キリルは赤い森にほど近い、封印の祠の麓の村に住んでいる。
魔力は少ないが駆け出しの治療師として、治療師のデルのもとで学ぶ、真面目で特に特徴のない青年だ。
あるとき魔獣がやってきて、村は壊滅状態に陥り、そして聖女と旅する聖騎士が村を救いに現れ
た。
聖騎士のイリヤはキリルを「器」だと言い、魔力切れで動けないキリルをベッドに押し倒す。
―――――
強引な聖騎士 × 見習い治療師で「器」の平凡な青年
※無理やりな表現、残酷な描写があります。
※百合要素があります。
人の住む世界は赤い森、さらに黒い森に囲まれていて、世界を囲むように封印の祠が点在している。
黒い森にはおびただしい魔獣が生息しているが、赤の森には封印の祠にある封魔の石が紡ぐ大結界があり、それより先にはたち入れない。
封魔の石は何百年が経つと魔力を消費し弱っていく。そんな弱った封魔の石を交換するため聖女様と聖騎士が旅をしている、そんな世界の話。
▫キリル
治療師見習いの平凡な青年。焦げ茶の髪に深い木の葉色の瞳。イリヤや聖女と並ぶと小柄に見えるが、中肉中背の普通の男。
魔力が少ないことを気にしている。
▫イリヤ
聖騎士。聖女とともに点在する封魔の石を交換して回っている。銀髪に紫の切れ長の目。大剣に魔力を込めてなんでも切り裂く。背が高い。
▫エレーナ
聖女様。波打つ金髪に碧眼、背が高い。最高位の聖魔術が使える賢者。封魔の石に魔力を込めている聖人のうちの1人。封魔の石の交換がおこなえる。
アリサと婚約している。
▫アリサ
高位の聖魔術、探知が使える。小柄で可愛い雰囲気だが、エレーナより年長。金髪碧眼で髪型はショートカット。
エレーナと婚約している。
▫レフ
槍使い。赤毛で日に焼けた肌、ひょろりと背の高い男。封魔の石の交換メンバーに国の推薦で加わることになった。苦労人。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 00:38:23
18405文字
会話率:31%
筋金入りの地味で根暗で残念な女子。石崎 誠は、地味で根暗で残念なオタク系女子。
そんな彼女が想いを寄せる人。
冬野 由貴は、すれ違うと立ち止まる位秀麗な容姿で、仕事も出来て、友達も多くて、絵に描いた様な好青年系男子。
二人は、同じ会社の
営業部で、まるでモブと王子様のようでした。
モブは、ずっと王子様の事が好きでしたが、極度の面倒臭がりで、王子様を好きな事をずっと隠して生きて来ました。
王子様は、生まれて初めて好きになった女性がモブでしたが、自分から女性に告白した事のない彼は、モブに好きと言う以外何も出来ずにいました。
そんな二人は、同じ会社に3年勤めていたのですが、ある日、王子様は会社を辞めてしまいモブと王子様は会社と言う唯一の接点を失ってしまいました。
もう、二度と会うことがないなら、いっそのこと『無かった事にしてしまえば良い』。
モブは、潔く王子様の事をあきらめて、一生地味で根暗で残念な一生を送りました。
モブは、みんなの前でそう語りました。
「これは、これでめでたしめでたしだよ」
満面の笑みで、一縷の迷いもなく、それはそれは、晴れやかな表情でした。
「ばっかじゃないの。姉ちゃん」
モブは、妹に叱られました。
妹は、王子様がモブの事が好きだとわかっていたからです。
そして、我が姉だけに、彼女の考える事が手に取る様に分かるのです。
モブが王子様と面倒臭さを天秤にかけて、面号臭さが勝ったんだと思い、ドン引きでした。
「えっ、石崎さん。正気ですか?なんで告白しないんですか?」
モブは、新人教育をした後輩女性社員に突っ込まれました。
後輩は、王子様がモブに会いたくて、毎日彼女のデスクに通っていうと思っていたからです。
この人、変り者だと思っていたけど、誰かハリセン持ってきて!!と、息をのみました。
「ちなみに僕とはどうします? 2年前、後輩の僕に何したと思ってるんですか。 初恋諦めるんでしたら、責任取って僕と付き合って下さいよ【笑】」
モブは、唯一仲の良い、男性後輩社員と人には言えない秘密の過去がありました。
