明治時代鹿鳴館。
ひなは男装の伯爵遥に声をかけられる。彼女はミモザの花の香水をかけるとひなを自分の部屋へと誘う。まるで禁断の扉を開けるかのように。
小説家になろう公式企画出品「ミモザの花のお屋敷」のその後
最終更新:2023-04-01 19:42:24
1050文字
会話率:52%
「猿の間」そこにいる間は、なんでも願いが叶う。
絶世の美女であろうと、世界一の美食であろうと、全てが手に入る。
しかし、それは部屋の外へ持ち出すことはできない。
また、少しでも望みが頭をかすめると、その願いが叶ってしまう。
果たして
、「猿の間」がもたらすのは幸福か? 絶望か?
W・W・ジェイコブズの『猿の手』をオマージュしたホラー作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 20:00:00
2688文字
会話率:0%
時代と共に人の生き方も変わろうとしていた――登場人物13人の語りによる昼ドラ風な大正ファンタジー小説です。
改革的な政治家とそんな夫を支える妻、自由に生きる絵描きと望まぬ結婚を強いられる娘、破滅願望を抱えた文豪と孤独を抱える人妻、流される
まま生きる青年と叶わぬ恋心を抱く少女、本音をひた隠しにする兄と実の兄を愛してしまった妹、多忙な日々に心を殺している歌舞伎役者と己の容姿を忌み嫌う混血の男、仕事にかまけて家庭を省みない夫。それぞれのお話。
※性表現を含む男女混合の恋愛物語です。男女CPに男同士のCPが一組、混じっています。
※田舎の出という設定で俺口調な人妻が登場します。
※今作は大正ファンタジー小説です。明治終盤から大正にかけての日本が舞台ですが細かい描写や現代風な喋り口調なども含め、歴史に忠実ではありません。
この作品は2011年12月24日に完結したものです。現在pixiv、アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 12:46:17
178245文字
会話率:47%
明治四十四年五月、蘭伯爵の妾腹の娘、小桜が十六歳にして華族学院女学部中等科へ八ヶ月もの遅れの末入学した。
蘭家の鬼子には近付いてはいけないよ、人を狂わす呪いが掛けてあるからね。
鬼子と呼ばれる彼女に近づく者は誰も居ない。
彼女に
は誰にも告げられぬ秘密があった。それは腹違いの兄、隆一との秘め事である。
いったい何故、彼女は隆一に執着されるようになったのか。それは彼女の持つ特異な体質と境遇が少なからず関係するのだった。
昼間は学院、夜は隆一に翻弄される生活を送る中、京都華族学院より、伯爵令息の三条 龍哉が編入してきた。周囲に臆する事ない小桜を気にかけるうち、二人は互いに想いを募らせる。
明治時代末期を舞台に繰り広げられるラブファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-20 21:23:33
70333文字
会話率:26%
この物語の主人公は、越後の百姓の倅である。
本当は跡を継いで百姓をするところ、父の後釜に邪険にされ家を出たのであった。
江戸に出て、深川で飛脚をして渡世を送っている。
歳は十九、取り柄はすけべ魂である。女体道から女観音道へ至る物語である。
慶応元年五月、あと何年かしたら明治という激動期である。
その頃は、奇妙な踊りが流行るは、辻斬りがあるはで庶民はてんやわんや。
これは、次に来る、新しい世を感じていたのではないのか。
日本の性文化が、最も乱れ咲きしていたと思われるころの話。
このてる吉は、飛脚であちこち街中をまわって、女を見ては喜んでいる。
生来の女好きではあるが、遊び狂っているうちに、ある思いに至ったのである。
女は観音様なのに、救われていない女衆が多すぎるのではないのか。
遊女たちの流した涙、流せなかった涙、声に出せない叫びを知った。
これは、なんとかならないものか。何か、出来ないかと。
……(オラが、遊女屋をやればええでねえか)
てる吉は、そう思ったのである。
生きるのに、本当に困窮しとる女から来てもらう。
歳、容姿、人となり、借金の過多、子連れなど、なんちゃない。
いつまでも、居てくれていい。みんなが付いているから。
女衆が、安寧に過ごせる場を作ろうと思った。
そこで置屋で知り合った土佐の女衒に弟子入りし、女体道のイロハを教わる。
あてがって来る闇の女らに、研がれまくられるという、ありがた修行を重ねる。
相模の国に女仕入れに行かされ、三人連れ帰り、褒美に小判を頂き元手を得る。
四ツ谷の岡場所の外れに、掘っ立て小屋みたいな置屋を作る。
なんとか四人集めて来て、さあ、これからだという時に……
てる吉は、闇に消えたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 12:40:35
143809文字
会話率:71%
私はクロ。 生まれは知らないが、赤子のころに取っ手のついたカゴに入れられて泣いていたそうだ。泣いてたのは落ちた柿が頭にごつんと当たったから。 母をたずねて三千里、俗物として浮世を渡り歩く白狐。 新宿の片隅、上野のパンダ、吉原の女郎小屋、
