり江戸幕府の隠れたニーズから江戸ばかりか、尾張、備前、加賀等にも飛び火の如く作られていった。その結果、多くの傀儡の殿様の実権は女王様たる御台様が握っていた。
明治になって、大政奉還により下野した旧幕府の多くは華族として生き延びた。
男児の教育機関たる寺子屋の多くは小中学校に衣を変えたが、女児の育成施設は女学校の看板を構えて存続された。戦後GHQにより再編され、その大半は男女共学校に吸収合併されたが、双葉女権女学校はその中で女学校存続した数少ない一つだった。
今春、凛とマーガレットが双葉女権帝国学園中学校に入学した。
担任のエリカは表向きは女子校ながら実態は男子を入学させて、女子の上に立つ事も女子に歯向かう事も許されていない女子のペットとして育成している本校の矛盾に悩んでいた。エリカ教師は凛の幼いながら優れた才能を見抜き、凛を女子として教育するという前代未聞の双葉学園への反逆を企てるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-23 20:17:45
70905文字
会話率:3%
双葉女権帝国学園の背景:
双葉女権帝国学園は戦前に華族出身者の女子育成機関として設立された。
戦後は数ある名門女学校がこぞって男女共学に鞍替えするのを尻目に表向きは女子単独校を貫き抜き通してきた。が、実体は縁故入学に限り男子の入学を認めてき
た。
双葉女権帝国学園の設立は遠く鎌倉時代に遡る。鎌倉武士の台頭に伴い、大量の公家子女が京から拉致され上級武士への貢物にされた。鎌倉武士の多くは農民上がりのガサツ者。公家上がりの子女を持て余す事態に。京での生活に馴染んでいる子女たちは鎌倉武士の館に入るのではなく広大な敷地の子女屋敷を構えて鎌倉武士の夜這いを受け入れる仕組みとした。
男児が生まれたらその武士の後継として武士の館に住まわせ女児が生まれたら子女屋敷とは別の共有の女児育成施設を設けた。ここでは女児が乳飲み児から成人女子になるまで担当し、成人女子になったら生まれの子女屋敷に戻る仕組みであった。
京都公家で築いた女権制度がこの鎌倉の女児育成施設を通して鎌倉江戸時代に引き継がれた。いうまでもなく、この女児育成施設で女王様を育成し、夜這い武士をM男子に落とし鎌倉上級武士の館に帰す仕組みだ。
この女児育成施設は社会的には隠れた存在で歴史にも登場しないが、実態は女児を女王様に育てるとともに、公家の後継たる公家男児をマゾ男に育て上げる公然秘密の施設であった。京都で生まれ鎌倉にもできたこの女児育成施設は、江戸時代になり江戸幕府の隠れたニーズから江戸ばかりか、尾張、備前、加賀等にも飛び火の如く作られていった。その結果、多くの傀儡の殿様の実権は女王様たる御台様が握っていた。
明治になって、大政奉還により下野した旧幕府の多くは華族として生き延びた。
男児の教育機関たる寺子屋の多くは小中学校に衣を変えたが、女児の育成施設は女学校の看板を構えて存続された。戦後GHQにより再編され、その大半は男女共学校に吸収合併されたが、双葉女権女学校はその中で女学校存続した数少ない一つだった。
女子の入学も母・祖母が本校出身者に限られており、華族出身の縁故者のみの中高一貫校だ。完全全寮制で校舎も寮も同じ敷地にあるため自宅から通学する生徒はいない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-21 10:08:50
2913文字
会話率:30%
[完結] アフターストーリーを始めました。
この国では魔法の素養を持つのは『華族』という偉い身分の人達だけだった。
でも、なぜか僕は5歳のとき、魔法を使えるようになった。
本当なら『華族』のお家に召し抱えられるところだったけど、とある田舎
の村に引き取られることになる。
そこは、過去には多くの魔術師を銘家に輩出してきた隠れ村。
だけど、今はもう一人も魔法を使える人はいない。
優れた魔術師の血統を取り戻すために、僕は『お役目』に励むことになった。
