十六歳しか違わない母親と継父と暮らす乙丸いちごは、父親を探して異国の地までやってきていた。父親は遠い海の綺麗な場所にいる。一年かけて探せば出会える、と信じていた彼女が出会ったのは醜い人魚のジャスパーだった。
しかもずっと、勤め先のカフェにや
ってくる客で、同性だと信じていたジャスパーは男だったのだ。人魚の性を保つには人間と交わる必要があるらしく、彼は既に心を捧げた人間の娘を探しているという。互いに人探しをしているという共通点と年の近さから二人は仲を深めていった。
けれども、引っ込み思案で大人しい彼とは正反対の太陽の様なマーチアスが現れてから事態は急変する。彼は自分も人魚だと言い、更にはいちごが持っていた真珠の指輪の贈り主だと言うのだ。そして、その指輪は人魚と番になる事を同意した証明でもあると。しかし今度はジャスパーがこの指輪の贈り主は自分だと言い、いちごは二匹の人魚の間で揺れ動くことに。
性描写がある場合は※をつけます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 21:50:18
7308文字
会話率:41%
鈴は身無し子だ。家は貧しく今よりずっと幼いころ山野に捨てられた。姉弟もいたが今はどうなっているのか分からない。鈴は他の姉弟より病気がちだったから一番最初に捨てられたのかもしれない。
そのまま野垂れ死になるかと思ったが、幸か不幸か人売りに拾わ
れた。けれど鈴は病弱で痩せ細っていたから、なかなか買い手がつかなかった。それでも買われた先で鈴は奉公に励んだが、すぐ力尽きるので早々に人売りのもとに戻された。人売りのもとに戻ると折檻されるので、鈴は買われるたびに役に立とうと励むのだが、うまくいくことは無く、買われては戻され買われては戻されるを繰り返してきた。
けれど鈴がもうすぐ十四の歳になるころ、それは来た。がさつ者の神と人間の娘の愛の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 07:00:00
12612文字
会話率:44%
♢純血のヴァンパイアである、エドワード・ベルクールに攫われ、記憶を失くした4人の人間の娘たち。彼女たちは花の名前を名付けられる。そして10年間、エドワードによって囲われ、隔絶された世界で愛でられ、倒錯的な愛を仕込まれながら淫らな幸せを疑うこ
となく暮らしていた。そのなかで唯一、末子のアネモネだけは、その世界を受け入れられなかった―――♢源氏物語の紫の上よろしく、少女を拉致してとりあえず父代わりのようなことをしているヴァンパイアの話。エッチなことが正しいことであるように育てられ、主人公以外の少女やエドワードの倫理観がおかしいです。※少女の授乳シーン、プレイその他諸々あります。※無理な方はブラウザバック推奨折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 14:40:47
5657文字
会話率:41%
『たとえ発情に苦しみ喘ぐ竜を哀れに思い手をさしのべたとしても、発情期の黒竜とつがったら最後、何があろうとその元を去ってはいけない。彼は唯一のつがいへの執着を、どうしても止めることができないから』
遥か東方の國にて。四つ翅商会ではたらく花緒は
、上司のつきそいで高貴なる竜族の祝言に招かれた。このたびの婿は、竜郷を統べる『竜宮殿』。彼は幼い頃から許嫁である人間の娘を一途に愛し、発情期を迎えた頃にようやく心を添わせてくれた彼女とつがい結ばれたにも関わらず、婚姻直前に逃げられたのだという。竜は激情の種族。裏切られた悲しみ、怒りは深くも、未だに唯一のつがいである彼女を諦められずにいた。竜郷をあげての祝言の祭りの見物中、花緒が目にしたのは、望まぬ婚姻を遂げさせるべく屈強な身体を縛り上げられ、屈辱と怒りに震える漆黒の竜宮殿、その名は黒曜。花緒はたしかに人間である。だが長い年月、見目が変わらず、そして過去の記憶がなかった。
◆性描写がある回には※がついています。
◆評価や感想を頂けるととても励みになります。匿名ご希望の方はマシュマロへ。(返信はツイにて)
マシュマロ
【https://marshmallow-qa.com/kitamayuri】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-04 22:14:41
115295文字
会話率:28%
*****
嫁等必要無かった吸血鬼の元に、人間の娘が嫁いで来てしまった?! 勘違いに勘違いが重なり、予測不能・制御不能な彼女に翻弄され四苦八苦。けれど彼女から目が離せない寡黙な吸血鬼は次第に心を開き…?