彼はモブが王子様を好きな事を唯一知る人間でした。
この物語は、変わり者のモブが、王子様から全力で逃げる。強制シンデレラストーリー全力回避系ラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 00:10:00
275537文字
会話率:42%
『いまだ帝国に服従していない異民族の発見』というあいまいな任務を与えられ中央から追い払われたアレックス・ハーバノフ中尉。わずかな手がかりからある南国の島にひとり上陸する。そこには小鳥のさえずりのようにリルリルと聞こえる言葉を話す未知の住民と
、ひとりの帝国人がいた。「わたくしは レヴォーナけちょうし ジュリオ ろくさいです。おめにかかれてこうえいです」それが青年が思い出した唯一の帝国語だった。アレックスは島の生活に慣れ、子どものように無垢なジュリオと島の住民たちを大切に思うようになる。
アレックス×ジュリオ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 23:04:34
75559文字
会話率:26%
3/9余話『エステル』完結。セレンは父の跡をついだ兄たちから巡礼の旅にでるよう言いつけられる。ずっと領主館に住んでいたみすぼらしい魔獣の仔(オーレ)が旅の仲間だ。ていのいい追放を受け入れたセレンは夢で巡礼姿の優しげな青年に励まされる。
人恋
しさに引き留めたセレンの願いに青年は毎晩のように話し相手になってくれるようになった。いかにも訳ありそうな青年(=オーレ)の謎を解くために、セレンは真面目に巡礼の旅をすることにした。彼らの4年に渡る旅のはなし。
セレン×青年(オーレ)固定ですが、なかなか進みません。セレン:16歳スタート。赤い髪、緑の瞳。身長175→185。オーレ:外見20代半ば。100年以上前から変わらず。黒髪、黒い瞳。中肉中背。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 18:19:18
120871文字
会話率:25%
リグは領主の異母弟だけど家をでて冒険者をしている。ある日リグは山で倒れている老人を助け、ふたりは仲の良い祖父と孫みたいに暮らし始めた。だけど老人は教会に追われる先住民だった。リグに迷惑をかけまいと出て行く老人をリグは追いかけた。そして彼が老
人ではなく美しい青年ナージュでリグに恋していたことを知る。リグバート(17歳。カールした黒髪、緑の瞳)
×ナージュ(25歳。色素薄い美形だけど精霊のローブで老人にみせている)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-19 18:42:58
38625文字
会話率:26%
(あらすじ)
■■聖なる字を操る祐筆(ゆうひつ)たちの漢字ファンタジーBL■■
■■部族青年 × お坊ちゃん、皇子 × 囚人、弟子 × 師尊が織りなす大河中華ラブストーリー■■
木漢(もっかん)国。古来より、この国では「字」が特別と
されてきた。
字は天帝からの贈り物で、森羅万象を操る力があったからだ。
「火」には火の力、「水」には水の力が。
人々はそれを「神字(かみじ)」と呼び、恐れ敬った。
そして、そんな神字を操る者たちがいた。
祐筆。
天官の生まれ変わりとされる彼らは、
皇帝の側に仕えて政を祐(たす)けることを使命としていた。
伊 嘉楓(い かふう)も、そんな祐筆を志していた。
だが、晴れて祐筆課に進んだものの、わずか三ヶ月で退学処分を受けてしまう。
名家の御曹司として知られる彼には、致命的な欠点があった。
――字が、壊滅的に下手だったのである。
家からも追い出された嘉楓は、しぶしぶ人生初の就職活動を始める。
そんな折、一人の祐筆からある奇妙な依頼を受ける。
「最近、市内に出回っている“まがいものの霊符”を探し出してほしい」
やむなく依頼を引き受けた嘉楓。
しかし彼の護衛として現れたのは、敵意をむき出しにしてくる遊牧民族出身の青年だった。
これは、字が力を持つ国で、落ちこぼれの青年が歩む「字」と運命の物語。(1部)