そのお役目は、たっくさんのお姉さん達のお腹に、僕と同じ魔法の素養を持つ赤ちゃんを孕ませること。
美人なお姉さんにも、無口な狩人のお姉さんにも、旦那さんが村を出て行ったきりの人妻さんにも、四代前がお殿様にお仕えしていたっていう名門の高飛車な女の子にも、がんばってみんなにお役目します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 15:40:09
251782文字
会話率:48%
※本作には過激で倒錯的な性描写や残酷な表現を含みます。苦手な人はブラウザバック推奨。
※※『日本と皇國の幻争正統記』の本編とそれなりに関係がある外伝です。一応、本編中の用語には説明を入れるようにしています。
神聖大日本皇國の新華族令嬢に
して類稀なる才を持つ女流剣士、水徒端早芙子。
これは恵まれた境遇にありながら自身の在り方と体制の不条理の間に悩み、遂には叛逆者となる道を選んだ彼女の、絶望的な受難と決定的な挫折に至るまでの物語。
破邪顕正――邪道を打ち破り、正しい道理を世の中に顕し広めること。
それは人々を王道楽土へ導く為の〝華麗なる女傑〟の物語か、それとも……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-17 07:45:13
34009文字
会話率:25%
もうご維新は昔の話。
女学校に通う貧乏華族の娘、和花のもとに舞い込んできたのは……。
父危篤の知らせ!?
慌てて家に帰った和花は半ば拉致され、あれよあれよと花嫁姿に。
いきなり結婚した相手は、大財閥の若主人。
はじまった結婚生活、旦那様は無
表情でなにを考えているかわからなくて前途多難?
※この作品はアルファポリス、エブリスタ、ベリーズカフェにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-09 00:17:53
13382文字
会話率:35%
華族、久我家は当主である亮丞の放蕩と、その妻、美音の“病気”によって、没落の一途をたどっていた。
屋敷も家財も抵当に入り、着物などを切り売りしてその日の食べ物を得る日々。
使用人もひとりを残して全員出て行った。
しかし、そんな状況をわか
ってない亮丞はなおも、放蕩を続ける。
そのために、上の娘の文海を外国商人に売ってしまった。
下の娘の明華は、自分も近々売られるであろうことを覚悟する。
文海を売った金を使い果たした亮丞は予想通り、明華を売る。
明華を買ったのは昔、婚約者だった九鬼公規(ひろのり)。
九鬼家は久我家と同じ華族だが、公家でも身分の高い家だった久我家と違い、元大名。
現在、事業の成功した九鬼家は華族の中でも一、二位を争うほど裕福で、久我家と婚姻関係を結ぶことで地位の向上を考えたのかも知れない。
けれど、没落してしまったいま、明華に以前のような価値があるとは思えない。
わけがわからないまま久我家に連れて行かれ、久しぶりに再会した公規は以前と違い、冷たい人間になっていた。
怯える明華に公規が命じる。
「着物を脱げ。これは罰だ」
なにかするたびに、公規から与えられる罰。
明華の地獄がはじまった……。
******
【注意】
○暗いです。
○つらいです。
○病んでます。
○無理矢理、強姦等が嫌いな方はご遠慮ください。
******
2017/08/01連載開始
******
【お知らせ】
2020/12/19
長いことお待たせして申し訳ありませんでした。
別件で完結させたので、続きを載せました。
ただし、改稿版の完結部分になるので若干、ストーリーにズレがあるかもしれません。
あまり支障はないと思いますが、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-19 08:05:47
52186文字
会話率:28%
【アルファポリスより転載
】
突然ですが、例によって連載中の小説を全てサボって新作です・・・・いつもながらスンマセン。
今回の舞台は昭和初期!それも没落家族の母子の近親○姦がテーマです!
