神聖なるエルフの国、アルフィリア。
千年続く鎖国を守る女王リシェルティアは、気高く、誰よりも人間を嫌悪していた。
だがその宮廷にひとり、静かに潜む影があった。
セレイン――女王の信頼を得る側近のひとりでありながら、
実は人間界の闇の勢力に仕
えるスパイだった。
女王を堕とすため、彼女は“甘い毒”を手にし、静かに微笑む。
――これは、絶対に堕ちないはずの女王が、
蠱惑と快楽に呑まれ、壊れていくまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 00:09:55
6267文字
会話率:25%
ふたなりしか存在しない世界の物語。
複数主人公にする予定です。主人公の心が壊れたら、又は飽きたら別の子に変えます。
転生した強気な男の子が、お前は女だと分からされます。
転生した弱気な女の子が、強姦されます。
転生した男の子が、女として
の性を謳歌します。
生まれながらの強者が、より強いものに犯されます。
生まれながらの弱者が、壮絶ないじめを受けます。
私の願望が詰まった世界。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 21:45:14
9260文字
会話率:17%
「…気が狂いそうだ」
これは純愛か、それともーー狂愛か。
色気より食い気の牡牛座・月野紬は
女と寝て仕事を取ると噂のある男ーー
蠍座の御影零司に出会う。
仮面の奥に狂気を隠した彼との関係は、
次第に常識と理性を溶かしていく…
一途な
愛に、狂っていく
心と身体が壊れていく
これは愛しすぎた2人の執着と救済の物語。
少しでも性的描写がある章は♡がついてます!
苦手な方はお気をつけください。
それ以外の方はお楽しみください♡折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 21:27:00
43154文字
会話率:31%
「結婚などしたくなかった!」
祖国が敗戦し、条約の人質として送られた元王女のエレノーラ。騎士最高位にして公爵の王弟キリアンと結婚したものの、部下と話すキリアンの言葉に唖然とした。
しかも、望まない結婚を強いられたからか、奇妙な贈り物が
何度も届く。キリアンの部下から忠告を受け、殺されるのだと察したエレノーラはキリアンに離婚を申し出ようとする。
拗らせすぎて愛情表現を殺害予告と勘違いされている超不器用な王弟と、死にたくないから離婚を迫る元王女とのお話。
すでにヒーローが壊れてます。ラブコメです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 21:20:00
27589文字
会話率:34%
一目惚れしてからというもの、騎士団長アレクシスに熱烈な告白を続ける侯爵令嬢シンシア。
相手にされない毎日だが、18歳となったシンシアにはもう時間がない。
最後の思い出として、
「抱いてください」
とお願いしてみたものの、とてつもなく怒らせ
てしまった……!
その日の帰り道、シンシアは事故に巻き込まれ記憶を失ってしまう。
自身のこともわからないシンシアの前に、婚約者を名乗るひとりの男性。
彼の名はアレクシスだという。
※真面目な騎士団長が狂っていくまでの話。ラブコメです
◇リクエストいただいた【ヒーロー視点】と【続編】を追加しました。たくさんの反応ありがとうございます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 22:10:00
82694文字
会話率:33%
強国カストランサ帝国の皇太子クラウスは20歳になろうというのに婚約者すらおらず周りにせっつかれて辟易していた。
この帝国をともに支え守ってくれる人物ならばどんな女でもいいとさえ思っていたところでとある美しい女性と出会う。
理想の強さを持った
彼女を逃がしたくないとすぐさま求婚したものの、彼女は余命わずかな令嬢で───?
余命僅かな彼女に惹かれたことで壊れゆく皇太子とそんな彼を守りたくてすれ違う純粋無垢な公爵令嬢のお話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 20:37:26
75608文字
会話率:40%
【相手の記憶を消して、掘られ放題!? 淫乱勇者がチンポ欲求で世界を救う、アホエロBLファンタジー!】
※稀にエモあり。
神に選ばれた勇者・ジーク。彼は高“ケツ”――否、高潔な使命と、己の快楽探求を胸に旅を続ける。
「セーブ&ロード」という
勇者特権を悪用する彼は、聖騎士、魔術師、神官、盗賊、その辺のおっさん、さらには魔物にまで掘られて、抜かれて、イかされて。でも、世界を救う鍵は、そのケツの奥にあったのだ――!