(構成)
CPを変えて、3部構成でやっていく予定です。
ロングスパンの、超まったり不定期更新。
よろしければ、お付き合いくださいませ。
1部:リヤン × 嘉楓(少数民族 × お坊ちゃま祐筆)
2部:喬淵 × 霖辰(帰還した皇子 × 囚われの罪人)
3部:準備中(輪廻転生の弟子 × 千年生きる師尊)
(基本方針)
・未成年の性描写は無し
・合意のない性行為描写は無し
※物語の都合上どうしても入ってしまう場合は
事前にワーニングを出します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 22:10:00
72312文字
会話率:23%
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■お忙しい方のためのあらすじ動画はこちら↓
https://youtu.be/7jZpotIPWwE
■作品の中に出てきた映画のテーマソング
+執筆中にきいていた雨の日のポップスを集めたプレイリスト↓
https:
//youtube.com/playlist?list=PLcGqgSzuhUwkACM5KUhe4_PRGMbsAPEKy&si=zF2w84pdHU_WDt_g
ーーーーーーーーーーー
〈ストーリーあらすじ〉
松本崇(まつもと たかし)は7年前の交通事故のせいで
人との交流を避けて生きてきた。
ある日、一緒に事故の現場にいた高校時代の先輩——
初恋の相手だった小原 上総(おばら かずさ)と再会する。
上総は崇にとってもう二度と会いたくないと思っていた相手だったが
それはどうやら相手も同じようで——。
〈過去作品〉
以下、過去に連載していた1話/あらすじ動画たちです。
もし再生数が伸びれば、続編を書こうと思っていますので、興味がある方はどうぞ_(._.)_
◆『君がいる光』(幽霊×全盲の青年 )
https://youtu.be/VPFL_vKpAR0
◆『春雪に咲く花』(探偵×不幸体質青年)
https://youtu.be/N2HQCswnUe4
◆『白い檻』(閉鎖病棟BL)
https://youtu.be/Kvxqco7GcPQ
◆『マイ・フェア・マスター』(SM主従BL)
https://youtu.be/L_ejA7vBPxc
また、「郁嵐(いくらん)」名義で
ブロマンス風/男男女の三人コンビ/ゆるーい和風歴史ファンタジー小説も書いています。
気軽におこしくださいませ~
・エブリスタ様
https://estar.jp/users/1510003589
・アルファポリス様
https://www.alphapolis.co.jp/mypage
・小説家になろう様
https://syosetu.com/user/top/
・カクヨム様
https://kakuyomu.jp/users/ikuran-ran
・pixiv様
https://www.pixiv.net/en/users/109201751折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-27 22:00:00
76464文字
会話率:38%
この小説は、社会のあらゆる階層、年代、背景を持つ男性たちが、どのようにして性的な体験へと導かれるのかを赤裸々に探ります。
物語は、冒頭の主人公である唯斗のように、手の届かない存在への秘めたる欲望に囚われる青年から始まります。彼は、身近な女
性、しかし倫理的な壁に阻まれる対象への抑えがたい衝動を抱え、その欲望を内緒で満たす日々を送ります。
続く章では、以下のような男性たちが登場します。
若い大学生:異性との関係に不慣れで戸惑いながらも、好奇心と衝動に駆られて、初めての性的な経験へと足を踏み入れる。
中年期の男性:失われた若さへの郷愁や、マンネリ化した日常からの脱却を求め、予期せぬ場所で訪れる出会いに心を揺らす。
社会で成功したと思われている男性:外見からは満たされているように見えても、内面では埋められない孤独や虚無感を抱え、一時的な快楽に救いを求める。