最近ファンタジー風の作品が続いていますので
、少し違ったカラーの作品を・・・というワケでは無くて、元々明治~終戦までの近代史が大好きなもので・・・。
大正浪漫の香りを色濃く残した昭和二年・・・しかし花開く大衆文化とは裏腹に、第一次世界大戦が終結し「戦時バブル」が弾けたこの時代、全世界を金融恐慌が襲います。
当時、まだ途上国だった日本もその例に漏れず、国内は未曾有の金融危機と大不況(昭和金融恐慌)に陥ります。
当時存在した「華族」という特権階級の人々も、その混沌とした社会情勢の例外とはなり得ませんでした。
そんな華族から身を堕とした美しい母子の淫靡で残酷な物語です。
※この物語はフィクションです、実在の人物、団体、名称、組織とは一切関係ありません。
【あらすじ】
男爵・後条院家の長女として生まれた後条院貴子。
彼女も本家の窮乏から、生糸の先物取引で一代で巨万の富を手にした新進気鋭の実業家・・・当時の流行語で「成金」と言われた、真崎雅史に嫁ぎます。
華族でも下位の爵位の家は、その華やかな外見とは裏腹に内証が苦しい家も数多くありました。
そんな華族の子女が、家格に「箔」を付けたい「成金」の家に嫁ぐ・・・それは珍しいことではありませんでした。
しかし、昭和二年の金融恐慌で、先物相場が暴落、真崎雅史は一夜にして巨額の負債を負う羽目になります。
そして、金策に奔走する日々を送るなか、突然、深夜の書斎で心臓発作で急死してしまうのでした。
残された元華族、世間知らずの35歳の貴子と、一人息子の○○歳の正雄の運命やいかに・・・・。
淫靡な「ゲーム」・・・お楽しみ下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 22:06:06
93544文字
会話率:32%
父の事業の失敗により没落した元華族令嬢・文乃は、金銭の工面に困った実父の手で人買いに売り飛ばされる。抵抗する文乃を法外の値段で買い取り助けたのはかつて文乃が苛めていた初恋の同級生・巽だった。疑う文乃に、巽は自分の妻になるか使用人になるか好き
な方を選ぶよう提案し――。性格の悪い者同士が交わした冷たい契約結婚の顛末。近代風世界設定
※ヒーロー、ヒロイン共に性格が悪い怪獣戦争みたいな話です。ほぼ全編にわたって差別的発言、インモラル描写を含みます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-22 22:25:42
87115文字
会話率:44%
深夜25時に始まるテレビ番組。妖精を食べるいかがわしい番組で、ナビゲーターの青年はひたすらに妖精を料理して食べ続ける……本番は一度もしないがいやらしい、一風変わった官能小説。
※食される妖精はほとんどが女性ですが、後半にボーイズラブ系の描写
があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-13 20:26:50
19617文字
会話率:0%
大日本帝国陸軍所属 階級:中尉
武家華族・藏重家 出身。
藏重 薫(くらしげ かおる)
戦場では射撃手として人を殺傷する日々。
私は、日本晴れの青空の下で回想していた。
これまでの私の人生。
それは主に幼馴染と異母兄弟の兄のこと。
地
獄の地に垂らされた蜘蛛の糸は私の救いにはならなかった。
ただ、私を雁字搦めにしていった。
次第に考えられなくなる頭での、あの懐かしかった日々。
地獄とは、この世のことなのでしょうか?