羞恥も理性も失って、残るのは――淫らな記憶と、誰よりも深い経験値(From: ちんぽ/To: 尻穴)。そしてロードのたびに、仲間の“なにか”がすり減っている気もする。だが、ジークの脳内はちんぽ100%。気付くわけがない。
それでも彼は進む。いつか、本当に欲しいものに気づくその日まで。
これは、ちんぽで周りを振り回し、ちんぽで世界を救う――そんな破天荒な勇者の物語。
注意事項:
※本作の主人公は倫理観と貞操観念が著しく壊れています。
「セーブ&ロードすればなかったことにできる」を免罪符に、同意のない行為や人間関係の踏み越えを平然と行います。かなり節操なしのクソビッチ(♂)ですので、ご注意ください。
※作中には以下の描写・展開を含みます。苦手な方はご注意ください:
・NTR、非合意を想起させるシーン
・3P、輪姦、モブ姦、異種姦などの複数・特殊プレイ
・♡喘ぎ、濁点喘ぎ、露骨かつ下品な性描写
・メインキャラとモブ女性との性描写
・攻めが掘られる展開(notリバ)
※ 本作は、理性も理屈も吹っ飛ばしたギャグエロです。笑って楽しんでいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 21:01:47
82522文字
会話率:24%
個室の密室。照明とマイク。
一人きりの「観客」。そして、うたう少女。
これは、風俗店の片隅で行われる、十日間限定の“ソロライブ”。
誰にも気づかれず、
誰にも救われず、
声だけが、生きていた。
十回目の拍手が鳴ったとき、
そこに残った
ものは──
「うたうためだけに壊れた、わたし」だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 20:00:00
3713文字
会話率:6%
ひとり暮らしをしている小柄な管理人・二階堂真緒のもとに、ある秋の日、190cm超えの大学新入生・藤澤律が越してくる。
「お姉さんみたいに接すればいい」
――そう思っていたのに、彼の素直で真っ直ぐな距離の詰め方が、じわじわと真緒の心を乱して
いく。
年上として、管理人として、自分はちゃんと「大人」でいなければ。
けれど、夜の静けさ、布団のぬくもり、ふいに触れたその手に、心は簡単に揺れてしまう。
五日間のすれ違い、玄関先の涙、そしてふたりきりの午後。
何気ない日常の中で、少しずつ変わっていく関係と、壊れそうな心の距離。
これは、小さな大家さんと、背の高い下宿人が織りなす、
「まだ恋じゃない、でも確かに惹かれていく」
――そんな、甘くて痛い、距離感ラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 21:16:21
27828文字
会話率:21%
声も出さずに壊れていく女を、あなたは十日間、見届けられますか?
最終更新:2025-06-28 20:00:00
12014文字
会話率:5%
魔物に恋人を殺されて心が壊れたラッドは、女を抱かなければ眠れない身体になってしまった。
眠るためだけに娼館に通うある日、ラッドは出会ってしまう。喪った恋人に瓜二つの娼婦・アトラに。
衝動的にアトラを身請けしたラッドは、「ラッドが欲しい」と迫
るアトラに恋人を重ねて拒絶しながらも毎晩抱き、奔放な彼女に振り回され引き込まれていく。
壊れた男×イカれ女。復讐の旅と性への逃避。ダークファンタジー
・性描写のある回にはタイトルに♡付き。
・負傷、流血描写のある回は、ページ冒頭に注意書き記載。
・全体的に暗めの雰囲気です。ハッピーエンド非保証。
・7/27までは毎日19:30に1ページずつ更新。
7/27以降は、完結まで執筆を終えてから順次投稿予定です。
(現在、全体の約3/4まで執筆済み。結末までの構成は決まっています)
副題・あらすじ調整中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 19:30:00
25978文字
会話率:42%
あと三日で、隕石が落ちてきて世界が終わるらしい。
傷心中の男子高校生・山吹 緑は、SNSで卑猥なイベントの宣伝をしているのを見かけた。
どうせ死ぬなら童貞を捨ててからにしよう。そう思い会場へ向かった緑だったが、直前で日和ってしまって帰ろうと
する。
そこで緑は、自分と同じくイベント会場から逃げる少女――白絹 莉々菜と鉢合わせする。数日前に緑をフった少女だった。
莉々菜は緑に、ある頼み事をする。
「わたしと一緒に、悪いコト……してほしいの」
悪いことがしたいピュア(?)な女の子と流されてそれに付き合う男の子の話です。たぶん純愛。ちょっと壊れた青春もの。全9話。