既婚男性:家庭では満たされない欲求や、日々のストレスから逃れるために、許されない関係に溺れていく。
高齢の男性:老いという現実の中で、なおも残る生命力や情熱を感じ、最後の性的機会に人生の輝きを見出す。
それぞれの主人公は、自身の性的欲望に直面し、時にはその欲望が予期せぬ結果や葛藤を生み出します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 22:00:00
66241文字
会話率:33%
ようこそ、ブックハム邸へ。
ここは1891年、スチームパンク風ロンドンに佇むヴィクトリア朝の洋館。
だが住人は――
・(Alistar Bookham III)アリスター・ブックハム三世:シェイクスピア風エロ語りをするスケベ老貴族
・(E
yden Seeley)エイデン・シーリー:「ツッコミ」上手な堅物剣士、経験ゼロの童貞
・(Zara Gijanov)ザラ・ギジャノフ:羞恥心ゼロ&毒舌なロマ系占い師
・(Wolfgang Weiser)ヴォルフガング・ヴァイザー:論文みたいに喋る全裸主義の錬金術師
・(Raffaelle de Angelis)ラファエッレ・デ・アンジェリス:汚れを知らぬカトリックの清純美青年、夜の汚染に悩まされ中
・(Jaakko Talvinen)ヤーッコ・タルヴィネン:モーションロック魔法でいたずら&時々スリをする北欧の悪ガキ
……という、社会的にアウトな変人だらけ。
蒸気と下ネタとスピリチュアルが交錯する日常。
ヒーローもプロットも無し。あるのは、羞恥・煩悩・爆笑だけ。
「常識?ドレスコード?そんなの、脱げばいい。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 22:00:00
79164文字
会話率:47%
【更新日:毎週火・木・土・日曜日 22時】
大学進学を機に上京した成瀬 睦(なるせ むつ)は、人見知りで自己肯定感ゼロの青年。
コンビニのレジも怖い、宅配便の受け取りも無理、話しかけられるとフリーズ。
「変わりたい」なんて言えないまま、ひ
っそりと息を潜めて生きてきた。
そんな睦の前に現れたのが、美容師の伊吹さん。
顔が良くて、おしゃれで、おしゃべりで、しかもオネェ。
最初はただただ圧倒されたけど、伊吹さんは睦のことを、ちゃんと見て、受け入れて、笑ってくれる。
「よく見ておきなさい。ビフォーのあなたを見れるのは、これで最後なんだから」
美容室のシャンプー台で、人生で初めて“誰かに優しくされる”という経験に触れた睦は、戸惑いながらも、少しずつ世界の輪郭を掴んでいく。
そしていつしか、“伊吹さん”という存在にだけ、視線が向くようになる。
これは、“変わりたい”とすら言えなかった青年が、誰かをまっすぐに想い始める物語。
もしかしてこれが恋?それともまだ名前のない気持ち?
自分を好きになることと、人を好きになることが、そっと重なっていく青春のはじまり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 22:00:00
10123文字
会話率:51%
帰宅途中、青年・湊は見知らぬ少女・紬に声をかけられる。帰る場所がないと言う彼女を一時的に家に迎え入れるが、その夜から彼の日常は静かに揺らぎ始めていく——。
最終更新:2025-06-28 22:00:00
30855文字
会話率:22%
女子が産まれない辺境の国・ルアサンテ。年頃になった【英雄】が異世界から召喚した【オトメ】を娶り、唯一女子を儲けることができるその夫婦が国の繁栄を担うことで歴史は続いていた。
王子のベルはまるで他人事であったが、儀式の日、なんと魔法陣の上に召
喚されたのは他でもない彼だった。英雄の青年・ジャオは戸惑い、ベルもまた変わっていく己の身体に恐怖する。そんな二人が距離を縮めていくにつれ、明らかになる国の陰謀。遠い昔より襲いかかる、絶望と悲しみの呪い。
二人の恋の行方は。また、王国の存続は果たされるのか――?