王子視点、王女視点分けアリ。
※
ご都合主義設定上の吸血鬼です。
派生させたい話があるので、その基盤として書いてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-29 01:29:15
50314文字
会話率:47%
王位継承争いに敗れて森で暮らすプライドだけは高いエルフが、人間の娘をさらって強姦した結果、泣く羽目になる話。
◯全四話完結
最終更新:2022-09-17 19:00:00
25624文字
会話率:43%
平凡な大学生・藍葉は、友人たちと研修旅行の自由行動中、不思議な祠を見つける。その祠を見た直後、体が強い光に包まれ、気が付いた時には異世界に飛ばされてしまっていた。
彼女の落ちた先は、獣人たちの暮らす広大な世界「ベスティア」。古来よりそこで
は、異界から現れし人間の娘を、「太陽の姫」と呼び、繁栄をもたらす存在であると考えていた。
様々な種族の獣人たちと出会って行く日々の中で、藍葉は自分の運命と向き合っていく。なんと、人間の娘は最大20日で生気を失って死んでしまうのだという! それを回避する為には、獣人の王族と○○をしなければダメだとかで!?
シリアス、獣人、流血、総愛され、逆ハー注意。
内容は作者の好みを散りばめただけなので、かなりシリアスになっていく予定です。重い話が苦手な方、地雷持ちの方はご遠慮下さい。自己満足の為の作品です。責任は負えません。
※性的描写は予告なく入ります。作者は小説投稿に慣れておりませんので、いささか表現が直接的かもしれません。読者様の方で重々承知の上、お進みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-21 07:56:18
429902文字
会話率:48%
兎獣人の青年と結婚し早一ヶ月――拍子抜けするほど穏やかな生活で、今のところ不満は全くない。
不満はないが――夜の生活、淡泊過ぎない?
友人、知人、家族から懇々と「兎獣人は夜がヤバい」「死にそうになったら前歯をへし折れ」とまで言われ続け、これ
は相当な覚悟を決めなければならないと気合いを入れたのに……身構えた事態は一切なく。
これはもしや……新婚生活、いきなりの擦れ違いか?!
我慢させているようならば、これは新妻として、どうにかせねば。
幼馴染みだった白兎獣人の青年と人間の娘が送る、新婚生活のとある一コマの物語。
(自サイトでも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-04 12:00:00
32638文字
会話率:37%
――人の里とあやかしの里から、男女を選出し、夫婦とさせよ。
昔にあった古い掟は、時が過ぎた現在、人とあやかしを引き合わせる習わしとして残った。
その出会いを経て結ばれた新米夫婦に、もう間もなく、今年最後の日がやって来る。ゆえに、彼女はやらか
した失敗を取り戻すべく、決意していた。
「本当の夫婦になる――!」
なんだかんだで仲の良い、人間の娘と黒柴のあやかしの夫婦が迎える、一年の最後と最初の日の話。
(自サイトでも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-04 00:00:00
22916文字
会話率:36%
リリーアンは1ヶ月前までは世界一幸せな花嫁になるはずだった。
ところが、結婚式当日現れた麗しい狼人族の男に攫われ豪華な部屋に閉じ込められ、孤独な日々を過ごす。
婚約者の元に行きたい、婚約者に会いたいと思う中狼人族の男がある一言を放ち…。
言葉が通じない人間の娘と狼人の王様。
王と彼女が本当の番になるまで。
***
世界観含めふんわり設定です。
(一部救いがないし、人が死にます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-03 19:00:00
10330文字
会話率:21%
「今日から貴女は、わたしの恋人ね!」
──全ては、この言葉から始まった──
恋愛経験なしの人間の娘ティアは、命の恩人である(オネエ言葉を話す)竜族の青年ディオルトの頼みで恋人になることに。
しかし、見目麗しい銀の竜は、どこへ行っ
てもモテモテで、その恋人には次々と災難が降りかかる。
黒髪黒目の双黒が稀有な世界で、ティアはとても目立つ存在だった。望む望まないに関わらず、慕われ、狙われ、妬まれて、ついには命すら危険にさらされる。
異世界人という自分の立場上、竜の想いを受け入れられずにいたが、ディオルトの素直な気持ちに触れ、次第に心が動かされる。
「心も身体も魔力も、魂さえも共鳴できる存在。竜の長い生涯をかけても見つけられるかどうかわからない、恋い焦がれる存在。出会えば一瞬で恋に堕とされる──それが運命の伴侶《ツガイ》」
剣と魔法の異世界に落ちた乙女は、未だ恋を知らず。初恋を拗らせた(訳あり)ヤンデレ竜もまた、色々と凄かった。
性的描写を含む話には、題名の後ろに※がついておりますので、ご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-12 20:16:40
310588文字
会話率:45%
辺境で暮らす少女が人攫いに遭い、何処とも知らぬ土地へと連れて行かれる――珍しくもない、ありふれた話だ。
けれど少女は、恥辱に塗れた日々を送りながらも、人攫いのもとから逃げ出し、以来故郷を目指し旅を続けている。
