大学生の栗原世那はバイト帰りに交通事故に遭う。目を覚ましたら魔法や魔物のいる異世界で、聖女の使徒たる騎士に拾われ保護される。
魔物の瘴気は闇魔法とされ、黒髪黒瞳が蔑まれる世界なのに、世那を拾った騎士は世那を溺愛してくる。
*印はR18の文
章が含まれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-22 15:41:24
36868文字
会話率:28%
「今日から貴女は、わたしの恋人ね!」
──全ては、この言葉から始まった──
恋愛経験なしの人間の娘ティアは、命の恩人である(オネエ言葉を話す)竜族の青年ディオルトの頼みで恋人になることに。
しかし、見目麗しい銀の竜は、どこへ行っ
てもモテモテで、その恋人には次々と災難が降りかかる。
黒髪黒目の双黒が稀有な世界で、ティアはとても目立つ存在だった。望む望まないに関わらず、慕われ、狙われ、妬まれて、ついには命すら危険にさらされる。
異世界人という自分の立場上、竜の想いを受け入れられずにいたが、ディオルトの素直な気持ちに触れ、次第に心が動かされる。
「心も身体も魔力も、魂さえも共鳴できる存在。竜の長い生涯をかけても見つけられるかどうかわからない、恋い焦がれる存在。出会えば一瞬で恋に堕とされる──それが運命の伴侶《ツガイ》」
剣と魔法の異世界に落ちた乙女は、未だ恋を知らず。初恋を拗らせた(訳あり)ヤンデレ竜もまた、色々と凄かった。
性的描写を含む話には、題名の後ろに※がついておりますので、ご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-12 20:16:40
310588文字
会話率:45%