性描写は過激さよりもリアリティ重視の描写です。
○性描写ありのページはタイトル横に♡あり
○2025/06/02作品タイトルを変更しました。
「終末セッなんとか倶楽部」→「アポカリプティック・ユアハートビート」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 19:30:00
37338文字
会話率:46%
都市の片隅にある公園。
夜の静寂を好み、日々の空虚を埋めるようにそこを訪れるライターの「僕」は、ある晩、一人の謎めいた女と出会う。
名前も過去も明かさない彼女は、どこか壊れたような瞳で、ただ「私を壊して」と言う。
交わす会話はわずか、触れ
た肌のぬくもりは濃密で、ふたりはその夜、一線を越える。
それは偶然か、運命か。
やがて明らかになる、彼女が抱える秘密。
彼女の素性は、主人公が追っていた“未解決の失踪事件”と奇妙に重なっていく――
彼女はなぜ、夜にしか現れないのか。
なぜ、名前を語らないのか。
そして、彼女の「壊して」という言葉の裏にある、深い哀しみとは。
過去と罪、孤独と赦しが交差する中で、
主人公は“真実”と“愛”の狭間で揺れながら、彼女を救おうと決意する。
匿名で始まったふたりの関係は、夜の闇を抜けて、確かな光へ向かっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 18:00:00
6409文字
会話率:26%
女を抱きたい──ただそれだけの男が、
“壊れていない女”に手を出す覚悟を学ぶ物語。
顔は良い、金もある。だが、なぜか最後まで辿り着けない──
そんな大学生・翔が出会ったのは、「カッコウ」と呼ばれるような師匠だった。
壊れていない女──夫
婦仲も良く、倫理を保ち、真面目に生きている人妻。
だが、その“崩れなさ”こそが、最も深く快楽に堕ちる条件だった。
師匠は言う。
「観察して、火をつけて、選ばせる。奪うな。差し出させろ」
欲望と理性、快楽と責任、誠実さと支配が混ざり合う──
カッコウ式・倒錯的恋愛技術の真髄が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 11:50:00
194929文字
会話率:19%
一に身分、二に強さ。それが人間の価値を決める世界で、主人公< グラン >は最低価値しか持たない人間だ。 親に捨てられ、理不尽な扱いをされ続けたグランの生き延びるための特技は、ズバリ《 媚びる事 》! そんなグランはいつしか自分がされてき
た嫌な事を、全部奴隷にやってやろうと目論み、奴隷< サン >を手に入れるが、何だかんだで悪い事ができずに中々それを果たせなかった。 そんな中、ある事がキッカケで1000年後の未来にタイムスリップしたグランだったが、そこはたった一人の< 神王 >と呼ばれる人物が人類を支配している未来だった。────が……? あれ??どういう事??? 【 精神ぶっ壊れヤンデレ王 ✕ 悪い事ができない不憫平凡おっさん 】です。 ヤンデレ要素満載 & 奴隷などの良くない設定や行動などなどダークチックな場面が結構あるので、不快に感じてしまった方がいたらすみません_○/|_ 土下座!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 06:55:27
95484文字
会話率:18%
貴族の令息だった少年は、一転──“男娼”として夜に堕ちた。
学園での初恋、王太子の執着、そして捏造された不敬罪。すべては、王国を蝕む陰謀の幕開けだった。
支配、服従、沈黙の暴力。
微笑みの奥で、少年はすべてを見抜き、笑いながら生きる。
「壊れない」と決めた彼は、愛され、売られ、憎まれながらも、自分を堕とした敵を、一人ずつ静かに潰していく。
たとえ快楽の檻に囚われても──
彼はまだ、世界のどこかに、小さな希望を信じている。
これは、夜を越え、未来へ向かう少年の、復讐と愛の物語。
初投稿作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 20:08:57
302079文字
会話率:25%
鍵屋さんとその地下室に訪れる方たちそしてSMショークラブでの貞操帯、射精管理、SM、ペット化、調教などがテーマの官能小説です!!肉体および精神年齢二十歳未満の方には性教育に間違った観念を植え付ける可能性のある内容となっておりますので閲覧禁止