※寝取られ、凌辱あり。望まない妊娠出産あり。
※アルファポリス・pixvにも転載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 21:26:52
844671文字
会話率:53%
人間でありながら異界の屋敷に居候をしている青年、糸雨。
糸雨は九年前に山中で死にかけ、「主様」と呼ばれる人ならざる者に拾われた。
妖、物の怪、神々が跋扈する奇妙な世界で過ごしながら、主様に仕えつつ分不相応な恋心を日々募らせていく。
そんなあ
る日、妙な噂が糸雨のもとに舞い込んできた。そこから事態は思わぬ方へと動き出す。
隠されていた事実が徐々に明らかになるにつれ、二人の関係にも変化が訪れ――。
年下居候(ほぼ人間の童貞拗らせイケメン)×年上主人(数百年生きてる強すぎる人外美形)。
攻め受けお互い溺愛一途のハピエン。個人サイトからの転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 21:18:38
304589文字
会話率:31%
冷血王と呼ばれる若き王と、側妃となる姫に仕える騎士が交わした秘密の約束。
成人したばかりの姫の代わりに体を差し出した騎士は、王の手で淫らな体に作り変えられていく。
十代後半の青年王×三十代の堅物騎士。
この作品は、アルファポリスにも掲載し
ています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 21:12:49
53483文字
会話率:30%
美貌の民族〈リュサ〉の青年・イリアは、ある日奴隷狩りに遭い、「真紅の箱庭」と呼ばれる謎の島へと連れ去られる。
そこは王の命で、各地から選び抜かれた美貌の男たちが集められ、王族に快楽を捧げるためだけに飼われる、禁断の後宮――悦楽の島だった。
島の主・王ラザールに「私のもの」と宣告されたイリアは、香に包まれ、肌を清められ、甘く淫らな夜に堕ちていく。
逃げ場のない楽園で、昼夜を問わず、誰かに抱かれ、奪われ、調教され、そして王に愛される身体。
美しき“花”たちが咲き乱れる楽園で、快楽と支配に翻弄される青年の、甘く残酷なエロティックラブストーリー――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 21:00:00
12715文字
会話率:28%
☆短いあらすじ
主従、男装ヒロイン、盲目攻め、中世風世界。忠義と恋が交差する、じれじれラブストーリー。
いちゃらぶです。
☆長いあらすじ
青年騎士ユーリスは、その女性としての正体を誰にも明かさずに生きてきた。
彼女はかつて、貧しい村に
生まれ、その体格を頼りに生きてきた。
女であることを隠し、鎧に身を包み、「男の騎士」として生きることを選んだのだ。
そんな彼女がある日、盲目の若き領主・カイル・ヴァン・リュゼリアの護衛に任命される。
彼は何も見えないはずのその目で、人の本質だけを見抜いていた。
ユーリスは、騎士として忠誠を尽くす。
だが、次第に彼の手が、声が、そっと心の奥に触れてくる。
「君のその声は、どこか甘く柔らかい」
―それは、音に敏な彼だからこそ気づいてしまう違和感だった。
忠義と偽りのあいだで揺れるユーリス。互いの手がその肌に触れたとき、守るべき距離が、崩れはじめる。
これは、男装の騎士と盲目の領主が、真実と恋のあいだで迷い、それでも惹かれ合う。
主従と秘密の、静かなラブストーリー。
身分差、男装、盲目攻め、主従関係、じれじれ、いちゃらぶあり。
嘘と忠誠が交差する恋物語を、どうぞお楽しみください。
ヒーローよりヒロインのほうが身長が高いです。
性描写を含む回にはタイトルに※印をつけています(5話以降)。
全話予約投稿済/毎日21:00更新
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 21:00:00
56399文字
会話率:26%
名家・朝霧家の長男として生まれた青年・湊(みなと)は、20歳の誕生日を境に、人生の歯車が音を立てて動き出す。
家の古いしきたりに従い、彼の元に派遣されたのは、分家で育てられた完璧な淑女メイド・エルナ。
彼女は「ご奉仕のために生まれ、忠誠
のために育った」少女。
家事、礼儀、すべてが完璧……だが、それ以上に、彼女は“ご主人様にだけ服従する存在”だった。
最初はただの清楚な同居人だと思っていた湊だったが──
添い寝、髪の手入れ、指先の触れ合い、そして命令を一つ下したとき──
彼女の内側から、隠された本性が顔を出し始める。
彼女の“忠誠”が淫らに傾き始めたとき、
湊もまた“主(あるじ)としての自我”を育てていく。
清楚な顔で快楽に染まるメイド。
支配の快感に戸惑いながらも抗えないご主人様。
秘密の主従生活は、やがて学園、友人、そして家族を巻き込んだ関係へと変化していく──
「ご主人様、私のすべてを、どうぞお好きなように──」
――背徳と忠誠に彩られた、静かで淫らな主従ラブストーリー。
------------------
最高順位
日間総合ランキング8位 / 週間総合ランキング8位
-----------------
31話まで予約済み
------------------
(改)とある話でも、大きく変更していません。誤字など微調整だけです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 20:10:00
56718文字
会話率:32%
健司は溺れる子を救い命を落とした21歳の青年。
その善行が認められ、死の間際に女神メーティスから転生の恩恵として望む能力を授けられる。
彼が選んだのは「好きな女性とセックスできる力」。
現代に転生する直前、健司はその能力をメーティス自身に発
動し、彼女を拒めぬ関係へと引き込む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 20:01:09
10920文字
会話率:22%
高度に発展したAIとロボットが世界を支配する未来。エネルギー問題や食糧不足、社会的不平等といった人類の抱える課題はすべて解決され、人々は働く必要もなく、AIが提供する無限の快楽と娯楽の中で生きていた。だが、その「楽園」とも呼べる世界は、人間
性を失わせる檻でもあった。
この虚無的な世界に疑問を抱いた青年・颯太は、「人間らしさ」を取り戻すため、AIによる支配に反逆する計画を立てる。少数の同志たちと共に反乱を企て、AIネットワークの中枢を破壊しようとするが、AIは人間の本能を利用した巧妙な罠を仕掛けていた。それは、「快楽」という人間の最も弱い部分を突く誘惑だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 12:43:33
32700文字
会話率:34%
仕事で忙しない日々の中、待ちに待った休日のその日、僕は突如として異世界に召喚された。
ファンタジーな服装をした人々が僕を囲み、王様らしき人が聞いた事の無い言語で語りかけてくる。
元の世界に帰りたくて、適当に頷いてしまったのが運の尽き。何がな
んだかわからないまま森に放置され、異世界に来て早々遭難と言う事態に!