日本一の電波塔。 キツネとネコとオオカミとタヌキ親父 なんでもアリな魑魅魍魎どもの奇天烈で平凡で耽美な日々。 平成末期・混沌の大団円。
※自殺などのワードやそれに触れる過去話があるのでご注意折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-07 17:00:00
60301文字
会話率:67%
玉藻屋旅館といえば、那須塩原で明治の御代から続く老舗旅館だ。
日本中で知らぬものはいない伝統の旅館には裏の顔があった。
そこは招き入れた人間の男達を、ザーメンを絞る家畜に変えしまい、人間の精を求める神々や妖怪達に提供する悪しき旅館だったのだ
。
そんなことをつゆ知らず、無垢な少年たちは旅館に吸い込まれていくのだった。
※この作品はPIXIVでも同じタイトルで投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-23 10:00:00
26500文字
会話率:36%
明治時代鹿鳴館。
令嬢達を騒がせる男装の貴公子がいた。
彼女の名前は紫十院蘭。
「僕と踊って頂けますか?」
蘭に誘われたのは真也子。
真也子は蘭から薫る甘い香りに包まれる。
「この香りの秘密教えてあげる。今から僕の家に来ない?」
最終更新:2023-02-15 09:16:43
340文字
会話率:47%
令和の干物女子が、明治時代へタイムスリップして、出征前の軍人と切なくも熱い一夜を過ごした、大人の恋物語です。
最終更新:2023-02-08 05:00:00
4766文字
会話率:27%
大正時代。日露戦争の孤児であった呉島真(くれしままこと)は、華族であり貿易会社を成功させて財をなした榊原家の執事である義父に引き取られる。そこで榊原家跡継ぎの榊原明良(さかきばらあきら)と親しくなり、義父に明良の執事となるように教育されて育
った。
長じてのち。明良と共に東京に出てきた呉島は、明良に押し切られて体の関係を持つようになっていた。明良は大事にしてくれるが、主人と使用人との関係など許されるものではない。ところが、明良は許嫁である公爵家の令嬢との婚約を誰にも相談なく破棄してしまい……。
※毎日更新で1月17日から毎日16時更新予定です。全12話。
※2021年に、ディアプラスBL小説大賞に応募した作品です。三次選考通過。多少語尾などを訂正し、横書き投稿用に空行と各部分の小タイトルを追加しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-28 16:00:00
39202文字
会話率:38%
2023/1/22完結。
時は大正。
華族令嬢・猪股椿は、婚約破棄され見捨てられ、没落寸前まで追い詰められていた。
元婚約者・桜庭忍に娼館に売られる寸前、椿を助けに現れたのは、かつての従者であり大富豪に昇り詰めた男・藤島清一郎だった
。
清一郎のおかげで娼館行きを免れた椿。復讐が目的だと言い張る清一郎が椿に望んだ対価は、彼女自身――。
倒錯する想い。
彼の本当の目的は、ただの復讐か、身体目当てか……それとも――?
※なろうムーン投稿合計100作品目の記念作品のため、作者の趣味全開です。2年前の活動報告で予告していた作品ですが今になりました。
※全12話(+1話)設定はふんわりしていますので、ご了承いただける方のみお読みください。
※読者様によってはメリバだと思うかもしれません。
※参考文献は作品終了後に掲載いたします。
※2023/12/23アルファポリスに転載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-22 22:57:55
26118文字
会話率:35%
和風時代官能小説。
明治時代後期。
まだ夜這いの風習の残る山奥の村の物語。
※TL小説というよりどろっとした官能小説です。
恋愛より官能描写メインです。
SM、寝取られ要素あります。
地雷要素多めです。
うしろの穴は使いません。
恋愛小説を読みたい人向けではないです。
由緒ある神社の神主、
天谷伊万里に嫁いだひなは
愛し愛され幸せな日々を送っていた。
伊万里に「子を授かれない場合、
一族の男で妻を共有する習わしがある」
と打ち明けられる。
祭りの夜、義弟の瞬とひなは、
伊万里に媚薬を盛られ、交わってしまう。
ひなを独占したい瞬はひなを拉致し、
ひなを犯すが、
すぐに奪還しに来た伊万里に捕まる。
伊万里は自分の支配下で
三人で愛し合うこと望む。
行き場のない想いを抱えて、
三人の歪な関係は続くのだった。
登場人物
天谷伊万里(あまたにいまり) 30歳
天谷(あまたに)家の当主で神主。
子供ができにくい一族の男子は
妻を親族で共有するという淫習
があると聞いて以来、
愛する妻を弟に寝取らせるという
甘美な妄想に浸っていたが、
とうとう実行に移してしまう。
媚薬を飲ませた二人に
一線を越えさせて以来、