とさせていただきます。変態マゾの自覚のある女性の方や変態性癖を隠している面目な人、寝取られ願望の夫婦の方、男女貞操帯装着して鍵を管理されたい方、変態、マゾ、人間廃業、性器改造、晒されなどに興味のある人、心身共に壊れたい人等ですべてが相手の潜在的な願望を引き出されて行われる行為で無理やりの行為はございません。性的描写、暴力描写、現実世界の法律等をある程度無視した空想の世界での内容で描いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 06:10:00
1139751文字
会話率:68%
貴族の中でも特に冷酷と噂される青年実業家アルファ・セイラン=ヴェルナール公爵は、ある競売会で、無表情で感情を失った美しいオメガ・リオを買い取る。
「俺の屋敷では、檻の中に入っている必要はない。ただ、俺の傍にいろ」
自分の意思を持たぬリオ
に、セイランは当初「壊れた人形」としか感じなかった。しかしリオが時折見せる痛みに満ちた表情と、ふいに零れる寂しげな声に、次第に胸を締め付けられていく。
リオは、かつてある貴族一家に監禁され、繰り返し“発情”を利用され続けた過去があり、身体にも心にも深い傷がある。誰も信じてはならない、それが彼の生存術だった。
だがセイランの手は冷たいようでいて、どこまでも優しく、強引で、誠実だった。
「お前が欲しい。魂ごと、俺にくれ」
「……俺は、もう壊れてるんだ。直せないよ……」
狂おしい執着と、繊細な救済の先に、二人が見つけるのは――愛か、依存か、永遠の檻か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 23:27:07
2150文字
会話率:30%
新学期になったばかりのある日、天使をキャンパスで見かけた。でも、僕が関わる事なんてないと思っていた。だけど、この天使ちゃんはマンガとアニメとゲームが大好きで、コスプレまでするんだって!
そして、あろうことか僕の告白を受け入れてくれたんだ。僕
と天使ちゃんの関係は秘密にしよう。だって、誰かに知られたら壊れてしまう気がするんだ…
僕が出会った天使ちゃんと『2人だけの秘密の関係』が終わるまでの物語。
エロ描写がほとんどありません、それでも宜しければお付き合いください。
ブログ NTR蒐集で若干早めの公開予定
https://ntr-chocopie.jp/
「あらすじ」を追記しました 6/26折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 22:00:00
28096文字
会話率:73%
賞金稼ぎのルードは、ある姫を攫う依頼を受けた。
名前はエレナシア──言葉を失い、制御不能な力を抱えた王女。
ただの仕事のはずだった。
だが、旅を続けるうちに、触れれば壊れてしまいそうなその存在に、気づけば心を奪われていた。
彼女の力を制
御する方法は、ただ一つ。
“契約”──身も心も、一つになること。
けれどそれは、本当に“救い”なのか?
愛してしまったからこそ、選べなくなる。
彼女を奪ったその手で、触れることすらためらいながら、
ふたりが辿り着くのは、救いか、それとも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 21:36:01
123885文字
会話率:21%
大分県の盆地にあるある高校。夏は暑く、冬は寒いこの町で、7月に突然学校のクーラーがすべて故障してしまう。学校側が撮った苦渋の決断は、「全校生徒全員パンツ一枚で授業を続行する」というものだった――。朝の会から放課後まで、おっぱい揺れまくり、陰
毛透けまくりの学校生活は果たしてどうなってしまうのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 18:00:00
29672文字
会話率:47%
※アルファポリス様とで同時に掲載中です。
「勇者構文を取り上げられた君の中は空っぽだ。未定義で、存在が安定してない、最高の『愛情の家』だ。ーじゃあ、俺が住むよ」
勇者と魔王が殺しあう時代があった。
勇者とは、『清貧』であり『正義』の存在。
だが同時に、「物語に必要な役割」として記号的に存在を強制される構文だった。
ある時、正義の象徴として悪ー人間の首すらも跳ね続けてきたある『処刑勇者』が、天敵の魔族の前にふらりと現れる。
「俺はもう、戦いたくない。いっぱい斬った。『犯罪者の処刑も勇者の仕事』だと。正義としてあるなら、人としても非情でなきゃいけねえんだってよ。…悪いことしたやつにだって、事情はあるはずなのに。でも、俺は自分の正義を貫こうとすると、怒られるし、首をはねなきゃいけない」
「その時初めて魔王のこと考えたんだ。魔王を倒すのが当たり前って言われてたけど、俺がはねたくもない悪人の首はねて、…何も知らないまま魔王を討伐するのって、結局これまでやってきたこととかわらない。俺は魔王のことを何も知らないのに。でも気が付くと、魔王城まで歩き続けてる」