右も左もわからない最悪な状況で、さ迷う僕が出逢ったのは…。
注!)主人公受です。攻と会話ができません。嘔吐、虫等不快な表現あり。無邪気な不憫攻×世話焼きほだされ受。固定カプ。受も泣きますが攻の方が泣きます。のんびり不定期更新です。2/17追記:タイトル変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 20:04:29
272021文字
会話率:41%
不遇の少年ハクロは、長命種ヴィダーの窮地に居合わせ、訳も分からぬまま契約することになった。その事故的な、そして一方的だった契約を破棄するため、二人は長命種の住まう北の地『楽園』への旅に出る。 砂色の聖地、地中深くの遺跡、祭りの王都。鼻腔くす
ぐる美食に、襲来する獣。数えきれぬ夜と暁。一つ一つを記憶に刻むごとにハクロは成長し、想いもまた変化していく。
全てを越え、二人が辿り着く先、その関係性の行方は。
「食って、寝て、生きろ。それから、――できたら楽しめ」
※Caution※
アルファポリスとの同時投稿です。
章タイトル頭の※は、R18描写注意
純真攻め✕訳あり年上受け/!!体格が良い方受け!!/平凡✕美形/攻めは本編ではほぼ青年/少しだけ受けの多感な時期に不穏描写/基本中世ファンタジー風世界で旅しながらのわちゃわちゃ/たまにシリアス/約束されしハッピーエンド/テンポ重視構成/賞落ち作品のリメイクなので、確約されし完結/18話、約13万文字予定/完結まで毎日19時半頃投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 19:40:00
15507文字
会話率:48%
ロリコンであることを隠し、真面目に生きている青年・悠真。学童保育のアルバイトが心の癒やしだった彼は、事故に遭って昏睡してしまう。そして悠真が目覚めると、なんと世界ではロリコンが国家資格となっていた! 少女の初体験を指導する『初夜指導員』にな
った悠真は、学童保育で出会った少女たちのお相手をすることになり……!? 処女をいただいたあとは、少女たちのママさんをも指導に巻き込むことに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 19:00:00
143056文字
会話率:29%
貴族の箱入り息子・ベラドラッドは、城に勤める美しい青年・ニィフェに心を奪われる。弟のように可愛がられつつ、彼を恋人にしたいと願うがニィフェの心は動かない。
一方、ベラドラッドを深く愛する従者・ギジェスは、密かに【洗脳魔法】を研究していた。こ
れを使えば、ベラドラッドを自分の恋人にできる。だが魔法で心を操ることには抵抗があり、練習と称してベラドラッドの童貞を奪うに留める。しかしその後、魔法の存在をベラドラッドに知られ、彼に洗脳魔法を教えることになって――?