持ち前の人心掌握術で
二人を翻弄する。
天谷ひな(あまたにひな) 18歳
伊万里の妻。
伊万里だけを愛し、
また愛され幸せな日々を過ごしていた。
夫に媚薬を盛られ、夫の目の前で義弟の瞬と交わってしまう。
罪悪感と背徳感に苦しみつつ、
伊万里の希望で、瞬とも関係を続ける。
最終的に二人に愛される悦びに
目覚めていく。
伊万里に依存し支配されている。
本人も天然悪女。
天谷瞬(あまたにしゅん)
伊万里の弟。
直情型でまっすぐな性格。
ひなは初恋の人。
兄の本性を見抜き、
昔から憎んでいる。
兄の罠にかかり、
媚薬を飲まされ意思に反して
ひなを抱いてしまう。
その後、ひなを兄から守るため
誘拐、監禁する。
ラストは二人から溺愛され、それを幸せと感じてしまうという終わり方です。
今後pixivとcienにも載せる予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-21 08:13:24
33971文字
会話率:48%
「お前がここの女将か?」
詰襟のシャツに燕尾服、安良上家の家令と思われるその男はわずかに顔を上げ、分厚い丸眼鏡の奥からじろりと由里に目を向けた。
「この見合い、壊してもらいたい」
時代は明治後期、料亭の若女将、由里はある男との出会いを
きっかけに平凡な日常が変わり始める。
そして由里の前にまた新たな男が…
「貴女の真の雇い主は誰だ?」
由里は息を呑んだ。一言で今の状況を表すならそれは”恐怖”かもしれない。
震えそうになる唇を一旦噛み締めて答える。
「私はまだ誰のものでもありません」
「ほう」
※時代はざっくり明治後期から大正期をイメージしています。その都度調べながら執筆しておりますが、時代背景など矛盾していることもあるかと思います。ご了承のほどお願い申し上げます。
※54話で完結しました。たくさんの方に読んでいただきとても嬉しく思います。誤字脱字などありましたら遠慮なくご報告ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 12:00:00
110027文字
会話率:56%
青年華族・穂村烈生と書生・神之屋月衛の禁断の恋と怪奇ミステリー。富士ヶ峰高等学校高等科でミステリー研究会を結成する2人の元に、髪が伸びる奇怪な日本人形が持ち込まれる。相談者の村田は生き別れの妹の形見として大事にしていたという。翌日、山奥
の秘村に引き取られた村田の妹から、助けを求める電報が来て…!?
*この作品は「pixiv」にも「翠玉」名で掲載しています。
*この作品は「カクヨム」では修正(H抜き)版を掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-13 02:05:49
13436文字
会話率:45%
花街の水揚げを待たずにとある裕福な家の当主・正親に身請けされた主人公・千鶴は、連れて行かれた屋敷で異人風の風貌をした美しい男に出会う。気狂いで隔離されているというその男は、弟の将来を邪魔する存在として千鶴を煩わしく思い、彼に魅了された彼女に
ある提案をする。一度は拒絶した千鶴だが、男に惹かれる気持ちは止められず、千鶴に異常な執着を抱く正親もまた二人の仲を怪しむようになり……。身請けから始まるインモラルな泥沼三角関係。
※全編にわたって差別用語など。複数プレイはありませんが主人公は夫以外の男性とも関係を持ちます。
文体練習用習作。やまなしおちなしいみなしです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-11 23:42:22
11629文字
会話率:39%
ある文豪の短編の一部を抜粋して、ある特定の単語を置き換えただけで、なんかとんでもないストーリーができたような気がするので載せてみました。
本当は「なろう」の「文芸・ヒューマンドラマ」にアップしようと思ったのですが、削除されそうなので「ミッ
ドナイトノベルズ」にしました。
日本文学を冒涜するつもりも、女性の人権を軽視するつもりも、全くございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-11 15:57:12
1431文字
会話率:0%
時に冷酷で、非情にも思える男の優しさに、深く溺れていく──。明治十七年から分岐した、滅亡に突き進む時代を覆そうと奔走する、剣士たちの生きた架空明治が舞台「一生涯で一度きりの告白は、つらい【旧名:龍隠史(かみかくし)】」の未来設定番外編です。