勇者には名がなかった。
「ああ、神様の役目を代行するにはさ、役目そのものにならなきゃいけないから。俺は名前と存在そのものとりあげられて、勇者にされてる。…でも、もう疲れた。魔王に殺してほしいんだ」
魔王は壊れた勇者に、名を与えた。
「ーお前の名前は、ブレイズだ」
魔王の名づけによって、『勇者』は勇者構文から解き放たれ、ブレイズという一個の存在になる。
しかし、彼にはもう、『勇者』以前の存在が残っておらず、魔王に名付けられたブレイズというところからの出発しかなかった。
そんな青年の保護担当医になったのが、エニグマ族の構文外科医グレン。
ある時、ブレイズの中で勇者構文が再び活性化したときーグレンは、その構文を駆逐し、気づく。
「ブレイズの存在定義って、空白だ」
グレンは構文欠損症という、存在の構文そのものが欠けているという病だった。
その病を寛解する方法のひとつが定義が欠けている者の中に『寄生』するというもの。
グレンの中の構文の飢餓が目覚める。
「だったら俺が君という家に住むよ。空っぽの君を、俺が定義してあげる」
寄生されたブレイズは、やがてグレンへの洗脳的・強制的な“恋心”を抱くようになりー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 04:45:33
6321文字
会話率:32%
まるで冬の空気みたいに、
君の指先は、触れた瞬間――痛いほど冷たかった。
明るくてまっすぐなバスケ部の男子・**神谷 陽翔(かみや はると)**は、
誰にも心を開かず、冷たいまなざしを向ける生徒会長・**葉月 奏(はづき かなで)**に
ふとしたきっかけで興味を抱く。
初めは無愛想で近寄りがたいと思っていたはずなのに、
ふと見せる仕草や、ほんのわずかな表情の揺らぎが、なぜか目に焼きついて離れなかった。
「触れたら、壊れてしまいそうで――でも、触れずにはいられなかった」
これは、心の距離が少しずつ近づいていく、静かな恋の物語。
冷たい指先が、ほんの少しずつ、温もりを知っていく――
運動神経抜群で誠実なバスケ男子・神谷陽翔(かみや はると) × 冷静沈着で人を寄せつけない生徒会長・葉月奏(はづき かなで)
じれじれと進んでいく、青春学園同級生BLです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 00:00:00
6721文字
会話率:19%
日本の戦時下で知られざる文豪の兵役から逃れた彼の逃亡劇。そして、彼を愛してしまった娼婦の悲惨かつ美しい残酷美を描いた作品。
彼のやるせなかった知性による苦難と退廃。戦時下における理不尽さに、壊れていく周り。彼の厭世と孤独と狡猾さ、それでも消
えない人類愛。さまざまな苦難のもと彼はそれでも生きようともがく。人間の泥臭さを描いた作品です。かなり難しいですが、ちゃんと読んでいただければ読了感と余韻を確実に感じられると思います。
※かなり哲学的で歴史的な情報も多く難語も多用しているので、大衆ウケするような作品ではなく、太宰治の人間失格のようなニッチな層に刺さる作品です。そして哲学的で専門的な言葉も少しだけ使っていますので、あとがきの方に説明は書かせていただきます。難語は多用しておりますので、そこの方はよろしくお願いします。。( ; ; )ごめんなさい
小言)ちなみに、エロ要素は、かなり後の方まで出てこないので、かなり焦らされます、、w
週5回更新を目指しています。フリーターのため、毎日更新も可能です。
ほぼ毎日更新しますが、投稿数は日によって変わるかもしれません、、汗折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 23:40:14
9892文字
会話率:3%
過去に殺人事件に巻き込まれたが、その際の記憶を失ってしまった大学生片代彰人と、人間が壊れていく様を見るのに愉悦を覚える男、由良千凪。彼らが遭遇するどこか歪な人間たちの話。それぞれの話は独立しており、あまり繋がっていません。
完結、解決はしま
せん。常識、倫理、法律に反する行為、また猟奇的な描写などが含まれます。ご注意ください。このシリーズに関する苦情、感想などはお受けしません。
「Think」というオリジナルサイト上に掲載している話+一年に一度期間限定で書き下ろしていた話を加筆修正しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 21:54:48
27196文字
会話率:39%