同じ境遇だった子竜を掠め取り、
手懐け、便利な自らの足としながら――。
人攫いに遭った人間の娘と、同じく密猟にあった緑竜の、旅路の物語。
(モブからの暴力・性的暴行表現あり。自サイトでも掲載中です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-07 00:00:00
30036文字
会話率:26%
恋人に婚約破棄された安西くるみは、ある時異世界で目を覚ます。
その時、彼女には「精霊の声が聞こえる」という特殊な力が備わっていた―――『半獣』と呼ばれる銀毛のオオカミは、恋した人間の娘を逃がさない。
最終更新:2019-08-26 20:00:00
24813文字
会話率:34%
邪竜の子、ギャレットを匿ったことで村を追われたユーリカ。2人は旅の目的地である竜の国を探すため、大陸を飛び回っていた。
竜と人、種族の違う2人の恋物語。
比較的濃厚な性描写がありますので、ご了承の上お読みください。
アルファポリスにも掲
載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-16 01:34:05
6841文字
会話率:58%
最高神であり美しく逞しい日の神と、平凡で地味な低級神たる草の神の青年の話。
しょっぱなから中盤まで無理矢理ばっかりで可哀想なので、苦手な方は気を付けてください。でも最後は、あんまり意味がわからないけど復讐を遂げますので、ご安心ください!ある
意味ハッピーエンド(ネタバレ)
舞台設定はふんわり古(いにしえ)神とかいってるけど、ふんわり設定なので、寝たり傷ついたり熱出たりします。
俺様みたいなのが、平凡な子に愛ゆえに屈服すると楽しいよね、と思って書きました!よろしくどうぞ
※第一部、ここ
※第二部、『日の神と、逃げる平凡神』完
※第三部、『日の神と草の神 千代に栄えし天津原神話』→完結
_____
他のシリーズ
・『夜の神と、捧げられた生贄の娘』(NL)→弟神と人間の娘の話。絡み無し
・『兄弟神と、伴侶を断る平凡神』この話の後のお話。NLの2人も出てきますが、基本出会うだけ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-09 23:30:14
31185文字
会話率:28%
大女神アルシーヴの元で暮らすようになった人間の少女メルローズ。ある日彼女はアルシーヴから新しい侍女ママリアを紹介される。ママリアと一緒にいるときに小さな女の子が現れ、エールがたいへんだと告げる。アルシーヴに罰せられたエールがどうなったか気に
なったメルローズはママリアの後を追う。そこには見た彼女の姿にメルローズが衝撃を受ける。初出2007年11月27日~2007年12月30日折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-02 20:53:29
17821文字
会話率:44%
人間の美少女メルローズの元へある日、大女神アルシーヴからの使いがやってくる。アルシーヴは母性と美を司りながら女にしか興味を示さない大女神である。愛する妹が大女神の餌食になること止めるべく、双子の兄クセジュは自分がメルローズと偽って雲上の神殿
に向かう。アルシーヴを慕うメルローズの本心を知らぬまま……。
過去に閉鎖した18禁GLサイト「たらちね」で公開していた作品です。過去の遺物。初出 2007年8月16日~2007年11月15日折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-02 17:10:33
31085文字
会話率:41%
元エリートオークが人間界に左遷された。傷ついたオークを慰めた人間の娘、明日香。
オークは明日香を滅茶苦茶に愛するようになったーーーー
最終更新:2019-02-20 18:06:22
5776文字
会話率:35%
悪魔総員順位決定戦、決勝戦の最中に人間に召喚された、アザゼル。
召喚された先で、生贄として提供された娘を契約もなしに、交通費と称して連れて帰ってきた。
捕食対象の人間の娘を愛してしまい、愛してほしいと、切望する悪魔の話。
最終更新:2019-01-01 23:33:24
51865文字
会話率:25%
異世界オークは人間の娘に恋をした。
※エロ控えめ、エロくない……
最終更新:2018-09-03 14:15:44
1314文字
会話率:22%
人間の娘アリアは獣人の国に連れて来られた。
弱肉強食で成り立つ厳しい獣人国。
ひ弱な人間など、生き抜くことは出来るまい。
でもまあ、若くて可愛い娘なら
きっと話は別。
シビアでもなんでもない、甘やかしの話。
最終更新:2016-10-11 06:14:19
12958文字
会話率:28%
この時代、人間界は秩序が乱れ、様々な種族の干渉を受けていたー
ある時、ひょんなことから人間の娘は不死者に好意を抱いてしまうー己の立場とは逆に日に日に強くなる思い。やがて、ゆっくりと彼女の運命の歯車は狂い出していくー
また、2人を巻き込み世界
は大きく変わろうとしていたー果たして。この結末は。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-25 14:32:36
1241文字
会話率:11%