この物語はすべてフィクションです。
登場する人物・地名・団体は実在するものとは全く関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-23 22:14:53
7431文字
会話率:19%
帝国の東都に暮らす伯爵華族の箱入り息子である鶯院麟太(おういん りんた)は、両親が航海中の事故で亡くなった後叔父に財産を横取りされて困窮していた。そこにヤクザの樺島(かばしま)がやってきて父親が連帯保証をしていた借金3億圓の返済を迫られる
。
華族のオメガであることを売りにして、嫁入りの代償に借金を払ってくれる成金を親友の棚垣(たながき)の協力で探すも全く見つからず。そんな返済期限前日の夜に、麟太の家にかつての初恋の女の子キヨミちゃんが訪ねてきたが、何故かキヨミちゃんはアルファのイケメン男になっていた!?【オメガバース要素あり】
※アルファポリスに投稿しています
【CP】腹黒財閥御曹司アルファ攻×おバカ無自覚華族オメガ受
※やや主人公総受け風味ですが、基本は固定カップルです。他のCP要素は借金取りヤクザ×主と親友×主。
【世界観が気になる方への補足】
・オメガバース設定は基本テンプレ踏襲で、アルファは優秀で性別関係なく孕ませられる、オメガは魅力的で性別関係なく孕める、くらいのゆるい感じです。今のところは。
・大正から昭和初期くらいの社会文化イメージですが、そんなに史実や考証には力を入れていません。異世界だしという体でライトに楽しんでいただければ。
↑上記2点については、どうしても読むにあたって気になる所があるという方がいたら感想で教えていただければ再考します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-21 22:07:14
19376文字
会話率:46%
華族という家柄であるにも関わらず、親の愛を知らずに育った泉馨子(いずみかおるこ)。その唯一の従者である柾(まさき)は、彼女を生涯かけて守ると誓う。次第に心が壊れていく馨子に、柾は主従の関係を越えて触れ合うようになっていく――。
最終更新:2021-04-19 18:00:00
11813文字
会話率:43%
日乃本の旧家に嫡男として生まれた小鳥遊一馬(たかなしかずま)に義妹ができた。彼女の名前は深雪(みゆき)という16歳の美少女である。然(さ)る没落した華族の流れを汲む名家の元令嬢であるが、親父は政略結婚の駒として養子縁組したという。しかも嫁
ぐ相手は老境に差し掛かった狒々爺(ひひじい)であるというのだ。つまり親父は、脂ぎった好色爺の後妻として深雪を送り込む心算(つもり)なのだとか……。
そして悪い虫が付かないように、政略結婚が調うまで本宅地下の座敷牢で飼われることに。深雪とは一瞬の邂逅であったが、運命を感じたのだが……。つまり悪い虫とは、小鳥遊家の嫡男である俺のことなのか!?
気位の高い深雪と格子の隙間を介しての逢瀬を重ね、彼女の心を落とす事は可能なのか!?
障害が多ければ、多い程に想いは募るものである。
果たして義理とはいえ、兄妹という禁断の恋の行方は如何(いか)に!?
そして若さ故の過ちの齎(もたら)す結末とは。
今回もハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-10 16:10:06
17115文字
会話率:45%
日乃本の上流階級には、他言無用な因習を持つ家系が多い。華族の流れを汲む西園寺家では、直系男子が15歳の誕生日を迎えると、古式床しい『元服の儀』が執り行われる。
そして通過儀礼の最後を飾るのは、幼い頃に買い取られた没落令嬢を相手に女性経験
を積ませることであった。更に交合を終えた没落令嬢の命を、その手で刈り取ることにより、次期当主に必要な胆力が養えると考えられていた。
その憐れな乙女のことを『初牝(はつめ)』と称する。
『牝』には、動物のメスという意味の他に、穴という意味もある。つまり初牝とは、畜生のように浅ましく、無垢な牝穴を捧げる者という意味であった。
15歳の誕生日を3日後に向かえる西園寺優(さいおんじすぐる)には、久遠茉莉華(くおんまりか)という容姿端麗な没落令嬢が宛がわれていた。
愛する茉莉華と初体験を迎えることは喜ばしいが、優(すぐる)に今まで愛情を込めて飼っていた茉莉華の命を刈ることができるのか!? 刈らねば次期当主としての資質がないと判断され、分家へと放逐される。だけれども、可憐な茉莉華には、罪はないのだ……。
設定としてはダークですが、ハッピーエンドを目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-24 00:00:00
18397文字
会話率:40%
大正時代・京都。
辻本家の華族の長女・百合子(ゆりこ)の通夜の席で、庭師の蜂須吾両(はちすごりょう)は一人席を外す。身分の差を超えて百合子に密かな片想いの感情を抱いていた彼は、百合子の部屋に足を運び、彼女が生前着ていた着物に顔を伏せて慟
哭(どうこく)する。その姿を目にした女中の毒島薔子(ぶすじまそうこ)は、吾両に後ろから抱き着き、自分を百合子の代わりだと思って抱けと言い……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-19 03:27:41
35410文字
会話率:28%