本編から七~八年後くらいの設定。一人は鬼類となり東京を壊滅させた首魁の孫、武塔 彬桜(むとう あきお)。一人は古から正史の裏で暗躍してきた剣豪一家の次期当主候補の一人、火樹 祐之助(ほむら ゆうのすけ)。いろいろと想いをこじらせた二人が、ようやっと報われていく(?)お話です。風流が感じられるような季節感を詰め込みつつ、大人になった二人が「幼馴染み」「仲間」「友」と言う関係性を越えて、深い関係になっていく話です。初めての方でも読んで頂けるように、簡易な人物紹介あります。(キャラが増えたら都度追加します)●R18を含む話には※を付けております。●pixiv様、カクヨム様、アルファポリス様にも同内容のものを掲載しています。●この作品はフィクションです。実在する人物、団体、地域、事件などとは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-21 20:12:49
118355文字
会話率:19%
明治十七年。あれ以来、人々は刀なしでは息をすることもできなくなった。
世界線を変えた明治十七年。滅亡に突き進む時代を覆そうと奔走する、剣士たちの生きた架空明治が舞台。歴史から排斥されてきた「土蜘蛛」と呼ばれる者たちの因縁、思惑渦巻く中で、
二人の剣士は友となり、妖刀を巡る戦いに巻き込まれていく。一人は鬼類となり東京を壊滅させた首魁の孫、武塔 彬桜(むとう あきお)。一人は古からの流派を継承する俗耳には触れぬ大道場「鳳凰館」首席筆頭、火樹 祐之助(ほむら ゆうのすけ)。──明治十七年。東京を起点として発生する死毒は日本全土を覆い尽くし、外国船の往来どころか、生きることさえ難しい死地と成り果てた。この大災害は、東京と埼玉(さいたま)の境、辺境──柴門(さいもん)に開いた武塔道場の師範、武塔 荒正(むとう あらまさ)が政府へ大妖刀、麁正(あらまさ)の返還義務を怠り、鬼龍と化したことによって引き起こされた。
●物凄くオブラートに包んで要約しますと、超絶美人で御曹子で天才的な剣士なのに、受けにトラウマ植え付けちゃうくらいのドS攻め×幸薄と言うか幸せに手のひら返されどん底まで落ちに落ちまくって国中から敵認定され、飼い殺されることになった無自覚美人受けの話です。●冒頭以降、BLのLに物足りなさを感じるかも…な骨太設定展開です。じわじわと距離を縮めるタイプの話が刺さる方には、刺さって…欲しいです●ライト文芸寄りです。●R18を含むものには※を付けてます。●暴力、流血表現がある場合が御座います。御注意お願い致します。●以前、流行りました某中華BLに沼ったような方々の胸に刺さるといいなぁ、みたいな内容です●pixiv様、カクヨム様、アルファポリス様にて、同名で掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-06 14:24:35
162828文字
会話率:24%
【本編完結済】新春の帝都で、一人の内侍が攫われた。皇女のお忍びに付き添った先で拐かしにあったという。
攫われたのは龍浩の幼馴染みの繭。何よりも大事な少女だ。
繭は見知らぬ馬車により連れ去られ、寝台の上で目が覚めた。そこに現れたのはここにいて
はならない人物だった。
事件を経て想いを確かめ合った幼馴染は恋人同士になり、ついに一線を超える。
ここではないどこかの和洋折衷の異世界で、旧将軍家の公爵令息(20才・無愛想)が初恋の少女(18才・わけあり)を溺愛する話。
幼馴染み、初恋、王道をキーワードに書きました。世界観モデルは明治時代や大正時代ですが、ファンタジーとして楽しんでくだされば幸いです。
★現在番外編(R18)を書きつつ本編を再構成中です。
★この作品は【姫初め2022】参加作品です。(遅刻して申し訳ありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-19 19:00:00
53609文字
会話率:42%
奥座敷で軟禁されて育った帝国伯爵家の令嬢、久世 薫子(くぜ かおるこ)は、若くして伯爵家の下令となった 高藤 蘇芳(たかふじ すおう)の手によって籠の中から解放された。
その自由と引き換えに蘇芳から与えられる代償に脅えながら暮らす日々は、あ
る青年との出会いによって大きく変化を始める。
月下に薫る花の香が、人を愛に狂わせる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 12:00:00
27263文字
会話率:31%
デリヘル嬢をしていた私は、この日も仕事に向かった。
今日の客は半年前から月一で通っているガチ恋客。部屋に入るといつものように結婚を迫られた。
客とは恋愛感情を持てない私は断る。だが、これに逆上した客は私の首に包丁を振り下ろしてきた。
段々真
っ赤になるベッドシーツ、それを見ながら私は意識を失ってしまう。
目を開けるとそこには時代劇のセットのような街並みが広がっている。
手は拘束され、連れて行かれたのは『遊郭』。
売られた先で知ったのは、私は魔力があるが魔法が使えないということ。
そう、遊郭で売買されていたのは『性』では無く、『魔力』だった。
魔力を売ることが命を奪う行為だということを知った。私と同室で生活を共にすることとなった同い年の雪兎と共に『遊郭脱走計画』を企てる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-26 19:00:00
36044文字
会話率:39%