本当の愛を求めて三人は想いを交錯させていく。『 洗脳の力はあるけれど、本命には本気で愛されたい!』
・着衣セックス多め。
・♡喘ぎ/濁音喘ぎ/淫語あり
★毎週土曜日19:00に更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 19:00:00
78743文字
会話率:60%
壁に囲まれ閉じた街、「ラリマー」。街を統べる教団の巫女には、秘密の夜の時間があった――
犯罪組織「ピツィカート」に所属する青年・オルロは、結婚詐欺を得意とし、女を騙して金を稼いでいた。
オルロの次のターゲットは、とある教団の巫女であ
る少女・ベリル。彼女を落として教団の献金の在り処を暴く為に信者として潜入したオルロは、巫女の夜の「お祈り」で行われている行為を知り驚愕する。
オルロの一撃必殺色仕掛けがベリルには通じない。彼はあの手この手でベリルの心を奪う為に奔走する。
嘘つき青年×無垢な巫女少女のドタバタラブコメディ。
※本作品は作中で行われる行為を肯定するものではありません。
※本作品は別サイトにて連載しているものの成人向け版になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 18:32:19
59219文字
会話率:47%
――すまない! 少し休ませてもらえないか!
今日は、門の前で訪れる男性を待つ日。「婿取りの儀式」
門を開け、招き入れた男性を夫とする。
そんなしきたりに従って、家の裏門で訪れる予定もない相手を待っていたのだけれど。
――すまない。連れの具合
が良くないんだ。
やや強引に、ぐったりした連れの少年を抱えて入ってきた青年。
十のときに母が亡くなり、父が連れてきた義母と異母姉。
実の娘なのに、屋敷の隅に追いやられ、もっぱら縫い物ばかりさせられていた。
その上、幼い頃からの許嫁だった人からも婚約破棄され、彼は異母姉の夫となった。
「こんな男を夫にするのか!」
彼らに出会ったことで、父親から勘当されたリファ。
そんな彼女を助けてくれたのは、今日が婿取りの儀式だと知らず飛び込んできた青年。
――身の振り方が決まるまで。
妻にする気はない。自由にして構わない。
セイランと名乗った青年は、頼る先のないリファに、とりあえずの暮らすところを提供してくれた。
地方から省試を受けるため上京してきたというセイラン。彼の従者で、弟みたいな少年、ハクエイ。
彼らと暮らしながら、少しずつ自立のために縫い物仕事を引き受けたり、彼らのために家事に勤しんだり。
家族に捨てられ、婚約者からも見捨てられ。
悲しみに、絶望しかけていたリファは、彼らと暮らすことで、少しずつその心を癒やしていくけれど。
――自立。
いつかは、彼らと別れて一人で暮らしていかなくては。いつまでも厚情に甘えてばかりいられない。
そう思うのに。
ずっとここで暮らしていたい。ハクエイと、……セイランさんといっしょに。
――彼女の境遇に同情しただけ。助けたのは、ちょっとした義侠心。
自分の運命に、誰かを巻き込みたくない。誰かを愛するなんてことはしない。
そう思うのに。
ずっとここで暮らしていたい。ただの進士として、……彼女といっしょに。
リファとセイラン。
互いに知らず惹かれ合う。相手を知れば知るほど、その想いは深まって――。
門を開けたことで、門をくぐったことで始まる、二人の恋の物語。
※ この作品は、PIXIVさまと、アルファポリスさまにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 17:00:00
98176文字
会話率:32%
――好きになるって、どんなかんじなんだ!?
ベルティア王国、王太子殿下付きの教師だったフィリカ・ノイエンハイム。わずか9歳の王太子、キースハルトの質問に軽く戸惑う。
もうすぐ結婚する身。だけど、そこに恋も愛もなくて。決められたままに結
婚する……はずだった。
いつもと同じように目覚めたフィリカの前に、知らない男性。ギュッと握られた手。愛おしそうにこちらを見る瞳。
――目が覚めていきなりそれか。ご挨拶だね、先生。
思わず悲鳴をあげたフィリカに、男性が笑う。
その姿は、幼い教え子、キースハルト殿下にソックリで……。
――15年、先生は眠り続けていたんだ。眠りの呪いによってね。
そんな。今日は昨日の続きじゃないの!? 突然の時間経過に戸惑うフィリカ。
いきなり青年となって現れたキースハルトは、さらにとんでもないことを口にする。
――先生、いや、フィリカ・ノイエンハイム。きみに、僕の妃となってほしい。と。
※R18展開回のみ、タイトルに♡マークをつけさせていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-28 21:08:54
44114文字
会話率:32%